秦野版【12月5日(金)号】
記念セレモニーに登場した(左から)LUNA SEAのSUGIZOさん、RYUICHIさん、INORANさん、Jさん

秦野駅メロの運用開始 LUNA SEAがサプライズ登場

 小田急線秦野駅の列車接近メロディーが、11月28日から「LUNA SEA(ルナシー)」の楽曲に変更された。前日に行われた記念セレモニーには、「はだのふるさと大使」で病気療養中の真矢さんを除いたメンバー4人が、サプライズゲストとして登場した。

 列車接近メロディーに採用されたのは、上り線の『ROSIER』と下り線の『I for You』。始発から終電まで列車接近時の自動音声として放送されている。

 27日の記念セレモニーには、高橋昌和市長や小田急電鉄秦野駅の栗林範之駅長のほか、来賓が出席。高橋市長は「市制施行70周年記念事業として導入が実現した。この駅メロは、秦野の大きな魅力の一つになると思う」とあいさつした。

 その後、LUNA SEAのメンバー4人がサプライズ登場。SUGIZOさんは「故郷に錦を飾れて心から光栄に思う」と話し、RYUICHIさんも「たくさんの人が利用する駅で僕らの音楽が流れるのは、背中を支えられている思いがする」と喜びを語った。また、INORANさんは「この駅メロが素晴らしい時間になるきっかけになってもらえたら」、Jさんは「絶対夢は叶うということを、この楽曲で刻めたら」と駅メロ導入に対する想いを述べた。

 セレモニーを欠席した真矢さんも、「列車接近メロディーを市民の皆様に愛していただけるよう、ファンの皆にも秦野に行ってみたいと思ってもらえるよう、これからも活動していきます」とコメントを寄せた。

 そのほか、列車接近メロディーのお披露目、メロディー導入の経緯やLUNA SEA5人のサインなどがデザインされた記念プレート案の公開、メンバーの手形の型取りなども実施された。

 記念プレートは今後、秦野駅南口ロータリーと北口のまほろば大橋に設置予定。地元のファン有志による「小田急秦野駅発車メロディーLUNA SEA楽曲化計画実行委員会」が、市民やファンから広く設置費用の協力を募るため、公式SNSで1月中に募集方法などの情報を発信する予定だ。また、秦野市によると、手形も設置に向けて時期や場所を含めて検討中だという。
オペ室で手術を体験する小学生たち

医療体験「オペラボ」初開催 赤十字病院 小学生43人参加

 小学生に医療を身近に感じてもらおうと、秦野赤十字病院が11月29日、親子で医療現場体験「オペラボ」を同院で初開催した。参加した小学生らは手術体験や医療機器に触れるなど、貴重な機会となった。

 医療に関心を持つきっかけづくりを目的に、秦野赤十字病院が企画した体験型イベントのオペラボ。同院ホームページや市内小学校を通じて参加を募り、小学4〜6年生43人とその保護者が医療現場を体験した。

 手術着に身を包んだ子どもたちは、実際に院内で行われる医療を体験。超音波凝固切開装置や腹腔鏡、自動縫合機、内視鏡、医療ロボット(ダヴィンチ)、エコーなどに触れた。

 手術室で鶏肉を使ってメス体験した千葉凜香さんは、「いい経験になった」。将来の夢が医師という村山大翔君は医療ロボットを操作し、「上手くできたと思う。お医者さんを目指したい」と話した。

 イベントでは、同院で働く医師や看護師らが参加者をサポート。小学生の時に将来の職業を決めたという片山雄介医師(44)は、「医療を見て、知ってもらい、子どもたちの将来の選択肢の1つになればうれしい」と振り返った。

 同院では、今後もオペラボを開催していきたい考えだ。
大勢の来場者で賑わい行列ができた会場(秦野市提供)

ジビエマルシェ大盛況 1時間ほどで完売続出

 鶴巻温泉ジビエマルシェが11月22日、弘法の里湯第一駐車場で初めて開催され、大勢の来場者で賑わった。

 2020年から地元商店らが取り組む「ジビエの食べられる街鶴巻温泉」を広く周知するとともに、「弘法の里湯利用者にいかに地域に周遊してもらうか」という地域課題解決の道を模索するため企画されたイベント。地元商店らが用意した猪肉の串カツやフランク、ポルペッティーニ、鹿汁、猪・鹿・ヒグマ肉の串焼きなどが並んだ。

 当日は開始前から大勢の来場者が訪れ、予定より早く販売を開始。多いところでは100人以上の行列ができ、店舗によっては1時間ほどで完売。午後0時30分頃に各店舗のジビエ料理は概ね完売し、中には再仕込みを行う店もあった。

 「こんなに来てもらえるとは思わなかった。弘法の里湯の活用や、鶴巻のジビエの取り組みに今後の可能性が見えた」と、主催した同マルシェ実行委員会の川上拓郎さん。「多くの人が喜んでくれたし次はいつやるのかという声もたくさんいただいたので、今後も継続していく方向で検討したい」と話した。

ZUMBAインストラクターとして市内で活動する 村山 美穂さん 羽根在住 43歳

届けたいのは、元気

 ○…音楽に合わせ体を動かす、コロンビア発祥のエクササイズ「ZUMBA(ズンバ)」。公民館やメタックス体育館はだのなどで、インストラクターとしてレッスンを開く。「古墳deZUMBA」など、市のイベントでも活躍中だ。現在サークルメンバーは秦野市内で90人ほど。「老若男女誰にでもできて、楽しくて、元気が出るエクササイズ。もっと色々な人に知ってもらえたら」

 ○…根っからの体育会系。渋沢小3年時からバレーボールを始め、高校時代は県ベスト4に。体育大学卒業後、アルバイト先だったスイミングスクールにコーチとして勤めた。スクールでアクアビクスを教えるインストラクターを見て、エクササイズに興味を持つように。アクアビクスを経て出会ったのがズンバ。「アクアビクスもズンバもすぐに資格を取りました。思い立ったら一直線なんです」と微笑む。

 ○…現在、小学3年生の娘と4歳の息子を育てる2児の母。娘の出産直前までズンバの指導をしており、「そのせいか娘も音楽が大好き。ズンバも一緒にやっています」。ズンバの他に好きなことは、音楽を聴くことと食べること。「夫婦そろって食べるのが好き。休みの日はSNSで見たお店に行くこともあります」。よく動き、よく食べ、エネルギッシュに日々を謳歌する。

 ○…海外インストラクター来日時は勉強のためレッスンを受けに行くなど、真摯にズンバに向き合う。「そういうときも、母が子どもたちを見てくれて本当に助かってます」。直近の目標は、秦野戸川公園でレッスンを開くことだ。苦しいこと、悲しいことはどんな人にもやってくる。そんな瞬間も、ズンバで元気を与えられたら―。そう語る笑顔は、太陽のようだ。

新年を寄席体験で楽しもう 三遊亭こと馬さん登場 1月17日 東公民館

 東公民館で2026年1月17日(土)、「みんなの秦野寄席」=写真=が開催される。午前11時開演(10時30分開場)、正午終演予定。入場料は大人100円、高校生以下50円。予約制・当日受付払い。先着100人。クアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)主催。

 出演は今年2月に二ツ目に昇進した秦野市出身の落語家・三遊亭こと馬さんと大神楽曲芸師の柳貴家雪之介さん。当日は、【1】寄席入門(寄席で使う道具や豆知識など公演をより楽しむための講座)、【2】高座に上がっての寄席体験(人数限定)、【3】柳貴家雪之介さんの大神楽曲芸、【4】三遊亭こと馬さんによる公演を予定。子どもから大人まで楽しめる内容となっている。問合せ・予約は文化会館事務室【電話】0463・81・1211へ。

市短歌フォーラム 14日 保健福祉センター

 秦野市制施行70周年を記念した「前田夕暮記念秦野市短歌フォーラム」が12月14日(日)、保健福祉センター(緑町16の3)で行われる。時間は午後1時30分〜4時40分まで。主催は秦野市・市教育委員会。秦野中ロータリークラブ協賛。

 郷土が生んだ歌人、前田夕暮を記念したフォーラム。第1部(1時30分〜)は、秦野観光和太鼓による和太鼓演奏。第2部(1時50分〜)は夕暮記念こども短歌大会、夕暮祭短歌大会の表彰式。第3部(4時〜)は、はだのふるさと大使の春風亭一左氏を講師に「短歌と落語」の演題で両者の共通点などについて語る記念講演を実施する。

 定員250人(申込先着)。秦野市立図書館に電話(【電話】0463・81・7012)またはメール(tosyo@city.hadano.kanagawa.jp)、ファクス(0463・83・8370)で申し込む。問い合わせは同館へ。

障害者施設の作品即売会 11日 イオン秦野SC

 障害者施設による自主作品などの展示即売会が12月11日(木)、イオン秦野ショッピングセンターで開催される。午前9時から午後2時。

 今月は、ゆめ散歩(市内事業所自主製品など)、いんくるネット(みかん・にんにく・干し芋・おかし等)、ちっちゃな星の会(ラスク・手芸品等)、秦野ワークセンター(陶芸・手工芸品・レトルトカレー)、弘済学園(花苗・ハーブティー)、くず葉学園(豆腐・しいたけ・手工芸品)の6事業所が出店する。

 問い合わせは、ともしびショップゆめ散歩【電話】0463・73・6031へ。

第21回ハート展 丹沢美術館で

 丹沢美術館(秦野市寿町6の19みどりやビル2階)が12月10日(水)から14日(日)、「第21回ハート展」を開催する。午前11時から午後6時(最終日は3時)まで。入場無料。「この冬あの人にアートを贈ろう」をテーマに19人の作品を展示する。問い合わせは丹沢美術館【電話】0463・83・9550へ。
イベントのチラシ

ミニツリー作りなど体験 13日 横浜油脂の工場で

 横浜油脂工業(株)主催の「キッズワークショップ&ニュースポーツ体験」が12月13日(土)、同社秦野研究工場(堀山下380の7)で行われる。時間は午前9時から正午。参加無料。入退場自由。

 ワークショップでは、ペットボトルを使ったミニクリスマスツリー作成(参加時に小さなペットボトル持参)と、クリスマスツリーの形をしたオーナメントへの絵描き体験を実施。ニュースポーツ体験ではボッチャを楽しめる。参加者にはプレゼントも。「家族や友達と一緒にぜひ遊びにいらしてください」と同社。問い合わせは【電話】045・311・4705へ(土日祝除く午前9時〜午後4時30分)。

市議会 一般質問 8〜10日

 秦野市議会第4回定例月会議が12月15日(月)までの会期で行われている。8日(月)〜10日(水)までは一般質問を実施。質問者は次の通り(敬称略)。【8日】▽午前9時〜/阿蘇佳一、風間正子、小山田良弘▽午後1時〜/大野祐司、古木勝久、大塚毅、中村英仁【9日】▽午前9時〜/八尋伸二、原聡、横溝泰世▽午後1時〜/石川潤、田中めぐみ、桑原昌之【10日】▽午前9時〜/間地薫、中村知也、福森真司▽午後1時〜/吉村慶一、小菅基司、横山むらさき

7日 水無川マラソン周辺が交通規制

 市制施行70周年を記念した「第21回はだの丹沢水無川(みなせ)マラソン大会」が12月7日(日)に開催されるのに伴い、カルチャーパーク周辺で交通規制が実施される。

 全面通行止めの時間は午前8時30分〜正午(場所によっては10時まで)。詳細は大会HP。
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ベルマガ通信(Jリーグ湘南ベルマーレ:戦評) クラブが変わる時が来た、のか? 11月30日J1第37節 ホーム湘南1-0清水

 新潟に大勝した前節から3週間、シーズン終盤の熱狂が冷めてしまうインターバルはどうなのだろうか。すでにJ2降格が決まり、山口智監督の退任も発表されていたので、湘南ベルマーレは伸び伸びとしたプレーで、開幕戦以来のホーム完封勝利。連勝を飾った。監督会見もこれまでになく明るく、饒舌だった。いつもこのくらいのしゃべりをして欲しかったのが本音だが。

 そして、この3週間の間にクラブに激震が走った。選手からクラブの営業に転身した島村毅氏の退社・独立の発表を皮切りに、長年クラブを支えて来た眞壁潔会長と、クラブのレジェンド選手でもあった坂本紘司社長の代表取締役退任が発表されたのだ。

 J1に上がって8年、万年J2からのエレベータークラブと揶揄された湘南ベルマーレが長くJ1に留まった功績もさることながら、近年の停滞への責任を追及する声が上がっていたのは事実。

 サポーターの声を聞くと、J2降格、監督交代もあり、経営陣の交代を支持する声もありながら、来季以降の経営体制に不安を覚える声も多い。

 他クラブを見ると、神戸、町田など、カリスマ社長が採算度外視の力を注いだことでの躍進も目に付く。しかし、ベルマーレの規模、親会社の体力、市民クラブの成り立ちなどを踏まえると、不安を覚えるのもやむを得ない話だ。果たして、親会社がクラブ運営に前のめりになって躍進していくのか。それとも規模を縮小して、売却などの道に進むのか。

 J2降格、すでに報道されている実績ある監督の招へい、これらを機に改めて、ベルマーレの反骨心、地域密着なども含めた、着実な一歩を歩むのかを見つめていきたい。

(ベルマガ編集長 有坂玲)