大ヶ谷戸地区 「カフェ」で居場所づくり 3町会、民生委員らが企画
一人暮らしの高齢者から子育て中の親子ら、誰でも参加できる「カフェおおがやと」が12月5日、大戸こども文化センターで開催された。大ヶ谷戸向町会、大ヶ谷戸東町町内会、大ヶ谷戸小田中町会の3町会と、民生委員が主催し、地域包括支援センターこだなか、大戸こども文化センターの協力で開催。関係者含め50人近くが集まって会話に花を咲かせた。今後、災害時の共助など顔の見える関係づくりにつなげていきたい考えだ。
3町会の役員や、民生委員、地域包括支援センターのスタッフらが受付で出迎える中で開かれた「カフェおおがやと」。地元の原生花園が提供した花が飾られたテーブルに、スタッフらが参加者の好みの飲み物を運んでいくと、菓子を食べながら、それぞれの近況や趣味、年金の話などのさまざまな話題で盛り上がった。途中、バルーンユニットのニルスさん&チャオさんが手品を披露した。参加した70代の男性は「妻を亡くして13年。老人会の紹介で参加した。地域の人たちと一緒に集まれて楽しい」と笑顔を見せ、70代の女性は「5年前に県外から引っ越してきて、近所に知り合いが少ないので、ここで話ができる」と感想を話した。区役所の担当者によると、町内会の老人会などでもこのような会を設けているが、複数の町会、民生員らが連携してこうした機会を設けているのは珍しいという。
構想から5年
同カフェは、民生委員だった吉川カヨ子さん、今も民生員を務める原敏之さんらが3町会と一緒に「地域の人たちが集まれる場所をつくりたい」と、5年程前に話をしたことがきっかけだった。「1人暮らしの高齢者たちが集まって話ができる場所が地域になく、そうした人たちが外に出る機会をつくりたかった」と吉川さん。コロナ禍に見舞われ、一度計画は延期になったが、今春に再度この計画が浮上。地域包括支援センターや区役所も交えて準備を進め、今年10月に1回目を開催した。
1、2回目ともスタッフを入れて約50人が参加。高齢者に加えて、こ文を訪れた乳幼児連れの母親が参加したことも。大ヶ谷戸小田中町会の原増男会長は「毎回これだけの人が来てくれて、認知されつつある。今後検証して、みんなが誘い合って参加し、横のつながりが増えれば」と期待を寄せる。吉川さんは「近所に住んでいて人と話すのが苦手な人でも、この場所に来てお茶を飲むだけでもいい。体操を取り入れるなど何か企画も今後考えていきたい。この3町会は災害時に同じ避難所になる。地域の顔が見える関係をつくっていきたい」と展望を語った。
次回は1月16日(金)午前10時から11時30分で同こども文化センターで。今後は毎月第1金曜日に開催していく。
3町会の役員や、民生委員、地域包括支援センターのスタッフらが受付で出迎える中で開かれた「カフェおおがやと」。地元の原生花園が提供した花が飾られたテーブルに、スタッフらが参加者の好みの飲み物を運んでいくと、菓子を食べながら、それぞれの近況や趣味、年金の話などのさまざまな話題で盛り上がった。途中、バルーンユニットのニルスさん&チャオさんが手品を披露した。参加した70代の男性は「妻を亡くして13年。老人会の紹介で参加した。地域の人たちと一緒に集まれて楽しい」と笑顔を見せ、70代の女性は「5年前に県外から引っ越してきて、近所に知り合いが少ないので、ここで話ができる」と感想を話した。区役所の担当者によると、町内会の老人会などでもこのような会を設けているが、複数の町会、民生員らが連携してこうした機会を設けているのは珍しいという。
構想から5年
同カフェは、民生委員だった吉川カヨ子さん、今も民生員を務める原敏之さんらが3町会と一緒に「地域の人たちが集まれる場所をつくりたい」と、5年程前に話をしたことがきっかけだった。「1人暮らしの高齢者たちが集まって話ができる場所が地域になく、そうした人たちが外に出る機会をつくりたかった」と吉川さん。コロナ禍に見舞われ、一度計画は延期になったが、今春に再度この計画が浮上。地域包括支援センターや区役所も交えて準備を進め、今年10月に1回目を開催した。
1、2回目ともスタッフを入れて約50人が参加。高齢者に加えて、こ文を訪れた乳幼児連れの母親が参加したことも。大ヶ谷戸小田中町会の原増男会長は「毎回これだけの人が来てくれて、認知されつつある。今後検証して、みんなが誘い合って参加し、横のつながりが増えれば」と期待を寄せる。吉川さんは「近所に住んでいて人と話すのが苦手な人でも、この場所に来てお茶を飲むだけでもいい。体操を取り入れるなど何か企画も今後考えていきたい。この3町会は災害時に同じ避難所になる。地域の顔が見える関係をつくっていきたい」と展望を語った。
次回は1月16日(金)午前10時から11時30分で同こども文化センターで。今後は毎月第1金曜日に開催していく。