海老名・座間・綾瀬版【1月16日(金)号】
思いを語る内野市長

【海老名市】内野市長 次年度当初予算は過去最大規模に 年頭会見で抱負語る

 海老名市は1月6日に市長年頭会見を開き、内野優市長が海老名駅周辺のまちづくりなど、次年度の取り組みについて語った。2026年度の当初予算案は過去最大の615億円前後(25年度比3・7%増)となる見通しだ。

 内野市長が「今年のことば」に掲げたのは『躍進』。海老名市が今年11月に市制施行55周年を迎えることや、開発が進む海老名駅周辺の状況などを踏まえ「『躍進』の一年とできるように取り組んでいく」という思いが込められた。

 26年度予算編成の見通しとしては、過去最大だった25年度の593億円を上回る615億円前後となる見通しを示した。市税収入は285億円前後(同4・4%増)、市債は50億円前後(同13・6%増)を見込んでいる。

3月中に商品券

 物価高騰対策としては3月中の利用開始を目指し、国の交付金と財政調整基金を活用した商品券の販売に向けた準備を進めている。

 商品券は3000円の「共通券」(市内全登録店で5000円分利用可)と1500円の「個店限定券」(小規模店で3000円分利用可)の2種類。対象を市内在住者だけでなく在勤者まで広げ、52万冊を発行して地域経済の活性化につなげる考えだ。

市制55周年祝う

 今年11月に迎える市制施行55周年に向けた準備も進められている。八代目尾上菊五郎による歌舞伎公演や大相撲巡業の海老名場所開催などの記念事業も計画している。

多世代が住みやすく

 まちづくり第2ステージとして取り組んでいる開発事業については、市役所周辺の民間開発や厚木駅近くの「中新田丸田地区土地区画整理事業」に言及。若い世代にも購入しやすい手ごろな区画の戸建てにすることで、幅広い世代の転入を促し、まちの活気の継続を目指す。

今年の二文字を掲げる佐藤市長

【座間市】佐藤市長「力強く活動」年頭会見で思い語る

 座間市の佐藤弥斗市長が1月8日、座間市役所で年頭会見を行った。佐藤市長は「今年の干支は丙午(ひのうえうま)で情熱や勢いが高まり、行動力に満ちた年。物事が一気に動き、新しい流れが生まれる」という思いを込め、2026年の抱負として『躍動』という漢字を掲げた。

 披露された『躍動』の二文字は、佐藤市長が今月3日に行った書初めで、30枚から40枚書いた中から選んだという。「困難を乗り越え、力強く活動していきたい」と思いを話した。

5つの柱で取り組む

 予算編成中の26年度の主要な政策の柱は「共に学び、健やかに育つまちづくり」「安全・安心で環境にやさしいまちづくり」「健康に暮らせるまちづくり」「緑あふれる快適なまちづくり」「持続可能な行財政運営」の5つとなる。

 佐藤市長は具体的な事業として3つの事業に触れた。「学校施設の整備」では旭小学校へのエレベーター設置、小・中学校体育館へのエアコン設置工事、校舎や体育館の改修に取り組むとした。

 「消防団施設の整備」については、小松原地区の器具置場兼待機室を建て替える。これにより、市内全ての消防団活動拠点施設の耐震化が完了することになる。

 「がん患者療養支援」では、がん治療に伴う外見の変化に対応するウィッグや胸部補整具の購入費助成や、介護保険制度対象外の若年がん患者への在宅療養費補助を新たに開始する。

 そのほか、「物価高騰対策」では、現金給付ではなく、水道料金の減免に近い形での支援の検討。「ハラスメント対策」では、昨年の前議長辞任の問題を受け、議員も対象としたハラスメント対策や、内部通報制度の外部委託を今年度中に進める方針などが示された。

綾瀬市などでフルートの慰問公演を続ける 長沼 一四さん 綾瀬市早川城山在住 73歳


生涯、訓練の人

 ○…開いてみせた分厚いファイルに、楽譜がぎっしり詰まっていた。8年前から介護施設で演奏を続け、レパートリーは800を超える。会場ごとに手製の歌集を配り、観客に歌ってもらうのがこだわり。「歌うごとに初対面の緊張がほぐれて、笑顔に変わるのが分かる。別れや寂しさを奏でると、ハンカチで目を押さえる人もいてね」

 ○…自宅には海上自衛隊の階級章が飾ってある。哨戒機の搭乗員として約9千時間のフライトで、日本の海を守ってきた。宮城県の農家に生まれ、高校卒業後に船乗りになりたい一心で横須賀の海上自衛隊に入隊。ここでは起床後に50mを1分間で泳ぐ訓練が日課だった。山育ちでなかなか泳げず、赤い帽子をかぶせられた。「不思議ですよね、練習を続けると泳げるようになるんですから」

 ○…父として2人の子を育て、次男は同じ海上自衛官の道を歩む。緊急の任務につきやすい綾瀬市に家を購入し、転居したのが25年前。定年退職後にプロの演奏家の曲に感動し「自分も奏でたい」と思ったのが、フルートとの出合いだった。楽譜の読み方から始め「訓練しかない」と猛練習。ボランティアに登録し、慰問演奏を始めた。昨年は117回演奏したが「とにかく楽しい。待っている人もいますので」と疲れを微塵も出さない。

 ○…4年ほど前に音楽療法士の資格を取り、演奏に生かすようになった。イントロクイズや手品も盛り込み、来場者を飽きさせない。昨年自宅で転倒し、大切な指を複雑骨折したが「そんなこともありましたね」と、かすり傷のよう。500回の節目を前に「よくやったと思う、次は600回」。小さな休符を入れることなく、新しい旋律に向き合っている。

タブレットを使う園児

年少でプログラミング ふたば愛子園で体験会

 海老名市国分北の保育園「ふたば愛子園」で、12月25日に年少・年中園児がタブレットでプログラミングに挑戦した。

 使ったのは子ども向けのプログラミングアプリ「スクラッチジュニア」。動きの指示をパズルのようにつなげると、猫のキャラクターが動く仕組みで、回転の動きと繰り返しの指示で猫が回り出すと、園児からは「またやりたい」といった声が続出した。

 同園では年長園児全員が4年ほど前から、外部の講師を招き「正課」としてプログラミングを体験している。今回は年少・年中の課外教室の体験版として初開催したもの。のめりこむ子どもたちを保護者たちが見守っていた。

分別した後に焚き上げられた

綾瀬市小園子之社 どんど焼きを持続可能に 事前分別で負担軽減

 綾瀬市の小園子之社で1月12日、道祖神講中どんど焼きが開かれた。当日は家族連れを含む多くの近隣住民が集まり、一年間の無病息災を祈りながら焚き上げた。

 小園の小正月の恒例行事として、住民に長らく親しまれるどんど焼きだが近年、担い手となる講中の高齢化により、行事継続のため、改革の必要性に迫られていた。

 そこで、講中世話人の笠間芳之さんが焚き上げ物の分別による減量化を提案。焚き上げ物をお札やしめ縄などに限り、古紙や金物などの資源物を事前に回収することで当日の負担軽減を図った。

 分別が必要な旨を回覧板で周知し、焚き上げ物の回収後には子之社総代が再度分別した。その結果、焚き上げにかかった時間が昨年から45分程度短縮し、片付けなどの負担も軽減された。

 笠間さんは「分別の効果を実感している。どんど焼きを長く続けるため、来年以降はさらに周知を徹底し、さらなる減量に取り組んでいきたい」と振り返った。

年末に行われた演奏

綾瀬市在住長沼さん もうすぐ慰問500回 フルート独学し演奏

 綾瀬市周辺で介護施設などでのフルートの慰問演奏を続ける長沼一四さん(=人物風土記で紹介)がもうすぐ500回目の演奏を迎える。

 長沼さんは元海上自衛官で、長年哨戒機のP3 Cに搭乗していた。定年退職後にフルートの演奏を独学。現在は800曲以上のレパートリーがあり、慰問先ごとに手作りの歌集を作って配布している。楽曲ごとにエピソードも紹介。クリスマスには命日にあたる八代亜紀さんの特集を組んだ。

 介護施設関係者の間で口コミが広まり、昨年は年間100回以上の演奏を手がけている。年末で480回を超え、春までには500回を突破する見込み。

筋肉量を自分の手の指でチェックする「指わっかテスト」

オーラルフレイル 海老名市歯科医師会 検診増へ勉強会

 海老名市歯科医師会(盛田健司会長)が、全国に先駆けて始めた「オーラルフレイル検診」をさらに広めるため、12月20日に関係者向けの研修会を市医療センターで開いた。

 噛む、飲み込むといった機能が弱まることはオーラルフレイルと呼ばれ、介護や死亡リスクが高まる。同会では市と協力し、2019年から検診を開始。検診数は初年から851件(昨年)へと倍以上に増え、現在40の医療機関で実施中だ。

 会場では咀嚼能力をや舌圧測定などの内容を確かめ、対象者への声掛けの大切さを共有した。

 日本大学松戸歯学部の石井良昌教授の講演では全員で特殊なガムを噛み、舌の複雑な動きやどちら側で噛んでいるかを意識。噛む力が減ると栄養が偏り筋肉が減るケースなどを解説、口腔ケアの一環で高齢者の舌の奥に固まった痰を取る映像などを見せ、来場者が前のめりで見入っていた。

読者プレゼント 林家たい平独演会 オーエンス文化会館

 笑点メンバーでおなじみの林家たい平さんの独演会が1月25日(日)、綾瀬市オーエンス文化会館で開催される。午後1時開場、1時30分開演。チケットは3800円。

 この独演会のチケットをタウンニュース読者5組10人にプレゼント。

 希望者は、〒住所、氏名、電話番号、「たい平独演会希望」と明記し、〒110―0016 東京都台東区台東2の25の6の7階 エイフル企画(株)へ郵送を。1月20日(火)締切(必着)。なお、当選発表はチケット発送をもって代える。詳しくは同社【電話】03・6240・1052へ。

昆虫ホテルで越冬を 海老名・杉久保小

 海老名市立杉久保小学校に「昆虫ホテル」が登場した。特別支援学級による学習の一環で、自然豊かな敷地にある木の枝や落ち葉などを活用したもの。インセクトホテルとも呼ばれ、昆虫が巣を作り休息するための人工的な生息地づくりとして、欧州ではガーデニングの一環で作られることも。地域コーディネーターを通じ市内の(有)榎田工務店が木枠の制作などを手伝った。同校は「虫たちが越冬したり、季節が変われば増えるのでは。楽しく学んでほしい」と様子を見守っている。

座間市で1月23日、一斉防災行動訓練 命を守るシェイクアウトを実施

 座間市は直下型地震の発生を想定して1月23日(金)、「シェイクアウト座間市いっせい防災行動訓練」を実施する。

 当日は、午前11時になると、市内全域の防災無線が1分間、一斉に作動。低くかがみ、頭を守り、動かない「シェイクアウト」の基本行動をその場でするように促す。

 同市危機管理課の中島貴臣主幹は「いざという時に身を守るため、ぜひ訓練にご協力下さい」と参加を呼び掛けている。

 (問)同市危機管理課【電話】046・259・9620

多くの家族連れが訪れた

海老名警察署 クイズ通じて適正通報を啓発 110番の日に合わせ

 海老名警察署(熊崎豊署長)は「110番の日」にちなみ1月10日、海老名駅東口ペデストリアンデッキで街頭キャンペーンを実施した。

 当日は、海老名署員や県警OBなどで組織される警親会会員に加え、見回りなどで同署と協力する同市自治会連絡協議会の役員も参加。反射板などの安全啓発グッズ、110番の適正利用や特殊詐欺対策について書かれた啓発チラシ、自治会の案内書などを配布した。

 今回は、「若い内から警察を身近に感じてもらおう」と、子ども向けのクイズも実施。海老名市の「えび〜にゃ」や同署の「エベリーくん」といったキャラクターも登場し、多くの家族連れが足を止め、触れ合った。

 同協議会の吉澤博昭会長は「防犯は住民の方の関心の高い分野。安心安全な地域づくりのため、今後も海老名署と協力していきたい」と話した。

 同署の藤井貴介地域課長は「事件や事故の際には躊躇せず110番を。通報すべきか迷った際には、『#9110』や海老名署の代表電話にご相談下さい」と110番の適正利用を呼びかけた。

<PR>
自治会・町内会などの記念品選びに『地域防災カタログ』を進呈します
自治会・町内会などの記念品選びに『地域防災カタログ』を進呈します
【株式会社 タウンニュース社】
神奈川県全域・東京多摩の地域情報紙を発行しているタウンニュース社では、いつ起こるか分からない災害に備える地域を支援するために、自治会町内会の備蓄や、会員への啓発... (続きを読む)

綾瀬写真協会展が市役所で1月22日から開催 渾身の作品90点が並ぶ

 綾瀬写真協会(伊藤和徳会長)は1月22日(木)から28日(水)、綾瀬市役所7階市民展示ホールで「第13回綾瀬写真協会写真展」を開く。午前9時から午後4時30分(初日は午後1時から、最終日は3時まで)。

 会場では、31人の会員が日頃の活動の成果を披露する。風景や草花の写真、人物のスナップなど、思い思いの作品が約90点並ぶ。全紙に出力した大判の作品もある。

 同会が初心者に向けて開いている講座「一般市民撮影会」で撮られた写真も並べられる。

 同会事務局の古山豊さんは「写真は撮り手の個性が出て面白い。各会員、渾身の作品を出すので、ぜひご来場ください」と話している。

 (問)古山さん【携帯電話】090・2620・3446

座間で1月31日、国際交流フェスティバル 世界の音楽や踊りを楽しむ

 「座間市国際交流フェスティバル2026」が1月31日(土)、サニープレイス座間(市役所隣)の3階多目的室で開かれる午後1時から3時(0時30分受付開始)。参加費無料。

 当日は、沖縄の島唄やヨーロッパの民謡、ブラジルのサンバといった各地の音楽、アゼルバイジャン、ジャワ島、スマトラ島などの世界中の踊りを楽しむことができる。フィナーレには、来場者参加型のダンスで会場を盛り上げる。

 座間市内の学生からなる「国際親善大使」による、同市友好都市の米国テネシー州スマーナ市との交流事業の報告会や、行政書士による日本人と外国人の双方が対象の相談コーナーなどもある。

 (問)座間市国際交流協会【電話】046・251・9000