保土ケ谷区版【3月5日(木)号】
優勝を勝ち取ったメンバー(提供)

【横浜市保土ケ谷区】初音が丘小キッズクラブドッジボール部 市大会で3度目の優勝 昨年の雪辱果たす

 第15回横浜市放課後事業合同ドッジボール大会が2月22日に横浜武道館で行われ、初音が丘小キッズクラブ(高学年)が3度目の優勝を飾った。同大会で3度の優勝は初の快挙となる。

 初音が丘キッズクラブは、初音が丘小学校放課後キッズクラブ(NPO法人みんな集まれはまっ子クラブ運営/加藤典男理事長)で活動するドッジボール部(村上晶子監督)で、14年前に結成された。

 同クラブは昨年の同大会の決勝戦で惜敗し準優勝に終わった。その悔しさを知る現在の6年生8人(唐島謡さん、増山靖仁さん、眞壁竜ノ介さん、臼井琉人さん、彌榮(みえ)寿花さん、甲木蒼祐さん、吉田弦寿さん、輿石帆孝さん)を中心に、5年生6人、4年生1人で大会に臨んだ。

 大会で予選リーグを順調に勝ち進み決勝トーナメントに進出。準々決勝の対「浜小」戦では7-4で勝利。準決勝では昨年優勝の「緑園学園」に対して前半でリードを許すも、後半逆転に成功して7-0と勝利を収めて決勝戦に進んだ。決勝の相手は「山王台小」。自チームの内野が1人もアウトになることなく相手チームの内野陣を全滅させる完全試合で勝利し、優勝に華を添えた。

 部長の唐島さんは「6年生以外の5年生と4年生もみんな声を出してチームの団結力が高まって優勝できた」と話した。村上監督は「日々の練習とチーム力に加えて、子ども同士のリスペクトの精神が強さの秘訣だと感じている。6年生を中心によく頑張った」と子どもたちを讃えた。

作品を手にする室谷さん

【横浜市保土ケ谷区】境木中・室谷さんが全国教育美術展で特選、岩井原中・藤乃さんは2年連続入選

 公募展「第85回全国教育美術展」の入選者がこのほど発表され、権太坂在住の室谷侑眞さん(境木中学校3年)が特選に選ばれた。また、保土ケ谷区内からは藤乃莉子さん(岩井原中3年)が2年連続の入選を果たした。

 同美術展は1922年(大正11年)から続く国内で最も伝統のある子ども絵画の公募展。主催する公益財団法人教育美術振興会によると、今年は全国2133校から9万207点の作品が寄せられたという。

個性的な自画像で

 室谷さんは自画像作品『「欲」と「求」と「好」』で地区選考でも特選を獲得していた。小学3年生の頃からアニメの模写にはまり、6年生の頃から自身で考えたキャラクターを描き始めたという。一般的は自画像に留まらず、背景に自作のキャラクターなどを描いた個性的な作品で特選に選ばれた。

 地区と全国での特選受賞について「自分の作品が選ばれたと聞いた時はびっくりした」と話し、「今の目標は将来イラストレーターになること」と語った。また、境木中学校は地区学校賞を受賞している。

躍動感伝えたい

 藤乃さんは、『知れてよかった世界』で入選を果たした。一度見て迫力に魅了されたという阿波踊りを題材にした作品で、中央の人物の躍動感と全体のバランスにこだわったという。なお、藤乃さんの全国入選は2年連続となる。

 県内の特選作品を展示する「ぼくの絵わたしの絵展」は5月26日(火)から6月1日(月)の期間、NHK横浜放送局で開催される。

みなとみらいで3月22日まで初の個展を開催中の葉っぱ刺繍アーティスト ゆきえ@葉っぱ刺繍絵さん(本名:橋本幸恵) 保土ケ谷区在住 67歳


葉っぱ刺繍で彩る人生

 ○…色とりどりの「葉っぱ刺繍」をこれまでに350点以上、SNSに投稿。独学ではじめ、恐る恐る葉に針を通して完成させた処女作から早4年半。作品を直に見たいというファンの声に押され、初の個展を開催する。「うれしさ半分、不安が半分。みなさんに来ていただけるかドキドキしています」

 ○…東京生まれ。専業主婦として過ごす中、心の不調を抱え、引きこもりがちだった時期も。そんな母を心配し「何か作ってみたら」と紙粘土を手渡してくれたのが、息子であり、葉っぱ切り絵アーティストとして活躍するリトさんだった。「最初は気が乗らなかったけれど無心で作っているうちに段々と面白くなってきて」。色鉛筆画やトイレットペーパーの芯の影絵などの作品を次々と作り、60歳で初めてSNSに投稿。「いいね」の数と共に気持ちが上がり、外に出られるようになったという。

 ○…手芸は昔から得意だったが刺繍を始めたのは最近のこと。「布刺繍はレベルの高い人が多くて」。息子と同じ葉っぱの世界を選んだ。「親の七光りならぬ子の七光りです」と明るく笑い飛ばす一方、プロとして妥協を許さない息子からの厳しいダメ出しに素直に耳を傾ける。「数ミリ違うだけで作品の印象が全く変わる。学ぶことが多いですね」。時間を忘れて没頭できる集中力は、親子共通の持ち味だ。

 ○…横浜で好きな場所は個展会場があるみなとみらい。1日1万5千歩を目標に、海沿いまで歩いてリフレッシュする。今後は主婦の視点で、日常を切り取ったオリジナル作品を増やしていきたいと語る。「新しいことをするのに年齢は関係ない。これからも技術を磨いていけたら」。アーティストとして、今まさに花開こうとしている。

表彰対象者らが集まった

自治会町内会長を表彰 29人に感謝状贈呈

 長年、保土ケ谷区の自治会町内会の会長を務めた人を市や区が表彰する式典が2月25日にモンテファーレで行われた。

 受賞者は次の通り。敬称略。カッコ内は自治会町内会名。【市長表彰】▽地区連合町内会長在職30年=鈴木方規(川島原地区連合会)▽同在職20年=金子久夫(上新地区連合自治会)▽同在職10年=左近徹(保土ケ谷中地区連合自治会)、堀功生(保土ケ谷東部地区連合自治会)、石川源七(常盤台地区連合町内会)、田中有光(川島東部連合町内会)、松野正敬(上菅田地区連合自治会)▽自治会町内会長在職20年=中西義宣(峰岡町一丁目町内会)、加藤啓一(西谷第六町会)▽同在職15年=眞嶋敏晴(岡沢町自治会)、宇佐美勝彦(和田西部町内会)、田宮照夫(常盤台中部自治会)▽同在職10年=内藤好夫(保土ケ谷町自治会)、西徹男(帷子町1丁目町内会)、長山昌利(法泉自治会)、小石川悦子(岩井町原第一町内会)、藤田義治(西久保町南部町内会)、野崎玲子(コンフォール仏向町自治会)、今成恒彦(川島第二南町内会)、佐久間信義(法泉境木自治会)【区長感謝】▽自治会町内会長在職5年=新野俊一(保土ケ谷ファミールハイツ自治会)、東宣子(今井町自治会)、小林君枝(新桜ケ丘ハイツ自治会)、矢島正宏(岩間町自治会)、吉川紀子(天王町ハイタウン自治会)、山内昇(岡沢町南自治会)、堀田和生(釜台町自治会)、植村優(北原自治会)、高木徹(岩井町原第三町内会)

優秀賞を受賞した子どもたちと関係者(提供)

【横浜市保土ケ谷区】「脱炭素」の壁新聞で全国へ イオンチアーズクラブ

 イオンスタイル天王町を拠点に活動するチアーズクラブが2月23日、東京都内で行われた「イオンチアーズ壁新聞審査会 南関東カンパニー大会」に出場し、優秀賞を受賞した。

 イオンチアーズクラブは、小学1年生から中学3年生を対象に全国のイオンを拠点に環境や社会について学ぶ体験学習クラブ。

24店舗の「宣言」集め

 これまでの活動を通して得た気づきや学びなどを壁新聞にまとめて発表する壁新聞審査会。イオンスタイル天王町のチアーズクラブは昨年12月、今年の学習テーマである「気候変動(異常気象)」について横浜市の中小企業振興課から脱炭素に関するレクチャーを受けた後、自分たちにできることは何かを考え、近隣商店街の店舗を直接訪問することに決定。子どもたちは近隣のアクティ天王町商店会や天王町商店街協同組合の各店舗を巡り、「脱炭素取組宣言」を依頼。その熱意に応え、24店舗が宣言を行った。子どもたちは成果を「脱炭素宣言について」と題した壁新聞にまとめ、今回の審査会に挑み、2月11日の東神奈川大会で優勝。南関東大会へ進んでいた。

 南関東大会への出場は3年連続3回目。過去2回は悔しい思いをしたが、千葉・東京・神奈川・山梨の各地区大会を勝ち抜いた精鋭15クラブが集結した同大会で「日の出店」に続く優秀賞5クラブの中に選出。8月に沖縄県で開催される全国大会「イオン チアーズクラブ サマーキャンプ」への参加を決めた。南関東大会に出場した伊藤蓮さん(帷子小4年)、石川文菜さん(同)、和田葵さん(富士見台小3年)、田中結さん(岩崎小3年)は、「元気に発表して楽しく伝えるようにした。来年は最優秀賞を取りたい」と話した。

前回の表彰式

地域福祉を考える 保土ケ谷公会堂で7日

 福祉への理解を深めるイベント「ほっとなまちづくりフォーラム第42回保土ケ谷区社会福祉大会」が3月7日(土)、保土ケ谷公会堂で行われる。

 同イベントは誰もが安心して暮らせるように、身近な地域をより良くしていくための計画「第5期保土ケ谷ほっとなまちづくり」の推進などを目的に開催されるもの。

 当日は地域福祉に貢献した人に感謝の気持ちを伝える「社会福祉功績者表彰式典」や、各地区の特徴的な取組などを共有する「地区活動発表」が行われる。関東学院大学社会学部の小沼春日教授をコメンテーターに迎え入れる。ロビーでは、福祉バザーを実施する。

 午後1時30分(1時開場)から4時まで。入場無料。申込不要。問い合わせは保土ケ谷区社会福祉協議会【電話】045・341・9876へ。

委嘱状交付式の様子

横浜FC 市川選手が一日区長に 庁内放送に挑戦

 サッカーJ2の横浜FCの市川暉記(あきのり)選手が2月26日、保土ケ谷区の「一日区長」に就任した。保土ケ谷区と横浜FCは、同クラブへの区民の愛着を一層育み区の魅力をさらに高めるための基本協定を締結している。

 イオン天王町ショッピングセンター前で行われた委嘱状交付式にはファンやサポーターも駆けつけ様子を見守った。委嘱状が神部浩区長から市川選手に授与されると、会場は大きな声援と拍手に包まれた。

 また、近隣幼稚園の園児らからの「どうしたら大きくなれますか」などの質問に対して、市川選手は「たくさん食べてたくさん寝ること」とアドバイスした。

 その後区役所へ移動した市川選手は、庁内放送に挑戦。「横浜FCは西谷にあるクラブハウスを拠点に日々練習しています」とあいさつし、ホームゲームへの来場を促したほか、区内の商店街で開催されているクイズラリーを紹介した。

 一日区長を務めた市川選手は「区役所で働いている方の姿を見て、色々な方のおかげでサッカーができているんだと感じた。サッカーで恩返しができるように自分ができることを精一杯やっていきたい」と述べた。

昨年の様子

星川・天王町の魅力発見 14日、川辺公園で催し

 星川・天王町地域の魅力を発信するイベント「HOSHITEN FAIR」が3月14日(土)、川辺公園=川辺町4の4=の親水広場周辺などで開催される。保土ケ谷区役所、株式会社相鉄ビルマネジメントの主催。

 同イベントには近隣の商店街やキッチンカーのほか、地域で活動する移動図書館が出店。工作などのワークショップやeスポーツが体験できるほか、大人も子どもも楽しめるライブステージが行われる。

 午前11時から午後3時まで。入場無料。問い合わせは保土ケ谷区区政推進課【電話】045・334・6227へ。

生徒に質問を投げながら講義を進める島田会長

「正しい選択」を促す 少年補導員連絡会 宮田中でサイバー教室

 保土ケ谷少年補導員連絡会(島田学会長)は2月26日、市立宮田中学校の3年生を対象とした「サイバー教室」を同校で初めて開催した。

 同連絡会は、「地域の少年は、地域で育てる」を合言葉に月2回の定例パトロールなどを実施。少年の非行防止と健全育成を促進する活動を進める。子どもたちがSNSの危険性や安全なインターネット利用について学ぶ「サイバー教室」も取組の一環。

 島田会長は同教室で、文章の誤解から生まれたSNS上の対話トラブルや、ライブ配信に寄せられた否定的なコメントに反応したことをきっかけに自宅を特定された事例を動画で紹介。オンラインゲームの課金トラブルのほか、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)による犯罪手口などにも気を付けるように呼び掛けた。

 同校の澤上朋弘教諭は「SNSの危険性などを理解していても、正しい選択ができなければ意味がない。高校進学を機に交友関係が広がるので、生徒にはサイバー教室で学んだことを活かしてほしい」と感想を話した。

約9kgのごみを拾った地元住民ら

アワーズ定例清掃に幕 10年の活動、継続を模索

 ほどがや市民活動センター「アワーズ」(北川有紀センター長)の周辺のごみ拾いを行う行事「定例おそうじ」が2月28日に最終回を迎えた。

 定例おそうじは、アワーズを拠点に活動する小学生と大学生の合同チーム「ほどがやサンタプロジェクト」が企画。約10年前から毎月2回の頻度で実施してきた。しかし、アワーズが現在の保土ケ谷公会堂の近くから、4月に保土ケ谷区役所別館への移転が決定。指定管理者の変更などにより、やむを得ず活動を終えることにした。

 28日の活動には同チームのメンバーや地元住民など20人以上が参加。2手に分かれ、ペットボトルや空き缶など9・1kgのごみを拾った。北川センター長は「皆さんから『ごみの分別を意識するようになった』などの声を聞き、活動の成果が表れていた。活動をけん引してくださった方々に感謝したい」と締めくくった。同チームや地元住民は今後、別の形で地域清掃を継続する方法を模索している。

協定書を手にする山内会長(右)とキッチンカーに貼付するマグネットを持つ神部区長

保土ケ谷区 災害時の食支援体制強化 ほどがやキャラバンと協定

 保土ケ谷区(神部浩区長)は2月26日、区内のキッチンカー事業者で構成される団体「ほどがやキャラバン」(キッチンカー商店会/山内誠会長)と、災害時における炊き出しの実施に関する協定を締結した。

 同協定は、横浜市地震防災戦略に基づき、大規模災害時に避難所などへキッチンカーを派遣することで、被災者に温かい食事を提供する体制を整えることが目的。また、自治会町内会との横断的な連携を強化し、地域全体で支え合う体制づくりを推進する効果も期待されている。

機動力で「食」支援

 今回協定を結んだ「ほどがやキャラバン」は、区内で実施されるイベントなどで活躍するキッチンカーオーナーたちの有志グループ。これまでも地域イベントを通じて住民との親睦を深めてきたが、今後はその「機動力」と「調理設備」を災害時にも活用することとなる。協定の内容には、区の要請に基づく避難所などでの炊き出しや、食材の提供支援などが盛り込まれている。避難生活が長期化する際、キッチンカーが持つ調理設備を活用して地域防災拠点にある備蓄食料を調味料やスパイスでアレンジして調理した食材を避難者へ提供する。栄養バランスの取れた温かい食事は、被災者の心身ケアに大きな役割を果たすと期待されている。

 協定締結式にはほどがやキャラバンの山内会長と会計監査を担当する綿貫展久氏が区役所を訪れ、協定書への押印を行った。

 山内会長は「ほどがやキャラバンは商店会という形を取っている。防災という観点では今までの商店街と違って流動的で拠点を持たないという特性を上手く活用して流動的に区との情報のやり取りなどができる唯一の商店会だと思っている。災害時に機能的に動けるように活用してもらえたらと思う」と述べた。

 また、神部区長は「地域の特性を知る事業者との連携は非常に心強い。平時から活動しているからこそ、緊急時にも迅速な対応が可能になる」とコメント。区は今後も官民連携による「災害に強いまちづくり」を加速させる方針だ。

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授業を行う齋選手

ハンド齋選手が特別授業 聴覚障害の理解深める

 横浜市立上菅田笹の丘小学校で2月24日、同校の6年生を対象とした授業が行われ、昨年11月に行われたデフリンピックにハンドボール日本代表として出場した齋亮人選手を講師に招いた。

 「デフリンピックについて〜聴覚障害とハンドボール〜」と題した授業では、齋選手は普段両耳に補聴器を付けていることに触れ、周囲の音や話し声が聞こえにくいか聞こえない状態のことを聴覚障害であると児童に伝えた。ハンドボールの競技中は手話で思いを伝えていると紹介した。その後はジェスチャーゲームを実施し、児童は出されたテーマをジャスチャーのみで伝えることの難しさを体験した。

 齋選手は「聴覚障害がある人と話す時は大きい声ではっきりと話すことを心掛けて、伝えようとする気持ちを大事にしてほしい」と語った。

50周年式年とおさらい会 区民謡舞踊愛好会

 「令和九年保土ケ谷区制百周年に向けて保土ケ谷区民謡舞踊愛好会五十周年記念おさらい会」が3月8日(日)、保土ケ谷公会堂で開催される。保土ケ谷区民謡舞踊愛好会(吉野都茂恵会長)の主催、保土ケ谷区後援。

 正午開演(午前11時開場)。入場無料。

 当日は、1部で式典が行われ、2部では唄や踊りなど40演目の披露が予定されている。また、キングレコード専属の千葉一夫氏による「千葉一夫ゴールデンショー」(1部・2部)のほか、「支部の彩り」などが予定されている。なお、先着150人に粗品を進呈。

 吉野会長は「大久保英太郎初代会長の重責を引き継ぎ50周年を迎えることができた。これも一重に行政の温かいご指導や各支部の先生方のご協力のお陰。これからも会員の『和』を大切に邁進していきたい」と話し、来場を呼びかけている。

講演会の様子

オーラルケアと防災学ぶ 公会堂で講演会

 令和7年度保土ケ谷区防災講演会「もしもに備える!オーラルケアと防災」が2月28日、保土ケ谷公会堂で開催された。保土ケ谷消防署(森屋司署長)、保土ケ谷区役所総務課(保土ケ谷区災害対策連絡協議会)主催。

 冒頭であいさつに立った同会会長を務める神部浩保土ケ谷区長は「一昨年の能登半島地震では大きな被害が発生して多くの方が厳しい避難生活を送った。こうした災害がいつ保土ケ谷区で発生してもおかしくないと感じている。横浜市では能登半島地震の発生を受け地震防災戦略の見直しを行い、地域防災拠点の充実に努めている。いざ発災した時に、普段と異なる生活環境の中で健康に避難生活を送るための備えは大変重要となる」と来場者へ語りかけた。

 講演会では危機管理教育研究所代表の国崎信江氏が「被災地支援の経験から学ぶ防災」と題し講話。国崎氏は「自助力を高めて共助で生き抜くことが今後一層求められる。防災の一丁目一番地は自宅の耐震化。避難所に行くことありきではなく、避難所に行かなくても済むように備えるのが防災の基本」と話した。

 また、サンスター株式会社主任研究員の戸畑温子氏による講演「震災時のオーラルケアの重要性について」も行われたほか、会場の外では起震車による地震体験なども行われた。

横浜市 水道・下水道条例を改正 災害時の復旧を迅速に

 横浜市はこのほど、大規模災害時における給水・排水設備の早期復旧を目指し、「横浜市水道条例」および「横浜市下水道条例」の一部を改正した。能登半島地震などの教訓を踏まえ、非常時において市外の事業者が復旧作業に参加しやすい体制を整える。

 今回の条例改正の背景には、災害時における「指定工事業者」の不足という課題がある。現行の制度では、宅地内の給水管や排水設備の工事を行うには、横浜市長が個別に指定した「指定給水装置工事事業者」や「排水設備指定工事店」である必要がある。しかし、2024年に発生した能登半島地震では、被災地内の指定事業者だけでは膨大な修繕要請に対応しきれず、復旧が長期化する一因となった。横浜市においても、大規模地震が発生した際には市内の事業者だけでは対応が困難になる可能性があり、市外の業者へ復旧を依頼できる仕組みづくりが急務となっていた。

 改正後の条例では、災害や非常時などの特別な事情がある場合に限り、市長の認める「市外の事業者」が工事に従事できる規定を新たに設けた。

 具体的には、横浜市の指定を受けていない事業者であっても、他の自治体(他の水道事業者や下水道管理者)から指定を受けていることを条件に、市内の復旧工事を行うことが可能となる。これにより、被災直後の混乱期においても、事務手続きの遅滞なく、他都市からの応援事業者が直ちに現場作業に着手できる仕組みが構築された。

 市は「市外の事業者が参入する際も、施工の安全性や品質を維持するため、審査や違反に関する取り扱いについては市内の指定事業者と同様の義務を課す」とする。また、工事の適正な実施を確保するための「指定停止」や「禁止」といった監督処分に関する規定も、実情に合わせて整備されている。

グリーンエクスポ 前売券、3月19日に発売 早割価格の1日券も

 GREEN×EXPO協会は、GREEN×EXPO 2027の開幕1年前となる3月19日(木)から入場チケットの前売り販売を開始する。公式チケットサイトのほか、旅行代理店や各種プレイガイドなどで全国的に取り扱う。

 前売りチケットには、早割価格の1日券(満18歳以上4900円、満12歳〜17歳3000円、満4歳〜11歳1400円※いずれも税込)が設定されている。また、会期中に何度も入場できる「通期パス」、7月と8月に利用可能な「夏パス」も販売される。

 電子チケットのほか、紙チケット(別途100円の予定)も用意される。公式チケットサイトのURLや販売事業者など詳細は同協会ホームページで発表される。

 グリーンエクスポは、1都3県で初となる万博。横浜市の旧上瀬谷通信施設(旭区、瀬谷区)で27年3月19日から9月26日まで開催される。

中東情勢緊迫化で横浜市が特別経営相談窓口を設置

 中東情勢の緊迫化を受け、横浜市は3月2日、市内中小企業を対象にした「特別経営相談窓口」を設置した。

 窓口は市経済局金融課、公益財団法人横浜企業経営支援財団(IDEC横浜)、横浜市信用保証協会に設けられ、資金繰りや経営に関する幅広い相談に対応する。

 市の中小企業融資制度やセーフティネット保証認定については市経済局(【電話】045・671・2592)が、経営全般の相談はIDEC横浜(【電話】045・225・3711)が対応。信用保証は市信用保証協会が本店(【電話】045・662・6623)のほか、新横浜・横浜駅前・上大岡の各支店で受け付ける。

「日産スタジアム」5年総額6億5千万円で契約更新

 横浜市は2月27日、港北区の横浜国際総合競技場(日産スタジアム)について、日産自動車と命名権(ネーミングライツ)契約を更新したと発表した。新たな契約期間は2026年3月1日から31年2月28日までの5年間で、契約金額は同競技場に隣接する小机競技場などを含めて総額6億5千万円となる。

 当初、契約更新は経営不振に陥っている日産側が「1年間5千万円」を提示し、市側も一度は受け入れる方針を示していた。しかし、昨年9月に山中竹春市長が再検討を指示。協議を続けた結果、11月に両者が合意していた。

 また、同日、神奈川区の三ツ沢公園球技場(ニッパツ三ツ沢球技場)も、日本発条と5年総額2億円で契約を更新したことが発表された。

キヤノンの「PowerShot G7 X Mark III」30周年記念モデル

パシフィコでカメラ・写真の祭典 3月1日まで「CP+」

 カメラと写真映像の展示会「CP+(シーピープラス)2026」が2月26日にパシフィコ横浜で始まった。3月1日まで。主催は一般社団法人カメラ映像機器工業会。過去最多の149企業・団体が出展し、最新技術やサービスを紹介している。

 キヤノンのブースでは人気シリーズ「PowerShot」の発売30周年を記念し、4月下旬に発売する「PowerShot G7 X Mark III」の30周年記念モデルが展示され、多くの人が手に取っていた。ほかにも、スマートフォンに取り付けるレンズや動画撮影を補助する電動スタビライザーも目立ち、さまざまな撮影シーンに対応する製品が並んでいる。

 入場は無料だが、サイト(https://www.cpplus.jp/)から事前登録が必要。

初インタビューとなったゆきえさん(右)と、息子のリトさん。親子揃って帽子がトレードマーク

横浜「注目の人」インタビュー 葉っぱ刺繍作家・ゆきえさん 横浜みなとみらいで初の個展開催 息子・リトさんとのコラボレーション作品も

 横浜市保土ケ谷区在住で「葉っぱ刺繍」作家として活動するゆきえ@葉っぱ刺繍さん(67)の初の個展が3月1日(日)〜22日(日)、横浜・みなとみらいで開催される。

 「葉っぱ切り絵」で多くの人々を魅了するアーティスト・リト@葉っぱ切り絵さん(39)の母であり、自身もアーティストの一歩を踏み出すことになったゆきえさんだが、かつては心の不調を抱えていたことも。その状況を救ったのが、息子から手渡された一枚の葉っぱだった。本物の葉っぱに色とりどりの糸で命を吹き込む「葉っぱ刺繍」。独学で磨き上げたその技術と、作品に込められた想いとは――。アーティストとしてのゆきえさんと、母を支え続けてきたリトさんの2人に、地元・横浜で話を聞いた。(取材=2026年2月17日、会場のクロス・パティオ・グリーンスポットにて)

アーティストデビューは大好きな「みなとみらい」で

――以前からゆきえさんの葉っぱ刺繍もInstagramで話題になっていましたが、このタイミングというのは何かきっかけがあったのでしょうか。

リトさん(以下リト)「実は、このみなとみらいの会場で僕の作品展を継続して行っていて、2期目の展示が2月23日で終了。次の3期目の展示が始まるまでの空いている期間中は、別のアーティストさんの展示を行うことになっていたんです。そうしたら、運営会社の方が『せっかく誰かの展示をやるなら、ゆきえさんの作品展をやりませんか?』と声をかけてくださいました」

ゆきえさん(以下ゆきえ)「葉っぱ刺繍をインスタで投稿し始めて4年半以上が経ち、作品も350点近くたまっていました。インスタを見てくださっている方からも『作品を直に見てみたい』と声をいただくようになったので、開催することにしました」

――親子で同じ場所で個展を開くことについて、どう思われますか。

リト「もちろん僕はうれしいですが、『お客さんが来るのかな?』という心配はありますね。あとは『お客さんに喜んでもらえるかな』と。自分の個展の時も常にそう思っていますが、今回は母の展示なので、なおさらその心配は強いですね」

ゆきえ「そうなんです。私もうれしさ半分、不安が半分…というより、不安の方が大きくて。もう息子の足を引っ張ってしまうのではないかとヒヤヒヤしています」

「葉っぱ刺繍」で新たなジャンルを開拓

――どうして葉っぱに刺繍をやろうと思ったのでしょうか。

ゆきえ「最初は普通の布に刺繍をしてインスタに上げていました。やる以上は『いいね』が欲しいなと思っていたのですが、布の刺繍はレベルがすごい方たちが沢山いて、全然敵わないんです。既に葉っぱ切り絵作家として活動していた息子から、ある時、『葉っぱをあげるから、これに刺繍してみない?』と提案されたのがきっかけです。最初は葉っぱに刺繍なんてどうやってやればいいの?!と思っていました」

リト「布でこれだけ刺繍ができるんだったら葉っぱでもやれるでしょ、という軽い感じで提案しましたが、実際に出来上がったものを見て、すごいなと思いました」

ゆきえ「一番最初に作った作品は、この『孔雀(くじゃく)』=写真=ですね。葉っぱに針を入れたらピリってちぎれてしまうんじゃないかと思って、恐る恐る慎重に縫いました。完成にもかなり時間がかかってしまって…2時間くらいかかったかな。でもこれではインスタ投稿のペースが遅くなってしまう。何か補強できないかと考え、同じような色の布をボンドで貼ることにしました。ただ補強しているとはいえ、私の作品は糸をすごく重ねることが多いので、針を何回も刺していると葉っぱが割れてくることもあり、そこは慎重に作っています。万が一、ピリッとなったらボンドで補修(笑)」

愛あるダメ出しと主婦目線がキラリと光るオリジナル作品

――今回の個展では初公開含むオリジナル作品23点のほか、リトさんの作品をオマージュした作品も展示されます。制作中にはリトさんからのアドバイスもあったのでしょうか。

ゆきえ「息子が作る作品は、フォルムがすごく丁寧でかわいいんです。それを再現するのは本当に難しくて。でも『プロのアーティストとしてやっていて多くの方に見ていただいている。僕の作品を刺繍するなら絶対に妥協しないで』と、息子から何度もダメ出しをされました。『この部分を少しずらした方がいいよ』と言われた時は、内心、そんなに細かくなくても…と思ったりもしていたのですが(笑)、言われたとおりやってみたら、数ミリ違うだけで全然違うんですよね。これは素直に聞かなければと思いました。あと葉っぱ切り絵を見ていると、私は色がついていないのに色を感じるんです。『色が見えてくる』というか。だからオマージュ作品を作る時も、刺繍の色はすぐに決まりました」

――作品のテーマはどうやって考えているのでしょうか。

ゆきえ「息子の葉っぱ切り絵をオマージュしていることもあり、動物の作品は多いですね。かわいいですし。最近はオリジナルも増やしていて、(個展のチラシを見ながら)この写楽やパンケーキもオリジナルです。私は主婦なので家にあるものなど日常の身近なものから着想することも。例えば、みんながよく知っているあの冷凍餃子をつくってみよう、とか」

――あの餃子ですね(笑)。主婦の目線で作品のテーマを切り取るというのは、リトさんにはない視点ですね。

リト「切り絵だと色がつけられないので、特に食べ物系は難しいんですよ。例えばカレーライスを葉っぱの一色でカレーとご飯の違いを表現するのは難しいですが、刺繍なら、様々な色を使って表現ができます。また、僕は切り絵作品として一番良く見えるようデザインしているので、刺繍にした時に同じように見えるかというと、やはり少し違います。母は自分で絵が描ける人ではないので、既に世の中にあるものを再現するところからやってみたら、と話しました」

ゆきえ「あと難しいのが作品のタイトル付け。全くセンスがなくて…。息子は『作品はタイトルで決まる!』と何時間もかけて付けていますが、私は結局ありがちなタイトルをつけてしまって、またダメ出し(笑)。タイトル一つで皆さんに伝えるのは本当に難しいなとつくづく感じています」

アート制作とインスタが心の救いに

――Instagramを始めた2019年10月当時は、どのような心境だったのでしょうか。

ゆきえ「その頃はうつ病で心の不調を抱えていました。なかなか外に出られず、引きこもりがちで沈んでいる中、息子から『何か作ってみたら?』と言われて。何をしたらよいか分からないでいたら、100円ショップで紙粘土を買ってきてくれました。気が進まないなと思いながらコネコネしていたらその感触が面白く、だんだん楽しくなってきたんです。『せっかく作ったならインスタに載せてみたら?』と言われて、メールしか使えなかったのに、60歳からインスタを始めることになりました。実際投稿すると、知らない人から反応があって、うれしくなっちゃって(笑)。気持ちも舞い上がって、どんどん作品を作るようになりました。楽しくなってくると気持ちも開放的になってきて、外に出られるようになったんです。自分がどんどん変わっていくのが分かりました」

――創作活動やInstagramが外に出るきっかけにもなったんですね。

ゆきえ「そうなんです。それからは色鉛筆画やトイレットペーパーの芯で影絵など色々と作ってみたりしました。手芸は昔から好きで、レース編みや毛糸編み、子ども服を作ったり、アップリケを作ったり。元々作るのが好きだったんですね。だから刺繍も独学でできるかなと思って始めました。SNSも若い人だけのものかと思っていたけれど、案外この年齢で始めても楽しいですし、同年代のフォロワーさんも多いんですよ」

親子の絆、そして横浜への想い

――リトさんから見て、アーティストとしてのお母様の作品はどう感じますか?

リト「まだまだですね(笑)。厳しいですけど」

ゆきえ「厳しいんですよ(笑)」

リト「でも、親子で似ているなと思うのは、何か始めると終わるまでずっとやってしまうところですね。とにかく集中力がすごい。人の話も聞こえなくなるくらい没頭してしまうのは、一緒だなと思います。一つのことに長時間没頭し続けられるというのは、作品をつくる上で必要な技術だと思います」

――逆にお母さまから見て、現在のリトさんの活躍はどう思われていますか。リトさんはADHD(注意欠如・多動症)という発達障害を公表されていますが、子ども時代のエピソードなどもあれば教えてください。

ゆきえ「息子がまさかこんなに有名になるとは思いませんでしたが、素直にうれしいですよね。親の七光りなんて言いますけれど、私は子の七光り(笑)。息子とのことを誇りに思っています。でも子どもの頃は、何をやるにも遅くて…。忘れ物が多かったり、片付けができなかったり。長男だったのですが、次男の方が要領よかったり、私がてきぱき行動したい性格だったこともあり、振り返ってみると毎日イライラして怒ってばかりいたと思います。(当時はまだ発達障害という言葉が一般的でなかったこともあって)なんでこんなにできないんだろうと思うことが多く、結構きつく言ってしまうこともありました。でも子どもの頃から文字はすごくきっちり書く子で、その辺りも今の作品の緻密さにつながっているのかなと感じています。一切の妥協を許さず作品と向き合う姿勢など、アーティストの先輩として学ぶことが多いですね」

――最後に、横浜の方へメッセージをお願いします。

リト「横浜は海があって、山があって、都会っぽさもあって、すごくバランスがいい街。葉っぱ切り絵も葉っぱ刺繍も、作品の背景になっている空、その下にうつっている自然の風景がすごく大切なのですが、その写真は全部僕が自宅の裏山に登って撮影しています。だから、その空も山も自然も、全部『横浜の景色』。地元の方には、ぜひそのことを感じながら作品を楽しんでもらいたいですね」

ゆきえ「横浜に住んで30年。この会場があるみなとみらいは日頃から散歩コースとしてよく訪れていている思い入れのある場所。この会場の雰囲気も本当に大好きで。だからここで自分の作品を並べて初個展ができるのは本当にうれしいです。初めての個展でドキドキしていますが、ぜひご覧いただければと思います」

 ゆきえ@葉っぱ刺繍展は、2026年3月1日(日)〜3月22日(日)、横浜みなとみらい クロス・パティオ グリーンスポットで11時〜17時(土日祝〜18:00※最終入場終了30分前)、毎週火・水(祝日を除く)、中学生以上は600円(小学生300円)、未就学児無料。事前購入の電子チケットは500円(200円)。