多摩区・麻生区版【3月6日(金)号】
左から井田社長、片岡頭取、福田市長

【川崎市多摩区・麻生区】横浜銀行 独自施策で脱炭素に貢献 Web口座開設で寄付

 横浜銀行と川崎市、川崎未来エナジー(株)は、脱炭素アクションにつながる新たな取り組みを開始した。2月20日には、横浜銀行の片岡達也頭取と川崎未来エナジーの井田淳代表取締役社長が川崎市役所を訪れ、福田紀彦市長に施策開始の報告を行った。

 今回の取り組みは、横浜銀行が「出資先である川崎未来エナジーと連携した脱炭素施策を実現したい」と市へ提案したことから始まったもの。市が進める「脱炭素アクションみぞのくち」の趣旨にも合致することから、賛同を得て実現に至った。

 施策の一つとして開始されたのが、市民参加型の寄付の仕組み。これは、川崎市民が市内の横浜銀行で紙の通帳を「Web口座」に切り替えるか、新規Web口座を開設した場合、通帳1件につき102円を同行が市へ寄付するというもの。金額は市制102年目にちなんだもので、寄付金は市の脱炭素施策に活用される。期間は6月30日(火)まで。

溝口支店で再エネ活用も

 この取り組みと同時に実施するのが、横浜銀行溝口支店(高津区)で使用する電力を、川崎未来エナジーが供給する実質再生可能エネルギー電力へ切り替えること。

 この電力は、市内の廃棄物処理施設で家庭のごみを焼却する際に出るエネルギーを活用して発電されたもので、同行は「エネルギーの地産地消に自ら取り組むことで、市域への再エネ普及と、支店来店時の自家用車使用によるCO2排出削減も目指す」としている。

地域での循環に期待

 20日に開かれた報告の場で片岡頭取は「今回の取り組みが、電力の地産地消のより一層の普及と、市民の皆様の行動変容につながるきっかけになれば」とコメント。井田社長は「電力の供給をきっかけに寄付施策という新たな脱炭素アクションが展開されることを嬉しく思う」と話した。

 福田市長は「脱炭素普及に向けた積極的な取り組みを実施いただけることに感謝する。今回の連携の輪がさらに地域で循環していくことを期待している」と語った。

 川崎未来エナジーは、市域への再生可能エネルギーの普及拡大や地産地消の推進などを目的に2023年10月、川崎市、横浜銀行を含む8つの事業主体の共同出資で設立された地域エネルギー会社。市が51%を出資している。市内のごみ焼却施設での廃棄物発電などを活用して、市域へ再エネ電力を供給するなどし、地域循環を図る事業を24年4月に開始した。

川崎フロンターレイレブン(上)と応援するファン・サポーター

川崎F 国立を水色で染めよう 3月22日 横浜F・マリノス戦

 川崎フロンターレは3月22日(日)、明治安田J1百年構想リーグの第8節に、サッカーの聖地・MUFGスタジアム(国立競技場)で横浜F・マリノスと対戦する。クラブ史上初となる国立ホームゲームではイベントが盛りだくさん。「等々力を飛び出して、一緒に国立を水色に染めましょう」とクラブ担当者は来場を呼び掛ける。

 同クラブは今シーズン、谷口栄斗選手や紺野和也選手など攻守にわたって大型な補強を敢行。2年目となる長谷部茂利監督が1月の新加入選手会見で「目標は優勝」と宣言した通り、今年こそシャーレを掲げたい。3月22日に対戦する横浜F・マリノスは、これまでに何度も優勝争いを演じてきた相手。U等々力の倍以上となる約6万7千の座席を水色に染め、選手たちを後押ししよう。

フロンパークが国立に

 当日は「川崎フロンパークIN国立」と題し、普段U等々力で開催されるイベントが国立に大移動。ポニーの乗馬体験などが楽しめる「フロンターレ牧場」は、家族で楽しめると好評だ。グッズでは初めての観戦でも気軽に着用できる、「26ベースボールシャツ」を販売する。

 フロンパークは午前11時半からスタートで、試合は午後3時キックオフ。国立で特別な一日を楽しもう。

 百年構想リーグは、Jリーグのシーズン移行に伴って行われているもの。J1では、全20クラブを東西各10クラブに分けて、リーグ戦を実施。その後、東西リーグの同順位同士によるプレーオフを行う。期間は6月初旬まで。

活躍が期待される川崎フロンターレのディフェンダー 松長根 悠仁さん 中原区出身 22歳


必要とされる存在に

 ○...育成型期限付き移籍から川崎フロンターレに復帰し、迎えた開幕戦。スターティングメンバーに名を連ねると、コーナーキックを頭で合わせ、4点目を決めた。「キャンプから良い準備ができていた。でもあんなに綺麗に入るとは」と笑顔で振り返る。ただ昨年からチームは失点が多く、課題もある。「強いチームは闘争心がある。相手より多く走って、戦う姿勢を持つことが重要」と自らを鼓舞する。

 ○...1対1の強さが武器のディフェンダー。兄の影響で幼稚園の年長の時にサッカーを始め、フロンターレの育成組織から18歳でトップチームに昇格した。ただ出場試合はわずかにとどまり、2年後には福島ユナイテッドFCに武者修行へ。パスの精度や守備の強度など、プレー面での成長はさることながら、試合に出続けることで「より高みを目指し、フロンターレでも試合に出たい」という思いを新たにした。

 ○...中原区出身。等々力に初めて試合を観に行ったのはなんと5歳。「当時はレナチーニョ選手など、攻撃的な選手に憧れていました」。福島から生まれ育った川崎に戻り、地元の友人たちと食事をする機会も増えた。小さい頃から足しげく通う、お気に入りのレストランには、自身のユニフォームが飾られている。「めちゃくちゃ美味しいんですけど、場所は秘密です」とおどける。

 ○...昨年海外のクラブに移籍した高井幸大選手とは、小学5年生から一緒のライバル。「開幕戦のゴールの時には連絡をくれてうれしかったけど、負けたくないですね」と闘志をあらわにする。商店街に掲げられているタペストリーなどを見ると、応援されていることを日々実感。「試合に出続けて、チームに必要とされる存在になりたい」と意気込む。

武川晴俊副管理者と川崎競馬マスコットキャラクターカツマルくん

神奈川県川崎競馬組合 武川晴俊副管理者独占インタビュー 伝統の川崎記念(4月8日)を前に、新トレセン整備への固い決意と、川崎競馬の未来図を語る


小回りコースの攻防「KAWASAKIカーブ」と命名し発信、公式グッズショップの本場開催時常設も

今年は60年に一度の「丙午(ひのえうま)」。その勢いに乗じ、川崎競馬もかつてない活況を呈している。正月開催では5万人を超えるファンを魅了し、4月には伝統の「川崎記念(Jpn I)を控える。華やかな舞台の裏では、さらなる「強い馬づくり」を目指し、新たなトレーニング・センター(トレセン)整備という、将来に向けたプロジェクトも始動している。昨年末、平塚へのトレセン移転断念をめぐり、一部で批判的な報道もある中、神奈川県川崎競馬組合の武川晴俊副管理者が真相を語った。地権者との約束、水害対策への危機感、そして「馬と人」を想う情熱。重要ミッションを担うキーマン、武川氏の胸中に迫った。

――今年は「午年」。正月から非常に活気があると伺っています。

武川氏: はい。馬は「物事がうまくいく」「前進」「成功」を象徴し、非常に縁起が良い干支とされています。特に今年は60年ぶりの「丙午(ひのえうま)」の年で、勢いとエネルギーに満ちて活動的な年になると言われています。この丙午の縁起にあやかり、川崎競馬をこれまで以上に盛り上げたいと思っています。今年の正月開催(1月1日〜4日)は、おかげさまでコロナ禍以降初めて5万人を超えるお客様にお越しいただきました。

――ネット投票が普及する一方で、リアルな競馬場の魅力も再注目されていますね。

武川氏: 最近ではインターネットで競馬を楽しむ方も増えてきていますが、やはり馬の息遣いや、馬場を疾走する足音など、迫力あるレースを目の前で観戦する醍醐味はインターネットでは味わえません。川崎競馬場は最寄り駅から徒歩圏内とアクセスも便利ですし、走路と観戦エリアが近く、レースの迫力がダイレクトに伝わります。

――レースの迫力という点では、川崎競馬場の独特なカーブについても、新しい発信をされているとか。

武川氏: 川崎競馬場の特徴として、走路が一周1,200mという小回りコースとなっているため、カーブがきつく、騎手の高度な技術や駆け引きが求められ、激しい攻防が見ものです。より多くの皆様に「驚き」を提供したい、川崎競馬のことを知っていただきたいとの思いから、この急コーナーを、私たちは「KAWASAKIカーブ」と呼んで発信しています。

――最近はアニメやドラマの影響もあり、競馬ファンが新たな層へと広がっています。グッズ販売にも注力されているそうですね

武川氏: 正月の開催にも、若い女性やカップル、お子様連れのお客様が目立ちました。内馬場にある芝生広場には遊具もありますので、お子様連れでも安心して楽しめる環境を整えています。川崎競馬公式グッズショップ「カツマルシェ」では、公式キャラクターのカツマルくんのぬいぐるみや、競馬ファンにはお馴染みのおがわじゅりさん、辻智子さんとのコラボグッズなど、様々なグッズを販売しています。4月からは本場開催中は毎日オープンしますので、ナイター観戦の思い出づくりに、かわいいカツマルくんグッズやお気に入りの騎手の推し活グッズなど、ぜひご購入いただければと思います。

――4月8日には、「川崎記念」が行われます

武川氏: 4月の開催は4月6日から始まりまして、8日(水)には川崎競馬のレースの代名詞ともいえる川崎記念(Jpn I)を開催します。このレースは昭和26年1月に川崎競馬場の開設1周年を記念して行われ、今年75回目を迎える歴史あるレースです。これまでも数々の名馬を輩出してきました。ナイター照明によって浮かび上がる走路を疾走する馬たちの姿はとても感動的です。桜が舞い散り、心地よい夜風が吹き始める季節ですので、ぜひ、ご家族やお友達をお誘いあわせの上、また、競馬場が初めてという方にもご来場いただきたいです。

平塚へのトレセン移転断念の真相明かす

――一方で、将来に向けた大きな経営課題として「トレーニング・センター」の移転整備があります。これまでの経緯を教えてください。

武川氏: 私は令和5年6月に副管理者に就任しましたが、円滑な競馬開催と同時に、トレーニング・センターの移転整備という最重要ミッションにも取り組んでいます。令和元年の東日本台風(台風19号)の際、小向(川崎市幸区)にある練習馬場が水没し、競走馬やきゅう務員の方々がいるきゅう舎地区は浸水寸前の状況にまで陥りました。「施設の安全性と安定した機能の確保」と「強い馬づくりを実現する調教施設の整備」のためには移転による機能強化が不可欠だと判断し、これまで検討を重ねてきました。

――昨年末、候補地だった平塚への移転を断念されました。その理由は?

武川氏:まず、当該候補地の売却は公募という形態でした。
限られた準備期間しかない中で公募に参加し、幸いなことに優先交渉権者に選定されました。候補地はもともと市街化調整区域であり、現状のままでは、トレセンを整備することができません。
そのため、優先交渉権者となってから、トレセン整備を可能とするために必要な都市計画法に規定される地区計画の策定について、地元自治体等と相談を始めました。
その相談の中で、元々敷地に余裕がない上、地区計画上設定される緑地率による有効面積の減少、地元自治体や地元の皆様から頂いた様々な意見・要望への対応等、解決困難な種々の課題が判明してきました。
そうした中、優先交渉権者である当組合と地権者様との間で約束していた時期までに、地区計画の策定を終えることが困難なことが明らかになりました。より正確に言うと、同計画がいつ策定できるのか、見通しが立たなくなってしまったもので、これが断念に当たっての最も大きな理由となりました。
先ほども申しましたとおり、水害対策としてのトレセン移転整備が急務であった当組合にとっては、見通しの立たないスケジュールの遅延は受け入れ難いものでした。

――11月末の新聞報道では、地元自治体との間で、認識の相違があったようですが。

武川氏:地権者様や地元自治体、地元の皆様には、このような結果となった経緯をご説明させていただくとともに、これまでのご協力に深く感謝申し上げました。特に地元自治体には、昨年8月下旬から丁寧に説明を重ねてきましたが、地元自治体の記者会見の場で「10月末に突然断念を告げられ納得できない」等の事実と異なる強い批判を受けたことは、正直に申し上げて大変ショックでした。

――また、先月の一部報道では、地権者から「地区計画策定の目途は立ったと両者で認識していた」、「地区計画の策定期限の延長に組合側も合意していた」ともありましたが。

武川氏:地区計画の策定については、全く目途が立っていませんでした。また、策定期限の延長につきましても、両者の間で合意に至ったというような事実もありません。なぜ、そのような説明をされたのかは分かりかねるところです。報道によれば、地権者様は当組合と締結した優先交渉権に係る基本協定について、組合の都合による解除とおっしゃられているようですが、協定上、地区計画の策定期限超過が確実となった場合、協定が失効することになっており、組合による自己都合解除ではありません。

――地権者が提訴する意向を示しているようですが、どのようにお考えですか。

武川氏:地権者様が地元説明会において提訴意向を表明し、それを対外的に公表されたことについては、報道で始めて知りましたが、遺憾の意を禁じ得ません。当組合にあっては、これまで、地権者様や地元の皆様のご意見を真摯に受け止め、対応してきたところです。一時とは言え、平塚の地でのトレセン整備について真剣に協議させていただいた身として、非常に残念に思っています。

――これまでの間、反論せず沈黙を貫いてこられたようですが、なぜでしょうか。

武川氏:繰り返しとなりますが、やはり地元の皆様の心情を考えてのことでした。本件は、当組合と地権者様との私経済上の取引に関わることであり、当組合から反論を行うことで事(こと)を大きくしては、地元に悪印象を与えることにもなりかねません。また、地権者様との秘密保持の約束も理由の一つに挙げられます。基本協定が失効した場合にあっても、秘密保持条項は依然として有効なため、公にされていない事実を当組合が主体的に公表することはできず、記者会見による説明などもできませんでした。
しかし、一方の主張ばかりが報道されていることに耐えられなくなった、というのが正直な気持ちです。

――思うところはありながらも、地元への配慮等から反論等をしてこなかったのですね。最後に、平塚への移転断念に関し、お伝えしたいことはありますか。

武川氏:当組合としても平塚への移転に注力してきましたので、このような結果となってしまったことは本当に残念に思います。トレセン整備のための協議等にご協力いただいた地元の皆様や地元自治体の職員の皆様、地権者様には今でも感謝しています。トレセン整備の検討過程で得られた知見の中には、次の大学跡地利活用事業者様の検討に生かせるものもあると思われますので、地元の皆様のためにも、協力させていただければとも考えています。

新トレセンへの想い「強い馬づくりへの歩みは止めない」

――トレセンについて、次の候補地に向けた検討はどうなっているのでしょうか?

武川氏: 近年は練習馬場・きゅう舎地区での水害の頻度も高くなっており、平塚への移転を断念したからといって立ち止まっている暇はありません。目下、次の候補地の検討に邁進しているところです。

――次の候補地の検討を始めているとのことですが、「新しいトレセン」の整備に向け、どのような考え方で進めていくのでしょうか。

武川氏: 私が考えているポイントは4つあります。1つ目は繰り返しになりますが、何より「早期の移転」を実現することです。水害対策という側面からも待ったなしと考えています。2つ目は「強い馬づくりに資する施設」です。心肺機能と筋腱の基礎的鍛錬に必要な練習馬場、筋力や持久力の更なる鍛錬に必要な「坂路」を整備する予定です。3つ目は「安全・安心、快適性に配慮した馬にやさしい施設」です。余裕のある馬房スペース、空調換気設備やゴムマットの敷設等により、アニマルウェルフェアにも配慮した、馬がリラックスできるきゅう舎等を整備したいと考えています。4つ目は「働きやすい環境づくり」です。日々、深い愛情をもって馬と接しているきゅう務員等、馬に携わるすべての方が安全で快適に働くことができる環境を施設の面からも整えていきたいと考えています。
こうした考えに基づいてトレセンを造るだけでなく、移転先の地域の方々に快く受け入れていただけるような施設も併せて造りたいと考えています。また、移転先の自治体と密に連携しながら、地域の方々にしっかりと説明し、温かく迎え入れていただけるよう努めていく所存です。加えて、こうした考えに基づき整備するトレセンが移転先の地域の活性化にも資する施設となるよう、整備計画をまとめていきたいと考えています。

――最後に、ファンの皆様へメッセージをお願いします。

武川氏: 一刻も早くトレセン整備を具体化し、将来にわたって持続可能な川崎競馬の道筋を示したいと思っています。これからも当組合は、多くの愛馬と川崎競馬に携わる全ての関係者と力を合わせ、夢と感動をお届けする場所を作り、お客様に楽しんでいただけるよう、様々な取組みを進めてまいりますので、これからの川崎競馬に、どうぞご期待ください。

3月15日㈰高津市民館(ノクティホール) スタジオジブリ名曲コンサート 18歳以下の子どもに無料招待席も

 高津区溝口界隈で音楽教室を運営する傍ら、プロのサクソフォン奏者としても活躍する山川寛子さんがメンバーとして参加している音楽グループ「あやはな合奏団」が、3月15日(日)に高津市民館ノクティホール(溝の口マルイ12階)でイベントを行う。13時半開場、14時開演。

 「スタジオジブリ名曲コンサート/音楽が語る、ジブリのやさしい時間」と銘打たれたこの企画。当日は山川さんのほか、同じくプロの奏者として第一線で活躍している大塚茜さん(フルート)、西本夏生さん(ピアノ)、服部恵さん(パーカッション)が「となりのトトロ、ねこバス」や「もののけ姫、アシタカせっ記」など、ジブリ作品の人気楽曲を数多く演奏。楽しいひと時を演出する。

 チケットは全席指定4000円。。チケットぴあ(Pコード301810)またはカンフェティ(【電話】050・3092・0051/平日10時〜17時)で販売している。

子ども無料、保護者半額

 またこのコンサートは今年度の文化庁「劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」となっているため、18歳以下の子どもを対象とした「無料招待席」が設けられるほか、保護者も半額(2000円)で鑑賞することができる。

 18歳以下の無料招待席と保護者席は事前の予約が必要(先着順受付)。入場時に生年月日を証明できるものを持参する。

一般車が進入できるようになった駅前広場=2月24日午後4時20分頃

向ヶ丘遊園駅北口 駅前広場、完成 一般車乗降場が供用開始

 多摩区の向ヶ丘遊園駅北口駅前広場の整備が完了した。2月24日午後4時20分頃、バリケードや道路標識、看板などのカバーが外され一般車乗降場の供用が開始された。

 広場は市が2022年10月頃から段階的に工事を進めてきた。面積は5400平方メートルに及ぶ。今回の整備により、バスロータリーと分離される形で、一般車4台分、障害者用1台分の乗降場が設けられた。また、ユニバーサルデザインタクシーに対応する乗降場も1カ所整備された。

 バスやタクシーの乗降場はすでに供用が開始されている。広場の無電柱化に向けた電柱撤去は26年度中に完了する予定。

 新たに設けられた一般車乗降場は乗り降り専用のスペースであり、車両の待機はできない。また、バスロータリー内への一般車の進入は禁止されているほか、広場内の歩行空間では自転車を押し歩きする必要がある。

 駅前広場に結節し、同駅と登戸駅を結ぶ「登戸2号線」は現在歩道の整備が進められており、今年の秋頃に完了の見込み。多摩区役所方面へ延びる「登戸1号線」は無電柱化も含め27年度に完成を予定している。

講師の動きを真似しながら体操をする参加者

麻生区片平地区 弱点克服で運転寿命延伸 「かきもる号」の周知も

 片平会館(麻生区片平)で2月27日、「シニア向けみんなで脳トレ&運転寿命チェック」と題したイベントが開かれ、片平地区などから21人の住民らが参加した。

 イベントは、同地区でのコミュニティ交通導入の検討に携わる神奈川トヨタ自動車(株)、(株)KTグループ、損害保険ジャパン(株)が主催し、住民らからなる「片平地域コミュニティ交通推進協議会」(畠山和宏会長)に参加を呼びかけた。

 「ドライビングシミュレーター」や「脳活動チェック」のブースを設け、運転時の苦手動作に気づいて弱点を克服することなどで運転寿命の延伸を図るとともに、同地区で現在試験運行されているコミュニティ交通「かきまる号」を周知し、外出のきっかけをつくることも目的とされた。交通安全に関する講話や運転操作に必要な身体機能を高める体操も実施。電動車イスの試乗、運転免許更新時に行われている「認知機能検査」なども行われた。参加した片平在住の80代男性は、「毎日、運転をしている。(運転するために)取り組むべきことを、楽しい講義の形で学べて良かった」と話した。

 なお、かきまる号の本格運行に向けての実証実験は3月16日(月)まで行われている。同協議会広報担当の倉澤彩枝子さんは「(本格運行が決まった場合には)『地域の足』として役に立てたら。これから先、5年、10年で必要だと感じた時に活用してほしい」と話した。

賞状を手にする受賞者ら=提供

麻生警察署 ぬりえで「問題意識を」 啓発広報紙 優秀作を表彰

 麻生警察署(岩本克行署長)は2月12日、区内の高齢者に向けて募集した、110番通報の適正利用などをテーマにした塗り絵広報紙の優秀作品を表彰した。

 桐光学園、麻生高校、麻生総合高校の3校の生徒が原画を製作したもの。孫世代の高校生から祖父母世代に向けた啓発の願いを込めて作成され、同署は区内の高齢者施設などに塗り絵を配布し、展示会のための作品を募集。約250点の応募があった。

 表彰式は同署で行われ、各部門の最優秀賞、優秀賞受賞者6人が出席した。最優秀賞にあたる麻生区長賞(交通事故防止部門)に市村珠江さん(76)、麻生防犯協会会長賞(特殊詐欺被害防止部門)に矢尾板美佐子さん(82)、麻生警察署長賞(適正な110番通報部門)で田村美佐子さん(53)がそれぞれ受賞。市村さんは「目の前で交通事故現場を目撃したことがあったので、気を付けてほしい気持ちが伝わるように考えながら色を塗った」と話した。

 岩本署長は「特に麻生区は特殊詐欺と交通事故が多いので、問題意識を持ってもらいたい。施策を通じていろいろな方に広まれば」と話した。

川崎市 学校始業前に児童受入 新年度 モデル校で試行

 川崎市は、新年度から「朝の居場所づくり推進事業」として、小学校の始業前に保護者が安心して、子どもたちが安全に過ごすことができる「居場所」づくりを進める。

 同事業は、まずは市内各区にモデル校1校を設け、地域の見守りボランティアの協力を得ながら、毎朝、始業時間前に学校を開放し、児童の受け入れを試行実施していく。開始時期については、川崎市教育委員会の担当者は「未定」としている。その後、モデル校での課題検証、子どもや保護者へのアンケートを踏まえ、準備が整った学校から随時スタートし、115校全て学校での実施を目指す。

 市教委によると、年々共働き世帯が増加していることから、保護者の通勤時間と子どもの通学時間が異なり、学校が開く前に門扉前で児童たちが待機する事例が増えているという。安全面に加え、夏の暑い時期には、子どもたちの健康状態も危惧されることから、川崎市議会からの要望も受けて、他都市でも進められている「朝の居場所づくり」の導入を決めた。

 市教委の担当者は「教職員に負担をかけないよう、地域の協力を得ながら、運営方法などについても持続可能な仕組みづくりを行っていきたい」と事業の方向性について説明。続けて「子どもたちの過ごし方などについても今後検討し、ハード面、ソフト面で準備が整ったモデル校からスタートし、ゆくゆくは全校で実施していく予定」と話している。

東日本大震災から15年 宙と緑の科学館 星空が紡ぐ記憶 3月7日 特別番組を上映

 東日本大震災からまもなく15年。多摩区のかわさき宙(そら)と緑の科学館(久保慎太郎館長)は、3月7日(土)にプラネタリウムで震災特別番組を上映する。参加無料。

 上映するのは、被災地の博物館として震災と向き合ってきた仙台市天文台が制作したドキュメンタリー『星よりも、遠くへ』。大停電の中、普段は見えなかった満天の星空を被災者はどんな思いで見上げ、どう過ごしてきたのか。震災の星空と被災者たちとのつながりを描いた作品だ。久保館長は「15年を節目に、改めて備えることの大切さを、ご家族や大切な人と考えるきっかけになれば。多くの方に見てもらいたい」と話している。

 午後4時15分から5時まで。定員132人、当日午前9時30分からプラネタリウム受付窓口で観覧券配布。上映後は東北大学名誉教授の長谷川啓三氏を招いた講演会「星とともに未来へ...大震災からの心の復興」を開催(講演会のみの参加は不可)。問合せは【電話】044・922・4731。

ヒートアップ 「e-Taxは必殺技」 税務署の広報大使に

 麻生区に道場を構える「プロレスリング・ヒートアップ」の選手ら8人は2月13日、多摩区と麻生区を管轄する川崎西税務署(大久保篤署長)の広報大使に委嘱された。

 委嘱状の交付式は道場で行われ、代表のTAMURA☆GENE☆選手らが出席。大久保署長は「プロレスを通じてe-Tax(国税電子申告・納税システム)の素晴らしさをアピールし、e-Taxのヒートアップに貢献してほしい」と呼びかけた。選手らはスマホを操作して医療費の還付申告の作成を体験。TAMURA☆GENE☆選手は「マイナンバーカードを使ったスマホ申告の良さをPRしたい。e-Taxは税務署の必殺技だと思う」と語った。

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(上)「夜回り」で食事を配る濱野さん(右)食事を用意する仲間たち

ホームレス支援が5年目 「今後が踏ん張りどころ」 大学院生・濱野さん語る

 川崎駅周辺のホームレスたちの元におむすびなど温かい食事を届ける「夜回り」活動を続ける川崎市在住の大学院生・濱野怜さん。毎週木曜日に休まず実施してきた活動が今年1月で5年目を迎えた。計200回を超える活動を通じ、のべ約6000人ものホームレスに向き合い続ける立場から、「社会や政治に思うこと」を尋ねた。

 毎週木曜日の夜、濱野さんは仲間たちと共にリヤカーに食事を積んで川崎駅周辺を歩き、その場でおむすびを作って味噌汁などと共にホームレスに配って回る。活動を始めたのは22年1月。前年の21年秋、JR川崎駅中央改札前で目の前で倒れたホームレスの女性に対して何もできず、女性を助けたホームレスの男性から「目の前の弱者も助けられないのか」と叱責された経験から今の活動を始めた。

 以来、一週も休まず、冬には路上でも寒さをしのげるようにとカイロや防寒シートも配る。「困ったことがあれば連絡を」と自分の携帯番号も伝える。初めて接触する人には積極的に話しかけ、本人が関心を示せば、市の支援制度などの情報を共有する。

 濱野さんはこうした活動を、「一人でも多くの人の心を動かし、弱者に寄り添える社会にしたい」という一心で続けてきた。だがこの4年間で「社会が変わった」という実感は「正直なところ、まだ抱けていない」と語る。接触するホームレスの数は減ったものの、自殺も含めて亡くなったケースが多く、「同じ人間としてこういう終わり方でいいのかという思いはある。社会にもっと余白やすき間があれば、違う終わり方を用意できたはず」

絶望を放置しない

 今回の衆院議員選挙の結果を受け、「投票行動に、目の前の自分の生活をよくしたいという強い期待を感じる。同時に、僕のような活動をする人間たちが一層、踏ん張らなくてはと思った」という。「選挙結果はそれだけ国民の生活が切実で、我慢し続けている証であり危機感と思う」

 高市早苗首相は「日本列島を強く、豊かに。」と唱えて選挙戦で旋風を巻き起こしたが、「国民一人一人も強く豊かに、という希望と道筋を示して欲しい」と濱野さんは言う。路上生活者たちの深い孤独や絶望に接してきた経験から、いま切実に「希望と道筋」が求められていると感じている。

「強く豊かであるということは、誰かの絶望を放置せず、誰一人として排除しないこと。政治が国と国民一人一人を強く豊かにする日まで、微力でも現場で支え続けたい。そして個人レベルでも、人と人のセーフティーネットを強くして、一緒に乗り越えていければ」

車座集会の傍聴者募集 3月7日 麻生区役所

 川崎市政の課題解決に向けて市民と福田紀彦市長が対話する「車座集会」(麻生区)が3月7日(土)、麻生区役所第1会議室で開かれる。午後2時30分から4時30分。

 テーマは「麻生区役所を使い倒そう!〜公共空間の有効活用〜」。地域で活動する人らと市長が意見を交わす。

 会場傍聴者を募集。定員20人で当日先着順。希望者は直接会場へ。2時受付開始。詳細は同区企画課【電話】044・965・5117。

あさお子育てフェスタ 3月20日 親子向けイベント

 第12回「あさお子育てフェスタ」が、3月20日(金・祝)に麻生区役所前広場と麻生市民館で開催される。午前10時から午後2時まで。

 麻生区が主催し、子育て支援団体や区内の保育所などが協力。段ボール迷路やストラックアウト、簡単なおもちゃ作りやクイズなど、企画はさまざま。楽器を鳴らして歌うコーナーやタップダンス、絵本の読み聞かせのほか乳幼児向けの遊びコーナーもあり、親子で楽しめる催しが盛りだくさん。詳細は麻生区ウェブサイトを参照。(問)同区生涯学習支援課【電話】044・951・1300

春の二ヶ領用水を歩く 多摩区観光協会ツアー

 多摩区観光協会は3月27日(金)、ウオーキングツアー「春の二ヶ領用水を歩く」を開催する。

 午前10時にJR登戸駅改札口前集合。二ヶ領用水沿いを武蔵溝ノ口駅まで歩く。午後4時終了予定。荒天中止。定員30人。参加費300円(保険代含む)。申し込みは3月18日(水)午後3時までに、同協会ウェブサイト(http://tamaku-kanko.net/?p=4751)から。

 詳細・問い合わせは多摩区地域振興課【電話】044・935・3132。

多摩区ソーシャルデザインセンターが活動報告会 大学・地域連携事業と合同で

 多摩区ソーシャルデザインセンター(多摩SDC)と多摩区・3大学連携協議会は3月7日(土)、2025年度の活動報告会を合同で開催する。多摩区役所11階会議室で、午前10時30分から午後0時30分。2部構成。

 地域活動団体の支援や地域の活性化を目的とした取り組みの実施、居場所づくりなどを行っている多摩SDCが毎年開催している活動報告会。今回は、多摩区にゆかりのある3大学(専修・明治・日本女子)と地域、行政の連携により地域課題解決に向けた取り組みを行っている同協議会による「大学・地域連携事業」の報告会も併せて実施する。

 第1部は10時30分から。大学・地域連携事業の活動報告として、専修大学ネットワーク情報学部の佐藤慶一教授が「デジタル技術を活用した防災まちづくりの手法の開発」を、日本女子大学人間社会学部の黒岩亮子教授が「地域で活動したい市民のためのキャリアデザインセミナー」をテーマに解説する。

 第2部は11時30分から。多摩SDCが今年度の活動の報告と次年度の計画を説明する。

 定員は40人程度。事前申し込みなしで、当日自由に参加できる。

 詳細・問い合わせは多摩区企画課【電話】044・935・3147。

記念写真に納まる参加者ら

GO!GO!!フロンターレ


震災支援の募金実施

 川崎フロンターレは、東日本大震災の復興支援活動「Mind-1ニッポンプロジェクト」の一環として、3月11日(水)午後6時から7時まで、JR武蔵溝ノ口駅と東急溝の口駅をつなぐペデストリアンデッキで募金活動を実施する。

 「支援はブームじゃない」を合言葉に、2011年から継続的な支援活動を行ってきた同クラブ。15年には岩手県陸前高田市と友好協定「高田フロンターレスマイルシップ」を締結し、「支援から交流へ」と絆を深めている。震災の記憶を風化させないよう、毎年3月に選手やスタッフらが街頭に立ち、募金を呼び掛けている。

 当日はクラブスタッフやU-15の選手のほか、中西哲生クラブ特命大使、稲本潤一FRO、マスコットのふろん太やカブレラ、たかたのゆめちゃんらが参加予定。

 また同クラブは呼びかけに協力できるボランティアを募集。参加希望者はフロンターレのシャツなどを着用の上、直接現地へ。雨天時は場所変更の可能性あり。詳細は同クラブウェブサイト。

画像はいずれも川崎フロンターレ