さがみはら緑区版【3月19日(木)号】
優勝者の盾を持つ林さん

のど自慢市開催 林さん(相武台中1年)が優勝 兄に届け「タマレボ」

 約17年ぶりの市内開催となった「NHKのど自慢」の本選が2月1日、相模女子大学グリーンホールで行われ、相武台中学校1年の林庵千丸(いちまる)さんが頂点に立った。応募総数は2000超。「兄の応援」と歌った「タマシイレボリューション」は全国に響いた。

 林さんは幼少の頃からロック好きの父や叔父の影響でMr.ChildrenやSuperflyをよく聴いていたという。叔父が亡くなったのを機にしのんで小学4年で歌を習い始めた。

 出場のきっかけは大学受験を控えた兄の応援。3兄弟の末っ子である林さんは仲の良い兄が難関大学へ挑戦するのを見て、かねてより「自分も力になれれば」という気持ちがあった。

 のど自慢放送当日がちょうど受験日と重なることから出場を決意。選曲は母やボーカル講師、家族と相談。市内出身の[Alexandros]の曲という案もあったが、「兄の応援」がテーマのため、林さんの「応援曲っぽい」という直感から、Superflyの「タマシイレボリューション」に決まった。出場に向けて2〜3カ月練習。曲調が早いため、息継ぎの調節が難しかったという。

優勝に驚き

 前日に行われた200組の予選ではマジックを行う出場者のお陰もあり、会場の雰囲気が温まっていたことから、歌い始めると自然と気持ちがほぐれていったという。本選合格発表では「自分より前の出場者が合格したからまさか自分も通過するなんて思わなかった」と振り返る。

 迎えた本選で一番緊張したのは、直前の出場者の合格の鐘。自分が上手くできるか不安に思ったが、スタッフや他の出場者が雑談などで盛り上げてくれたことで気持ちが和らぎ、落ち着いてステージに立てたという。拍手をもらい、「上手くいった」と実感した。優勝が決まった際は「これは現実なのか」と驚いたという。「出場して周りのレベルに圧倒されたけど、その中でも優勝できてうれしい」と語る。

 肝心の兄には出場することは伝えていたものの、「受験の応援のため」とまでは言っていなかった。受験が終わった瞬間に携帯の電源を入れた兄はまず「のど自慢」と検索。すると「中学生おめでとう」というワードが飛び込んできた。そこで初めて林さんの優勝とテロップに「受験の兄のために」と出場していたことを知った。帰宅後、録画を確認しながら林さんに「本命の受験頑張ります」と伝えたという。

一躍有名人に

 林さんは出場を数人にしか伝えていなかったが、放送後「おめでとう」という連絡が鳴りやまなかったという。

 放送を観た同校の井上武仁校長は「テレビを観ていたら庵千丸(いちまる)くんが出ていて本当にびっくりした」と笑う。生徒会副会長である林さんは放送翌日の朝にあいさつ運動の仕事があり、知らない上級生に「おめでとう」と声を掛けられたり、クラスのホームルームでも紹介されたり「地上波はすごい」と思ったそう。

 番組で宣言した通り、将来の夢は「社長」。みんなが落ち着けるカフェをつくりたいという。ただし、コーヒーが飲めないため飲めるようになることが直近の目標だ。

50年以上地域に親しまれてきた津久井湖観光センター

【相模原市緑区】津久井湖観光センター 今春から再整備へ 営業は4月19日まで

 津久井湖観光センター(太井)が再整備に向けて4月20日(月)から休業に入る。現在のセンターの営業は4月19日(日)までで、25日(土)からは建物横の仮設店舗で一時的に営業する。運営する一般社団法人津久井観光協会の荒井久幸代表理事は「これから桜がきれいに咲く時期を迎える。桜の観賞とともにぜひ建て替え前のセンターにも立ち寄っていただけたら」と話す。

 津久井湖観光センターは1969年に竣工。津久井湖城山公園花の苑地内にあり、津久井地区の観光拠点として地域住民をはじめ、観光客から長く愛されてきた。

 これまでに駐車場のレイアウトの変更や公園の大規模な改修はあったが、建物の大きな改修はなく、老朽化が著しく耐震性に課題があった。荒井代表理事は「センターができてすぐの頃は2階には食堂があったと聞く。建物の耐震の話が出るようになってからは、安全に運営するために2階は使っていなかった」と振り返る。

 センターは竣工から県が所有してきたが、2025年4月に市に譲渡された。市は現在、再整備に向けて準備を進めており、市観光政策課によると27年3月末までに建物の解体、28年3月末までに再整備の完了を予定している。隣接するトイレはセンターが解体されるまでは使用でき、その後に仮設に移す予定となっている。

25日からは仮設で

 20日〜24日(金)まではセンターは休業となる。仮設店舗での営業再開は25日から(時間未定)。仮設の販売面積は現在のセンターの6割程度になる見込みだが、これまで通りに地場野菜や特産品などを販売する。

 荒井代表理事は「このセンターは地域の生産者の代表として、地域の良いもの、新鮮なものを低価格で提供したいという思いで50年以上やってきている。地域との絆はとても深い。引き続きその絆を大切にして、地域の人と観光で来る人をつなげる役割を果たしていきたい」と話す。

相模原市民生委員児童委員協議会の会長に就任した 岡城 孝雄さん 南区在住 71歳


根底に「ほっとけない」精神

 ○…高齢者や子どもの見守りなど、地域の身近な存在として活動を行う民生委員児童委員。「会長になったことで肩書きが一気に20個くらい増えた」と笑いながら話す。「新たに委員になった人も含めて縁あって集まった人たち。このつながりを大事にして、助け合いながらワイワイ楽しく活動できたら」と朗らかな表情で意気込む。

 ○…数年前、家族の介護がきっかけで民生委員の存在を知り福祉のありがたさを実感した。「それまでは馴染みがなかったが、本当に助かった」。当時支えてくれた先輩の誘いで7年前から活動を始め、3期目になる。地区の活動を通じて「相模大野は都市化が進む中でご近所付き合いが薄くなっている」と街の変化に不安をにじませる。「顔なじみ」や「安心感」をキーワードに工夫を凝らした活動で横のつながりを広げていく。

 ○…福島県いわき市出身。結婚を機に20代後半から相模原に移り住んだ。子どもの頃、よくニュースで見ていた公害問題を自分事として考えていた。「何とかしたい」との思いを固め、大学で化学を専攻し、水の浄化について研究する技術者に。今なお講師として全国を飛び回り指導を行っている。「何か起きているとそこに目が行ってしまい、放っておけなくなる」。目の前の人やことに手を差し伸べたくなる性分は、委員活動にも通じている。

 ○…息子家族と暮らす自宅で飼っている犬2匹は「放っておいてくれない」と表情を緩ませる。日々忙しくしている中で、愛犬と過ごす時間が何よりの癒しだ。欠員や若い世代の不足など改善すべき点はたくさんある。「自治会や社協などと連携してワンチームで取り組みたい」。目前の課題を見過ごさず、地域に貢献していく。

秀逸の句「昭和歌謡 祖母はボーカル ぼくピアノ」をイメージした、前田さんの絵

さがみっ子川柳 「載ってるね」うれしく 上鶴間小6年前田さん


3度目秀逸

 小学生向けの地域情報紙「こどもタウンニュースさがみはら版」の2026年春号がこのほど、市内の公立小学校で配布された。同紙の連載企画「さがみっ子川柳」では今回、上鶴間小学校6年の前田琥太朗さんが秀逸に選ばれた。

 今回のテーマは「休みの日、何してる?」。前田さんの作品は「昭和歌謡 祖母はボーカル ぼくピアノ」。週末に祖母の家を訪れ、演奏に合わせて祖母が歌う実際のひとときを詠んだ一句で、歌うことが大好きな祖母への親しみと温かな家族の時間が表現されている。

 前田さんは22年12月の同コーナー初回から投稿を続けており、これまで「逆上がり やればできる!と 言いきかし」(23年12月/テーマ「がんばっていること」)、「寝ていても 心の中で お見送り」(25年6月/テーマ「お父さんに言いたいこと」)と、2度の秀逸選出となっている。

言葉で絵描く

 選者を務める市内在住の川柳作家、水野タケシさんは「琥太朗君の川柳は具体的で、パッと映像が浮かぶところが特長です。これはたぶん、絵を描くことが好きなことと関係があって、映像記憶能力が発達しているのでしょう。つまり『言葉で絵を描ける』のですね」と評価する。

 一方、前田さんは投稿を続けた3年間を振り返り、「(紙面に載ると)『載っているね』と言われるのがうれしかった」と笑顔を見せる。川柳の魅力については「日常を五七五にまとめる言葉遊び。俳句と違って季語を使わなくていいので楽」と話した。

 最近はグラフィックツールのCanvaを使った表現にも親しみ、小学生向け新聞の論調コーナーをスライド形式でまとめたり、授業で学んだ内容をテスト形式にデザインしたりと、創作活動に没頭しているという。もともと絵を描くことが得意で、ジオラマによる「まちづくり」にも熱中。この春から中学校へ進学する前田さんは「いつか、壮大なまちづくりをしてみたい」と夢を膨らませている。

【写真上】湖カフェスタッフがオンラインで参加した事例報告会【写真下】認知症AR体験の様子

認知症でつながる輪 チームオレンジが交流会

 認知症のある人やその家族のサポートを推進する相模原市の事業「チームオレンジ」が3月13日、認知症サポーターの個人や企業、団体のつながりを促進しようと交流会を開催した。昨年10月に淵野辺から移転したチームオレンジサポートセンター(清新5の3の1)を会場におよそ60人が交流を深めた。

 この交流会は同事業が始動した2024年から行われており、新拠点では初めての開催となった。当日は、認知症の診断を受けた人がボランティアスタッフのサポートを受けながら運営に携わった。広々としたスペースに登録企業や団体がブースを構え、福祉用具のレクチャーや認知症AR体験などさまざまな切り口で認知症をサポートする事業を紹介した。

 認知症がある人やその家族らが気軽に相談や交流できる「認知症カフェ」の事例報告会も行われた。市内では現在、さまざまな団体が54カ所の認知症カフェを運営している。相模湖地域で初めての認知症カフェ「湖カフェ」を運営する相模湖地域包括支援センターの職員が企画の考え方や開催時のルールなどの工夫を紹介。「縁を大切に人と人をつなぐことができれば」と話した。

 チームオレンジサポートセンター長の能勢光さんは「認知症をきっかけに地域でつながる仲間と出会う場を作れたことは大きな意義があったと感じている」と話した。

登記義務化に伴う期限と過料のまとめ

相次ぐ法改正、申請は早めに 相続登記に続き、4月に住所・名前変更も義務化

 全国的に増加する空き家や所有者不明土地の問題解消に向け、不動産の相続や管理に関する法改正が相次いでいる。適切な対応を怠ると、将来の売却や利活用が困難になるほか、想定外の費用が発生する場合もあるため、制度の正しい理解が不可欠となっている。

登記の義務化

 高齢化が進む中、相続登記がされず所有者が分からない土地や建物が全国的に増加し、問題となっている。こうした背景を受け2024年4月1日から「相続登記の義務化」が開始された。

 これは土地や建物を相続したことを知った日から3年以内に名義変更の手続きを行うことを義務付けるもので、申請を怠ると10万円以下の過料の適用対象となる。

 義務化された日より前に相続したことを知った不動産で相続登記がされていないものについては、特例として27年3月31日までに登記を申請する必要がある。

不動産記録をリストに

 今年2月、登記申請の負担軽減と登記漏れ防止に役立つシステム「所有不動産記録証明制度」が始まった。

 これまでの登記記録は土地や建物ごとに管理されており、全国の不動産から特定の個人が所有する物件を抽出する仕組みは存在しなかった。そのため、複数の場所に不動産を持っている人が亡くなった場合、相続人が所有物件を把握しきれず、見逃されてしまった土地が相続登記されないまま放置されてしまうケースが指摘されていた。

 新たに始まった制度は登記名義人の住所と氏名から、その名義人が所有する不動産を一覧的にリスト化して証明書として交付する。これにより、相続人による物件調査の手間が大幅に軽減され、登記漏れの防止が期待されている。

 但し、利用には専門的な知識が必要になるケースもあるため、「『所有不動産記録証明制度』や相続に関する登記手続、証明書の取得などは、事前に法務局に電話で問い合わせをするか、身近な専門家への相談をお勧めします」と、神奈川県司法書士会に所属する司法書士は話す。

スマート変更登記

 また、今年の4月からは不動産所有者の「住所・名前の変更登記の義務化」も始まる。変更の日から2年以内の登記申請が必要となり、違反をすると5万円以下の過料の適用対象となる。義務化前の変更も対象で、28年3月31日までに登記する必要がある。

 なお、この住所変更登記等の負担を軽減する仕組みとして、「スマート変更登記」を導入。事前に簡単な手続きをしておくことで、その後は法務局が職権で住所などの変更登記を無料で行う。変更のたびに自身で申請する手間が省け、義務違反に問われる心配もない。

 一連の法改正は増え続ける所有者不明土地の問題を解決し、行政手続を簡素化することが目的。地域の防犯や防災機能を維持し、安心で暮らしやすい地域づくりのためにも新制度を理解することが重要と言える。まずは家族間で不動産の現状を共有し、不明な点があれば、専門家へ相談するなど早めの備えを心掛けたい。詳細は法務省などのホームページで確認を。

[Alexandros]

観覧無料 相模大野で[Alexandros]がスペシャルトークライブ開催 3月28日開催、観覧申し込みは3月22日まで


相模原市名誉観光親善大使に就任

 2026年4月1日(水)から相模原市名誉観光親善大使に就任する音楽バンド「[Alexandros](アレキサンドロス)」が3月28日(土)、就任を記念したスペシャルトークライブを開催する。会場は「オーノクロス」(相模原市南区相模大野4)内・公共広場。主催は相模原市、株式会社ユーケーピーエム、ユニバーサルミュージック合同会社。小田急電鉄株式会社と公益社団法人相模原市観光協会が協力する。

台風で中止の駅メロセレモニーも

 イベント内容は、メンバーと相模原市長による挨拶、トークライブ、名誉観光親善大使の就任発表など。

 トークライブでは、メンバーの地元でもある相模原市の魅力や、代表曲「ワタリドリ」が相模大野駅の列車接近メロディに採用されたことへの思いを語る。また、24年に台風の影響で急遽中止となった「駅メロ導入記念セレモニー」のリベンジ開催も行われる予定。

 午後4時15分から同45分まで。観覧は定員500人(スタンディング)で、LINEアプリを通じた申込・抽選制。3月22日(日)23時59分まで受付中。抽選結果は3月24日(火)午後6時以降に確認できる予定。詳しくは観覧エリア募集の案内サイトを参照(下記にリンクあり)。

 問い合わせは、ユニバーサルミュージック カスタマー・サービスセンターのサイト(下記にリンクあり)で。

小島さんの作品

小島さん油彩画展

 体の8割が麻痺し、右目の視力を失うも油絵を描き続ける緑区上九沢在住の小島一朗さん(58)の油彩画展が3月30日(月)〜4月5日(日)までもみじホール城山(久保沢2の26の2)で開催される。午前9時〜午後7時(初日は午後1時〜、最終日は〜午後5時)。

 静物画30点を展示。(問)小島さん【携帯電話】070・4441・1562

上大島キャンプ場の河津桜の前で笑顔を見せる吉村実行委員長

愛着と誇り感じる機会に 吉村実行委員長に聞く「緑区15周年」

 今年度は緑区誕生15周年。アニバーサリーイヤーを記念したイベントが数多く開催された。

 その中で、緑区の魅力を区内外に広く発信し、主催事業も行った緑区魅力づくり事業実行委員会の吉村幸弘実行委員長は「15周年という節目の年に記念事業を通して、緑区の良さを改めて知っていただくとともに、区民の皆さまにも区への愛着と誇りをもっていただく良い機会になった」と振り返る。

 同会は2011年5月に発足。「緑区魅力づくり事業」の実施を通じて住民が交流する機会を提供してきた。吉村実行委員長は昨年4月に現職に就任。大島観光協会の会長も務めている。

 特に印象に残る15周年事業に、7年ぶりの開催となった「郷土芸能フェスタ」を挙げる。「緑区には受け継がれてきた伝統文化が多く、これらは心の拠り所でもある。次の世代へ継承していかなければならないという意味でも7年ぶりの開催はとても印象的だった」と吉村実行委員長。改めて緑区の好きなところを聞くと、「都市のにぎわいと自然のやすらぎが共存している点。便利さを感じながらも、身近に緑や季節の移ろいを楽しめる。そして何より、地域の方々が親切で優しく、温かな交流が生まれているところ」と笑顔を見せる。

 次年度以降の活動については、「引き続き、緑区の魅力発信に力を入れ、区民の愛着の醸成や来訪者の増加などに努めていきたい」と意欲を示した。

新小倉橋の下で一斉に放水した=原隊長提供

小倉橋上流で一斉放水 消防団北方面隊が防火祈願

 相模原市消防団北方面隊(原正弘隊長)は3月1日、相模川に架かる小倉橋上流付近で一斉放水訓練を実施した。

 春季火災予防運動の広報活動の一環として、かつての小倉山での大火を忘れることなく地域の防火を祈願するとともに、同隊の持つ消防力を確認することを目的に実施された。

 当日は団員らが相模川の河川敷から一斉に放水。原隊長は「全国的に山火事や大火の多かった昨年だったので火災予防の広報活動だけでなく、改めて地域防災の意識を北方面隊として共有でき、訓練としても良い経験になった」と話した。

POPを持つ店長の小林英樹さん(右)と禮子さん

相模原市 減塩発信 飲食店も 啓発POPで呼び掛け

 市民一人当たりの食塩摂取量を7割程度に抑えることを目指して相模原市が取り組む「さがみはら街ぐるみ減塩プロジェクト」。その一環として、減塩の工夫などが書かれたPOPが市内の飲食店に設置されている。

 この取り組みに賛同し、利用客に対して減塩の取り組みを呼び掛けている中央区の飲食店「とことん餃子の朝日屋」を取材した。

◇  ◇  ◇

 「少しでもお客さんの健康の役に立ちたい」。そう話すのは同店代表の小林禮子さん。今年で10年目を迎える同店は、開業当初から、健康に気をつかったメニューを提供している。看板商品の餃子の種は、総量に対して2%の塩のみで味付け。各卓に減塩醤油を置いたり、サイドメニューの味付けには岩塩を塊のまま提供したりするなど、食べる人の好みで調節できるよう工夫している。POPに関して会話をする機会は少ないというが、「減塩醤油の方が減りが早いのは意識の表れのように感じる」と小林さん。「少しの意識で変えられる。お客さんにはおいしく健康な食事をしてほしい」

「美味しさ感じながら」

 「まずはマイナス1グラム」がスローガンの同プロジェクト。背景には、相模原市民の循環器疾患(脳血管疾患・心疾患)による死亡率の高さがある。2019年に神奈川県が行った、主な死因を比較する調査では、高血圧などが原因となる循環器疾患は県平均を上回る結果となった。市は高血圧や動脈硬化の原因にもなる塩の摂りすぎに着目し、効果的な対策を検討する中で、24年に街ぐるみのプロジェクトを立ち上げた。

 啓発POPは現在、市内の飲食店27店舗に設置されており、同プロジェクトの区切りとなる29年度までに60店舗の設置を目指すという。

 市健康増進課の担当者は「調味料の付け方や香辛料を使ったアレンジなど、食べるときの一工夫を待ち時間などに見てもらって、美味しさを感じながら少しずつ取り組み、意識の変化に役立ててもらえれば」と担当者は話す。

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市民G(ギャラリー) 感性光る日本刺繍

 相模原市民ギャラリー(JR相模原駅セレオ4階)にあるミニ展示コーナー「アート・スポット」で現在、作品展「ひかり、いろどる 中西彩の日本刺繍」が開催されている。5月10日(日)まで。

 中西さんは、日本刺繍の素材や技法を基礎としながら、独自の感性で表現を続ける日本刺繡作家。女子美術大学染織文化資源研究所の嘱託研究員として文化財市保存修復に従事する。移ろう季節や花や果物、海や月など、身近なモチーフを表現した全17点の作品を楽しむことができる。

 開館は午前9時〜午後5時。観覧無料。水曜休館。(問)同ギャラリー【電話】042・776・1262

修了証を手渡される受講者(左)

学んだ作業、実践へ 農業セミナー 10人に修了証

 高齢化や人手不足に悩む地域の農家を応援しようとJA神奈川つくいが毎年開催している「農業セミナー」。同セミナーの令和7年度閉講式が2月12日、同組合本店で実施された。

 最終回の座学では農業技術センター北相地区事務所の篠原ねね講師が登壇。夏野菜の育苗方法や注意点、苗の選び方などを講義した。その後、閉講式が行われ、10人の受講者に修了証が手渡された。受講者たちは4月から農家の元で実践研修を行う予定。受講者からは「農作業を実際に体験できて良かった」「和気あいあいと作業ができて農業の楽しさを知った」などの感想が聞かれた。

 なお、同セミナーでは現在、来年度の受講生を募集中。受講料は2年間で2200円(税込)。緑区在住者が対象(区外在住の場合は要相談)。希望者は3月27日(金)までにJAに直接申し込む。詳細・申し込み、問い合わせは、JA神奈川つくい営農経済課【電話】042・784・9905。

あいさつする辻元委員長。左は滝波議員、右は蓮舫議員

参院国交委員会 辻元議員らが藤野を視察 「地域交通」 地元と意見交換

 藤野地区の地域交通の現状と相模原市が導入を検討するスクールバスの公共ライドシェアの視察のため3月12日、参議院国土交通委員会のメンバーが藤野を訪れた。

 今回の視察は、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の一部を改正する法律案の審査に資するためのもの。訪れたのは委員長の辻元清美議員(立憲)、理事の滝波宏文議員(自民)、山本佐知子議員(自民)、蓮舫議員(立憲)、後藤斎議員(民主)、三浦信祐議員(公明)、委員の青島健太議員(維新)、初鹿野裕樹議員(参政)、永江孝子議員(無所属)、平山佐知子議員(無所属)の10人。一行は藤野農村環境改善センターで事業の説明などを受けると、藤野北小学校へ。そこから路線バスに乗って藤野中央公民館へ移動した。

 公民館では関係者との意見交換が行われた。相模原市からは奈良浩之副市長のほか、地域の交通を支える神奈川中央交通株式会社、YM交通株式会社、藤野交通株式会社の担当者が出席。地域住民を代表して地域交通活性化協議会の森久保高弘さんも同席した。地域交通における中山間地域の現状や課題などが共有され、委員からはさまざまな質問が挙がったという。

「課題多い」

 視察を終え、辻元委員長は「交通空白ができているのは全国の問題。国土交通委員会でも最大の問題の一つが交通空白をどう埋めていくかだと思っている。地域の皆さんは自分たちの足は自分たちで守ろうと取り組まれているが課題も多いようで、料金だったり、タクシーやバス事業者と住民の皆さまとの利害関係だったり、自治体も補助できる財政の余力が無尽蔵ではないという課題をどのように解決していけばいいのかというのは強く感じた」と話した。

 対応した奈良副市長は「今回、これだけの人と意見交換ができたということは非常に有益だった。中山間地域の実情を目の当たりにしてご理解いただいたのは相模原市だけではなく、交通事業者を含めて次の対応策、方針を出すのにも有意義だったと思う」と振り返った。

トロフィーを手に優勝を喜ぶ三遊亭ごはんつぶさん(写真提供=(公財)相模原市民文化財団)

若手落語家選手権 優勝は三遊亭ごはんつぶさん 全員が初出場の激戦を制す

 第25回さがみはら若手落語家選手権の本選会が3月8日、ほねごり杜のホールはしもとで開催され、落語協会に所属する三遊亭ごはんつぶさんが優勝した。

 同選手権は二ツ目落語家が己の話芸で勝負する若手の登竜門の一つとされる大会。本選会は予選会を勝ち抜いた4人と予選会の2位の中で惜敗率が最も高かった1人の計5人で争われた。

 ごはんつぶさんは古典落語の「寿限無」を披露。観客投票で一番の支持を集めた。優勝トロフィーを手にしたごはんつぶさんは「本日応援に来てくださった皆さま、温かく落語を聞いてくださった相模原の皆さまのおかげだと思っております。客席投票、一人一票ということで当日のお客さまがどのくらい応援してくださるかもふたを開けてみないと分からないという、このルールならではの重圧というようなものを感じたりもしましたが、素直に聞いてくださったのかなと思っております。本当にありがとうございました」と語った。

 大会を主催する公益財団法人相模原市民文化財団の担当者は「今回は全員初出場の落語家さんが本選会に進み、若手の中の若手の熱戦が繰り広げられ、神奈川県出身で昨年全国若手落語家選手権大賞を受賞した三遊亭ごはんつぶさんが優勝しました。今年も8月にもみじホール城山にて優勝者、準優勝者による『しろやま寄席』を開催予定です。どうぞお楽しみに」と話す。

 本選会の結果とそれぞれが披露した演目は以下の通り。

▽優勝/三遊亭ごはんつぶ(落語協会)「寿限無」

▽準優勝/桂銀治(落語芸術協会)「お血脈」

▽3位/金原亭杏寿(落語協会)「お菊の皿」

▽4位/三遊亭青森(落語協会)「粗忽長屋」

▽5位/春風亭与いち(落語協会)「粗忽の釘」

大会に挑む(左から)小山さん、中村さん、岩井さん

JOCでの活躍誓う  水泳 ドルフィンから3選手

 第48回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会が3月27日(金)から東京アクアティクスセンター(江東区)で行われ、橋本のスイミングスクール「相模原ドルフィンクラブ」から3人が出場する。

 同大会は、ジュニアスイマーの最高峰の大会。出場するのは岩井杏樹さん(旭中2年/400m自由形)、小山論さん(大沢小6年/100mバタフライ)、中村篤人さん(橋本小4年/50m自由形)の3人。

 通算8回目の出場となる岩井さんは「これまでとは違い400m自由形での出場。心機一転、新しい気持ちで自分らしく泳ぎたい」と誓う。3年連続出場となる小山さんは「小学生として最後の大会。トップスイマーと泳げることを楽しんで決勝進出を目指したい」と目標を見据える。初出場の中村さんは「初めてなので会場の雰囲気に飲まれず、自己ベストを出せるように頑張りたい」と意気込みを見せる。

交通標識看板を手にする本村市長(左から3人目)、瓜生部長(同4人目)ら=市提供=

日産自動車、童話・絵本と交通標識看板を相模原市に寄贈 市内保育所や児童交通公園で活用

 日産自動車株式会社相模原部品センターは、「第41回 日産 童話と絵本のグランプリ」の大賞受賞作品各225冊および交通標識看板1枚を相模原市に寄贈した。

 3月3日には市役所で同センター部長・瓜生厳太郎氏に対し、本村賢太郎市長から感謝状が贈呈された。

 同センターによる相模原市への寄贈は2005年から毎年続いており、交通安全関連用品や絵本などが提供されてきた。今回で約20年目となる。

「日産 童話と絵本のグランプリ」とは

 同グランプリは1984年、大阪府立国際児童文学館の開館を記念して創設された創作童話・絵本のコンテスト。一般財団法人 大阪国際児童文学振興財団が主催し、日産自動車は初回から協賛している。

 今回、市に寄贈されたのは、第41回童話の部大賞「春風の魔法使い」(作/紫野)と、絵本の部大賞「うらがわ ともだち」(作・絵/河原久美子)の各225冊、交通標識看板1枚。

 童話および絵本は市内の公立保育所、幼稚園などに順次配布され、4月中には子どもたちの手元に届く予定となっている。交通標識看板は鹿沼児童交通公園で既存の看板との貼り換えが完了。今後、子どもたちの交通安全教育に活用される予定だ。