秦野版【10月9日(金)号】
テープカットを行う高橋市長(中央)と名称発案者の林さん(右)ら

震生湖に“百年橋”完成 「100年の歴史と、これからの未来をつなぐ橋に」

 震生湖誕生100周年を機に工事が進められていた新しい橋が完成し、10月2日に完成式典が開かれた。橋の名称は公募により「百年橋」に決定。架け替えに伴い整備された広場の東屋や学習用看板なども披露された。

 震生湖は、秦野市と中井町にまたがる面積約1万3000平方メートルの湖。関東大震災で斜面が地すべりを起こし、土砂が沢を閉塞して誕生した堰止め湖で、2021年には国登録記念物(動物、植物及び地質鉱物関係)に登録されている。

 震生湖の橋は昭和30年代に丸太橋として初めて設置。老朽化により一度は撤去されたものの、地元有志の手で再建され、昭和40年代初めに完成した新橋は長年「太鼓橋」として親しまれてきた。しかし、半世紀以上の経過による老朽化を受け、来訪者の安全確保と観光資源としての魅力向上を目指し、2024年度から架け替え工事に着手。9月30日の工事完了に伴い、10月2日午後の供用開始を前に式典の開催に至った。

 式典には高橋昌和市長のほか、相原學市議会議長、戸村裕司中井町長ら関係者約20人が出席。

 高橋市長は「生まれ変わった橋が秦野市と中井町をつなぐ絆となり、先人がつないできた歴史を次世代へ引き継ぎながら末永く愛されることを願う」とあいさつ。戸村町長も「かつての太鼓橋は通勤路としても親しまれた。中井町側も整備を進め、皆様の憩いの場を創出したい」と語った。

 続いて新名称「百年橋」が発表され、発案者の林和泉さん(堀西在住・秦野高校3年)が登壇。「中学の授業で震生湖を学び、美しい姿の維持は先人のおかげだと知った。歩んできた100年とこれからの100年をつなぐ橋になれば」と命名の想いを述べた。その後、テープカットや渡り初めが行われ、新たな門出を祝福した。

 供用開始に合わせ、広場には秦野ライオンズクラブ寄贈の歓迎看板と学習プレート、関野義一さん寄贈の東屋も設置されている。

リハーサルで『サマーバイブス』を踊るStudio Tammyのキッズメンバーと野島さん(中央)

元SKE48野島樺乃さんとコラボステージ 10月17日 おおね秋祭りで地元3チームと

 「おおね秋祭り」が10月17日(土)・18日(日)に東海大学前駅南口ロータリーの特設会場で行われる。17日には、元SKE48の野島樺乃さんがライブを実施。野島さんの事務所から「未来ある子どもたちと特別な舞台を創りたい」という希望があり、地元のダンススタジオ「Studio Tammy」とのコラボが実現した。

 野島さんは現在、ソロアーティストとして多方面で活動。11月からは全国4都市7公演の「KANO NOJIMA PROLOGUE TOUR」ほか、「KANO NOJIMA DINNER SHOW -THE GALA-」の開催も決まっている。

 おおね秋祭り実行委員会は「すべての参加者に一生モノの原体験と未来への誇りを刻みたい」と野島さんに出演をオファー。「第1回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で優勝した実績を持つ圧倒的な歌唱力、ソロで挑戦を続ける野島さんの姿勢から「この街に住んでいて良かったと思えるステージを生み出してくれるはず」と話す。こうした同委員会の申し入れに、野島さんも快諾。事務所を通して地元とのコラボレーションの提案があり、東海大学前駅そばにスタジオがあるStudio Tammyの生徒とのステージが実現した。

 また、同イベントは11月1〜3日までの東海大学建学祭プレステージに位置付けられていることから、野島さんと「東海大学ダンスサークルKID」とのコラボも行われることになった。

熱の入るリハーサル

 10月3日には、Studio Tammyでリハーサルを実施。野島さんは初めに「KID」との打ち合わせに臨んだ。KID代表の関水舞さんは「プロの方のバックダンサーとして踊れる貴重な機会。本番が楽しみです」と笑顔で語る。

 続いて、StudioTammyのメンバーとリハーサル。オリジナルで振り付けたダンスを、野島さんのソロ曲『One』と『サマーバイブス』の2曲に合わせて踊り、野島さんもその熱意に応えて、通しで動きを確認していた。

 Studio Tammy代表のTammyさんは「機会をいただき光栄です。楽曲の雰囲気がふくらむダンスとステージになれば」と話す。『One』を踊る河田瑛嗣さんは「プレッシャーもあるが楽しみ。感情のこもったダンスを見てほしい」と意気込む。

 リハーサルを終え、野島さんは「それぞれ素敵な振り付けで、私も自然と笑顔になった」とコメント。「コラボはこれまであまり経験がない貴重な機会なので、皆が笑顔になるステージを一緒に届けたい」と話した。

 おおね秋祭りは17日が12時〜20時、18日が10時〜20時。多彩なステージの他、飲食・物販も出店する。詳細は「東海大前ドットコム」サイトで。

秦野高校100周年記念事業実行委員会の実行委員長を務める 久保寺 忠夫さん 戸川在住 69歳


我が母校に勝る学校なし

 ○…10月29日に創立100周年を迎える秦野高校の同窓会長として、100周年記念事業実行委員会の責任者を務める。準備委員会期間に新型コロナで数年間の活動休止を余儀なくされたが、式典の準備は順調。「みなさまのお力で大きな苦労はなかった。秦高の学校力の底力を感じました」と話す。当初から掲げていた「鳥肌が立つ感動」を与えられる式典開催に向け邁進している。

 ○…定年前に母校の秦高に副校長として戻り、90周年の節目に立ち会った。直後、「100周年を素晴らしいものにするためには今から動かないと」と準備委員会立ち上げに携わる。それがきっかけで、同窓会副会長を経て100周年のタイミングで同窓会長兼実行委員長に。「100年という大きな節目。みんなでしっかりお祝いし、次の世代に伝えられるものにしたい」と意気込む。

 ○…戸川で生まれ育つ。自身も秦高卒業生で、学生・教員・管理職として都合15年、同窓会活動を含めれば24年関わり、「縁を感じずにはいられない」と感慨深げ。県の教育・スポーツ行政にも携わり、40過ぎまで陸上に打ち込んだ。秦野市陸上競技協会事務局や、かながわ・ゆめ国体の陸上選手団ヘッドコーチも務めている。早大の同期で元陸上五輪選手の瀬古利彦氏とも交流があり、たまに会うそうだ。

 ○…教員、管理職として他校にも勤め思ったことは、「我が母校に勝る学校はなし」。校風、雰囲気、生徒と教師。1世紀紡がれてきた伝統に確かな誇りを抱く。一方で同窓会に課題を感じていて、広報の在り方もその一つ。今は同窓会誌「広陵」のデジタル化を進めている。「若い世代が興味を持たないと立ち行かなくなる。次の100年につなげるため不易流行で進めたい」と語った。

Astemo(株) 環境配慮にヤギ導入  

 Astemo株式会社秦野サイトが、環境配慮の独自の取り組みとしてヤギによる除草を敷地内で行っている=写真。

 同社は自動車部品の製造販売を行うグローバル企業。グループの環境方針に基づき各工場で取り組みを計画しており、ヤギによる除草は秦野サイト独自の環境活動の一つ。ヤギは中井の事業者からレンタルしている。

 草刈はこれまで従業員が草刈り機で行っていたが、騒音や燃料など環境への配慮、昨今の猛暑による熱中症対策からヤギを導入した。見込んでいた除草効果が上がっているほか、「従業員が人懐っこくかわいいヤギに癒される」という想定外の副次的効果も出ているそうだ。

 また、秦野産材のベンチ導入や、はだの脱炭素コンソーシアム参加、厚木の工場と合同での県の脱炭素大賞受賞など、環境活動に積極的に取り組む同工場。「秦野市の環境活動への協力など、地域との関係を大切にしたい」と話した。

小池彩夏さん(右)物井彩さん(左)

秋を彩る名曲のひととき 10月25日 タウンニュースホール

 リクエストに応えて再登場。”ふたりの彩”こと小池彩夏さん(ヴァイオリン)と物井彩さん(ピアノ)が出演するティータイムコンサートが10月25日(日)、東海大学前のタウンニュースホールで開催される。

 ”ふたりの彩”が奏でる四季シリーズの4回目は”秋”。「秋を彩る名曲のひととき」と題し、”知っている曲”が”もっと好きになる”プログラムが用意されている。演奏予定曲目は「アヴェマリア」(グノー)、「日本の秋メドレー」、「チャルダッシュ」(モンティ)ほか。観覧料2500円。当日払い。午後2時開演(1時30分開場)。午後3時30分ごろ終演予定。休憩あり。予約優先。定員150人。自由席。問合せ、予約はタウンニュースホール【電話】0463・77・0025へ。水曜日休館。

秦野出身のプロボクサー竹内凰騎選手、新人王決勝へ  

  秦野市出身のプロボクサー竹内凰騎選手(19・T&Tスポーツジム)が9月17日、「第83回東日本新人王トーナメント」準決勝を勝利で飾り、決勝進出を決めた。

 新人王戦は、日本プロボクシングの登竜門として受け継がれてきたトーナメント。竹内選手は、スーパーライト級で五百久大選手(厚木ワタナベ)と東京・後楽園ホールで対戦した=写真左(提供)。

 試合では、竹内選手がプレスをかけてワンツー、右ボディを攻めるのに対し、サウスポーの五百久選手は右ボディと左ストレートで応戦。互いに一歩も譲らぬ打ち合いとなったが、要所でワンツーで顔を弾き見栄えの良さをアピール。判定勝ちで激戦を制した。

 竹内選手の戦績はここまで6戦4勝2分。決勝に向け「後半は気持ちのぶつかり合いになり、そこだけは負けないという気持ちで戦った。決勝で必ず勝って、全日本に行きます」と決意を語る。

 決勝は11月3日(火)、後楽園ホールで行われる。

秦野本町SSのメンバー(提供)

秦野本町SSが優勝 なかしんカップU-12サッカー

 第13回なかしんカップ争奪U-12 サッカー大会の決勝が9月23日、NITTANパークおおねで開催され、秦野本町SSが優勝した。

 同大会は秦野市サッカー協会が主催、中栄信用金庫(本店・秦野市元町/北村圭一理事長)が協賛したもので、秦野市と近隣市町から16チームが参加した。決勝は、秦野市内を拠点とする秦野本町SSと東海ブレッズの対戦に。気迫あふれる攻防の末、秦野本町SSが2点を奪い、2対0で勝利を収めた。なお、3位は成瀬SC(伊勢原市)だった。

シルバーフェスタ 14日、新都市プラザ

 神奈川県シルバー人材センター連合会による「シルバーフェスタ」が10月14日(水)、新都市プラザ(そごう横浜店地下2階正面入口前)で開催される。午前10時から午後3時。入場無料。

 「見て、聞いて、感じて、シルバーの”ちから”」をテーマに行われるイベント。会場ではフラワーボールやハロウィンオーナメント、御朱印書き体験などのワークショップを実施。パフォーマンスや就職相談、健康チェックブースも開設。アンケート記入でグッズプレゼントも。

 問い合わせは神奈川県シルバー人材センター連合会【電話】045・633・5432へ。

障害者施設の作品即売会を10月11日(日)、イオン秦野ショッピングセンターで開催

 障害者施設による自主作品などの展示即売会が10月11日(日)、イオン秦野ショッピングセンターで開催される。午前9時から午後3時。

 今月はゆめ散歩(市内事業所自主製品等)、弘済学園(花苗・ハーブティ)、ちっちゃな星の会(ラスク・マフィン・ハーブティ・手芸品)、秦野ワークセンター(陶芸品・手工芸品・レトルトカレー)の4事業所となる。

 問い合わせは、ともしびショップゆめ散歩【電話】0463・73・6031へ。

17日におおね公民館まつり 発表、バザーなど催し多数

 第47回おおね公民館まつりが、同所で10月17日(土)午前10時〜午後2時30分に開かれる。

 同イベントでは展示、発表、バザーなどを実施。展示は、大根鎌倉彫「彫和会」などの3団体が参加。発表は、秦野高校の弦楽合奏部やストリートダンス部など全9団体。その他4団体がバザー・模擬店・バルーンアートを出店する予定。

 なお、公民館の駐車場は利用できない。臨時駐車場として、大根小グラウンド(雨天時不可)とJAはだの大根支所駐車場があるが台数に限りあり。(問)同公民館【電話】0463・77・7421

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秦高100周年に寄せて コラムリレー 広畑ヶ丘空はれて 第17回 福嶋 秀樹(高41回卒)

 神奈川県立秦野高校の創立100周年、心よりお祝い申し上げます。私は平成元年卒であり、娘も同校でお世話になった「親子二代」の秦高生です。

 在学時はサッカー部に所属し、ボールを追いかける日々でした。学業の成績は褒められたものではありませんでしたが、「文武両道」の校風はとても心地よく、体育祭や文化祭など行事で仲間と熱中したことは色褪せない最高の思い出です。

 母校との強い絆を実感した出来事があります。12年ほど前、サッカー部の同級生を亡くしました。彼を弔うため、秦高の体育館をお借りして「小学生向けフットサル教室」を開催し、好評を得て2年連続で行いました。当時の校長先生や顧問の先生方が想いに深く共感し、当日は部員の皆さんも多大な協力を尽くしてくださったのです。

 卒業後も温かく支えてくれる母校の懐の深さに胸が熱くなりました。その温かな学び舎を娘も卒業し、伝統を共有できたことは何よりの誇りです。

 現在、東海大学前駅近くで不動産会社を営む傍ら、フードバンク、神奈川県立秦野支援学校や被災地でのボランティア、福島県の子どもたちを秦野市へ招待する活動等に取り組んでいます。こうした活動に情熱を注げるのも、高校時代に培った仲間との絆や、先生方のあたたかな愛情という原点があるからです。

 秦高に入学して本当に良かったと心から誇りに思います。母校のさらなる発展と、在校生の皆様の輝かしい未来を応援しています。

■(有)松屋不動産/南相馬子ども保養プロジェクト/フードバンクはだの