中区・西区・南区版【12月5日(木)号】
横浜シネマリンの前で八幡さん。同館は1シアター102席のみ。1日6〜7本、様々なジャンルの作品を上映している

シネマリン 復活から10年 12月7日から特別上映

 ミニシアター「横浜シネマリン」=中区長者町6=では復活リニューアルから10周年を迎えることを記念して、12月7日(土)から13日(金)まで特別上映会を行う。期間中ゲストとして、横浜在住の監督が日替わりで登壇する。

 同館は、1954年に吉本興業が「花月映画劇場」として開館したのが始まりだ。当時周辺には大小約40もの映画館があった。8年で撤退し、1964年に伊勢佐木町のとんかつ屋「かつ半」が引継ぎ「イセザキシネマ座」の名称で再オープンした。その後オーナー変更を経て、1989年「横浜シネマリン」に。しかし「シネコン」の台頭などにより、2014年3月に休館。閉館の窮地を救ったのが、現在同館の支配人を務める八幡温子さん(68)=保土ケ谷区=だった。八幡さんは映画サークル「横浜キネマ倶楽部」に所属する映画ファンの一人だったが「横浜の歴史ある映画館をなくしたくない」と使命感に駆られ、個人で運営を引き継ぐことを決断。改修工事を経て、同12月に再オープンした。

上映する作品がない

 八幡さんはこの10年を「困難の連続」と振り返る。「映画好きだけど運営に関しては所詮素人でした」。配給会社とツテがないと作品を出してもらえない厳しい業界。日々の上映が危ぶまれる中、1本ごとの買取で扱える旧作を監督や俳優などのテーマに沿って複数上映する特集上映でしのいだ。結果的にはこれが同館を特徴づけ「都内でやっていたコアな特集上映は、待っていれば必ずシネマリンが上映してくれる」と映画ファンが注目する存在に。映画製作プロダクション「アルタミラピクチャーズ」の社長で映画プロデューサーの桝井省志さんが同じ三ツ沢小の同学年だったと分かり、縁がつながったことで人脈も広がった。

 「今も作品探しは大変」だと話し、都内のミニシアターや試写会に訪れ、気に入った作品を見つけては直接上映交渉するなど地道な活動を続ける。また、舞台挨拶やトークショーも定期的に企画し「昔は時間潰しにふらっと来るシニア世代が多かったけれど、今は作品をめがけて若い人も来てくれるようになった」と喜ぶ。今後は、自身が大好きなドキュメンタリー映画の映画祭を企画できたらと考えている。

 特別上映会の作品と登壇者は以下の通り。7日「キャッチボール屋」(主演・大森南朋さん、大崎章監督)、8日「ヨコハマメリー」(中村高寛監督)、9日「ガザからの報告」(土井敏邦監督)、10日「ここから『関西生コン事件』と私たち」(土屋トカチ監督)、11日「わたしを演じる私たち」(飯田基晴監督)、12日「上飯田の話」(たかはしそうた監督)、13日「肉弾」(利重剛さん/俳優・監督)。詳細は同HPで。

区役所 「窓口カスハラ」対応苦慮 職員要望も体制未整備

 企業や店舗が客から理不尽な要求や迷惑行為を受ける「カスタマーハラスメント(カスハラ)」が社会問題となる中、横浜市の区役所窓口でも来庁者からのハラスメントが起き、難しい対応を迫られることもある。職員からカスハラ対策を求める声が出ているが、体制は未整備で具体的な検討には至っていない。

 区役所窓口でのカスハラについて、市市民局は「カスハラの定義が明確ではないため、件数は把握していない」とするが、来庁者対応が多い戸籍課や保険年金課などの窓口で迷惑行為が起きやすいという。来庁者が過度に謝罪を求めたり、職員や家族へ危害を加えることをほのめかすことがあるという。SNSに職員の名前や広報物に使われていた顔写真が投稿される例も見られる。

 過去に区役所に勤務していたある職員は「窓口で業務と関連が薄い件で持論を数時間話す人がいた。話を遮ったり、別の部署に回すと余計に時間がかかるため、最後まで話を聞くしかなかった」と対応の難しさを語る。

 同局によると、職員への暴力や脅迫が疑われる場合には、専門部署が対応する仕組みがあるが、カスハラに特化したマニュアルや庁内で事例を共有する体制は確立されていないという。

 窓口担当職員からカスハラ対策を求める声があることに加え、市人事委員会も10月、「職員保護の観点から組織として具体的な対策の検討が必要」との報告を出した。

他自治体では録音も

 他の自治体では、電話の通話を録音したり、話し合いが長時間になった場合は対応を打ち切るところもある。同局は、これらの例を把握し、対策の必要性は感じつつも、「具体的に検討するには至っていない」という。

 市は職員が市民の声に耳を傾ける「広聴マインド」を重視しており、カスハラ対策との兼ね合いが難しい。対策について同局は「市民の理解なくしては進められない」としており、「正しい知識のもとで適切に対応できるように努める」と、まずは窓口サービスの向上を図っていく方針だ。

神奈川のよしもと住みます芸人、県の非常勤職員として街を盛り上げるピン芸人 アホマイルド坂本さん(本名:坂本 雅仁) 中区在住 46歳

ひと味加え地元を盛り上げ

 ○…2014年に地元出身芸人を集めたライブが関内で始まったことを契機に県内の活動が増えた。「やっぱり地元はいい。仕事できてうれしい」とにっこり。16年に吉本興業の「住みます芸人」、17年から県の非常勤職員を務める。県公式のYouTubeチャンネル「かなチャンTⅤ」の動画の企画構成やイベントのMCなどを行う。

 ○…港南区出身。小2から港南警察署で柔道を習う。1日警察署長を務めたときは「感慨深かった。道場の狭さに驚いた」と振り返る。高校まで柔道一筋。武相高校2年のインターハイ県予選では井上康生さんと対戦。「27秒で負けました」と今では話のネタに。ウケる気持ちよさを覚えたのは高校時代。合宿の打ち上げで同級生の元相方とネタをし先輩が喜んでくれた。専門学校へ進学したが、先に笑いの道に進んだその相方の姿を見るうちに羨ましくなり卒業の年からライブに出演。気づいたら芸人に。

 ○…私生活では小1と2歳の子の父親。「イベントは土日が多い。保育園への送り迎えは自分の仕事」。親子水入らずの時間だ。「やりたいことはなんでもやらせてあげたい」と目尻を下げる。また、食べることが好きで、中でもナポリタンには目がない。おすすめは中区のセンターグリル。商店街の仕事も多く、合間に喫茶店の洋食を食べることが楽しみ。

 ○…「部活帰りに道着を背負って仲間と花火を見た臨港パークは思い出の地。上大岡のアカフーパークは今もふらっと行く、落ち着く場所です」と地元のエピソードは尽きない。12月13日にはそごう横浜前で行われる県警のイベントMCを務める。「横浜以外のエリアにも活動を広げたい。すでに盛り上がっている神奈川だけど、自分がもうひと味加えたいですね」

サポーターと共に残留をつかみ取りたい

サッカーJ3・JFL入れ替え戦 YSCC横浜は初戦引き分け 12月7日、三ツ沢で運命の第2戦

 ホーム&アウェイ方式で行われるサッカー2024 J3・JFL入れ替え戦の第1戦が12月1日にPikaraスタジアム=香川県=で行われ、中区本牧を拠点に活動するYSCC(J3リーグ19位)は高知ユナイテッドSC(JFL2位)と1対1で引き分けた。

 YSCCは開始5分に冨士田康人選手のゴールで先制したものの、33分に追いつかれ、そのまま試合は終了した。

 ニッパツ三ツ沢球技場での第2戦は12月7日(土)午後3時から行われ、勝者が来季のJ3リーグに参加する。90分間終了時点で同点の場合は、前後半各15分の延長戦を実施。それでも決着がつかない場合はPK戦を行う。アウェイゴールルールは適用されない。

 YSCCはこの試合で敗れるとJリーグ「退会」となり、アマチュアチームも参加するJFLへの降格となる。

山中市長 再選出馬は「考えられる状況ではない」

 横浜市の山中竹春市長は12月4日の定例会見で来年夏の市長選への立候補について、「残された任期をしっかりやることだけを考えている。今は出馬を考えられる状況ではない」と述べた。

 山中市長の後援会が11月25日に発足し、同日に行われた集会に約1千人(主催者発表)が集まったことに関しては、「会を開いてくれたことは大変ありがたく思っている。残りの任期をしっかり頑張れというメッセージだと思っている」と感想を語った。

講演するグーンの藤枝代表(右)

「サーキュラーエコノミーの一翼に」 横浜市資源循環推進プラットフォームが発足

 横浜市内の廃棄物処理業者7社が中心となり「横浜市資源循環推進プラットフォーム」を新たに発足させた。11月27日にはこの取り組みを広く発信しようとキックオフイベントを開催。約160人が参加し、講演やパネルディスカッションが行われた。

 このプラットフォームの目的は、製品の製造などを行う「動脈産業」と製品が廃棄物等になった後にリサイクルを行う「静脈産業」が連携した取り組みを促進し、資源循環産業を活性化させることを目指す。両産業のマッチングにより、脱炭素化や資源循環を促す実証実験や技術開発、新たなビジネスモデルの構築を狙う。また、横浜市もプラットフォームを立ち上げた幹事企業7社((株)グーン/金沢区、(株)春秋商事/都筑区、J&T環境(株)/鶴見区、横浜環境保全(株)/中区、武松商事(株)/中区、(株)ケイ環境企画/南区、ecomate(有)/金沢区)と連携協定を締結し、運営などを支援していくという。

 イベント当日は、幹事企業の1つ(株)グーンの藤枝慎治代表取締役が、「プラットフォームが目指す姿」をテーマに講演。「具体的なプロジェクトを募集・提案し、成果をあげる」「資源循環を通じて、市民・事業者すべてのサーキュラーエコノミーの一翼を担う」などの目的を説明した。

 

『かながわ昭和たてもの散歩』表紙

神奈川県建築士会 県の昭和の建物を紹介 読者3人にプレゼント

 (一社)神奈川県建築士会が発行する書籍「かながわ昭和たてもの散歩」。誰もが知る建築や地元で長く親しまれている建築など、117の県内の昭和の建物を同会会員が紹介する。建築物100選、県内文化財、コンクール受賞作品の一覧や地区ごとの街歩きマップも掲載。鎌倉文学館の折り紙建築付録付き。A5判、264ページ、1650円。県内の有隣堂書店もしくは下記リンクから購入できる。【URL】https://www.kanagawa-kentikusikai.com/order/sanpo.html

 同書を読者3人にプレゼント。希望者はEメールで〒住所、氏名、年齢、本紙の感想と件名に「昭和たてもの」と明記し【メール】naka-nishi@townnews.co.jpに送信を。12月20日(金)の午後5時締切。当選者の発表は書籍の発送をもってかえる。

エコ半紙使用の書道展 7日から「ぴおシティ」で

 入賞作品をはじめ、幼児から大人まで約2300点の全作品を展示する「第42回ぴおシティ書道コンクール作品発表展覧会」が、桜木町駅前ぴおシティ3階ゴールデンギャラリーで12月7日(土)から9日(月)まで開催。

 入場無料。午前10時〜午後6時(最終日3時)。桜木町ぴおシティ商店会主催。

書道のSDGs

 同コンクールでは2010年から使用済み半紙を再生したエコ再生紙「未来箋(みらいせん)」を使用。15年間で約120t以上の練習用半紙を再生している。色は淡いグレーでにじみが少ないのが特徴。この活動は22年に環境大臣表彰などを受賞しており、県内の小中学校50校以上で採用されている。

子どもから大人まで参加し、パンジーや葉牡丹など4種の花苗と中区の花であるチューリップの球根を植えた

新本牧公園に「花スポット」 愛護会が花壇づくり

 新本牧公園=中区本牧和田=で11月19日、同公園愛護会による花壇づくりが行われた。

 本牧神社前に位置し、芝生が広がる自然豊かな同公園。周辺の町内会組織である「本牧和田コミュニティ」で愛護会を運営している。今までの活動は、ゴミ拾いや芝刈りがメインだったが、中区役所で球根や花苗を配布していることを知った澤井典子副会長の発案で花を育てることに。同公園に花壇を設置するのは初めてだという。

 当日は地域住民約15人が参加し、花苗植えを行った。橋本勇次会長は「子どもたちも一緒に参加できてよかった」と話していた。

 完成した花壇には、2027年の中区制100周年と国際園芸博「GREEN×EXPO2027」のPRロゴが入った表示板が設置された。

詳細はこちらから

野毛地区センターでまつり

 野毛地区センター=中区野毛町=の「センターまつり」が12月8日(日)の午前10時から午後3時まで行われる。入場無料。

 ロビーで行われるステージ発表では、同センターで活動する17の団体が楽器演奏やパントマイム、朗読劇、バリ舞踊などを披露する。集会室ではワークショップが行われる。小学生対象の給水ポリマーを使ったスノードーム作り(参加費200円)、ちりめん細工のサンタのオーナメント作り(300円)、トールペイント(500円)など。(問)【電話】045・241・4535

今年のメインビジュアル「城熱の日。」

プレゼント 横浜で「城」の祭典 12月21日・22日開催

 「城」をテーマにした日本最大級のイベント「お城EXPO2024」が、12月21日(土)と22日(日)、パシフィコ横浜ノース他で開催される。

 今年も国宝五城(姫路城・松本城・彦根城・犬山城・松江城)をはじめ、日本全国の城が集結。城めぐりに役立つ観光情報ゾーンや城グッズの販売など、過去最大の114団体が出展。そのほか城にまつわる模型や展示、ご当地キャラクターや武将隊のステージ、忍者体験など「お城ファン」必見の内容だ。

 入城料は高校生以上2200円、小中学生1千円。前売有。厳選プログラムは1講演につき別途1300円。イベント詳細はHPで確認を。

 招待券を5組10人に。件名に「入城券希望」、本文に〒住所、氏名、年齢、電話番号、好きな城と理由を記入の上【メール】yoko-d@townnews.co.jpへ。12月15日必着。
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着なくなった服がよみがえる(高校生作・提供)

リメイク服・小物を募集 1月10日までに応募

 今あるものを楽しく使い切る、循環できるファッションへ―。3月22日・23日にみなとみらいで行われる「かんきょう文化祭」のリメイク作品展とファッションショーで披露する服や小物の作品案を募集している。主催はかんきょうデザインプロジェクト。

 審査を通過した作品は当日ショーでモデルが着用、または会場に展示される予定。入賞者には賞品もあり。

誰でも応募可

 アップサイクルやリペアなど環境問題に関心のある人で、年齢問わず応募が可能。1人3作品以内。1月10日必着。【メール】info@kankyo-design.orgに、作品の写真や絵コンテなどを添付し、名前、電話番号、年齢、職業を記載の上応募。審査通過者のみ2月末までに現物を納品。作品テーマなど詳細は、公式サイトhttps://kankyo-design.org/で確認。
イルミネーション装飾を施したバスの車内ではしゃぐ子どもたち(走行前)

あかいくつ バスをクリスマス装飾 本牧南小児童が参加

 本牧南小学校(中村宏校長)1、2年生の児童有志約20人が11月20日、学校に隣接する本牧車庫で、横浜市観光周遊バス「あかいくつ」をクリスマス仕様に飾り付けた。

 放課後に保護者と一緒に参加した児童たちは、車体にクリスマスモチーフのマグネットを貼った後、事前に本牧営業所の職員が電飾やオーナメントなどを施した車内に「2年生全員が一生懸命描いた」(近藤愛子教諭)というサンタクロースやツリーなどのイラストを飾り付けた。クリスマス仕様のあかいくつの運行は、12月25日(水)まで。

区民招待企画などをPRした

中区役所を訪問 ラグビー横浜キヤノン

 ラグビーリーグワン所属「横浜キヤノンイーグルス」の運営スタッフが11月25日、中区役所を訪問。小林英二中区長に12月からのシーズン開幕を報告した。

 訪れたのは岡本芳弘プレジデントと井上聖人ゼネラルマネジャー。横浜キヤノンイーグルスは、2022年から横浜をホストエリアとして活動している。区長との懇談では、選手がぶつかりあう音の迫力や、パスがつながったときの快感など、ラグビー観戦の醍醐味について話が弾んだ。

区民招待も

 12月22日(日)の開幕戦は、昨季王者の東芝ブレイブルーパス東京を日産スタジアム=港北区=に迎える。年明け1月11日(土)にニッパツ三ツ沢球技場で行われる静岡ブルーレヴズ戦は中区民などを招待する企画も予定されており、小林区長からは「中区は日本ラグビー発祥の地。区役所も盛り上げていきたい」と意気込みが語られた。

神奈川県 優良介護事業所を認定 中・西・南区から7カ所

 神奈川県は11月2日、優良介護サービス事業所「かながわ認証」の認証書交付式と「かながわベスト介護セレクト20」の表彰式を行った。

 かながわ認証とは、県内の優良な介護事業所を神奈川県が認証する仕組み。また、特に顕著な成果を上げた事業所を「ベスト介護セレクト20」として表彰している。今年度はヒルデモア三渓園(中区)など20の事業所が選ばれた。同事業所は認知症や看取りに対し、施設職員全員で連携し利用者に寄り添っている点とICTを用いて職員の負担の軽減と多角的な評価に使用している点が評価された。

 2024年11月2日時点の中区・西区・南区の認証事業所は以下の通り。【訪問系サービス】ケアサポートかるむ(中区)、グランダ横濱三溪園ケアステーション(中区)【通所系サービス】看護小規模多機能みのり大岡(南区)【居住系サービス】ヒルデモア三溪園(中区)【入所系サービス】医療法人社団愛友会介護老人保健施設ハートケア横浜(西区)、横浜市浦舟ホーム(南区)、特別養護老人ホームリバーサイドフェニックス(南区)

ポスターに使用された「ハイエナの女王」と作家の奥津大希さん

神奈川県の障がい者作品展に約6千人来場 横浜赤レンガ倉庫で「ともいきアート展」

 神奈川県が主催する「第1回かながわともいきアート展〜生きること、表現すること〜」が11月15日から24日まで横浜赤レンガ倉庫で行われ、県内外から約6000人が来場した。

 障がい者アートを「ともいきアート」と称し、県内各地で展示を行ってきた県が、その魅力をもっと多くの人に伝えたいと開催。今回の大型展示では県内在住、在勤、在学、通所する障がい者から募集した作品123点と県内の障害福祉サービス事業所6団体の招待作品77点、合わせて200点を展示。作家らがワークショップを開くなど、来場者は作者の個性と魅力が表現された作品ひとつひとつに足を止め、感嘆の声を上げていた。

 受賞作品、受賞者は次の通り。敬称略。▽大賞…「 不滅の国」 萌木さく▽準大賞…「TUKI 」川戸由紀▽神奈川県知事賞… 「冬の空」ベイ▽審査委員特別賞…「乱暴にやさしく。」 助六(中津川浩章委員)、「 無題 」MAKI(加藤弘子委員)、「顏」 RUKA(小林涼子委員)、「LOVE COLLEAGUES(あいするなかまたち)」 ミモ・ザ・シータ(セインカミュ委員)▽オーディエンス賞…「猫のパズル コアラ」ねもとおさむ▽かながわ地方創生SDGs賞 …「ちから」 渡邉真理▽ともいき賞… 「元気」 佐野仁美、「まきしまきしまきし」 川又悠生、「縫う」 田中努、「大好き」 川村遼亮、「歯医者さん」 小山翔平

こども医療センターの曽我看護科長(左)に絵本を手渡す島崎室長

南区・こども医療センターへ「ブックサンタ」が絵本など45冊プレゼント 厚木の団体、クリスマス前に寄贈

 南区六ツ川の県立こども医療センターに入院する子どもに12月3日、厚木市で健康や医療、生活の悩み事の相談所として活動している団体「暮らしの保健室あつぎ」から絵本など45冊が届けられた。

 同団体はNPO法人「チャリティーサンタ」=東京都=が行う「ブックサンタ」と呼ばれる取り組みに協力。ブックサンタは「全国の大変な境遇に置かれた子どもたちに本を贈る」ことを目的に、全国書店と連携して2017年に始まった社会貢献プロジェクト。協力団体が寄贈場所などを調整し、子どもたちに本を届けている。

 同団体は昨年、厚木市の神奈川リハビリテーション病院の小児病棟にいる子どもに絵本などをプレゼント。今年は県内外から多くの子どもが通う同センターへの寄贈を決めた。

 3日に同団体の島崎菜穂子室長が同センターを訪れ、絵本や図鑑、小説など45冊を届けた。本は企画に賛同した人が選んだもので、同センターのスタッフらが話し合い、幼児から高校生までにプレゼントされる。

 島崎室長は「施設にプレゼントするのではなく、本が子ども本人に渡ることに意味がある。本を受け取った子どもたちから感想を聞くのが楽しみ」と話した。同センターの曽我輝之看護科長は「入院生活が半年以上の子どももいる中、外部から応援してくださる方がいるのはうれしい」と、クリスマス前のプレゼントに感謝していた。

 

献花を行うラルフ空軍大佐

根岸外国人墓地 墓前祭に約120人参列 歴史を次世代に

 11月30日、中区仲尾台の根岸外国人墓地で墓前祭が行われた。この日は1942年、横浜港でドイツ軍艦爆発事故が起こった日。ドイツ大使館武官室が主催し、横浜日独協会、横浜山手ライオンズクラブ、東京横浜独逸学園、地元の仲尾台中学校、立野小学校、地域住民ら約120人が参列した。

 この墓地には爆発事故で犠牲にあった61人が埋葬されている。仲尾台中吹奏楽部による演奏の中、参列者が花を手向けた。

 ドイツ大使館国防武官のラルフ・ペルジケ空軍大佐は「第二次世界大戦の歴史の経験をどのように次世代に伝えていくかが課題になっている。今日この場にいろいろな世代の方が集まったことを嬉しく思う」と話した。

 墓前祭の始まりは1984年。横浜山手ライオンズクラブと当時の仲尾台中のPTA会長・有馬弘政さんが中心となり生徒に呼びかけ、荒れてうっそうとしていた墓地の清掃を始めた。その2年後から墓前祭が始まり、今日まで続く。有馬さんは今年7月に88歳で亡くなった。妻の和代さんは「今年も開催できたことを喜んでいると思う。子どもたちにも歴史を知ってもらいたい」と話した。

チャーハン+ラーメンセット(650円)

町中華へGO!【12】 西区岡野「華月」は店構えも価格も昭和のまま 本紙記者がランチ紹介

 どの町にもある、古くから地元に愛される中華料理店。「町中華」が注目を集める中、地域を回るタウンニュース記者が中区、西区、南区にある中華料理店で食べるランチを紹介。さあ、町中華へGO!

 西区の平沼高校や岡野公園、県横浜川崎治水事務所などがある付近にある「華月」。コンパクトな店の外には黄色い看板と赤いのれんが掲げられ、シンプルな外観。店内はカウンター数席とテーブル2卓。壁にあるメニューには「ラーメン350円」「チャーハン500円」とある。物価高騰の中、店構えだけでなく、価格まで「昭和設定」だと感じる。

 「ラーメンセット」はチャーハン、カレーライス、餃子・ライス、玉子丼、納豆丼とのいずれかとの組み合わせで650円。他店なら900円〜1,000円するだろう。

■西区岡野2-7-5(メニュー、価格は取材時のものです)

生物指標を用いた水質評価結果と下水道普及率の変化(市資料から)

横浜の河川水質調査 50年目で初の全地点高評価 背景に下水道普及、市民意識変化

 横浜市が行う川に生息する生物調査に基づく河川水質評価の結果が11月28日に発表され、調査を行った全41地点で「大変きれい」と「きれい」の評価となった。全地点の高評価は1973年の調査開始以来初めて。

 この「河川生物相調査」は、河川の水質調査を目的にほぼ3〜4年ごとに実施。市内を流れる鶴見川、帷子川、大岡川、境川、宮川、侍従川の6水系41地点を夏冬に調査していて、確認された生物から河川の水質を評価するため、魚類、底生動物、付着藻類、水草などの生物指標を定めている。今回発表されたのは2022年冬季、23年の夏季調査分。

 1984年調査時のデータを現在の指標で評価すると、河川の水質は「大変きれい」と「きれい」が31%だった。水質は徐々に改善され、今回初めて全調査地点で「大変きれい」と「きれい」が100%となった。

 調査を行う市環境科学研究所は「水質が改善したのは、現在ほぼ100%となっている下水道の普及が大きく影響している」と分析し、「市民や事業者の環境に対する意識が変化し、不法投棄や工場排水の垂れ流しなどが減ったことも大きい」としている。

初確認の生物も

 今回の調査では、サヨリやキチヌといった魚類7種、底生動物8種、付着藻類22種が初めて確認された。

 同研究所は「今後も市民の方々に、人間と自然の関係を自分ごととして考えてもらえるよう、啓発活動を行っていきたい」と話している。

団員から説明を受ける学生

中区消防署、消防団、区役所 関東学院大でイベント 若手団員の加入促進へ

 中消防署と中消防団、中区役所は11月26日、関東学院大学関内キャンパスで「防災ラボ」と題したイベントを行った。

 立案したのは、若い感性で消防団の魅力発信に取り組む中消防団の主に25歳以下の団員からなる部会「20’s(トゥエンティーズ)」。今回、一人暮らしの学生も多い中、団の活動を知ってもらい、防災についての意識を高めてもらうことを目的に開催した。

 当日は、訪れた学生に団員が活動内容や市の学生消防団活動認証制度などを説明した。また備蓄食料品や防災グッズ、災害時に避難所に設置されるトイレや段ボールベッドの展示や防災クイズが行われた。イベントに参加した学生は「防災グッズなど初めて見るものもあり、知識が増えた」「団に入り、地域のために活動してみたいと思った」と話した。

 今年11月1日時点での中消防団の団員は442人。その内、25歳以下は6%の30人だ。団員の鈴木優歌さん(22)は18歳の時に目の前の人を助けられる大人になりたいと入団した。「何かあった時、誰かのためにすぐに動けるのは若い私たち。人がいないことには始まらないので、仲間を増やしたい」と、今後も活動を広くPRし、若手団員の加入促進に取り組む。

前回開催の様子=提供

ニュウマン横浜 「ローカルメイド」の商品販売 西区の企業がマルシェを企画

 「もっと地元が好きになるマルシェ」が12月6日(金)から15日(日)まで、横浜駅西口直結の商業施設・ニュウマン横浜6階の県内の雑貨や食品などを扱う「2416MARKET」で開催される。

 同マルシェは、まだ広く販売されていない地元の魅力やこだわりが詰まった「ローカルメイド」の商品にスポットを当てる。今回は、県内で生産される丹沢ピクルス、花のキャンドル、野菜ペースト、蜂蜜、ナチュラルノンアルコールジンを販売する5店舗が出店。開催中の休日は日替わりで生産者が店頭に立ち、商品への思いを直接聞くことができる。

 マルシェを企画するのは(合)グロバース=西区北幸=。長谷川哲雄代表は「店頭のポップに書かれている説明やバックグラウンドを見て、商品の魅力を知ってもらいたい」と話す。

地元のこだわりの品をPR

 長谷川さんは今年11月、新たに移動型マルシェを開催する団体「Kーnots(ケイノット)」を仲間と立ち上げた。ベンチャー企業や個人事業主が多く、販売場所や認知度の向上などに悩むマルシェの出店者を取りまとめ、代表してマルシェの主催者との調整を行う。出店者と主催者、双方の負担を軽減し、県内のこだわりの商品を広めていくことを目指す。来年2月には泉区のゆめが丘ソラトスでの初開催を予定している。

沿道を埋め尽くした人の中を進む選手らを乗せたオープンバス

ベイスターズ 歓喜のパレード 日本一を30万人祝福 ファンも参加し1.5Km行進

 プロ野球の横浜DeNAベイスターズが日本一になったことをチームとファンが祝う「横浜DeNAベイスターズ日本一 優勝パレード2024」が11月30日に行われ、約30万人(主催者発表)が選手らを祝福した。

 三浦大輔監督や選手、コーチらを乗せたパレード用のオープンカーと「横浜日本一」の文字とともにラッピングされた3台のオープンバスは、多くのファンが見守る中、午前10時30分に横浜ハンマーヘッドを出発。横浜スタジアムそばの日本大通りまでの約1.5Kmを1時間かけて進んだ。

 オープンカーには三浦監督や南場智子オーナー、牧秀悟選手、青葉区出身の大貫晋一投手らが乗り込み、三浦監督は時折、席から立ち上がって手を振っていた。

 ゴール地点であいさつした牧選手は「パレードができて良かった。来年はリーグ優勝してパレードをやろう」と語り、三浦監督も「この景色が見られて最高。ファンから『ありがとう』の言葉をもらって感動した。来年は優勝し、もう一度日本一になって盛大に喜びを分かち合いたい」とファンに感謝した上で2年連続日本一を目標に掲げた。

 選手らが乗ったバスの後には、クラウドファンディングに参加したファンが歩いて行進し、参加型のパレードとなった。桑原将志選手のファンだという南区から来た小学3年生の男児は「選手を近くで見られて良かった。桑原選手は大きかった」と興奮気味に話していた。

産業功労者6人と山中市長(右から4人目)、上野会頭(同5人目)

横浜の経済発展に貢献した産業功労者6人を表彰

 市内経済の活性化や産業分野で地域活動に貢献した市内事業主をたたえる「横浜市産業功労者」の表彰式が11月26日に市庁舎で行われ、6人が表彰された。

 今年度の受賞者は、梱包資材販売業の北川商事=中区=の北川剛司代表取締役社長、種子や苗木などを生産・販売するサカタのタネ=都筑区=の坂田宏代表取締役社長、物流事業を展開する丸全昭和運輸=中区=の野口正剛相談役、債権管理回収を行う山田債権回収管理総合事務所=西区=の山田晃久代表取締役、地域活性化に貢献した妙蓮寺=港北区=の山本玄征代表役員、各種情報システムの設計・開発を手掛けるクロステック=港北区=の渡邉安好代表取締役会長の6人。受賞者に山中竹春市長から表彰状が手渡された。

 北川氏は、商店街支援に取り組み、「元町 クラフトマンシップ・ストリート」の地域ブランディング形成に尽力。伊勢佐木交通安全協会副会長や伊勢佐木防犯協会常任理事として、地域社会の安全に貢献した。

 坂田氏は、公益財団法人サカタ財団を設立し、学生への奨学金助成事業に取り組んだ。流通業界に関する講演会や、市内商業取引の促進を目的とした商談会を開催するなど、地域商業の振興・発展に貢献した。

 野口氏は、横浜商工会議所副会頭として商工業の改善発達に尽力するとともに、総務委員会委員長として政策の審議立案に取り組んだほか、横浜市開港記念会館100周年の記念事業でも地域振興・発展に尽力した。

 山田氏は、不動産や債権をはじめ、事業経営で起こる複雑な問題に対するワンストップサービスの提供に尽力したほか、中小企業のIT化、海外販路開拓、外国人材の雇用や中小企業の海外事業展開の推進に努めた。

 山本氏は、寺院の活動のほか、商店街と連携して境内でラジオ体操やジャズコンサートを開催するなど、地域活性化に尽力。観光産業に関する講演会や他都市との交流事業に取り組み、地域振興・発展に貢献した。

 渡邉氏は、産学連携事業「横浜インターンシップ制度」の拡充に努めたほか、中小企業のIT化推進を目的としたイベント「よこはまITフェア」の開催に寄与するなど、地域商工業の振興・発展に大きく貢献した。

150年・100年企業表彰も

 功労者の表彰式と併せて創業から150年、100年を迎えた同会議所の会員企業の顕彰式も行われ、上野孝会頭から各企業の代表者に表彰状が手渡された。

 受賞企業は次の通り。▽150年…ホンマ=中区=▽100年…トシダ=西区=、柳田エンジニアリング=南区=、かもめパン=南区=、電商会=中区=、ニップン横浜工場=神奈川区=、まるこ家具店=港南区=、東亜リアルエステート=鶴見区=、栗田園=中区=、豊商会=西区=、旭平硝子加工=鶴見区=、タテヨコ=瀬谷区=、ロイヤルホール=中区=。

地区連合町内会インタビューvol.11 私のまちの連合会長 本牧・根岸地区連合町内会会長 上保 光正さん

――地域の特徴と主な取り組みを教えてください。

 中区内で1番広く、14の町内会で構成されています。それぞれ特色ある活動をしているので、定期的に会長が集まり情報交換をしています。

 町内会の大きな行事といえば運動会。今年、コロナ禍以降5年ぶりに開催し、800人が集まりました。51回目を迎えた恒例のイベントです。ほかにもグラウンドゴルフ大会などを地域の企業や団体のご協力のもと行っています。

 事件や事故から子どもたちを守れるよう、行事で関わりを持ち、日頃から声を掛け合える関係づくりを心掛けています。障害のある方の活動ホームも地区にいくつかあります。互いを理解して、災害時などの際には「共助」の精神で助け合えるようにしたいですね。

――抱える課題は。

 町内会活動に携わる人の高齢化は1つの課題です。子どもからお年寄りまで、地区に住む全員が楽しめる行事などで交流を深め、次の世代に引き継いでいきたいですね。今後も「住みよい街」を目指して活動していきます。

連載コーナー45 横浜とシュウマイと私 「シウマイ鹿沼に見るシン・地域活性のカタチ」

令和はシュウマイの時代!その中心は横浜!と断言するシュウマイ研究家が、横浜から「シュウマイ愛」を叫び(語り)ます。あなたの中で閉ざされた「シュウマイ愛」の扉が開くかも?

 シウマイで街おこしに取り組んでいる栃木県鹿沼市※で11月23日、「鹿沼シウマイ博覧会」が開催されました(※崎陽軒の初代社長・野並茂吉氏の出身地に由来)。恐らく崎陽軒ファン以外のハマっ子がわざわざ会場に来ることはないと思うので、その時のトークイベントで話したことに少し触れたいと思います。

 テーマは「鹿沼が牽引するシン・ご当地シウマイのカタチ」。様々なメディアに取り上げられ、今や横浜に次ぐシュウマイの露出度を誇る「シュウマイ地方創生の成功例」となった鹿沼。その要因はいくつか考えられるのですが、最も影響しているのは、飲食店やメーカーに自由にシュウマイを開発させたことだと、私は推測します。

 3年ほど前から始まり今では60店舗以上でシウマイ(鹿沼ではリスペクトしてこの表記)を出しているそうですが、王道の肉シウマイから名産のニラやそばを使ったシウマイ、串に刺さったスタイル、さらにはシウマイに似せたシュウクリーム!?まで多種多様。他のご当地グルメのように、地域で具材や調理法を統一した方がよさそうにも感じますが、逆にこのルールのなさに興味をそそられ、一度食べただけではわからないマニア心をくすぐったり、お気に入りを見つけたりする楽しさがあるのではないかと思います。

 私も何度も行っている鹿沼ですが、食べたシウマイは全店舗のうちまだ5分の1程度。今回の博覧会を機に、さらなる調査を進めていきます。

八聖殿鐘楼から見える日本製鉄(株)君津製鉄所

本牧 気まぐれ歴史散歩 85  絶景の地 八聖殿

 本牧岬に建つ八聖殿は大正期から昭和初期まで内務大臣をはじめ政府の要職を歴任した安達謙蔵氏の別荘です。昭和8年(1933年)11月13日から公開され、2階の講堂では講演会や吟詠会なども開催していました。昭和9年(1934年)には第1回の全国吟詠大会の会場にもなったことから、八聖殿では現在も年に数回、吟詠大会が開催されています。

 昭和30年代までは、八聖殿の2階からも海が一望でき、眼下に迫る浪しぶきや両裾を広げた富士山の姿も眺められる絶景の地だったとのことです。幕末にペリー艦隊が来航したとき、東京湾を一望できる本牧岬に鳥取藩が遠見番所を設置して、艦隊全体の動きを見張っていた場所だというのも納得できます。

 沿岸部が埋め立てられ、コンビナートや高速道路もでき、周囲の木々も大きくなったことで、創建当初ほどではないかと思いますが、今も天気の良いときには、八聖殿の4階にある鐘楼(現在非公開、すみません...)から、富士山や根岸湾・観音崎・房総半島・アクアライン・スカイツリーまで360度見渡すことができます。八聖殿から君津の製鉄所までは直線距離にして17Kmありますが、製鉄所も手が届くように見ることができます。

 八聖殿がある本牧臨海公園は本牧市民公園、三溪園へと繋がっていて、かつての沿岸部が広大な緑地帯となっています。しばらくはこの緑の中を歩きたいと思います。

(文/横浜市八聖殿館長 相澤竜次)