都筑区版【12月5日(木)号】
クリスマスに飾るドイツの伝統的菓子「レープクーヘン」も販売(写真は昨年)

ドイツXマスマーケット 本場の雰囲気を体感 12月7、8日センター北駅前

 本場ドイツのクリスマスマーケットの雰囲気が味わえる「ドイツクリスマスマーケットin都筑2024」が12月7日(土)、8日(日)の2日間、センター北駅前芝生広場で開催される。両日午前10時から、7日は午後8時まで、8日は7時まで。主催は都筑・ドイツ交流イベント実行委員会とセンター北商業振興会。

 都筑区は国内唯一のドイツ人学校、東京横浜独逸学園をはじめ、ドイツに本社のある企業が複数立地し、横浜市内に住むドイツ人の約45%が居住している。

 クリスマスマーケットは2011年の日独交流150周年をきっかけに、翌12年12月に始まった。

 会場では、東京横浜独逸学園やドイツゆかりの企業、団体がソーセージやプレッツェル、ビール、ホットワインなどの飲食物、クリスマスリースなどの雑貨を販売する。今年は出展数、エリアも大幅に拡大される。

 マーケットは7日午前11時30分から広場の前に設置されるステージでオープニングセレモニーが行われ、午後1時30分から歌やダンス、楽器演奏などが披露される。

 翌8日もバレエやダンス、歌の披露、楽器の演奏などが催される。サンタクロースと一緒に記念撮影ができる「サンタクロースタイム」は午後1時20分から。午後6時からは劇団かかし座による手影絵の公演も行われる。

 マーケットには今年も桐蔭横浜大学の学生がボランティアで参加する。実行委員会の横田雅之実行委員長は「日が暮れてからが本場のイメージ。夜の厳かな雰囲気も楽しんで」と来場を呼び掛けた。

 マーケットに関する問い合わせは都筑区地域振興課都筑・ドイツ交流イベント担当【電話】︎045・948・2236(平日午前9時から午後5時)。
必勝を誓う若狭選手(左)と柳尾選手

花形ジムの龍虎が頂へ 6日、ダブルタイトル戦

 池辺町の花形ボクシングジム(花形進会長)に所属する若狭与志枝選手(36)と柳尾美佳選手(29)が12月6日、後楽園ホールで開催される日本タイトルマッチに臨む。花形会長は「ジムから2人の王者が生まれると信じている」と期待を寄せる。

宿敵に燃える

 若狭選手は日本女子フェザー級の現チャンピオン。近距離戦を得意とし、持ち前のパワーを活かしたアッパーと右フックを武器に、これまでの戦績は12戦8勝4敗2KO。

 24歳でボクシングを始め、2014年にプロデビュー。20年には、今回の対戦相手である三好喜美佳選手を破り、第4代日本女子フェザー級王者に輝いた。22年に三好選手との再戦で王座を奪われるも、今年7月にチャンピオンの藤原茜選手を相手に勝利を収め、返り咲きを果たした。

 三好選手との対戦は今回で4戦目で、過去の戦績は1勝2敗。若狭選手は三好選手を「足を使って、テンポよくパンチを打ってくる」と分析。「相手の動きをしっかり追い、翻弄したい。有効打を当て、連打で追い詰めたい。応援してくれる人たちのためにも必ず勝ちます」と防衛を誓う。

初挑戦に武者震い

 柳尾選手は、右ストレートが光る好戦的なボクサーで、これまでの戦績は9戦5勝3敗1分。

 ボクシングを始めたのは高校3年生の頃。就職を機に、競技から離れる時期もあったが、同ジムで活躍する選手らを見て「自分もプロになりたい」と復帰。19年にプロデビューを果たすと、勝利を重ね、JBCフライ級で日本ランキング1位に。自身初となる日本女子フライ級のタイトル挑戦権を獲得した。

 対戦相手は現チャンピオンの山家七恵選手。柳尾選手は「一番対戦したかった相手。度胸があり、本番に強いサウスポーのボクサー」と山家選手を高く評価しつつ、「前々回と前回の試合ではサウスポーの相手に勝利しており、苦手意識はない。自分のボクシングができれば勝てる」と自信を語った。

 花形会長は「両選手ともパンチ力が売り。持ち前のパワーを活かしたボクシングができれば、必ず勝てる。試合に向けての気合も充分に感じられるので、2人同時のチャンピオン誕生も決して夢ではない」と信頼を寄せる。

侵入犯罪対策 「入りにくい」環境作り 「個人、地域で危機感を」

 近年増加している「住宅を対象とした侵入窃盗・強盗」。10月には青葉区鉄町で高齢者を狙った強盗殺人事件が発生し、不安に思う人も多いのでは。どうすれば被害を防げるのか、防犯対策を青葉警察署に聞いた。

 警察庁の発表では、最も多い侵入手口は無施錠の玄関・窓からの侵入、次いでガラス破り。昨今は点検業者等を装って室内に入り込む事件も増えている。「不在時、在宅時問わず玄関・窓の施錠」「訪問者には不用意にドアを開けない」等の習慣付けや、防犯フィルムやセンサーライトの設置など「入りにくい」環境作りが大事。電話で家族等を装い情報を聞き出す手口もあり、在宅状況や資産情報を安易に漏らさないことも重要だ。

 年末年始の旅行など長期不在は要注意。郵便物がたまっていると不在を知られるので配達ストップを。近所に声がけして不在中に気にかけてもらうなど地域で監視するつながりも大切だ。青葉署では「防犯に絶対はない。より被害を避け、最小限に抑えられるよう、常に個人や地域で危機感を持って」と注意喚起している。

絵本作家で地区センターのプレイルームのリニューアルをプロデュースした 市原 淳さん 中区在住 54歳

憧れの横浜で「楽しい」を形に

 ○…プレイルームの壁紙や家具に明るいタッチで船やカモメ、魚などを描いた。さまざまな親子が利用する施設のリニューアルにあたり、横浜をイメージした上で「明るく、楽しい場所になるよう、不快感を与えないこと」を心がけた。施設のリニューアルは初の体験だったが、「とても楽しかったのでまたやりたい」と意気込む。

 ○…陶芸が盛んな愛知県常滑市の出身。7歳の時に叔母が陶芸家と結婚。工房へ遊びに行き、ラフな服装や時間の使い方が自由な仕事ぶりを目の当たりにし、「遊んでいるみたいで、楽しそうな仕事だな」と陶芸家や画家に興味を持った。

 ○…大阪芸術大学でイラストレーションを学び、その後にデザイン会社に就職したが、作業的な仕事に満足できず、1年で退社。フリーランスのイラストレーターとして仕事を得ようと、自身の作品をまとめたファイルを持って出版社を20社以上訪問。徐々に認められ、2009年にテレビアニメ化された絵本『ポペッツタウン』、17年には「赤ちゃんが泣きやむ絵本」として話題になった『もいもい』を世に出し、絵本作家としても世界中から評価されるようになった。

 ○…04年から中区に住む。東京でも物件を探したが、山手で港を眺めながら描き続けたイラストレーター・柳原良平さんへの憧れが転居の決め手となった。「横浜は景色がいいので、散歩するのが気持ちがいい」と話し、1日おきのジョギングや絵本作家仲間とのフットサルで汗を流す。アメリカのバンド「スパークス」にほれ込み、自主的に送った企画書が本人たちに気に入られ、公式ツアーグッズを制作・販売した。「音楽関係の仕事もやりたい」と意欲を見せ、横浜から活動の幅を広げていく。

山中市長 再選出馬は「考えられる状況ではない」

 横浜市の山中竹春市長は12月4日の定例会見で来年夏の市長選への立候補について、「残された任期をしっかりやることだけを考えている。今は出馬を考えられる状況ではない」と述べた。

 山中市長の後援会が11月25日に発足し、同日に行われた集会に約1千人(主催者発表)が集まったことに関しては、「会を開いてくれたことは大変ありがたく思っている。残りの任期をしっかり頑張れというメッセージだと思っている」と感想を語った。

能登半島地震から1年 防災フェアで意識高める

 能登半島地震発生から1年が経過し、防災への関心が高まるこの時期。冬の災害の備えを考えるイベント「いざという時に安心!防災フェア」が12月15日(日)、港北TOKYU S.C.=茅ケ崎中央5の1=A館3階イレブンカット横で開催される。午前11時から午後4時。参加無料。対象は小学生以上。

 地域住民の防災意識向上を目的とし、災害時に身近なもので作れるコップやポンチョのワークショップや「ぼうさいクイズ」、「防災チェックリスト&ライフハックマニュアル」の配布などが行われる。

 問い合わせは(株)東急モールズデベロップメント・浅倉さん【電話】03・3477・6708へ。

区民栄誉賞、区政功労賞の受賞者がスピーチ

三十路記念し節目の宴 区制30周年祝賀会

 都筑区制30周年を記念した記念祝賀会が11月26日、新横浜グレイスホテル=港北区=で開催された。主催は都筑区ふるさとづくり委員会(吉野富雄委員長)、都筑区懇話会(村田輝雄会長)、都筑区商店街連合会(木伏慎司会長)。

 祝賀会には佐々田賢一区長をはじめ、30周年記念式典で表彰された区民栄誉賞、区政功労賞の受賞者、区内選出議員、歴代の区長など約130人が出席した。

 冒頭あいさつに立ったふるさとづくり委員会の吉野委員長は、祝賀会は当初、11月9日の記念式典後に開催予定だったが、翌10日に衆院選が執行される可能性も取りざたされていたことから、この時期になったことを明かし、「お騒がせでしたね」と、笑いを誘う場面もみられた。

 また出席した区民栄誉賞、区政功労賞受賞者によるスピーチも行われ、それぞれが受賞の謝辞を述べた。

横浜市産業功労者 坂田氏(サカタのタネ 代表取締役社長)が受賞

 横浜市は、市内経済の活性化や産業分野で地域貢献の功績が顕著な市内事業者を「横浜市産業功労者」として表彰。都筑区から株式会社サカタのタネ=本社・仲町台=の坂田宏代表取締役社長が受賞した。

 サカタのタネは1913年、坂田農園として設立。坂田氏は2007年に代表取締役社長に就任。社会的な課題解決に取り組む人材の育成・支援を目的に公益財団法人サカタ財団を設立し、学生への奨学金助成事業にと組むなど社会貢献活動に尽力。地域商業の振興・発展に貢献したことなどが評価された。

他学年の児童に見守られ餅つきに挑戦

季節の風物詩を味わう 荏田小で餅つき

 荏田小学校で11月30日、餅つきが行われた。

 餅つきは「荏田っ子祭り」の一環で、学校とPTAの共催。餅つきはコロナ禍を経て、昨年から復活。今年は100kgの餅米をつき上げた。

 当日はPTA役員をはじめ、保護者や地域コーディネーターら約70人がボランティアとして参加。地元の渋沢連合自治会から蒸籠(せいろ)や釜を借り、朝8時半から児童らが餅をつくための下準備を行った。

 この日使用されたもち米は、各学年ごとに児童たちが田植えから刈り取りまで関わった米が一部使用された。児童らは異学年で交流できるようにグループに分かれ、全員が餅つきに挑戦。ついた餅はのし餅のように小分けにされ、全員に配られた。餅つきの後にはしめ縄づくりも行われた。

30周年を祝う

30年の歩みを祝う 保護司会・更生保護女性会

 都筑保護司会(加藤恒雄会長)と区更生保護女性会(澤由美子会長)が11月28日、新横浜グレイスホテル=港北区=で設立30周年記念式典・祝賀会を開催した。当日は会員や関係者ら53人が出席。来賓には、都筑保護司会の顧問も務める佐々田賢一区長らが訪れ、祝辞を述べた。

社会を明るく

 都筑保護司会は、1994年10月に設立。当初は「青葉・都筑保護区」として13人で活動していた。その後、都筑保護司会に独立・発展を図るため、定員の増員を関係機関に陳情。6人の増員が認められ、04年に「都筑保護区」として新たなスタートを切った。

 その後、犯罪の増加に伴い定員を29人に増員し、現在は26人が所属している。「社会を明るくする運動」や区内中学校との協力連携の深化などに努めている。

 加藤会長は「多くの人に支えられ、30年活動を続けてこられた。地域一丸となり、これからも活動を続けていきたい」と話した。

人と地域を繋ぐ

 区更生保護女性会は、94年11月に「区更生保護婦人会」として設立し、04年に現名称に変更。現在は理事15人を含む会員およそ170人が所属。区民まつりや都筑ポップフェスティバルでの啓発活動、更生保護施設への支援訪問などを行っている。

 澤会長は「犯罪や非行を防ぐために人と人、人と地域を繋ぐ一助を担えたら。今後も安全安心な街づくりのために活動を続けていきたい」と前を向いた。

心行寺に真っ赤な紅葉

 区内で400年以上の歴史を持つ、浄土宗心行寺=荏田東=で紅葉が赤く染まり、見頃を迎えている。同寺の境内で見ることができるのは、イロハモミジやノムラモミジ、かえでなど。

 住職の安田雄心さんは「例年に比べ、遅い紅葉となった。秋の散策ついでに、気軽にお越しください」と話す。同寺ではⅩやインスタグラムでも情報を発信している。

表彰状を手にする中川会長(写真中央は伊藤智樹校長)=提供写真

日本PTA年次表彰 荏田小PTAが受賞

 (公社)日本PTA全国協議会による2024年度日本PTA年次表彰式が11月15日行われ、横浜市立荏田小学校のPTA(保護者と教職員の会)が表彰を受けた。

 年次表彰は、PTA活動の資質向上や活性化などPTA活動で顕著な業績をあげたPTA、その他の団体・個人を表彰するもの。横浜市からは3校が表彰された。

 荏田小PTAは、主催の夏祭りを通し、ボランティア活動に興味を持った子どもたちの「自分たちも活動に参加したい」という声を実現するため、教職員とPTA本部役員が連携を取り、企画立案の段階から携われるよう体制を整え、「ハロウィンイベント」や「どんど焼き」を計画・実施した取り組みが評価された。

 今回の受賞についてPTA会長の中川貴雄さんは「PTAの本部役員は皆、活動を楽しんでいる。自治会、学校を含め地域とのつながりの強さを認めてもらえたことが受賞につながり嬉しい」と喜んだ。

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来春に向けた植え込み作業

青い絨毯を思い描いて HRGでネモフィラ植え

 早渕川・老馬谷ガーデン(HRG)では12月7日(土)、2027年の国際園芸博覧会「GREEN×EXPO2027」を地域から盛り上げようとネモフィラの苗の植え付けを行う。午前10時から正午。場所は中川3丁目、早渕川鍛冶橋付近。当日はガーデンの会員が自宅で育てたネモフィラの花苗約700株を植える。参加者は軍手持参。

 参加希望者は塩入廣中会長【携帯電話】090・7275・1361に連絡を。

市内公立小中学校 いじめ認知件数 最多に 3年連続増

 横浜市教育委員会によると、市内の公立小中学校で2023年度に確認されたいじめの認知件数は1万6174件で、3年連続で増加したことが分かった。市教委は、いじめの定義が広がり、初期段階のいじめを積極的に認知したことなどを増加の理由としている。

 いじめの認知件数は小中学校ともに過去最多を記録。小学校では前年比32・2%増の1万3261件、中学校では前年比31・2%増の2913件だった。いじめ行為の内容は、小中学校ともに「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が最も多く、小学校で53・2%、中学校で66%だった。

支援の輪広がり

 いじめの認知件数は近年、全国的に増加傾向だが、13年に成立した「いじめ防止対策推進法」が背景にあるとされる。同法では、いじめの定義を「被害を受けた子どもが心身の苦痛を感じているもの」と明確化。市教委は「子どもが少しでも嫌な思いをしたら、積極的にいじめと認知して件数が増えた」といい、必ずしもいじめ自体が増えているとは断定できないと分析する。

 市教委は20年に市立中学の女子生徒がいじめが原因で自死したことを受け、今年9月からスクールカウンセラーの派遣回数を増加。いじめなどに悩む小中学生らが学校を通さずにスクールソーシャルワーカーに電話で相談できる窓口「学校生活あんしんダイヤル」の利用者は、開設した17年度は182件だったが、23年度は382件と約2倍に増えた。こうした取り組みがいじめの認知につながっているという。

 市内でいじめなどの相談を受けるNPO法人の関係者は「見過ごされがちな小さないじめが認知されることは良い傾向で、大きないじめを未然に防ぐ足がかりになる」と話す。

 市は「小中高生が主体的にいじめの未然防止について話し合う『横浜子ども会議』などを通し、啓発に努めていきたい」としている。

謝辞を述べる星川会長

未来へつなぐ、伝統と奉仕の心 横浜都筑RCが創立30周年

 横浜都筑ロータリークラブ(RC)が創立30周年を迎えた。11月20日には、グレイスホテル横浜で記念式典を開催した。

 式典には、国際ロータリー第2590地区の永戸はるみガバナーや都筑区の佐々田賢一区長ら来賓の他、スポンサークラブの横浜港北RCや姉妹クラブの台北永安RCの会長や会員など120人以上が列席した。

 星川晃一郎会長は、これまでクラブを支えてくれた人たちに謝辞を述べ、「諸先輩から受け継いだ伝統をさらに未来へつなげていけるよう、地域社会に貢献していきたい」と抱負を語った。

 式典では台北永安RCとの姉妹クラブ締結の延長が発表された。また30周年記念事業として、ロータリー財団、米山記念奨学会、都筑区社会福祉協議会、昭和大学横浜市北部病院にそれぞれ寄付を行ったことが紹介された。

 祝宴では、八城邦義カルテットによるジャズ演奏と30年を振り返るスライドショーの上映が行われ、参加者全員が手をつなぎ、大きな輪を作ってロータリーの唄「手に手つないで」を合唱し、節目の宴を締めくくった。

都筑区誕生と同時

 都筑RCは横浜市行政区の再編成で都筑区が誕生したのを受け、1994年11月16日、横浜港北RCをスポンサークラブに会員26人で誕生した。主な活動として都筑区民まつりへの出展やっ東京横浜独逸学園の生徒との餅つき大会などがある。現在の会員数は32人まで拡大。設立時の会員も5人在籍している。

関係者も多数応援

7都市からドイツ校集結 東アジアスポーツ大会

 茅ケ崎南の東京横浜独逸学園で11月18日から23日まで「東アジアスポーツ大会」が開催された。

 大会は、同校を含む独逸学校がある東アジアの7都市(香港、北京、ソウル、上海、瀋陽、台北)から生徒が一堂に会し、スポーツを通して文化交流や国際親善を図ることを目的に開催されている。2年おきに開催されていたが、新型コロナの影響で2大会続けて中止となっており、今回の開催は2019年以来5年ぶり。同校での開催は13年以来となった。

 大会には各校から選抜された5年生(10歳)から12年生(18歳)までの男子10人、女子10人が出場。種目は陸上、体操、水泳、バスケットボール、サッカー、バレーボール(混合)。出場選手の平均年齢や出場時間などで制限のある中、上手にメンバーを組み、勝利を競った。

 男子サッカーで豪快なゴールを決めた同校の9年生、ハウグ彬良(あきら)さん(15)は、「点を取りたいと思っていたので取れて良かった」と安堵の笑みを浮かべた。ハウグさんは小学校4年生から6年生まで川和FCに所属していたこともある。大会にはサッカー以外にも競泳に出場した。

 すべての競技を終え、同校が総合優勝を果たした。

球根植え器で等間隔に

荏田南地区でG&C大作戦 「ワンチーム」で任務完了 小中高生がチームで

 地区内に小・中・高の学校がある荏田南地区で11月15日、「グリーンCLEAN大作戦」が行われた。当日は荏田南小学校の3年生約110人と荏田南中学校の男女ソフトテニス部と演劇部の生徒約50人、荏田高校の2年生約70人の計約230人の児童・生徒が、地域の清掃と荏田南小学校と中学校沿いの遊歩道にチューリップの球根を植える活動に参加した。

 今年で11回目となる大作戦は、荏田南中学校区学校・家庭・地域連絡協議会(会長/蓜島尚範荏田南中学校長)の小中高連携事業の一つ。

 以前は、ごみ拾いのみの「クリーンクリーン大作戦」だったが、富士通株式会社から地域連携事業の一環としてチューリップの球根が贈られて以降、「グリーンCLEAN大作戦」に変更し、遊歩道への植え付けを合わせて行っている。

 当日は小・中・高生の混成グループを作り、ごみ拾いと球根植えの二手に分かれ、”任務”を”遂行”した。荏田南連合自治会の横手美枝子会長は「遊歩道はチューリップを植えてから人通りも増え、安心して歩きやすくなった」と効果を口にした。

 この日植えられたチューリップは来春、新入生を出迎えてくれる。

右から瀧田コーチ、県記録を更新した東郷さん、東郷さんの父・恵太さん、佐藤副市長

折本小6年・東郷帆夏さん 副市長に全国Vを報告 陸上女子100m

 「日清食品カップ第40回全国小学生陸上競技交流大会」で12秒78を記録し、優勝を飾った東郷帆夏さん(折本小6年)が11月20日、佐藤広毅副市長を表敬訪問した。

 佐藤副市長は、「全国制覇おめでとうございます。周囲に支えられながら練習を一生懸命に取り組んできたことが窺える。高みを目指してこれからも頑張って」とエールを送った。緊張した面持ちの東郷さんは、「昨年は予選(県大会)3位で悔しかったから優勝できて嬉しい」と喜びを口にした。

 東郷さんは11月3日に開催された「神奈川県小学生陸上競技秋季交流記録会」で12秒62をたたき出し、県小学生女子100mの記録を27年ぶりに更新。所属する陸上スクールでは走る、投げる、蹴るなど、全身の力の連動感覚を掴む練習を行っており、体の軸を整え、苦手だったスタートの練習に重点を置いた結果、県記録更新につながったという。

練習では12秒30

 一発勝負だった県記録会。調子を上げるために行った本番直前の練習では、小学生女子100mの日本記録である12秒41よりも速い、12秒30をマークしている。スクールの瀧田護コーチは「まだ骨格がもろいため、(骨格がしっかりしていくにつれ)さらに動きが良くなると思う」と評価。

 来年度は中学生になる東郷さん。「1年生から全中(全国中学校体育大会)に出場して中学生日本記録を更新すること」を目標に掲げている。

受彰者代表の池邊さん

緑税務署 18人、1団体を表彰 納税に関する功績で

 2024年度の納税表彰式が11月26日にMELONDIAあざみ野で行われた。国税の申告と納税及び租税教育等に関して、功績顕著な個人・団体を表彰した。緑税務署、緑県税事務所、緑税務懇話会主催。

 当日は緑税務署の管轄区域の青葉区・緑区・都筑区から延べ18人と1団体が表彰された。緑税務署の大辻秀幸署長は受彰者に感謝と祝意を述べた他、税務行政に理解と協力を呼びかけた。また、受彰者を代表して(一社)みどり青色申告会で理事を務める池邊雅章さんが「受彰を契機として今後も適正な申告と期限内納税に努めるとともに所属団体等での活動を通じて微力ながら納税道義の高揚と税務行政の円滑な運営に協力していきたい」とあいさつした。その他、11月7日に東京国税局長表彰を受けた緑間税会副会長の中山恭男さんと、22日に神奈川県知事表彰を受けたみどり青色申告会会長の津本晃さんの紹介もされた。

 受彰者は以下の通り(敬称略)。【緑税務署長表彰】▽池邊雅章(みどり青色申告会=以下青色申告会)▽鮫嶋清隆(緑法人会)▽宮田正浩(同)【緑税務署長感謝状】▽永嶌尚暁(青色申告会)▽串田賢司(緑法人会)▽横溝輝高(同)▽峯岸卓朗(横浜小売酒販組合緑支部)▽檜山雅裕(緑間税会)【租税教育推進校等緑税務署長感謝状】▽横浜市立義務教育学校霧が丘学園小学部【緑県税事務所長表彰】▽池田宏(緑納税貯蓄組合連合会)▽滝澤紀史(緑法人会)【みどり青色申告会会長表彰】▽佐藤千枝子(青色申告会)▽永嶌尚暁(同)【緑法人会会長表彰】▽工藤理(緑法人会)▽小島喜一(同)▽菅沼芳江(同)▽根岸立幸(同)【緑間税会会長表彰】▽檜山雅裕(緑間税会)【緑優良申告法人会会長表彰】▽清水哲夫(緑優良申告法人会)

会場には大量の「エナジーハマー」

横浜に活気届ける 都筑発エナドリ販売祝う

 横浜産の原料が使用されたエナジードリンク「エナジーハマー」の販売開始を祝したイベントが11月28日、横浜ビール本店レストラン「UMAYA」=中区=で開かれた。

 エナジーハマーは、都筑区でリフォーム業などを営む株式会社エリアプロジェクト(小杉駿介代表)が「横浜を元気にしたい」と、株式会社横浜ビール醸造所協力のもと開発したドリンク。

 イベントでは、小杉代表のあいさつなどが行われた後、エナジーハマーで乾杯。トークイベントやクイズなども催され、参加者同士が笑顔で交流する様子も見られた。

リニューアルされた仲町台地区センター

地区センター プレイルームを刷新 市内27館 司書推薦の絵本など

 横浜市はこのほど、市内27館の地区センターにあるプレイルームを親子が利用しやすいようにリニューアルした。

 プレイルームは市内に81館ある地区センターのうち、79館に設けられているが、これまで利用者から「古くて暗いイメージがある」「絵本やおもちゃが古い」などの声が出ていた。利用者数などを考慮し、リニューアルする27館を選んだ。

 都筑区内では中川西と仲町台の2カ所がリニューアルされた。

壁面をカラフルに

 リニューアルのデザインは横浜市在勤のイラストレーター、市原淳さん=関連に人物風土記=がプロデュース。壁面や家具には市原さんが描いた船やカモメ、魚など、横浜をイメージしたイラストが配置され、カラフルな空間にした。絵本コーナーには、中央図書館の司書が推薦した120冊の乳幼児向けの新しい絵本セットを27館共通で配架した。

 市原さんは「明るく、楽しい場所になるよう、不快感を与えないように心掛けた」と話す。

 市の担当者は「このリニューアルで、より快適な親子の居場所として活用してほしい」と話す。利用者の反響を見ながら、他の地区センターのリニューアルも検討する。市は今後、子育て相談会や絵本の読み聞かせ会などのイベント開催も拡大していく方針だ。

山本良央氏

脳卒中の最新治療と予防 12月7日に市民講演会

 市民講演会「脳卒中の最新治療と発症予防」が12月7日(土)、南公会堂(阪東橋駅徒歩約8分)で開催される。午前10時から正午。入場無料。

 脳卒中や神経疾患などの専門病院である横浜市立脳卒中・神経脊椎センター=磯子区=が主催し、同センターの医師らが登壇。第1部では脳神経内科担当部長の山本良央氏が「脳卒中の病態と最新治療」をテーマに講演。第2部では脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の村松菜津子氏が「知ってトクする発症予防」について話す。

 定員500人。事前申込みは不要。問合せは同センター地域連携総合相談室【電話】045・753・2500。

チャリティコンサートの出演者たち

入場無料 チャリティーコンサート 12月3日、横浜海岸教会で

 中区のレストラン・アルテリーベ横浜と横浜海岸教会の共催で行われる「ウクライナ支援チャリティーコンサート」が12月3日(火)、同教会を会場に開催される。

 当日はクラシックの名曲からクリスマスソングまで多彩なプログラムを用意。アルテリーベのピアニストでウクライナ出身のシャポワロフ・レオニードさんとヴァイオリニストの澤田智恵さん、ソプラノ歌手の木村実央・円香さんが出演し、横浜を拠点に避難民のサポートを行うオクサーナ・ピスクノーヴァさんが司会を務める。「音楽を通じて平和への願いを届けたい」と主催者。会場で募金も呼びかける。

 2部制で昼は午後3時30分、夜は6時30分開演(約1時間)。入場無料、事前予約制。二次元コードか【電話】090・5341・1418まで。

ポスターに使用された「ハイエナの女王」と作家の奥津大希さん

神奈川県の障がい者作品展に約6千人来場 横浜赤レンガ倉庫で「ともいきアート展」

 神奈川県が主催する「第1回かながわともいきアート展〜生きること、表現すること〜」が11月15日から24日まで横浜赤レンガ倉庫で行われ、県内外から約6000人が来場した。

 障がい者アートを「ともいきアート」と称し、県内各地で展示を行ってきた県が、その魅力をもっと多くの人に伝えたいと開催。今回の大型展示では県内在住、在勤、在学、通所する障がい者から募集した作品123点と県内の障害福祉サービス事業所6団体の招待作品77点、合わせて200点を展示。作家らがワークショップを開くなど、来場者は作者の個性と魅力が表現された作品ひとつひとつに足を止め、感嘆の声を上げていた。

 受賞作品、受賞者は次の通り。敬称略。▽大賞…「 不滅の国」 萌木さく▽準大賞…「TUKI 」川戸由紀▽神奈川県知事賞… 「冬の空」ベイ▽審査委員特別賞…「乱暴にやさしく。」 助六(中津川浩章委員)、「 無題 」MAKI(加藤弘子委員)、「顏」 RUKA(小林涼子委員)、「LOVE COLLEAGUES(あいするなかまたち)」 ミモ・ザ・シータ(セインカミュ委員)▽オーディエンス賞…「猫のパズル コアラ」ねもとおさむ▽かながわ地方創生SDGs賞 …「ちから」 渡邉真理▽ともいき賞… 「元気」 佐野仁美、「まきしまきしまきし」 川又悠生、「縫う」 田中努、「大好き」 川村遼亮、「歯医者さん」 小山翔平

生物指標を用いた水質評価結果と下水道普及率の変化(市資料から)

横浜の河川水質調査 50年目で初の全地点高評価 背景に下水道普及、市民意識変化

 横浜市が行う川に生息する生物調査に基づく河川水質評価の結果が11月28日に発表され、調査を行った全41地点で「大変きれい」と「きれい」の評価となった。全地点の高評価は1973年の調査開始以来初めて。

 この「河川生物相調査」は、河川の水質調査を目的にほぼ3〜4年ごとに実施。市内を流れる鶴見川、帷子川、大岡川、境川、宮川、侍従川の6水系41地点を夏冬に調査していて、確認された生物から河川の水質を評価するため、魚類、底生動物、付着藻類、水草などの生物指標を定めている。今回発表されたのは2022年冬季、23年の夏季調査分。

 1984年調査時のデータを現在の指標で評価すると、河川の水質は「大変きれい」と「きれい」が31%だった。水質は徐々に改善され、今回初めて全調査地点で「大変きれい」と「きれい」が100%となった。

 調査を行う市環境科学研究所は「水質が改善したのは、現在ほぼ100%となっている下水道の普及が大きく影響している」と分析し、「市民や事業者の環境に対する意識が変化し、不法投棄や工場排水の垂れ流しなどが減ったことも大きい」としている。

初確認の生物も

 今回の調査では、サヨリやキチヌといった魚類7種、底生動物8種、付着藻類22種が初めて確認された。

 同研究所は「今後も市民の方々に、人間と自然の関係を自分ごととして考えてもらえるよう、啓発活動を行っていきたい」と話している。

法務省のエンディングノート。デジタルデータのパスワードなどは「個人情報保護シール」などで目隠しを、と板垣支部長は語る

エンディングノート 頭を整理する「下書き」に

 元気なうちに残される家族のことや、自分らしい人生の締めくくり方などを考える活動「終活」。ただ何から始めてよいかわからず先送りしている人も多いのでは。本紙では広域特別号発行にあたり、専門家にアドバイスをもらった。

備忘録のつもりで

 「終活」の第一歩として、エンディングノートの作成を思い浮かべる人は多いはず。

 エンディングノートとは、自身に何かあったときに備え、残された家族がさまざまな判断や手続を進める際に必要な情報を残すためのノート。神奈川県司法書士会横浜北支部の板垣徹宏支部長も「遺言の『下書き』のつもりで作成し、現状の確認と整理を」とエンディングノートの作成を奨める。「遺言と違い、法的効力はないが、備忘録のつもりで書くことでこれまでの人生を振り返り、これからの人生を考えるきっかけにもなる」と作成の意義を語る。

 ノートは、横浜市各区の高齢・障害支援課高齢者支援担当で無料配布しているほか、民間企業が書き方講座などを開催している。市販もされているが、記載内容は「家族構成、財産、介護、延命治療の希望、葬儀の形式、デジタル遺産などほぼどれも一緒」(板垣支部長)。

専門家に相談

 ノートを手に入れたり記入したりは容易だが、難しいのは老親に作成を促すこと。身近であればあるほど「言い難い」のも事実。

 そんな時こそ「法律の専門家を使って」と板垣支部長は話す。「相談のきっかけで多いのが『認知症かも』と不安を感じた時。専門家から『判断能力があるうちに』と促されると作成しやすい」という。対面相談に抵抗があれば相談無料の「相続・遺言ホットライン」(通話料のみ負担)も開設されている。

 板垣支部長が「エンディングノートは遺言の『下書き』」と話すように、「相続」を「争族」にしないためにも法的効力を持つ「遺言」は残しておきたいもの。「例えば子どものいない夫婦の場合、遺言が無くても財産は残された配偶者に相続される、と思いがちだが、亡くなった配偶者に兄弟姉妹がいた場合、相続が発生することを失念しがちなので要注意」と呼びかけた。

読者に“えがお”を届ける

港北区 紙面通して元気届ける フリーペーパーえがお 本間克之さん

 港北区大豆戸町在住の本間克之さん(61)は、高齢者向け地域情報誌「プラチナ世代交流フリーペーパーえがお」を発行して、地域の人に元気を届けている。コンセプトは「彩りあふれる豊かな生活をもう一度取り戻す」。根本には、「認知症など、社会のシニアに対して持っているイメージを変えたい。(行動は)ダイナミックなところもあるけれど、普通に生きていて普通の人たち」という思いを持っている。

 2017年12月に創刊準備号、18年1月に初号を発行した。毎月出しており、最新号の12月号は通巻83号。区内をスクーターで駆け巡り、270カ所の団体・個人宅に直接手渡している。部数は4000部から始まり、今では2万部に。「周囲に配ってくれる人が増えて」と目を細める。

 制作のきっかけは、介護職に携わっていた時に、「施設の外に出た時も高齢者に貢献したい」と思い始めたこと。創刊前に退職したが、再び介護業界に戻った。施設で夜勤などをする傍ら、取材や執筆、紙面のデザインも自らで手掛ける。

高齢者から良い流れを

 「高齢者が元気になることで下の世代も元気になる」と目を輝かせる。背景にあるのは、「高齢者の交流を増やしたら、その子どもが親のために充てていた時間を別の事に使えるようになり、良い流れができるのでは」という考え。

 紙面トップ記事では”プラチナ世代”の人を紹介する。幼少期から現在に至るまでを丁寧に取材し、特徴を捉えて文章に綴る。「取材をしていると『自分の人生を語ることで、これまでを振り返るきっかけになった』とうれしそうに話してくれる」と目尻を下げる。

 公会堂を会場とする「えがおまつり」も主催する。紙面やイベントなど、さまざまな方法で、今後もプラチナ世代を笑顔にしていく。

10月に開催された「仲町台地区センターまつり」でも演奏を披露

都筑区 合計年齢は1600歳超 シニアジャズバンド 「ハッピーじゃむ」

 都筑区を拠点に活動するシニアジャズバンド「ハッピーじゃむ」は、区内各地のイベントなどで演奏を披露し、観客らを魅了している。24人が在籍し、メンバーの平均年齢は72歳、合計年齢は1600歳を超える。

憧れ叶える

 バンドは2002年6月、生涯学習を目的にジャズアンサンブル教室として8人で結成。「戦後間もない頃に、ラジオで流れていた『かっこいい音楽(ジャズ)』を自分たちの手で演奏できたら」と活動を開始。当時は、ほとんどのメンバーが演奏初心者で、各々が楽器を持ち寄り、毎週月曜日に地域交流や認知症予防の目的も兼ねて練習を行っていた。

 バンド名の「ハッピーじゃむ」は、「幸せを混ぜる」と「ジャズだけでなく、懐かしの童謡や歌謡曲など、さまざまなジャンルを演奏する」という意味が込められている。

 これまでに演奏してきた曲数は約80曲。現在は「健康」「上達」「楽しむ」をテーマに活動し、区内の老人施設を中心に、多い時で年間約30公演をこなすなど、着実に実力を付けてきた。コロナ禍で活動ができない時期もあり、現在は公演数も減少したというが、「ジャズ熱」は弱まることを知らない。

 バンド役員の金子幸司さんは「公演では、同年代の方が楽しめる曲を中心に編成している。自分たちの演奏で元気を届けたい」と笑顔で話した。

オンライン参加は上記から

エステの効果広める ハンドトリートメントも

 ビューティー&ウェルネス専門職大学のメンバーらによる「第1回TeamBEAUTY主催イベント」が12月7日(土)、同校=牛久保3の9の3=地下1階1104講義室で開催される。午後2時から3時30分まで。

 「高齢者に対するエステティック技術の効果」をテーマに、エステティックの説明や高齢者へのトリートメント効果の論文の紹介、教員と学生のトークショーなどが行われる。また、学生によるハンドトリートメントを受けることもできる。

 入場無料で申し込み不要。左記二次元コードからオンライン参加も可能。

 問い合わせは、TeamBEAUTY事務局の豊津雅也さん【電話】080・5877・8874へ。

 

沿道を埋め尽くした人の中を進む選手らを乗せたオープンバス

ベイスターズ 歓喜のパレード 日本一を30万人祝福 ファンも参加し1.5Km行進

 プロ野球の横浜DeNAベイスターズが日本一になったことをチームとファンが祝う「横浜DeNAベイスターズ日本一 優勝パレード2024」が11月30日に行われ、約30万人(主催者発表)が選手らを祝福した。

 三浦大輔監督や選手、コーチらを乗せたパレード用のオープンカーと「横浜日本一」の文字とともにラッピングされた3台のオープンバスは、多くのファンが見守る中、午前10時30分に横浜ハンマーヘッドを出発。横浜スタジアムそばの日本大通りまでの約1.5Kmを1時間かけて進んだ。

 オープンカーには三浦監督や南場智子オーナー、牧秀悟選手、青葉区出身の大貫晋一投手らが乗り込み、三浦監督は時折、席から立ち上がって手を振っていた。

 ゴール地点であいさつした牧選手は「パレードができて良かった。来年はリーグ優勝してパレードをやろう」と語り、三浦監督も「この景色が見られて最高。ファンから『ありがとう』の言葉をもらって感動した。来年は優勝し、もう一度日本一になって盛大に喜びを分かち合いたい」とファンに感謝した上で2年連続日本一を目標に掲げた。

 選手らが乗ったバスの後には、クラウドファンディングに参加したファンが歩いて行進し、参加型のパレードとなった。桑原将志選手のファンだという南区から来た小学3年生の男児は「選手を近くで見られて良かった。桑原選手は大きかった」と興奮気味に話していた。

電子申請はこちらから

都筑から世界へ 国際交流・協力を語らう

 交流サロン「ちょっと知りたい国際交流・国際協力〜都筑から世界へつながる〜」が12月20日(金)、区役所1階区民活動センターで開かれる。午前10時から正午。

 NPO法人WE21ジャパン都筑の長谷川陽子さんとサッカーボールを贈る会の内野敦さんをゲストに迎え、海外経験や国際交流などについて、情報や意見交換を行う。

 参加無料。定員は15人(区内・近隣区在住、在勤、在学者優先)。申し込みは18日(水)までに窓口、電話、電子申請から。

 (問)【電話】045・948・2237(同センター)

都田小の5年生も協力

「花の名所」で来春の準備 チューリップを植え付け

 東方町の江川せせらぎ緑道で11月14日、チューリップの球根の植え付け作業が行われた。

 植え付けは、都田江川水辺愛護会が毎年この時期に行っているもの。同会のほか、横浜都筑ライオンズクラブ、都田小学校の5年生(約90人)が参加、佐々田賢一区長も駆けつけた。

 参加者は都筑土木事務所が用意した約1万4000個の球根を、川の両岸約600mに植え付けていった。同会の村田輝雄会長は「子どもたちが土に触れる良い機会」と話した。同所の桜とチューリップは、都筑区の「みどりと花の名所25選」にも選ばれている

産業功労者6人と山中市長(右から4人目)、上野会頭(同5人目)

横浜の経済発展に貢献した産業功労者6人を表彰

 市内経済の活性化や産業分野で地域活動に貢献した市内事業主をたたえる「横浜市産業功労者」の表彰式が11月26日に市庁舎で行われ、6人が表彰された。

 今年度の受賞者は、梱包資材販売業の北川商事=中区=の北川剛司代表取締役社長、種子や苗木などを生産・販売するサカタのタネ=都筑区=の坂田宏代表取締役社長、物流事業を展開する丸全昭和運輸=中区=の野口正剛相談役、債権管理回収を行う山田債権回収管理総合事務所=西区=の山田晃久代表取締役、地域活性化に貢献した妙蓮寺=港北区=の山本玄征代表役員、各種情報システムの設計・開発を手掛けるクロステック=港北区=の渡邉安好代表取締役会長の6人。受賞者に山中竹春市長から表彰状が手渡された。

 北川氏は、商店街支援に取り組み、「元町 クラフトマンシップ・ストリート」の地域ブランディング形成に尽力。伊勢佐木交通安全協会副会長や伊勢佐木防犯協会常任理事として、地域社会の安全に貢献した。

 坂田氏は、公益財団法人サカタ財団を設立し、学生への奨学金助成事業に取り組んだ。流通業界に関する講演会や、市内商業取引の促進を目的とした商談会を開催するなど、地域商業の振興・発展に貢献した。

 野口氏は、横浜商工会議所副会頭として商工業の改善発達に尽力するとともに、総務委員会委員長として政策の審議立案に取り組んだほか、横浜市開港記念会館100周年の記念事業でも地域振興・発展に尽力した。

 山田氏は、不動産や債権をはじめ、事業経営で起こる複雑な問題に対するワンストップサービスの提供に尽力したほか、中小企業のIT化、海外販路開拓、外国人材の雇用や中小企業の海外事業展開の推進に努めた。

 山本氏は、寺院の活動のほか、商店街と連携して境内でラジオ体操やジャズコンサートを開催するなど、地域活性化に尽力。観光産業に関する講演会や他都市との交流事業に取り組み、地域振興・発展に貢献した。

 渡邉氏は、産学連携事業「横浜インターンシップ制度」の拡充に努めたほか、中小企業のIT化推進を目的としたイベント「よこはまITフェア」の開催に寄与するなど、地域商工業の振興・発展に大きく貢献した。

150年・100年企業表彰も

 功労者の表彰式と併せて創業から150年、100年を迎えた同会議所の会員企業の顕彰式も行われ、上野孝会頭から各企業の代表者に表彰状が手渡された。

 受賞企業は次の通り。▽150年…ホンマ=中区=▽100年…トシダ=西区=、柳田エンジニアリング=南区=、かもめパン=南区=、電商会=中区=、ニップン横浜工場=神奈川区=、まるこ家具店=港南区=、東亜リアルエステート=鶴見区=、栗田園=中区=、豊商会=西区=、旭平硝子加工=鶴見区=、タテヨコ=瀬谷区=、ロイヤルホール=中区=。

ドウダンツツジ

都筑中央公園季節の便り 12月 冬支度でにぎやかな季節 寄稿/NPO法人都筑里山倶楽部

 12月初めの都筑中央公園は紅葉の千秋楽。木々の成長を助ける役目を終えた葉たちが園路でカサカサ音楽隊を編成して音を奏でだしました。

 昭和病院横の園路で、黄色からオレンジまで色を取りそろえたシデ類が紅葉の一番手。宮戸の大池脇やステージ広場から竹林に抜ける道のモミジが、日の当たる木々から順々に緑から赤へとグラデーション。あちらこちらのニシキギ、ドウダンツツジの垣根が、焚火をともしているかのように赤く色付き、北風が吹く寒空のもと、人々の心を温かく包み込みます。

 花たちは蜜を提供する役目を終え、次は種を北風に乗せ、できるだけ遠くに運びます。タンポポ、ススキ、コウヤボウキ、タイアザミ。どの綿毛も子どもの遊び相手にはうってつけです。中でも小さいながらも素敵な綿毛を披露してくれるのは、少し前に花を楽しんだシュウメイギク。このあたたかな綿付きの種はいろんな場所に降り立って、生き物たちの冬支度の手助けとなりますでしょうか。

 冬の初めの公園の様子、あなたものぞいてみませんか?

■NPO法人都筑里山倶楽部(【電話】045・941・0987)

災害に備える〜医療・介護の視点から〜 ■横浜市都筑区医師会

 都筑区医師会地域多職種連携協議会によるコラムの新シリーズ「災害に備える〜医療・介護の視点から〜」。第2回は都筑区医師会の活動についての紹介です。

 都筑区では、市内で震度6弱以上の地震が発災した場合には、区役所に仮設救護所を設置することになっています。都筑区医師会でも、災害発生時には会員の医師が区役所に参集します。

 その他にも区内の診療可能な診療所は、開院を示す診療中の黄色いのぼり旗=写真=を掲出し負傷者等への対応を行うといった計画が立てられています。

 また日頃の備えとして、区役所、医療従事者の方々と仮設救護所における流れを災害訓練の際に確認したり、黄旗訓練といって、各診療所の開設状況を区役所に伝達する訓練などを行っています。

 ただ一番重要な日頃の備えは、顔の見える関係を常に作っておくことだと考えています。

 地域医療の強いところは災害にも強い、ともいわれています。都筑区はもともと在宅医療や医療における多職種連携が活発な地域です。医師会として、これからもさらに連携を強める努力をしていきます。