緑区版【2月6日(木)号】
闇バイト防止リーダー養成サミットに参加し、討議した内容を発表する中学生ら

緑警察署 闇バイト防止でサミット 中学生リーダーを養成

 「闇バイト」の根絶に向け、中学生の意識向上を図ろうと緑警察署は1月29日、鴨居中学校で「闇バイト防止リーダー養成サミット」を実施した。昨年に続き2度目の開催。区内の中学校を会場としたのは初めて。

 SNSなどを利用し、通常のアルバイトを偽装して犯罪の実行役や支援役を募るなど、社会問題となっている「闇バイト」。緑警察署によると、知らずに応募し、個人情報を提供してしまった後で脅迫を受け、止む無く犯罪に加担してしまう少年らが近年急増しているという。

 神奈川県警本部によると、同県警は昨年、特殊詐欺に加担したとして、犯行当時中学生だった1人(暫定値)を検挙。緑警察署は闇バイトに加担しないためのSNSの適正な利用方法や、闇バイトに応募してしまった際の対応などについて区内の中学生に学んでもらおうと、昨年から同サミットを開催している。

被害者の自殺も

 この日は、区内7校の中学校から12人が参加した。中学生を前に、講師を務めた同県警本部少年育成課の桐野貴光部長は闇バイトについて「加担すると、逮捕されるまでこき使われるのが実態」と説明。また「事件の裏には必ず被害者がいる」とし、以前オレオレ詐欺に遭い、高額な財産を失った高齢者が自身の家族から「なぜお金を渡したのか」と責められ自殺し、その後に家族が「なぜ責めてしまったのだろう」と悩んで自殺してしまったケースがあることなども伝えた。

 その後、中学生たちは3班に分かれ、「なぜ闇バイトに応募してしまうのか」「闇バイトを無くすために、自分たちに何ができるのか」などをテーマに討議を展開。話し合った結果を各班の代表者が発表した。

 応募してしまう背景として参加者は「お金がほしくて、高額を稼げるという誘惑に負けてしまうから」「先輩に誘われて断れないから」などの意見が出たことを発表。また、対策として「闇バイトに加担しないという雰囲気を常につくっておく」「より強く警戒心を持っておく」「加担しないように訴えるポスターを作成して掲示しておく」などの案が上がったことも伝えていた。

リーダーシップ発揮して

 参加した霧が丘学園中学部2年の羽田琉之介さんは「トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)の人たちが捕まる方法などが分かって勉強になった」と話した。参加者に「闇バイト防止リーダー」としての委嘱状を手渡した緑警察署生活安全課の後藤辰也課長は「きょう学んだことを各自の学校で全校生徒に伝え、リーダーシップを発揮して闇バイトの防止に努めてほしい」とした。

横浜市予算案 防災、子育て支援に重点 2年連続プラス編成

 横浜市は1月27日、2025年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は前年度比3・6%増の1兆9844億円で、2年連続の増加となった。24年に4年ぶりの人口増、さらに20代から40代の社会増減が過去20年で最大のプラスになったことをうけ、引き続き子育て支援を強化するとともに、防災・減災対策にも注力し、「人にやさしいまち」を目指すとした。

 横浜市中期計画の最終年度にあたる25年度。山中竹春市長は27日の記者会見で、「もっと『人を惹きつけるまち』へ」をキャッチフレーズに、市民要請の高かった地震対策、子育て支援、地域交通の拡充を核とした予算編成であると説明した。

 能登半島地震を契機とした新たな防災・減災対策には、今後5カ年で960億円を投じる計画。発災前からの備えとして、木造密集対策地域において感震ブレーカーと家具転倒防止器具の設置の全額補助等に2億8000万円、また1億2000万円をかけ、旧耐震建築物の除去や新耐震グレーゾーン住宅に対して新たな耐震補助を行う。避難所環境の向上には、小中学校のトイレや全ての公園トイレの洋式化に24億200万円、小中学校の体育館への空調整備に14億7400万円を計上した。

 子育て支援対策として、自治体では全国初となる短時間預かりの新設に取り組む。商業施設等などに常設し、預けやすさと安心の両立を図るため認証制度と補助制度の検討を進め、25年度のモデル実施、26年度の創設を目指す。また子育て応援アプリのパマトコの拡充には4億7000万円を計上し、利用者を妊娠・未就学期(約18万人)から学齢期(約45万人)まで大幅に拡大する。

 地域の総合的な移動サービスの実現には合計7億円を計上。公共交通圏域外への地域交通導入や、敬老パスの地域交通への適用等で誰もが暮らしやすいまちづくりを目指す。

データ駆使し財源創出

 市は、中期計画に掲げた全ての施策と事業を対象に、データに基づいて施策の質の向上と、事業の創造・転換を検討するデータドリブンプロジェクトを進める。それにより介護関連事業の会計整理等を実施するなど17件7億円の財源を創出。事業の見直しによる歳出削減や広告料収入などの歳入確保と合わせて172億円の財源を創出する。

 市税収入は前年度比7・1%増の過去最高額9459億円。好調な雇用情勢などにより、納税者数や給与所得、企業収益の増、定額減税の終了等による増収も見込む。

 予算案は28日に開会した第1回市会定例会で審議される。

2027年度全国高等学校総合体育大会のポスター図案公募で最優秀賞に輝いた 山口 朋恵さん 白山高校美術科 3年生

人との縁を大切に

 ○…色鮮やかな背景に、15競技の動きの特徴を捉えた絵柄を円形に配置。皆で競い合いながらも協力してきた「縁」も表現した。その図案が、2027年度に南関東4都県で行われる全国高校総合体育大会(インターハイ)のポスター図案公募で最優秀賞に輝いた。「自分の描いた絵がポスターになるとは不思議な気持ち。素直にうれしいです」とにっこり笑う。

 ○…幼い頃から絵を描くのが好き。中学時代は美術部も考えたが、友人の誘いもあってテニス部に入部。運動が得意でなかったため、「自分には向いていないかも」と思いつつ、「1回始めたなら最後まで」と3年間やり切った。そこでの選手やサポートとしての経験や思いが、今回の図案につながったと振り返る。高校は好きな美術に打ち込むため、白山高校美術科へ進学。自宅から1時間以上かけての通学だったが、「先生や友人、美術部の仲間に恵まれ、切磋琢磨し合いながら楽しく通うことができた」。

 ○…3人姉妹の末っ子。家族旅行の際には美術館を行程に入れてくれるなど、サポートしてくれた両親には感謝しかないそう。美大を卒業した長女とは美術展やネットの活用法など、美術話に花を咲かせる。休みの時は近隣の公園を散歩したり、釣り堀で釣りをしたり、のんびり過ごす。「ただ冬場は寒いので、家の中で絵ばっかり描いてます」と笑う。

 ○…卒業後は女子美術大学への進学が決まっている。「全国から絵の上手い人が集まる場所。楽しみもありますが、不安も少しあります」と心情を吐露。それでも高校3年間の縁と努力が、全て自分の糧になっている実感がある。「大学では、もっと画力を高めたい。在学中にやりたいことを見つけられたらいいですね」と微笑んだ。

15競技の特徴的な動きを円形に配置した

高校総体、彩るポスター 白山高校 山口さんが最優秀賞

 2027年度に南関東4都県(神奈川県・山梨県・千葉県・東京都)で開催される全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の「総合ポスター図案」に、白山高校美術科3年の山口朋恵さん=人物風土記で紹介=の作品が選出された。大会を盛り上げるため、あらゆる場面で使用される予定だという。

 今回、開催都県の中学・高校生を対象に公募されたのは「大会愛称」や「スローガン」「シンボルマーク」「総合ポスター図案」。総合ポスター図案には278点の応募が寄せられ、その中から山口さんの作品が最優秀賞に輝いた。

円と縁を意識

 山口さんが描いたのは、鮮やかな色彩が目を引く作品。インターハイで実施される競技から、15競技を選び円形に配置した。それぞれの特徴となる動きを捉え、一目で何の競技か分かるように工夫。また、「円」の形にすることで、人との関わりを示す「縁」も意識したという。

 昨年夏に公募を知り、構想に時間をかけた後、1週間ほどで描き上げた。受賞の知らせが学校に届いたのは昨年12月。しかし、情報が公開されるまで口外できず、校内でも一部の教諭しか知らなかったそうだ。

 1月24日には神奈川県民ホールで行われた授賞式に出席。「すごく緊張した」と言いながら、「まだ実感が湧かないけれど、選んでいただいたことが素直にうれしかった」と微笑む。

 高校では美術部にも所属。洋画を中心に平面作品を多く手掛けてきた。コンテストにも多数参加し、第66回全国学芸サイエンスコンクールでは、ポスター/デザイン部門で銀賞に輝いている。

 「今回が高校生として参加する最後のコンテスト。有終の美を飾れて良かった。ただ、自分が描いたポスターが世に出るのは2年後なので、その時は懐かしい気持ちになるかもしれません」と山口さんは話している。

佐藤区長から表彰状を受け取る受賞者

スポーツ振興功労に感謝 緑区スポーツ人の集い

 緑区スポーツ協会(浜園睦夫会長)が主催する「第39回緑区スポーツ人の集い」が2月1日に緑公会堂で開催された。

 当日は3部構成。第1部の式典・表彰式では、「緑区スポーツ功労賞」「緑区スポーツ普及賞」などの表彰が行われ、浜園会長や佐藤康博緑区長らから表彰状と記念品が受賞者に手渡された。また、横浜スポーツ表彰スポーツ功労賞を受賞したバドミントン協会の中野義雄さんも紹介された。

 2部は(公財)横浜市スポーツ協会の健康運動指導士である渡邉里絵子さんによる講演。渡邉さんは運動のメリットなどを伝えた後、簡単にできるストレッチや筋トレなどを紹介。来場者と一緒に身体を動かした。

 3部のアトラクションには田奈中学校吹奏楽部が出演。1・2年生中心の編成ながら、桜に関する曲のメドレーなどを高い演奏力で披露し、大きな拍手を浴びていた。

 今回の受賞者は以下の通り(敬称略/カッコ内は所属)。【緑区スポーツ功労賞】祝久和(野球連盟)、小林芳明(剣道連盟)、栗原宏幸(ソフトボール協会)、佐々木卓(バドミントン協会)、根岸喜美代(ゲートボール連合)、遠藤洋枝(サッカー連盟)、下山洋二(パワーリフティング協会)【緑区スポーツ普及賞】柴田敏和(陸上競技連盟)、高井祥伍(剣道連盟)、渡辺照代(バレーボール協会)、花田文雄(ソフトボール協会)、谷戸隆司(バドミントン協会)、永井寛(ゲートボール連合)、春日和子(ハイキング部)、阿久津勝己(少年野球連盟)、高橋衆一(少年サッカー連盟)、藤田直也(横浜フレンズミニバスケットボール連盟)【緑区スポーツ特別賞】赤井遙斗(緑が丘中学校陸上部)、武蔵中山台ソフトボールクラブ

【横浜スポーツ普及功労賞】吉池清二(ハイキング部)

1月29日に神奈川県庁で行われた表彰式で、黒岩祐治知事(前列中央)と記念撮影に臨んだ受賞者

安全・安心まちづくり表彰 中山自治会が受賞 地域の目生かし、防犯活動

 2024年度の「神奈川県犯罪のない安全・安心まちづくり功労者等表彰」の受賞者が決定し、1月29日に県庁で表彰式が行われた。緑区からは唯一、中山自治会(齋藤宏和会長)が功労者表彰を受けた。

 県では、民間の自主防犯活動の活性化や、県民総ぐるみによる防犯への取り組みを推進していくため、安全・安心まちづくりの推進に功績のあった個人・団体を表彰している。今回は、長年にわたり犯罪のない安全・安心まちづくりの活動に尽力し、その功績が特に顕著な者に贈る「功労者表彰」が5件、安全・安心まちづくりのモデルとなるような実践的な活動で、地域社会への貢献度が高いと認められる者に贈る「奨励賞」が5件選ばれた。

 中山自治会は、地域の中山小学校と連携し、「中山小学校学援隊」を2006年に組織。現在も20人以上のボランティアスタッフが、校門や要所の交差点などで児童の登下校を見守る活動を続けている。また、防犯指導員が木曜日の昼間と土曜日の夜間にパトロールを実施。こうした長年にわたる地域の防犯活動が功績として認められた。

 表彰式に出席した齋藤会長は「この表彰は自治会役員、そして地域の皆さまの協力のおかげ。心から感謝したい」と話していた。

みどりの家の豆まきに登場した具志堅さん

元気に豆まき 大盛況 区内の節分祭 一部を紹介

 緑区内で開催された節分祭の一部を紹介する。

みどりの家

 社会福祉法人キャマラードが運営する「みどりの家」(出口博喜施設長)では2月1日に節分祭が行われ、昨年に引き続きボクシングの元世界チャンピオン・具志堅用高さんが登場。会場は大勢の来場者の大歓声に包まれた。具志堅さんは「また皆さんに会えてうれしい。今年も元気が出るように豆をまきます」と話すと、福豆や菓子などを力強く投げていた。

 長津田町から来場した男性は「小さい頃から具志堅さんが好きなので、感動しました」と笑顔で話した。出口施設長は「朝から100枚の整理券を求める人の大行列ができた。地域の人に愛される施設になってきたと感じる。感謝の気持ちでいっぱい」と語った。

鴨居杉山神社

 2月2日、鴨居杉山神社で予定されていた第18回節分祭は、生憎の雨天のため、豆まきの会場を鴨居小学校体育館に変更して行われた。

 鴨居連合自治会の木村赳会長によると、体育館を会場にしたのは初。3回に分けて豆まきを実施した。

 木村会長は「来場者数は例年の3分の2ぐらいだったと思う。ただ参加した皆さんがとても楽しんでくれていたという印象。準備も手際良くでき、大成功ではないかと思う。今後も、雨天でも開催を継続していきたい」と語った。

高校生(左)に打撃を教わりながら、ホームラン競争に挑戦する小学生(提供写真)

横浜翠陵高校硬式野球部 小学生らに技術伝え 交流 160人がプレー楽しむ

 野球を通じて子どもたちとの交流を深める横浜翠陵高校硬式野球部のプロジェクト「第3回Suiryo Baseball Challenge〜野球しようぜ!〜」が1月26日、同部グラウンドなどで開催された。

 同部は子どもたちとの触れ合いを通じ、部員たちのリーダーシップ育成を図るほか、野球の魅力を伝え、子どもたちの野球離れを防ぐことに貢献したいとの思いから、このプロジェクトに取り組んでいる。

 この日は、地域の11の少年野球チームのメンバーや、野球未経験の未就学児など160人ほどが参加。高校生の指導で、ホームラン競争やストラックアウトを楽しんだほか、投球の球速やボールの回転数の計測などを行った。また、小学生がゲッツー(ダブルプレー)の練習やフライキャッチにも挑戦した。最後には、農家から提供された野菜を使い、同部保護者会のメンバーが作ったスープを食べるなどして交流を深めた。

 同部の田中慎哉監督は「小学生のパワーに無限の可能性を感じた。子どもたちは、普段はライバルである他チームのメンバーと、きょうはイベントを楽しむ仲間として笑顔で積極的に参加をしていた。また、高校生と触れ合う中で、キラキラした目を光らせて野球を楽しんでいる様子だった」と振り返った。

チェリストの玉川さん

チェロの魅力存分に 2月24日 タウンニュースホール

 人の声に近いといわれる楽器「チェロ」。その演奏で多くの人を魅了するチェリスト・玉川克さんが2月24日(月・祝)、東海大学前のタウンニュースホール(小田急線東海大学前駅南口徒歩1分)でコンサートを行う。

 玉川さんは、国内の主要オーケストラから客演首席奏者として招聘されるほかクラシック、ポップスなどジャンルを問わずレコーディングへの参加も多数。スーパー・チェロ・アンサンブル・トウキョウ、「硬派弦楽アンサンブル石田組」のメンバーとしても定期的に演奏を行う実力派。当日の演奏予定曲目は「無伴奏チェロ組曲第1番」(バッハ)、「セレナーデ」「トッカータ」(カサド)、「シチリアーノ」「夢の後に」「エレジー」(フォーレ)、「チェロソナタ第1番」(ブラームス)。奥深いチェロの音色に存分に浸れる。ピアノは宮㟢琴音さん。

 午後2時開演(1時30分開場)、3時30分終演予定。入場料2000円(予約制・自由席・未就園児入場不可)。予約は公演事務局【電話】0463・81・1211へ。

風景印を押した後、はがきを投函する体験をした子どもたち

森の台小学校2年生 感謝つづったはがき投函 緑郵便局見学で

 森の台小学校の2年生約110人が1月29日、授業の一環として緑郵便局(石田圭司局長)を訪れ、郵便の仕組みなどについて学んだ。

 事前に家族などに向け、日頃の感謝の気持ちや、自身が頑張っている習い事などについて、はがきに書いてきた子どもたち。「浜なし」や「三保市民の森」、緑区から見える「富士山」などが描かれた、緑郵便局の風景印を自身のはがきに押してポストに投函する体験をした。

 また、はがきの表面に特殊なライトを当て、普段は目に見えない透明なバーコードを可視化する体験のほか、消印をはがきに素早く押す「押印機」も間近で見学した。無数のはがきが機械の中を飛ぶように移動し、消印が押されていく様子に、児童から「速い!」と驚きの声が上がった。中には見学の後「押印機が一番面白かった。100枚のはがきに10秒くらいで消印を押せるのがすごい」と話す子もいた。

 さらに、局員がいろいろな種類の切手や、さまざまな色や形状のポストも紹介。同局の担当者は「全国には赤色じゃないポストもあるし、横浜市内にはポケモンのピカチュウの(オブジェを取り付けた)ポストもあるんだよ」と話していた。

 最後は屋外で、配達用の電気自動車やバイクのほか、日本郵便(株)のキャラクター「ぽすくま」と共に記念撮影。子どもたちは、ぽすくまとの触れ合いも楽しんでいた。

 「手書きの手紙には、手書きならではの良さがある。郵便について勉強することで、子どもたちは『手紙を出したい』という気持ちを持ってくれると思う」と石田局長。「子どもたちがきょうの体験について自宅で親御さんに話すことで、緑郵便局がより家庭に近い存在になれるとうれしい」と語った。

講師を務める高橋さん(提供写真)

緑区スポーツ講演会 「共生社会の実現を」 2月16日、ボッチャ体験も

 緑区スポーツ講演会「パラスポーツを通じた共生社会の実現」が2月16日(日)、緑スポーツセンター(中山1の29の7)第1体育室で開催される。受付開始は午後1時30分、開演は2時から、終了は4時ごろを予定。

 講師を務めるのは、日本のパラスポーツの発展に深く関わってきた高橋秀文さん(公益財団法人 日本パラスポーツ協会 前副会長、日本パラリンピック委員会 前副委員長)。誰もが生き生きと自分らしく暮らせる共生社会の実現などについて語る。

 参加無料。申込は記事内の二次元コード、またはメール【メール】md-sports@city.yokohama.lg.jp、FAX(045・930・2242)、はがき(宛先は〒226─0013 横浜市緑区寺山町118番地 緑区地域振興課スポーツ担当)のいずれかで。講演会名と氏名を記載して申し込む。申込期限は2月13日(木)。会場には室内履きを持参して来場を。

 当日は、パラリンピックの正式種目・ボッチャを体験できるコーナーを会場の隣に設置予定(午後1時30分から2時まで)。

 問い合わせは、区地域振興課スポーツ担当【電話】045・930・2236へ。

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緑区 地域団体の活動を補助 「はじめの一歩コース」新設

 緑区は現在、2025年度の「緑区地域課題チャレンジ提案事業」の募集を行っている。地域課題の解決に取り組む団体の活動を支援するもので、申請期間は2月28日(金)まで。

 募集しているのは「チャレンジコース」と、新設される「はじめの一歩コース」の2種類。チャレンジコースは、5人以上の会員からなる団体が実施する取組を支援するもの。補助額は補助対象経費の2分の1以内かつ10万円を限度とし、2年目は最大7万円、3年目は最大5万円とする。補助期間は最大3年。

 はじめの一歩コースは、2人以上の会員からなり、新たに活動を開始した団体の取組を支援するもの。原則、今年4月1日以降に開始する活動が対象という。補助額は、補助対象経費の4分の3以内かつ10万円を限度としている。補助期間は1年(他コースへの継続可)。

 申請書類は区HPからダウンロード、または緑区役所4階の地域振興課窓口で入手できる。希望団体は必要事項を記入した申請書類を同課窓口に持参、またはメールに添付し【メール】md-chiikiryoku@city.yokohama.lg.jpに送信する。

 詳細情報など、問い合わせは区地域振興課地域力推進担当【電話】045・930・2237。

緑区内の救急概況 出場件数、過去最多を更新 火災は10件減少

 横浜市消防局はこのほど、2024年の市内での火災・救急概況(速報値)を発表した。救急出場件数は3年連続で過去最多を記録。緑区内での件数も過去最多となる1万1840件(前年比298件増)に上った。

熱中症患者増など背景か

 同局の発表によると、市全体での救急出場件数は25万6481件。前年比1845件増加となった。行政区別にみると、最多は港北区の2万313件。緑区は18区中12番目の多さだった。

 緑消防署によると、緑区での救急出場件数はこのところ増加の一途をたどっている。近年の推移をみると、20年が8726件、21年が9224件、22年が1万745件、23年が1万1542件。昨年、過去最多数を更新した背景について、同署の担当者は「昨今の異常気象による熱中症患者数の増加や、冬季のインフルエンザの流行などが大きな原因と考えられる」としている。

事故などの未然防止を

 救急出場件数増加への対策として、市消防局は、救急車が必要となる事故などを未然に防ぐ「予防救急」や、119番通報の適正利用に向けた市民の理解促進を呼び掛けている。24年度からは「『あんしん救急』―知って予防!救急車―」をキャッチフレーズに、予防救急に関するリーフレットの作成など、さまざまな取組を展開。本当に必要なときにこそ市民が救急車を利用できるよう、救急体制の維持に取り組んでいる。

火災での死者数増加

 また、市は24年の火災件数も発表。市全体では前年比55件減の678件だった。ただ(放火自殺を除く)火災による死者数は24人で、過去10年間では16年と並び最多となっている。

 緑消防署によると、緑区内での火災件数は昨年16件で、前年比10件減少。ただ、火災による死者数は、前年は0人だったが24年は3人となっている。主な出火原因は「放火(疑いを含む)」「こんろ」が最も多く、「たばこ」、「電気機器」「たき火」と続いた。

自治会活動のICT化 学ぶ 22日に研修会

 「緑区自治会活動ICT化研修会」が2月22日(土)、緑区役所4階AB会議室で開催される。午後1時30分から3時30分まで。参加無料。

 講演するのは、NPO法人 まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.理事長の山口良介さん。自治会活動にホームページやアプリなどを導入している地域の自治会の事例などを紹介する。

 テーマに関心がある人なら誰でも申込可。(問)区地域振興課【電話】045・930・2237、【メール】md-chiikiryoku@city.yokohama.lg.jp

「絵本の読み聞かせ」を学ぶ 3月にボランティア講座

 「読み聞かせボランティア講座〜絵本とわらべうたの楽しさを伝えるために〜」と題した講座が3月中、全3回にわたり十日市場町内で開催される。会場は、3月6日(木)が緑ほのぼの荘(緑図書館2階)、13日(木)と27日(木)が緑図書館。時間はいずれも午前10時から正午まで。事前申込制。参加無料。

 対象は、読み聞かせに関心のある人や、すでに読み聞かせ活動をしている人。第1回は「親子わらべうた協会」の代表・石川道子さんによる基調講演「ことばを聞く耳を育む」、第2回は同図書館司書による絵本の読み聞かせ講座(講義)、第3回は同読み聞かせ講座(実技)。

 定員は、第1回のみの参加が先着30人、全3回参加が先着20人。申込は緑図書館窓口や同館の電話(045・985・6331)。申込受付開始は2月13日(木)午前9時30分。

 詳細などの問い合わせは区地域振興課【電話】045・930・2235。

登壇した江田氏

江田議員 「国民の生活を守る」 新春の集いで決意表明

 江田憲司衆議院議員の新春の集い2025が1月26日、新横浜プリンスホテルで行われ、約600人の支持者らが集まった。

 当日は前明石市長の泉房穂氏がゲストで講演し、「江田議員が先頭に立って国政を担ってほしい」とエールを送り、野党の奮起を促した。

 また、登壇した江田氏は物価高から国民生活を守るための施策として、賃上げと年金のかさ上げ、食料品の消費税ゼロ%やガソリン値下げ、教育の無償化などを旗印に掲げ、政権交代を目指す決意を表明した。

 会場では食事のほか、アトラクションなども行われた。なお、同集いで収益が出た場合は被災地支援等に全額寄付するとしている。

「ヨコハマeアンケート」新規メンバーを募集 市政に市民の声を生かす目的

 横浜市はインターネットを通して市政に関するアンケートに答える「ヨコハマeアンケート」の2025年度新規メンバーを募集している。

 市はアンケートの回答結果を事業の企画や効果測定、改善に役立てている。今年度は、防犯や都市農業、青少年の地域活動拠点づくり事業、熱中症に関するアンケートが実施された。

 募集対象は25年4月1日時点で市内在住・在勤・在学の15歳以上で、インターネットと電子メールが利用可能な人。 アンケートは月2回程度の実施で期間は1年間。

 メンバーには、対象施設の入場料金割引や市政情報などを掲載したメールマガジン配信などの特典がある。

 応募は3月11日(火)までに市サイトの「ヨコハマeアンケート メンバー募集」ページの応募フォームから行う。問い合わせは、市民局広聴相談課ヨコハマe アンケート担当【電話】045・671・2333。

グランプリ作品の「Miyajima,s Deer 宮島の鹿」(シハブ・アルファヒームアラブ首長国連邦大使館特命全権大使作)

外交官撮影の写真一堂に 横浜赤レンガ倉庫で2月5日から

 「にっぽん─大使たちの視線2024」と銘打つ写真展が2月5日(水)から9日(日)まで、横浜赤レンガ倉庫1号館2階で開催される。

 テーマは「Inspiring Japan」で42の国と地域から62人の外交官の作品を展示。外交官が独自の視点で捉えた一枚が並ぶ。8月に横浜で開催される第9回アフリカ開発会議(TICAD9)に向けた取り組みとして、アフリカにゆかりのある絵本作家・沢田としきさんの原画作品なども披露される。

 午前11時(5日は午後1時)から午後6時まで。入場無料。詳細は横浜市国際局グローバルネットワーク推進課アフリカ中東担当【電話】045・671・4719へ。

高円宮妃久子さま ご寵愛の人形展示

 「にっぽん─大使たちの視線」写真展実行委員会の名誉総裁を務められている高円宮妃久子さまがご寵愛されている人形2体を2月4日(火)まで横浜市庁舎3階に展示している。

 平日のみ。午前10時から午後4時(4日は2時)まで。詳細は横浜市にぎわいスポーツ文化局観光振興・DMO地域連携課【電話】045・671・3940へ。