2027年度全国高等学校総合体育大会のポスター図案公募で最優秀賞に輝いた 山口 朋恵さん 白山高校美術科 3年生
人との縁を大切に
○…色鮮やかな背景に、15競技の動きの特徴を捉えた絵柄を円形に配置。皆で競い合いながらも協力してきた「縁」も表現した。その図案が、2027年度に南関東4都県で行われる全国高校総合体育大会(インターハイ)のポスター図案公募で最優秀賞に輝いた。「自分の描いた絵がポスターになるとは不思議な気持ち。素直にうれしいです」とにっこり笑う。
○…幼い頃から絵を描くのが好き。中学時代は美術部も考えたが、友人の誘いもあってテニス部に入部。運動が得意でなかったため、「自分には向いていないかも」と思いつつ、「1回始めたなら最後まで」と3年間やり切った。そこでの選手やサポートとしての経験や思いが、今回の図案につながったと振り返る。高校は好きな美術に打ち込むため、白山高校美術科へ進学。自宅から1時間以上かけての通学だったが、「先生や友人、美術部の仲間に恵まれ、切磋琢磨し合いながら楽しく通うことができた」。
○…3人姉妹の末っ子。家族旅行の際には美術館を行程に入れてくれるなど、サポートしてくれた両親には感謝しかないそう。美大を卒業した長女とは美術展やネットの活用法など、美術話に花を咲かせる。休みの時は近隣の公園を散歩したり、釣り堀で釣りをしたり、のんびり過ごす。「ただ冬場は寒いので、家の中で絵ばっかり描いてます」と笑う。
○…卒業後は女子美術大学への進学が決まっている。「全国から絵の上手い人が集まる場所。楽しみもありますが、不安も少しあります」と心情を吐露。それでも高校3年間の縁と努力が、全て自分の糧になっている実感がある。「大学では、もっと画力を高めたい。在学中にやりたいことを見つけられたらいいですね」と微笑んだ。
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