港北区版【2月6日(木)号】
実行委員会の中心となる大森夫妻

まち普請 港北区内から2件採択 「同じ師岡」互いにエール

 ヨコハマ市民まち普請の2次コンテストが1月26日に横浜市庁舎で行われ、港北区内からは「熊野の森、子どもの居場所プロジェクト実行委員会」と「師岡熊野神社『いの池』愛護会」による2件の提案が助成対象に選ばれた。

「住み開き」のモデルに

 「熊野の森、子どもの居場所プロジェクト」は、熊野神社市民の森に近接する個人住宅とその屋外空間を、子どもと子育て世代を中心とした、公民館や公園のような地域に開いたコミュニティースペースとするもの。「住宅街の中で周囲からどうみられているか意識しながら場を作っており、住み開きのモデルになることを期待したい」との講評を受けた。

 実行委員会の中心人物、大森文彦さんは「ほかの方々の提案内容が良かった中で選んでいただき嬉しい。同じ地域で活動するいの池愛護会さんも選ばれて良かった」と話す。助成は天然芝やパーゴラ(日陰棚)の設置、見通しを良くするための塀の撤去などに使用する予定だという。

地域で「いの池」を守る

 師岡熊野神社「いの池」愛護会の提案は、「いの池を中心とした地域資源循環システムの再生と維持」。地域の人々がかい堀りや清掃により守り、大切にしてきた「いの池」の水環境を改善するため、導水管の整備、老朽化した石積護岸の修復、活動掲示板の新設などを行う。「水や土などの資源を循環させ、地域でいの池を守ることの意味についてより深く考えている」と評価された。同会会長の上田三夫さんは「地元の人や憩いの場を求めてくる人など、みんなの思いが結集したものと考える。整備して自然を残し続けたい」と述べ、子どもの居場所プロジェクトについて「師岡での素晴らしい取組み」とたたえた。

 まち普請事業は市民が主体となって行う地域の課題解決・魅力向上のための施設整備の提案に対し、市が支援や助成を行う。今年度は区内の2件を含め、5つの提案を助成対象に選出。最大500万円の助成金が交付され、提案に沿ったまちづくりを形にしていく。

共同検針用の水道スマートメーター(防水型)

市水道の自動検針 全戸導入に向け技術検証 市民生活の利便性向上も

 横浜市はこのほど、自動で使用水量を把握できる水道スマートメーターの技術検証を今年10月から実施する計画を打ち出した。独居高齢者の見守りや減災対策にもつながる事業で、2028年度からの順次導入を目指す。

 スマートメーターは無線端末を用いて、自動的に使用水量データを取得するもの。現在は検針員約400人が平均して月約2500戸のメーターを目視で調べている。

 市水道局によると、導入後は利用者(市民)が1時間ごとの使用量を確認できるようになる。漏水やトイレの故障などの早期発見、水の不使用などの異変をいち早く察知することにより、独居高齢者の見守りにもつながる。加えて、将来予想される検針員不足への対応、震災時の断水エリアの早期特定や円滑な復旧作業が可能になるなどメリットが多いという。

 スマートメーターの技術検証は、19年度に始まった緑区(約460戸)に続いて2回目。緑区では携帯の通信回線を利用しているのに対して、10月からの検証は東京電力パワーグリッド(株)との連携によって、既に整備されている電力通信ネットワークを活用。3区(保土ケ谷・西・中)の約1000戸で自動検針を行い、さまざまな環境下における通信の安定性を調べるほか、通信コスト低減を模索する。

コスト低減が課題

 導入への課題が高コストだ。現行タイプは、設置や使用期間中(8年)の検針委託費を含めて1戸あたり約1万1000円。スマートメーターは現段階で、専用機器や通信コストによって現行の3倍ほどかかるという。

 市は19年度に導入に向けた連携協定を東京都と大阪市と結んでおり、仕様の共通化などを推進することで、コストを低減したい考え。市職員は「3都市で連携しながら、最短での全戸導入を目指したい」と話す。

 全国ではスマートメーターを住民の見守りに活用している事例もある。高知県仁淀川町では高齢化が進む地区で、水道利用の異常を検知した際に登録アドレスに通知する実証を行っている。

 市職員は見守りの仕組みについて、「個人情報の取り扱いなど課題もあるが、将来的に検討できれば」と説明する。

ハンバーガー店「和田食堂」のオーナーで音楽イベントやこども食堂を開催する 和田 貞彦さん 高田東在住 45歳

食と音楽で豊かなまちに

 ○…「『いただきます』が言えなかった子が言えるようになったり、(子ども)食堂続けてよかったなって」。小学生の娘と息子2人を育てるシングルファザー。子育てに奮闘する傍ら、音楽ライブやこども食堂などさまざまなイベントを開催する高田東のハンバーガー屋「和田食堂」を営む。

 ○…日吉生まれ。小学5年生の時に両親が離婚し、母親と4歳下の弟との3人暮らしが始まった。「母が夜遅くまで働いてくれて。帰ってくるまで待てなくて自然と飯を作るようになったね」と当時を懐かしむ。生きるために必要だった料理は、次第に工夫して作るようになり、自然と楽しむようになった。高校に進学すると飲食店の厨房でアルバイトするなど、食への更なる追及に加え、音楽にも没頭していく。「プロになりたい」と音楽系の専門学校に進学を希望するが、金銭面の問題で断念。しかし独学で続け、現在も主催イベントでステージに立つこともしばしば。

 ○…飲食店で働き続ける中で縁があり、2015年に独立。地元日吉でハンバーガー店を始める。その後、綱島、池袋と場所を移し、2019年に現在の高田東にオープン。「池袋で店をやってた頃も、家は横浜だったから子どもたちと離れ離れ。早く会いたくて仕事に身が入らない時もあったりね」と笑顔で振り返る。周りの勧めもあり、子どもたちと一緒に過ごす時間を大切にするため、改めて”地元”に帰ることを決意した。

 ○…「ここが色んなものに出会うきっかけになれたら」。言葉の通り、和田食堂では音楽ライブやこども食堂だけでなく、ギターや絵描き教室なども行っている。「人と人が交わると、地域に安心が増える。心も技術も養える、豊かな”まち”にしたい」

下段左から、高橋さん、八木さん、桑原さん

納税啓発に尽力し表彰 市税収納率は過去最高に

 港北区役所は1月29日、横浜市税納税奨励表彰区長表彰式を開催した。市税の納税奨励などに貢献したとして八木正憲さん、高橋正輝さんに表彰状が、桑原実さんに感謝状が授与された。竹下幸紀港北区長から、「日頃から納税の啓発活動に尽力いただきありがとうございます」という言葉と共に、表彰状等が贈られた。

 同表彰は、市税の納税意識の高揚及び市税に関する知識の普及啓発などを図ることを目的としている。

 八木さんは(公社)神奈川法人会に約30年所属しており、現在は副会長を務めている。「法人会は会員が減っているが、税務広報や啓発活動を続けてきた。少しでも納税に貢献できれば」と口にした。高橋さんは(一社)神奈川青色申告会の理事を務めている。「確定申告が始まるが、わからないことがあれば一緒に勉強して、納税につなげていきたい」と話した。桑原さんは、神奈川納税貯蓄組合連合会の監事で2021年から所属している。「会に入ってから日が浅いため、期待度で表彰されたのでは。税があるから国が成り立つ。これからも啓発活動を頑張りたい」と意気込んだ。

 2023年度の市税収納率は99・4%(8863億円)で、過去最高を記録した。直近の4年間では、19年度は99・2%で、20年度は99・0%と低下し、21年度になると99・3%に上がり、22年度も99・3%だった。

体験談を話す森本さん(中央)

経験者から学ぶ 障害ある人の一人暮らし

 横浜市総合保健医療センターで1月31日、地域で暮らす部会主催の研修が行われた。テーマは、「一人暮らしにトライした時の気持ちと今の生活!〜先輩から学んでみる〜」。区内で一人暮らしをする森本かおりさん(43)と渡辺翔夢さん(23)が、当事者や地域の支援者など参加者42人に自身の生活を語った。

 双極性障害2型の森本さんは、初めての一人暮らしを26〜27歳頃で経験。現在は3度目の一人暮らしを実行している。作業所や病院に通い、ヘルパーの力を借りながら生活する。「何かあれば相談できる環境であることが一人暮らしを長続きさせるコツ」と話した。

 渡辺さんは気胸の手術をした後遺症で雨の日は胸が痛くなる。障害者手帳所持者が住める物件を相談員と探し、2023年から一人暮らしを開始した。一人暮らしのきっかけや良かったこと、アドバイス等を伝えた。

 森本さんは「自分の経験が人の役になったら嬉しい」、渡辺さんは「緊張したけど『まずはやってみる』ことの大切さが伝われば」と口にした。

櫂を見せながら話す飯田さん

北綱島小3年 地域の名士に鶴見川学ぶ 川と生活の歴史に驚きも

 北綱島小学校は1月31日、3年生を対象に地域の名士である飯田助知さんによる出前授業を実施した。

 同校3年生は、今年度の総合的な学習の時間で鶴見川について学んでいる。過去の鶴見川の様子や、氾濫した際などの近隣住民の対策などを知るため、飯田さんを招いた。飯田さんは、旧北綱島村で、代々名主として鶴見川の改修などに尽力してきた飯田家の第14代当主。

 授業では、水害や鶴見川を利用した輸送など、鶴見川と生活の関わりについて話が進められた。かつては、上流・下流、左岸・右岸で対立することもあったという。また、同校の近隣を通る幹線道路、日吉元石川線は元々川だったことを聞き、児童らが驚く場面も見られた。授業を受けた海住英太郎さんは、「日産スタジアムが遊水池であることや、機能だけでなく見た目にも配慮した堤防づくりがされていることなど、発見が多く面白かった」と感想を話した。

 飯田さんは、「生活環境を守るためには水害対策だけでなく、互いの心の結びつきが大切」と口にした。

 児童らは鶴見川についての学習成果をポスターにまとめ、鶴見川流域センター(2月17日(月)まで)、トレッサ横浜(2月22日(土)から27日(木))で展示物を掲示する。

一斉放水する消防団員

宝と命まもる「心構え」 西方寺で消防訓練

 新羽町の西方寺で1月27日、港北消防署(長谷部宏光署長)の消防訓練が行われた。

 1949年の法隆寺焼損を契機に1月26日に制定された「文化財防火デー」。毎年この日に合わせて国内各所で防災訓練が行われている。西方寺には、本堂をはじめ、仏像など国・県・市の指定文化財が多数あり、毎年訓練に協力している。

 訓練には同署隊員20人、港北消防団員20人、新羽町中央町内会メンバー10人が参加。客殿から火災が発生、本堂に延焼拡大の恐れがある状況を想定し、実施された。初期消火の後、模擬文化財を搬出、そして一斉放水が行われた。

 訓練後は、伊藤仁海住職の案内で本堂に移動し、火事が起きた際に搬出することになる指定文化財の配置場所を確認する時間が設けられた。

 伊藤住職は「毎年訓練を行うことで、気持ちを新たに有事の心構えができている。署員、団員、地域の方々の協力があってこそ。今後も連携していきたい」と話した。

学生団体carutenaのメンバー

衣類から考える環境問題 3月3日 港北区役所

 港北地域学講座「今日から始めるサスティナブルな暮らし〜衣類と地球のためにできること〜」が3月3日(月)、港北区役所で開催される。

 講師は、学生団体carutena。上智大学学生が2020年に立ち上げ、衣類の大量廃棄問題を解決するため、不要になった服を小物商品へリメイクし販売するブランドを運営している。

 講座前半は、衣類の廃棄が及ぼす問題をテーマに、自分たちにできることは何か考えを促す講演、後半に交流会を予定している。参加費無料。

 会場は港北区役所4階1号会議室。午後1時半〜午後3時半。定員30人(応募者多数の場合は抽選)。応募締切は2月20日(木)。(問)港北区区民活動支援センター【電話】045・540・2246

こども食堂主催の和田さんファミリー

食で地域をつなげる 2月19日 和田食堂(高田東)

 和田貞彦さん=人物風土記で紹介=がオーナーを務める和田食堂(高田東)で2月19日(水)、「和田食堂のこども食堂」が開催される。

 顔を合わせて食事をする楽しさや、日常の話や悩みを共有し安心できる場所を提供できたらと2019年のオープン当初から毎月1回のペースで開催している。随時、当日の手伝いやスポンサーを募集中。

 メニュー(予定)は、オムライス・スープ・ジュースなどが食べ飲み放題。

 「子どもだけでも、親子でも、誰でも気兼ねなく参加してほしい」とオーナーの和田さん。

 会場は、和田食堂(高田東1の46の2)。時間は、午後5時から。参加費400円(20歳以上は600円)。事前申し込み制。申し込み・問い合わせは、公式インスタグラム(@wadashokudo)のダイレクトメッセージもしくは、直接店舗へ。

「ばいば〜い」と手を振る園児ら

空に映えるアドバルーン 焼肉店が感謝込め

 冬晴れとなった1月28日、青く澄み渡る大曽根の空に一つのアドバルーンが浮かんでいた。

 これは今年創業29周年を迎えた「炭火焼肉大倉山」のキャンペーンの一環。「最近では珍しいと思って、アドバルーンを上げてみました」と話すのは、同店の広報を担当する「若女将」の牧野夏奈さん。同店は、牧野さんの両親が1996年に創業し、「私もお店も、地域の人たちに支えられて育ってきました。大切なお客さまたちに、感謝の気持ちを知らせたかった」と説明する。

園児も興味津々

 この日は同店の前を散歩していた近隣保育園の園児らがアドバルーンを見つけて大興奮。「すごい。初めて見た」「ばいば〜い」などと声を掛けていた。牧野さんは「こうして子どもたちにも喜んでもらえて嬉しい。今後も地域に根差し、細く長くお店の明かりをともしていきたい」とした。

194回目の歌う会 港北公会堂で2月18日 予約不要

 港北童謡の会(計屋珠江代表)は2月18日(火)、港北公会堂ホールで194回目の歌う会を行う。

 歌の指導は竹内雅挙さん、ピアノは古川かりんさん。開演前のお楽しみライブも予定している。

 開演は午後2時(30分前開場)。参加費は990円。予約なし、当日は直接会場へ。問い合わせは、計屋代表【携帯電話】070・5556・1491へ。

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「0歳から参加」の音楽会 2月18日、港北公会堂ホール

 気軽に参加できる音楽会、「0歳からのおんがくかい〜すくすくムジカ」が港北公会堂ホール(大豆戸町26の1)で2月18日(火)に開催される。午前10時(開場15分前)から45分程度。主催は港北童謡の会、すくすくムジカプロジェクト。

 歌や楽器の演奏、リトミックなど楽しい内容が盛り沢山で子どもが泣いても、動きまわっても大丈夫。出入り自由。

 予約不要のため直接会場へ、参加費は一家族500円。

 問い合わせは、港北童謡の会事務局の計屋代表【携帯電話】070・5556・1491へ。

港北警察署管内 自転車盗9件のほか、車上ねらい2件、置引き、部品ねらいなど発生 2025年1月20日〜1月26日の犯罪発生件数

 港北警察署は1月28日、同署管内における2025年1月20日から1月26日までの犯罪発生件数を発表した。

 それによると、自転車盗9件、車上ねらい2件のほか、置引き、部品ねらい等が発生した。不審者情報も寄せられた。

 自転車盗の発生地区は、日吉本町2件、下田町、師岡町、菊名、樽町、北新横浜、鳥山町、新羽町だった。同署では駐輪の際は、施錠はもちろん、「ダブルロックを心掛けて」としている。

 車上ねらいは、篠原西町と大倉山で発生した。日時は、篠原西町が1月23日午前10時30分から10時55分、大倉山が1月24日午後1時から3時。いずれも、敷地内に車両を駐車していたところ、車内に置いていたカバンが窃取された。

 部品ねらいは新羽町で1月22日、午後6時10分から1月23日午前7時15分に発生。 敷地内に駐車していたオートバイからマフラーが盗まれた。

 不審者場は新横浜から寄せられた。1月24日、帰宅途中の女性が男性につきまとわれる事案だった。

 

 

 

 

 

 

 

小学生の武道教室 柔道・剣道・空手道

 シンコースポーツ神奈川県立武道館(岸根町725)で2月17日(月)、小学生武道体験教室が開かれる。午後4時30分から6時(4時受付開始)。現在、参加者を募集している。2月11日(火)締切。

 県内在住、在学の小学生(4月からの新1年生含む)対象。参加無料。種目は柔道・剣道・空手道で、一人2種目まで体験可能。定員は各種目20人程度。要申込み。申込方法は同館HPで確認。(問)同館【電話】045・491・4321

「ヨコハマeアンケート」新規メンバーを募集 市政に市民の声を生かす目的

 横浜市はインターネットを通して市政に関するアンケートに答える「ヨコハマeアンケート」の2025年度新規メンバーを募集している。

 市はアンケートの回答結果を事業の企画や効果測定、改善に役立てている。今年度は、防犯や都市農業、青少年の地域活動拠点づくり事業、熱中症に関するアンケートが実施された。

 募集対象は25年4月1日時点で市内在住・在勤・在学の15歳以上で、インターネットと電子メールが利用可能な人。 アンケートは月2回程度の実施で期間は1年間。

 メンバーには、対象施設の入場料金割引や市政情報などを掲載したメールマガジン配信などの特典がある。

 応募は3月11日(火)までに市サイトの「ヨコハマeアンケート メンバー募集」ページの応募フォームから行う。問い合わせは、市民局広聴相談課ヨコハマe アンケート担当【電話】045・671・2333。

わた史ノートでふり返る 3月15・29日 城郷小机地域ケアプラザ

 城郷小机地域ケアプラザで3月15日(土)と3月29日(土)、エンディングノートの書き方講座が実施される。参加費無料。

 「わた史ノート」は、港北区が無料で配布しているエンディングノート=写真。ライフイベントや大切なもの等を書き、振り返ることで、今後の人生をより”自分らしく”生きていく手段の一つとして活用できるものだ。

 同講座はエンディングノートの書き方と併せて、司法書士の田中弘毅さんが講師となり、1回目の3月15日(土)は「相続・遺言」、2回目の3月29日(土)は「成年後見制度と身元保証」について講義が行われる。

 会場は同地域ケアプラザ多目的ホール。時間は各回午後2時から。定員は各回30人(先着順)。2月15日(土)から申し込み開始。申し込みは【電話】045・478・1133もしくは窓口へ。

2024年に開催した同イベントの参加者ら

アネスト岩田 本社を地域の「遊び場」に開放 車両展示やレースの新体制発表も

 塗装機器、空気圧縮機などを製造・販売するアネスト岩田株式会社は2月23日(日)、本社(新吉田町3176)の敷地を開放してブルーリンクフェス2025を開催する。

 同イベントは、子どもが自由に遊べる場が減少してきていることから、「新しい遊び場として地域の方に開放したい」という思いで始まり、今回で3回目。時速5Kmで走る「キッズカート」やレース体験などのほか、同社がメインスポンサーを務める「ANEST IWATA Racing」の2025年度参戦体制とレース車両の発表が予定されており、地域の子どもから大人まで、そして、モータースポーツファンなどが楽しめる内容になっている。

 午前9時30分から午後4時まで。入場無料で事前申し込み不要。来場は公共交通機関で。

 (問)同社経営企画部IR・コーポレートコミュニケーション室【電話】045・591・9344

グランプリ作品の「Miyajima,s Deer 宮島の鹿」(シハブ・アルファヒームアラブ首長国連邦大使館特命全権大使作)

外交官撮影の写真一堂に 横浜赤レンガ倉庫で2月5日から

 「にっぽん─大使たちの視線2024」と銘打つ写真展が2月5日(水)から9日(日)まで、横浜赤レンガ倉庫1号館2階で開催される。

 テーマは「Inspiring Japan」で42の国と地域から62人の外交官の作品を展示。外交官が独自の視点で捉えた一枚が並ぶ。8月に横浜で開催される第9回アフリカ開発会議(TICAD9)に向けた取り組みとして、アフリカにゆかりのある絵本作家・沢田としきさんの原画作品なども披露される。

 午前11時(5日は午後1時)から午後6時まで。入場無料。詳細は横浜市国際局グローバルネットワーク推進課アフリカ中東担当【電話】045・671・4719へ。

高円宮妃久子さま ご寵愛の人形展示

 「にっぽん─大使たちの視線」写真展実行委員会の名誉総裁を務められている高円宮妃久子さまがご寵愛されている人形2体を2月4日(火)まで横浜市庁舎3階に展示している。

 平日のみ。午前10時から午後4時(4日は2時)まで。詳細は横浜市にぎわいスポーツ文化局観光振興・DMO地域連携課【電話】045・671・3940へ。

新吉田第二小 全員で音楽作り上げる ニコットPJ 芸術鑑賞会

 新吉田第二小学校で1月27日、全校児童438人を対象に芸術鑑賞会が開かれた=写真。

 講師を務めたのは、音楽エンターテインメントグループ「Nicotto Project」。同グループの代表である岡真樹子さんは同校の非常勤講師でもある。児童らは、スティールパン(ドラム缶から作られた打楽器)やマリンバ(木製の音板をもつ鍵盤打楽器)、オカリナなどの演奏に合わせて手拍子するなど、音楽を楽しんでいる様子だった。

 また、同校では「音楽朝会」を行っており、毎月、曲を決めて合唱している。1月の合唱曲は『大切なもの』。芸術鑑賞会では同グループが生演奏し、児童らが歌うというコラボも実現した。アンコールでは、『情熱大陸』のテーマ曲が披露された。

 6年生の児童からは、「みんなで歌えて楽しかった」「情熱大陸の曲は、昨年の6年生が音楽集会で演奏していて懐かしく感じた」という声が聞かれた。岡さんは、「表現することは格好良いものだと思う。みなさんにとってもそうだと嬉しい」とした。