ハンバーガー店「和田食堂」のオーナーで音楽イベントやこども食堂を開催する 和田 貞彦さん 高田東在住 45歳
食と音楽で豊かなまちに
○…「『いただきます』が言えなかった子が言えるようになったり、(子ども)食堂続けてよかったなって」。小学生の娘と息子2人を育てるシングルファザー。子育てに奮闘する傍ら、音楽ライブやこども食堂などさまざまなイベントを開催する高田東のハンバーガー屋「和田食堂」を営む。
○…日吉生まれ。小学5年生の時に両親が離婚し、母親と4歳下の弟との3人暮らしが始まった。「母が夜遅くまで働いてくれて。帰ってくるまで待てなくて自然と飯を作るようになったね」と当時を懐かしむ。生きるために必要だった料理は、次第に工夫して作るようになり、自然と楽しむようになった。高校に進学すると飲食店の厨房でアルバイトするなど、食への更なる追及に加え、音楽にも没頭していく。「プロになりたい」と音楽系の専門学校に進学を希望するが、金銭面の問題で断念。しかし独学で続け、現在も主催イベントでステージに立つこともしばしば。
○…飲食店で働き続ける中で縁があり、2015年に独立。地元日吉でハンバーガー店を始める。その後、綱島、池袋と場所を移し、2019年に現在の高田東にオープン。「池袋で店をやってた頃も、家は横浜だったから子どもたちと離れ離れ。早く会いたくて仕事に身が入らない時もあったりね」と笑顔で振り返る。周りの勧めもあり、子どもたちと一緒に過ごす時間を大切にするため、改めて”地元”に帰ることを決意した。
○…「ここが色んなものに出会うきっかけになれたら」。言葉の通り、和田食堂では音楽ライブやこども食堂だけでなく、ギターや絵描き教室なども行っている。「人と人が交わると、地域に安心が増える。心も技術も養える、豊かな”まち”にしたい」
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