海老名・座間・綾瀬版【3月7日(金)号】
県選抜チームのメンバーに選出された(左から)今枝さん、角谷さん、グレアムさん

座間市栗原中 1学級から3人全国へ いずれも県選抜で

 座間市立栗原中学校2年4組の3人が、ソフトボールとソフトテニスで県選抜チームのメンバーに選出され、3月下旬に行われる都道府県対抗の全国大会に挑む。3人は「チームのために全力で戦う」と意気込む。

 県選抜メンバーには、同校女子ソフトボールのグレアム紗里さん、男子ソフトテニス部の今枝蒼太さんと角谷晃さんが選出された。全国大会はソフトテニスが3月26日から三重県で、ソフトボールは28日から群馬県で行われる。

 ソフトボールで全国大会に出場するグレアムさんは、県内中学生約100人が臨んだセレクションで、持ち前の運動能力を発揮。走攻守が揃った選手として選出された。

 学校では投手と捕手を兼任しているが、県選抜では俊足を活かして外野手での活躍が期待されている。グレアムさんは全国大会に向け、「チームがめざす全国制覇に貢献したい」と話した。

 ソフトテニス部の今枝さんと角谷さんは、座間市に活動拠点を置く「座間ジュニアソフトテニスクラブ」で競技を始め、小学3年からダブルスでペアを組んでいる。

 小学生時代から全国大会の出場経験を持つペアで昨年秋の県大会では息のあったプレーで優勝し、県選抜の選考会でも県1位の実力を発揮した。2人は「長年ペアを組んでいるのでやりやすい。一つでも多く勝ちたい」と抱負を話した。

「切磋琢磨で」

 3人は座間市立中原小学校の卒業生で、互いに性格をよく知る間柄。栗原中では、クラスメイトでもある。

 今枝さんは「同じクラスに3人も県選抜メンバーがいるのは刺激になる。競技は違っても勝ちたいという思いは同じなので切磋琢磨して大会に臨みたい」と話した。

中央図書館前から国道246号方面に続く上郷河原口線(海老名市提供)

混雑緩和 避難路にも 上郷河原口線が完成

 海老名の市立図書館前と上郷北までを結ぶ上郷河原口線が完成した。開通は3月6日の予定で、天候により延期の可能性がある(=5日起稿)。市は混雑緩和や緊急車両の通行、災害時には避難ルートとしての機能も見込む。

 海老名駅周辺は線路で隔てられ、渋滞要因となっているほか、災害時に遮断が続く可能性もある。新たなルートとして2014年度に道路計画が決まり、線路下のくぐり抜け道路などの工事が行われた。

 来年度は線路北側の側道工事や、図書館西側に歩道や自転車通行道などの整備が控えている。また今回の上郷河口線の南端(市立図書館前)から、さらに道路を南に延ばす構想もある。

 駅周辺は今後大規模な開発が見込まれており、中新田丸田地区では住宅地を含む土地区画整理事業の工事が進み、複数のマンションや大型物流研究施設の計画もある。市は23年後(2038年)の目標人口を約1万人増の15万人とし、交通量の増加が見込まれる。

近くの踏切には立体交差を計画

 上郷河原口線と並行するように、県が近くの踏切付近で「上郷立体」の整備を計画している。

 計画では海老名水道営業所付近から、相模線と県道40号をまたぎ、河原口大繩交差点近く(すき家)にのびる329mを立体区間としている。これまでの渋滞ポイントだった交差点や踏切を越えるもので、2031年度完成を目指して、用地買収や工事着工の準備が進められている。

綾瀬市サッカー協会の会長を務める 石田 守さん 海老名市杉久保南在住 70歳

「スポーツの輪」広がれ

 ○…綾瀬市と大和市の親睦を目的に初開催された「大和・綾瀬スポーツフェスティバル」で調整役を担った。プロ4チームのコーチから直接指導を受けられるサッカー教室には、両市から約250人の小学生が参加。楽しそうにボールを蹴る姿や小学生クラブチームによる白熱した交流戦を見て「サッカーだけでなく、綾瀬市と大和市のスポーツ全体を盛り上げる契機になれば」と胸を膨らませる。

 ○…静岡県藤枝市出身。サッカーが盛んな土地柄、幼少期から夢中になった。チームプレーを柱とするサッカーの魅力を伝えようと指導者を志し、大学卒業後に教職に就いた。保健体育の教師として赴任した綾瀬市立城山中では、サッカー部の顧問として全国大会に2度導き、3位に入賞するなど手腕を発揮。その後も市内2校で顧問を務め「プレー中のミスを叱るよりも原因を理解させる」という指導方針を大切にした。

 ○…校長として赴任した綾北中で定年を迎え、現在は海老名市内の中学校でサッカーの外部コーチを担う。「生活リズムが崩れず、子どもたちから刺激がもらえる」と朝練に顔を出している。趣味は教員仲間に誘われて8年前に始めたゴルフ。「不健康でいるよりも外に出ている方が良い」と妻に背中を押されて練習に打ち込んでいる。3人の息子は所帯を持ち、5人の孫に話題が及ぶと目尻が下がる一面も。

 ○…教員生活の中で関わった教え子の中には、地域で指導者や審判としてサッカーに携わり、「今も先生と呼んで慕ってくれる」と喜ぶ。試合で活躍することだけがスポーツの魅力ではないといい、「人と出会ってコミュニティの輪を広げてくれる一面もある。スポーツは一生涯楽しめるもの」と力を込める。

綾瀬市 消防フェス中止 大船渡市へ職員派遣で

 綾瀬市消防本部は、3月8日(土)に開催を予定していたイベント「綾瀬消防フェス2025」の中止を発表した。

 理由について同消防本部は、岩手県大船渡市で発生した林野火災に伴い、緊急援助隊神奈川大隊として職員7人を派遣したためとしている。

 緊急援助隊神奈川県大隊は、消防庁からの要請を受け、3月3日に県内消防本部92隊から345人が出動。4日から現地で消火活動にあたっている。

ペタンク体験会 かにが沢公園で

 座間市の運動サークル「座間市健康文化都市大学ペタンク専科」が3月11日(火)と19日(水)、25日(火)、31日(月)に同市緑ケ丘のかにが沢公園中央広場で「初めてのペタンク体験会」を開催する。午後1時から4時。参加無料。雨天中止。

 ペタンクは、フランス発祥のスポーツ。2チームに分かれ、野球ボール程度の大きさの鉄球を目標物に向けて転がし、距離の近さを競う競技。激しい運動が伴わないことから、老若男女問わず参加できる。

 同団体の前田省三さんは「ペタンクは簡単なようで奥が深い面白いスポーツ。ぜひご一緒に」と話している。

 (問)前田さん【携帯電話】080・3478・7602

重要文化財をご開帳 龍峰寺で 3月17日に

 海老名市国分北の龍峰寺(大西龍彦住職)では、千手観音の縁日に合わせ、3月17日(月)に観音大祭を開催する。午前10時から午後3時まで。

 当日は、同寺に祀られる「木造千手観音立像」の御開帳を実施する。この像は平安時代に造像されたといわれ、国指定重要文化財に指定されている。午前10時と正午、午後3時には読経を行う。

 午後からは、国分囃子保存会(飯田英榮(ひでしげ)会長)のお囃子の演奏もある。

 大西住職は「今年は観音様が文化財に指定されてから100年目にあたる年。仏像を見てもらうきっかけにしてもらいたい」と話している。

 (問)龍峰寺046・231・5074

シュート練習する参加者=綾瀬市提供

スポーツフェスにぎわう 2市から3千人超が来場

 大和・綾瀬スポーツフェスティバルが3月2日に大和ゆとりの森と綾瀬スポーツ公園で開かれ、約3200人が来場した。

 このイベントは東西で隣接する公園を有効活用し、地域の活性化や相互の親睦につなげようと大和市と綾瀬市の共催で初めて行われた。

 この日は大和シルフィードやSC相模原など、両市をホームタウンとする4クラブ協力のもと、サッカー教室を実施。両市から約250人の小学生が参加し、コーチやスタッフのレクチャーを受けながらドリブルやシュート練習に取り組んだ。

 両市のサッカー協会に所属する小学生チームの交流戦も行われ、子どもたちがはつらつとしたプレーを披露した。

 主管としてイベントの開催に協力した綾瀬市サッカー協会の石田守会長(=人物風土記で紹介)は、「大勢の方にとってスポーツを楽しむ一日になったと思う。サッカー交流戦も非常に良い試合内容で、保護者の皆さんも盛り上がっていました。今後も継続できたら」と話した。

 会場では、グラウンドゴルフやモルックといったニュースポーツの体験会も行われ、子どもから大人まで幅広い世代が身体を動かし、汗を流していた。

鶴飼理事長(中央)と同店関係者

唐池学園にお菓子 マルハン綾瀬上土棚店

 マルハン綾瀬上土棚店が2月21日に綾瀬市吉岡の児童養護施設・唐池学園に菓子の詰まった段ボール6箱を寄贈した。

 菓子は同店の利用者が景品として得たもの。子供たちのためにと寄贈された菓子をまとめた。同店は、数年前から同学園をはじめ、近隣施設などに寄贈を続けている。

 鶴飼一晴理事長は「食べ切れないほどいただく時もあり、みんな喜んでいる」と歓迎。この施設を巣立った子供たちや隣接の乳児院にも分けているという。

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風景画の作品展 海老名市民ギャラリーで

 海老名市を拠点に活動する絵画サークル「昂彩会」が、3月12日(水)から16日(日)まで海老名市民ギャラリー第2展示室で絵画展を開く。午前10時から午後5時(初日は正午から、最終日は午後4時まで)。入場無料。

 会場では風景画を中心に、7名の会員が描いた油彩画が約40点展示される。同会代表の泉澤ツヱさんは「どなたでも大歓迎。ぜひお越しください」と話している。

 (問)泉澤さん【電話】046・233・3308

ゲームコーナーを歩く補導員

座間警察署少年補導員 イオン館内見回り

 座間警察署少年補導員が、2月28日にイオンモール座間で見回り活動を行った。毎月1回、情報交換とともに市内のゲームセンターや公園などを巡回している。

 ゲームセンターは16歳未満は午後6時以降、保護者同伴でなければ子どもは利用できない。補導員たちは1時間ほどかけて館内数カ所のゲーム関連施設を歩き、保護者の同伴などを確認した。ゲームに熱中する子は午後6時を過ぎた後にも残っていることがあり、補導員たちは寄り添うように声をかけ、住所や連絡先を聞き、保護者に連絡する。

 補導員は社会貢献を考える会社員や子育てがひと段落した親世代などが中心。補導員の一人は「未成年かどうかは見た目では分かりにくいが、腕章をつけて歩くだけでも子どもたちは見ているし、意識付けになる」と話していた。

神奈川県 ママリ連携で専門家相談 子育てLINE機能強化

 神奈川県は、子育て支援アプリ「ママリ」と連携するなど、子育て支援情報を提供するLINE公式アカウント「かながわ子育てパーソナルサポート」の機能強化に力を入れている。

 「ママリ」との連携では、かながわ子育てパーソナルサポート内に専門家相談のボタンを配置。ママリを用いて、子育てパーソナルサポートユーザーは、妊娠〜2歳未満の子どもがいるユーザーで月2回無料で専門家サービスが受けられ、24時間365日相談できる。ほかにも、チャットボットを利用して、子育て支援情報などを検索できたり、かながわ救急相談センター(#7119)に直接つながる機能を配置。住まいの地域や子どもの年齢に合わせた子育て情報の発信も行う。

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「健康を願う市民の方々の気持ちに応えたい」と診察にあたった鈴木仙一医師

見逃さない 口腔がん 海老名市歯科医師会

 海老名市歯科医師会(盛田健司会長)による口腔がん集団検診が、2月23日に海老名市医療センターで行われ、市民39人が来場した。

 検診協力医たちが「ベロを前に出して声を出してみて下さい」と語りかけながら、じっくり診察 口腔がん専門の歯科医師も加わり二重チェックした。検診を終えた女性(国分寺在住・82)は「この日を心待ちにしていた。安心しました」と話していた。

 鎌田洋一医師は「他のがんと違い早期発見しやすい。地域への恩返しの思いもこめて診たい」と語った。口腔がん検診は同会の協力医が通年実施しているが、年2回歯科医師たちが集まって集団で検診している。

海老名市消防本部で行われた出発式=海老名市提供

緊急消防援助隊を派遣 大船渡林野火災で3市から

 岩手県大船渡市で発生した林野火災を受け、海老名市と座間市、綾瀬市の消防本部は3月3日、緊急消防援助隊を現地に派遣した。

 緊急消防援助隊は、総務省消防庁から神奈川県に出動要請を受けた対応。県内の消防本部92隊から345人が緊急消防援助隊神奈川県大隊として出動しており、3市消防本部からはそれぞれ消火隊5人、後方支援隊2人を派遣した。

 海老名市消防本部では同日午前11時に出発式が行われ、隊員7人が出席。佐藤幸博海老名市消防署長に出動報告を行った。3市の緊急消防援助隊は神奈川県消防学校(厚木市)から現地に向かい、4日午前0時過ぎに宿営地を置く気仙沼市に到着。同日朝から被災地で消火活動にあたっている。

 大船渡市の林野火災は2月26日に発生し、現在も延焼が続いている。岩手県が3月4日午前6時に発表した被害状況によると、焼損面積は約2600ヘクタールに拡大。人的被害は男性1人が亡くなった。

 大船渡市では1896世帯4596人に避難指示が出されており、このうち1213人が避難所生活を送っている。

 海老名市消防本部によると、緊急消防援助隊の派遣期間は現時点で未定という。

 

オーブンから焼き立てが登場

どんぐり粉でピザ NPOえびなの森の楽校

 NPO法人えびなの森の楽校が、2月15日にビナレッジでどんぐりを使ったピザ作り教室を開き親子18人が参加した。

 同法人は里山あそびイベントなどを開いており「身近な実が食料になることを伝えたい」と10年前から開催している。材料は市内で拾ったマテバシイで、すりつぶして強力粉などと一緒に練った。 生地にはどんぐり由来の調味料を塗りオーブンへ。 参加者は焼きたてピザをドングリ茶とともに味わい、 五十嵐こはるさん (10) は「もちもちしている」と話していた。

大会での演奏の様子

綾北マーキュリーウィンズ 3月16日 全国優勝の演奏披露

 綾北マーキュリーウィンズの創設25周年記念定期演奏会が3月16日(日)綾瀬市オーエンス文化会館大ホールで開催される。入場無料。

 同団体は綾北中学校マーチングバンド部が母体で、第52回マーチングバンド全国大会で編成別最優秀賞に輝いた。実力派のパフォーマンスが観られるチャンス。

 ゲストとして横浜市立三保小学校マーチングバンド「ハミングバード」と、青山学院横浜英和中学校 ダンス部1年生with FUN STARも出演する。

 開演は午後3時。詳しくはネットで「綾北マーキュリーウィンズ」で検索を。

3月19日 海老名市商工会館で 創業と補助金セミナー

 「創業と補助金獲得セミナー」(主催・NPO法人知源ネット)が3月19日(水)に海老名市商工会館で開かれる。2部制で先着20人、参加費無料。

 3人の中小企業診断士が、創業の要点をはじめ、国や県の補助金の概要、申請の方法などを解説する。午後1時30分〜、午後3時15分〜の2部。途中退出も可。

 セミナーの後には 個別相談会も開かれ、各講師に質問できる。申し込みは星野さん【携帯電話】090・5795・5453 またはメールmasa1950@tbz.t-com.ne.jpへ。

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