中原区版【3月14日(金)号】
(上)メッセージを手書きする飯田選手(下)「〇〇さんへ」から始まるメッセージ

川崎BT 「飯田遼シート」大好評 ひとり親家庭の招待企画

 プロバスケットボールBリーグ1部の川崎ブレイブサンダースが始めた「ひとり親家庭招待企画」が好評だ。飯田遼選手の発案で始まり、等々力アリーナでのホームゲームに招待した家族はまもなく100人を超える。選手からの手紙を添えた「お土産」もあり、招待された家族からは様々な感謝の言葉が寄せられている。

 企画の名は「飯田遼シート」。飯田選手は以前から「様々な事情で観戦に来ることが難しい人たちを招待したい」と考えていたという。他のプロスポーツの実績を調べ、クラブスタッフのアドバイスも踏まえ、18歳以下の子どもがいる市内在住のひとり親家庭を招待する企画を発案した。

 クラブのメインスポンサー「ミツトヨ」も飯田選手の思いに共感。同社がチケット代を支援し、当事者への呼び掛けと応募の窓口対応は、ひとり親家庭の支援策を実施する川崎市が協力。昨年11月から企画が始まり、3月5日の試合までに計26組85人を招待してきた。

1枚1枚手書きで

 観戦を楽しんでもらうためにメガホンや選手名入りタオルなどの「お土産」も用意。飯田選手からのメッセージカードも同封する。「本当は家族のみなさんと歓談したり記念撮影をしたりしたいけれど、難しいので、せめて手紙だけでも」と飯田選手。試合前に招待した家族あてに一枚一枚、メッセージを考えて手書きしているという。

 観戦した感想も、クラブに続々と寄せられている。思春期で親子の関係性が難しくなっていた息子と観戦し、帰宅後、息子から「今日はありがとう!」と言われて「泣きそうだった」という人。帰宅後に飯田選手の手紙を見つけ、心のこもった文面に感動し、「心にしみて感無量だった。宝物にする」と思いを寄せた人もいる。

 多摩区の女性は、子ども3人と観戦。かねて女性はBリーグに興味があったが、実際の試合に来るのは初めてだった。「めちゃくちゃ楽しみました。近くの席の人が応援の仕方も教えてくれて、飯田選手がシュートを打つたびに家族で盛り上がった。ぜひまた行きたい」と満面の笑みで話していた。

自作のタマちゃんを持つ安藤さん、下は過去に製作した大作の英国の寺院

井田中ノ町 安藤さん 「ブロックの世界楽しんで」 3月15日から幸区で初の展示会

 レゴブロックの世界観を楽しんでほしい――。井田中ノ町のレゴビルダー・安藤雄祐さん(32)が主宰する「多摩川ブロックおもちゃ展示会」が3月15日(土)・16日(日)、川崎市産業振興会館(幸区)で開催される。全国から30人が集まりオリジナル作品を披露する。

 「例えば氷川丸とタイタニック号が同じ海の上に浮かんでいたら」。そんな空想の世界をブロックで作り、表現する。乗り物や動物、ロボットなど、用意された約30卓のテーブルの上にグループや個人が持ち込んだオリジナル作品を並べる。

 安藤さんは幼少期からブロック作りをはじめ、高校生のときに初めてオリジナルに挑戦。船が好きで帆船や海賊船、戦艦など、数百個の作品を作ってきた。SNSなどで知り合った同じ趣味を持つ人たちとの交流は10年ぐらい前から。互いの作品から刺激を受け、新たな創作意欲が生まれるという。使用するブロックは今回出展する多摩川のタマちゃん(アザラシ)のような小さいもので約100個、大作の場合は数万個になる。ロンドンをテーマに制作したウエストミンスター寺院には1年以上かけた。

 安藤さんはブロックの魅力を「頭の中にある設計図が形になる。壊れても直せるので作品に触れることもできる」と話す。家族連れでの来場も歓迎。「子どもたちに、好きなものに夢中になる気持ちを大事にしてほしい」と思いを口にする。

 入場無料。当日はブロックで遊べるコーナーも用意する。開催時間は午前10時30分から午後5時まで。詳細は安藤さんのブログ(「Brick Ship情報専用&航海日誌」で検索)。なお、このイベントはレゴ社とは関係なく行われる。

「中原・平和をねがう原爆展」実行委員会の実行委員長を務めた 清水 陽子さん 苅宿在住 84歳

次世代へ平和を継承

 ○…中原市民館で3月7日から12日まで行われた「第15回中原・平和をねがう原爆展」。知人が行っていた核兵器廃絶の署名活動に協力していたことがきっかけで、初回の立ち上げから実行委員会に参加。企画や集客に努めてきた。今年初めて小学校の授業で児童が見学に訪れた。「悲惨なものを見せたくないという親もいる。現実、歴史を知ってほしいし、小学生に考えてもらう機会にしてもらいたかった」とその意義を訴える。

 ○…同展では、パネル展示、日本原水爆被害者団体協議会のメンバーや被爆者を招いて生の声を届けてきた。「核兵器は放射能で長年人を苦しめ、後々の差別も生んできた。それを多くの人に知ってもらいたい」。その思いが活動の源に。戦争の悲惨さ、平和の大切さを伝えていく活動を続け、被爆者が語った話を、今後記録としてまとめていく予定だ。

 ○…中国東北部、今はなき満州国の生まれ。4歳のときに敗戦。開拓団の管理者だった父を残し、母と弟の3人で1年間の逃避行生活。途中で弟を亡くし、飢えに苦しんだ記憶が今でも残る。「母はかなり大変だったはず」と思いを馳せる。シベリアに抑留された父が2年後に帰国。迎えに行った港で久々に父親の顔を見た時に、うれしさと照れで隠れてしまった。「父には、ずっとあのときのことを言われましたね」と懐かしがる。

 ○…大学時代に触れたロシア文学を原文で読みたいと、子育て中にラジオ講座などでロシア語を習い始めた。ツアーコンダクターとして現地に何度も渡り、翻訳者として本も出版するほどに精通。「健康にもなるし、リフレッシュにもなるので」と趣味の登山は60年続く。溢れる好奇心と行動力でこれからもさまざまな活動を続けていく。

経験談を伝える小川さん

戦争経験者・小川さん 「生き残った者の義務」 川崎市平和館で講演

 川崎市平和館で3月8日、「戦後80年 川崎大空襲記録展 戦時下の市民生活と川崎大空襲」と題した企画展が始まり、戦争経験者の小川一夫さん(94)が講演した。

 小川さんは80年前の4月15日夜、自宅があった稲毛神社近くの宮本町(現在の川崎中央郵便局周辺)で被災。神社の生木が燃える光景を目の当たりにし、燃え盛る炎と火の粉が降りかかる中、足が不自由な母と姉をリヤカーに乗せ、父と近くの広場まで避難。翌朝戻ると自宅は焼失し、思い出の家族写真や先祖の位牌も失った。その後も深刻な食料不足に直面し、一夫さんの一家6人で、手のひら一杯だけの米や甘藷(さつまいも)などで生きながらえた困窮さを、涙ながらに伝えた。

 今も当時を思い出し身がすくむ思いに悩まされるという小川さん。それでも90歳を過ぎ、語り部をする理由について「無念の死を遂げた人たちに代わって、真実を語り続けることが生き残った者の義務」と強調した。

企画展は5月6日まで

 当日は平和学習に取り組んだ東橘中学校の生徒も登壇。広島を訪れ、現地で聞いた話などを発表した。御田光さん(15)は「国や考え方が違っても相手の視点に立ち理解することが大切だと感じた」と話し、松倉朱音さん(15)は「平和が当たり前ではなく、危機感をもち次世代に伝えていきたい」と思いを込めた。

 今回の企画展では当時の白黒写真をAIや証言を基にカラー化したパネルなどを展示。5月6日(火)まで開催されている。

パネルを見学する東住吉小の児童

原爆の実態、市民に訴え 展示を児童ら見学

 「中原・平和をねがう原爆展」が3月7日から12日まで、中原市民館で開催され、多くの人が観覧に訪れた。同実行委員会(清水陽子実行委員長=人物風土記で紹介)が主催し、15回目を迎えた同展。今年、戦後80年を迎えることから、「ちゃんと知ろう 戦争・みんなで考えよう 平和」をテーマに、期間中さまざまな展示や企画を行った。

 「原爆と人間」パネルで原爆の実態を展示。広島市立基町高校創造表現コースの生徒たちが被爆体験者の記憶をヒアリングしながら描いた油絵「次世代と描く原爆の絵」や、核を取り巻く情勢や核兵器禁止条約の現状、平和を願う市民の俳句や絵手紙なども展示された。

 9日には、長崎で被爆した陣川幸子さんが来場者に向けて体験を語った。陣川さんは「話すことで知ってもらい、展示を見てもらうことで深みを増す。続けられる限り伝えていきたい」と話した。

 10日には東住吉小学校の5年生が総合の学習の時間に訪問。展示を熱心に見学し、折鶴の作成のほか、平和のメッセージを書いて会場に設けられた「平和の樹」に貼り付けた。児童は「自分が見る前に思っていたよりも何倍も被害が大きく、むごいと思った」「この時のことを繰り返してはいけないと思った」と感想を述べた。

 実行委員長の清水さんは「今年15回目で初めて学校の子どもたちができてくれた。これからは若い世代にもっと伝えていきたい」と話した。

原会長から表彰状を受け取った小鍛冶さん

交通安全標語 小鍛冶さん(上丸子小3年)が最優秀賞 「みんなも気を付けて」

 中原区交通安全対策協議会(原新次会長)は3月10日、交通安全標語の授賞式を上丸子小学校で行った。標語は楽しみながら交通安全を学んでもらえるようにと、区内の公立小学校3年生を対象に募集。「交通安全について、みんなに気を付けてほしいこと」をテーマに14校から54作品が集まった。

 最優秀賞にあたる同協議会会長賞は上丸子小3年の小鍛治(こかじ)可偉さん(9)が考案した「あんぜんを しっかりまもって あんしんを」が受賞。賞状と卓上ミニのぼり旗などが贈呈された。

 小鍛治さんは「けがをした方もさせた方も嫌な気持ちになるから、遊ぶときも気を付けてほしい」と家族や友だちへ思いを込めた。原会長は「キラリと光る言葉として選んだ。標語を周りにも広めて一緒に実践してほしい」と呼び掛けた。

 優秀賞は中原警察署署長賞「安全は あなたの気持ちで まもられる」(小杉小)、中原区区長賞「命より 大切ですか ながらスマホ」(西丸子小)、中原警察署副署長賞「自転車は 車のなかま 気をつけて」(中原小)、中原区副区長賞「気をつけて 見えにくい道 せまい道」(新城小)、中原交通安全協会会長賞「まあいいや そのひとことで じこになる」(今井小)、中原区交通安全母の会会長賞「イヤホンを 外して聞こう 町の音」(下沼部小)。会長賞を含む優秀作14点はのぼり旗にし、年間4回実施する交通安全運動期間に区役所、警察署に掲出される。

子ども向けの体験会も

市民活動センター SDGs団体が出展 3月22日 マルシェ

 市民活動団体による手作り小物やエコ商品、菓子類の販売のほか、体験もできる催し「つながるマルシェ」が3月22日(土)、ららテラス武蔵小杉の施設外周部で開催される。主催はかわさき市民活動センター。

 出展するのは、市内でSDGsを推進する子育て世代や障害者を支援する市民活動団体など。学生が子ども向けに行う体験イベントをはじめ、ブースで体験や買い物した先着300人にはお菓子セットをプレゼントする。午前10時から午後3時。(問)同センター【電話】044・430・5566

元気に宣誓する選手

玉川リーグが開幕 5チームが総当たり

 学童野球・玉川リーグ春季大会の開会式が3月1日、多摩川河川敷ガス橋グラウンドで行われた。主催は玉川少年野球連盟(原和男会長)。

 大会は連盟所属の5チーム(向河原こむつ、中丸子みゆき、中丸子南町、上平間第二青空、上平間第三イーグルス)の総当たり戦。昨年度優勝チーム・上平間第三イーグルスの小山陽大主将が「仲間たちと力を合わせ、最後まで全力で戦うことを誓います」と元気に選手宣誓した。原会長は「日頃の練習の成果を発揮し、熱い戦いを見せてほしい」と選手たちにエールを送った。

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事業計画を発表する小湊社長

アルファメディア 「共創と変革で人の役に」 33周年 事業計画を発表

 今年創立33周年を迎えたIT関連企業「(株)アルファメディア」(小杉町、小湊宏之代表取締役社長)は3月3日、事業計画説明会と懇親パーティーをホテル精養軒で開催し、福田紀彦川崎市長ら50人の出席者が同社を祝った。

 1992年3月に創業した同社。ソフトウェアやウェブシステムの開発のほか、パソコン教室「富士通オープンカレッジ武蔵小杉校」の運営、パソコンサポート業務などIT関連事業を手掛けてきた。節目の30周年の年に創立記念事業を計画していたがコロナ禍で中止に。33周年の今年、3月3日に例年実施している事業計画説明会と懇親パーティーを企画した。

 事業計画説明会で小湊社長が前期の業績や実績などを振り返りながら、2029年までの中長期計画を発表。今期を準備期に位置付け、「経営基盤の基礎整備を進めていく」とし、「共創と変革で人に優しい社会を実現する企業として、DX支援をはじめとしたさまざまなソリューションにより、これからも皆様の役に立っていきたい」と力強く語った。来賓として出席した福田市長は「信を忘れずに社業の発展と社会に優しい会社に」と祝辞を述べた。

 懇親パーティーでは、出席者が小湊社長や同社社員と交流を深めた。

賞状を手にする原さん

中丸子中町内会 川崎市自治功労賞に原さん 長年の功績を称え

 中丸子中町内会会長のの原新次さん(76)が先月、川崎市自治功労賞を授賞した。

 地域福祉の増進及び、住民自治の振興発展に貢献し、通算10年以上、町内会・自治会長等の職に就いた人に贈られる同賞。原さんは、2013年から同町内会の会長に就任し、23年には中原区町内会連絡協議会会長としてその職務を果たしてきた。原さんは「今までやってきたことが評価されて光栄。町内会の皆さんの支えがあって町内会が成り立つので、感謝したい」と喜びを語る。

 650世帯が加入する同町内会。子どもまつりなど、近隣の町内会と連携して行事を行ってきている。「小さい町会なので、何か事業をやる際は隣の町内会や、玉川地区で取り組むようにしている」と原さん。そうした一つひとつの事業を終えるたびに「やってよかった」とやりがいを感じているという。

 全国的に進む町内会の加入率の減少、担い手の高齢化と人手不足は同町内会も喫緊の課題。「小杉で解散する町内会も出てきた。若い人に町内会活動を知ってもらい、ぜひ参加してもらいたい。新しい行事もやっていきたい」と今後へ意欲を見せた。

新作を製作中の垣内さん

中原区在住画家 チェコ大使館で個展 3月17日から油彩や水彩

 内閣総理大臣賞など数々の受賞歴のある中原区在住の画家・垣内宣子さんがチェコ共和国大使館内のチェコセンター東京(東京都渋谷区)で、3月17日(月)から25日(火)まで「垣内宣子個展〜チェコに魅せられて〜」を開く。午前10時から午後5時(22、23日は休館)。

 垣内さんはチェコを含むヨーロッパ各地を巡る旅を通し、500枚を超える作品を描いている。チェコには1996年、2009年、14年と3回訪問し、これまで50点ほどの作品を描いた。プラハの街並みの美しさやチェスキー・クルムロフの歴史ある姿などをモチーフに扱っている。今回の個展ではチェコの風景を描いた油彩画の大作や、水彩画のスケッチなど選りすぐりの約25点を展示する予定。

 同大使館内のギャラリーで日本人の画家が個展を開くのは珍しいという。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団「プラハの春音楽祭」のリハーサル風景を描いた作品を寄贈するなど、大使館と親交も深い垣内さんは「日本にいながらチェコの空気を堪能してもらいたい」と思いを込める。

 観覧無料。(問)【電話】03・3400・8129

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左から反町さん、伊早坂さん、市川功一さん(ジェクト(株)代表)、平松さん

「全国都市緑化かわさきフェア」地元民のパワーを結集 市民3者が手を組み、奔走

 3月22日(土)から4月13日(日)に春開催を予定する、国内最大級の花と緑の祭典「全国都市緑化かわさきフェア」。富士見公園・等々力緑地・生田緑地を会場に現在、準備が進行中だが、この行催事を企画・運営するのが、緑化フェアを地域から盛り上げようと川崎市民3人が手を取り設立したTribute Kawasaki合弁会社だ。こうした大規模イベントは大手企業がプロポーザルで受託することも多いが、地元ネットワークを生かし奔走を続ける。

 中心となる3人は、トビラ(株)(中原区)代表の伊早坂遥さんと(株)カリヨン・カンパニー(高津区)代表の平松あずささん、NPO法人カワサキミュージックキャスト(中原区)理事長の反町充宏さん。普段、伊早坂さんはイベント企画・制作他、平松さんは音楽教室の運営、反町さんは音楽イベントの企画・制作等を各々手掛け、いずれも地域に密着した活動を続けている。

 3人が連携することになったのは昨春、委託事業者募集の市のプロポーザルを知った伊早坂さんが「川崎の住民で地元事業者でもある私たちが手を取り合うことで、より市民主体、総参加の催しにできないか」と、知り合いだった2人に声を掛けたのがきっかけ。互いの信頼関係から急ピッチで会社を設立しプロポーザルに向け、地元民ならではのアイデアと機動力で企画案を練り受託に至った。ファイナンシャルマネジメントには建築・不動産事業等を行う中原区のジェクト(株)に協力を求め、大規模事業の財務アドバイスを得ながら遂行してきたという。

「忘れられない光景を」

 「各メンバーが今までの活動で地域の人・団体と関係を築いており『ここはこの人に関わってほしい』という人がたくさんいた」という伊早坂さん。昨年に実施した秋会期でも出演者はじめ、企画・運営・施工・運搬まで、地域のつながりを生かし多くの市民の協力・参加を得られたという。

 「5年後、10年後も『忘れられない光景』を作りたい」と話すメンバーら。春開催でも芸術家・岡本太郎の「母の塔」に映像を投影する「TARO Night」など、多彩な企画を予定する。3人は「この春しか経験できない緑化フェアにぜひ来て下さい」と呼び掛けた。

校庭で行ったモデルロケット打ち上げ体験(上)と、説明を受ける児童

新城小 ロケット打ち上げ 夢を追う大切さ学ぶ

 新城小学校(伊東芳男校長)の6年生が2月28日、モデルロケットの打ち上げ体験授業を行った。「宇宙やロケットへの興味や関心を高め、諦めずに夢を追い求めることの大切さを学んでほしい」と企画された。

 市内でロケット教室を主催する市民団体「FUEL」を招き、火薬エンジンを搭載した全長約30cmのモデルロケットを打ち上げた。カウントダウンとともに代表に選ばれた児童が発射スイッチを押すと、ロケットは白い煙を上げながら飛び立ち、約40mの高さに到達。空を見上げていた児童からは「やばい、めっちゃ楽しい」と声が上がり、上空で落下傘が開いてゆっくりと落ちてくるところをスイッチを押した児童が追い掛けた。

 ロケットは小説『下町ロケット』のモデルになった植松電機が開発したもの。校庭で行った打ち上げの前には、6年生全員が体育館に集まって同団体代表の伊東悠太さんからロケット教室を始めたきっかけや活動への思いを聞いた。

 伊東校長は「宇宙やロケットにはロマンがある。前日にはJAXAの職員の話を聞く機会も設けた。4月から中学生になる子どもたちには夢を大きく持って、わくわくとした楽しい人生を歩んでほしい」と話した。

 代表の伊東悠太さんは「子どもたちは素直な心で真剣に話を聞いてくれた。今回のロケット打ち上げの経験が、これから成長していく彼らの役に立ってくれたらうれしい」と思いを込めた。

多様性を演じる団員

なかはらミュージカル 最高の笑顔届ける 「多様性」テーマに公演

 なかはらミュージカル(安西学実行委員長)のキャスト70人が、3月8・9日の本公演を中原市民館で開催した。300人以上が入る会場は、4公演とも満席に。

 これまで同劇団では中原区や歴史ものを題材にしてきたが、12回目となる今作『スマイル!』は、市制100周年に合わせて「多様性」をテーマにした初の現代劇。今回から加わった15人の新メンバーをはじめとした団員らは外部講師を招いて勉強会を開くなど、テーマを研究し作品を理解して演技に活かすことを目指してきた。

 ミュージカルスクールを舞台に、様々な背景を持った子どもたちがセンターを目指しながら「自分らしさ」に気付き、「その人らしさ」を受け入れていく物語。1回90分の公演の中で15曲を歌い、息の合ったダンスを披露。観客は手拍子で応援し、会場中が一体となって盛り上がった。

 実行委員長の安西さんは「半年間の練習の成果を存分に発揮できた。キャストたちは最高の笑顔を観客の皆さんに届けることができたと思う」と笑顔を見せた。
あいさつする加藤理事長

川崎ドッジボール連盟 大会拡大に意欲 加藤理事長

 川崎ドッジボール連盟の新年会が2月22日、中原区の中華料理店「宝珍桜」で行われた。同連盟に所属するチームの監督、コーチのほか、関係者ら35人が出席。新年度に向けて気持ちを新たにしていた。

 同連盟によると、新年度は5月6日に春の大会を実施するほか、城南杯と秋の大会を予定しているという。あいさつに立った加藤勉理事長は「優勝を目指して頑張っていただきたい」とエールを送った。その後の本紙の取材で、加藤理事長は、鶴見区や大田区など近隣チームから参加の希望があれば、門戸を開きたい考えを示した。

武部副大臣(左から5人目)に要望書を手渡す協会関係者と顧問議員団

LPガス協会 国に空調の早期設置要望 小中学校体育館へ

 公益社団法人神奈川県LPガス協会川崎北支部(中嶋千治支部長)、川崎南支部(岩瀬友伸支部長)は3月5日、川崎市LP協会顧問議員団と共に文部科学省を訪れ、川崎市立小学校・中学校体育館の空調設備の早期設置に関する要望書を武部新副大臣に手渡した。

 今回、両支部が提出した要望の内容は学校施設環境改善交付金の補助に対し「7000万円の算定対象上限の引き上げ」、地方交付税の「交付団体2分の1、不交付団体7分の2補助を、災害対応の観点から区別なく同等の対応を求める」の2点。

 要望の背景には、市立小中学校の体育館の空調設備の設置率、断熱室率が低いことにある。2024年9月1日時点で、市立小中学校体育館の空調設備の平均設置率は1・8%、断熱化改修や遮熱塗装等が行われた平均断熱室率は18・7%。両支部ではこれが不十分であるとし、自立型電源を備えたガスエンジン・ヒートポンプ・エアコンの設置が熱中症予防と災害対策の両面で有意義だと考えていることから、以前から空調設備の導入促進を訴えてきた。

 川崎市議会でも「公立学校施設への空調設備の整備促進を求める決議」を昨年12月議会で全会一致で可決。市も次年度に「全校への空調設備の導入に向けて整備内容やスケジュール等の検討を進めていく」とする一方で、計画案では3年で15校の整備となっていることから、今回の要望を行った。

 関係者によると武部副大臣は「地方自治体が主体となって考えるべき」と両支部長に返答したという。両支部長は「学校現場から声が上がっている。引き続き、空調と自立型電源の提案をしていきたい」と話した。

神奈川県 ママリ連携で専門家相談 子育てLINE機能強化

 神奈川県は、子育て支援アプリ「ママリ」と連携するなど、子育て支援情報を提供するLINE公式アカウント「かながわ子育てパーソナルサポート」の機能強化に力を入れている。

 「ママリ」との連携では、かながわ子育てパーソナルサポート内に専門家相談のボタンを配置。ママリを用いて、子育てパーソナルサポートユーザーは、妊娠〜2歳未満の子どもがいるユーザーで月2回無料で専門家サービスが受けられ、24時間365日相談できる。ほかにも、チャットボットを利用して、子育て支援情報などを検索できたり、かながわ救急相談センター(♯7119)に直接つながる機能を配置。住まいの地域や子どもの年齢に合わせた子育て情報の発信も行う。

 友だち登録は上段の二次元コードから。

「声」を受けたメッセージを発信する市長

川崎市が子ども・若者の声「募集箱」を使いやすくリニューアル  福田市長の動画も配信       

 川崎市内の子どもや若者からの声を集める市の「募集箱」が、このほどリニューアルされた。市の公式ホームページ内から市の「かわさきしこどもページ」に移設され、福田紀彦市長からのメッセージ動画も加わった。

 リニューアルされたのは「子ども・若者の”声”募集箱」。市内在住か在学、在勤の小学校4年生〜18歳までの子どもや若者が、市や地域に関する要望や意見を投稿できる。若い世代の意見を市政に生かすため2022年12月に試験的に始まり、23年9月から本格実施となった。

 「募集箱」はこれまで市のホームページ上にあったが、「場所がわかりにくい」「(ページに)明るい色を使って」などの声が寄せられていたため、今年2月から子どもに関することや学校関連の情報をまとめた「かわさきしこどもページ」へ移設。さらにこの取り組みを身近に感じてもらえるよう、これまで文章で掲載していた福田市長のメッセージを、市長自らが声で届ける動画として随時、掲載する。

 動画第1弾は、高津区の小学4年生から寄せられた「ごみ拾い活動を増やして」という声へのメッセージ。市長は昨年11月に同区で開催した「車座集会」で「ポイ捨てのないきれいなまちづくり」について市民と意見交換したことを紹介。日ごろ地域の美化活動を担う人々の存在に改めて気づかされたと話し、「みなさんもぜひ地域で参加を」と呼びかけている。

 「募集箱」には、23年度は347通402件、24年度は昨年12月末までで310通327件の声が寄せられた。「学校の体育館の雨漏りがひどいので直してほしい」「GIGA端末を家に持ち帰る回数を減らして」など学校現場の生の声や、「いじめを受けています。助けて」といったSOSも寄せられている。

学用品を受け取る子どもたち=市提供

能登半島の被災地支援 川崎市 児童生徒157人に学用品

 川崎市はこのほど令和6年能登半島地震の被災地で支援を必要としている児童・生徒がいる世帯向けに、体操服や国語辞典などの学用品計約1500点を、現地の支援団体を通して支援した。

 昨年1月の能登半島地震を受け、市では地震の直後から被災地支援のための寄付金を受け付けている。これまでに232件、計約4945万円(2月14日現在)の寄付が寄せられた。

 この寄付金を活用し、市の各部署が被災地の需要を探りながらさまざまな形で支援を続けている。今回は石川県の支援団体「NPO制服バンク石川」がウェブサイト上で被災地の児童・生徒への学用品の支援を求めていたことから、昨年5月に市の担当者がNPOにコンタクトを取った。

 その上でNPOが被災世帯に必要な学用品を聞き取り、服のサイズなども含めた具体的な情報を市に共有。児童・生徒157人分の学用品1474点(計約288万円相当)を市が購入し、NPOに送付した。

 内訳は体操服(上下)190点、ポロシャツ474点、スクールソックス310点、習字セット63点、国語辞典94点など。3月2日に金沢市の石川県立武道館で対象世帯に学用品が配布されたほか、遠方の世帯には郵送などで届けられた。

 学用品を受け取った被災者からは「家の再建が見通せない。今回の支援は大変ありがたい」といった感謝の声や、「自宅が全壊して子どもが転校するので負担が大きく、(支援は)助かる」という切実な声が寄せられた。市の担当者は「現地の団体との連携によって、被災者一人一人が本当に必要としているものをお届けできたと思う」と話している。

ボードを作った国語科の片岡教諭

GO!GO!!フロンターレ

職員室前で試合結果を発信中

 幸区の塚越中学校(渡辺修宏校長)が川崎フロンターレに特化した手作りボードを制作し、試合結果を発信している。

 手がけているのは、国語科の片岡達弥教諭(26)。サッカー好きの片岡教諭は、2年前から作成を始めた。以来毎試合の結果はもちろん、勝敗や試合の内容に関する一言コメント、試合の度に変動するリーグの順位までを網羅。順位の上げ下げを示す矢印のマグネットまで手作りというから驚きだ。

 置かれているのが職員室前というのもポイントの一つ。質問や相談にやって来る生徒の目に、必ず触れる場所だ。片岡教諭は「サッカーに興味を持つきっかけや入口になればと思って始めた。スタジアムに足を運ぶまでいかなくても、ボードを見ることで、フロンターレが身近な存在になると思う」と話す。

 昨年の卒業生の中には、毎試合の結果や分析をA4用紙にびっしり書いてボードに貼るほど、熱心なファンの生徒もいたという。生徒の興味や関心をさらに伸ばす、自己実現の場にもなっている様子だ。片岡教諭は「生徒の中でフロンターレが話題になってくれたら嬉しい」とほほえむ。