神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2025年3月14日 エリアトップへ

川崎BT 「飯田遼シート」大好評 ひとり親家庭の招待企画

スポーツ

公開:2025年3月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
(上)メッセージを手書きする飯田選手(下)「〇〇さんへ」から始まるメッセージ
(上)メッセージを手書きする飯田選手(下)「〇〇さんへ」から始まるメッセージ

 プロバスケットボールBリーグ1部の川崎ブレイブサンダースが始めた「ひとり親家庭招待企画」が好評だ。飯田遼選手の発案で始まり、等々力アリーナでのホームゲームに招待した家族はまもなく100人を超える。選手からの手紙を添えた「お土産」もあり、招待された家族からは様々な感謝の言葉が寄せられている。

 企画の名は「飯田遼シート」。飯田選手は以前から「様々な事情で観戦に来ることが難しい人たちを招待したい」と考えていたという。他のプロスポーツの実績を調べ、クラブスタッフのアドバイスも踏まえ、18歳以下の子どもがいる市内在住のひとり親家庭を招待する企画を発案した。

 クラブのメインスポンサー「ミツトヨ」も飯田選手の思いに共感。同社がチケット代を支援し、当事者への呼び掛けと応募の窓口対応は、ひとり親家庭の支援策を実施する川崎市が協力。昨年11月から企画が始まり、3月5日の試合までに計26組85人を招待してきた。

1枚1枚手書きで

 観戦を楽しんでもらうためにメガホンや選手名入りタオルなどの「お土産」も用意。飯田選手からのメッセージカードも同封する。「本当は家族のみなさんと歓談したり記念撮影をしたりしたいけれど、難しいので、せめて手紙だけでも」と飯田選手。試合前に招待した家族あてに一枚一枚、メッセージを考えて手書きしているという。

 観戦した感想も、クラブに続々と寄せられている。思春期で親子の関係性が難しくなっていた息子と観戦し、帰宅後、息子から「今日はありがとう!」と言われて「泣きそうだった」という人。帰宅後に飯田選手の手紙を見つけ、心のこもった文面に感動し、「心にしみて感無量だった。宝物にする」と思いを寄せた人もいる。

 多摩区の女性は、子ども3人と観戦。かねて女性はBリーグに興味があったが、実際の試合に来るのは初めてだった。「めちゃくちゃ楽しみました。近くの席の人が応援の仕方も教えてくれて、飯田選手がシュートを打つたびに家族で盛り上がった。ぜひまた行きたい」と満面の笑みで話していた。

中原区版のトップニュース最新6

中原区は過去35年で最高

私立中学進学率

中原区は過去35年で最高

2年連続で上昇

4月18日

基本計画を策定

新たなミュージアム

基本計画を策定

機能や事業などを具体化

4月18日

指定管理の運営スタート

中原市民館

指定管理の運営スタート

館長「気軽に来てほしい」

4月11日

人材確保支援などに力

川崎商議所

人材確保支援などに力

2025年度主要事業計画

4月11日

生成AI 約6割が利用

県内市町村

生成AI 約6割が利用

本紙調査 「業務の時短に効果」

4月4日

不登校の子ら企業と交流

武蔵小杉支援団体

不登校の子ら企業と交流

社会とのつながり創出

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook