都筑区版【3月20日(木)号】
感謝状を持つ(右から)細川さん、大竹さん、東出店長と増山署長

ウエインズトヨタ プロ並みの消火活動 消防署長が感謝状贈呈

 都筑消防署(増山敬太署長)は3月13日、路上で出火した車両の消火活動にあたった、ウエインズトヨタ神奈川株式会社池辺店(池辺町4810の1)の東出豪店長と整備エンジニアリーダーの大竹貴史さん、同社の協力会社で株式会社ARATAの細川亮さんに感謝状を贈呈した。

 同店前の道路で火災が発生したのは、1月23日午前11時頃。細川さんが作業を終え、店舗を出ようとしたところ、信号待ちをしている車が煙を上げているのを発見した。「最初はエンジンの煙だと思ったが、炎が出ていることに気づいた」という細川さん。慌てて同店に戻ると、すぐに大竹さんへ状況を説明。再び現場へ駆けつけ、細川さんは後続車の交通整備に、大竹さんは消火器を持って消火活動にあたった。無事に火が消し止められた後、消防へ通報した。大竹さんは「現場へ行くと炎は身の丈ほどまで伸びていた。ガソリンへの引火などの恐れもあったが、とにかく火を消さなきゃと必死だった」と振り返った。

 炎上した車両のドライバーは自力で脱出。燃えた車両は、消防署員により、同店の敷地内に移動された。

 都筑消防署は、迅速な消火活動と通報により、けが人や二次被害を防いだとして、東出店長を含む3人に感謝状を贈った。増山署長は「プロに劣らぬ適切な対応。日頃の意識の高さがうかがえる」と絶賛した。

 東出店長は「危険を伴う業務のため、3カ月おきに、消防署指導のもと消火訓練を実施しており、消火器の点検も毎日行っている。日頃の訓練がいざという時に生きて良かった」と安堵の声を漏らした。

記念式典で発表されたロゴマーク

ボッシュホール 文化の発信拠点、誕生 16日、関係者招き記念式典

 都筑区民文化センター「ボッシュホール」が3月16日、開館した。ホールで開催された記念式典には来賓や文化関係者、事前の応募で当選した区民らが参加、開館を祝った。

新しい活力創出

 主催者を代表してあいさつに立った山中竹春横浜市長は、「新ホールが文化芸術に触れる身近な場所として利用してもらい、新たな活力を生み出す拠点として、愛される施設となることを願っている」と期待を込めた。

 式典は、来賓の挨拶の後、ホール誕生までの経緯を紹介する動画の上映と、3案の中から区民の投票で決定したホールのロゴマークの発表が行われた。また都筑区出身のバイオリニストで同日午後5時からのこけら落とし公演に出演する東亮汰さんが、ピアニストの美又瑛子さん、つづきジュニアストリングスと共演。ブラームスのF.A.E.ソナタ第3楽章ハ短調、中田喜直メドレーを演奏した。

 記念式典に参加した俳優の五大路子さんは「劇場は奥行きが広く、演者として使いやすく、最高。都筑区にこのような建物が出来たのは区民の皆様にとって宝物。市内でも一番良いホールでは、と思いました」と絶賛した。またNPO法人都筑文化芸術協会の理事長で、ホール建設前の暫定施設「都筑の文化夢スタジオ」の運営に携わった金子進さんは「念願が叶って喜ばしい。文化センター開館で都筑区の文化が成長することを祈っている」と感慨深げに語った。

区待望の施設

 区民文化センター「ボッシュホール」が建つ場所は、敷地面積約1万2千平方メートル。港北ニュータウン開発当初から「市民文化ホール(仮称)」建設予定地として計画されていたが、1994年の都筑区誕生以降も未整備のままの状態が続いていた。08年に暫定施設として建設された「都筑の文化夢スタジオ」を区民の代表らが運営していた。

 横浜市が、区民文化センター整備を条件に、周辺を含む土地活用を行う事業者を募集。ボッシュ株式会社を代表企業とするグループが選定され、文化センターの建設が決まった。

 敷地内には区民文化センターの他、ボッシュ本社と両建物の間に全天候型広場が整備されており、一帯を「ボッシュ・フォーラム・つづき」として、都筑区とボッシュ社間で連携協定が結ばれており、今後さまざまな活用が検討されている。

市作成の啓発動画の一部(横浜市提供)

横浜市 ITで小児がん理解啓発 メタバースで患者支援も

 横浜市は、15歳未満の病死原因で最も多い「小児がん」の患者支援のため、ITを駆使した取組を推進している。昨年からは「メタバース」を利用した患者同士の交流機会の創出を、今年は初の啓発動画の配信も開始した。市はこれらの取り組みを通じ、患者や家族の現状に対する理解促進を図りたいとしている。

 小児がんとは、15歳未満がかかるさまざまながんの総称。主に白血病や脳腫瘍などがある。子どもの病死原因第1位だが、医療の進歩により、近年では、り患しても7〜8割は治癒が望めるという。国立がん研究センターが昨年公表した調査結果によると、小児がんにおける10年後の生存率は白血病患者で86・6%、脳腫瘍患者で71・7%となっている。

 り患数の少なさも小児がんの特徴で、「希少がん」とも呼ばれている。横浜市がん・疾病対策課によると、全国で新たに小児がんと診断された人は2018年が2094人、19年が2117人、最新の統計という20年が2080人。市内でも18年が41人、19年が58人、20年が49人となっている。

中澤佑二さん協力で初動画

 り患数の少なさから、小児がんは「成人のがんと比べて社会の理解が不足している」と同課。そこで市は近年、理解促進に向けITを活用した取組を進めている。昨年8月、治療の副作用による外見の変化などを気にせずに患者同士が交流できる場を創出しようと、市はインターネット上の仮想空間「メタバース」の活用を試行。開催した交流イベントでは、患者や家族らが自身の分身である「アバター」を利用して会話を楽しみ、交流を深めた。市は「来年度も実施できれば」としている。

 また市は、横浜F・マリノスで活躍した中澤佑二さんの協力で、啓発動画を初めて作成。小児がんの治療を受けた市内の子どもが「闘病中に辛かったこと」などを語る動画で今年1月、市公式YouTubeチャンネルで配信を開始した(30年1月まで配信予定)。同課の担当者は「患者や家族の現状を知り、自分には何ができるのかを考えていただくことにつながれば」としている。

デビュー作『ヨコハマエスケープボーイ』を上梓した 川越 喜右衛門さん 仲町台在住 61歳

暮らしを「想像」し、「創造」

 ○…背景音楽が流れる自室には、本やレコード、車の模型などがずらりと並ぶ。「小さな頃から音楽や本が好きだった」と話す表情は少年のままだ。上梓したデビュー作は「特に同世代の人たちに読んでもらいたい」と熱い眼差しを向ける。現在は、電子書籍化や作品の内容をもとにミュージシャンに楽曲提供を依頼するなど、話題作りに奔走。続編の執筆に向けても、肩を回している。

 ○…1枚の古いハガキをきっかけに、物語が発展する本作。作品の着想は16歳の頃の自分。関節に腫れや痛みを伴う「乾癬性関節炎」を患った。「少しずつ痛みが増して。今では1日の4分の1は病気との闘い」と話す。年齢を重ね、仕事の引退後にやりたいことを考えていた時、「病気にならなかった16歳の自分を描いてみよう」と執筆を思い至った。「完成した瞬間は昇華されたような気分だった」と、清々しい表情を見せる。

 ○…普段は不動産関連の広告業を営む。「人の生活に興味があった」と志した動機を明かす。「『駅からマンションまで徒歩何分』などの情報を作る際には、利用する人の生活を想像する」と楽しげに笑う。著書では、若者たちの生活の中に起こる不思議な出来事が巧みに描かれており、暮らしの「想像」が、作品の「創造」に活かされている。

 ○…横浜を舞台に描いた本作。自身も約20年前から横浜で暮らす。「横浜は開港の街で異国の文化が色濃く残っている。そういう文化の側面を表現したかった」と話す。仲町台には約6年前から暮らしており、「自然が豊かでいい街」と魅力を語る。「地域の方々にも、『近所の作家』が書いた本として、気軽に手に取ってほしい」と呼びかけた。

外国出身者のために同団体が作成した冊子

区内NPO法人 活動「貢献大」と県が表彰 実績、他の模範と評価

 神奈川県は、地域社会への貢献度が高く、他のモデルとなる団体を「ボランタリー活動奨励賞」として表彰。3月12日に2024年度の受賞5団体を発表、都筑区のNPO法人シェアリングケアリングカルチャー(三坂慶子代表理事)が受賞団体の1つに選ばれた。

 同賞は、神奈川県ボランタリー活動推進基金審査会(中島智人会長)の審査を経て、受賞団体が決定。三坂代表は「とても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱい」と喜んだ。

 同団体は、14年から横浜市北部地域に住む日本語が苦手な外国出身者の子育て支援や居場所づくり、地域の子育て情報を英語と平易な日本語でまとめた冊子の制作、外国出身者を講師とした子ども多文化交流事業などを行っている。

 審査会は、同団体が行政の手が行き届いていなかった日本で子育てをする外国出身者に対し、さまざまな方策で支援を行っている点を高く評価。また外国出身者を「支援される側」とせず、子育てをする仲間とし、活動の担い手としている点などが他の団体のモデルになるとした。

 今後について三坂さんは「外国出身者の地域参画や行政、自治体、NPO、企業との協働を大切に、社会を変えるNPOとしての使命を果たしていきたい」と決意を語った。

除幕式に参加した6年1組の児童と関係者たち

すみれが丘小 「夢の噴水」が復活 修理が完了し、除幕式

 すみれが丘小学校(栗原信一校長)で3月6日、校内にある噴水の修理が完了し、披露目の除幕式が行われた。

 同校を象徴する「すみれ」をかたどった噴水は、老朽化でポンプなどが故障し、水が出ない状態だった。同校が今年9月に創立50周年を迎えるにあたり、記念事業の一環として、噴水の整備が企画された。

 元PTA会長でリフォーム業を営む有限会社プロシーズ=緑区=代表の菅地孝樹さんが修理を行い、6年1組の児童らがすみれの花の色塗りや噴水前に取り付ける看板の製作を行った。

 除幕式には、6年1組の児童や栗原校長、菅地さん、現PTA会長の齋田龍さんらが参列したほか、除幕の瞬間を一目見ようと地域住民も駆け付けた。幕が下り、噴水が現れ、すみれの花から水が噴き上げると児童らは「出た」と喜びの声を上げた。

 栗原校長は「校歌には『ふきあげよう夢の噴水』という歌詞が入っており、噴水はすみれが丘小のシンボル。生まれ変わった噴水が、学校に来る人たちの心を温めてくれると思う」と目尻を下げた。

佐々田区長のスタートの合図で一斉に走り出す選手たち

つづきゆめ駅伝 今年もつないだ絆の襷

 今年で9回目を迎える「未来へつなぐつづきゆめ駅伝」が3月8日、JA横浜きたグラウンドと周辺の農道をコースに行われた。主催はPTAの元会長や役員らで作る同駅伝実行委員会(大隅めぐみ委員長)。

 当日は真冬の寒さの中、小学3年生から中学生まで、57チーム232人の子どもたちが参加。小学生は4区間、中学生は5区間でタスキをつなぎ、優勝を争った。

 各部門の1位チームは以下の通り。

【男女混合の部】小学3年生/綱島RCリトルグリンメンズ、4年生/勝田サッカークラブチームZ、5年生/横浜AC5年A、6年生/横浜AC6年、【女子の部】小学3年生/綱島RCアリエルズ、4年生/綱島RCチームエルサ、5年生/横浜AC、6年生/横浜AC6年女子、【中学生男子の部】プーさんと愉快な仲間たち

交流の場残したい

 同駅伝は、2016年まで19回にわたり開催されていた「都筑区民きずな駅伝大会」が中止になったことを受け、大隅さんらが企画した。「子どもたちが楽しみにしていた駅伝が急きょ中止になり、交流の場をなくしたくない」と、当時PTA会長を務めていた茅ケ崎台小学校の校長に、「校内で駅伝大会が出来ないか」と相談、了承を得た。さらに「せっかくやるなら区全体で」と話が膨らみ、同年12月に実施が決定した。大会は毎年2月に開催されていたことから、準備期間はわずか2カ月しかなかった。「大会は子どもたちの命を預かる企画。『素人にできるわけがない』と反対もされた」と大隅さんは当時を振り返る。

 第1回大会は、JA横浜きたをはじめ地元の協力があり、無事に開催。当初は50チームの参加を予定していたが、ふたを開けてみれば93チームからの応募があった。以来、新型コロナの影響で中止になった20年を除き、毎年開催。来年は区切りの10回目を迎える。

 大隅さんは「駅伝を通して、子どもたちが『助け合う心』『信じ合う心』『思いやる心』を学び、感じ、育むことを実感してもらえたら」と開催の意義を語った。

149人の作品が並ぶギャラリー

ボッシュホール ギャラリーも「開館」 ココロはずむアート展

 都筑区民文化センター「ボッシュホール」1階のギャラリーで、ホール開館初日の3月16日から、最初の展示会となる「ココロはずむアート展」が始まった。31日(月)まで。

 今年で14回目となる同アート展は、都筑区、青葉区、緑区の福祉事業所に通う人たちによる作品展。今回は15の事業所に通う149人の作品が展示されている。都筑区からはカプカプ川和、ひまわり工房=以上、川和町=、ワーク中川=中川=の3事業所の利用者が作品を展示している。

 アート展は「普段の皆と昨品に出会ってほしい」との思いで、これまでは参加事業所の中から1施設と都筑区子育て支援センターポポラサテライトで行っていた。今回はホール開館にあわせ、声がかかり、これまでの会場に加え、同ホールギャラリーでの公開が決まった。同展実行委員会代表でNPO法人みどり福祉ホームの川口祐さんは「障害者アートを『凄い』と驚くだけでなく、普段の生活も知ってもらえれば」と語った。

トークイベントも

 アート展の入場は無料。午前10時から午後4時、最終日は午後3時まで。会期中の29日(土)には、「作家を語る・作家が語る」と題したトークイベントを開催。午後1時30分から3時。こちらの参加も無料。要事前申込み。

 申込み・問合せは【電話】045・984・7878(みどり福祉ホーム・川口さん)。

作成したチラシを手にする下水道河川局の職員

「水辺愛護会」もっと知って 市がチラシ作成

 水辺の清掃活動などを行うボランティア団体「水辺愛護会」の制度を知ってもらおうと、横浜市はチラシを作成し、3月から駅などで配架を始めた。水辺愛護会は現在、市内に99団体あるが、会員の高齢化などで活動継続が難しいという課題を抱えており、市は「まずは制度を知ってもらいたい」としている。

都筑区は3団体

 水辺愛護会制度は市民が水辺とふれあい、親しめるようにと市が1997年に創設。現在は市が維持・管理する水辺施設がない中区、西区、南区の3区を除く15区で99団体が活動。自治会町内会や商店会、学校、企業などに所属するメンバーが河川や水路、せせらぎ緑道などで清掃や除草活動を行う。団体の特色に合わせ、花壇づくりや生き物調査、小学校の学習に協力する団体もある。清掃や除草活動には水辺の規模や回数に応じて市から補助金が交付される。

 都筑区では、江川せせらぎ緑道の上流部で活動する「佐江戸せせらぎ水辺愛護会」(安部喜平会長)と「都田江川水辺愛護会」(村田輝雄会長)、浄念寺川せせらぎ緑道で活動する「みんなで浄念寺川せせらぎ緑道を守ろう会」(小嶋輝昭会長)の3団体が活動している。

担い手不足課題

 制度を所管する市下水道河川局によると、団体の中には会員が高齢化し、活動の担い手が不足しているところも多いという。新たな会員や団体を発掘しようと、市は制度を知らせるA4判のチラシ=上写真=を作成し、駅などに配架した。また、今年度から水辺愛護会の活動を支援する専門職員を配置。市内公園の約9割に設けられている「公園愛護会」と同様に、愛護会が整備されていない水辺にも活動を広げられるように取り組んでいる。

 同局は「まずは水辺愛護会について知ってもらい、多くの河川に活動が広がれば」と話す。水辺愛護会に関する問合せは同局【電話】045・671・4215。

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会場マップ

みなきたマルシェ セン北まつりとコラボ 22日・23日 メイン会場東側

 センター北の恒例イベント「みなきたマルシェ」が3月22日(土)・23日(日)、センター北駅前で開催される。主催は同実行委員会。午前10時から午後4時。雨天決行、荒天中止。

 35回目となる今回は、昨年同様「センター北まつり」とコラボ開催。センター北まつりの会場と連結して、飲食販売やワークショップなどが軒を連ねるほか、千円以上の買い物をすると参加できる抽選会「みなきたガラポン」も行われる。

 問い合わせは、同マルシェ事務局へメールminakitamarche@gmail.com。

左から朝倉さん、小口さん、金子さん、下山署長

特殊詐欺防止に貢献 警察署長が3人に感謝状

 都筑警察署(下山幸男署長)は3月11日、特殊詐欺の被害を未然に防いだ朝倉雪江さん(51)、小口雅也さん(58)、金子湊生さん(17)に感謝状を贈呈した。下山署長は「皆さんの勇気ある行動に心から敬意と感謝申し上げる。これからも詐欺被害防止に協力いただきたい」と話した。

 コンビニ店員の朝倉さんは、高額のギフトカードを購入しようとした70代女性に声をかけ、詐欺被害を阻止した。朝倉さんは「うれしい反面、恥ずかしさもある」と赤面しながらも、「被害者が店内で電話をしていたので、不審に思った。私の言葉に耳を傾けてくれたこともあり、防ぐことができた」と安堵の表情を見せた。

 会社員の小口さんは、銀行で電話をしながらATMを操作をしていた70代女性が「主人に相談します」と話していることを不審に思い、声をかけた。操作を中断させた後、最寄りの交番に駆け寄り、被害を未然に防いだ。小口さんは「ニュースで見ることはあったが、自分が目の当たりにするとは。無事でよかった」と話した。

 金子さんは、コンビニでアルバイト中、70代女性から「還付金の手続きをしたい」と相談を受けた。コンビニでは還付金の手続きができないことから不審に思った金子さんは、店長と警察に相談、事なきを得た。金子さんは「店舗で日頃から詐欺防止の指導を受けていたことや、YouTubeで詐欺に関する動画を見ていたことが役に立った。今後も困ったことがあったら、声をかけたい」と微笑んだ。

『ヨコハマエスケープボーイ』を持つ川越さん

横浜舞台に小説デビュー 仲町台在住・川越さん

 仲町台在住の川越喜右衛門さん=人物風土記で紹介=がこのほど、作家デビュー。著書『ヨコハマエスケープボーイ』(文芸社)を上梓した。

 この作品は、横浜市を舞台に繰り広げられる不思議な現実と逃亡者たちのドラマが描かれている。

 定価770円。A6判、120ページ。AmazonやRakutenブックスなどインターネットから購入が可能。

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「5周年おめでとう」 センター南・駅ピアノ

 センター南駅構内に設置された「駅ピアノ」で開催されているコンサートの5周年を記念し、3月5日、コンサートと記念式典が行われた。

 式典には佐々田賢一区長や長谷川琢磨市議らが来賓として招かれた。センター南駅ピアノ運営委員会の金子進委員長はこれまでの経緯と感謝の言葉を述べた。この日にあわせ、ピアノの前には、鍵盤や音符をデザインしたフロアマットが新しく敷かれた。

 コンサートではピアニストの石塚まみさんとバイオリニストの牧千恵子さんが共演=写真。『花のワルツ』や牧さんのオリジナル『五周年おめでとう』を演奏。最後は『早春賦』を観覧者と一緒に合唱して、記念コンサートを締めくくった。

 次回のコンサートは4月2日(水)午後2時から。

賞品の一部(市提供)

デジタルで環境問題学ぶ 24日まで 市庁舎でスタンプ企画

 横浜市は市民の環境問題への関心などを高めようと、「YOKOHAMA GO GREEN デジタルスタンプラリー」を市庁舎で開催している。3月24日(月)まで。

 このスタンプラリーは、市の脱炭素応援キャラクター「バクバク」などと共に市庁舎を探検しながら、市の脱炭素施策や環境問題への取り組みを学ぶというストーリー。プラスチックごみの分別や地産地消のほか、次世代型太陽電池などの知識が得られる。AR(拡張現実)技術が駆使されており、スマートフォンから参加できる。アプリのダウンロードなどは不要。

 市庁舎1階から3階にある6カ所のスポットに設置されたパネルにスマホをタッチすると、スタンプラリーが開始。全てのスタンプを集めると、コンプリート画面からバクバクのオリジナルスマホ壁紙がもらえる。

 さらに、横浜市民はコンプリート後にアンケートに答えると、抽選でプレゼント賞品が当たる。賞品は、イーオ・ミーオエコバッグ&リフレクターセットの「イーオ・ミーオ賞」、文房具セットの「横浜農場賞」、横浜みどりアップ葉っぴー巾着&ミニタオルセットの「横浜みどりアップ葉っぴー賞」の3種類。各賞15人、計45人。応募締切りは25日(火)午前9時。

チーム学年経営のイメージ

横浜市 全市立小で教科分担制 児童と教員の交流機会増

 横浜市は2025年度から、全市立小学校(義務教育学校含む)で教科分担制の「チーム学年経営」を実施する。全国に先駆け18年度に8校で試験的に始まった取り組み。児童の学校生活への支援の充実や、教材研究の効率化による教育の質の向上が期待される。

 チーム学年経営は、学校生活における「児童の心の安定」を主題に18年度にスタートした。従来の体制では児童が学級担任以外の教員と関わる機会が少なく、「担任には言いづらい不安や悩みを抱えたまま通学するケースもあった」と市教育委員会の担当者は話す。そこで、思春期に入り他者意識も大きくなる5、6学年で、児童が複数の教員と関わる機会を増やし心の安定を図ろうと生まれたのが教科分担制だ。

 この仕組みでは、学級を持たず当該学年を統括する「チーム・マネジャー」という役職を新設し、各担任がこれまで個々で担当していた教科を分担して受け持つ。チーム・マネジャーは主にこれまで教務主任や学年主任などを担当していた教員が務める。

好事例を随時共有

 18年度に市内8校で開始し、これまで286校で実施。来年度から全339校で導入される。市教委によると、22年の調査では、学級担任とうまく関われない児童の半数以上が、他の教員との関わりで学校生活に安心感や楽しさを持てていることが分かった。また分担制による教員の負担軽減から、教材研究に充てる時間も増え、教育の質も向上。教員同士の意見交換もより活発になり、児童理解も深まったという。すでにチーム学年経営を実施している神奈川区の小学校の教諭は「教員同士でも相談がしやすく、児童のこともより見守りやすくなった。チームとして方向性をしっかり定めることが大切」と話す。

 一方で若手教員が、担当外の教科を経験する機会が減るなどの課題も挙がったが、学期や単元ごとに教科担当を入れ替えるなど、各校の状況に応じて柔軟な役割分担を導入している。細かい分担などは現場での判断となるが、市教育委員会では「各校の好事例などを随時共有しながらサポートしていきたい」とする。

横山だいすけさん

開港記念コンサート 「歌のお兄さん」が出演 6月2日、市が1千人招待

 横浜市は6月2日(月)に横浜みなとみらいホールで行う開港記念式典・記念コンサートに市内在住者ら1千人を抽選で招待することを発表した。

歴代最長9年間

 記念式典の後に行われる記念コンサートには、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」で番組歴代最長となる9年間「歌のお兄さん」を務めた横山だいすけさんと、横浜少年少女合唱団が出演する。横山さんは、国立音楽大学を卒業後、劇団四季で活躍し、現在はドラマや声優など、幅広く活動している。横浜少年少女合唱団は1965年に創立され、日本郵船氷川丸船内を拠点に活動を続けており、2017年にはNHK地域放送文化賞と横浜文化賞を受賞している。

 開式は午後2時、終了予定は4時。応募は電子申請・届出システム、FAX、往復はがきなどで4月1日(火)まで。問い合わせは式典受付窓口(平日午前10時から午後6時)【電話】045・263・6926。

賞品の一部(市提供)

デジタルで環境問題学ぶ 24日まで 市庁舎でスタンプ企画

 横浜市は市民の環境問題への関心などを高めようと、「YOKOHAMA GO GREEN デジタルスタンプラリー」を市庁舎で開催している。3月24日(月)まで。

 このスタンプラリーは、市の脱炭素応援キャラクター「バクバク」などと共に市庁舎を探検しながら、市の脱炭素施策や環境問題への取り組みを学ぶというストーリー。プラスチックごみの分別や地産地消のほか、次世代型太陽電池などの知識が得られる。AR(拡張現実)技術が駆使されており、スマートフォンから参加できる。アプリのダウンロードなどは不要。

 市庁舎1階から3階にある6カ所のスポットに設置されたパネルにスマホをタッチすると、スタンプラリーが開始。全てのスタンプを集めると、コンプリート画面からバクバクのオリジナルスマホ壁紙がもらえる。

 さらに、横浜市民はコンプリート後にアンケートに答えると、プレゼント賞品が当たる。賞品は、イーオ・ミーオエコバッグ&リフレクターセットの「イーオ・ミーオ賞」、文房具セットの「横浜農場賞」、横浜みどりアップ葉っぴー巾着&ミニタオルセットの「横浜みどりアップ葉っぴー賞」の3種類。各賞15人、計45人。

3〜5月号の表紙

文化芸術情報を一冊に 県内イベントを紹介

 神奈川県は、県内の魅力的な文化芸術イベント情報をまとめた冊子、「イベントカレンダー」の3月〜5月号をこのほど発行した。

 文化芸術の魅力で人を引き付け、地域のにぎわいをつくり出すマグネット・カルチャー(マグカル)の取組みを推進している県が発行する冊子で、毎号、県内文化施設の公演や展示情報などがカレンダー形式で紹介されている。今号の特集はピアニストで、初代マグカル大使を務める熊本マリさんのインタビューや、音楽やダンス、大道芸などが自由に発表できる空間「マグカル解放区」を紹介。チケットが当たるプレゼントも実施している。冊子は県内各文化施設や一部の商業施設、自治体等で無料で受け取ることができる。

ネモフィラ眺めて一句 4月12日 鍛冶橋付近で

 早渕川・老馬谷ガーデンと中川緑と水と歴史をつなぐ会の共催で「ネモフィラ祭」が4月12日(土)、同ガーデン(中川3丁目・鍛冶橋付近)で開催される。午前10時から午後2時。雨天の場合、13日(日)に延期。

 ネモフィラを愛でながら、新しく工事した緑化スペースの披露目、好きな絵本を紹介するお話会、「早渕川」がお題の句会などを楽しめる。

 お話会は午前11時から。花鳥虫月関連の絵本持参。句会は午後1時から。ともに敷物持参。

 (問)【電話】090・7275・1361(同ガーデン・塩入廣中会長)

 

 

2024年大会のスタート時の様子

「横浜マラソン2025」4月9日受付開始 フル化10周年、新種目「湾岸ハイウェイラン」も

 10月26日(日)に行われる「横浜マラソン2025」のエントリー受付が4月9日(水)に始まる。

 横浜マラソンは2015年にそれまでのハーフマラソンをフルマラソン化し、今年で10周年を迎える。今回はフルマラソン、ペアリレー(約21.8km)、みなとみらい7kmラン、ファンラン(約2.7km)に加え、主に首都高速道路を走る「湾岸ハイウェイラン」(約21.8km)を新設した。

 フルマラソンでは女性ランナー優先枠(6千人)、横浜市民枠(2千人)、神奈川県民枠(1千人)と一般枠(1万600人)など合計2万2300人の枠を用意。優先枠、一般枠の参加費は1万8500円。申し込みはインターネットで受け付ける。

 詳細は公式サイトまたは横浜マラソン組織委員会事務局【電話】045・651・0666。

他拠点に向け、事業報告する部員たち

横浜JV(ジュニアビレッジ)「根っこ塾」 1年間の成果を報告

 グローカルデザインスクール株式会社(静岡県・大竹千広代表取締役)が企画・運営する「ジュニアビレッジ」の事業報告会が3月16日に開かれ、中川の木風心風堂を拠点に活動する、「横浜ジュニアビレッジ『根っこ塾』」の部員11人が今年度の活動を報告した。

 ジュニアビレッジは、小中学生が農作物の栽培や特産品の開発・販売を通して地域課題に挑むプロジェクト。横浜のほか、浜松市(静岡県)や和泉市(大阪府)など、10カ所で同様の活動が行われている。

 事業報告会では、各拠点の部員らがオンラインで集まった。根っこ塾は、自身らで開発した特産品「たまねぎドレッシング」の改良や販売会の実施、野菜の栽培などから得た成果を報告した。

 根っこ塾で「社長」を務める山本晴さん(14)は「みんなうまく発表できていて、とても良かった」と部員らを称えた。同じく「社長」の大下万里依さん(13)は「昨年よりパワーアップした」と実感しつつ、「他の発表を聞いて『こうすべきだった』と改善点も見つかった。来年度に活かしたい」と前を向いた。

 大竹代表は「シナリオや資料作り、役割分担など、全て自分たちで準備してもらった。昨年度と比べて、成長を感じた」とうれしそうに語った。

 

都筑区から5人が受賞 商議所の優良産業人表彰

 横浜商工会議所は、永年勤続や優秀な功績を讃え、「優良産業人」として、会員企業の事業主と従業員を表彰している。69回目を迎える今年度は、事業主4人と従業員97人を表彰。都筑区からは、事業主1人と従業員4人が受賞した。

 受賞者は以下の通り(敬称略、カッコ内は事業所名)。

【事業主の部】児玉崇(今井工業株式会社) 【従業員の部】木村みどり(株式会社サカタのタネ)、相澤淳也(日本郵便株式会社横浜桜並木郵便局)、中山勉、幸村真由美(以上、株式会社スリーハイ)

横浜市役所(資料写真)

横浜市内30代女性がはしか感染

 横浜市は3月13日、市内の30代女性がはしかに感染したと発表した。

 発表によると、女性は6日に発熱し、10日に発疹が出現。12日に医療機関ではしかと診断され、13日に市衛生研究所の遺伝子検査で陽性が確定した。

 感染可能期間中の6日、市営バス326系統(午前8時12分神明社入口乗車→8時21分片倉町駅前下車)と36系統(午前9時30分〜10時10分頃片倉町駅前乗車→神明社入口下車)を利用していた。市保健所は、同じ時間帯にこれらのバスを利用し、10日前後経ってからはしかを疑う症状が現れた場合、事前に医療機関へ連絡した上で受診するよう呼びかけている。

 女性に予防接種歴はない。今年2月以降、市内ではしかの感染確認が相次いでいる。

 はしかは空気感染、飛沫感染、接触感染するウイルス性疾患で、感染力が非常に強い。感染すると10〜12日間の潜伏期間を経て、風邪のような症状から39度以上の高熱と全身の発疹へと進行する。市は、はしかの予防には2回のワクチン接種が有効であり、接種歴が不明または1回のみの場合はワクチン接種をするよう勧めている。

 夜間・休日の医療機関案内は、かながわ救急相談センター(♯7119)(直通ダイヤルの場合は【電話】045-232-7119または【電話】045-523-7119)へ(24時間、年中無休)。

日頃の成果を試す 健康麻雀大会

 中川西地区センター(中川2の8の1)で3月30日(日)、健康麻雀大会が開催される。午前9時15分から午後3時。

 同センターの自主事業で今回で4回目。日本健康麻将協会全国オープン戦ルールに準拠。全員に参加賞、1〜3位に賞品あり。定員は先着28人。参加費は1000円。参加希望者は同センターへ直接または【電話】045・912・6973、メールnakanishi@tsuzuki-koryu.orgで。問合せも同センターへ。

かるたで防災学ぶ 29日 勝田小CH(コミュニティハウス)で

 遊びながら学べる「防災かるた大会」が3月29日(土)、勝田小学校コミュニティハウス(勝田町348の2)で開催される。午前10時から正午。

 「ひとりでいる時に地震が起きたらどうする」や「どんなものを備えておけばよいか」など、防災知識をかるたで遊びながら学ぶことができる。かるたの札をたくさん取った参加者には賞品も。

 参加無料で、誰でも参加可能。事前申込制。

 申込み・問合せは、同ハウス【電話】045・592・1877へ。

3月17日「2025国際女性デー in 横浜」、住まいテーマに市民と考える 市庁舎1階でイベント

 女性の住まいに関する課題をテーマにしたイベント「2025国際女性デー in 横浜」が3月17日(月)正午から横浜市庁舎1階アトリウムで行われる。3月8日の「国際女性デー」に合わせた企画で、主催は「2025国際女性デー in横浜」実行委員会。横浜市男女共同参画推進協会、横浜市、横浜市会女性議員有志が共催。

 イベントは4部構成。正午からの第1部では開会式と女性議員によるトーク、午後0時40分からの第2部では、後藤晃さんによるフラメンコギターや東京パラリンピック開会式で演奏した岩崎花奈絵さんらによるコンサートが行われる。

 第3部は午後3時から「誰もが住みやすい都市・横浜の実現に向けて〜女性の住まいの困難を考える」と題した基調講演とパネルディスカッションを実施する。認定NPO法人女性と子ども支援センター「ウィメンズネット・こうべ」代表理事の正井禮子さんが「ハウジングファーストから始まる女性の回復支援〜夢を実現!六甲ウィメンズハウス誕生」について講演する。続くパネルディスカッションでは、NPO法人全国ひとり親居住支援機構代表理事の秋山怜史さん、瀬谷区を拠点に活動する認定NPO法人さくらんぼ理事の坂本左織さんが母子ハウスや若年女性の居住支援について報告する。

 第3部終了後にはミモザの苗木が配布され、午後5時30分からは第4部は女性ジャズユニット「Sonance」の演奏が予定されている。

 参加無料。申込不要。当日は各種販売ブースも出展される。

マイスターを紹介する動画もある

熟練技能者「横浜マイスター」を募集

 横浜市は優れた技能を持つ職人を市が認定する「横浜マイスター」の募集を開始した。横浜マイスター制度は1996年度から始まり、これまでに71人が選ばれている。

 対象は、手作業か手作業で制御する機械によってものづくりやサービスを提供する職種。応募には市内在住で15年以上の実務経験があり、その職種で生計を立てていることが条件。技能検定1級や公的資格の保有、各種コンクールでの入賞実績など卓越した技能を持ち、後進の育成や技能振興に意欲があることも要件となっている。

 近年では建具製作、鉄道模型製作、美容師、活字鋳造、表装(壁装)などの職種がマイスターに選ばれている。

3月18日から説明会

 募集説明会は3月18日から28日まで(土日祝除く)横浜市役所で開催。マイスターへの応募は4月1日から18日まで。選定は書類選考、実地調査を経て最終選考が行われる。選ばれた横浜マイスターは技能伝承や体験教室、講演などを通じて手仕事の大切さを広める活動を行う。

 詳細は市のサイトで確認できる。問い合わせは経済局雇用労働課【電話】045・671・4098。

ムジカ・パストラーレ 音楽のアラカルトを堪能 4月20日、青葉公会堂

 都筑区内を中心に活動するオーケストラ「ムジカ・パストラーレ」のカジュアルコンサート2025が4月20日(日)、青葉公会堂で開催される。午後2時開演。

 指揮は直井大輔さん。演奏曲はモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、エルガーの「威風堂々」他。ゲスト出演のマーティバレエダンサーズがワルツ「春の声」にのせバレエを披露する。

 入場無料。全席自由。当日満席になり次第入場締切り。

 問合せは大杉さん【携帯電話】080・3455・6255。

ランドセルカバーと啓発品を受け取った三橋校長(中央左)

都筑区役所・交通安全協会 ランドセルカバーを寄贈 新1年生1804人分

 都筑区役所(佐々田賢一区長)と都筑交通安全協会(加藤恒雄会長)が3月11日、区内全小学校の新入生1804人分のランドセルカバーと記念品を寄贈した。贈呈式では、全小学校を代表して都田西小学校の三橋淳子校長がカバーと記念品を受け取った。

 この取組は、4月に入学する児童らが「安全に登下校できるように」と毎年行われているもの。三橋校長は「カバーをもらうことで、児童たちの交通安全意識も高まると思う。黄色で目立つので、事故抑止にもつながるのでは」と話した。

 

主演を務める森下洋子さん

休館前の県民ホールで松山バレエ団が「新『白鳥の湖』」 3月29日、森下洋子さん主演

 建て替えのために4月から休館する神奈川県民ホール=中区山下町=で3月29日(土)、松山バレエ団が「新『白鳥の湖』」全幕を上演する。

 松山バレエ団は世界的バレリーナの森下洋子さんが団長を務める。県民ホールでは、開館翌年の1976年からこれまで「くるみ割り人形」や「ロミオとジュリエット」など、74公演を行ってきた。

 新「白鳥の湖」は、1994年に松山バレエ団総代表の清水哲太郎さんが新演出、振付をして初演した作品。主演を務める森下さんは、昨年秋に旭日重光章を受章するなど、第一線で活躍を続ける。公演を前に「今、世界中で戦争や災害など、困難な状況が多々起こっていますが、人は美しい未来を描き出すことができる、そのもととなる根源的な魂の美を多くの方が信じることができるよう、全身で命の輝きを奏でたく思います」とコメントしている。

 午後3時30分開演。チケットは学生2千円、一般5千円から各種。問い合わせは松山バレエ団【電話】03・3408・7939。

初期消火器具で放水する参加者

「いざ」に備え、研修会 約50人が初期消火体験

 都筑消防署で3月8日、初期消火器具の取り扱いに関する研修会が行われた。

 研修会は「春季全国火災予防運動」に合わせて実施されたもの。同署員や消防団員のほか、自治会員、サレジオ学院中学校・高等学校のジャグリング部に所属する生徒ら、合計約50人が参加した。

 参加者らは、初期消火器具の使用方法について説明を受けた後、放水を体験。同校の宮崎尋斗さん(高校1年)は「想像より簡単に放水できた。有事の際はできる範囲で消火活動に協力したい」と振り返った。

 研修会の最後には、同校の生徒らが、ジャグリングの演技を披露。技が成功すると、拍手が沸き起こった。

「つづきたいちゃん」がステージを盛り上げる

パーティーで親睦深める 川和のさと公園で初開催

 街とつながる「川和のさとパーティー」が3月8日、川和のさと公園で開催された。

 「川和町の街を元気に、暮らす街が好きになる」をテーマに初開催。マルシェやワークショップが出店したほか、川和中学校吹奏楽部の演奏や謎解きゲームなどが行われた。また、区商店街連合会公式キャラクター「つづきたいちゃん」やごみ清掃員でお笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一さんなど、ゲストが会場を盛り上げた。

 同パーティーを主催した、川和のさと公園愛護会の上村博一さんは「川和には大きなマンションが建ち始めている。地域住民とマンションに転居してきた人たちが繋がれる場になれば」と笑顔で話した。