小田原・箱根・湯河原・真鶴版【5月10日(土)号】
情報センターに移転した健康こども課と保険福祉課

真鶴町 役場一部移転から1カ月 町長「27年の完了目指す」

 真鶴町が町役場庁舎(真鶴町岩)の移転で、4月1日に健康こども課と保険福祉課の一部を第1弾として情報センター真鶴(庁舎から約500m)に移転してから1カ月が経過した。小林伸行町長は本紙の取材に応じ、2027年に役場移転完了を目指す考えをあらためて示した。

 現在の庁舎は1971年に建設。老朽化が進んでいるほか、エレベーターやスロープといったバリアフリー化も不十分であったが、人口減少や産業衰退などの影響、国や県からの補助金が見込めず、財政的に建て替えが難しい状況だった。そこで町は、町民の活動施設である情報センターへの移転を2024年7月に示した。議員への説明では否定的な意見もあったというが、小林町長は「災害時に役場が機能しなくなると支障をきたす。早急に取り組む必要があると判断した」と語った。

 情報センターは04年建設の地上3階、地下1階建て。多目的スタジオや映像ホール、会議室、3階には図書館などを備えている。

 今回は移転方針の第1弾として、町民の利用が多い健康こども課と保険福祉課の地域包括支援センターの機能を2階に移転させた。今年度中には、保健センターで実施している一時預かり事業や子育てサロンも移し、「こども家庭センター」として開設する予定。また27年までにその他の機能は、情報センターと町民センターへの分散移転を目指すとしている。

 移転後の現在の庁舎敷地の活用については、町営住宅などの整備を検討しているという。小林町長は「近年は移住希望者が増えている。また高齢者の一人暮らしには不便も多く、町の中心部にある現庁舎敷地は、病院や介護施設が近く、安心して暮らせる環境。町民の満足にもつなげられると思っている」と話した。

 移転から1カ月が経ち、健康こども課の職員は「これまでは人の出入りが多い中で相談対応をしていたが、移転後は町民の方も安心して相談していただいている印象がある」と話した。町民からは「役場がきれいになるのは良いこと」と歓迎する声がある一方で、移転を知らない町民は「車を持たない高齢者には役場からの移動が負担になるので、もっと周知してほしい」との意見も聞かれた。

 小林町長は「今後の移転については広報や3カ月に1回開催しているまなづる株主ミーティングなどで、随時周知していく」と話した。

リニューアルした構内服(中央は山口工場長)

日本新薬小田原工場 構内服、統一デザインに DE&I推進、約20年ぶり一新

 日本新薬株式会社小田原総合製剤工場(小田原市桑原)がダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)の推進を目的に、4月1日から構内服を男女を問わず統一したデザインに一新した。

 DE&Iとは多様性、公平性、包括性を示し、性別や障害の有無、価値観などに捉われず互いを尊重し、個性を発揮しながら活躍できる環境の実現を目指す考え方。経営戦略の一つとして、人材活用の方針にDE&Iを取り入れる企業が増えている。

 同工場ではこれまで、デザインや色、機能が異なる男女別の構内服を使用。3年ほど前からどちらも自由に選べるようにしたが、DE&Iの推進を目的に今回、20年以上使用していた服をリニューアルし、統一デザイン服の導入を決めた。

 新しい構内服は、「女性用は薄い色なので突然の生理時に困る」というこれまでの不安の声にも配慮し、濃紺にした。女性従業員の一人は「女性用はポケットが少なくて不便だったが、大幅に増えたので使いやすくなった」と話す。山口徹工場長は「ジェンダーレスを改めて意識する機会になった。また新デザインはコーポレートカラーの濃紺に近づけており、従業員の一体感を醸成できれば」と期待する。

小田原支援学校へ寄付

 さらに障害者や学生の成長への支援を目指し、これまで使用していた旧構内服のうち約100着を、職業体験の受け入れ等でつながりのある小田原支援学校へ寄付することが決まった。同校は農作業や清掃作業の実習を行っており、活動中はジャージや体操服を使用している。

 同校は作業服として活用予定で、担当者は「作業服を着用して実習を行うことで、職場で働くイメージにつながり、気持ちのメリハリもつきやすくなるのでありがたい」と述べた。

小田原箱根商工会議所青年部(YEG)2025年度会長に就任した 稲葉 潤さん 箱根町湯本在住 38歳

変化や楽しさ、Tryから

 ○…小田原箱根商工会議所青年部(YEG)で、歴代最年少の会長として襷を受けた。3年間の副会長職などを経て、「さまざまな会長を見てきて、打診があれば受けよう」と決意は固まっていた。YEG事業で奮闘する仲間をうれしそうに見つめるトップの姿に憧れつつも「時代が変わる中、同じことをやっていたら組織は衰退する。先輩同様に、YEGをさらに良くしていきたい」。

 ○…箱根での小中学生時代には弱い子をからかう同級生に意見し、苦手だったサッカー部では周囲から退部を勧められても3年間やり通すなど、意志の強さが持ち味。その一方、父親の設備会社を20代半ばに継ぎ、経営改革を一人で進めて反発を招いた苦い経験も。「業績は上がっても社員との関係が悪化して最後は反旗を翻されました。コミュニケーションの大切さを学びました」。関係を再構築し、今では下の名前で呼ばれる関係に「居心地や風通しの良さも時には必要」と笑う。

 ○…迷走していた時期に門を叩いたのがYEGだった。経営者の仲間ができ、業務の進め方や社会での作法も吸収。趣味だったTVゲームから少し距離を置き、外に出て視界が開けた。現在は妻と3人の子どもとの時間や昨秋から始めたゴルフで気持ちを和らげる。「YEGでギアを上げるので、会社や家ではリラックスしています」

 ○…今年のスローガンに「Try(トライ)」の一言を採用した。「YEG活動に参加してみる、自分磨きや組織運営を考えるなど、メンバーは自分なりの目標を見つけてほしい」。変革への思いや疑問を念頭に、「仲間と目標へ進む楽しさが伝われば。それが地域や自分のためにもなる」。青年経済人の役割と個のブラッシュアップを追及する挑戦の1年を駆け抜ける。

一箱本棚オーナー募集 小田原市中央図書館で

 小田原市中央図書館は、利用者が薦める本をポップと飾る「一箱本棚」のオーナーを募集している。詳細・申し込みは市HPを確認。

 問い合わせは、同図書館【電話】0465・49・7800。

完成したドーナツ(上)とお披露目会の様子

第3弾はウメのドーナツ 山崎製パンとJA、市が開発

 山崎製パン(株)とJAかながわ西湘、小田原市の若手による「3者連携プロジェクトチーム」が、市の特産品のウメを使った「梅ジャム&ミルクホイップツイストドーナツ」を開発した。

 市農産物の利用拡大とPRを目的としており、2023年の「梅ジャムデニッシュ」「みかんホイップクリームパン」に続く第3弾。メンバーは山崎製パンの建部瑠花さん、JAかながわ西湘の中野咲彩さん、市農政課の小野杏里紗さんの3人で、昨年3月から試作を開始。曽我梅林を中心に収穫されたウメのピューレ入りジャムとミルクホイップを一緒にツイストドーナツにサンドした一品ができあがった。4月28日には小田原市役所でお披露目会が行われた。

 3人は「トレンドを意識しつつ懐かしさも感じる商品に仕上げた。小田原の魅力を存分に味わってほしい」と話す。

 販売は5月31日(土)までの期間限定。小田原市を中心に関東エリアのヤマザキ商品を扱うスーパーや、朝ドレファ〜ミ♪等で販売している。

玉川太福さんが浪曲化した『男はつらいよ』を披露

浪曲で「寅さん」 5月18日 三の丸ホールで

 「玉川太福 おだわら浪曲会」が5月18日(日)、小田原三の丸ホール小ホールで開催される。午後1時15分開場、2時開演。

 三味線を伴奏に、物語を独特な節と啖呵で表現する浪曲。演芸界で注目を集める玉川太福さんが、全作浪曲化に取り組む人気演目「浪曲寅さん『男はつらいよ』」を披露する。表情や声色でさまざまな登場人物を巧みに演じ分ける。

 そのほか小田原ならではの新作演目も予定。ゲストは女流浪曲師・東家三可子さん。

 全席自由で3000円、ペア料金5500円(窓口購入前売のみ)。未就学児は入場不可。チケットは三の丸ホールのWEB予約または窓口、金太郎みらいホール窓口、平井書店などで販売している。

 問い合わせは、会場【電話】0465・20・4152(三の丸ホール)、おだわら浪曲会【電話】080・3419・1509(池田さん)。

喜楽家笑助さん(提供)

初夏に寄席楽しむ 菜の花ムーンカフェで

 小田原地下街・ハルネ小田原の「菜の花ムーンカフェ」で5月24日(土)、「第5回菜の花寄席」が行われる。

 初夏のひと時を寄席で楽しむ―。今回も箱根町の湯本富士屋ホテル元総支配人、喜楽家笑助さんと新陽冷熱工業(株)代表取締役のえこ家でん助さんが登壇する。

 午後5時45分開場で6時開演。木戸銭1500円(コーヒーとおまんじゅう付)。チケットの購入、問い合わせは菜の花暮らしの道具店(ハルネ小田原内)【電話】0465・22・2923へ。

 またチケットを読者3人にプレゼント。希望者は住所、氏名、年齢、【電話】、紙面の感想を記入してはがきで応募。5月15日(木)必着。応募多数の場合は抽選。当選者の発表は発送に代える。〒250─0042小田原市荻窪306タウンニュース「寄席」係。

小田原支援センターに入所した小村さん(中央左)

小田原支援センター入所式 新たな門出を祝う 湯河原町小村さんを迎え

 障害者の自立や社会参加の支援活動を行う社会福祉法人小田原支援センター(望月衛理事長)が4月11日、市内の網一色公民館で入所式を行った。

 今回新しく同センターに入所したのは小村彩耶加さん(19・湯河原町在住)。小村さんは、昨年に県立小田原支援学校の実習先として、同センターが運営する「パン工房イースト」で働き、パン作りに興味を持ち入所を決めた。小村さんは「一緒に協力し、支え合ったりしていきましょう。よろしくお願いします」とあいさつした。

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挨拶する倉田雅史ガバナー

小田原で地区年次大会 ライオンズ330-B地区

 神奈川、山梨の両県と伊豆大島を管轄するライオンズクラブ国際協会330―B地区(倉田雅史ガバナー・小田原白梅ライオンズクラブ)が4月26日、小田原三の丸ホールで「第71回地区年次大会」を開催した。

 式典には来賓として、加藤憲一小田原市長や黒岩祐治神奈川県知事、牧島かれん衆議院議員らが招かれたほか、各地区で奉仕に日々取り組むライオンズクラブ関係者1千人以上が席を埋めた。

 大会会長として壇上に立った倉田ガバナーは「この大会で終わりではなく、フィリピンでの小学校建設事業なども控えている。大会テーマである一円融合や、ライオンズクラブの魅力を発信していきたい」と引き続き協力を呼び掛けた。

 式典では今期の活動がスライド上映されたほか、年次報告や県や市へSDGs、青少年育成に向けた寄付などが発表された。

ギネス世界記録の認定証と杵屋響泉さん(3月20日撮影・和久さん提供)

長唄三味線奏者 杵屋響泉さん ギネス世界記録に認定

 小田原市在住の長唄三味線奏者、杵屋響泉(きょうせん)さん(110)が先ごろ、「デビューアルバムをリリースした最高齢の女性」としてギネス世界記録に認定された。

 杵屋さんは、2019年に104歳160日でデビューアルバム『一〇五』をリリース。早逝した父、五世杵屋勘五郎が作曲した楽曲などを収録している。

 孫の杵屋和久さんによると、アルバム制作の打診があった際、響泉さんは「新しいことに挑戦してみよう」と決断。録音時は音が壁に吸い取られて手ごたえがなく、「お客様の息遣いも感じられず、どなたに向かって弾くのかと戸惑いがあった」という。完成後は、「長唄をご存じない方にも、興味を持っていただくきっかけになったらうれしうございます」と話していたそうだ。

 今回認定の話を聞いた際、響泉さんは驚きながら「ありがたいねぇ。健康でここまで長くさせていただいたおかげかしら」と感想を述べていたという。

傘焼きまつりのチラシ

故事伝える「傘焼きまつり」 5月17日 下中座の人形芝居も

 かながわのまつり50選のひとつ「曽我の傘焼きまつり」(主催/曽我兄弟遺跡保存会)が5月17日(土)、梅の里センター(JR御殿場線下曽我駅前)、市民集会施設ふれあいの郷ほかで開催される。

 日本三大仇討ちの一つ『曽我物語』の曽我十郎・五郎兄弟が、父の仇を討つ際に傘を燃やして松明にしたという故事にちなんだ祭り。

 梅の里センターでは、午後1時から開会式、1時30分から下曽我小学校児童の劇「曽我兄弟物語」、2時から龍珠山瑞雲寺住職の講演「曽我兄弟と武田信玄」が行われる。しもそが五郎十郎朝市会による出店も予定されている。

 傘焼き神事では、7時20分から児童が火の点いた松明を宗我神社から同センター駐車場へ運び、願いを書き入れた傘を焚き上げる。荒天中止。

 ふれあいの郷では午後4時から、国指定重要無形民俗文化財の相模人形芝居下中座が『曽我物語 十郎五郎出立の段』を上演する。観覧無料、事前申込制で定員になり次第締切。申し込みは事務局佐宗さん【電話】090・2465・1274または【メール】m.saso@cure.ocn.ne.jp。

 行事の問い合わせは同保存会・久保寺公雄会長【電話】090・7633・0773。

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アジサイの手入れをするライオンズメンバーと箱根恵明学園の児童

箱根ライオンズクラブ 恵明学園とアジサイ手入れ 環境保全を目的に30年

 箱根ライオンズクラブ(杉山隆寛会長)と箱根恵明学園の児童生徒と職員約40人が4月10日、宮城野の早川河岸でアジサイの手入れを行った。

 作業は約1時間にわたり、参加者たちは咲き終わった花の切り取りや剪定を行った。

 このアジサイは30年前に同ライオンズクラブが植えたもので、以来、恵明学園と協力して手入れを続けている。初夏には河岸に列をなして咲き、宮城野の風物詩となっている。

 杉山会長は「これからも環境保全の大切さと関わることの喜びを一緒に共有できたら」と話した。

企画・広報委員会の4人

小田原市シルバー人材センター 会員4人が冊子制作 「つながる」テーマに魅力訴求

 小田原市シルバー人材センターがこのほど、仕事や地域とのつながりをテーマにしたリーフレットを発行した。

 未入会の高齢者に向けて、働くことを通じた健康づくりや仲間づくりの楽しさを伝える内容で、会員のインタビューや活動の様子を掲載。また、ボランティアやサークル活動についても紹介している。制作にあたったのは企画・広報委員会の4人の会員で、委員長の寺内征一さん(79)は「多くの方にシルバー人材センターの魅力を知ってもらえたら」と話した。

 リーフレットは小田原市生きがいふれあいセンターいそしぎや同シルバー人材センターに置かれている。(問)0465・49・2333
加藤市長(中央)と新年度役員

小田原箱根YEG 新体制で市長を表敬

 小田原箱根商工会議所青年部(小田原箱根YEG)の2025年度役員が4月22日、小田原市の加藤憲一市長を表敬訪問した。

 今年度の稲葉潤会長=人物風土記で紹介=は加藤市長に事業の報告やスローガン「Try!〜進化を恐れず、真価を発揮〜」に込めた考えなどを報告。「メンバーに挑戦する意識を持ってもらい、トライ&エラーによる成長に取り組みたい。良質なエラーから学ぶことが大切」と話した。

 迎えた加藤市長は、30歳代の頃からYEGにけん引されてきたと振り返り、「地域の難しい課題は行政だけでなく、同じ思いで対応し、進んでいく必要がある。YEGと折に触れ、考えを共有していきたい。まちづくりの主役だと思っていただき、市も提言や挑戦を受け止めていきたい」と期待を語った。

 小田原箱根YEGの主な役員人事は次の通り(敬称略。◎は委員長、○は副委員長)。【会長】稲葉潤【直前会長兼相談役】菊川鉄也【専務理事兼筆頭副会長】椎野託実、【副会長】後藤健太郎、池田大樹、國安則至、渡辺大介、澤田勇太【総務委員会】◎牧野慎一郎、〇黒須大、○島田武典【GROW交流委員会】◎高田海樹、○米澤和彦、○脇寛和【みらい学び委員会】◎津川直樹、○岩瀬忠輔、○土屋彩乃、○野澤昌直、○山口憲太【地域の未来創造委員会】◎濱野和裕也、〇石綿秀規、○中島正裕、○村井田裕之【拡信委員会】◎森岡瞳、○市川充宏、○瀬戸広太、〇橘充【渉外委員会】◎金井大典、○戎谷優、○神尾繁昌、○関野惠介、〇堀内とも子【監事】小関康一、佐藤充

来場を呼び掛ける会員たち

三の丸ホールで刻字展 愛好者の団体 体験教室も

 開成游刻会による刻字展が5月10日(土)から15日(木)まで小田原三の丸ホール(小田原市本町1の7の50)展示室で開かれる。午前10時から午後5時(最終日は4時)。

 同会によれば刻字は書の仲間で、板に字を彫って絵の具や金箔・銀箔などで着色した作品のこと。書く楽しさ、彫る楽しさに加え、立体的でカラフルに表現できるのが魅力だ。

 趣味の会である同会には開成町のほか近隣市町などの7人が在籍。主に開成町民センターで活動している。今回は大小合わせて約30点を展示予定で、一番大きなものは150cm×50cmほどになるという。

 期間中の土日には、刻字の楽しさにふれてもらおうと、ハガキ大の彩玉ボード使った刻字体験教室(1枚200円)も企画している。会員たちは「作品一つひとつに個性があります。表札づくりなどにも使える技術です。ぜひ会場でいろいろな表現を楽しんでほしい」と話している。

報徳テーマに講演  小田原史談会70周年記念

 小田原史談会が5月18日(日)、おだわら市民交流センターUMECOで70周年総会講演「小田原の人たちと現代の報徳を語る」を開催する。

 70周年の節目を飾る今回の講演は大日本報徳社社長で東京学芸大学の元学長、鷲山恭彦氏を講師に招き「個人と社会を豊かに繋ぐ―新しいコミュニティーを求めて―」をテーマに行われる。

 午後2時〜4時、申し込み先着順100人。参加費500円。申し込みは同会HP「お問合せ」から(氏名、メールアドレス、「史談会総会講演参加希望」と入力し送信)。また電話でも受付(【電話】0465・43・9803/諸星さん、【電話】090・5566・6969/青木さん)。

選考合宿に参加した茂田さん

タナカ卓球 茂田さん U-8日本代表選出 ライバルとの再戦制す

 小田原市矢作の卓球クラブ「タナカ卓球」に通う茂田悠稀さん(平塚市神田小2年)がこのほど福岡県で行われた日本代表の選考合宿に参加し、U―8日本代表に選出された。

 選考合宿には全国から14人が参加。リーグ戦と学力テスト、体力測定の3種目の結果から2人が選ばれる方式で行われた。茂田さんは昨年12月の選考合宿にも参加するも、最後の試合で惜敗。悔しさを胸に今回の合宿に向けてトレーニングを積んできた。

 学力テストで1位、体力テストでは6位となった茂田さん。リーグ戦では、3連勝と好スタートを切るも、その後2連敗。高岩真志コーチとのミーティングで勝ちへの思いを再確認し、その後の試合では連勝を重ねた。10勝2敗で迎えた最終戦では、12月の選考合宿の最終試合で敗れた相手と再び対戦した。前回苦戦した相手サーブに対し、レシーブを返し、鋭いフォアハンドも決めるなど接戦を制し勝利。3種目の結果から代表に選ばれた。

 今後は、9月と来年3月に行われる合宿に参加し、日本代表コーチの指導を受ける。今後について茂田さんは「ライバルたちに大会で負けないように頑張る」と意気込みを語り、7月に行われる全日本選手権バンビの部で、昨年のベスト32を超える成績を目指す。

コンサートのチラシ

酒匂ジョイフルクワイヤー 3年越しの周年コンサート 5月25日、三の丸ホール

 小田原市を拠点に活動する酒匂ジョイフルクワイヤーの10周年コンサートが5月25日(日)、小田原三の丸ホールで開催される。入場無料で午後2時開場、2時30分開演。

 酒匂ジョイフルクワイヤーは2012年に結成、現在は43人のメンバーが所属している。コロナ禍で延期となっていた記念コンサートが3年越しで実現した。

 当日はゴスペルの名曲「You Raise Me up」や「Hail Holy Queen」のほか、「糸」、「ハピネス」などのJPOPも披露する予定。

 講師の柏木悦子さんは、「メンバーの元気と笑顔で来場いただいた方に『酒ジョイパワー』をお届けできたら」と話した。

 (問)酒匂ジョイフルクワイヤー・柏木さん【電話】090・8942・7155、【メール】sakawajoyful@gmail.com

華やかな寄木プレートで提供

寄木とスイーツのコラボ 箱根のプリンス4施設で

 箱根にあるプリンスホテルの4施設が5月1日からスイーツイベント「箱根寄木細工と紡ぐスイーツめぐり」を開催している。1926年創業の「露木木工所」(小田原市)とのコラボ企画で、8種類の木材を使った特製寄木プレートを使用して、個性豊かなスイーツを提供する。期間は6月30日(月)まで。

 ザ・プリンス 箱根芦ノ湖、絶景日帰り温泉 龍宮殿本館、箱根仙石原プリンスホテル、箱根湯の花プリンスホテルの4施設で開催。箱根寄木細工グッズをプレゼントするスタンプラリー企画も実施。詳細は公式サイト。

中学生沖縄派遣者を募集 5月30日まで

 小田原市は戦後80年を迎えるにあたり、沖縄で戦争の悲惨さや命の大切さを学ぶ中学生を募集している。期間は8月5日(火)〜7日(木)。

 対象は市内在住の中学生25人。事前・事後学習、成果発表会あり。申し込みは5月30日(金)までに市総務課に電話。

 申し込みや問い合わせは、同課【電話】0465・33・1291。

事故防止を呼びかけ 春の交通安全運動

 春の全国交通安全運動(4月6日から15日)に合わせて、小田原市交通安全対策協議会が4月10日の「交通事故死ゼロを目指す日」に、小田原駅東西自由連絡通路・アークロードで交通安全キャンペーンを行った。

 同会会長の加藤憲一小田原市長は関係者に交通安全への尽力に感謝し、「春は人の動きが活発になる時期。交通安全を守っていただくようお伝えしていきたい」とあいさつした。

 この日は松本光好小田原警察署長や交通安全団体など約40人が参加し、駅利用者に交通安全を啓発するチラシやポケットティッシュを配った。

 松本署長は「4月は子どもに関する事故が増加する。1件でも事故を減らせるように取り組みたい」と話した。

第41回陶芸展 三の丸ホールで 力作ずらり500点

 小田原陶芸同好会(林隆一会長)主催の「第41回陶芸展」が5月16日(金)から18日(日)まで、小田原三の丸ホール展示室で開催される。午前9時から午後5時(初日は正午から、最終日は午後4時まで)。

 会場では約60人の会員による作品が展示される。(問)林【電話】090・2653・0105。

忍者殺陣アクションに挑戦

小田原市観光協会 「風魔忍者」新メンバー募集 殺陣アクション演者講座

 小田原市観光協会では、「風魔忍者殺陣アクション演者養成講座」(全24回予定)の受講生を募集している。応募締切は5月28日(水)。

 小田原ゆかりの「風魔忍者」をコンセプトとした殺陣アクションを基礎から学び、ステージショー、プロモーションなどで活動する。

 活動は土日祝が中心。基本は無報酬、但しプロやセミプロなど高度な殺陣スキルを持ち即戦力として活躍できる人はショー等出演時に報酬が発生する。

 武道、体操、アクロバットなどの経験者、その他スポーツ経験者、本気で殺陣アクションに挑戦したい未経験者。演劇経験者や、曲芸・手品など忍者アクションに応用できるスキルがある人も歓迎。

 【応募要件】▽18歳〜40歳(2025年6月1日現在)、▽殺陣アクションなどの激しい運動が可能、▽稽古に20回以上参加できる(稽古場所・JR鴨宮駅徒歩圏内、主に土曜日)、▽外国籍の人は日本語でコミュニケーションできる、▽入会後にアクションショー、イベント、忍者体験などに忍者衣装(貸出あり)で継続して参加できる、▽入会後にメディアへの露出(覆面着用可)が可能、▽入会後連絡用にLINEが使用可能、▽協調性をもって素直に楽しく参加できる、▽性別不問。

 参加費1万5千円(保険料別途1850円)。申し込みは風魔忍者公式ホームページ(https://odawara-fumaninja.com/)内の応募フォームから。

 1次審査(書類選考)/5月30日(金)午後5時までにメールで通知(合格者のみ)。2次審査/6月8日(日)午前10時から面接と簡単な実技など。

 問い合わせは同協会【電話】0465・20・4192。

ほいけんた&ミラクルひかる 大爆笑のものまねを生ステージで 6月7日(土)、小田原三の丸ホール

 今大人気のものまねスターが競演する、お笑いライブが6月7日(土)に小田原三の丸ホールで開催される。開演午後2時。

 出演者のほいけんたさんは、テレビ番組「千鳥の鬼レンチャン」でのクセの強い歌まねで大ブレイク中。「からだぐうぅー」をぜひ、生で体験してみては、明石家さんま・郷ひろみ・吉幾三などのものまねのほか、生ステージでの軽妙なトークとパフォーマンスをぜひ。ミラクルひかるさんは「歌まね」「しゃべりまね」でクオリティの高さを誇る。レパートリーは宇多田ヒカル・工藤静香・竹内まりやのほか、昭和の歌謡史を席巻した名曲まで幅広い。

 全席指定5800円。チケット販売は、小田原三の丸ホールのWEB予約もしくは窓口(午前10時〜午後8時/第1・第3月曜休)で。詳細は同ホール【電話】0465・20・4152へ。