茅ヶ崎・寒川版【5月16日(金)号】

茅ヶ崎市スポーツアンバサダー 新たに2人と協定 浜地選手と田中選手

 茅ヶ崎市は5月12日に開催した定例記者会見で、スポーツ振興に関する協定を新たに2人と締結すると発表した。協定を結ぶのは共に茅ヶ崎市出身の、浜地沙羅選手(19・ライフセービング)と田中颯(はやて)選手(25・ビーチサッカー)。これにより、スポーツアンバサダーが6人になる。

 同協定は、世界を舞台に活躍する市ゆかりのアスリートと市が、スポーツを通じて競技の普及振興や次世代育成、健康増進、まちの活性化や魅力発信などを目指し行われているもの。

 浜地選手は西浜サーフライフセービングクラブに所属する慶應義塾大学の2年生。全日本ライフセービング選手権大会のオーシャンウーマン優勝(21年)、ボードレース優勝(22年)の実績があり、ハイパフォーマンスチーム強化指定選手に選出されている。学校向けの水辺の防災教育を研究し、ライフセービングクラブで子どもを対象に水辺教育を実施している。

 今年の湘南祭で締結式を行い、会場でビーチフラッグス体験会を予定しているほか、子どもの水事故防止に向けた取り組みを検討している。

 田中選手は東京ヴェルディBS(ビーチサッカー)所属。JFA全日本ビーチサッカー大会優勝(19、22、23年)、Beach Soccerトップカテゴリー強化リーグ優勝(22、23、24年)などの実績を残し、日本代表には21、22、24年に選出されている。湘南祭で子ども向けビーチサッカー大会にゲスト参加してきたほか、毎週火・木曜に子ども向け教室をサザンビーチで開催している。

 今後は、教室の拡大や、大会の開催などを検討していくという。6月に市長応接室で協定を締結する予定。

道の駅壁面で紹介

 2023年度に始まり、今まで佐藤水菜選手(ケイリン)、内藤寧々選手(BMX)、松田詩野選手(サーフィン)、田中映伍選手(パラ水泳)の4人が選出されている。アンバサダーは今まで、市と連携して母校訪問やラジオ出演などを行ってきた。アンバサダーを応援する取り組みとして、世界大会のパブリックビューイングの開催や動画の作成、ラッピングバスの運行などを行っている。

 また、7月7日オープン予定の道の駅「湘南ちがさき」の、鉄砲道側の壁面を活用した「鉄砲道ギャラリー」の第1弾として、6人のアンバサダーを紹介している。

開発された量子コンピューター用希釈冷凍機の外観=提供

アルバック希釈冷凍機 量子コンピューターに採用 国産化実現に貢献

 茅ヶ崎市萩園に本社を構える、真空総合メーカー・アルバックとその子会社であるアルバック・クライオが開発した希釈冷凍機がこのほど、国内の研究機関に設置されている量子コンピューターに採用された。同社の冷凍機が採用されたことで初めて「純国産」の量子コンピューターが実現したとされる。現在開催中の日本国際博覧会(大阪・関西万博)のイベントでも一般公開され、操作が体験できるようになるという。

 アルバックは1952年の創立以来、真空技術を基盤として半導体・電子部品や分析機器、サービスなどを提供している「製造装置メーカー」。68年に本社を茅ヶ崎市に移転している。

 同社の希釈冷凍機が採用されたのは、大阪大学量子情報・量子生命研究センターに設置されている量子コンピューター。量子コンピューターは「次世代コンピューター」と言われ、スーパーコンピューターをはるかにしのぐ性能が期待される一方で、稼働には極めて低温の環境を安定的に長時間実現する必要がある。

 同社では独自の冷却流路の設計や高精度な部品加工、温度・応力分布に関するシミュレーションを駆使することで、こうした課題をクリアする希釈冷凍機を開発した。

 今回、同社の製品が中核装置として採用されたことで、初めて純国産の量子コンピューターが誕生したことになる。

 国産化により、量産などに向けて柔軟に技術対応できるようになることや国内での部品供給、システムの定期的な点検・修正する保守体制が整備され、ユーザーにとっても導入時のリスクの低減、また持続的な運用につながるという。同社では「量子コンピューターの分野で今後の国際的な技術競争で存在感を発揮するための重要な礎となるもの」としている。

 この量子コンピューターは、関西万博で8月14日から20日に行われるアートイベント「エンタングル・モーメント『量子・海・宇宙』×芸術」で、クラウド(インターネット経由でデータやサービスを利用する仕組み)を通じて来場者が実際に操作を体験できる形で一般公開される。

 希釈冷凍機の開発を担当したアルバック・クライオ技術部の斎藤政通さんは「日本の技術で量子コンピューターを冷却するという挑戦は低温エンジニアとして大きな誇り。量子技術という、最先端の領域に貢献できたこともうれしい。冷却技術を追求し、地元茅ヶ崎から世界へとさらに発信していきたい」と話している。

4月1日付けで湘南地域県政総合センターの所長に就任した 山崎 博さん 平塚市在勤 55歳

市町の課題解決に注力

 ○…平塚市、茅ヶ崎市、藤沢市、秦野市、伊勢原市、大磯町、二宮町、寒川町の5市3町を管轄し、県機関や各市町との連絡・調整を担う「湘南地域県政総合センター」の舵取り役に就任した。「地域の課題を吸い上げて、解決することが仕事。広域行政としてできることを考えていきたい」と、やさしい眼差しの奥に決意を込める。

 ○…1993年、神奈川県庁に入庁。29歳から2年間、長野県庁へ交流職員として出向した。「人口が400人程度の小さな村がいくつもあった。ここで自治を学ばせてもらった」と振り返る。また、国際文化観光局でグローバル戦略を担当した際には、ウクライナ避難民支援やベトナムとの交流事業を実施。1年間に4度ベトナムを訪問し、政府との関係構築に尽力した。

 ○…山北町で生まれた。平塚江南高校に進学し、社会人になった後も約6年間暮らすなど、同センターが拠点を置く平塚とは縁が深い。「駅前や県政総合センター周辺は変わった部分もあるけれど、商店街もしっかりとしていて『商都』の雰囲気が残っている。良いまち」と目を細める。現庁舎は老朽化のため建替工事が予定されており、来年1月には仮庁舎となる県立平塚商業高校跡地への移転も控える。

 ○…横浜DeNAベイスターズの大ファン。横浜市中区にある県庁に通っていた昨年度までは、仕事の後にナイター観戦することも。中川颯投手が「推し」という。「オリックスで戦力外になり、ベイスターズに来た選手。大活躍でうれしい。アンダースローが魅力」と言葉を弾ませる。信条は「受けて忘れず施して語らず」。部下から「安心して一緒に仕事ができる上司」と評されるように、その背中は頼もしい。

互いにサインした協定書を持ち握手を交わす鷲尾理事長と佐藤市長=7日、茅ヶ崎市役所

湘南信用金庫 地域づくりで連携協定 若手職員ら取り組み立案

 湘南信用金庫(鷲尾精一理事長)と茅ヶ崎市は7日、双方の人材交流を促し、共に取り組むことで地域づくりに努めることを目的とした「持続可能な地域づくりに関する連携協定」を締結した。

 同協定は、昨年10月に市役所前広場で同社が地域イベント「茅ヶ崎フェスティバル」を開催した際、佐藤光市長から茅ヶ崎のにぎわいづくりや、人材育成などを踏まえた人事交流を提案されたことから、締結に向けて準備が進められてきた。

 協定を通じ、市民生活の充実や地域経済の発展を後押しするとともに、両者が協力して地域発展に向けた新たなとりくみを進めていくという。具体的には、20代の若手職員6人ずつを選定したプロジェクトチームを組織し、「次世代の人財育成」「産業振興」「地域のにぎわい創出」の各テーマについて企画立案していく考えだ。

 協定締結を受け、佐藤市長は「若者たちでアイデアを出し合ってほしい」と話し、鷲尾理事長は「当社はこれまで92年にわたって茅ヶ崎で歩んできた。意見交換を通じて連携を強め、両者の発展につながれば」と期待を寄せた。

 同社と市の協定締結は、2013年に「地域の見守りと安心できるまちづくりに関する協定」に次いで2例目。

鶴が台名店街でイベント 翔の会主催 19日から

 「スプリングナルトマルシェ」が5月19日(月)から23日(金)まで、鶴が台名店街ナルト前広場(茅ヶ崎市鶴が台10の2)などで行われる。社会福祉法人「翔の会」が主催し、鶴が台団地自治会が協力。時間は、午前10時30分から午後3時30分まで。参加無料。予約不要。

 期間中は翔の会メンバーが作業するアトリエを見学できるほか、そこで生まれた自主製品の販売ブースを常設(販売は売り切れ次第終了)。蓄音機から流れる音楽を聴きながら焼き芋とコーヒーを楽しめるカフェ(21日(水)は休み)に加え、20日(火)はポールウォーキング講習、21日と22日はボッチャボール体験など参加型企画も用意されている。初日には三味線奏者の小島亜矢さんの演奏も。時間は午前11時45分と午後2時の2回を予定。

 問い合わせは同法人蔵座さん【携帯電話】070・2184・3982へ。

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新緑の中、抹茶で一息 17日 松籟庵で呈茶席

 「新緑の呈茶席」が5月17日(土)、松籟庵(茅ヶ崎市東海岸北1の4の50)で行われる。午前10時から午後3時まで。

 同施設は、高砂緑地にある日本庭園の一角に建てられた茶室・書院。当日は、新緑の中で抹茶と菓子を楽しむことができる。予約不要。先着100人。参加費は、大人が700円、中学生以下が300円。

 主催の茅ヶ崎市文化・スポーツ財団は「作法などは気にせず気軽に立ち寄ってほしい」と話す。

(問)【電話】0467・87・5258

国際ソロプチミスト寒川(右上)、寄付金の贈呈(左上)、ピアノとバイオリンを楽しむ来場者(下)

国際ソロプチミスト寒川 女性デーイベントに140人 能登に約10万円を寄付

 女性と女児のための世界的な奉仕団体・国際ソロプチミスト寒川(山本一美会長)が4月26日、国際女性デーに合わせたキャンペーンと同団体の25周年式典を寒川神社参集殿で行い、関係者ら140人以上が参加した。

 式典では木村俊雄寒川町長があいさつに立ったほか、同団体がまちづくり寄付金として同町に屋外防水型電波時計などを寄贈した。またピアノとバイオリンのコンサートや、チャリティーバザーも開催され盛り上がりを見せた。

 当日は能登半島地震の募金も実施し、災害義援金として10万5553円を日本赤十字神奈川県支部に寄付した。山本会長は「お越しいただいた皆様にたくさん協力していただき、無事能登半島に寄付できた。これからも活動に力をいれていけたら」と話した。

田中藍奈さん(左)と阿部汐里さん(右)

BENIRINGO 初の「マルシェ」開催 31日、市役所前広場で

 茅ヶ崎を拠点とする20代の環境活動家ユニット「BENIRINGO」が主催する初のマルシェイベント「BENIRINGO LOOP MARCHE」が5月31日(土)、茅ヶ崎市役所前広場で開催される。午前10時から午後3時まで。小雨決行、荒天中止。

 田中藍奈さんと阿部汐里さんからなる同ユニットは、フリーペーパーの発行やFMラジオのパーソナリティ、クリーン活動などを通じて環境やごみの問題に関する情報発信を行っている。

 今回のイベントは活動ビジョンである「循環するまち」の達成に向けた第一歩として企画したもの。「『モノ・コト・人』が循環するまちへ」をコンセプトに約30店舗が出店し、茅ヶ崎の農産物やそれらを使用したフード&ドリンク、アップサイクルや環境に配慮した商品の販売、資源循環に関するサービスの紹介、ワークショップなどが開催される。またステージでは、社会やまちの課題改善に取り組む人々によるトークショーやウクレレ・ギターの弾き語りライブなどを予定。できるだけパッケージフリーにしたり、マイ容器の持参を呼びかけるなど、循環を体験する仕組みも取り入れるという。

 問い合わせはメールbeniringo.shonan@gmail.comへ。

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上/今年の大賞作品下/見ごたえのある会場風景(昨年)

入場無料 松苑書展に500点 文化会館で5月18日まで

 茅ヶ崎市民文化会館で5月18日(日)まで「第43回松苑書展・公募松苑学生書展」が開かれている。時間は午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。入場無料。

 会場には、会員85人と県内の幼児から高校3年生まで357人の作品約500点が並ぶ。大賞を受賞した作品は、高校の部1位が吉田琴音さん、中学の部が森田ありささん、小学校の部が滝澤祐希乃さん。

 主催する松苑書道研究会の松永光鳳会長は「個性あふれる作品をぜひご覧ください」と話す。問い合わせは松永会長【電話】0467・86・9285へ。

啓発物品を手渡す遠山順子支店長

茅ケ崎警察署 特殊詐欺撲滅を呼びかけ 三菱UFJ銀行と連携

 茅ケ崎警察署は5月9日、三菱UFJ銀行茅ヶ崎支店と連携し、特殊詐欺撲滅キャンペーンを行った。

 同支店は窓口で積極的な声がけを行うなど、以前から詐欺被害の防止に取り組んできた。昨年10月には同署員による研修を経て、「詐欺防止に一定の知識を有する」と認められた行員が、特殊詐欺被害防止アドバイザー「CAST(キャスト)」に指定されている。

 当日は、茅ヶ崎支店長の遠山順子さんと行員の芳垣智子さん、生山千智さんを1日警察官に委嘱。茅ヶ崎・寒川防犯協会の会員らも加わり、約20人がJR茅ケ崎駅北口ペデストリアンデッキで通行人に「ATMで医療費が戻る」「有料動画の未納料金がある」など詐欺の手口が印刷されたキッチンペーパーを配布し「だまされないで」などと呼びかけた。

未来見据え、今から 吉川 ひかりさん(42)(立憲民主党1期)

 ――市議会議員を目指したきっかけは。

 「当初は党県連事務所で働いており、その縁で国会議員の秘書を務めるようになった。たくさん反発もしたが、そんな議員が『女性議員を増やしたい』と推薦してくれ、悩んだが決断した」

 ――2年前の統一地方選は新人ながら3828票のトップ当選でした。

 「プレッシャーもあったが、父(元市議で2017年に2期目の任期途中で亡くなった吉川和夫氏)を応援してくれた人たちの協力もあり、『新しいものを取り入れ、変えていきたい』との思いで無我夢中で走り抜けた。足を使って政策を訴えてまわった」

 ――茅ヶ崎の課題、今後力を入れたい政策は。

 「中海岸、特に3、4丁目では買い物難民がいる。まちぢから協議会の呼びかけで、民間事業者による移動販売が5月から始まるが、支援が必要な人たちが増えてからでは遅い。今からハード・ソフトとも整えていく必要がある。また、中学校給食全校スタートもあり、生きた教材となる地産地消を訴えていく。昨年は子宮がんを患い闘病しながらの議員活動だった。がん検診の普及にも注力していきたい」

 ――リラックス法は。

 「大山登山や鎌倉の寺巡り。声優の推し活ではイベントにも参加し、若者との会話のきっかけになっている」

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学ぼう庭木の剪定 南湖公民館で6月14日

 「庭木イキイキ剪定教室」が6月14日(土)、、南湖公民館(茅ヶ崎市南湖6の15の1)講義室などで開催される。午前10時から午後3時30分まで(雨天時は19日(木)に延期)。

 宍倉寛人さん(宍倉造園代表、1級造園施工管理技士)から庭木剪定の技術を学んだ後、同公民館や老人憩の家「しおさい南湖」(茅ヶ崎市南湖6の15の13)のツツジやサツキ、アジサイなどの庭木で実践する。

 持ち物は昼食や飲み物、帽子、タオル、軍手、筆記用具、持っている場合は剪定ばさみなど。定員は先着15人。申し込みは5月20日(火)午前9時以降に同公民館に来館するか【電話】0467・86・4355へ。

親子で苔玉作り

 「親子でつくる苔玉教室」が6月14日(土)、茅ヶ崎市青少年会館1階美工室で行われる。午後1時30分から3時まで。小学生とその保護者2人1組で参加でき、抽選12組。参加費1組2200円(小学生2人と保護者の場合は3300円)。タオルと苔玉を持ち帰る袋を持参する。申し込みは5月19日(月)の午後5時までに専用フォームから。

(問)同館【電話】0467・86・9961

教諭を前に講演する春風亭三朝さん=提供

落語から学ぶ想像力 浜之郷小で教諭対象事業

 (公財)茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団は3月21日、浜之郷小学校で「先生応援アートプログラム」を行った。

 同財団が茅ヶ崎市と連携して実施している「文化芸術教育プログラム」の一環として行われたもの。この日は落語家の春風亭三朝さんが同校を訪問し、教諭21人にさまざまな風景や人物をイメージさせる落語のテクニックや想像力の大切さ、また「伝える楽しさ」について講演した。

 プログラムの途中では、何もないところで饅頭を食べている表現を参加者とともに実践したほか、落語の演目「牛ほめ」で締めくくり、会場は笑いに包まれた。

行政主導で「いざ」に備え 山崎 広子さん(67)(公明党4期)

 ――市議会議員を目指したきっかけは。

 「生命保険会社で働きながら子育てをしていた際、保育園に預けられるまで9カ月かかった。現実として働きながら子育てをする難しさを感じた。また、娘が小学5年生の頃、荒れていた学校で授業を見守る活動に参加した。そうした時に市議の話をいただき、行政が果たす役割の大切さを感じたことから、頑張ってみようと出馬した」

 ――2011年の初当選から経過したこの14年を振り返ってみて。

 「初当選のとき、市庁舎の建て替え問題があった。市民の声を反映させることに全力を尽くした。インフラ、公共施設の老朽化が課題となるが、職員の力、市民の力を結集して市が補完していくことが大切。いざという時に備え、行政が主導することが大事だ」

 ――茅ヶ崎の課題は。

 「市民の生命を守るため、インフラ整備は先見性を持った専門職を生かして取り組む必要がある。能登では下水道の老朽化で復旧が進まないという事案があったため、昨年の12月議会では一般質問で市に下水道の経年劣化の対策をただした」

 ――リラックス法は。

 「4年前に難病にかかり手術を経験した。そのため、休日は大河ドラマを見るなどしてリラックスしているが、以前楽しんでいたゴルフをまた始めてみたいなと思う」

茅ヶ崎市議会 加藤氏が会派を変更 「絆・新政・新しい風」に

 茅ヶ崎市議会事務局は5月8日付で市議会会派の構成に変更があった、と発表した。

 「未来創生・湘風クラブ」に所属していた加藤大嗣氏(61・8期)が、「絆・新政・新しい風」に加入した。

 これにより絆・新政・新しい風は5人に。4月30日付で小川裕暉氏(54)が辞職したことから、ちがさき自民クラブに代わって最大会派となった。

 市議会は5月14日から16日まで臨時会を開き、正副議長選や常任委員会委員などを決定する。

イベントのチラシ

茅ヶ崎JCがイベント 18日 カルチャーウェーブ

 公益社団法人茅ヶ崎青年会議所(金子遥理事長)が5月18日(日)、茅ヶ崎市役所広場で「ちがさきカルチャーウェーブ〜つながる想い、広がる未来〜」を開催する。午前11時から午後4時まで。入場無料。

 茅ヶ崎エフエムと連携して行う、茅ヶ崎での暮らしをより楽しめる市民参加型イベント。同局での午前11時から午後1時までの生放送では、「茅ヶ崎の文化」をテーマに、【1】佐藤光市長の茅ヶ崎トーク【2】茅ヶ崎の文化について対談【3】見るラジオ「エモラジリクエスト」の3つの企画を予定している。

 【3】では、「エモい」一曲のリクエストに、茅ヶ崎にまつわる写真とエピソードを投稿。共感を集めた投稿には賞やプレゼントが贈られる。

 7月7日に開業する道の駅「湘南ちがさき」にさきがけて、道の駅から発信するオリジナルブランド「Choice!CHIGASAKI」認定商品などを購入・体験可能。ほかにも、情報収集できる茅ヶ崎情報掲示板や、小学生以下対象の「ぬって折って!アロハポチ袋」なども行われる。

 問い合わせは同JC山田裕介さん【携帯電話】070・4515・5864へ。

長谷川書店 かみしばい劇場 23日、ネスパ茅ヶ崎店で

 長谷川書店ネスパ茅ヶ崎店6階ギャラリーで5月23日(金)、「かみしばい劇場」が開催される。午後3時から。入場無料。

 毎月第4金曜日に開催され、3〜4冊の紙芝居を上演しているこのイベント。「絵本とはひと味違って、次の絵が出てくる瞬間のドキドキワクワクは、子どもも大人も夢中になってしまいます。みんなで一緒にたくさん楽しんで下さい」と同店。

(問)0467・88・0008

講習会の様子=提供

室田小リトルアポロンズ 地域のプロに体作り学ぶ

 茅ヶ崎市立室田小学校で活動する少年野球チーム「リトルアポロンズ」(所歩監督)が2月、学区内の鍼灸接骨院の院長を松林公民館に招き、体作りに関する講習会を行った。

 市内の少年野球は、12月から2月末まで練習試合などの対外試合が禁止されている。同チームではその期間を活用して、保護者を含め学習の機会を提供しようと企画。Going鍼灸接骨院(茅ヶ崎市高田)の北野剛院長を招き「小学生からできるケガ予防」と題し、体の使い方などを学んだ。また、市の管理栄養士の藤井南々帆さんには体づくりと栄養管理についての話を聞いた。

 参加した保護者からは「子どもが理解できないことをサポートでき、家庭内で話ができるため、一緒に参加できて良かった」などの声があがっていた。

フラやハワイアンミュージックのステージ(左上、上中)をはじめ、70店以上の出店(下)やピックルボール体験(右上)などで盛り上がりを見せた

「アロハ」に3万2600人 ハワイに触れた2日間

 茅ヶ崎を代表するイベントの一つで、今年で20回目となる「茅ヶ崎アロハマーケット2025」(茅ヶ崎アロハ実行委員会主催)が10日・11日、茅ヶ崎公園野球場周辺とうみかぜテラスで開催され、両日で延べ3万2600人が来場した。

 うみかぜテラスのステージをはじめ、球場周辺のステージ会場でもアーティストのライブや地元フラハラウ(教室)の子どもたちなどによるフラが披露され、イベント全体を盛り上げた。

 ハワイアンフードなどの飲食ブースやフードトラック、アロハシャツやハワイアングッズの物販など70店以上が出店し盛況を見せた。茅ヶ崎市と姉妹都市を結ぶホノルル市からも多数の関係者が来場。「ハワイ一色」の2日間となった。

 実行委員長の石井政輝さんは「おかげさまで多くの来場者、参加者の笑顔を見ることができました。これからも茅ヶ崎で姉妹都市ホノルルを感じてアロハビズを楽しんでいただければ」と話した。

ユーモアを交えて講演する愛甲さん

「出会いに助けられた人生」 元プロ野球愛甲猛さんが熱弁

 茅ヶ崎医師会健康スポーツ医部会が主催して4月26日、千葉ロッテマリーンズや中日ドラゴンズで活躍した元プロ野球選手の愛甲猛さんを招いた講演会が茅ヶ崎医師会館で開催された。

 逗子で生まれ、小学3年生からリトルリーグで野球を始めた愛甲さんは、横浜高校の元監督・渡辺元智さんの指導のもとで頭角を現し、3年時には主将で夏の全国高校野球を制した。後に鳴り物入りでプロに飛び込むも、入団先のロッテオリオンズ(現千葉ロッテ)は村田兆治、張本勲、有藤通世、落合博満といったそうそうたる選手たちがそろい、「入らなければ良かったと後悔した」と話すと、会場からは笑いが起こった。

 中日に移籍し、共に戦った闘将・星野仙一監督を「巨人戦ではむき出しの闘志」と表し、「試合で勝った後のミーティングでは選手たちを前に『ご苦労さま』ではなく、『ありがとう』と言うのは星野さんだけ。だから皆、星野さんを『男にしたい』という気持ちになる」と話し、しみじみと当時を振り返った。

 現在は指導者として少年野球にも携わるといい、「固定観念でなく、柔軟に教えることが大事」と指導法に触れるとともに、「野球に感謝。出会いに助けられた人生、これからももっと恩返ししていきたい」と決意を示すと、大きな拍手が送られた。

「ラスカ頂上祭」で熱唱した歌自慢たち=4月26日

ラスカ茅ヶ崎40周年イベント 歌自慢たちが熱唱 GPは「ちさ」さん

 ラスカ茅ヶ崎の開業40周年を記念したイベント「ラスカ歌の頂上祭」(ラスカ茅ヶ崎が主催、茅ヶ崎エフエムの特別協力)が4月26日・27日、同施設の屋上庭園で開催された。

 厳正な予選を勝ち抜いた10人の「歌自慢」たちが集結した同イベント。日ごろの練習で磨いた歌唱力を競い合った。

 グランプリに当たるラスカ賞には、miletの「Ordinary days」を歌い上げた「ちさ」さん(16)が輝いた。「ちさ」さんは「全力で楽しみたいと思って歌った。最高の賞で自分が選ばれるとは思わなかったのでびっくりしたが、とてもうれしい。またぜひチャレンジできれば」と笑顔を見せていた。

 イベントには茅ヶ崎エフエムパーソナリティーの杉山玲子さんや茅ヶ崎カフェ勤務のたみこさん、総合司会を務めた同パーソナリティーの石本沙織さんも飛び入りで参加。名曲を歌うなど会場を盛り上げていた。

 開業40周年記念イベントが盛況だったのを受け、ラスカ茅ヶ崎の店長・細井年春さんは「こんなに盛り上がるとは思わず驚いているが、皆さんが喜んでくれてうれしい」と話していた。

昨年の作品展

稲門会 趣味の作品展 21日から文化会館で

 茅ヶ崎と寒川の早稲田大学卒業生を中心に構成される親睦団体・茅ヶ崎稲門会(長谷川行彦会長)は5月21日(水)から25日(日)まで、茅ヶ崎市文化会館展示室Cで「第13回 趣味の作品展」を開催する。午前10時から午後5時(最終日は4時)まで、入場無料。

 校友とその家族ら38人による、絵画や写真、陶芸、書、手芸、彫刻などの力作が展示される。長谷川会長は「親睦を図ることはもちろん、地域と作品を通じてつながりを持てたらさらに意義深い」と話している。

 問い合わせは同会梶野孝一幹事長【携帯電話】080・1342・7202へ。

ポスターを手に来場を呼び掛ける岩瀬望美副実行委員長

茅ヶ崎の魅力集結 湘南祭 24日・25日 昨年は13万人

 茅ヶ崎の4大イベントの一つである「湘南祭2025」が5月24日(土)・25日(日)の2日間、サザンビーチちがさきで開催される。時間は両日とも午前10時から午後4時まで。同実行委員会が主催、運営支援は茅ヶ崎商工会議所。

 昨年は過去最多の13万人が来場するなど盛り上がりを見せた同イベント。32年目を迎える今年も、ダンスショーやアーティストたちによる音楽ライブなどのステージ、各種イベントなど内容充実のラインナップで迎える。

 加えて、地元の飲食店などのキッチンカーが並ぶほか、飲食屋台、物販などがひしめく、「ローカルファーストマーケット」もイベントを盛り上げる。

 一昨年から始まった「資源循環大作戦」も実施。資源循環ブースでは指定の循環型食器とコップは預かるが、ごみは持ち帰りを呼び掛けている。また、イベント専用駐車場はないので注意を(漁港と西浜の駐車場は使用不可)。

 現在ボランティアの募集も受け付けている。イベントの詳細は左記二次元コードから確認を。

ビーチバレーも初開催

 湘南祭両日は「茅ヶ崎サザンビーチバレーボール」が初開催される。コートを設置し柔らかいボールなども用意され、ビーチバレーを体験できる。午前10時〜午後4時、雨天中止。茅ヶ崎バレーボール協会運営。

 24日は東京、パリ五輪日本代表の石井美樹選手が、25日は元Vリーガーの大山未希さんが午後0時30分から2時に来場し、記念撮影できる。来場者プレゼントもあるのでぜひ足を運んでは。

新種のミズタマスズフリクラゲ(上)、日本初記録種のカンザシスズフリクラゲ(いずれも同館提供)

新種クラゲと判明 えのすい採取の2種

 新江ノ島水族館は4月28日、2018年から22年にかけて各地で採取されたクラゲ2種について、新種「ミズタマスズフリクラゲ」と日本初記録種「カンザシスズフリクラゲ」と判明したと発表した。2種は同日から同館内のクラゲサイエンスで展示されている。

 同館は20年、江の島で見たことがないクラゲを採取。同時期に高知県でも同じ特徴を持つ謎のクラゲが出現しており、黒潮生物研究所(高知県)と西海国立公園九十九島水族館海きらら(長崎県)との共同研究の結果、新種であったことが判明した。外傘に見られる白い粒々が水玉模様のように見えることから「ミズタマスズフリクラゲ」と命名したという。合わせて21年に同館が駿河湾で、海きららが長崎県で採取したクラゲが日本では確認されていなかった初記録種だったことも判明。見た目の様子から「カンザシスズフリクラゲ」と命名した。

 担当者は「これからもクラゲ研究のパイオニアとして情報を積み重ねていく」と話している。

神社周辺を練り歩く神輿=提供

輝き新たに神輿お披露目 新町厳島神社で例大祭

 新町厳島神社(茅ヶ崎市新栄町2の10)の例大祭が5月5日に開催され、4月に15年ぶりとなる修復を終えたばかりの神輿も披露された。

 同社の神輿は2010年に製作。浜降祭で海に入ることもあり、金属部分を中心にサビや傷みが目立つようになったことから、昨年9月から千葉県の工房で修復作業が進められてきた。

 例大祭当日は、神輿が同神社境内や周辺を練り歩き、沿道から歓声が上がっていた。

 同社の責任役員代表を務める和田高伸さんは「修復を終えて、より美しく荘厳になった神輿を地域の皆さんにお披露目できてうれしい」と話していた。

シャル・ラスカ チャリティコンサート 6月22日 ひらしんホール

 (株)JR横浜湘南シティクリエイト主催のチャリティコンサート「若き才能と、円熟の響き」が6月22日(日)、ひらしん平塚文化芸術ホール大ホールで開催される。午後2時開場、3時開演。

 コンサートには、日本を代表し世界的に活躍する指揮者・広上淳一さんと、ピアニスト・阪田知樹さんを迎える。オーケストラは木野雅之さん(現日本フィル・ソロ・コンサートマスター)率いるラスカ祝祭管弦楽団。

 入場料2000円(全席指定)。チケットは同ホール窓口で発売中。なお、同コンサートの入場料の一部は、平塚市文化振興基金に寄付される。

 本紙読者10組20人に同コンサートのチケットを進呈。希望者はメールの件名を「ラスカチャリテコンサート」とし、氏名、〒、住所、年齢、【電話】を明記の上、hiratsuka@townnews.jpへ。5月31日(土)締切り。

バク・アップ・ネット 様「生地の適正や仕上がりについて等、要所要所でのアドバイスがあり助かりました」

デザインから印刷まで のぼり旗・横断幕つくれます タウンニュースが一括で

 商店会や自治会、学校でのイベントなど、さまざまなシーンで人気の「のぼり旗」や「横断幕」。タウンニュースでは、デザイン作成から印刷までワンストップで手掛けています。のぼり旗は最大、印刷込みで1枚1980円。デザイン料は1種類1万1000円。諸経費5500円。5枚印刷の場合、1枚あたり5280円(全て税込)。相談・見積無料。店舗や団体のオリジナルロゴのデザイン製作も行っています(別途費用)。そのほか、スポーツクラブなどに人気のミニのぼり、タペストリー、横断幕、懸垂幕、チーム応援幕、企業の「お年賀タオル」、ポップアップバナーなどのグッズ作成もしています。

(問)タウンニュース茅ヶ崎・寒川編集室【電話】0463・25・0700

グループ彩 油絵や水彩画の絵画展 5月27日から6月1日まで

 茅ヶ崎市民文化会館で5月27日(火)から6月1日(日)まで、絵画同好会「グループ彩」による展覧会が行われる。午前10時(初日は午後1時)から午後5時(最終日は4時)まで。入場無料。

 同会が毎年開催しているもので、地元美術講師・臼井恵之輔さんの指導のもとで、毎月油絵や水彩画の制作に励むメンバーの力作がそろう。

 問い合わせは青木さん【電話】0467・57・1626へ。

12人が立候補を表明 今夏参院選 本紙調べ

 任期満了(7月28日)に伴う夏の参議院選挙で、神奈川県選挙区(改選定数4)には本紙の調べでこれまでに現職3人、新人9人の12人が立候補の意向を示している。(5月9日起稿)

 自民党は2019年の前回改選時にトップ当選した島村大氏が23年に死去したことを受け、公募を実施。元神奈川県局長の脇雅昭氏(43)を選んだ。「県で働く中で国だからできることがあると感じた。行政のデジタル化を進めたい」と話す。

 立憲民主党の牧山弘惠氏(60)は07年に初当選し、4期目を目指す。「物価高から生活を守るための具体的な提案を行う。食料品に掛かる消費税をゼロに引き下げ、暫定税率の早期廃止でガソリン価格を25円引き下げる」と述べる。

 22年の合併選挙で欠員枠の5位で初当選し、任期が約3年だった立憲民主党の水野素子氏(55)は「物価高対策はもちろん、大学までの所得制限のない授業料無償化の推進など、未来を担う人材の育成や産業発展にも力を注ぎたい」と語る。

 13年に初当選し、現在、党女性局長を務め、3期目を目指す公明党の佐々木さやか氏(44)は「物価高克服のための減税や給付、中小企業支援などで給料アップ、全世代を守る社会保障の充実を求めていく」とコメントする。

 日本維新の会からは参議院議員秘書の千葉修平氏(52)が挑む。1999年から八王子市議を1期務め、03年から松沢成文氏の秘書を務める。「首相公選制の実現や飲食店の禁煙化などの受動喫煙対策を訴えていきたい」としている。

 共産党は党県委員会副委員長の浅賀由香氏(45)を擁立する。参院選に過去3回挑戦しており、「賃金の引き上げによる8時間働けば普通に暮らせる社会の実現や、大学をはじめとする高等教育の学費無償化を進めていきたい」と語る。

 国民民主党は元農林水産省官僚の籠島彰宏氏(36)を立てる。13年に農水省に入省し、20年から23年に経済協力開発機構へ出向していた。「日本を守るため、給料が上がる経済が必要。手取りを増やし、再び日本を強くしたい」と語る。

 れいわ新選組は元外務官僚の三好諒氏(39)を擁立する。21年に外務省を退職後、山本太郎参議院議員の秘書を務め、24年の衆院選では神奈川2区から立候補していた。「消費税廃止や社会保険料の減免などを訴えたい」と話す。

 社民党は元相模原市議の金子豊貴男氏(75)を立てる。1991年から2023年まで市議を8期務め、基地問題などに取り組んできた。「今の日本は平和を維持できるか、戦争国家に進むかの岐路に立たされている」と訴える。

 参政党は警備会社顧問の初鹿野裕樹氏(47)を立てる。警視庁に約23年間勤務し、24年衆院選で神奈川11区から出馬していた。「消費税や社会保険料を下げ、可処分所得を増やしたい。また、警察官など公安職の待遇改善を求めたい」という。

 日本改革党からはダンスインストラクターの畠山貴弘氏(45)が出馬意向。23年の南足柄市議選に立候補していた。「国民生活が苦しい中、消費税は5%にし、最終的には廃止。ガソリン暫定税率と再エネ賦課金の即刻廃止」と訴える。

 このほか1人が立候補の意向を示している。

木工教室で鍋敷き作り 6月7日 寒川北部公民館で

 寒川町北部公民館(寒川町宮山2820の1)で6月7日(土)、「木工教室〜鍋敷きをつくろう」が開催される。午前9時から午後1時まで。寒川町内に在住または在勤の人が対象。

 湘南さむかわラジオの理事長兼MCの今井静二さんが講師を務め、木枠の中にタイルを敷き詰めて、オリジナルデザインの鍋敷きを製作する。当日は、油ふきに使用する古タオルを持参すること。

 要予約。先着14人。申し込みは参加費1500円を持って同館へ。

(問)同館【電話】0467・74・1515

アロハシャツ リユースしよう

 茅ヶ崎市は、着られなくなったアロハシャツを回収し、再利用する取り組みに対して市民の協力を求めている。

 10月31日(金)まで市役所本庁舎2階の環境政策課窓口で回収を行い、11月16日(日)に市役所前広場などを会場に開催される「ちがさき環境フェア」ではリユースブースが出展される。

(問)【電話】0467・81・7176

茅ヶ崎市民文化会館 地元吹奏楽団が演奏会 6月7日 入場無料

 茅ヶ崎市で活動を続け37年目を迎える吹奏楽団「アンサンブルADA」が、6月7日(土)に「題名はない音楽会〜通りすがりに吹奏楽〜」を茅ヶ崎市民文化会館小ホールで開催する。午後1時30分開場、2時開演。入場無料。

 同楽団は、鶴嶺高校の卒業生が中心となって設立され、現在は夫婦、家族で在籍している人も多いという。当日は「ルパン三世」「名探偵コナン」「タイタニックメドレー」などを披露する。

 詳細は同楽団のホームページへ。

里山音楽会も行われる

里山公園で春感じて 18日 フリマや音楽会など

 「春の里山公園まつり」が5月18日(日)、県立茅ヶ崎里山公園(茅ヶ崎市芹沢1030)で開催される。午前10時から午後2時まで。荒天中止。

 テーマは「春の喜びと楽しみを里山で感じよう」。

 フリーマーケットや新鮮野菜の販売、里山音楽会のほか、キッチンカーや模擬店なども出店を予定している。また、竹林の散策や花植え、自然観察ラリーなどの体験型企画に加え、ミニ鉄道の乗車や鉄道模型、新聞紙を使った工作ワークショップなども。老若男女問わず楽しむことができるイベントとなっている。

 問い合わせは同公園パークセンター【電話】0467・50・6058へ。

展示中のアシタバの標本(上)砂防林で見られたアシタバ(下)

学芸員のイチ推し! -連載 Vol.31-食べても美味しい植物「アシタバ」

 茅ヶ崎の海岸を天気がいい日に歩いていると、沖合に伊豆大島がはっきりと見えることがあります。そんな伊豆大島や八丈島などの伊豆諸島では、特産品としてアシタバが知られています。アシタバはセリ科の植物で、茅ヶ崎では主に海岸沿いにある砂防林に生え、別名ハチジョウソウともいいます。高さは0・5〜1・2メートルほどで、葉は光沢とやや厚みがあり、縁はギザギザの鋸歯があります。成長が早いことも特徴の一つです。食用としても栽培されているアシタバは、てんぷらにすると格別の美味しさです。

 また、セリ科の植物を食草とするチョウの仲間のキアゲハもアシタバを食べることもありますので、昆虫が食べても美味しい植物かもしれません。花期は6月から11月で淡い黄緑色の小さな花を咲かせます。海岸沿いを散策される際はぜひ探してみてください。博物館では、アシタバの乾燥標本(さく葉標本)を展示しています。キアゲハの標本もご覧いただけますので、あわせてお楽しみください。

■博物館では6月29日(日)まで戦後80年企画展「戦中・戦後のくらし」を開催しています。