4月1日付けで湘南地域県政総合センターの所長に就任した 山崎 博さん 平塚市在勤 55歳
市町の課題解決に注力
○…平塚市、茅ヶ崎市、藤沢市、秦野市、伊勢原市、大磯町、二宮町、寒川町の5市3町を管轄し、県機関や各市町との連絡・調整を担う「湘南地域県政総合センター」の舵取り役に就任した。「地域の課題を吸い上げて、解決することが仕事。広域行政としてできることを考えていきたい」と、やさしい眼差しの奥に決意を込める。
○…1993年、神奈川県庁に入庁。29歳から2年間、長野県庁へ交流職員として出向した。「人口が400人程度の小さな村がいくつもあった。ここで自治を学ばせてもらった」と振り返る。また、国際文化観光局でグローバル戦略を担当した際には、ウクライナ避難民支援やベトナムとの交流事業を実施。1年間に4度ベトナムを訪問し、政府との関係構築に尽力した。
○…山北町で生まれた。平塚江南高校に進学し、社会人になった後も約6年間暮らすなど、同センターが拠点を置く平塚とは縁が深い。「駅前や県政総合センター周辺は変わった部分もあるけれど、商店街もしっかりとしていて『商都』の雰囲気が残っている。良いまち」と目を細める。現庁舎は老朽化のため建替工事が予定されており、来年1月には仮庁舎となる県立平塚商業高校跡地への移転も控える。
○…横浜DeNAベイスターズの大ファン。横浜市中区にある県庁に通っていた昨年度までは、仕事の後にナイター観戦することも。中川颯投手が「推し」という。「オリックスで戦力外になり、ベイスターズに来た選手。大活躍でうれしい。アンダースローが魅力」と言葉を弾ませる。信条は「受けて忘れず施して語らず」。部下から「安心して一緒に仕事ができる上司」と評されるように、その背中は頼もしい。
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