小田原・箱根・湯河原・真鶴版【5月24日(土)号】

酒匂ジョイフルクワイヤーでディレクターを務める 柏木 悦子さん 小田原市在住 69歳

元気と笑顔 歌で届け

 ○…酒匂中学校のPTA成人教育講座をきっかけに結成した「酒匂ジョイフルクワイヤー」。結成当初から講師として携わる。5月25日の周年コンサートを目前に、練習に熱が入る。コロナ禍を経てようやく実現する晴れの舞台に、「とにかく楽しみ。皆さんに笑顔を持ち帰ってもらえたら」と目を輝かせる。

 ○…小田原市浜町出身。音楽好きな母の影響で、小学5年生から小田原少年少女合唱隊に所属。「人と声を合わせてひとつになれるのがワクワクした」と当時を振り返る。フォークソングやミュージカル、ジャズにも夢中になった。ゴスペルとの出会いは40代の頃。当初はジャズ教室を探していたが近隣に無く、「ゴスペルならルーツが近いから」と足を踏み入れ、力強い歌声や表現の豊かさにたちまち魅了された。「なにより自由に表現できることが一番楽しいと思った」

 ○…2004年に教室の仲間とゴスペルグループを設立。活動当初は講師がおらず、自ら都内のミュージックスクールに通い、一から楽譜起こしや伴奏作りに奔走した。「始めたからにはやってみよう」。活動範囲を広げるうち、「ゴスペルを教えてほしい」と頼まれ、酒匂ジョイフルクワイヤーの講師を引き受けた。仕事や家事に忙しい日々を送るメンバーが、歌うことで生き生きと輝く姿に「元気と笑顔を渡せるのがゴスペルなんだ」と改めて実感した。

 ○…最近はデジタル管楽器のエアロフォンに挑戦中。「やりたかったけどできなかったことをクリアしたくて」。来年4月には自身の古希を記念し、これまで指導したメンバーが集うコンサートも控える。「初の試みだけど仲間たちへの恩返しになれば」。尽きることのない好奇心と行動力が日々を彩る。

出陣式に参加したメンバー(前列中央右が中村消防団長、同左が小河女性分団長)

小田原市消防団女性分団 全国大会に初挑戦 激励受け「優勝目指す」

 小田原市消防団(中村和久消防団長)の女性分団が、10月28日(火)に横浜市で行われる「第26回全国女性消防操法大会」に神奈川県代表として初出場する。5月17日に市消防本部で出陣式が行われた。

 同女性分団は女性活躍の推進を目指し、2014年に発足された。出初式や火災予防運動への参加など、主に火災予防に関する広報活動を担ってきた。現在、20代から60代までの20人で活動している。

 全国大会は、消防庁と公益財団法人日本消防協会が主催。消防団員の技術向上と士気高揚、地域での消防活動の充実を目的に2年に一度開催している。各都道府県の代表が集まり、1チーム5人編成で軽可搬ポンプを使った消火活動の迅速さや正確さを競う。神奈川県は7地区に分けて輪番制で代表を選出しており、今回は同女性分団に白羽の矢が立った。

 出陣式には武井好博副市長や黒栁幹雄消防長、大川裕市議会議長、県消防協会足柄上、南足柄、足柄下の各支部長らが出席して団員を激励。また中村消防団長は「小田原市消防団が全国と名の付く操法競技大会に出場するのは初めて。団一丸となって取り組んでいく」と期待を寄せた。

 女性分団は大会に向けて、今年4月から訓練を開始。訓練会場の下水道管理センターは、14年に県消防操法大会の小型ポンプ操法の部で最優秀賞を獲得した第9分団が訓練をしている「縁起の良い場所」という。

 小河奈世子女性分団長は結成時からのメンバーの一人。「みなさんの応援・力があっての私たち。優勝を目指したい」と意気込んでいた。

過去10年の自治会加入率

小田原市 自治会加入 減少続く 負担軽減や見直し 早急に

 自治会に加入する世帯数の減少が全国的に進んでいる。小田原市でも毎年減少が続き、今年4月1日時点の自治会加入率は67・0%となった。2月には市内自治会が解散するなど、活動への負担といった課題も浮き彫りになっている。

 2月末で解散したのは市内小竹の打越地区自治会(加入38世帯)。昨年11月以降、行政や市自治会総連合が同自治会と合併や休会などを協議したが実現には至らなかった。市では現在、行政情報の取得に支障がないよう、広報紙の配布場所や市HPからの入手など周知を図っている。

 市によると、集合住宅などが無くなることによる自治会解散はあったが、居住がある上での解散は市内では例がないという。これにより、小田原市内の自治会数は249になった。自治会加入世帯も減少が続いており、現在は5万7653世帯が加入(市内全世帯数は8万5965)。2024年から70%を割り込んでいる状態だ。

 市ではで流入世帯の自治会未加入世帯が増えていることと合わせ、これまでの加入世帯が辞退するケースもあるという。自治会の会長や組み分けされた組長は、市広報の配布や回覧板の手配、集金などの役割を任されるが、昨今では高齢化などによりそれら活動ができなくなったことによる退会がみられるという。

「地域にとって必要」

 市では自治会加入世帯に地元店舗が特典を付ける「自治会カード」の配布や、加入チラシに二次元コードを付け、そこから情報登録すれば地域自治会へ連絡が届く仕組みなど、加入促進と活動の負担軽減に向けた対策を行っているが歯止めはかかっていない。担当者は「地元での親睦や行政からの情報共有など、自治会は地域にとって必要な存在。負担軽減を図るためには、活動の見直しや合併の支援なども引き続き検討していきたい」と話している。

ヒントが書かれているチラシ

大雄山最乗寺 蛇を探し福を呼ぼう 干支に因んだ企画が好評

 大雄山最乗寺で、今年の干支である”へび”を境内敷地内で探すプレゼント付きのユニークな企画『幸運の蛇を探せ』が行われている。期間は12月31日(水)まで。誰でも参加可能で無料。

 曹洞宗に属し、1394年に創建された大雄山最乗寺。山伏として修行をおさめ、同寺創建に尽力した高僧・道了尊。その両手両足には、幸運の遣いである蛇を従え、天狗に化身したとされる。境内には蛇をまとった道了尊像が設置され、参拝者を見守っている。

 ”福を呼び込もう”と企画された今回のイベントは、最乗寺ホームページや受付でもらえる案内チラシの画像をヒントに、境内敷地内にある道了尊像を探し出し、写真を撮影。見つけた写真を受付で提示すると、2種類のオリジナルコースターがプレゼントされるというもの。

 最乗寺によると3月上旬の企画開始以来、2カ月半で、当初の予想を超えて、子どもから高齢者まで幅広い世代の1千人近い参加者があったという。同寺では「最乗寺には、その他にもたくさんのパワースポットがあります。この機会に一緒に探してみてください」と話している。

能の世界を知る 小田原駅東口図書館で

 小田原駅東口図書館で6月8日(日)、「能のふしぎの世界」が開催される。時間は午前10時30分から正午まで。

 講師は能楽師の辰巳満次郎さんが務め、対象は小学4年生〜高校3年生の25人(先着順)。

 申し込みは同館窓口または電話で。詳細など問い合わせは同館【電話】0465・20・5577。

世界最高峰の音楽家たちが奏でる 話題の公演 2つの四季を味わう 小田原三の丸ホール

 「都響」こと東京都交響楽団が小田原三の丸ホールに再び登場=写真。今回は弦楽セクションの精鋭たちが、現代の最も優れたヴァイオリニストのひとりとして長年にわたり活躍するシュロモ・ミンツとともに、ヴィヴァルディとピアソラ、2つの「四季」を全楽章演奏するという豪華プログラムだ(主催/市民ホール文化事業実行委員会・小田原市)。

 長きにわたり聴衆を魅了してきたミンツの円熟した音色と、愛弟子である及川博史を中心とした都響弦楽メンバーの洗練されたアンサンブルが織りなす至高の音楽体験が可能。世界最高峰の音楽家たちが奏でる「四季」を存分に堪能できる。

 公演は8月11日(月・祝)、午後3時開演(午後2時開場)。全席指定4000円、18歳以下1000円、未就学児入場不可。チケットは三の丸WEB・窓口、ハルネ小田原街かど案内所、南足柄市文化会館他で発売中。問合せは小田原三の丸ホール【電話】0465・20・4152(午前9時から午後8時)へ。

PCで現代風「金次郎ポーズ」をとる湊さん

地元PR動画 万博で放映 湯河原在住の湊祐太朗さん

 大阪夢洲を会場に、連日多くの来場者でにぎわう「大阪・関西万博」(2025年日本国際博覧会)で、湯河原町土肥在住の湊祐太朗さん(東京理科大学大学院1年)制作の地元PR動画が放映されている。

 最大1万6千人収容のEXPOアリーナ「Matsuri」で流れる動画作品の一つとして採用されたのが湊さんの「Anywhere Door」。家のドアを開けると小田原駅の二宮金次郎像の前、そこから食や歴史、神輿など多様な地元文化を紹介する1分の動画作品だ。BGMは湊さんの母校、相洋高校の和太鼓部による演奏が流れ、小田原らしさを演出している。

馴染みの風景、映像に

 趣味で映像制作に励み、中学生時代から動画コンテストに出品を続けてきた湊さん。万博会場の大型ビジョンで放映される動画作品コンペに応募したのは締め切り間際の2月末。4月に入っても音沙汰はなく、半ば諦めていた中、イベント開幕前日の4月11日にメールで採用の知らせが届いた。「逆転満塁サヨナラホームランを打った気分。多くの人が見てくれると思うと物凄くうれしかった」と振り返る。

 今回の動画は中高生時代に見続けた風景を自分なりの視点で伝えようと制作に取り組んだ。「過去と現在、未来をつなぐのが伝統文化。日本の魅力として感じてもらえたら」と作品に込めた思いを話す。

 万博のチケットは2年前から購入するなど、関心は高かったが、まだ予定を調整中で「一番喜んでくれた祖母が結婚した1970年に開かれたのが前回の大阪万博。ぜひ家族で行って大きなビジョンで自分の作品を見たいです」と期待を語る湊さん。「これからも自分を表現する趣味のツールとして映像制作は続けていきたいです」

人命救助で県知事表彰 市民4人受賞で伝達式

 消防職員や団員、災害現場で消防・防災作業に協力した人に贈られる神奈川県知事表彰(災害現場功労)の伝達式が5月1日、小田原市役所で行われた=写真(市消防提供)。

 今回受賞したのは、小田原市内在住の平岩明彦さん、前田直昭さん、仲隼人さん、清水蔵さんの4人。4人は昨年8月13日に市内栢山で発生した建物火災現場で人命救助を実施。助けを求める声で現場に駆け付け、家の中で動けなくなった住人を救出。さらに下に降りられず2階から助けを求めていた住人を協力して脚立で助け出した。

 これらの行動が人命の危険を大幅に軽減したとして今回、県知事表彰が贈られることになった。

 伝達式には加藤憲一市長や黒栁幹雄消防長らが出席。4人に感謝状が授与された。

ひょうたん祭で踊ろう

 大井町は8月2日(土)に開催する「大井よさこいひょうたん祭」を盛り上げるよさこい踊りチームを募集している。

 募集は25チームで、超過の場合は町内チームが優先。町外チームは抽選となる。申込みは町ホームページにある参加申し込み書に写真等を添えて6月4日(水)までに町地域振興課に提出。詳細は同祭ホームページ。

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ヤマハ、JCBA 音声を文字化、多言語翻訳 万博会場でラジオ番組

 開催中の大阪・関西万博の会場(大阪市)で5月28日(水)、ヤマハ(株)と(一社)日本コミュニティ放送協会(JCBA)が共同でラジオ番組を公開放送する。

 番組名は「万博Voice Street powered by SoundUD」で午後3時〜4時55分。全国約100局のコミュニティFMの放送に加え、ヤマハが開発したSoundUDの技術を使い、番組音声をリアルタイムでテキスト化と多言語翻訳してウェブ上に配信する(「おもてなしガイド」https://go.soundud.com/q/sann-zwkdcp7)。

 FM小田原(株)の社長でJCBA代表理事を務める鈴木伸幸さんは、番組にゲスト出演予定。「地域の情報をきめ細かく発信している全国のコミュニティ放送局ですが、この試みにより今まで以上に多くの方々に情報を届けられるようになります。災害時にも重要な情報伝達手段としての役割を担っていますが、SoundUDの技術を活用できれば、情報難民を一人でも少なくすることができます」と意義を述べる。

 FMおだわら(87・9MHz)では、当日午後3時30分〜4時30分で同番組(一部)の放送を予定している。

平和伝える催しを募集 小田原市 戦後80年事業

 小田原市が戦後80年の節目に合わせ、民間団体などが行う平和に関する事業を認定する「小田原市戦後80年事業」を募集している。

 対象はNPO法人や市民団体といった非営利団体や、教育機関などが主催する企画。講演やパネル展示などのイベントで、広く参加が可能なもの。市が平和実現のための理念に沿った事業であるかなどを、審査の上で認定する。認定を受けると、市が行う戦後80年事業とともにホームページ内で掲載される。

 募集期間は12月26日(金)まで。事前に小田原市へ名義後援を申請し、承認を受けた際の「名義後援承認書」の写しと、市ホームページ内にある「小田原市戦後80年事業認定申請書」を市総務課「総務係・平和事業担当者」宛に郵送またはメールで送る。

〒250―8555小田原市荻窪300番地、【メール】somu@city.odawara.kanagawa.jp(件名は『「小田原市戦後80年事業」への認定について』)。詳細は市ホームページで公開中、問い合わせは市総務課【電話】0465・33・1291。

お城通りでマルシェ

 小田原駅前お城通りで5月24日(土)、「お城通りマルシェ」が行われる。午前10時〜午後4時。

 同日正午から午後3時に同所で開催の「全かなスリッパ卓球選手権大会小田原大会」に合わせて企画。キッチンカー5台が出店予定で、大会を盛り上げる。同マルシェ実行委員会は「大会は誰でも参加可能で11時30分から受付します。さまざまなグルメとともに楽しんで」と話す。マルシェは雨天中止(大会は実施)。(問)同委員会【電話】0465・22・5528(和菓子菜の花内)

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小田原市議会 会派構成が変更

 小田原市議会の会派構成が5月14日に一部変更となった。無会派だった原久美子市議が会派「誠新」所属となった。

 新たな会派構成は以下の通り(会派は結成届提出順、○付が代表、敬称略)。公明党…〇金崎達、楊隆子、荒井信一、中野正幸/誠和…〇加藤仁司、武松忠、鈴木和宏、角田真美、池田彩乃/誠新…〇神戸秀典、大川裕、清水隆男、宮原元紀、桒畑寿一朗、原久美子/志民の会・ミモザりっけん…〇鈴木敦子、小谷英次郎、寺島由美子、城戸佐和子、稲永朝美/維新の会・次世代おだわら…〇井上昌彦、杉山三郎、大川晋作。篠原弘、岩田泰明、北森明日香の3市議は無会派。

イベントの案内チラシ

足柄の歴史再発見クラブ 新本出版で記念イベント

 足柄の歴史再発見クラブによる「増訂版 富士山と酒匂川」の出版記念イベントが6月1日(日)、開成町民センターで開かれる。午後2時から4時まで。参加費無料。

 増訂版は、2019年発刊の「新編 富士山と酒匂川」が在庫切れとなったことを受け、富士山噴火とハザードマップ、砂防・治山と酒匂川、文命用水の保全、酒匂川の現代的利用を加筆して新たに出版されたもの。当日は執筆した会員らによる解説や参加者たちとの意見交換も。申し込み不要、希望者は当日直接会場へ(先着80人)。

旭丘高校 中国との交流に笑顔

 新名学園旭丘高等学校(水野浩理事長・学園長/堀内文兵学校長)が5月13日から16日にかけ、中国の姉妹校・安陽市開発区高級中学と国際交流を行った。

 両校は国際連携教育の一環で2015年に姉妹校提携を締結して互いに訪問を実施。コロナ下でもビデオメッセ―ジなどを活用して交流を重ねてきた。今春から訪問を再開。今回、同中学の教員と生徒8人が来日した。

 8人は旭丘高校の生徒らとともに治水神、禹王についてのフィールドワークなどを実施。また同校で歓迎交流会が行われ、約150人が参加した。水野学園長は「古い時代から我が国と中国は兄弟の関係にある。今後もさらに深まることを期待する」と歓迎の言葉を述べた。両校の生徒はそれぞれ太極拳や舞踊、弓道、剣道などを披露。翻訳アプリなども活用して笑顔で交流する様子も見られた=写真。参加した生徒は「これまで中国との接点はなかったが今回の交流を通して身近に感じた」と話した。

関東大会に出場する部活動の生徒ら

西湘高校 部活遠征費の支援募る 上位大会出場相次ぐ

 活躍が増える部活動への支援を求めて、県立西湘高校が学校に特化したクラウドファンディングサイト「Yellz(エールズ)」で寄付を呼び掛けている。集まった寄付金は大会に出場する際の生徒の交通費や宿泊費などに充てられる計画という。

 陸上競技部がインターハイに3年連続で出場するほか、3月には弓道部やボクシング部、少林寺拳法部も全国大会に出場するなど、部活動の活性化が目立つ同校。上位大会への出場が増える中で、集中して挑める環境整備を目指して、1月からクラウドファンディングを始めた。

 現在、陸上競技部、弓道部、ボクシング部、少林寺拳法部、男子ソフトテニス部が参加しており、サイトには生徒たちの大会にかける思いが綴られている。丹野栄一校長は「生徒の教育活動にご理解いただき、趣旨にご賛同いただける方はご支援いただければ幸いです。よろしくお願いします」と話した。各部活動の詳細・寄付は二次元コードまたは「Yellz 西湘高校」で検索。

実施報告会の様子(昨年度)

小田原市 若者アイデア 実現を支援 応募は6月13日まで

 小田原市は若者が描く夢を実現できる魅力的なまちづくりを進めることを目的に、若者ならではのアイデアの具現化を支援する「おだわら若者応援コンペティション」の参加者を募集している。応募締切は6月13日(金)。

 募集対象は今年4月1日時点で義務教育を終了している15歳以上40歳未満の個人や団体。市のまちづくりに寄与する取り組みで【1】〜【10】のいずれかに該当する事業。【1】若者や女性が活躍できる場を創出【2】市への愛着や誇りを醸成【3】地域活性化【4】人と人とのつながりを促進【5】地域の魅力を広く発信【6】SDGsの推進【7】文化・伝統の継承【8】福祉・健康づくりを促進【9】自然環境や環境保全【10】安心・安全な地域づくりを促進―。

 同制度は2023年度に創設。昨年度は3者のアイデアが採択され、活動を展開。実施後は関係者を前に、それぞれが取り組みを発表した。

市民投票やプレゼンで決定

 市民投票やプレゼンテーション審査を経て採択アイデアを決定する。採択アイデアには1件あたり30万円(18歳未満は10万円)を上限に補助金を交付。事業実施期間は交付決定日から2026年2月末迄。申請書類や詳細は市ホームページへ。

 応募は書類一式をおだわらイノベーションラボへ持参か郵送(〒250―0011小田原市栄町1の1の15ミナカ小田原小田原新城下町2Fおだわらイノベーションラボ)、メール(se-mirai@city.odawara.kanagawa.jp)で受け付ける。

 問い合わせは市政策調整課(イノベーションラボ内)【電話】080・4429・6253。

昨年開催時の様子

「歌って踊って遊ぼう」 6月1日 おだわらんらんフェスタ

 「第2回おだわらんらんフェスタ」が6月1日(日)、市観光交流センターにぎわい広場で行われる。午前11時〜午後4時、小雨決行。

 主催は小田原高校卒業の同級生で結成した「おだわらミライプロジェクト」。「歌って踊って遊ぼう」をテーマに昨年11月に初開催した。おだわらカルチャーアワード2024のアクション奨励部門でみらい交流賞を受賞している。

 当日は8組が歌やダンスなどを披露するほか、手作り雑貨やクラフト体験ができるブース、キッチンカーが出店予定。同プロジェクトの高橋真理代表は「アートに触れ、世代を超えて楽しく交流する場。地域のコミュニティーとして愛されるイベントになれば」と来場を呼び掛ける。(問)高橋代表【電話】080・3483・1261

清掃活動の参加者ら

LCが湯河原で清掃活動 合同奉仕デー、地元団体も参加

 ライオンズクラブ(LC)330―B地区6R(リジョン)1Z(ゾーン)に所属する6クラブ(小田原、箱根、湯河原、小田原白梅、小田原松風、伊豆大島)のメンバー43人が5月17日、湯河原町商工会女性部と青年部、旅館組合関係者らと湯河原駅前の清掃活動を行った。

 合同キャビネット奉仕デーとしての活動で、330―B地区の倉田雅史ガバナー(白梅LC)の方針に基づき1Zのクラブが連携。参加者は5つのグループに分かれ、雨の降る中で歩道や植え込みなどに落ちているごみを丁寧に拾っていった。

 1Zチェアパーソンの田村洋一さんは「あいにくの雨でしたが、6クラブと湯河原の団体の方と活動を通して交流ができました」と話した。清掃活動後には、湯河原温泉のホテルで懇親会を開き、クラブの枠を超えて親睦を深めた。

昨年の展示作品

小原流 「みんなの花展」 5月31日、6月1日

 いけばな小原流小田原支部の作品展「花の輪・人の輪―みんなの花展」が5月31日(土)・6月1日(日)、ダイナシティウエスト(小田原市中里)1Fキャニオンで開催される。午前10時から午後6時(1日5時)まで。入場無料。

 会場には「花物語」をテーマに約60点が展示され、中学生以下の「子ども教室」のかわいらしい作品も並ぶ。人気企画の「生け花体験コーナー」(年齢不問、花材費500円)も実施する。

「推譲」を披露する(左から)小山田代表、井上会長、入澤さん

5年目は原酒で 井上酒造「推譲」発売

 井上酒造(大井町・井上寛会長)が5月16日、小田原市内で日本酒『推譲』の新酒お披露目会を開いた。(すいじょう)

 醸造には、耕作放棄地解消に取り組む小田原かなごてファーム(小山田大和代表)のソーラシェアリング(営農型太陽光発電)の田んぼの米と電気を使用している。

 5年目となる今回は、飲みやすいアルコール度数(15%)に調整するための加水をせず、初めて「原酒(アルコール分18%)」で販売する。井上会長は、「より自然の息吹と大地の力強さを感じていただければ」と思いを話す。

 入社2年目の蔵人(くらびと)・入澤澄(とおる)さん(22)は「常温なら喉に辛さや味わいを感じられます。夏場は少し冷やすのもおすすめです」、かなごてファーム・小山田代表は「井上酒造さんらしい辛口に仕上がっていてとてもおいしい」と笑顔で紹介した。

 原酒のため500本限定。1本720ミリリットル/2200円。井上酒造売店とオンラインショップ、ヤマザキショップ内山酒店(下曽我駅前)で購入できる。

花々の競演が楽しめる

小田原城で梅雨の花見 あじさい花菖蒲まつり

 「小田原城あじさい花菖蒲まつり」が、小田原城本丸東堀・花菖蒲園で5月31日(土)から6月15日(日)まで開催される。入場無料。主催は小田原城あじさい花菖蒲まつり実行委員会。

 梅雨時期の小田原の風物詩として開催されるイベント。会場では約1万株のハナショウブと約2500株のアジサイが咲き誇る。

 期間中は日没から午後8時30分まで常盤木門周辺でライトアップが行われ、日中とは異なる幻想的な花景色を観賞できる。

 開催に合わせ小田原城天守閣は、期間中の土曜、日曜日の開館時間を午後6時まで延長する(最終入館は5時30分)。また花菖蒲園の広場にはテーブルとイスを設置。キッチンカーも出店する予定で、軽食とともに花々を楽しむことができる。

 ハナショウブとアジサイは、⼩⽥原城花育成ボランティアが手入れし育成しているもの。期間中は同ボランティアを募集するほか、小田原城内の花育成資金の募金を行う。

 問い合わせは、小田原城総合管理事務所【電話】0465・23・1373(土日祝を除く)。

演奏会のチラシ

石田泰尚リサイタル 読者プレゼント

 小田原三の丸ホール大ホールで6月15日(日)、石田泰尚ヴァイオリン・リサイタルが開催される。午後2時開演(1時開場)。本紙読者2組4人にチケットをプレゼントする(一般販売は終了)。

 石田さんは神奈川県出身で、国立音楽大学を首席で卒業。神奈川フィルハーモニー管弦楽団のソロ・コンサートマスターや京都市交響楽団の特別客演コンサートマスターを務めるほか、自身プロデュースの弦楽アンサンブル「石田組」でも活躍する。

 当日は、モーツァルトのヴァイオリンソナタK・301、グリーグのヴァイオリン・ソナタ第3番などを披露する。

 申し込みは氏名・年齢・住所・電話番号・紙面の感想を明記し、ハガキまたはメールで。応募多数の場合抽選。〒250―0042小田原市荻窪306タウンニュース社「リサイタル」係。【メール】odawara@townnews.co.jp、6月6日(金)必着。

来場を呼び掛ける主催者ら

小田原の魅力知る一日に 市民会館跡地でマルシェ

 小田原市の市民会館跡地くつろぎゾーンで5月25日(日)、「おだわらつながるマルシェ」が開催される。湘南生活クラブ小田原センターと(株)たからものが共催。

 小田原の魅力を広めることを目的に、今年3月に市役所前庭で開催したマルシェの第2弾。「思い出のある市民会館跡地を未来につながる場所にしたい」と、(株)たからものの和田訓一さんが声を掛け開催に至った。

 「持続可能」をキーワードに、小田原を中心に活動している35の団体が集結。軽食やクラフト品、ワークショップなどのブースが並ぶ。主催の村田けい子さんは「市内外のあらゆる人が小田原の魅力を知るきっかけになれば」と呼び掛けた。

 午前10時〜午後3時。少雨決行、荒天中止。出店者情報など詳細はインスタグラム「ODAWARA.TSUNAMARU」で発信。(問)同センター【電話】0465・32・0012

競技×金融二刀流で貢献 ベルマーレF・堀内選手

 地域の金融機関でアスリートとして貢献を―。

 湘南ベルマーレフットサルクラブに所属する人気ストライカー、堀内迪弥(みちや)選手(32)が1月からさがみ信用金庫に勤め、金融教育とスポーツを組み合わせた地域貢献活動を行っている。

 フットサル選手としての活動に加え、小学校の放課後児童クラブで金融教育とフットサルを組み合わせたプログラムに取り組む堀内選手。「これまであまり関わりが持てなかった分野で不安もありましたが、職員の皆さんの業務に対する誠実な姿勢など勉強になっています」と受け止める。

 さがみ信金は今年から、スポーツの力を事業に活用しようと、アスリート職員の採用を開始。児童にお金のことを学んでもらい、それと合わせて地元プロチームの認知度向上や夢の選択肢を伝えることを目的に地域貢献活動を行っている。

 「県西地域のチームと企業のことを知ってもらい、学びの部分や魅力も伝えられたら」と相乗効果を図る堀内選手。ベルマーレフットサルが戦うFリーグの新シーズン開幕も5月末に控え、「優勝するため、全てを捧げる覚悟で戦います。このエリアを『日本一フットサルが強い地域』にできるよう頑張りたい」と意気込む。

休日120日以上の就職面接会

 ハローワーク小田原(ミナカ小田原9階)で5月28日(水)、「休日120日以上の就職面接会」が行われる。午前9時30分〜正午(予約優先)。定員に空きがあれば当日参加も可能。面接時間は1人20分予定。

 参加予定企業は(有)リキコーポレーション、太洋物流(株)、(株)丸江。問い合わせや申し込みはハローワーク小田原職業相談部門【電話】0465・23・8609(41♯)。

酒匂川を一斉清掃 約2700人が参加

 小田原市自治会総連合(関野次男会長)が主催し、酒匂川を一斉清掃する「第32回クリーンさかわ」が5月11日に行われた=写真。今回は自治会メンバーのほか、学校や企業、行政関係者も合わせ、約2700人のボランティアがごみの回収で汗を流した。

 ふるさとの川をきれいにすることを目的にした一斉清掃活動。今年度は午前9時からの1時間で可燃物1140kg(前回比プラス135kg)、不燃物985kg(同マイナス535kg)、合計2125kgを回収した。

程ヶ谷CC 神奈川県民ゴルフデー 7・8月対象日が特別料金

 全国屈指の名門、程ヶ谷カントリー倶楽部が7月、8月の平日対象日に割引料金でプレーできる、神奈川県民ゴルフデーを実施する。

 定員は各日10組。対象は、満25歳以上の県内在住・在勤者とその同伴者で、4人または3人で申し込む。料金はキャディ・昼食付で2万7千円(カート予約不可)。

 申し込みを現在受け付け中で、同倶楽部ホームページから申し込み用紙をダウンロードし、ファックスで送信する(定員になり次第締め切り)。※熱中症対策あり。詳細はホームぺージにて確認を。

程ヶ谷CC 神奈川県民ゴルフデー 7・8月対象日が特別料金

 全国屈指の名門、程ヶ谷カントリー倶楽部が7月、8月の平日対象日に割引料金でプレーできる、神奈川県民ゴルフデーを実施する。

 定員は各日10組。対象は、満25歳以上の県内在住・在勤者とその同伴者で、4人または3人で申し込む。料金はキャディ・昼食付で2万7千円(カート予約不可)。

 申し込みは5月23日(金)9時から受付。同倶楽部ホームページから申し込み用紙をダウンロードし、ファックスで申し込む(定員になり次第締め切り)。※熱中症対策あり。詳細はホームぺージにて確認を。