町田版【8月28日(木)号】
ベースボール5の日本代表監督を務めた若松さん

町田で流行?5人制野球 市内でチーム増加中

 誰でも気軽に取り組めるスポーツとして注目を集める5人制野球「ベースボール5」が町田市内で活発に行われている。市内の大学や高校を拠点にチームが発足し、子どもたちが運動の楽しさを知るためのツールとしての役割も果たしている。

 ベースボール5は2017年に世界野球ソフトボール連盟によって紹介されたスポーツで、ゴムボールを使用し1チームは男女混合の5人で構成。打者は自分でトスしたボールを手のひらかこぶしで打ち、守備は素手で守る。5イニング制で行われ、その他ルールはおおよそ野球に沿う。

 桜美林大学(常盤町)には2023年に日本で初めてというベースボール5の部が発足。日々、ボールを追う学生らが見られるようになり、一般学生も体育の講義の際にプレーする。また、都立山崎高校(山崎町)ではクラブチームの「Spirit bonds YAMASAKI」が24年から活動を開始。同校生徒らがメンバーに名を連ね、今年1月にはベースボール5の日本選手権ユースの部に初出場。ベスト4に残る活躍をみせた。

 コーチを務める山崎高教員の高島凱哉さんは「競技を通じて生徒は自信をもち、成長につながっている。メンバーも増えています」と話す。

スピード感魅力

 町田のベースボール5浸透の立役者となっているのが、桜美林大の准教授、若松健太さんだ。野球の普及に取り組むなか、知人からベースボール5のことを教えてもらい、そのスピーディーなプレーに魅了されると、大学に部を発足。体育の講義にも組み込み、「ボール1つあればどこでもできる点がいい。男女が力を合わせて勝利を目指すことに対しても学生らの学びにつながると感じた。何よりも、体験するとみんな盛り上がるんですよ」と笑う。

子どもたちにも

 一方、若松さんは市内の子どもたちに対してもベースボール5の魅力を伝えている。健康福祉について研究を重ねるなか、子どもたちの運動する機会が減っていることを知り、その改善策の1つとしてベースボール5の教室を開講。競技を通じて子どもたちに身体を動かす楽しさを伝えているという。

 最近は障害のある子どもたちにも競技を紹介し、「共生社会を学ぶ場にもなればと考えている。町田市内からベースボール5の教室を開いてほしいという声は増加中ですよ」と話している。

「多く占めそう」

 11月にはベースボール5の3回目となる日本選手権の予選が始まる。若松さんは「桜美林大は日本一を目指している。一緒に練習することもある山崎高を拠点とするSpirit bondsは今回複数チームを出場させると聞いた。また、他に市内で出場を予定しているところもあるようで日本選手権は町田からのチームが多くを占めそうです」

【1】準優勝に輝いた日大三ナイン【2】仲間に声援を送る野球部部員ら【3】多くの町田市民らがかけつけた観客席/提供写真(スタジオ千島)

日大三 14年ぶりならずも祝福の声 甲子園で準優勝

 日本大学第三高等学校(図師町)硬式野球部が23日、夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会/兵庫県)で準優勝した。14年ぶり3回目の夏制覇とはならなかったものの、町田市内外から健闘をたたえる声が挙がっている。

 強打で2大会ぶりに西東京大会を制した日大三は甲子園でも打ち勝ってきた。初戦の接戦を制すると次戦は初回から強打を集中。1、2回で7点を挙げ打撃戦を制すると、東東京代表の関東第一高等学校との東京対決となった準々決勝は中盤に打線がつながり、5得点。粘る関東第一を引き離した。そして、県立岐阜商業高等学校との準決勝は終盤に追いつくと、延長10回のタイブレーク(得点が入りやすい状況から攻撃を開始する特別ルール)で勝ち越し。決勝へと駒を進めた。

 「選手の邪魔にならないように見守っていきたい」と大会前に語っていた三木有造監督は「選手はがんばってくれた。試合を重ねるごとに集中力が増し、1つにまとまっていった」と振り返る。

 一方で沖縄尚学高等学校との決勝戦は「らしくない」展開となった。ここまでチームを引っ張ってきた主将の本間律輝さんの一本で先制するも、これまでのようにチャンスの場面であと一本が出ず、敗戦。沖縄尚学に初優勝を献上した。「相手ピッチャーがよかったに尽きる」と三木監督は敗戦の弁を語り、「応援のため、多くの方に足を運んでいただけて幸せ。応援がすごい力になることを改めて知った」と話す。

「心からねぎらい」

 14年ぶり3度目の優勝とはならなかったものの、日大三ナインの健闘をたたえる声は各所から挙がっている。決勝戦を現地で観戦した小池百合子都知事は「チーム一丸となって戦い抜いたことに、東京都民を代表して心から拍手とねぎらいの言葉を贈りたい。このかけがえのない経験を通じて学んだことをこれからの人生に生かしてもらえれば」などとコメント。石阪丈一町田市長は「選手のみなさん、そしてサポートを続けてきた家族や学校関係者のみなさんにお祝い申し上げる。多くの方に感動と勇気を与えてくれた」とし、同部のOBで三木監督の2学年先輩である町田市議会議員の佐藤和彦さんは「立派な準優勝。感動をありがとう。三木監督はよくチームをまとめたと思う」と後輩たちをねぎらっている。

イベントに携わる左から齊藤さん、近藤さん、岡さん

アートで小野路 彩る 11月に催し 準備進む 

 かつて宿場町として栄え、今も古い街並みが息づく小野路町で、地域を芸術で彩ろうと試みが進んでいる。11月から始まるアートフェスティバルをきっかけに、「小野路を文化の発信地に」と願う人たちの思いが形になりつつある。

 小野路町で現在準備が進められているのは、歴史ある街並みや自然を舞台にしたイベント「あーとde小野路 幸詣(さちもう)で」。絵画・音楽・演劇など多彩なジャンルを通じて、地域の魅力が再発見できるようになるといい、11月8日(土)から1カ月間にわたって開催される予定になっている。

 中心となるのは、多摩地域ゆかりの画家・澤村祥(さち)さんの作品展示だ。人物を抽象的で大胆に表現した作風や鮮やかな色彩で知られる澤村さんの作品。今回の企画を立ち上げた小野路町内会会長の齊藤達也さんは、澤村さんの作品が収められている小野路町にあるギャラリースペース「ニジリス」で澤村さんの作品に出会い、当初は絵のエネルギーや魅力を広めたいとの思いで始めたものの、準備を進めるうちに「作品だけでなく、この地域そのものの文化的価値を発信できるのでは」と考えたという。「小野路の魅力は自然豊かなこと。その中でアートを浴びるように体験してもらえたら」と語る。

 共に企画に携わるイベントの実行委員の一人である近藤波美さんもまた、澤村さんの作品に魅了され企画に参加。「作品の迫力は人の心を震わせると思います。会期は長いため、多くの人に足を運んでもらえれば」と話す。若い世代にも親しんでもらえるよう工夫を重ね、「多世代が立ち寄れる場にしたい」と意気込む。また、作品を守り続けてきたニジリスの岡光昭さんは「彼女の絵には、生きたドラマがある」と語り、「その熱量を来場者に感じ取ってほしい」と期待を寄せる。

 江戸時代には宿場町として人が行き交い、近年は芸術家が集うなど文化的な側面もある小野路。齊藤さんは「この町がもつ文化の魅力を、今後も積極的にアピールしていきたい」と語る。

鶴川でも展示

 イベントに先駆け9月3日(水)から30日(火)まで、和光大学ポプリホール鶴川の3階ギャラリーで澤村さんの絵・約20点が展示される。齊藤さんは「合わせて足を運んでいただければ」と話している。

東京都中学校ハンドボール選手権大会で先ごろ優勝したチームに名を連ねた 加藤 柚乃さん 町田南中学校1年

天真爛漫 視野広く

 ○…所属するのは多摩市を拠点にするクラブチーム。小学校の時から在籍し一番の目標だった今大会で優勝できたことを仲間たちと喜んだ。役割は司令塔。広い視野をもって得点につながるパスを供給し続け、チームを勝利に導いた。「そろばんを習っていることが一瞬で判断できる力を養ってくれているのかも」。町田の小学生が健脚を競う「こどもマラソン」で優勝したこともある体力も生きた。

 ○…ハンドボールは小学2年生の時から。コロナ禍で外で遊ぶことがためらわれるようになったなか、「身体を動かせる機会を」と競技経験者である母親に勧められた。体験してみるとゴールを決めた際の快さにすぐのめり込むことに。本格的に練習を開始していくと顔を出したのは負けず嫌いな気持ち。成長の原動力になってきた。

 ○…町田市内の中学校に通う今も鬼ごっこに夢中になるなど、天真爛漫なところは小学生の頃のまま。その一方で家に帰ると共働きの両親に代わり、弟や2人の幼い妹たちの面倒をみるしっかり者の側面も。姉として少し厳しく接するなか、妹の一人が最近ハンドボールを始めたことについ笑顔がこぼれる。模範でありたい、という気持ちが芽生えているところだ。

 ○…都代表として挑んだ関東大会は先日、接戦の末、上位に進むことなく敗れた。紙一重の差だったが力不足を感じることに。目指すは全国大会で2度の優勝経験のある母。追いつき追い越すにはどうすればいいのか。コーチを務めてくれる母の指導を受けながら、そう考えプレーする毎日だ。「競技は続けていきたい。将来、何をやりたいかはまだ分からない」。可能性は無限大。ボールを追いながら、「将来の自分」について考えていくつもりだ。

小野神社で祭礼 9月13日 ジャズコンサート

 小野神社の祭礼が9月13日(土)に開催される。時間は午後4時から9時まで。出店や、花火の打ち上げも予定されている。余興では午後7時から、世界的に活躍するジャズドラマー・中村達也さんを招いてのジャズコンサートが行われる。

 中村さんは、ニューヨークを拠点とした活動や、アフリカ、モロッコ、トルコを巡る海外公演など、世界を股にかけて活躍する伝説のドラマー。今回、ピアノトリオを率いての登壇となる。そのほか、ジャズ・ラテン・即興演奏を得意とする奏者・笛吹かなさん、お祭り系バンドとして地域のイベントに出演する町田出港バンドも登壇する。

町田市展 斬新な力作が一堂に 版画美術館で31日まで

 町田市内および近郊のアーティストが出展する芸術の祭典「第31回町田市展」が、町田市立国際版画美術館(原町田4の28の1)で開幕した。長年にわたり市民の創作活動を支え、地域の文化振興に貢献してきた同展。今年も絵画や版画、手工芸、陶芸、写真、彫刻など、計192点の力作が並ぶ。会期は8月31日(日)までで、時間は午前10時から午後5時まで(最終日は4時まで)。

 今回の特徴は初出品者が多いこと。フレッシュな感性が光る意欲作が会場を彩り、新たな風を吹き込んでいる。

 主催する町田市美術協会の岡島節子会長は「町田市展は審査員から斬新なものが多く、レベルが高いと評価を受けています。暑い中大変ですが、ぜひ多くの方に来場してもらえたら」と呼びかけている。

 入場無料。問い合わせは町田市美術協会【電話】070・3780・5867。

前回の様子

9月14日(日) 誰でも参加可 パリオで「遊び」イベント

 子どもから大人がさまざまな「遊び」を楽しむことができる催し「子どもも大人も遊びもまちだ展」が9月14日(日)、森野の施設「町田パリオ」(4・5階)で開かれる。むかし遊びやスポーツ、音楽、英語などの体験型の遊びから、「遊びのシアター」と称した絵本の読み聞かせ、人形劇なども予定されている。

 市民の健康や生きがいづくりなどにあたる「NPO法人町田市レクリエーション連盟」が主催するもので、午前10時から午後3時。誰でも入場可能で無料。授乳室あり。問い合わせは同連盟【電話】042・729・0720まで。

来場者でにぎわう射的コーナー

KDDIミュージアム 夏まつり縁日に多くの人出 ラジオワークショップも

 KDDIミュージアムで8月2日、夏休みスペシャルイベントが開かれ、多くの家族連れが訪れていた。2階ミュージアム前には夏まつり縁日イベントが実施され、射的ゲームや輪投げ、的当てゲーム、スーパーボールすくいなどが行われた。射的ゲームに挑戦していた子どもたちは、上手に的を落とし笑顔があふれていた。  

 3階の特別会場では、「開局せよ!キミのラジオステーション」と題したワークシップに、子どもたちが挑戦していた。TBSラジオの番組ディレクターやプロデューサーを務める阿部千聡さんらが講師を務め、最後には参加者がDJになって楽しんでいた。

謎解きゲーム

 通信の歴史や未来、仕組みを学ぶことができる同ミュージアムでは10月3日(金)まで、謎解きプログラム「沈黙のラジオを救え!ラジオ探偵団出動」を開催する。ミュージアム内に流れるラジオ電波をキャッチして、通信やラジオに関する謎を解き明かす体験型アクティビティ。

 事前予約制、参加費無料。別途、入館料一般300円が必要(大学生以下は無料)。平日の午前10時から午後4時30分まで。事前予約の申込みは予約フォームから。

エスフォルタアリーナ八王子での試合の様子

プロバスケ 町田で公式戦 10月、3月 B3八王子

 町田市立総合体育館(南成瀬)を会場に、プロバスケットボールの公式戦が開催される。町田市の隣・八王子をホームタウンとするB3リーグ所属「東京八王子ビートレインズ」が主催し、10月に2試合、来年3月に2試合、合計4試合を実施する。関係者は「ぜひプロのプレーを生で見ていただきたい」と来場を呼びかけている。

 試合日程は、10月24日(金)(午後7時20分開始)、25日(土)(午後3時開始)、3月13日(金)(午後7時20分)、14日(土)(午後2時開始)。対戦相手は10月が「しながわシティバスケットボールクラブ」、3月が「金沢武士団」となる。

およそ10年ぶり

 町田市内ではおよそ10年前に別チームが公式戦を開催したことがあるが、ビートレインズとしては初めて。同チームにとってもこれまで青梅市や日野市での主催試合はあったが町田市では今回が初となる。約4年前からジュニア育成事業を通じて交流があった同チームに町田市バスケットボール協会が開催を呼びかけ、実現に至った。川松光生理事長は「何度か八王子での試合を観戦し『ぜひ町田でも』と思っていた。多くの人に迫力あるプロの試合を楽しんでもらいたい」と話す。

9月リーグ開幕

 同チームは2012年に発足し、15年からリーグ参入。「バスケが盛ん」と言われる八王子で地域に根ざした活動を展開し、徐々にファンを増やしてきた。昨季は目標として掲げた「ホーム戦来場者数3万9000人」を達成し、来季刷新されるBリーグで、現行のB2にあたる「Bリーグワン」への参入条件を満たした。

ホームは20試合

 9月に開幕する今季からは、かつて同チームでプレーした亀崎光博氏がヘッドコーチに就任し、上位を目指す(昨季は17チーム中13位)。ホームの「エスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)」では、来年4月までに公式戦20試合の開催を予定している。

(問)THTマネジメント【電話】042・649・4440

自身もステージに立つ城川さん

多様な民俗音楽集結? 森野のライブバー「万象房」

 町田市内に南米やインドなどの民族音楽を楽しめるスポットがある。カルチャースクールなどを運営する森野の町田万象房だ。カフェとしてお客さんを迎え入れる一方で、夜はライブバーとして定期的に音楽イベントを開催。南米やインドなどの民族音楽のコンサートが組み込まれている。

 自身もバンドメンバーとしてステージに登壇している店主の城川隆生さんは「ハワイやアイルランド、スペインなどのコンサートを開くこともある。生演奏で多種の民族音楽を楽しめる場所は全国を見ても他にあまりないのではないかな」と話す。民族音楽を通じて、老若男女が集まる場にもなっている万象房。コンサートの観覧を通じて知り合い、仲間として集うようになることも少なくないという。

 城川さんは「ゆったりとした時間が流れる場。気軽にお立ち寄りいただければ」と話している。万象房の音楽イベント情報はホームページで。

母親のあゆみさん(右)と優勝を喜ぶ加藤さん

町田南中加藤さん 都ハンドで優勝 司令塔として活躍

 町田南中学校1年の加藤柚乃さん=人物風土記で紹介=が先ごろ行われた東京都中学校ハンドボール選手権大会に所属する多摩ハンドボールクラブ(多摩市)のメンバーとして出場。チームの司令塔として得点につながるパスを供給。初優勝に貢献した。加藤さんは「優勝することができてうれしい」と笑顔をみせている。

 多摩ハンドボールクラブは小中学生の選手が集まる多摩地域屈指の強豪チーム。加藤さんは小学校低学年の頃から所属し、中学進学後も引き続き、メンバーに名を連ねてきた。

今後も

 クラブ代表の宮嶋良考さんは「柚乃は先輩たちの力を借りながら、大きく優勝に貢献してくれた。今後も成長していく姿を応援していきたい」と笑顔。2度の全国大会優勝の経験をもつコーチを務めている母親のあゆみさんは「私は町田南中の選手としてプレーしていたが、都大会で優勝することはできなかった。これからも私を超える活躍をみせてもらいたい」と話している。

100羽以上の文鳥を間近で見ることができる

「文鳥パラダイス」と話題 相模原市の公園 来訪増

 相模原麻溝公園(相模原市)内にあるふれあい動物広場の一角、ウォークインバードゲージが愛好家たちの間で「文鳥パラダイス」と称されている。100羽以上の文鳥が放鳥されているゲージ内に入り直に鑑賞でき、来訪者が増えているという。4月に販売したオリジナルグッズは1日で完売し、現在第4弾を企画。担当者は文鳥ブームに期待を寄せている。

 同広場はポニーの乗馬体験やうさぎやモルモットと触れ合えるコーナーなどがあり、家族連れが多く訪れている。文鳥の飼育を担当するのは公益財団法人ハーモニィセンターの宮坂空翔さん。文鳥人気に気が付いたのは昨年12月で同広場のSNSで「日向ぼっこをする文鳥」の写真を投稿したときだ。ポニーやモルモットなどの投稿へのリアクションは100件程度だったが、文鳥の写真には4千件近くのリアクションがつき、「投稿をもっと増やしてほしい」というコメントもあったという。

 宮坂さんは「反響に驚いた。大阪府や栃木県など遠方から来るほど文鳥人気があることを知った」と話す。ゲージに入り100羽以上の文鳥を間近で見られるのが珍しいといい、家族連れやカメラを持った文鳥マニアたちで賑わっている。訪れた女性は「『文鳥公園』と検索したら出てきた。たくさんいてかわいかった」と話した。

 文鳥人気を受けて宮坂さんはグッズ製作に取りかかった。スタッフがイラストを描き、アクリルキーホルダーや缶マグネットを30〜40セット製作。4月のイベントで販売すると1日で完売した。9月6日(土)、7日(日)に同広場で行われるイベントではシールやカレンダーなど第3弾となる文鳥グッズを販売する。10月にも第4弾が企画されており、今後も展開される予定だ。宮坂さんは「文鳥が評価してもらえてうれしい」と話している。

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井上雅人さん

若手応援プロジェクト第2弾 夢のトリオコンサート

 二期会を代表するバリトン・井上雅人さんと町田イタリア歌劇団による「若手応援プロジェクト」の第2弾として、夢のトリオコンサートが9月2日(火)に町田市民フォーラム3階ホールで開催される。

 出演は、東京藝術大学卒、桐朋学園大学大学院を修了しコンクールでの上位入賞歴も持つソプラノの菅谷茉友さんと、同じく東京藝術大学を卒業し現在同大学院に在籍するメゾソプラノの高橋杏奈さん。当日はソロのほか、バリトンを交えた華やかな三重唱なども聴きどころだ。「才能豊かな若手2人が舞台経験豊富な井上さんの大きな胸を借りて歌い上げます。ご期待下さい」と主催者。

 午後2時30分開演(2時開場)。チケット3千円。「タウンニュース見た」で先着5人は2千円。予約は主催者・柴田さん【携帯電話】090・1734・8116。

デフ代表の母校、どのような環境? 市内学校に聞く

 デフリンピックに出場予定の堀花梨選手や山中孝一郎選手などのアスリートを輩出してきたのが、市内の「きこえの学校ライシャワー学園(旧・日本聾話学校)」(野津田町)。スポーツとどのように向き合っているのか、体育科主任の木内秀紀教諭=写真=に聞く。

 ――どんな環境にある?

 「体育の授業では教科書に合わせた授業を行いながら、生徒一人ひとりの身体的な特性に合わせた指導を行うことで、生徒の力を伸ばしている。まずは体力づくりと考えている。元気な心身があれば、さまざまなことに挑戦できる。『できた』という達成感の積み重ねが、前向きな姿勢を育むと思う」

 ――野球部がある

 「メンバーが少ないため、他の学校と合同チームを組み、大会に出場している。気持ちの面で参加が難しかった生徒が仲間の強い願いで野球部に加わり、優勝につながったこともある。その生徒は大きな自信を得て学校生活の様子が一変した」

 ――堀選手や山中選手がデフリンピックに出場する

 「2人のがんばる姿は在校生の大きな励みになる。学園全体で心から応援している」

町田ゆかり選手男子マラソンに出場 世界陸上にも

 9月13日(土)には、陸上競技の世界最高峰の大会である世界陸上が国立競技場(新宿区)などを会場に開幕する。100m競技など注目を集める種目が数多くあるなか、町田市にゆかりのある選手が出場するのは9月15日(祝)に行われる男子マラソン。母校の青山学院大学で練習を積むため、現在、町田市を拠点の1つにしている吉田祐也選手(GMOインターネットグループ陸上部)=写真だ。所属する実業団チームで練習を積むなか、より結果を求め、昨年から母校で恩師の指導を受けるようになったという。その結果、昨年末の国内マラソンで2時間5分16秒の好記録をマークし日本代表に選ばれた。

 町田市出身のマラソンランナー大迫傑選手と親交があり、4年前の東京五輪で6位入賞した大迫選手を意識して、今回の目標を「6位超え」にしているという。

町田出身冨高選手 冬季五輪目指す 3月に世界選手権でメダル

 町田市出身者で来年開かれるミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックを目指しているのが、スキー・フリースタイル女子モーグル競技に取り組む冨高日向子選手(多摩大学スキークラブ)=写真。今年3月に行われた世界選手権で銀メダルを獲得し、直後に行われた全日本スキー選手権で初優勝するなど、勢いに乗っている。先日は国際競技大会で優秀な成績を収めたなどとして文部科学省から表彰を受けた。冨高選手は小学4年時から本格的に競技を始め、北京2022冬季オリンピック(19位)に出場している。

日の丸の入ったユニフォームを掲げる中島選手(チームのYouTubeより)

ゼルビア、アジアに挑む 日の丸背負い初出場

 町田を拠点とするFC町田ゼルビアが9月、アジア一のサッカークラブを決める大会「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)エリート」に挑む。各地域のリーグ戦などで好結果を残したアジアのチームが集うもので、ゼルビアは昨シーズン、J1で3位となり出場権を得た。今大会はリーグ戦を行ったうえでその上位8チームが次のステージへ進出。その後、勝ち抜いたチームによるトーナメント戦によって優勝チームが決定することになる。

「夢にも思わなかった」

 初めてACLに挑むゼルビアは今大会に向けて日の丸の入ったユニフォームを新調。チームのユーチューブで選手たちは意気込みを語り、「ACLに出ることができるとは夢にも思っていなかった」「町田がアジアで戦えるところを見せたい」などの声が聞かれた。

 東京都議会議員でゼルビアの選手だった星大輔さんは「リーグ戦だけでも大変ななか、よりチーム一丸となる必要がある。新戦力を獲得したが、これまで出番が無かった選手の力も必要。個人的には苦しい時のチームを救ってきたFWの中島裕希選手に期待している」と話している。

初戦は9月16日

 ゼルビアのACL初戦は9月16日(火)。ホームの町田市陸上競技場(野津田町)でFCソウルと対戦する。星さんは「世界から選手やファン・サポーターが町田にやってくるが、間違いなく高い経済効果をもたらしてくれると思う。受け入れる飲食店などのサポートを町田市やクラブにはしっかりとやってもらいたい」と話している。

過去の研修の様子

介護の入門的研修 町田で始める介護のしごと

 町田市介護人材開発センターは9月25日、10月2・9・16・23日の全5日間(全て(木))、未経験者が介護の基本的な知識や生活支援の技術を学べる研修「介護の入門的研修」を開催する。

 介護の仕事に興味があり、全ての回に出席できる人が対象。参加費・テキスト代無料で定員30人。全過程修了者は市内の高齢者の自宅を訪問し生活援助を行う「まちいきヘルパー」としても働くことができる。

 時間は午前10時〜午後4時(9月25日は4時30分)。会場はぽっぽ町田会議室1・2(原町田4の10の20/JR横浜線町田駅ターミナル口より徒歩5分)。

 問合せは同センター【電話】042・860・6071(平日午前9時〜午後5時)またはホームページから。申込締切は9月11日(木)。