戻る

町田 スポーツトップニュース

公開日:2025.08.28

日大三
14年ぶりならずも祝福の声
甲子園で準優勝

  • 【1】準優勝に輝いた日大三ナイン【2】仲間に声援を送る野球部部員ら【3】多くの町田市民らがかけつけた観客席/提供写真(スタジオ千島)

  • 強打で勝ち抜いてきた日大三/提供写真(スタジオ千島)

 日本大学第三高等学校(図師町)硬式野球部が23日、夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会/兵庫県)で準優勝した。14年ぶり3回目の夏制覇とはならなかったものの、町田市内外から健闘をたたえる声が挙がっている。

 強打で2大会ぶりに西東京大会を制した日大三は甲子園でも打ち勝ってきた。初戦の接戦を制すると次戦は初回から強打を集中。1、2回で7点を挙げ打撃戦を制すると、東東京代表の関東第一高等学校との東京対決となった準々決勝は中盤に打線がつながり、5得点。粘る関東第一を引き離した。そして、県立岐阜商業高等学校との準決勝は終盤に追いつくと、延長10回のタイブレーク(得点が入りやすい状況から攻撃を開始する特別ルール)で勝ち越し。決勝へと駒を進めた。

 「選手の邪魔にならないように見守っていきたい」と大会前に語っていた三木有造監督は「選手はがんばってくれた。試合を重ねるごとに集中力が増し、1つにまとまっていった」と振り返る。

 一方で沖縄尚学高等学校との決勝戦は「らしくない」展開となった。ここまでチームを引っ張ってきた主将の本間律輝さんの一本で先制するも、これまでのようにチャンスの場面であと一本が出ず、敗戦。沖縄尚学に初優勝を献上した。「相手ピッチャーがよかったに尽きる」と三木監督は敗戦の弁を語り、「応援のため、多くの方に足を運んでいただけて幸せ。応援がすごい力になることを改めて知った」と話す。

「心からねぎらい」

 14年ぶり3度目の優勝とはならなかったものの、日大三ナインの健闘をたたえる声は各所から挙がっている。決勝戦を現地で観戦した小池百合子都知事は「チーム一丸となって戦い抜いたことに、東京都民を代表して心から拍手とねぎらいの言葉を贈りたい。このかけがえのない経験を通じて学んだことをこれからの人生に生かしてもらえれば」などとコメント。石阪丈一町田市長は「選手のみなさん、そしてサポートを続けてきた家族や学校関係者のみなさんにお祝い申し上げる。多くの方に感動と勇気を与えてくれた」とし、同部のOBで三木監督の2学年先輩である町田市議会議員の佐藤和彦さんは「立派な準優勝。感動をありがとう。三木監督はよくチームをまとめたと思う」と後輩たちをねぎらっている。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

町田 トップニュースの新着記事

町田 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS