小田原・箱根・湯河原・真鶴版【9月6日(土)号】
外観のイメージ(市提供)

小田原市 初の公立こども園開園へ 橘地域で来年4月

 小田原市が市内初の公立認定こども園として整備を進める「たちばなこども園」が、2026年4月に開園する。8月25日に行われた市の定例記者会見で詳細を公表した。

 橘地域にある公立幼稚園の下中幼稚園と22年度から休園している前羽幼稚園を統合し、下中幼稚園の敷地を活用して開園する。コンセプトとして「子どもの主体性や創造性などを育む質の高い幼児教育・保育の提供」などを挙げており、昨年5月には園舎設計に子どもの声を取り入れることを目的に、下中幼稚園児を対象にしたワークショップも行った。

 下中幼稚園(園児数8人)は昨年9月に下中小学校内に移転、旧園舎の解体工事は同10月から着手した。新園舎は木造2階建てで、小田原産の木材を使用。また子どもたちの意見を生かした遊具や見晴らし台も設置される。定員は保育部63人、幼稚部29人の計92人を予定している。

 市保育課は「子どもたちが主体的に活動できる空間が用意されている。周囲の恵まれた自然環境や地域との交流を生かした保育とともに、異年齢で一緒に過ごせる環境も大事にしたい」と話す。

 同課によると06年の認定こども園制度開始以降、市でもこども園設置の検討を始めた。19年に「小田原市公立幼稚園・保育所の今後のあり方」を策定し、方向性などを取りまとめた。

 地域への説明やヒアリングの中で、保育施設のない橘地域は市外の施設を利用せざるを得ない状況に加え、両幼稚園は園児数が減少していた。認定こども園の整備を望む声もあり、より良い教育と保育の提供を目指して22年に「(仮称)橘地域認定こども園整備基本計画」を策定。幼保連携型の公立認定こども園整備を進めている。

入園希望者向け説明会を実施

 市は入園の希望者と検討者に向けた説明会を、9月27日(土)と10月1日(水)に橘タウンセンターこゆるぎで実施する。各日午前10時から11時で、先着80人。市ホームページから要事前予約。
休館中の中川一政美術館

真鶴町 どうなる中川一政美術館 費用の外部化も検討

 4月から休館している真鶴町立中川一政美術館をめぐり小林伸行町長は8月20日、町議会第3回定例会の一般質問で美術館にかかる費用を町の予算から外部化する方針を検討していることを示した。同美術館は現在、予定していた改修工事が見合わせとなっている。

 同美術館は1989年に開館。真鶴町を拠点に創作活動を行い、文化勲章を受賞した中川一政(1893年―1991年)の作品約850点を収蔵している。来館者は1991年度に最多の約8万5千人を数えていたが、24年度は約5千人にとどまり、収支は年間約2300万円の赤字となっていた。

 こうした経緯から町は当初、運営方法の見直しや老朽化が進んだ建物の修繕を行うため、4月から来年3月までの休館を決定。今年度の当初予算では工事費に約2700万円を計上していた。

 しかし、6月に行われた町議会総務経済常任委員会で小林町長は「隣接するお林展望公園や内袋観音、亀ヶ崎と一体的に検討を行う方が望ましいため改修を見送ることを考えている」と説明。その後、定例会一般質問で、「美術館にかかる費用を外部化することが大前提である」と述べた。

早期再開望む声も

 これまで同美術館の運営については学識経験者や中川一政の遺族らが参加する同美術館運営審議会で話が進められてきた。外部化の具体的な手段について同美術館を運営する町教育委員会は取材に対し、ネーミングライツや運営を外部に委ねるなどさまざまな手法での検討を続けているものの、「現時点で具体的に決まっていることはない」と話した。また、一部の収蔵作品を遺族に返却し、他の作家の作品を展示する案なども出ているという。

 同審議会では町の財政面について理解を示しながらも、早期再開を希望する意見が挙がっているという。次回の審議会は年内の開催を予定している。

2025-2026年度国際ロータリー第2780地区ガバナーを務める 松下 孝さん 伊勢原市在住 65歳

座右の銘は積善余慶

 ○…世界的な奉仕団体、ロータリークラブ(RC)。横浜市と川崎市を除く、神奈川県下のクラブが所属する第2780地区を牽引していく。今年度のポリシーは「ロータリーを楽しもう(Have Fun Rotary)」。「世界が分断の時代の今、RCは信頼関係を築く相互理解の団体としてニーズがある。我々の活動を知ってもらい、活動を楽しもうという思いを込めた」

 ○…福井県出身。大学入学を機に上京。会社員経験後、独立し起業する。故郷は人口も少なく、住民全員を知っているような場所。「都会は自由があるが人間関係は希薄。父が奉仕団体の会員だったこともあり、若い頃から興味があった」。RCでは奉仕同様、人との関係を重視してきた。「ガバナーに選ばれたからには精一杯楽しんで務めたい。自分が楽しまないと掲げたポリシーに反してしまうから」。現在は一昨年に立ち上げたフェローシップコーポレーションの代表取締役社長を務める。

 ○…伊勢原RCには2000年に知人の紹介で入会。会長や幹事、伊勢原が所属する第7グループのガバナー補佐などを歴任してきた。「社長業は孤独だが、信頼できる仲間がたくさんできた。そのおかげでさまざまな経験談も聞けて、学びも多い。この年齢で一生の友が出来るのも魅力。このことを多くの人に経験してほしい」と訴える。

 ○…座右の銘は積善余慶。善い行いを重ねることで子々孫々まで恩恵があるというもの。「自分のためではなく、人のためになることがRCにもつながると思う」。今年度の地区目標は会員増強。「RCは奉仕だけではない。仲間を一人でも多く増やし、地域や世界に貢献していきたい。そのためのハブファンロータリー」と笑顔で語る。

箱根・真鶴町議選 両町で9月21日投開票

 任期満了に伴う箱根町と真鶴町の町議選が、9月16日(火)告示、21日(日)投開票の日程で実施される。

 今回から定数が2減の12となる箱根町議選。8月13日に立候補予定者向けの事前説明会が町役場で開かれ、現職11人、新人2人の13陣営が出席した。町選挙管理委員会によると、後日現職1人が書類を受け取ったという。有権者数は8831人(7月20日現在)。

 真鶴町議選(定数10)の事前説明会は8月5日に真鶴町民センターで実施。現職6人、元職1人、新人5人の12陣営が参加し、現職1人が後日書類を受け取った。有権者数は5885人(7月20日現在)。

 2021年に行われた前回選挙は、箱根町が定数14に対して15人が立候補し、投票率は57・35%。真鶴町は14人が立候補し、投票率は66・90%だった。

鈴廣かまぼこの里で 電車の祭典 初開催

 鈴廣かまぼこの里(小田原市風祭245)で9月14日(日)、体験型電車イベント「風祭トレインフェスタ」が初開催される。午前9時から午後4時まで。

 (株)小田急箱根と鈴廣かまぼこ(株)が主催で、小田急電鉄(株)が協力。おだきゅうのキャラクター「もころん」と鈴廣の「グッちゃん」のグリーティングや箱根登山電車きっぷ作り体験(限定500枚)、鉄道クイズラリー(先着200人)などがある。イベント限定「サコッシュ」の販売も。詳細は鈴廣かまぼこのHP等で公開。(問)鈴廣かまぼこの里【電話】0120・07・4547(午前9時〜午後5時)

障害者の相続を考える 9月12日 UMECOで

 障害のある子の「親なきあと」相談室小田原によるミニセミナーが9月12日(金)、おだわら市民交流センターUMECO(小田原市栄町1の1の27)で開催される。午前10時30分から正午まで。

 今回のテーマは「相続と遺言について」。小田原市の司法書士・守屋智義さんを講師に招き、自分の意志を相続に反映させる遺言と相続のポイントなどについて話す。オンラインでの参加も可能。参加費は資料代として500円。

 申し込みは、同団体ホームページの専用フォームまたは電話【電話】0465・46・6800(平日午前10時〜午後4時)。

佐藤常務理事(左)と黒田代表

さがみ信金と人材紹介企業 地域の雇用創出で連携 人材不足解消に向け協定

 神奈川県西エリアの人材確保や活性化を目指し、さがみ信用金庫と人材紹介サービスを運営する(株)UMITTOが8月27日、事業協定を締結した。

 「神奈川西湘求人ナビ」「製造業求人ナビ」を運営する同社は昨年10月、地域の課題と経済への貢献を目的に設立。同社の創業支援にさがみ信金が携わったことを契機に今回の協定締結に至った。

 雇用課題に対応する同協定。さがみ信金が取引先に同求人サイトの紹介を行い、UMITTOは情報掲載を進めることでスムーズな連携を図る。

 締結式にはさがみ信金の佐藤貴行常務理事、UMITTOの黒田寛亮代表取締役社長らが出席し、協定書にサイン。佐藤常務理事は「西湘エリアは魅力やポテンシャルがある地域。両者の強みを生かして地域の最重要課題に取り組みたい」、黒田代表も「人の不足による地域のサービス低下を目の当たりにしているので、人と仕事をつなぐサービスで地域活性に貢献できれば」とそれぞれが期待を語った。

飲食ブース、ステージイベントなどもりだくさん

地魚満喫「港の夜市大作戦」 9月14日 小田原漁港

 小田原漁港(小田原市早川)で9月14日(日)、2年ぶりとなる「港の夜市大作戦」が午後3時〜8時に開催される。「小田原地魚大作戦協議会」が主催。

 小田原魚市場の特設ステージでは、北條太鼓や忍者ショー、「オー!サカナ‼ダンス」、城下町音頭、フラダンスなどが会場を盛り上げるほか、100kgの巨大マグロ解体ショー(4時15分〜)も見どころ。

 かまぼこ、干物、飲食店食事券などが当たる「地魚ビンゴ」大会は6時開始。ビンゴカードは1千円の買い物につき1枚、1千枚限定。

 飲食ブースでは浜焼きビアガーテンをはじめ、小田原アジフライやかます棒、地魚とろサバ棒、シラスピッツァなどのご当地グルメ、シロップかけ放題かき氷が出店予定。キッチンカーも並ぶ。問い合わせは事務局【電話】0465・20・3543。

今年も『プロ野球イースタン』公式戦 小田原でDeNA対千葉ロッテ 9月21日(日) 午後2時試合開始

 小田原球場で恒例のプロ野球イースタン・リーグ公式戦が9月21日(日)、「横浜DeNAベイスターズ対千葉ロッテマリーンズ」で開催される。午後2時開始(正午開門予定)、雨天中止。

 毎年、若手の注目株から調整中のレギュラー組など、プロの迫力を間近に感じられる機会としてファンから好評な一戦。

試合後に交流も

 試合後には選手と交流できる「ふれあいイベント」も開催。今年から小学生と中学生が対象となり【1】キャッチボール体験と【2】サイン会を実施(事前申込※先着順)。9月9日(火)午前10時から上府中公園HPで受付開始。

 試合観戦チケットは内外野共通で大人2千円、中学生以下は入場無料(全席自由席)。前売チケットは「チケットぴあ」で販売中。残券がある場合は現地で当日券を販売する。

■(問)小田原球場【電話】0465・42・5511

遊覧船衝突想定し訓練 小田急箱根など3社ら連携

 箱根町の芦ノ湖で9月1日、観光船などを運航する3社などが連携し、湖上での重大事故を想定した訓練が行われた。海賊船を運航する(株)小田急箱根が主催し、箱根遊船(株)と(株)西武・プリンスホテルズワールドワイドのほか、小田原警察、芦ノ湖水上安全協会、箱根町赤十字奉仕団の関係者ら約50人が参加した。

 訓練は、海賊船と西武が所有する水陸両用バスが沖合で衝突し、海賊船が運航不能になったという想定で実施。船内スタッフは負傷した乗船客の応急処置を行い、救命胴衣の着用方法をレクチャーした。救助要請を受けた箱根遊船の遊覧船と小田急箱根の救助艇が海賊船に接舷すると、スタッフが乗船客を遊覧船に誘導した=写真。

 芦ノ湖では昨年から、小田急箱根の呼び掛けで船舶などを運航する事業者による合同訓練を実施している。同社の鈴木勝明船舶部長は「本格的な訓練を通して他社との連携を確認する良い機会になった」と振り返った。

国土交通省訪問の様子(提供)

伊豆湘南道路 早期実現求め要望 期成同盟、国交省など訪問

 神奈川県西部地域と静岡県伊豆地域を結ぶ「伊豆湘南道路」の早期実現を目指し、「伊豆湘南道路建設促進期成同盟会(会長/加藤憲一小田原市長)が先ごろ、国土交通省や財務省を訪れ、建設促進を要望した。

 期成同盟会は伊豆湘南道路の構想ルートに関係する13市町・16団体で組織。年に3回行う国土交通省などへの要望活動をはじめ、機運醸成のためのシンポジウムなどを開催している。

 今夏は期成同盟会に所属する首長らが国土交通省と同関東地方整備局、財務省を訪問した。加藤市長は会を代表し、道路実現により東名・新東名高速道路、伊豆縦貫自動車道などを一体とした広域道路ネットワークが形成されると説明。「大規模災害時には多くの命を守るための国土軸になると確信している」と話し、早期実現を求めた。

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緊張の「滑り初め」を行った児童

国府津小 ターザンロープ復活 節目の年 PTA、地域一丸

 夏休み明けの9月1日、小田原市立国府津小学校の真新しいターザンロープが児童を迎えた。

 同小には遊具や土管トンネルのある山などがそろう緑地帯があり、人気遊具だったのがターザンロープ。樹木に器具をくくりつけたかたちで40年近く愛用されてきたが、老朽化に伴い昨年9月に撤去されていた。

 撤去後も周囲から復活を望む声があったほか、今年の学校運営協議会で6年生児童から要望もあり、PTAが開校140周年の記念事業として寄贈を決めた。

 地元回覧板で支援を呼び掛け、費用約300万円のうち100万円が集まり、OBが代表を務める建設会社なども整備に協力。地域総出で待望の復活を果たした。同小OBでもある海野晋佑PTA会長は「思い出ある遊具だったので復活は楽しみだった。児童には地域の力でターザンロープがあることも理解して楽しんでほしい」と話した。

「左中段構え」を披露する高橋さん

躰道 全国大会で3位入賞 三の丸小の高橋幸士郎さん

 湯河原町躰道(たいどう)協会(十河剛理事長)に所属する高橋幸士郎さん(小田原市立三の丸小3年)がこのほど、宮城県で開催された「第46回全国少年少女躰道優勝大会」の男子個人法形競技の小学校低学年の部に出場。昨年の雪辱を果たし、3位に入賞した。

 躰道は戦後に生まれた武道。沖縄空手とアクロバティックな動きが融合しているのが特徴だ。

 高橋さんと躰道の出会いは年長児の頃。家族と観光で訪れた「忍野しのびの里」(山梨県)のショーで見た忍者に「技のキレとスピードの速さがかっこいい」と憧れを抱いた。その”忍者の師匠”が躰道を体得していることを知り、「いつかやってみたい」と道場を探しはじめたという。

 2023年1月に風魔忍者の魅力をPRする市観光協会の「風魔キッズ」(今年3月解散)に参加したことを機に、湯河原町躰道協会に入会。4月からは躰道に専念して稽古に励む。十河理事長の息子に憧れ、「何度も動画を見て研究している」と高橋さんは話す。

 今年は県大会で3位、関東中部大会2位、日米国際親善競技会で優勝するなど実力を積み重ね、昨年は2回戦敗退を喫した全国の舞台に臨んだ。

 「法形の部」は技のキレや完成度の高さが求められる競技。全国から26人が参加した今大会で高橋さんはシードを獲得し、2回戦から登場。3回戦までは3対0で勝ち進んだ。準決勝は「払い手が足りず」、2対1と惜敗したが、3位決定戦は県大会で敗れた選手に対し3対0で勝利した。

 「これまでの大会は『勝ちたい』というエネルギーが足りずに負けてしまったのでそこを意識した」と高橋さんは振り返る。また「来年は高学年の部になるが優勝を目指す」と意気込んだ。

AI時代を生き抜くために 相洋高出身 高田さんが新刊

 相洋高校出身で、現在はドイツを拠点とするイラストレーター・漫画家の高田ゲンキさん(48)による『マンガでわかる!フリーランスの生き残り戦略 AI時代に20年稼ぎ続けるクリエイターになる方法』が9月8日に発売される。8月に共著で出版した『フリーランスの法律の話』に続く、フリーランスに関する書籍となる。

 高田さんは2004年にフリーランスのイラストレーターとして活動を開始し、12年にドイツに移住。漫画や動画などメディアを問わず幅広く活動している。

 イラストレーターがAI時代に向き合った新作はフリーランス向けマッチングサイトでの連載を加筆・修正したもの。才能やコネとは別の視点で長く活躍するための実践的な知見をわかりやすく解説している。

 AI技術の台頭により、「今まで曖昧だったプロとそうでない人の境界線が明確になった」と高田さん。AIに代替されないためには一つの分野に特化する専門性と、複数のスキルを掛け合わせるシナジーが重要と強調。「自分はイラストという軸から漫画や動画へ発展させ、新たな仕事を生み出した」と話す。

 自ら売り込む営業力や乗り越え方などにも踏み込んだ同著。「クリエーターとして長く活躍するための助けになれば」と話す。同著は書店やネットで販売される。

戦国時代の職人とは 9月21日 けやきで講座

 小田原市を中心に活動する歴史勉強会「小田原北条の会」主催の講座が9月21日(日)、小田原市生涯学習センターけやき第2会議室で開催される。午後1時30分〜3時30分。

 今回の講座のテーマは「北条氏綱による鶴岡八幡宮再興と職人たち」。小田原北条氏2代目当主・氏綱が1532年から行った鶴岡八幡宮再興事業について取り上げ、戦国時代の鶴岡八幡宮や再興工事に携わった職人の活動などを当時の資料からひもとき、戦国都市小田原について考える。講師は大井町文化財保護委員会委員長の鳥居和郎さん。

 定員70人で先着順。参加費は500円(資料代など)。申し込みは同会事務局に電話またはメール。

 問い合わせは同会事務局・山田さん【電話】090・2308・9122、【メール】s1ymd0122@docomo.ne.jp。

令和7年度ポスター

緑化・育樹コンクール 標語募集一般の部 9月10日(水)まで

 公益財団法人かながわトラストみどり財団では、2025年度緑化運動・育樹運動コンクールの標語を募集している。

 

 募集は一般の部で、対象は「樹木を植える・森林を育てる・守る大切さや未来への希望、人と緑の関わりを表現した、簡潔で語調の良いもの」。応募資格は神奈川県在住・在勤者で応募点数は1人1点。標語と氏名・職業・住所・電話番号を明記の上、はがきで同財団〒220-0073横浜市西区岡野2の12の20神奈川県横浜西合同庁舎内、同財団に郵送する。9月10日(水)必着。

 

 提出作品については、同財団審査会が各賞を選出し、10月に入選者に通知する。入選作品のうち最優秀賞には知事賞を、他の入選作品には理事長賞が贈られる(佳作除く)。また、入選者・入選作品はホームページに掲載される。

 

 問い合わせは、同財団【電話】045・412・2255へ

夏の研究成果 力作を展示 小中学生の科学展覧会

 小田原市内の小中学生と足柄下郡の中学生が、夏休みに観察や実験に取り組んだ自由研究の成果を展示する「児童生徒科学展覧会」が小田原三の丸ホール展示室で9月12日(金)から15日(月)まで開催される。午前10時から午後5時、入場自由。

 展示されるのは、小学校が特別賞(教育長賞・小学校校長会長賞)と優秀賞(金賞)作品、中学校が特別賞(教育長賞・教育研究会長賞)と優秀賞(金賞)、優良賞(銀賞)作品。

 同展覧会に関する問い合わせは小田原市教育指導課【電話】0465・33・1684。

社会福祉チャリティー 「新日」が平塚で大会 10月4日、読者20人を招待

 「新日本プロレス 平塚市社会福祉チャリティー平塚大会」が10月4日(土)午後5時から、トッケイセキュリティ平塚総合体育館で開催される。主催は(株)創。

 来年1月に引退する棚橋弘至選手の平塚ラストマッチとなる同大会。読者20人に招待券をプレゼント。チケットは1人1枚。希望者はハガキに平塚大会観覧希望・住所・名前・年齢・職業を明記し、〒250-0034神奈川県小田原市板橋881の26(株)創 TN平塚大会読者プレゼント係へ。締切は9月20日(土)(当日消印有効)。(問)同社【電話】0465・23・0905

万年サマフェス 合言葉は「地域の子どもに」 垣根超えた地域の力

 小田原市浜町から本町にまたがる万年地区青年会連合(高橋健太会長)が主催する万年サマーフェスティバルが8月30日に青物町商店街を通行止めにして行われ、多くの地域の参加者でにぎわいを見せた。

 青年会メンバーらによる屋台のほか、地域の飲食店など計16ブースが出店。米俵や家電製品、近隣店舗の商品券などが当たる抽選会やじゃんけん大会などもあり、盛り上がっていた。

 回覧板を見て来場したという浜町在住の40代女性は「地域の子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまでが集まって、ここでまた多世代交流が広がって楽しい」と話した。

主旨に共鳴「俺たちも」

 2018年から行われているもので、「子どもたちのために」という主旨に賛同し、今年は近隣地区の青年会など1地区7町会も参加し、趣向を凝らしたブースを展開していた。

 杉山恭教実行委員長は「多くの町会や企業に協力いただきありがたい。子どもたちも楽しんでくれたのでは。以前は楽しむ側だった20代の若手メンバーも運営側として参加してくれるようになった。楽しい地域のためにと思ってもらえるよう、今後も続けていきたい」と話した。

交流広がり深まり

 元々は、氏子神社「松原神社」(小田原市本町)の例大祭に参加する各町会の青年会役員メンバーらが、「祭の打ち合わせで家を空けることが多いため、家族への罪ほろぼしに」と、夏休みの終わりに子どもと家族に楽しんでもらおうと始めたのがきっかけ。

 また、これを機に青年会連合発足。そこから地域での米作りが始まり、藁でしめ縄を作り神社に奉納する活動も例年行っている。

 5月の例大祭が終わるとともに同フェスの準備は始まり、連合メンバーは幾度となく高梨町公民館で会合を重ね、協力してきた仲間だ。一方で、例大祭のときには「うちの神輿が一番」とライバル関係でもある。

 神輿の担ぎ棒の新調や、自治会の家族旅行など、どこかの町会が新しいことを始めると「うちの町会も」と伝播。地域の70代、80代の大先輩と現役世代が互いに集まりや飲みの席に誘い合い交流が深まるなど、広がりを見せている。

青果市場食材で料理作り 六彩会が教室参加者募集

 「おだわら六彩会」が、10月1日(水)に梅の里センター(小田原市曽我別所)で行う「市民の料理教室」の参加者を募集している。

 同会は食育を目的に活動。今回は市公設青果地方卸売市場(青果市場)の新鮮な食材を使って調理する。枝豆ご飯、酢鶏、春雨サラダ、野菜スープ、白玉ぜんざいを作る。対象は市内在住の成人で参加費500円。エプロン、三角巾、タオル、筆記用具を持参。申し込み締め切りは9月20日(土)で先着25人。

 申し込み、問い合わせは同会吉田さん【電話】0465・43・2293。