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公開日:2025.09.06

躰道
全国大会で3位入賞
三の丸小の高橋幸士郎さん

  • 「左中段構え」を披露する高橋さん

 湯河原町躰道(たいどう)協会(十河剛理事長)に所属する高橋幸士郎さん(小田原市立三の丸小3年)がこのほど、宮城県で開催された「第46回全国少年少女躰道優勝大会」の男子個人法形競技の小学校低学年の部に出場。昨年の雪辱を果たし、3位に入賞した。

 躰道は戦後に生まれた武道。沖縄空手とアクロバティックな動きが融合しているのが特徴だ。

 高橋さんと躰道の出会いは年長児の頃。家族と観光で訪れた「忍野しのびの里」(山梨県)のショーで見た忍者に「技のキレとスピードの速さがかっこいい」と憧れを抱いた。その”忍者の師匠”が躰道を体得していることを知り、「いつかやってみたい」と道場を探しはじめたという。

 2023年1月に風魔忍者の魅力をPRする市観光協会の「風魔キッズ」(今年3月解散)に参加したことを機に、湯河原町躰道協会に入会。4月からは躰道に専念して稽古に励む。十河理事長の息子に憧れ、「何度も動画を見て研究している」と高橋さんは話す。

 今年は県大会で3位、関東中部大会2位、日米国際親善競技会で優勝するなど実力を積み重ね、昨年は2回戦敗退を喫した全国の舞台に臨んだ。

 「法形の部」は技のキレや完成度の高さが求められる競技。全国から26人が参加した今大会で高橋さんはシードを獲得し、2回戦から登場。3回戦までは3対0で勝ち進んだ。準決勝は「払い手が足りず」、2対1と惜敗したが、3位決定戦は県大会で敗れた選手に対し3対0で勝利した。

 「これまでの大会は『勝ちたい』というエネルギーが足りずに負けてしまったのでそこを意識した」と高橋さんは振り返る。また「来年は高学年の部になるが優勝を目指す」と意気込んだ。

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