鎌倉版【9月26日(金)号】
上/テニスクラブ跡地。奥は国道134号、下/シンポジウムの準備をすすめる市民

由比ガ浜4丁目 マンション計画に市民異議 シンポジウム開催

 由比ガ浜4丁目のテニスクラブ跡地で進むマンション計画(158戸)に対し、事業者による条例違反の疑いや歴史的景観、防災への配慮不足などを理由に市民が異議を唱えている。地元住民らで構成される由比ガ浜西自治会・THINK KAMAKURAは、市民・行政・事業者による協議のあり方を問い直すため、市民主催シンポジウムを開催する。

 計画が進むのは、由比ガ浜の海を眼前にした約1万7000平方メートルの土地。1887(明治20)年、日本初の結核診療所「鎌倉海浜院」が開院した後、持ち主の変更や建物の改修を経て1916年に「鎌倉海浜ホテル」がオープンした。

 しかし、46年の火災後、ホテルは再建されず、77年に鎌倉シーサイドテニスクラブが開設され、2010年6月末までテニスコートとして使われていた。同跡地では、2014年以来、商業施設やマンションなどの開発計画が繰り返し提出・廃止されてきた。

 シンポジウムは「由比ガ浜から未来の鎌倉を考える」と題し9月28日(日)に開催される。

 主催団体は、「歴史と遺産にふさわしい土地利用の提案」を行い、市民の声やアイデアを市や事業者に届けることを目指す。また、鎌倉市が掲げる「市民・事業者・行政のパートナーシップによるまちづくり」が形骸化している現状を指摘し、三者協議が機能するよう働きかける。

 時間は午前9時30分から11時45分。場所は鎌倉生涯学習センター(きらら鎌倉)大ホール。参加無料、予約不要。

 また、鎌倉市は22日、同地区住民の住民協定への賛否が推測できる地図が流出したと発表し、個人情報の扱いについて陳謝した。

水中ロボット「シロナガス」と鎌倉学園科学部

鎌倉学園科学部 水中ロボ大会で初優勝 歴代最高得点を記録

 鎌倉学園中学校・高等学校(山ノ内)の科学部が、8月23日と24日に海洋研究開発機構横須賀本部(横須賀市)で行われた「水中ロボットコンベンションinJAMSTEC2025」のジュニア部門で初優勝した。

 同大会は、工学的知識や技術を駆使した水中ロボットで課題に挑む。ジュニア部門では、プールに沈められた缶を5分以内に集め、数や難易度でのポイントを競う。

 同部の挑戦は今年で3回目で、部員19人の中から有志で結成した「teamだるまん」が、約5カ月かけて準備を進めてきた。

 ロボットは大会用に配布されたキットを使用するが、規定の大きさや重量以内であれば改造は自由。同部では、過去の競技での浸水や電力不足など苦い経験を生かし、重点的に対策を練った。

 ネジのすき間まで綿密に防水加工を施し、極力軽く水の抵抗を減らす網状のパーツは100円均一ショップを活用。フィンの水流を整えるカバーや、段差を埋めるパーツなどは、学校の3Dプリンターで自作した。完成したロボットは大きな口に見立てて「シロナガス」と命名。ビニールプールでの水中試験でも優雅な泳ぎをみせた。

 今大会は、全国から14チームが出場。同部のシロナガスはスピードに優れ、観音開きの大きなカゴが次々と水中の缶を捉えていった。

 初戦から256対15と圧勝し、その後も大差の勝利で駒を進め、3回戦では530点という大会歴代最高得点を記録した。決勝は昨年の優勝校との戦いだったが、ここでも350対85と強さを見せつけ、初の栄光を掴んだ。

 山口旺志朗部長(高校1年)は「水流を整えるフィンの効果と、重量のあるバッテリーをあえて本体に搭載し、水上とロボットをつなぐコードを細くしたことでスピードがあがった」と分析する。速度があることで、ボーナスポイントのある缶を確保できたことも大きいという。念願の優勝を果たし、次の目標は「連覇」と意気込む。

 同部の市江寛顧問は「生徒たちが自分で工夫して、本当に素晴らしい結果を出してくれた」とたたえた。

アウトリガーカヌー女子日本代表チームのキャプテンを務める 三浦 良子さん 静岡県在住 41歳

疾走感に心ときめく

 ○…ハワイのモロカイ島からオワフ島までの約60Kmを、10人で6時間かけて渡るアウトリガーカヌーの世界大会「Na(ナ) W(ワ)ahine(ヒネ) O(オ) Ke(ケ) Ka(カ)i(イ)」へ挑戦する女子日本代表。その要となるキャプテンを任されて今年で6回目。材木座海岸で練習を重ね、チームの仕上がりも上々だ。「順位はもちろん狙いますが、全員が無事渡り切ることが何より」。船体が安定する浮力体はあっても、過去に事故もあったという過酷な舞台だけに重責をしっかりと心に刻む。

 ○…小柄な日本人は体格に恵まれた海外の選手に比べて不利とされるが、近年は上位勢の背中が見えてきた。船体が軽いがゆえの瞬発力を生む息の合わせ方。複雑な海流と風を読む巧みなコース取りなど、出場回数を重ねるたびに成長を実感している。パドルを漕ぐ6人のタイミングが合った瞬間の疾走感は、「一番気持ちが高まる」と満面の笑み。

 ○…静岡県出身。幼少の頃から海はすぐそばにあり、大学時代ライフセービング活動に参加したことがきっかけで、地元の消防局へ。友人からの勧めでアウトリガーカヌーと運命の出合い。のめり込んで技術を学びにオーストラリアに移住し、鮮魚店で働きながら毎日海に浮かんだ。「がむしゃらだった」とトレーニングに明け暮れるうちに、オーストラリアチームの一員として世界大会に出たことも。帰国した今は、材木座のクラブを拠点に、自身の腕を磨き後進を育てる。

 ○…スポーツ好きを生かして、特別支援学校の教員として子どもたちに運動の魅力を伝える。転覆しにくいアウトリガーカヌーは老若男女問わず誰でも楽しめる。「障がいのある子どもたちにも体験させてあげたい。新しい刺激は、きっと未来の可能性を広げるから」

ラッコ公園に設けられた撮影スポット

鎌倉高校前駅実証実験 9千人以上を誘導 今後の人員配置も検討

 江ノ島電鉄鎌倉高校前駅周辺で行われた秩序維持に向けた実証実験について鎌倉市が9月22日、結果を発表した。

 同駅周辺の踏切は、人気アニメ「スラムダンク」の聖地として観光地化しており、道路で撮影する観光客やごみの散乱などが地域住民を悩ませている。

 実証実験は9月13日から16日まで行われた。市職員やボランティアを配置し、観光客を踏切に隣接する腰越ラッコ公園に誘導。路上での撮影をやめてもらい、公園内の撮影エリアを利用するように呼びかけた。また、公園内にごみステーションも設置した。

 市発表の結果によると、4日間合計で9490人を撮影スポットに誘導し、ロータリー付近に駐車しようとした車67台に注意を呼びかけた。

 また、燃やせるごみ5袋(45リットル)、ペットボトル6袋(同)、缶1袋(同)などが集まった。

 住民からは「道が通りやすくなった」「実験終了後が心配」などの声があがり、観光客からは「止まらないでというアナウンスがあったが、どこに行けばいいのか」などの意見があった。

 今後について市では「実証実験で得たデータをもとに、人員配置の実現に向けた検討を進める」としている。

来客数が49%増 鎌倉市内3海水浴場

 鎌倉市は9月16日、2025年度の鎌倉の海水浴客数が44万6320人で昨年度(29万9470人)に比べ49%増加したと発表した。

 鎌倉市内では7月1日から8月31日まで、材木座、由比ガ浜、腰越の3海水浴場が開設された。

 市によると、今年度は真夏日が続いたことや、7月下旬に津波警報が発表されたことなど減少の要因もあったが、台風等での悪天候が少なかったことで来客数が増加したと分析している。

 海水浴客の増加は2年連続。海水浴場別では、材木座が前年度比6・6%増、由比ガ浜が70・9%増、腰越が12・5%減だった。

 担当の市観光課では「雨が少なく順調に来客数が伸びた。浜の利用の多様化も進み、インバウンドもあって多くの方に来ていただけたのでは」と話す。

日本代表チームのメンバー

アウトリガーカヌー ハワイでの健闘誓う 女子日本代表が世界戦

 鎌倉市材木座に拠点を置くアウトリガーカヌーの女子日本代表チームが、米国ハワイ州で9月28日(現地時間)に行われる「Na Wahine O Ke Kai(ナ・ワヒネ・オ・ケ・カイ)」に出場する。

 モロカイ島からオアフ島までの約60Kmの海峡を、浮力体(アウトリガー)の付いたカヌーで横断する過酷なレース。カヌーは6人乗りで、10人のメンバーが交代で約6時間漕ぎながら、風や海流を乗り越えてゴールを目指す。

 毎年世界各国から60チームほどがエントリーし、女子日本代表の挑戦は今年で10回目。カヌーに乗るメンバー全員が前を向いているため、掛け声などでいかに息を合わせられるかが重要だという。今年も、4月から材木座海岸で練習を重ねてきた。

 これまでの最高は11位。今年の目標は「一桁順位」と「優勝チームとの差を30分以内に縮めること」と三浦良子キャプテン=人物風土記で紹介。「ハワイやタヒチなどアウトリガーカヌー本場の選手は技術があって体格も大きく有利だが、小柄な日本人選手でも瞬発力やコース取りで上位に食い込める」と闘志を燃やす。

会場の旧大佛次郎茶亭

大佛次郎 縁のつどい 10月9日〜12日 貴重写真や書籍展示等

 鎌倉市景観重要建築物に指定されている、旧大佛次郎茶亭(鎌倉市雪ノ下)で10月9日(木)から12日(日)の4日間、「第1回 大佛次郎縁(えにし)のつどい」が開催される。午前10時から午後4時。

 鎌倉文士・大佛次郎の貴重な書籍の展示や読書コーナー、愛猫家にちなんだ猫コーナー、縁の人物提供のパネル写真の展示などを予定。

 主催者は「大佛次郎の魅力をより身近に感じながら、初秋の庭園でのんびりお過ごしください」と話している。入場料1人3000円(カフェ割引券・飲み物菓子・資料小冊子付き)。問い合わせは【メール】info@osaragijiro.jpへ。

本人を尊重する介護とは 湘南鎌倉総合病院で講演会

 利用者本人が自身の価値観や希望に基づき医療やケアを決定する「意思決定支援」が注目される中、小規模多機能型居宅介護と看護小規模多機能型居宅介護が関心を集めている。通所、訪問、泊まりの全てのサービスを一つの事業所と契約し、利用者の状況に合わせて柔軟にサービスを組み合わせられる月額定額制のサービスだ。

 これらのサービスを提供する事業者らが10月4日(土)、湘南鎌倉総合病院3階の講堂に集まり、利用者や家族、働き手のウェルビーイングについて考える。主催は(社福)聖テレジア会。時間は午後1時30分〜4時45分。参加費無料。

 講演するのは(株)あおいけあの加藤忠相氏と(株)ぐるんとびーの菅原健介氏。両社は藤沢市内で福祉事業を行いながら、まちづくりの新たなモデルを確立し、国内外から視察団が訪れてきた。

 申し込み・問い合わせは鎌倉リハビリテーション聖テレジア病院【電話】0467・32・4125(半沢さん)へ。

連載vol.3鎌倉の未来 紡ぐ視点 まちづくりに若者の熱気 学生団体ニューコロンブス 松山 亮翔 船長

 鎌倉市のこれからのまちづくりについて、経済、観光、医療、スポーツ、学生など、さまざまな分野の団体にインタビューする連載企画。第3回は、学生団体ニューコロンブスの松山亮翔(あきと)船長=写真=に「学生」を軸に話を聞いた。

 高校生から大学生の若者たちが、独自の視点でまちづくりに取り組む学生団体「ニューコロンブス」。環境保全や農業振興、平和推進、防災など活動は多岐にわたり、その魅力に多くの学生が賛同し、メンバーは200人を超える。

 今春から船長を務める松山さんは「やはり近年はオーバーツーリズムの影響が大きい」と、生まれ育った鎌倉市が抱える課題について分析する。

 歴史ある鎌倉を選んで来てくれる観光客と、地域を愛する地元住民がより良く共存するにはどうしたら良いのか。

 「例えば、盆踊りやお神輿のように誰でも参加できる場所は、周りの知らない人たちといつの間にか仲良くなる。こんなイメージで、人と人が気軽に触れ合えるイベントにヒントがあると思う」。祭りの特別な空間には、文化や価値観の違いを飛び越える力がある。ゴミ問題や交通渋滞などを一足飛びに解消することは難しいが、負の側面を乗り越えれば「鎌倉の観光はもっと盛り上がる」と期待を込める。

 学生たちの情熱と行動力をさらに生かすためには、行政との連携も欠かせない。そのために、松山さんは「情報発信」の質と量に着目する。

 「行政の難しい文章では学生は敬遠してしまうし、伝わりにくい」。そして、「地域には僕たちニューコロンブスのように、学校でもない、家庭でもない居場所がたくさんある。それをもっと広く周知できれば、学生がまちづくりに参加するハードルを下げることができる」と提案する。

 松山さんがニューコロンブスを知ったのは知人が誘ってくれたから。その偶然が無かったら、今は違う未来を歩んでいたかもしれない。「地域の活動は最初の一歩になるきっかけが大切。体験すれば、楽しさに気づく」と笑顔で語る。

 若者の政治離れや投票率の低下が叫ばれて久しいが、地域へ貢献したい学生は決して少なくない。「もっと若者が興味を持つ公約があれば、必ず変わる」

矢が放たれた瞬間。その後矢は見事に命中した

鶴岡八幡宮 2年ぶりの流鏑馬神事

 鶴岡八幡宮の例大祭にあわせ、恒例の「流鏑馬神事」が9月16日に執り行われた。昨年は練習中の落馬事故を受けて中止となったため、2年ぶりの開催。境内には多くの観客が詰めかけ、古式ゆかしい鎌倉の伝統行事に盛大な拍手を送った。

 流鏑馬は鎌倉幕府を開いた源頼朝が、天下泰平を祈願して始めたとされる。

 当日は、鎌倉時代さながらの武士の装束を身につけた射手が、約250メートルの馬場を疾走。馬上から次々と3つの的を狙い、矢を放った。矢が的に命中するたびに、観客からは大きな歓声と拍手が沸き起こった。

力作が並ぶ展示会

フォトクラブ ベアーズ写真展

 鎌倉フォトクラブ・ベアーズの写真展が10月9日(木)〜14日(火)に鎌倉芸術館ギャラリー1で開催される。午前10時(初日午後1時)〜午後5時(最終日4時)、入場無料。

 会員や講師の作品など約80点が展示される。

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吉楽代表(左)と黒岩知事

(株)エム・ワイ・ケー 111万円を県に寄付 「良質な水を次世代へ」

 鎌倉市内を含む神奈川県内を中心に「美容室イレブンカット」を展開する(株)エム・ワイ・ケー(本社/藤沢市)に9月2日、県庁で黒岩祐治知事から寄付に対する感謝状が贈呈された。同社は昨年11月11日、県が良質な水の安定的確保を目的に行っている「かながわ水源の森林づくり事業」に111万円寄付した。

 同社は2000年度以降寄付を続けており今回で22回目。寄付額は店名にちなんだもので、累計で2361万円となった。吉楽裕代表は「水源林の森の整備が進んでいると聞きました。身近な環境がもっときれいになればうれしい」とコメントした。

オクトーバーフェストのチラシ

クラフトビールの祭典 10月4日・5日 市役所駐車場

 県内外のクラフトビールを味わえる「オクトーバーフェスト鎌倉2025」が、10月4日(土)・5日(日)に鎌倉市役所駐車場で開催される。鎌倉商工会議所青年部主催。

 両日ともに、ビールやグルメ、ダンスや音楽のステージ、体験ブースなどを楽しめる。

 時間は、4日午前10時から午後6時、5日午前9時から午後5時30分。雨天中止。

 詳細はインスタグラムやフェイスブック「オクトーバーフェスト鎌倉」で確認を。

 問い合わせは、鎌倉商工会議所【電話】0467・23・2563へ。

いきいき健康麻将大会 11月9日 参加者募集

 みらいふる鎌倉(鎌倉市老人クラブ連合会)が主催するイベント「第14回市長杯争奪いきいき健康麻将大会」が、11月9日(日)に開催される。

 「賭けない・吸わない・飲まない」健康麻将で、横浜市栄区老人クラブ会員と交流する。

 対象は市内在住の60歳以上。時間は午前10時開会(9時30分受付開始)、午後3時30分閉会。場所は鎌倉市福祉センター。参加費は昼食・飲み物・土産付きで2000円。募集人数は40人で、10月1日(水)から先着順で受け付ける。

 問い合わせ、申し込みは、健康麻将全国会【携帯電話】070・6454・8141榎さんへ。

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陣出遺跡の現地説明会 10月4日 参加無料

 鎌倉市は、陣出遺跡の発掘調査現地説明会を10月4日(土)に開催する。

 実施場所は、鎌倉市寺分字上陣出393番11ほか(深沢地域整備事業用地内の泣塔付近から入場)。今年7月からの発掘調査で、奈良、平安時代の竪穴住居址などが発見された。

 申し込みは不要で、市民以外も参加可能。当日直接来場を。午前10時から正午、午後1時30分から3時までの時間中は自由に見学できる。解説は随時行われる。足元が悪い場合があるため、汚れてもよい服装で。

 当日・前日に雨が降ると中止の可能性あり。中止の場合は、鎌倉市ホームページで発表。

 (問)鎌倉市教育委員会文化財課【電話】0467・23・3000(代)

豊かな玉縄城址の緑地

玉縄城址の「学芸員」に 10月から体験型講座

 玉縄城址まちづくり会議は、玉縄城の歴史や玉縄城址の緑地保全について学べる体験型講座を10月から3月にかけて月に1回実施する。

 初回は、10月25日(土)午前9時から正午で緑地の植物調査やフクロウの巣箱の点検。11月22日(土)は、龍寳寺城や周辺の遺構探査、植物調査など。その後も真竹林の間引きや外来植物の駆除などを体験する。玉縄城址学芸員の育成講座も兼ねており、希望する人は受講後、保全活動に参加可能。対象は市民や学校関係者などで、定員は15人。受講料千円(保険・資料代込み)。

 問い合わせ、申し込みは、事務局長の松田さん【携帯電話】080・3027・2580、またはメールakir@jcom.zaq.ne.jpへ。