海老名・座間・綾瀬版【10月3日(金)号】
海老名市役所で行われた「えびなオレンジフェス」と「RUN伴えびな」の関係者ら

【海老名市】医療機関・団体など33者が参加し、認知症を啓発する「えびなオレンジフェス」

 地域社会の中で認知症の理解を深め、支援の輪を広げることを目的に9月23日、海老名市役所で「えびなオレンジフェス」が開催された。市内を走る「RUN伴(とも)」も同日開催され、認知症を身近に感じれる場となった。

 厚労省が公表した2022年度の統計によると、65歳以上認知症の人の数は約443万人。軽度認知障害の約559万人と合わせると、3人に1人が認知機能に関わる症状がある。

 このような背景の中、「えびなオレンジフェス」(同実行委員会主催・海老名市共催)は、世界アルツハイマー月間となる9月に合わせて行われた。今年で2回目。

 当日は脳神経クリニック専門医の尾崎聡医師(えびな脳神経外科院長)らによる講演が行われ、100人以上が参加。患者本人や家族らは熱心に聞き入っていた。また、eスポーツの体験や市内中学生による吹奏楽の演奏や合唱なども行われ、地域住民らでにぎわった。

ランナー約80人

 えびなオレンジフェスに合わせ、認知症患者らが市内を走り「たすき」をつなぐイベント「RUN伴えびな」も初開催された。

 「RUN伴」は認知症の人と一緒に走り、たすきをつなぐ体験を通じて、誰もが暮らしやすい地域づくりを推進する活動。全国各地で行われており、近隣では相模原市で実施されたほか、横浜市や川崎市でも予定されている。

 「RUN伴えびな」には認知症患者や家族、医療従事者ら約80人が参加。午前10時に市内2カ所からスタートした走者はたすきをつなぎ、午後3時ごろ海老名市役所でゴールを迎えた。

 実行委員長を務めた、医療法人社団NALUの毛利元和さんは「住みやすいまちづくりを目指す活動の一環。地域の人に認知症を知ってもらうきっかけになれば。RUN伴のゴールイベントとオレンジフェスが同日開催ができたこともよかった」と思いを話した。
全日本ペア大会での楊さんと清水さん (楊旭氏提供)

【座間市】中学1年生・2年生ペア 楊麗珊さんと清水遥仙さん 一輪車で全日本ソロ入賞めざす

 座間市在住の中学生・楊麗珊(やんりほ)さんと清水遥仙(はると)さんが、11月の全日本一輪車競技大会・ソロ部門に出場する。2人は7月の同大会ペア部門で準優勝しており、それぞれがソロ部門での上位初入賞を目指し練習を重ねている。

 座間中学校2年生の清水さんと玉川学園中学部1年の楊さんは、小学生6年生・5年生の時にもペアを組み、全日本の小学生の部で4位に入賞している。

 群馬県高崎市で今年7月に開かれた大会ではバラードの曲に合わせスピンするように回り、後進しながら片足を高く持ち上げる「バックスコーピオン」など、難度の高い技が成功。特に表現力で得点を伸ばし、初の準優勝に輝いた。

栗原小などで練習

 二人とも座間市の栗原小学校や相武台東小学校などで活動する一輪車グループ・ユニサイクルスマイルに所属する。指導者でもある清水さんの母・友夏里さんは「二人とも常に優勝にこだわっていた。まさか準優勝するとは」と称えた。

 11月23日に静岡県で開催される全日本のソロに出場する予定で、来年オーストラリアで開かれる国際選手権への出場を目標にしている。

 楊さんは小学校の頃に栗原小の体育館で見た一輪車選手の姿に惹かれて入門。小学校5年、6年生の時に全日本のソロ部門に出場したが入賞は叶わなかった。大技に怖さを感じながらも、完璧さを求めて一人練習するタイプ。ソロ部門出場を前に「悔いのない演技がしたい」と意気込む。

 清水さんは小学2年生の時に母の指導する様子を見て「楽しそう」と一輪車に乗り始めた。中学1年だった昨年、全日本のソロに初出場したが、男子部門は社会人も含まれるハイレベルな戦いで、入賞できなかった。ジャンプなどダイナミックな力技が得意で「やる気と体力で勝負したい」と意気込んでいる。
10月下旬から色とりどりのバラが咲き始める(9月21日撮影)

あやせローズガーデン 秋の見頃で10万人へ 南側公園には水遊び場

 厚木基地の西隣にある光綾公園内の「あやせローズガーデン」(綾瀬市深谷上)で、来場者数が9万5000人を超えた。今年5月に開園し賑わいは一段落したが、10月下旬から11月にかけてバラが秋の見頃を迎える。

 同ガーデンは「綾瀬市の花」であるバラを主役に整備され、世界各地を巡るイメージで11の庭園が広がっている。設計や監修を手掛けているのは、NHK「趣味の園芸」講師で横浜イングリッシュガーデンスーパーバイザーの河合伸志氏。園内には綾瀬市オリジナルの品種「ル・デパール・ド・アヤセ」などが植えられ、今年5月のオープン時にはひと月で約7万人が訪れた。

 バラの見ごろが過ぎた後も園内には宿根草などを見る人で賑わい、夏は真っ赤なタイタンビカスやヒマワリなどの花が彩った。猛暑となった7月・8月は月間約2〜3千人と減少したものの、10月下旬からは秋の見ごろを迎え、サルビアやジニア、コスモスなども楽しめそうだ。園内では植栽の風通しを良く見栄えするよう、スタッフが剪定などを続けている。

 この新名所はオープン前に有料化なども検討されたが、入場無料となった。有料の場合は券売機やゲートなども必要になるため、年間の来園者数を把握した上で研究する方針。ガーデン周囲は今も工事用のフェンスで囲まれており、これは生垣となる木々の生育を待って外される。園内のバラなどは今後成長が進めば見ごたえも増しそうだ。

来年3月完成

 ローズガーデンの南側エリアも整備工事が行われている。新たに噴水やせせらぎのような水遊び場、サポート付きブランコなどの遊具、公衆トイレも新築されるほか、人気の船型遊具「わんぱく丸」も使えるようになり、来年3月の完成後は親子向けの行楽スポットとして注目されそうだ。

海老名アメダス 今年6〜9月の平均気温は史上最高、8月9日に39.9度を観測

 海老名市の気象庁のアメダス(市内中新田)が、1976年の観測開始からもうすぐ半世紀を迎える。今年は8月5日に県内観測史上最高の39・9度を観測。6月1日〜9月20日現在の平均気温は27・5度で、観測開始の78年は今より2・8度低い24・7度だった。

 アメダスとは気象庁の地域気象観測システム。海老名の観測地点は市内の学校施設の敷地にあるが、詳細な場所は公開されていない。

 横浜地方気象台によると「設置の経緯が分かる資料はないが、観測装置はおおむね21Kmごとに設置されており、海老名が選ばれたのでは」としている。同様の施設は小田原や辻堂、三浦、横浜にもあり、過去の記録では海老名は辻堂や横浜に比べ平均気温は0・6度ほど低く、日照もやや短い傾向がある。6〜9月の気温はここ数年上昇傾向で、今年は高気圧や海水温上昇なども影響し、過去最高を記録。累計雨量は昨年の半分以下で、例年より少なめだった。

 農業関係者からは酷暑の影響を懸念する声もある。店頭価格が注目される米(水稲)は本来は30度くらいまでが良いが、35度以上など酷暑が続くとデンプンが粒に行き渡らない「白未熟粒」が出やすいとされる。

 JAさがみ海老名営農経済センターでは「暑すぎるとイチゴは花芽分化しにくくなる。クリスマス前に値段が高くなるが、思うように収穫できるだろうか」と心配する。同大和営農経済センターでは「野菜にとって良くない暑さだった。日焼けや変形が出ると、出荷できる数が減ってしまう」と話す。秋の植えつけも暑さが落ち着く状況を待ったため、例年より遅れ気味という。

大谷八幡宮で奉納公演を開く大谷芸能保存会の会長を務める 鈴木 守さん 海老名市大谷南在住 76歳

まちへの思いを次世代に

 ○…海老名市東部にある大谷地区には、江戸時代後期から歌舞伎や囃子、舞踊といった芸能が根付き、親しまれている。こうした地域の伝統を守るため、芸能保存会の会長として尽力する。「全て先輩方から受け継いだもの。人と人とのつながりの強い大谷だから、伝統芸能が残ったのだと思う。次世代に継承したい」と考えている。

 ○…海老名市大谷南の生まれ。小学生の頃から暇を見つけては家業の農作業を手伝っていた。出荷は自身の役割で、放課後には河原口にあった市場まで野菜を届けていた。「大人になったら事業をやりたい」と考えていた。何をすべきか考えるうち、当時、新築物件にフローリングが普及し始めていたことに着目。20歳の時に貸モップ業のフランチャイズオーナーとなった。

 ○…中学の時に父を亡くし、地域の人に支えられて育った。経営者になってからは恩を返そうと地域貢献に注力。「まちを発展させたい」と、30代の時に仲間と共に海老名青年会議所を立ち上げた。地域活動に取り組むなか、大谷に住む先輩から市議選立候補の要請を受けた。「地元のためになるなら」と承諾し、46歳の時に初当選。以降5期20年、議長も2度務めた。「海老名が栄えていくのを現場で見られた。楽しくやらせてもらった」と現職時代を振り返る。

 ○…5年前、息子の剛さんに事業を継承した。家では孫3人を含む7人暮らし。「孫とは遊んであげているつもりだけど、本当は遊んでくれているのかも」と笑みがこぼれる。今も地域のための活動がライフワーク。「海老名のまちも人も、全てが好き。新しく発展する中でも、伝統を大切にするまちであり続けてほしい」。大谷に文化の灯をともし続ける。

公益社団法人 大和法人会の女性部会長を務める 本多 里美さん 座間市緑ヶ丘在住 65歳

感謝の気持ちは行動で

 ○…県央4市の2千社超が加入する大和法人会。会員の中から女性経営者らで構成される女性部会を今年6月からけん引する。メンバーはおよそ60人。「頼まれたら断れない」と頭をかきつつ、真摯に責務と向き合う姿に信頼が寄せられる。小学生を対象にした「絵はがきコンクール」は同会の大切な事業の一つ。集まった作品は200点超。「すべて入賞としたい」と子どもたちの努力をたたえる。

 ○…東京都杉並区に生まれた。家族が新居を購入したのを機に、3歳で座間市に移り住んだ。ピアノに書道、学習塾と多くの習い事をした小学生時代。「どれも長続きしなかった」と語るが、「軟式テニスは違った」。当時流行したアニメ「エースをねらえ!」にあこがれラケットをにぎった。中学3年生の時、市大会で3位に。「うれしかった」と青春の日々をなつかしむ。

 ○…高校でもテニスに情熱を注ぎ、卒業後は金融機関に就職。競技を通じて身につけた「チャレンジ精神」は社会に出てから転機を呼び起こす。出産・子育てを経て40代となったある日、「自分を雇ってくれる会社はあるのか」と自問自答した。「ならば会社を作れば」と一念発起。53歳の時に、仲間と建設関係の会社を創業した。大和法人会に入ったのもこのころ。「多くの出会いに恵まれた」と振り返る。

 ○…法人会では広報委員も務めるほか、大和間税会の女性部長、海老名商工会議所女性会の副会長など多くの役割をこなしている。本音を尋ねると「とても忙しい」と明かすが、「多くの人に囲まれながら活動させていただき、ありがたい」ともう一つの本音も加える。「体が動く限りは今の生活を続けたいな」。これからも感謝の気持ちを行動で示していく。

昨年の開催時の様子

海老名中央公園が10月13日 、「開放区」に  ダンスや大道芸など披露

 海老名中央公園の円形ステージが10月13日(月・祝)、「かながわパフォマ開放区」になる。県内から集まった10団体が、ダンスや大道芸、歌などを披露する。

 開放区のルーツは、神奈川県が7年前に横浜市内で始めた「マグカル開放区」。名称を変えて、今年は横浜みなとみらいと県庁(実施済)、海老名市中央公園と藤沢駅周辺(11月〜12月予定)で開催される。同公園は昨年に引き続き2回目で、人が集まりやすいため会場に選ばれた。時間は午前11時から午後4時。

 (問)運営事務局【電話】0570・065・222

海老名市の東柏ケ谷近隣公演で10月5日、大塚ふるさとまつり

 大塚ふるさとまつりが10月5日(日)、東柏ケ谷近隣公園で開催される。

 キッズダンスやかっぽれ踊り、日本舞踊、東柏太鼓、女御輿や大塚御輿、歌謡ショーなどで、盛り上がる。時間は、午後3時から8時半ごろまで。小雨決行。

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北川秀幸副市長と井原厚病院長

座間市 消防本部の救急車を相模台病院へ 病院間の搬送や災害時搬送に活用

 座間市消防本部の高規格救急車が9月16日、医療法人興生会・相模台病院(相模が丘)に寄贈された。

 同消防本部の車両を更新するタイミングで同病院から希望があり、実現したもの。患者搬送や大規模災害時の傷病者搬送などに活用される。

 寄贈されたのは救急隊の車両故障などに備えた非常用の1台で、車体には新たに相模台病院の名前が入った。高規格救急車は高度な救命処置ができるよう車内が広く作られ、医療用の資機材が収納されている。

 消防本部の救急隊は「転院搬送」と呼ばれる患者の病院間搬送も担っている。同病院側は「救急の出動件数は増えつつある。容態の安定した患者さんの搬送を自力で行うことで、消防本部の負担を減らし、より必要な方に救急隊が向えるようになれば」と話す。

ロマンスカーミュージアムを背に熱戦が繰り広げられた

3人制バスケ「海老名リバティ」が海老名駅前でリーグ公式戦

 海老名市を拠点に活動する3人制プロバスケットボールチーム「海老名Liberty」が9月20日、海老名駅付近のビナガーデンズイベント広場で公式戦を開催した。

 同チームは2024年から、3人制バスケ国内リーグ「3XS」2部のUNISON CONFERENCEに所属する。8チームが年間6ラウンドを戦い、ポイントの合計を競う方式。

 海老名駅前で公式戦が行われるのは今回が初めて。ホームゲームの開催にあたり、同チームをサポートする小田急電鉄(株)まちづくり事業本部の担当者に相談したところ、「多くの市民に応援してもらえる場所で」と同広場での開催が実現した。

 当日は駐車場の一部を封鎖し、特設のバスケコートを設置。キッチンカーの出店や近隣ダンスクラブの発表などもあり、会場は賑やかな雰囲気に包まれた。海老名駅の自由通路では、多くの人が足を止めて試合を眺め、楽しんでいた。

 同チーム代表兼選手の神崎颯大さん(27)は「駅前でホームゲームを開催し、多くの人に見てもらえたことが嬉しい。これからも活動を通じて、海老名の魅力を発信していきたい」と話した。当日は午後2時過ぎに雨が降り、試合は途中で中止に。代替試合は今シーズン内に開かれる。開催日時と会場は未定。

海老名の大谷八幡宮で10月12日、伝統芸能の奉納公演

 海老名市の大谷芸能保存会(鈴木守会長=人物風土記で紹介)は10月12日(日)、大谷八幡宮(大谷南2の5の15)で奉納公演を行う。午後3時30分開演。観覧無料。

 同会は歌舞伎、はやし、舞踊の3部会からなり、各部会において日々稽古に励んでいる。市内で唯一残る農村素人歌舞伎の「大谷歌舞伎」は、江戸時代後期から続くとされ1975年には同市の重要無形文化財にも登録された。

 会場では三番叟の舞に始まり、囃子や舞踊、大谷小学校の児童による「子ども歌舞伎」(演目・白浪五人男 稲瀬川勢揃之場)で舞台を盛り上げた後に、5時30分頃から約70分間、歌舞伎が演じられる。演目は「仮名手本忠臣蔵 七段目祗園一力茶屋の場」。鈴木会長は「ぜひご覧いただき、大谷の伝統文化に興味を持っていただけたら」と話している。

 (問)鈴木会長【電話】046・234・9799

歩く山本さん(本人提供)

山形から実家のある神奈川へ 座間出身の学生340km挑戦

 座間市出身の山形大学4年生・山本覚さんが、8月に友人と2人で大学のある山形県から神奈川県までの踏破に挑戦した。山本さんは市内ひばりが丘小学校・横浜隼人中・高校出身で、今は人文社会科学部で学んでいる。「最終学年で何かしよう」と考え、横浜市出身の友人と思いついたのが、座間への帰省で、米沢駅前から横浜駅までの約340キロをひたすら歩くことだった。

 8月10日夜に出発し、道中の9泊にはホテルなどを使わず、暑い昼間にカラオケボックスや漫画喫茶で眠り、夜間の移動を心がけた。車中泊のためだけにレンタカーを借りて眠った日もあったという。栃木県の山間部ではイノシシと出会い、熊を恐れながら鈴を鳴らし、大声で山形音頭を歌いながら歩いた。途中雨で濡れ、ふやけた足の裏の皮がはがれ、一歩ごとに痛むようになった。2人で歩くと、どちらかが遅れる。その遅れにもう一方は合わせず、容赦なく置いて行くルールも決めた。「危機感があると、人間は何でもできると分かりました」(山本さん)。到着は8月21日朝。ゴールの横浜駅に着き、その後、みなとみらいの観覧車の前で倒れこんだという。

志澤勝さん…(有)ブライトピック会長。元日本養豚協会会長で、減りつつある国内の畜産を活性化するため長年活動を続けている。

食を考える②「未来の消費者、育てねば」

 秋の収穫シーズンで米価格が注目されている。日本人にとって当たり前だった主食が危くなり、スーパーの店頭には、外国産米も並ぶようになった。綾瀬市吉岡で畜産業を営み、飼料米を育てる志澤勝さんに聞いた。

 --志澤さんは荒廃農地を復活させて飼料米を育てている。今年の出来は。

 綾瀬の養豚で与えている飼料米は千葉県の田んぼで収穫するが、今年は食料米に切り替えた所も多い。綾瀬では飼料米を1町5反育てている。昨年とほぼ同じ規模で10月初旬に収穫できそうだ。

 --養豚の飼料は、外国産の割合も大きい。そうした中で、国産の飼料米にこだわるのはなぜか。

 カロリーベースで食料自給率が38%しかなく、何とか数値を上げたい。近隣国での有事などがもし発生したら、輸入が滞るだろう。衣食住の「食」が来なくなったら大変だ。日本は平和ぼけをしているのでは。

 --食料自給については危機を想像するのが難しい。志澤さんは食料不足を体験されているのか。

 1歳の頃に終戦となり、4歳の頃に国内は食糧難に陥っていた。都会の人々が綾瀬までリュックを背負ってきて、サツマイモを売って欲しいとやって来た記憶がある。芋を収穫した後に、土の中に残った種芋まで買おうとする人がいた。衣服を食べ物に換える人もいた。あの頃、子どもたちの栄養状態が悪化したから(戦争で中断していた)給食が復活した。

 --参議院選でも様々な農業政策が出たが自給率を上げるためできることは。

 平らで広大な農地は機械化や効率化しやすいが、山間部はそうはいかない。自然のダム機能もある山間部の水田を維持するには、農家が継続し受け継がれる必要がある。もちろん個々に経営状況をよくする努力は必要だが、所得保障も国策として必要では。機械化が難しい土地で生産したものに対し、相応の価格で消費することを消費者に分かってもらわねば。だからこそ食糧を生産する大変さ、重要さ、自給率の低さの危うさなどが理解できる「未来の消費者」を増やさねばならない。食育は重要だ。

連載完・【1】は9月12日号で掲載

手話入門のコーナー

手話、どなたでも  綾瀬で福祉の祭典

 綾瀬市オーエンス文化会館で9月28日、福祉ふれあいまつりが開かれた。会場では手話コーラスやハンドベルなどが響き、一緒に歌いながら手話を試す観客もいた。

 館内では点字のメッセージカードづくりや雑貨販売などが賑わいを見せ、消防車との記念撮影が親子連れに人気だった。福祉関連団体の出店も軒を連ねた。焼き鳥を売る団体は「とても盛況で完売した。今後の活動費に役立てたい」を笑顔を見せた。親子連れの来場者は「今まで接点のなかった福祉団体とふれあえた」と話していた。

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綾瀬の相鉄バスも 一部ネイビーブルー

 ブルーとオレンジの色でおなじみの相鉄バスが、一部、色が変わる事になった=写真。

 9月中旬から綾瀬営業所(小園)に導入された車の一部には横浜をイメージした「ヨコハマネイビーブルー」を採用。相模鉄道の車両でも使われており、来年春にデビューする13000系も同じ色。グループ内での統一感を出すという。

石仏を学ぶ 綾瀬市立中央公民館

 綾瀬市立中央公民館(深谷中)で11月14日(金)、石仏について学ぶ講座が開催される。

 講師は同市文化財保護委員会委員の小川久治さん。当日は同公民館そばの石仏を見学後、公民館で写真を見ながら市内の石仏を学ぶ。対象は市内在住・在勤の16歳以上の人。定員15人(申し込み順)。

 問い合わせ・申し込みは、同公民館【電話】0467・77・8181へ。

ビナレッジで10月10日、「日常生活に役立つ薬膳の知恵 」と題した講演会

 海老名薬膳養生研究会による「日常生活に役立つ薬膳の知恵」と題した講演会が10月10日(金)、えびな市民活動センター・ビナレッジ(さつき町51の2)で開催される。

 講師は北京中医薬大学医学部卒で、中国医師の邱紅梅さん。邱さんは中医学の普及のため、日本国内や北京の母校で講義を行っている。当日は自然界の急激な変化に対応できる健康な身体や薬に頼らない身体づくりについての講演が行われる。開催時間は午後2時から4時(30分前受付)。定員150人。参加無料。

 詳細・問い合わせは猪俣さん【携帯電話】080・5673・6886。

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加藤学氏

座間市議会副議長に加藤学氏

 座間市議会は9月30日、副議長に加藤学氏(64)=3期・座間市公明党=を選出した。申し合わせで副議長の任期は1年となる。

 加藤氏は企画総務常任委員会委員長、議会運営委員会委員長、基地政策特別委員会委員長などを務めてきた。

海老名市役所で10月31日まで、ピンクのハートが〝お出迎え〟

 海老名市役所にこのほど、ピンクのハートが登場した=写真。

 これは、10月が乳がんへの関心を高める「ピンクリボン月間」であることに合わせて実施されている取り組み。市役所で行われるのは今年で2回目となる。掲出は10月31日(金)まで。「今年はピンクの反射材を使い、よりきれいなピンクになるよう工夫しました。啓発につながれば」と市健康推進課の担当者は話す。

家族を支えるお金の話 10月3日 綾瀬で

 綾瀬市を拠点に引きこもりサポートに取り組む団体「ぽーこ・あ・ぽーこ」は10月3日(金)、綾瀬市保健福祉プラザでセミナー「今後の生活に備えるお金の話」を開く。午後2時から。入場無料。

 当日はファイナンシャルプランナーの中森順子さんを講師に迎え、お金のことについて家族と話す時のコツや制度の紹介を行う。(問)同団体【電話】0467・73・7482

マイナ救急のイメージ(大和市消防が協力)

4市でマイナ救急開始 10月1日から

 大和市、海老名市、座間市、綾瀬市の消防本部では10月1日から、救急現場で搬送先の医療機関を選定する際、「マイナ保険証」を活用する「マイナ救急」の実証事業を開始する。期間は2026年3月31日まで。

 マイナ救急とは、健康保険証として利用登録を行ったマイナンバーカード(マイナ保険証)を活用する救急活動だ。

 救急現場では、救急隊員は傷病者の名前や生年月日といった基本情報から、かかりつけの病院や服用している薬などの情報を聞き取る必要がある。そのため、病気や怪我で苦しむ傷病者本人や、気が動転している関係者に聞き取りを行うことになる。

 救急隊員が傷病者のマイナ保険証を活用することで、名前から住所、生年月日、受診した病院や処方されている薬などの医療情報を正確に把握することができる。その結果、円滑な搬送先の選定や、適切な処置を行うことができるようになる。さらに、搬送先の病院では治療の事前準備をすることも可能となる。

 県内では平塚市、横須賀市、逗子市、葉山町、茅ヶ崎市、厚木市、秦野市、伊勢原市、川崎市の8市1町が先行しており、10月1日からは全国すべての消防本部で開始される。大和市消防の担当者は「いざという時に役に立つので、マイナ保険証を必ず携帯してほしい」と話している。

 各市のマイナンバーカードの保有率は次の通り。大和市/77・5%(25年8月末時点)、海老名市/80・6%(同)、座間市/78・4%(同)、綾瀬市/78・9%(同)。厚生労働省のHPによると、全人口の79・2%が保有しており、そのうち86・6%がマイナ保険証に登録している(同7月末時点)。

(左から)テープカットを行う、橘川綾瀬市長、谷口県議会副議長、黒岩知事、古谷田大和市長

綾瀬市に10月、児童相談所が移転 大和市も所管

 旧綾瀬市保健医療センター(深谷中)への移転工事が進められてきた綾瀬児童相談所が完成し、10月1日(水)から運営を始める。

相談件数は急増

 政令市と児童相談所設置市の横須賀市を除く、神奈川県所管域には児童相談所が6施設ある。県所管域で2024年度に受け付けた虐待通告件数は、8023件(前年度比574件増)。概ね年々増加しており、17年度の4190件から倍増している状況だ。

 綾瀬児童相談所は、大和市と綾瀬市を所管する大和綾瀬児童相談所が移転するもの。増加する相談件数を背景に、2021年に緊急的に新設されたため、藤沢市の中央児童相談所内に置かれていた。県は所管域内の大和市・綾瀬市で移転先を模索する中、綾瀬市から旧保健医療センターの利活用が提案され、移転に至った。

竣工式に黒岩知事ら出席

 綾瀬児童相談所でこのほど行われた竣工式には、黒岩祐治知事、橘川佳彦綾瀬市長、古谷田力大和市長、谷口和史県議会副議長らが出席した。

 黒岩知事は「この40年経ったと思えない建物が生まれ変わり、子どもたちと向き合い相談できる部屋もたくさんできた。すばらしい施設になるように、皆さんとともに育てていきたい」と思いを話した。

寄せられた作品の一部

力作200点が集まる 税のコンクールで

 第14回「税に関する絵はがきコンクール」(主催/(公社)大和法人会女性部会ほか)の募集が22日まで行われ、県央4市(大和・海老名・座間・綾瀬)の小学生から約200点が集まった。

 税の仕組みや意義などについて理解を深めてもらおうと実施されている取り組み。応募した児童たちは、税金でつくられた建物や、税金で行われている仕事、税金の果たす役割を絵で表現した。

 大和法人会女性部会によると、夏休みの課題の一環として子どもたちに取り組んでもらったといい、本多里美部会長(=「人物風土記」で紹介)は「今年も力作がそろった。税に対する知識の高まりを感じる」と話す。

 10月7日には女性部会や税務署長らによる審査が大和税務署で行われ、最優秀賞など各賞が決定する。

10月19日、中央公園で「えびな未来博」 タイムカプセル企画やステージ演目など

 「えびな未来博2025」が10月19日(日)、海老名中央公園で開かれる。

 公益社団法人・海老名青年会議所(鈴木輝彦理事長)が45周年記念事業として企画したもので、テーマは 「この街の未来を、もっと”ジブンごと”に」。

 時間は午前10時から午後5時まで。会場で実施する「タイムカプセル」は未来の海老名と自分へメッセージを残す企画で、5年後に開封する。また未来をテーマにしたメニューを提供するキッチンカーが登場するほか、 内野優海老名市長や鈴木理事長、市民らが「未来の海老名、理想の都市像」について語り合うトークの場もある。

 ステージでは地元の小学校鼓笛隊や高校吹奏楽部、ダンス部などが出演。企業や団体によるブースエリアでは「未来技術EXPO」やアート体験などが楽しめる。

 (問)同会議所【電話】046・233・1805

綾瀬市 10月4日㈯モノづくりの現場、公開 オープンファクトリー上土棚・与蔵山下会場

 あやせ工場オープンファクトリーの上土棚・与蔵山下会場が、10月4日(土)、(株)野口製作所(綾瀬市深谷南5の14の3)付近で開催される。3Dプリンタを使ったモノづくりや金めっき加工、レザー加工機やベンダーを動かす精密板金の世界などが公開されるほか、「電撃回避で景品ゲット」「オリジナルノート作り」「みんなで挑戦!まわり続けるコマ!」などユニークなイベントも目白押し。

 公式ページで体験イベントの事前申し込みも受付中。時間は午前10時から午後3時。

 (問)綾瀬市役所商工振興課【電話】0467・70・5066