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海老名・座間・綾瀬 文化

公開日:2025.10.03

山形から実家のある神奈川へ
座間出身の学生340km挑戦

  • 歩く山本さん(本人提供)

 座間市出身の山形大学4年生・山本覚さんが、8月に友人と2人で大学のある山形県から神奈川県までの踏破に挑戦した。山本さんは市内ひばりが丘小学校・横浜隼人中・高校出身で、今は人文社会科学部で学んでいる。「最終学年で何かしよう」と考え、横浜市出身の友人と思いついたのが、座間への帰省で、米沢駅前から横浜駅までの約340キロをひたすら歩くことだった。

 8月10日夜に出発し、道中の9泊にはホテルなどを使わず、暑い昼間にカラオケボックスや漫画喫茶で眠り、夜間の移動を心がけた。車中泊のためだけにレンタカーを借りて眠った日もあったという。栃木県の山間部ではイノシシと出会い、熊を恐れながら鈴を鳴らし、大声で山形音頭を歌いながら歩いた。途中雨で濡れ、ふやけた足の裏の皮がはがれ、一歩ごとに痛むようになった。2人で歩くと、どちらかが遅れる。その遅れにもう一方は合わせず、容赦なく置いて行くルールも決めた。「危機感があると、人間は何でもできると分かりました」(山本さん)。到着は8月21日朝。ゴールの横浜駅に着き、その後、みなとみらいの観覧車の前で倒れこんだという。

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