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海老名・座間・綾瀬 人物風土記

公開日:2025.09.30

「税に関する絵はがきコンクール」を主催する(公社)大和法人会の女性部会長を務める
本多 里美さん
座間市緑ヶ丘在住 65歳

感謝の気持ちは行動で

 ○…県央4市の2千社超が加入する大和法人会。会員の中から女性経営者らで構成される女性部会を今年6月からけん引する。メンバーはおよそ60人。「頼まれたら断れない」と頭をかきつつ、真摯に責務と向き合う姿に信頼が寄せられる。小学生を対象にした「絵はがきコンクール」は同会の大切な事業の一つ。集まった作品は200点超。「すべて入賞としたい」と子どもたちの努力をたたえる。

 ○…東京都杉並区に生まれた。家族が新居を購入したのを機に、3歳で座間市に移り住んだ。ピアノに書道、学習塾と多くの習い事をした小学生時代。「どれも長続きしなかった」と語るが、「軟式テニスは違った」。当時流行したアニメ「エースをねらえ!」にあこがれラケットをにぎった。中学3年生の時、市大会で3位に。「うれしかった」と青春の日々をなつかしむ。

 ○…高校でもテニスに情熱を注ぎ、卒業後は金融機関に就職。競技を通じて身につけた「チャレンジ精神」は社会に出てから転機を呼び起こす。出産・子育てを経て40代となったある日、「自分を雇ってくれる会社はあるのか」と自問自答した。「ならば会社を作れば」と一念発起。53歳の時に、仲間と建設関係の会社を創業した。大和法人会に入ったのもこのころ。「多くの出会いに恵まれた」と振り返る。

 ○…法人会では広報委員も務めるほか、大和間税会の女性部長、海老名商工会議所女性会の副会長など多くの役割をこなしている。本音を尋ねると「とても忙しい」と明かすが、「多くの人に囲まれながら活動させていただき、ありがたい」ともう一つの本音も加える。「体が動く限りは今の生活を続けたいな」。これからも感謝の気持ちを行動で示していく。

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