逗子・葉山版【10月10日(金)号】
ポスターを手にPRする菊池さん

オクトーバーフェスト 逗葉地区で初開催 地域おこしの一助に

 ドイツ・ミュンヘンが発祥のビールの祭典「オクトーバーフェスト」。今では日本各地で行われるようになった同祭りが10月11日(土)・12日(日)、逗子市の亀岡八幡宮を会場に逗葉地区で初めて開催される。主催者のひとり、ブリュースターズヨットクラブ 葉山ブリューイングの菊池文武さん(54)=人物風土記で紹介=は「湘南地域のクラフトビールの認知向上とあわせて、地域おこしにつなげていきたい」と意気込む。

 「近年、湘南エリアや三浦半島にもクラフトビールのブルワリーが増え、横須賀方面ではイベントが開かれている。この地域でもやってみたいという話を昨年くらいからしていた」と菊池さん。酒の企画ということで、駅が近くにないと開催は難しく、葉山ではなく逗子が会場として選ばれた。

 菊池さんはこれまでいろいろな場所でビールイベントに参加する中で、「葉山ってどこにあるの?」と聞かれることがあったという。「鎌倉や茅ヶ崎を知っている若い人に『御用邸』といってもピンとこない。このイベントをきっかけに、葉山や逗子のことも知ってもらえたら」と町おこしを意識する。

湘南地域8店参加

 参加するのは菊池さんが代表の「ブリュースターズヨットクラブ」、葉山町堀内の「15ブルワリー」、かつて逗子に拠点を構えていた「ヨロッコビール」(鎌倉市)のほか、横須賀(1店)、三浦(1店)、茅ヶ崎(2店)、平塚(1店)からの計8店。各店4種のビールを用意。スタンダードなものからフルーティーなものなどさまざまな味を楽しめる。

 同企画はビールを楽しむだけでなく、地域性を考え、「ごみゼロ」のイベントを目指す。菊池さんは「湘南エリアでは環境に優しいイベントが増えている。初めてこの地域に来るお客さんにもエコを意識してもらいたい」と強調。プラスチックカップは禁止し、リユースカップを使用する。ビールをよりおいしくさせる飲食店も逗子、葉山の店を中心に7店参加。フード店も同様にリユース食器で商品を提供する。

 11日には同会場内ステージでCOCORORAP主催の「マイク告白バトル」も同時開催。

 イベント開催時間は両日午前11時から午後7時(6時30分ラストオーダー)。雨天中止。

 詳細は逗子・葉山オクトーバーフェスト公式インスタグラムで確認。

県内小中体育館の空調設置率 全国平均を下回る 本紙調査 今年度末までに2割超に

 近年の猛暑日の増加による児童、生徒の活動環境の悪化、災害時の避難場所の機能強化の観点から急務となっている公立小中学校の体育館等の空調設置。本紙は設置状況について県内の各自治体にアンケート調査を実施した。今年度末までに設置率が21・9%になる見込みである一方で、依然として全国平均を下回ることが分かった。

 文科省では学校体育館の空調設置に国の支援制度を周知するなど導入を推進している。

 県内小中学校の普通教室の設置率が99・9%に対して、文科省が今年6月に発表した「公立学校の体育館等(小学校は体育館、中学校は体育館・武道場)における空調(冷房)設備の設置状況調査」(2025年5月1日時点)によると、体育館等の設置率は14・6%で全国平均の22・7%を下回っている。県内の自治体別に見ると、設置率100%は神奈川県を含む34自治体のうち綾瀬市、寒川町、大磯町、大井町。一方で0%が17自治体あり、27の自治体で50%を下回っている。

 アンケートによると、今年度中に空調設備の設置を行う(もしくは行った)と回答したのは12自治体で、来年度以降に設置を予定していると答えたのは16自治体。すでに設置完了の4自治体を除き、23の自治体で検討が進んでいる。「今のところ設置の予定はない」と答えた自治体でも、具体的な予定はないが、おおむね設置に向けて「検討している」と回答した。今年度末までに設置率が100%となるのは神奈川県、茅ヶ崎市、海老名市の見込み。

 また、設置予定がないと答えた自治体の中には、「気化式冷風機を導入して空調対策を行っている」と回答した自治体もあった。

逗子・葉山では

 逗子市は小学校5校、中学校3校のいずれも未設置。教育総務課によれば、来年度以降に予算を組む予定だが、8校中何校に設置できるか現状では定かではないという。「可能であれば一部でも夏までには設置したいと考えているが、工事に時間がかかることも理解しており、来年度中には何とかしたい」とコメントした。

 葉山町は小学校4校、中学校2校の体育館にスポットクーラーを設置済み。そのうえで、来年度以降に新たな空調設備の設置を検討しており、まず設計予算を組む予定。担当部署は「その設計によって進捗も変わり、対象の学校数についても明確には答えられない」と回答した。

 なお、アンケートは9月に神奈川県を含む県内34の市町村に送付。文科省の資料を示した上で、「今年度、来年度以降の空調設備の設置予定」などについて聞いた。

逗子葉山で初となるオクトーバーフェストを主催する 菊池 文武さん 葉山町堀内在勤 54歳

町の盛り上げ醸す挑戦者

 ○…「夏の海だけじゃなく、秋冬にも逗子葉山に足を運んでもらうきっかけにしたい」とオクトーバーフェストの開催意義を語る。各地で催される同イベントを「逗子葉山でも」という思いで企画したが、ビールを楽しむだけにとどまらず、町おこしにもつなげたい考えだ。地域性も考慮し、リユースカップを使用した、「ごみゼロ」のイベントを目指す。

 ○…前職でよく訪れたドイツには各町のビールがあり、パブがコミュニティーとなり、知らない人同士がみんなで楽しんでいた。「オクトーバーフェストもそうだが、ビールにはみんなで楽しむという文化があると感じ、日本にもこういう場所が欲しいと思っていた」。転機はコロナ禍。「50歳を機に第2の人生を」という思いもあり、仕事を辞め、クラフトビールの道へ。修行を経て2022年に葉山でチャレンジキッチン併設のブルワリーを開業。葉山にはヨットに乗っていた関係でなじみがあり、「昔から挑戦する場所」というイメージがあり、この地を選んだ。

 ○…東京都出身。ジャーナリストの落合信彦氏に刺激され、高校2年の時に米国へ留学。大学もそのままアメリカへ。父親の影響でヨットを始めたのもこの頃。「夏休みで帰国した際に高校時代の仲間と。みんなでバイトをして、中古のヨットを15万円くらいで買った」と懐かしむ。風を感じて自然と一体になる気持ちよさがヨットの魅力だという。

 ○…「ブリュースターズヨットクラブ」という店名は、チャレンジする人が集まってここから出航するという意味を込めた。実際にここを巣立ち開業をした人もいる。いずれは移住したいと思うこの地を、クラフトビールを生かして盛り上げていきたいと強く思う。

メダルをかけ笑顔の井上さん(右)

久木在住 井上さん アジア大会準V、市長に報告 7人制女子ラグビーU18

 7人制ラグビー(セブンズ)女子18歳以下の日本代表選手・井上蒼央(そお)さん(17/逗子市久木在住)は9月30日、逗子市役所の桐ケ谷覚市長を訪れ、「アジアラグビーエミレーツU18女子セブンズ2025」での準優勝を報告した。

 同大会は9月13、14日に中国で行われた。日本代表はインドに50対7、マレーシアに64対0、ウズベキスタンに64対0と大勝。準決勝も香港に38対0と快勝し、決勝戦は中国と対戦。前半は互角の勝負だったが、結果は12対22と惜敗。井上さんは「1位になりたかった」と悔しさをにじませた。

中学生から日本代表候補

 井上さんは保育園の時に逗子葉山ラグビースクールに入り、当時から足の速さが目立った。現在は高校女子ラグビーの強豪、関東学院六浦高校に在籍。久木中学時代からU18日本代表候補となる女子セブンズユースアカデミーに参加し、この度のアジア大会で初めて代表の座をつかんだ。アカデミーでの練習はGPSを身に着け、どれだけ走ったか、最高速度は時速何キロかなど、数値化が徹底されており、練習の成果が目で見えることからモチベーションが上がるという。短時間だが密度の濃い練習ができ、ここで得た知識や技術は「高校の部活で仲間に還元できれば」と話す。

 12月にはニュージーランドで世界大会があり、同大会でも日本代表入りを目指す。

イベント告知のチラシ

逗子葉山JC ホコ天で仮装楽しむ 10月25日 逗子銀座で

 逗子葉山青年会議所(JC/沼田亮理事長)は逗子の秋を彩る「ZUSHI HAPPY HALLOWEEN FESTIVAL2025」を、10月25日(土)に逗子銀座商店街で開催する。当日は午前11時から午後3時まで通りが歩行者天国となり、様々な企画でまちを盛り上げる。

 イベントの目玉は3本柱。まずは午前11時20分からスタートする「オープニング仮装パレード」。ココカラファイン前交差点に集合し、参加者は思い思いの仮装で音楽に合わせて商店街を練り歩く。

 子どもに人気の「スタンプラリー」は正午から午後2時まで。参加費300円で、商店街の協力店を巡り「トリック・オア・トリート」の合言葉でお菓子がもらえる。先着500人(事前販売分含む)で、菓子を入れる袋を持参。当日券は午前11時からキクチビル駐車場で販売されるが、混雑緩和のため逗子商工会や逗子観光協会での事前購入がおすすめ。

 また、自慢の仮装をプロのカメラマンに撮影してもらえる「フォトブース&仮装コンテスト」も開催。参加は無料で、子ども、大人、親子の3部門。エントリーは午前11時からで、結果は午後2時に発表される。

 沼田理事長は「家族や友人と一緒に、秋の楽しい一日を過ごしに来てほしい」と参加を呼び掛けている。

白熱した昨年のリレー

にこにこ保育園 50mかけ抜けよう 参加受付け10月31日まで

 葉山にこにこ保育園(葉山町長柄/松尾真弓園長)は11月15日(土)、町立長柄小学校グラウンドで「第2回にこリンダッシュ50mタイムトライアル」を開催する。

「走ることが好きな子どもはもちろん、運動する機会が減っている大人たちが、体を動かすきっかけになってくれたら」との思いから昨年初めて行い、最高齢88歳の人まで82人が参加した。

 参加対象者は5歳以上の走りたい人、誰でも。種目は50mタイムトライアルと、子どもから大人までの混合リレー。

 時間は午前9時〜正午。雨天時は体育館(25m走)。参加費200円(20歳以上/保険料)。軽食・ドリンク・記録証・記念品有。

 参加希望者は氏名、年齢(学年)、住所、連絡先(電話・メールなど)を保育園に連絡。受け付け締め切り10月31日(金)。

 (問)同保育園【電話】046・875・2324

生徒たちのみそ造りを見守る石川さん(左)

逗子市 寄付金、食育に活用 沼間中でみそ造り体験

 逗子市立沼間中学校(熊谷啓明校長)で9月30日、2年生がみそ造りを体験する授業が行われた。同授業を、昨年ふるさと納税を通じて逗子市に7800万円寄付した、法人・団体向けフードデリバリーサイトを運営する株式会社くるめしの創業者・石川聡(そう)さん(42)が見学した。石川さんは授業の冒頭で「今の世のなか、早く買えて早く食べられるものがたくさんで、丁寧に造って深い味わいのあるものが少ない。今日はみんなが丁寧に造れば世界一おいしいみそができると思う」と生徒を鼓舞した。

畑やバケツ稲も

 石川さんの寄付の約半分は、今後10年にわたり、市立小中学校での体験活動、食育に関する事業に活用するとともに、食に関する本の購入にあてられている。

 熊谷校長によれば、校舎の裏に作った畑で、支援教室の生徒が中心となりサツマイモ、トマト、ナス、ピーマンなどを育て、収穫した野菜を小分けにしたものを職員が買い、その費用を次に回すといった取り組みがされているという。「子どもたちは『何かの役に立っている』という自覚を持つことができ、不登校の生徒も減ってきた」と成果を強調した。

 他にもバケツ稲を育てたり、竹やぶ整理と竹細工を行ったりしているが、こうした活動でかかる費用に寄付金を活用しているという。

サードエイジ連続講座 逗子の魅力を再発見 受講生を募集

 逗子市教育委員会主催の無料講座「第11期サードエイジ連続講座」が10月27日(月)から開催される。人生100年時代、50代から楽しく学び、新たな生きがいや仲間づくりを応援する企画だ。

 同講座では、現役引退後に自己実現を目指す「サードエイジ」世代を対象に、逗子の魅力を再発見する機会を提供する。企画運営はNPO法人逗子まちなかアカデミー。

 講座は全4回。第1回(10月27日)は「仏法と木の温もりを感じま専科」。仏師の大森昭夫氏を講師に迎え、希望者は木の荒彫り体験もできる。第2回(11月16日(日))は「『なぜか逗子移住!』を聞いてみま専科」。近年増えている若い移住者から、その動機や実感を聞き、逗子の魅力を再発見する。第3回(11月29日(土))は「『小坪』の今昔を語り合いま専科」。市内唯一の漁港である小坪の今とこれからを語り合う。第4回(12月14日(日))は「その文学作品には、どんな逗子が?探ってみま専科」。徳冨蘆花から現代作家まで、逗子ゆかりの文学作品をたどる。

 会場は逗子文化プラザ市民交流センター会議室。午前9時30分から11時45分まで。対象は市内在住・在勤・在学者(サードエイジ世代及びその予備軍)で、定員は各回40人程度。無料。

 申し込みは氏名・住所・電話番号・希望回を電話・FAX・メールまたは直接、社会教育課窓口へ。問い合わせは【電話】046・873・1111(内線523)。

チャリティーライブ告知のチラシ

ソロプチ ジャズでチャリティー 10月27日 さざなみホール

 女性と女児の地位向上のために活動するボランティア団体、国際ソロプチミスト逗子・葉山(鈴木純子会長)は10月27日(月)、逗子文化プラザさざなみホール(逗子市逗子)でチャリティーライブ「JazzのふるさとからII」を開催する。

 出演は古川奈都子(ピアノ・ボーカル)、海付豊(サックス・クラリネット)、佐久間和(アコースティックギター)のトリオ。ブギウギやラグタイムなどトラディショナルなスタイルから、スタンダードジャズ、ブルース、ゴスペルなどを届ける。曲目は『A列車で行こう』『アマポーラ』『聖者の行進』ほか。

 午後2時開演(1時30分開場)〜4時。入場料は4000円、全席自由。

 当日の純益は同団体が支援する逗子市・葉山町社会福祉協議会、ずし子ども0円食堂などに寄付される。

 チケット販売は逗子文化プラザカウンター(【電話】046・870・6622)。

夢への一歩賞

 同団体は高校・専門学校・大学などに在籍もしくは入学許可を得ていて、家族に対して主な経済的扶養責任を負いながら、経済的援助を必要としている人に向け、「夢への一歩賞」を用意。審査を通った2人に対しクラブ賞として各5万円を支援する。応募締め切りは11月15日(土)。

 プログラムについてや応募にあたっての詳細は【メール】sizushihayama@gmail.comに問い合わせを。

葉山タンブラー再販へ

 葉山町が使い捨てカップの削減とごみへの意識向上を目的に実施中の「マイタンブラーキャンペーン」(12月31日まで)の一環で作成販売した「葉山タンブラー」は、発売から約1週間で500個が完売した。

 町は要望に応えるかたちで再販を決定。保温保冷効果の高いステンレス(380ミリリットル/900円・オフホワイト)を300個、二重構造で結露しにくいダブルウォール(340ミリリットル/600円・スモークブルー)を200個、町役場2階政策課、葉山町観光協会(葉山ステーション内)ほかで10月20日(月)から販売する。

 詳細は町ウェブサイトで確認。

過去の防災フェアの様子

葉山町 災害に備えよう 上山口小で防災フェア

 葉山町は10月19日(日)、上山口小学校(葉山町上山口)で総合防災訓練「防災フェア」を開催する。時間は午前11時から午後2時まで。

 当日は「見て触れて体験して」をテーマに、災害時に役立つ知識を楽しく学べる企画が多数用意されている。煙体験、放水体験、簡易救助体験、土のう作成体験などを巡るスタンプラリーが実施され、4カ所以上の体験で防災ボトルが進呈される。

 このほか、自衛隊カレーの試食(数量限定)や、自衛隊・警察・消防による車両展示、関係団体によるブース出展も行われる。

 来場者には非常用持出袋、携帯トイレなどの防災グッズが配布される(なくなり次第終了)。ペット同伴も可能。

 (問)葉山町防災安全課【電話】046・876・1111(代表)

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市民まつり 遊んで食べてつながろう 10月12日 池子の森で

 逗子市内最大級のイベント「逗子市民まつり」(逗子市民まつり実行委員会主催)が10月12日(日)、池子の森自然公園400mトラック(逗子市池子)で開催される。

 聖和学院と逗子開成のダンス部によるパフォーマンスで幕を開け、ステージでは和太鼓演奏、ダンス、合唱、演武、神輿セレモニー、久木中吹奏楽部による演奏などが披露される。

 トラックの周囲にはキッチンカーや飲食の出店、物販店、体験ブースなどが約70店並ぶ。

 トラック内では逗子市スポーツ協会がモルック、ラダーゲッターなどのニュースポーツ体験、逗子市社会福祉協議会は子どもたちと赤い羽根募金のからくり募金箱を制作し、募金活動を行う。行政コーナーではフェアトレード、人権啓発活動、環境会議展にまつわる展示がされる。

 逗子市商工会青年部の特設ステージでは大道芸人のパフォーマンスやゲームコーナーを設置。同女性部は防災についての企画を行う。

 日米の消防・警察車両の展示もある。

 逗葉みこし連合会による「みこしパレード」も見どころ。

 午前10時から午後3時。荒天中止。当日は駐車場がないため、実行委員会はJR逗子駅バスロータリーから第一運動公園大型用駐車場を走る、無料シャトルバスの利用や、自転車での来場を呼び掛ける。

 問い合わせは同実行委員会(逗子市商工会)【電話】046・873・2774。

来館者1000万人目の認定証を持つ水島さん=図書館提供

逗子図書館 20年で来館者1000万人突破

 逗子市立図書館(逗子市逗子/塚本志穂館長)は9月20日、2005年4月にリニューアルして以来、約20年を経て来館者数が1000万人に達した。

 節目の来館者は市立久木小4年の水島藍さん。一緒に来館した母親の恵さんは、「コロナ禍で足が遠のいていて久しぶりの来館で1000万人目と言われてびっくりした」と話した。藍さんは話とクッキングが一緒に楽しめる『ルルとララのおかしやさん』シリーズが好きだという。

 28日には大河内誠教育長らが出席し、記念セレモニーが開かれ、水島さんには記念品として図書カードが贈られた。

コロナ禍で来館者減少

 現図書館は鉄筋コンクリート造り3階建て、総床面積2348平方メートル、蔵書収蔵可能数約17万5000冊、座席数188席。

 読書活動を推進するために、「おはなし会」「ビブリオバトル」などを開催し、学校との連携にも取り組んでいる。また、読書以外でも来館者を増やそうと、各種講座や映画会の開催も行っている。

 リニューアル後、毎年度50万人以上が来館し、10年6月に300万人、13年12月に500万人、17年8月に700万人を達成。コロナ禍では35万人前後まで減り、24年度は開館日数299日、来館者35万7736人、1日当たりの平均入館者は約1200人だった。

 開館時間は午前9時から午後7時(土日祝は5時)。毎週火曜日休館(祝日の場合は翌平日)。
イベント会場の逗子アリーナ

逗子アリーナ スポーツの秋、楽しもう 10月13日 イベント開催

 逗子アリーナで10月13日(月)、「スポーツの日」イベントが開催される。

 同日行われる【1】駄菓子販売【2】トレーニングルーム利用【3】ラジオ体操【4】ソーラーポール【5】体力テスト会【6】子ども遊び広場【7】ファンケル更年期講座【8】幼児体力テスト会【9】ニュースポーツ体験のうち3つ以上の参加でプレゼントがもらえるスタンプラリーを実施する。

 体力テスト会は血圧測定、握力、上体起こし、長座体前屈を基本に20歳〜64歳は反復横跳び、立ち幅跳び、急歩、65歳以上は開眼片足立ち、6分間歩行、10m障害物歩行を行う。3歳〜就学前は両足連続とび越し、後方ハイハイ走、テニスボール投げ、立ち幅跳びなどを行う。

 主管の逗子市スポーツ協会は「体力の見える化をしましょう」と参加を呼びかける。

池子の森マラソン大会

 同協会主催「第5回池子の森マラソン大会」(11月3日(月)開催)の申し込み締め切りが10月13日(月)に迫っている。参加希望者は協会ウェブサイトからダウンロードできる申込用紙に必要事項を記入の上、逗子アリーナに提出(FAXも可)。

 いずれも問い合わせは逗子市スポーツ協会【電話】046・870・1296。

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逗子アートフェスティバル 新ロゴを選ぶのはアナタ 期間中に投票を

 逗子アートフェスティバル(ZAF)が10月4日から始まり、26日(日)まで逗子文化プラザをはじめ、市内各所で様々な企画が展開されている。

 ZAF実行委員会は開催期間中に、2026年から使用する新しいロゴデザインを選ぶコンテストを実施。企画会場に貼られたポスターから2次元コードを読み取り、気に入った作品に投票する。

 デザインは今年6月から8月にかけて公募し、全国から134作品が集まった。その中から1次選考を通過した10作品=写真=が投票の対象。この一般投票を参考に、実行委員会で最終選考を行い、12月中旬に最優秀賞を決定する予定。

 実行委員会は「あなたが一番いいと思うロゴに投票をお願いします」と呼びかける。

星座にまつわるエトセトラ 「月の石」

 1970年の大阪万博の時に続き、「EXPO2025大阪・関西万博」にも、「月の石」が来て話題になっていました。今回の万博での待ち時間は、1時間から1時間半くらいで、実際に「月の石」を見られるお一人様の持ち時間は5秒くらいだったそうです。実際、月の石を見たら何を感じるのでしょう?そもそも月とはどのようは星なのでしょうか。月には模様があって白い部分と黒い部分があります。黒いところは、「玄武岩」です。火山岩の一種で、地球でもハワイをはじめ、富士山や三原山などの溶岩がこれにあたります。白いところは、「斜長岩」。斜長石自体は地球上でも珍しくはありませんが、岩となると、多くはありません。いずれにしても地球にもある岩石なのです。そして、国立科学博物館には、「月の石」の展示があって、おそらく並ばず、思う存分見られるはずです。