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逗子・葉山 人物風土記

公開日:2025.10.10

逗子葉山で初となるオクトーバーフェストを主催する
菊池 文武さん
葉山町堀内在勤 54歳

町の盛り上げ醸す挑戦者

 ○…「夏の海だけじゃなく、秋冬にも逗子葉山に足を運んでもらうきっかけにしたい」とオクトーバーフェストの開催意義を語る。各地で催される同イベントを「逗子葉山でも」という思いで企画したが、ビールを楽しむだけにとどまらず、町おこしにもつなげたい考えだ。地域性も考慮し、リユースカップを使用した、「ごみゼロ」のイベントを目指す。

 ○…前職でよく訪れたドイツには各町のビールがあり、パブがコミュニティーとなり、知らない人同士がみんなで楽しんでいた。「オクトーバーフェストもそうだが、ビールにはみんなで楽しむという文化があると感じ、日本にもこういう場所が欲しいと思っていた」。転機はコロナ禍。「50歳を機に第2の人生を」という思いもあり、仕事を辞め、クラフトビールの道へ。修行を経て2022年に葉山でチャレンジキッチン併設のブルワリーを開業。葉山にはヨットに乗っていた関係でなじみがあり、「昔から挑戦する場所」というイメージがあり、この地を選んだ。

 ○…東京都出身。ジャーナリストの落合信彦氏に刺激され、高校2年の時に米国へ留学。大学もそのままアメリカへ。父親の影響でヨットを始めたのもこの頃。「夏休みで帰国した際に高校時代の仲間と。みんなでバイトをして、中古のヨットを15万円くらいで買った」と懐かしむ。風を感じて自然と一体になる気持ちよさがヨットの魅力だという。

 ○…「ブリュースターズヨットクラブ」という店名は、チャレンジする人が集まってここから出航するという意味を込めた。実際にここを巣立ち開業をした人もいる。いずれは移住したいと思うこの地を、クラフトビールを生かして盛り上げていきたいと強く思う。

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