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逗子・葉山 教育

公開日:2025.10.10

逗子市
寄付金、食育に活用
沼間中でみそ造り体験

  • 生徒たちのみそ造りを見守る石川さん(左)

 逗子市立沼間中学校(熊谷啓明校長)で9月30日、2年生がみそ造りを体験する授業が行われた。同授業を、昨年ふるさと納税を通じて逗子市に7800万円寄付した、法人・団体向けフードデリバリーサイトを運営する株式会社くるめしの創業者・石川聡(そう)さん(42)が見学した。石川さんは授業の冒頭で「今の世のなか、早く買えて早く食べられるものがたくさんで、丁寧に造って深い味わいのあるものが少ない。今日はみんなが丁寧に造れば世界一おいしいみそができると思う」と生徒を鼓舞した。

畑やバケツ稲も

 石川さんの寄付の約半分は、今後10年にわたり、市立小中学校での体験活動、食育に関する事業に活用するとともに、食に関する本の購入にあてられている。

 熊谷校長によれば、校舎の裏に作った畑で、支援教室の生徒が中心となりサツマイモ、トマト、ナス、ピーマンなどを育て、収穫した野菜を小分けにしたものを職員が買い、その費用を次に回すといった取り組みがされているという。「子どもたちは『何かの役に立っている』という自覚を持つことができ、不登校の生徒も減ってきた」と成果を強調した。

 他にもバケツ稲を育てたり、竹やぶ整理と竹細工を行ったりしているが、こうした活動でかかる費用に寄付金を活用しているという。

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