高津区版【10月17日(金)号】
改修工事後の溝口神社イメージ

溝口神社改修事業 今秋以降、本格化へ 本殿耐震工事、来年2月に

 高津区内などで、地域の祈願所として古くから親しまれている「溝口神社」(鈴木敬一宮司/溝口2の25の1【電話】044・822・3776)。同所で行われている改修事業が、この秋以降、本格的に行われることが分かった。

 溝口神社は、江戸時代まで赤城明神を祀っていたことから、一般には「赤城様」と呼ばれ親しまれていたとされる。明治初頭には、神仏分離の法により御神体を伊勢の神宮より新たに奉迎し、社名を「溝口神社」と改名。1873年(明治6年)には川崎市内でも最も由緒のある神社の一つとして指定を受け、地域の社会融和のシンボルとして、また地域の人たちの「心のふるさと」として郷土発展の歴史と歩みを共にしてきた。

回廊、造営当時のまま

 現在では正月の参詣や秋の祭禮などを通し、年間約20万人が参拝する溝口神社。だが現在の本殿は、1934年(昭和9年)に造営後、2006年(平成18年)に一部改修事業を実施し、社殿屋根葺き替え工事を始め境内整備工事を行ったものの幣殿・拝殿の床、拝殿浜縁(回廊)は造営当時のまま。また、大正天皇御即位記念として再建された手水舎は、1923年(大正12年)の関東大震災で倒壊。1927年(昭和2年)に再度建立されたが、老朽化が著しく倒壊の危険があるため使用できない状態が続いていた。参道の鳥居についても石造りであることから耐震性が不十分なため、地震などの影響で倒壊が懸念されていた。

 溝口神社の関係者は、これらの現状を鑑み、専門業者に調査を依頼。改修工事に向けて審議や検討を重ねてきた。

2027年、竣工予定

 旧「赤城社」より「溝口神社」へ改名をして、150年を迎えた昨年、「天皇陛下御即位並びに溝口神社改名150年記念事業」として、懸案事項だった各所の改修などに着手。今年5月にはまず、手水舎の改修工事が完了し、参拝者への供用が始まっている。

 さらに今秋の神社事業終了後、来年2月中旬頃までに本殿の改修(耐震工事)に着手する方針を打ち出している。

 工期は当初予定を延長し、事業全体として2027年(令和9年)夏の竣工を目指す。鈴木宮司は「溝口神社を崇敬いただいております皆様方におかれましては、多難の時勢にて諸般なにかと厳しき折、恐縮に存じますが、何卒ご理解を賜り、改修工事にご奉賛頂ければ」などと話している。
豪雨災害時に活用された「防災LINE」

高津地区連合町内会 災害状況「LINE」で共有 本格運用向け試験進める

 高津地区連合町内会(大島明会長)は、災害時の情報連絡を円滑にするため、無料通信アプリLINEのグループ機能を活用した「防災LINE」の導入に向け、試験的な取り組みを今年の8月から進めている。9月に発生した豪雨災害発生時には、実際に防災LINEが活用される場面もあり、各地区の浸水状況がリアルタイムで共有されるなど、効果を発揮した。

町会間の情報、一元化

 このシステムは、災害時の被害状況の共有、物資・人員の支援要請、およびボランティアセンターの開設状況など、各町会間の情報を一元化する事を目的としている。

 登録対象者は高津地区の町内会自治会長や防災部長のほか、高津第二地区社会福祉協議会や支援団体。現在は、高津地区連合町内会の藤原忠興副会長と高橋準三会計監査の2人が管理者として、登録者名簿の作成・管理といった運用実務を担っている。

台風をきっかけに

 高津区の関係者によると、このLINE活用への取り組みは、2019年に発生した東日本台風で高津区が被災した際の教訓が強く影響しているという。「当時は、支援する側とされる側がお互いの被害状況を即座に把握できず、情報連絡が円滑にいかなかったため、新たなツール導入の必要性が高まっていった」と関係者は振り返る。

 この課題を受け、下作延中央町内会会長も務める高橋さんが「災害時の情報共有ツールとしてLINEを活用するのはどうか」と提案。高津地区連合町内会の役員会での決定を経て本格的な活用に向けて、取り組みが開始された。

 これまでは、災害発生時の被害を想定した状況共有や物資要請を行う訓練が登録者によって行われていた。先月発生した豪雨災害の際には、各地区の水位状況や対応状況がメッセージや画像付きで共有されるなど、防災LINEが情報共有の大きな助けとなった。

 高橋さんは防災LINEについて「情報が一つにまとまっていた方が、結果として最も早く確実に減災と助け合いが可能になる。試験運用を通じて送信ルールやマナーなど、ソフト面における改善を図っていきたい」と説明。藤原さんも「今後は、町内間でさらに円滑かつ迅速に利用できるようにすると共に、将来的には高津区の方々に広く防災情報を発信できるような仕組みづくりにも取り組んでいきたい」などと話している。

「木月庵を大切にする会」で30回目の茶会を開催した 長谷川 宗江さん(本名 長谷川 喜代江) 宮前区在住 86歳

「させていただく」の精神で

 ○…川崎市国際交流センターの一角、日本庭園にたたずむ茶室「木月庵」で開催している茶会が、節目の30回を迎えた。「木月庵は茶道を通じて、市民文化や国際交流の場としての役割を担ってきたが、決して一人ではできなかった。協力してくれる方たちのおかげ」と周囲への感謝を忘れない。

 ○…「小2で川崎に戻ってきたが一面焼け野原だった」。川崎区出身で、疎開先の徳島県内で空襲を経験した。焼夷(しょうい)弾から身を守ろうと、必死に川へ逃げ込んだ記憶は今も鮮明。市内の小学校に招かれることもあるが、講演する際には日本の文化だけでなく、命の尊さも伝える理由だ。中学では放送部に所属。NHKの放送コンテストで入賞した感動が忘れられず、高校卒業後、銀行員として働きながら専門学校でアナウンスを学び直した。朗読ボランティアの経験を買われ、かわさきエフエムで10年間パーソナリティーを務めたことも。「502人の社長さんを招いた番組。出会いが私の財産」

 ○…茶道は高校の部活動がきっかけ。「お菓子が魅力的だったの」と当時を振り返る。指導歴は60年以上。現在は茶道裏千家の正教授・名誉師範として約30人のまな弟子を抱えながら、日本文化の普及に努めている。木月庵では留学生への指導も行っており、このたび川崎市国際交流協会から感謝状が贈られた。

 ○…「のどかな雰囲気が気に入った」と約50年前から東有馬で暮らす。フラワーコーディネーターとしての顔も持ち、市内の病院や公共施設に寄贈。奉仕団体・国際ソロプチミスト川崎の会長としても活躍した。「『させていただく心』は母から受け継いだ。木月庵を川崎の有形文化財にして次世代に受け継いでいきたい」と夢を語った。

魅力いっぱいのステージが期待される古渡さん

高津区在住ソプラノ歌手古渡さんの地元凱旋コンサート、いよいよあす10月18日(土)に開催 高津市民館大ホール、13時30分開演

 トップクラスのソプラノ歌手として、また声楽家としてクラシックに演歌、カンツォーネに童謡など、あらゆるジャンルを歌い上げる「七色の歌声」で、聴衆を魅了し続けている高津区内在住のソプラノ歌手、古渡智江さん。地元を中心に多くのファンを持つ古渡さんによるチャリティイベント「虹色コンサート」が10月18日(土)「ノクティーホール」(高津市民館大ホール)で行われる。

 当日はジャンルを問わず親しみやすい選曲と軽快なトーク、さらに圧巻ともいえる自慢の歌声で来場者を魅了する。演奏予定曲は「浜辺の歌」「津軽のふるさと」「枯葉」「ロミオとジュリエット」など。13時開場、13時半開演でチケットは前売り3000円(売り上げの一部を障害者支援などのチャリティ募金に充当)。詳細問合せは古渡さん【電話】044・811・7863。

参加者の質問に対応する川畑代表(左)と大橋住職

お寺で「葬儀知識深めて」 不安解消へ関係者の思い

 高津区久本の大蓮寺(大橋雄人住職)で先頃、葬儀会社「みのり葬祭」(川畑義憲代表)主催の「後悔をしないお葬式を行うためのセミナー」が開かれた。地域の住民らに、正しい葬儀知識を伝えようと開かれたこの講座。関係者の思いとは―。

落ち着いた環境で学ぶ

 近年、葬儀に関するトラブルは増加傾向にあり「独立行政法人 国民生活センター」にも「よく説明されず、オプションを追加された」「HP記載の金額よりも高額の料金を請求された」などの相談が寄せられている。

 川畑代表と大橋住職は、こうした事態を受け「お寺という落ち着いた環境で葬儀の専門家から話を聞く事で、知識をより深く身に着けられるのでは」と発案。セミナー開催に至ったという。

両氏が疑問解決

 当日は、川畑代表がメイン講師として葬儀や多様化するお墓についてレクチャー。席上、参加者から「直葬とはどういう仕組み?」「そもそもなぜ戒名をつけるの?」といった質問があり、大橋住職が専門知識を生かして回答する場面も。

 セミナーを終えて大橋住職と川畑代表は「インターネットで得た断片的な情報で判断している人が多いと感じた。専門家から正しい知識を得て、後悔のない選択をしてほしい」「セミナーを経て感じたことは、葬儀について不安を抱えている人がまだまだ多いということ。この活動を地道に続けることで、多くの人を助けたい」と語った。

 同様のセミナーは今後も継続して開催していく予定となっている。

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寄席の出演者

第8回ぷらり寄席 演芸の秋を「堪能」 市民プラザで10月25日

 ぷらりと気軽に立ち寄れる、入場無料のアマチュア落語会「第8回ぷらり寄席」が、10月25日(土)に川崎市民プラザ(新作1の19の1)のふるさと劇場で開かれる。午後1時30分開演(30分前開場)。4時終了予定。

 当日は、高津区内で活動する社会人落語の会「やかん寄席」のメンバーらを中心に、江戸の情緒漂う古典落語から、現代社会を鋭く映す新作落語、情感あふれるアコーディオン演奏まで、多彩な演目を上演する。 

 担当者は「気軽に立ち寄れる落語会で、演芸の秋を堪能してみては」と話している。

 事前予約は不要、直接会場へ。全自由席。

 (問)保坂さん【携帯電話】090・1777・4718

落合教育長に提言を渡す高木さん

子ども委員の高校3年生 「意味ある子ども参加を」 教育長らに政策提言

 川崎市の課題を子どもたち自身が話し合う「川崎市子ども会議」の委員を務める高校3年生の高木萌伽さん(17)が市に対して「子どもの権利」に関する政策提言を行い、10月8日に市役所(川崎区)で落合隆教育長らと対面した。提言を受けた教育長は「大切な提言をいただいた」と感謝を述べた。

 高木さんは中学1年から子ども会議の委員だ。18歳になると委員の資格を失うため、今年を「子ども最後の年」と位置づけ、春には子ども会議の活動で感じたことを市に伝えようと心に決め、今年7月に提言書を川崎市あてに提出した。

 タイトルは「意味ある子ども参加が推進される川崎市を目指して」で、2点について提言した。

 1点目は「学校で子どもの権利学習の質を向上させ、授業数を増やすこと」。今春に市が公表した「子どもの権利」に関する意識調査で、「子どもの権利条例」を「名前も内容も知っている」と答えた子どもが11・4%と、2003年の45・2%から減少した点を踏まえ、「子どもの権利が定着していない」と指摘した。

 2点目は「子どもに意見を聞いたときは、その後どうなったのか、検討の経緯と実現の可否の理由を分かりやすく教えること」を求めた。子ども会議から市長への提言である「報告書」や会議の拡大版「カワサキ☆U18」の議論が、行政に生かされたのかが分からず、「きちんとフィードバックして欲しい」と感じていたという。

意見は尊重される

 市の子どもの権利条例では、15条「参加する権利」の中で「自分の意見を表明し、その意見が尊重されること」を権利として保障している。

 今年7月下旬に高木さんからの提言が届き、市側は対応について関係部署間で検討。子ども会議の運営担当である市教育委員会の地域教育推進課を中心に、「書面での回答ではなく、高木さんが子ども会議で考え続けた思いを尊重する形」を考えたという。

 8日は落合教育長のほか教育政策室の人権教育担当室長、こども未来局青少年支援室長らも同席。教育長は「この提言はとても大切。よりよい川崎に向けて共に頑張りたい」と謝意を伝え、市の現在の取り組みなどを説明。地域教育推進課の二瓶裕児課長は「フィードバックの方法を含めて取り組みを振り返り、しっかりお伝えしていきたい」と伝えた。

 高木さんは「ご対応いただけたことに成果を感じられた。子どもの意見に対し、市が動いてくれていることも確認できた。挑戦してよかった」と話していた。

とどろきアリーナ

ブレイブサンダース主催 中原区で採用合同説明会 スポンサー企業4社

 男子プロバスケットボールのBリーグ1部「川崎ブレイブサンダース」は11月16日(日)、ホームゲームの会場となる東急ドレッセとどろきアリーナ(中原区)で、スポンサー企業による採用合同説明会を開催する。参加者はこの日の試合を無料で観戦できる。

 川崎ブレイブサンダース主催の採用合同説明会は2回目。今回は(株)ホンダクリオ共立(本社・宮前区)、日本ダスト(株)(川崎区)、(株)セレモニア(同)、高和電氣工業(株)(多摩区)の4社が説明会を実施する。

 川崎ブレイブサンダースの広報担当者は「全国的な人手不足の中、日ごろクラブを支えてくださるスポンサー企業のみなさんからも『採用が厳しい』との声が聞かれ、クラブとしても協力できることをしたいと考えた。まず説明を聞いてみたいという人もぜひ参加を」と呼びかける。

 説明会はとどろきアリーナのラウンジで、午後1時30分〜2時45分。終了後、午後3時5分開始の茨城ロボッツ戦を観戦できる。

 希望者は10月31日(金)までに、クラブの公式ウェブサイト上の申込フォームから事前受付が必要。定員は30人で、応募多数の場合は抽選の上、当選者に11月7日(金)までにメールで通知が届く。

特別仕様の「クリーンかわさき号」の正面

唯一の廃棄物専用列車 クリーンかわさき号30年 時代と共に積み荷も変化

 国内で唯一の廃棄物専用列車「クリーンかわさき号」が、運行開始から30周年を迎えた。当初は「ごみ運搬列車」として誕生したが、時代と共に積み荷が変わり、今ではリサイクル資源を運ぶ正真正銘の「クリーン列車」だ。川崎市は今後1年間に渡り、記念イベントを開催する。

 午後6時1分、JR貨物梶ヶ谷ターミナル駅(宮前区)から貨物列車「クリーンかわさき号」が出発する。最大16両編成の列車上のコンテナには、市内のごみ処理施設から集まる焼却灰やプラスチック資源が満載だ。JR川崎貨物駅を経由し、神奈川臨海鉄道末広町駅までの約23Kmを運行。コンテナを浮島処理センター(川崎区)に向かうトラックに引き渡し、翌朝にはカラのコンテナと共に復路を走る。

北部の人口増で誕生

 「クリーンかわさき号」は1995年10月に国内初の廃棄物専用列車として運行を開始した。発端は90年代初めの川崎市北部の人口急増だった。ごみ処理が追い付かず、市はJR貨物の路線を活用し、北部地域で発生した廃棄物を浮島処理センターへ運ぶ運用を開始。普通ごみや粗大ごみ、空き缶や空き瓶など、時代と共に積み荷が増えたが、市内のごみ処理施設の整備が進むと共に積み荷の種類が減り、今では焼却灰とプラスチック資源のみに。

 加えて温室効果ガスを抑制する効果もある。市の推計によると、2023年度に排出した二酸化炭素の量は2万4600kgで、同じ輸送量をトラックで運んだ場合(25万3400kg)の10分の1以下だった。その名の通り「クリーン列車」へと変化を遂げた。

 市では独自の知見を活かし、様々な災害被災地にコンテナを貸与し、災害廃棄物の受け入れ処理をしている。95年の阪神・淡路大震災では約1万9000t、2016年の熊本地震では約1000tの廃棄物を受け入れ、現在も能登半島地震の被災地から受け入れ処理している。

 30周年を記念し、市は鉄道写真やイラストを募集している。詳細は市の公式サイトへ。

左から宮部氏、國谷氏、山田氏、福田氏、関口氏、野末氏

川崎市長選 立候補予定者が持論披露 川崎JC公開討論会

 10月12日告示、26日に投開票される川崎市長選挙の立候補予定者6人が10月7日、ラゾーナ川崎プラザソル(幸区堀川町)で開催された公開討論会に出席した。主催は20歳から40歳までの経営者らで組織するまちづくり団体、(一社)川崎青年会議所(川崎JC)。

 参加したのは、立候補の表明順に会社員の國谷涼太氏(25)、現職の福田紀彦氏(53)、社会福祉法人理事の野末明美氏(60)、出版社CEOの宮部龍彦氏(46)、前市議会議員の山田瑛理氏(42)、清掃員の関口実氏(67)の6人。関係者を含め約80人の聴衆が討論会を見守った。

5つのテーマで討論

 討論のテーマは、まちづくり計画、教育、出産育児の3つのほか、参加者から事前に募った質問の中から、20〜30代の若者へのスタートアップ支援策、20〜40代の社会参加を加えた5つ。6人は各テーマ3分の持ち時間の中でそれぞれの主張を述べた。その後は1人5分の持ち時間で、政策アピールを行った。

 公開討論会の様子は川崎JCのユーチューブチャンネルで、選挙当日の26日まで配信されている。

(10月10日起稿)

川崎市内の認可保育所 運営委託費の不正受給が発覚

 一般社団法人「KID-G」が運営する市内認可保育所「SPACE KID保育園」(幸区)において先ごろ、約6年間にわたる運営委託費の不正受給が発覚した。

 令和元年度から令和6年度までの調査で、勤務実態のない職員を含めた運営委託費の請求が行われていたことが判明。2596万3385円の不正受給が確認された。

 川崎市は今後、同法人に対し、不正受給額と遅延損害金の支払いを求めるとともに、運営体制の見直しや事務処理に関する行政指導を実施する方針を打ち出している。

 同法人は横浜市や川崎市で複数の保育施設を運営している。

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自分を見失っていた頃、時代劇に挑戦した筆者

不定期連載コラム 俳優・JUN、かく語りき  第2回 多様性は可能性

 皆様、こんにちは。川崎市高津区出身の俳優、鈴木淳です。

 今回は「多様性は可能性」と題してお送りします。私の人生に影響を与えたと言っても過言ではないこのワード、実は我がホームタウンである川崎市が平成28(2016)年に発表したブランドメッセージ、つまり市の理念を表現した言葉の中にあったものなのです。市制100周年を迎える2024年、さらにその先の未来に向けての想いが込められていて、私には一目見た瞬間から強く惹かれるものがありました。

 その頃の私は表現者としての自分の特性を見失い、暗中模索の状態でした。俳優という職業は、どんな役にもなりきらなければならないものだと頭では理解していても、強すぎるキャラが邪魔をして、実年齢の自分に一番ぴったりな「普通のおじさん」が最も苦手な役柄であることが悩みの種でした。

 私の個性は「唯一無二」

 「悩んで良くなるなら、とことん悩め。悩んでも良くならないなら、悩んでいないで前に進め」と、劇団在籍時代に先輩からいただいたアドバイスが頭に浮かんでは消えて行く、そんな毎日を送っていた私の目に飛び込んで来たのが「多様性は可能性」という言葉でした。胸が高まり、段々と心が軽くなっていく気がしました。まるで台風が過ぎ去った後に青空が広がるように。

 私の個性は唯一無二のものであり、一言ではとても言い表せない多様性を秘めている。私自身がそれを認めなかったら、一体誰が認めてくれるだろう。もしも私の人生がミュージカルになったなら、きっとここで私が私であることの素晴らしさを歌い上げるソロナンバーが入ることでしょう。

 己の多様性を可能性と捉えることを知り、自分では想像もつかないようなお仕事をいただく機会が増えた私が、人と人とのコミュニケーションが希薄になったコロナ禍で果たした運命の出会いについて、次回ご紹介します。ご期待ください。

不定期連載 市民健康の森だより 第203回 整備作業に必要な「手作り階段」について

 春日台公園の北側から東南側に掛けての周辺部はかなり急な下り斜面で深い森を形成しています。散歩に来られた方々が入らないように立ち入り禁止にしてありますが、私たちは森部分の整備作業の為に立ち入らなければならず、その際の昇り降りのために間伐材を使った丸太階段を設置しています。しかし間伐材を使っているため数年で劣化してしまいその都度修理が必要です。

 そこで今回は少しでも長持ちするように手直しすることにしました。資材としては保管してあった使わない梯子4本を基本として、4メータの足場用鉄パイプと足場用渡り板を購入しました。構想としては斜面部を均した上に渡り板を敷き、その上に梯子を置いて周りに鉄パイプを打ち込んで固定して階段として機能させる、というものです。

大変な力仕事、会員の「元気の源」に

 10月9日活動日にパイプの切断から始めて階段設置を開始しました。足場用鉄パイプですから切断は電動カッターを使います。パイプは渡り板固定用だけでなく手すり用にも使いますから様々な長さのパイプが必要となるので切断も一仕事です。資材準備の後はこれらを斜面部の現場へ運ぶのですが、人手で対応するしかありません。重量物を抱えて急斜面を下るのはかなりの体力が必要です。加えて設置現場は足場が悪い急斜面なのでパイプを打ち込むのが大変な力仕事となりました。打ち込み作業を始めとして設置を担当した会員は相当きつい力仕事をこなしてくれました。この活躍には率先して作業を主導した会長も「皆さん、元気で肉体労働に耐えていました。感心しました」との感想を寄せるほどでした。

 この作業だけでなく会の様々な作業に私たちの会員は力を発揮してくれます。健康で元気だから活躍できるのか、目的があるから元気を保てるのかはわかりませんが、筆者としては会の作業が高齢会員へ元気を与えてくれていると考えています。
ウォーミングアップ見学の風景

GO!GO!!フロンターレ

「選手仮装TAG缶」を手に入れよう!

 川崎フロンターレは、10月18日(土)の清水エスパルス戦(明治安田J1)で開催される恒例の「KAWAハロー!ウィンPARTY」に合わせ、選手の仮装写真をデザインしたオリジナル飲料缶「TAG缶」を販売する。10月31日(金)までの期間限定。

 毎年選手の仮装が同クラブ公式Ⅹ(旧ツイッター)で話題の同イベント。今年は全選手の仮装が楽しめるTAG缶が登場し、イベントを盛り上げる。味はレモンスカッシュとウーロン茶の2種類。販売場所はAnker フロンタウン生田(多摩区)、フロンタウンさぎぬま(宮前区)、富士見公園パークセンター(川崎区)の3カ所で、場所によって選手の缶が異なる。

 3施設すべてで商品を購入した、後援会員限定のキャンペーンも実施。3施設分の缶を並べて写真を撮り、「#カワハロTAG缶」のハッシュタグを付けてXにポストすると、11月8日(土)のファジアーノ岡山戦(明治安田J1)で行われるウォーミングアップ見学への招待(抽選5人)などが当たる。各施設の公式Ⅹのフォローが必須。11月2日(日)締切。(問)富士見公園【電話】044・276・9133

画像はいずれも川崎フロンターレ