高津区 コラム
公開日:2025.10.17
不定期連載コラム
俳優・JUN、かく語りき
第2回 多様性は可能性
皆様、こんにちは。川崎市高津区出身の俳優、鈴木淳です。
今回は「多様性は可能性」と題してお送りします。私の人生に影響を与えたと言っても過言ではないこのワード、実は我がホームタウンである川崎市が平成28(2016)年に発表したブランドメッセージ、つまり市の理念を表現した言葉の中にあったものなのです。市制100周年を迎える2024年、さらにその先の未来に向けての想いが込められていて、私には一目見た瞬間から強く惹かれるものがありました。
その頃の私は表現者としての自分の特性を見失い、暗中模索の状態でした。俳優という職業は、どんな役にもなりきらなければならないものだと頭では理解していても、強すぎるキャラが邪魔をして、実年齢の自分に一番ぴったりな「普通のおじさん」が最も苦手な役柄であることが悩みの種でした。
私の個性は「唯一無二」
「悩んで良くなるなら、とことん悩め。悩んでも良くならないなら、悩んでいないで前に進め」と、劇団在籍時代に先輩からいただいたアドバイスが頭に浮かんでは消えて行く、そんな毎日を送っていた私の目に飛び込んで来たのが「多様性は可能性」という言葉でした。胸が高まり、段々と心が軽くなっていく気がしました。まるで台風が過ぎ去った後に青空が広がるように。
私の個性は唯一無二のものであり、一言ではとても言い表せない多様性を秘めている。私自身がそれを認めなかったら、一体誰が認めてくれるだろう。もしも私の人生がミュージカルになったなら、きっとここで私が私であることの素晴らしさを歌い上げるソロナンバーが入ることでしょう。
己の多様性を可能性と捉えることを知り、自分では想像もつかないようなお仕事をいただく機会が増えた私が、人と人とのコミュニケーションが希薄になったコロナ禍で果たした運命の出会いについて、次回ご紹介します。ご期待ください。
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