中区・西区・南区版【11月27日(木)号】

神奈川の名工 中区・南区から2人 卓越した技能に評価

 「神奈川の名工(神奈川県卓越技能者)」が11月に発表され、中区吉田町に本店があるバー「ノーブル」のオーナーでバーテンダーの山田高史さん(49)と、(有)立脇板金=南区東蒔田町=の建築板金工・立脇義晴さん(68)が選ばれた。12日には表彰式が行われた。

 神奈川県卓越技能者は、技能者の社会的地位や技能水準の向上を目的としている。全国大会での受賞者や製造現場での生産性、安全性の向上に寄与し、後進の指導育成に尽力する技能者に贈られ、今年は23人が表彰された。

その一杯に最善を

 山田さんは、2011年の世界カクテルコンペティションで優勝するなど、国内外の大会で賞に輝き、業界でも最高峰の技術を持つ。

 また、(一社)バーテンダー協会神奈川支部長を務め、セミナーの開催や大会に向けた指導を行うなど、後進の育成にも力を注いでいる。

 栄区生まれの山田さんがカクテルに興味を持ったきっかけは、ハイカラだったという祖母が持っていたシェーカー。食品会社で働きながら、夜はバーでアルバイトをする生活を送り、22歳でバーテンダーを本業に。24歳で独立した。

 こだわりは、最高の空間で、その人に合った最高のカクテルを提供すること。「その一杯に最善を尽くす」と話す。

 現在は市内で4店舗を経営。山田さんのもとで腕を磨き、独立したバーテンダーも増えている。「老後は元スタッフの店を回ることを楽しみにしている」と温かいまなざしを向ける。

 「県が選出する『名工』にバーテンダーが選ばれ、誇らしく思う。今後も生涯現役で、明日への活力となる一杯を提供したい」と受賞の喜びを語った。

要望に妥協せず施工

 立脇さんは神奈川の名工に選ばれ「とても名誉に思う。襟を正してこれからも仕事に励みたい」と笑顔で話す。

 建築板金を主な業務として行う(有)立脇板金の代表を務める立脇さん。神社仏閣などの木造建築から鉄骨造りの工場などの屋根工事まで幅広く手掛ている。板金加工は機械で行うことが主流だが、変形アーチ屋根など機械での施工が困難な場合に、手作業で加工できる数少ない職人だ。

 雨漏りを防ぐための雨樋工事などでも手板金の技が光るという。「手加工は、機械では作れない形状にできるため、個々の建物に応じて対応ができる」と説明する。

 子どもの頃から自動車が好きで、自動車メーカーのメカニックになった。23歳のとき、同社を営む父が体調を崩して現場に出られなくなり、会社を継いだ。板金経験がほとんどない中で、独学で技術を習得してきた。「お客様の要望を妥協せずに、解決するための発想力と技術を磨いてきました」と振り返る。

 現在は、息子を含め4人の社員に技術を伝えている。約200の事業者が所属する神奈川県板金工業組合の副理事長を務め、ものづくり体験イベントなども開く。
日本一に挑む南中学校和太鼓部

南中学校和太鼓部 感謝を胸に全国大会へ 12月14日、関東代表で出場

 南中学校=南区六ツ川=の和太鼓部(顧問・深澤光貴教諭)が12月14日(日)に埼玉県の大宮ソニックシティ大ホールで開催される「第17回太鼓祭2025日本一決定戦」の組太鼓ジュニアの部に初めて出場する。ビデオ審査、関東大会を勝ち上がり、関東代表として全国大会の切符を手にした。日本一を目指して練習に励んでいる。

 毎日新聞社と(一財)日本太鼓協会が主催する同大会は組太鼓一般の部、組太鼓ジュニアの部、大太鼓の部に分かれている。同校が出場するジュニアの部は、中学生以下の団体で最大15人が出場できる。演奏時間は4分以内で、和太鼓のほか、篠笛などの邦楽器が使用可能だ。

 同校は、ビデオ審査を通過し、11月2日に相模原市で行われた関東大会に進んだ。全5団体が出場するなか、練習通りの演奏を披露し、他団体を圧倒し、全国大会へ進んだ。同大会では、予選を勝ち抜いた全7団体で演奏技術を競い合う。

 今大会初出場となる同校。深澤教諭は「和太鼓部の大会は少なく、日頃から練習している成果を披露する場を探していた」と出場を決めた。本番では演奏のなかで、身体を大きくみせながらたたく太鼓の演技や笛に合わせて、太鼓の音に強弱をつけるなど同部の強みとなる演奏を目指していく。

 同大会のリーダーを務める3年生の宮崎アリーヤさんは「一音一音にこだわり、感謝の気持ちを演奏にぶつけたい」と意気込みを話す。2年生の齋藤幸芽(こうめ)部長は「先輩たちから培った伝統を全国の舞台でしっかり披露し、優勝できるように準備を進めていきたい」と話した。

 南中学校和太鼓部は、3年生8人、2年生15人、1年生14人の全37人で活動。女子31人、男子6人と女子の人数の多さが特徴だ。10月に3年生が希望者以外は引退し、2年生主体のチームとなった。

礼儀を大切に

 部活を通して「人の成長」を掲げる同部。先代から受け継がれ、伝統となっているのが、礼儀を重んじる姿勢だ。齋藤部長は「あいさつや他者を考えて行動に移すことは、先輩たちから教わった。自分たちも引き継いでいきたい」と襟を正す。約10年間、顧問を務める深澤教諭は「大会に出場して優秀な成績を収める以上に、部活を通して社会に出たときの行動を意識した部活指導をしている。その一つが礼儀を大切にすることです」と説明する。

初心者から

 同部に入部する生徒は、ほとんどが初心者からのスタート。練習のメニューは全て、生徒たちが決めている。齋藤部長は「先輩の姿をみながら、どんな練習をしたら良い演奏ができるのか、試行錯誤しながらやっている」と話す。演奏がうまくいかないことも多いが、その度に部員同士で考え、軌道修正をしている。その積み重ねが同部を全国の舞台へ導いた。

 「届」が同部のテーマ。演奏を聴いてくれる人や部活の練習ができる環境などに対して、感謝の気持ちを演奏で届けることを大切にしている。

 宮崎さんは「演奏できるのは、支えてくれる部員や保護者がいるから、感謝の気持ちを胸に大会に臨んでいきたい」と初の日本一を目指し、全国大会に挑んでいく。

コーエーテクモHD会長で、令和7年度(第74回)神奈川文化賞を受賞した 襟川 陽一さん 横浜市内在勤 75歳

ゲーム業界に「創造と貢献」

 ○…「テレビゲームの黎明期から発展に貢献してきたこと」が評価された。「私一人の力ではなく、一緒に頑張ってきた社員のおかげ」と感謝する。産業分野からの受賞例は少なく、周囲からも「大変栄誉なこと」との声が寄せられた。今年6月に長年率いた会社で会長に就任。現在は新社長に現場を託し、自身は経営の監督に専念する立場だが「今でも1日の多くの時間をゲームプレイに費やしているよ」と笑う。

 ○…栃木県足利市生まれ。「歴史ある文化の薫り高い町」で育ったことが、自身の歴史好きに影響を与えた。学生時代は電子工作に熱中し、真空管などの部品を集めてラジオやアンプを自作。大学では音楽活動に没頭し、のちに妻となる恵子さんとも、通っていた慶應義塾大学がある日吉で知り合った。創業以来、妻は会社の要職にあり、二人三脚で激務を支えてくれたことに「本当に感謝している」と語る。

 ○…家業だった染料薬品問屋の清算後、再興を期して起業したが頓挫した。転機は、妻のへそくりで購入したパソコンで自作のソフトを作り始めたこと。これがゲームソフトメーカーとしての道を開くことに。初めて販売したソフト『川中島の合戦』は「世間になかった考えるゲーム」として評価され、この時の「お客様に喜んでいただくこと、必要としていただくことが企業として大事」という気付きが、同社の精神として掲げる「創造と貢献」の原点となる。

 ○…「来年2月に発売される『仁王3』が楽しみでならない」と、ゲームクリエイターとしての純粋な情熱は尽きない。これからも、「今迄にない新しい面白さを持ったゲームソフト」を、横浜から世界中のゲームファンに向けて発信し、業界の発展に貢献していきたいと未来を見据える。

指定都市市長会が「特別市」へ条文案 山中市長「機運高まっている」

 政令指定都市(政令市)の市長でつくる指定都市市長会が11月17日に「特別市(特別自治市)」構想の法制化に向けた条文案を公表した。

 特別市は、政令市が都道府県から独立し、行政サービスを一括して担う制度。横浜市など、多くの政令市が導入を主張しているが、実現には法改正が必要となる。

 指定都市市長会は、議論を前に進めるために、条文案をまとめた。この中に特別市への移行要件に住民投票を行うことなどが盛り込まれた。

 条文案が示されたことを受けて、横浜市の山中竹春市長は21日の定例会見で「(市長)就任時に比べて、特別市に関する機運は高まってきたと思う」と述べ、「都構想が議論される中、特別市という二重行政の解消の仕方があることが多く知られるようになった。地方自治のあり方や大都市の役割について、国全体で議論が進んでいく契機になると考えている」と世論の高まりと議論の進展に期待した。
気になったらまずはお電話を

本紙特別企画 不動産無料査定締切迫る 2社一括、11月30日まで

 毎回好評のタウンニュース特別企画「不動産一括査定」。東急リバブル横浜センター、三井のリハウス(横浜元町センター他)と協力し、持ち家などの価値や評価を無料で査定できる。

 2社一括査定することで自宅の資産価値を比較でき、各社それぞれの視点で今後の住まいや不動産全般に関する相談ができるというメリットがある。利用者からは「相続した家がそのままになっていたので聞けてよかった」「将来に備えて家の価値を知ることができた」と、喜びの声も。

 査定は当編集室が送付する「チェックシート」を記入して返信するだけ。応募締切は11月30日(日)。気軽に問い合わせを。

 希望者は、タウンニュース中区西区南区編集室【電話】045・227・5050、【FAX】045・227・5051、メールnaka-nishi@townnews.co.jpのいずれかで申込み(日曜はメールのみ)。応募者の中から抽選でペア映画券を進呈。

子育て期の女性に向け ひきこもり電話相談開始

 南区にある相談室で活動し、子育て期の女性のための電話相談を約20年実施してきた「NPO法人ひだまりの森」はこのたび、「子育て期の女性のひきこもり」に焦点をあてた無料電話相談(【電話】070・1254・6251)を開始した。月曜〜木曜の午前10時から午後4時(祝休み)。秘密厳守で匿名でもOK。

 同法人が女性のための電話相談を立ち上げた2006年は年間1500件だった相談件数は、24年には約2600件になった。代表の林順子さんは「相談に寄せられる性別役割の負担感は、昔より厳しいものになっている。特に専業主婦は、家事や育児をこなしているように見えても、社会とのつながりが少なく孤立を深めやすい」と指摘する。こうした状況を受け、新たな電話相談窓口を設けた。

 「子育て期といっても、乳幼児の子育て中の女性から60代以上の女性まで幅広い年代に利用いただいております」と林さん。「どんな内容でも構わないので、お気軽に電話を」と呼びかける。
完成した新聞を披露し、関内の名所を紹介

小学生が新聞作りに挑戦 「伝える力」ベイ広報が伝授

 (株)横浜DeNAベイスターズが行った仕事体験で、小学生が新聞作りに挑戦した。

 仕事体験は今年10月から4日間行われ、横浜市や川崎市から小学5・6年生の児童4人が参加。取材や記事作成を通して「伝える力」を学んできた。最終日の11月15日には成果発表会を行った。

 4人はまず、球団職員と地元企業の(株)ありあけの藤木隆宏社長、(株)アート宝飾の六川勝仁社長に取材。地域を盛り上げようと活動する人たちのベイスターズとの関わりや街への思いを聞き、「関内名所新聞」としてまとめた。

 球団の広報担当者から、「相手はどんな思いを持っているのか」「一番心に残ったのはどんなことか」など、文章作成時に大切にしていることを教わった4人。また、文章を書くときには文体を揃えるなど、多くの人に伝えるためのポイントを学んだ。

 熊倉愛花さん(小6)は、「学校で文章を書くときにも生かしていきたい」、原康太さん(同)は、「いつも使う言葉より、もっと詳しく伝わる表現の仕方を学ぶことができた」と話した。

 「言葉で伝えることの楽しさや難しさを知ってもらいたい」との思いで行われた仕事体験。同社の野球未来創造室の山中勝美さんは、「これからも私の好きなものはこれだ、という気持ちを大切に、言葉にして伝えていってほしい」と4人にメッセージを贈った。

石川町桟橋の名称募集 12月14日まで

 石川町駅前に建設している新しい桟橋の名称公募が行われている。12月14日(日)まで、石川商店街「アイキャナルストリート」とひらなが商店街の公式サイトの応募フォームから応募できる。採用者には特典として記念品を贈呈する。

 石川町を流れる中村川は、かつて横浜港とまちを結ぶ水上交通の要だった。新しい桟橋は、水辺から丘の上に広がる山手イタリア山庭園へと続く新しい景観軸の始まりとなり、水辺と丘をつなぐ役割を果たすと期待される。「『水辺と丘』「運河と異文化』が交わるこの歴史ある場所にふさわしい名前を付けてください」と呼びかける。

 来年春ごろに桟橋のオープニングセレモニーを行う予定だ。
日本大通り側入口の「ホワイトクリスマスツリー」

横浜公園 初のクリスマスイベント イルミやグルメ、ステージも

 横浜公園で初のクリスマスイベント「BALLPARK Xmas(ボールパーククリスマス)YOKOHAMA KANNAI 2025」が開催されている。(株)ディー・エヌ・エーと(株)横浜スタジアムの主催。

 会場内には巨大なクリスマスツリーや光の回廊、横浜DeNAベイスターズの象徴である「星」をモチーフにしたオブジェが登場。約200品のクリスマスグルメや雑貨、ムーミンとコラボレーションしたオリジナルグッズを販売する。

 ステージエリアでは、昼夜を通して毎日さまざまなアーティストやパフォーマーが会場を盛り上げる。キッズエリアにはレゴ(R)ブロックで自由に遊べるコーナー(29日(土)から)などが登場。

 周辺地域とも連携し、日本大通りではツリーのライトアップやトナカイなどのオブジェを設置。一体となりクリスマスムードを演出する。横浜公園と横浜赤レンガ倉庫の2会場のツリーの写真をSNSで投稿すると特典がもらえる企画も。

 開催は12月25日(木)まで。12月5日(金)までは11時から21時、6日(土)からは22時まで営業する。イルミネーションの点灯は16時から23時まで。入場無料。
協力店から野菜くずを受け取る高校生(左から有島さん、工藤さん、金さん)とそれを材料に作った肥料

街かどで サステナブルな社会へ 高校生が食品リサイクルに挑戦

 地球環境に配慮したサステナブルな地域社会の実現を目指して―。中区の横浜インターナショナルスクールに通う高校生たちが、地域の飲食店やカフェから調理過程で出る食品廃棄物を回収し、肥料やキャンドルを作る活動に取り組んでいる。

学生チームを発足

 活動の中心人物は金 燦序(キム チャンソ)さん(18)と、同じ学年の友人、工藤・アレックス・龍さん(17)。きっかけは、学校食堂で見かけた食べ残しなどの大量の食品廃棄物。「ちょうど授業でサステナビリティについて学んでいた時で、自分たちは地球に何ができるだろうと考えた」と金さん。工藤さんに声をかけ、2023年に「GreenBite(グリーンバイト)」と名付けた学生チームを共同で創立。昨年2月から食品廃棄物の削減だけでなく、人々の意識改革や実用的な解決策を目指すプロジェクトを本格始動した。

地域にアプローチ

 プロジェクトを進める中、保土ケ谷区内の農家に突撃取材を行ったことも。高騰する肥料などの課題を知り、地域の飲食店から出た野菜くずから肥料を手作りする取組につながった。金さんは「スケールは小さいかもしれないけれど、地球環境のために一石を投じられれば」と、ホームページを通じて情報を発信。工藤さんは、真夏の生ごみ回収は過酷だったと振り返りつつ「農家の方に肥料をプレゼントしたら喜んでもらえて嬉しかった」と笑顔を見せる。

 協力飲食店の一つ「たん菜房」=中区福富町=の朴 貞花(パク チョンファ)さんは「若い人たちが頑張っているのが素晴らしい」と応援。今年5月からは活動に賛同する元町のカフェ数店舗のコーヒーかすを集め、アロマキャンドルに活用する取組も始めている。

 後輩たちにも声をかけ、現在のメンバーは10人ほど。「自分たちが卒業した後も続けてほしい」と2人。託された有島宏隆さん(16)は「地域と一緒に取組み、活動の輪をもっと広げていきたい」と話した。同チームでは飲食店や団体、学校など一緒に活動を行う仲間を募るほか、店舗やイベントなどキャンドルの販売先も探している。問合せは、メールgreenbite02@gmail.com
演奏する石田さんと生徒ら

石田泰尚さんが生徒指導 「大人になっても音楽を」

 バイオリニストの石田泰尚さんが11月17日、横浜みなとみらいホールで市内の中学・高校の弦楽合奏部の生徒約45人に指導を行った。

 石田さんは今年、同ホールのプロデューサーに就任。次世代育成や地域に根差した企画で「弦楽合奏部応援プロジェクト」を実施している。

 6月と7月には、南高等学校・附属中学校、金沢中学校、桜丘高等学校に出向き指導。今回は3校合同で練習した。

 石田さんは「喜びに満ちた感じで」などと声をかけながら、ホルストの『セントポール組曲』を1時間半にわたり練習。「石田組」のメンバーの弘田徹さん、中村洋乃理さんも参加し、学生に音の出し方などを伝授していた。

 参加した伊藤紗良さん(南高2年)は「思っているより強弱をつけるなど自分では気がつかないことを教えてもらった」、小糸真弘さん(金沢中2年)は「どのように練習したら良いかを直接聞けて勉強になった」とプロから指導を受ける貴重な機会を楽しみ、学びにつなげていた。

 石田さんは「楽しんで弾いてもらうことを意識した。趣味でも良いから大人になっても音楽を続けてほしい」と話した。
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みなみん寄席の出演者=提供

新春に「みなみん寄席」 林家三平さんらが出演

 林家三平さんらが出演する「初笑い 新春 みなみん寄席」が1月30日(金)、南公会堂(みなみん)で開催される。南公会堂と横浜橋通商店街が共催。午後2時開演(1時30分開場)で入場料(全自由席)は2千円。

 同寄席では、林家三平さんや柳家三三さんをはじめ、桂枝太郎さん、鏡味味千代さん、桂れん児さんが出演する。「初笑いはみなみん寄席で」と主催者。チケットの予約・問い合わせは、南公会堂【電話】045・341・1261(休館除く、午前9時〜午後9時)

読者プレゼント

 この寄席に10組20人を招待。希望者は、はがきに〒住所、氏名、年齢、感想を明記し、〒231―0033横浜市中区長者町2の5の14タウンニュース社「みなみん寄席係」に郵送を。申し込みは、12月20日(土)必着。
ゲームスポーツで交流する高齢者

ゲームスポーツ 高齢者の「居場所増」に活用 市若手職員がトライアル

 横浜市は、高齢者の社会参加と生きがいづくりの促進に、コンピューターゲーム等を使った対戦をスポーツと捉える「ゲームスポーツ」の活用を始めている。ボッチャやゲートボールのように普及を目指し、誰もがいつでも集まれる居場所の増加につなげたい考えだ。

 市の若手職員のトライアル事業として始まった”ゲームスポーツでシニアを元気にするプロジェクト”の一環によるもので、福祉施設での体験出前講座の実施や機材貸出、イベント出展を通じ、昨年度の開始から延べ700人以上の高齢者が参加した。参加者はほぼ100%が「楽しかった」と答え、「若い頃を思い出した」「久しぶりに大きな声で笑った」と感想を話した。

多世代交流も

 体験中は初対面同士がハイタッチし、会話が弾む光景が見られる他、耳の聞こえが悪い人や認知機能の低下がある人なども、参加者同士で自然とフォローし合い、助け合いながらゲームを楽しんでいる。多世代交流イベントではシニアとキッズが対等に対戦し、ゲームに世代の「ボーダー」はないと感じられたという。

 若手職員によるプロジェクトは、本務と並行して推進されてきた。体を使うゲームもあるため、安全面への配慮が不可欠と、職員自ら安全マニュアルを作成して施設へ周知。また、講師として現場に出向くことで、参加者の生の声を聞き、プロジェクトの改善に活かす有意義な経験を得たという。目指すのは、ゲームスポーツをボッチャやゲートボールのように、「高齢者を元気にするツール」として地域ケアプラザなどの福祉施設に普及させること。ゲーム機が1台あれば「誰でもできる」この方法を広め、各施設がレクリエーションとして取り入れることで「誰もがいつでも集まれる居場所」を作ることが最終目標だ。

 昨年度27施設で実施した出前講座に対し、今年度は機材貸出が8施設から16施設に増えるなど、施設側が主体的に取り入れる動きが加速している。担当職員は「シニア世代が新しいことにチャレンジする姿は、周りの人間も勇気をもらえる。この体験が次のチャレンジにつながり、アクティブな高齢者が増えていけばうれしい」と話す。

西区 こんにちは区長です。

被害想定し実践地域防災拠点訓練

 一本松小学校地域防災拠点では、独自の取り組みを実践しています。その一つがロールシートを用いた区割りの訓練。避難所のプライバシー確保や衛生管理のため、要援護者や幼児など、用途ごとのブロックを迅速に分けられるようにしています。今年度は運営委員全員が集まれない状況を想定し、各委員が自分が任されている役割以外の仕事を行い、理解を深めました。尾野吉春運営委員長は「過去の災害を踏まえ、毎年訓練の想定を変えている」と話します。

 発災時こそ日頃からの顔の見える関係が重要です。全区民に共助の大切さや各地域の取り組みを共有し、災害に強いまちづくりを目指します。区役所としてまずは、正確な情報、必要な物資をスピーディーに届けられるようにしていきます。
ワークショップの参加者

まちの安心安全考える にしとも広場で10人参加

 横浜市市民協働推進センターは11月20日、「まちの安心・安全を考えるワークショップ」をにしとも広場=西区中央=で開催した。当日は、西区の住民やテーマに関心を持った人など10人が参加した。

 ワークショップは、参加者がまちの安心・安全について感じることをふせんに書き出すことから開始。「子育てしやすい環境が整っている」「街灯がなく暗い場所がある」など多くの意見が出された。関連するもの同士でグループ化。改めて参加者が重要だと思う意見に投票し、優先順位をつけた。

 最も投票が多かったのは、「地域交流があることで安全・安心につながる」という意見だった。参加者の一人は「地域の中に知った顔があったり、コミュニティがあると安心。地域のなかでいろんな人と交流したい」と話した。
集まった多くの人が手を伸ばして餅を受け取った(提供)

横浜中ライオンズクラブ 餅まきで商店街に活気

 奉仕団体である横浜中ライオンズクラブ(片山誓会長)が11月3日、西区の藤棚商店街で行われていた祭りにあわせて、餅まきを行った。

 同クラブでは地域活性化の取組の一つとして、最近では珍しくなった餅まきを昨年中区吉田町の商店街で初めて実施。地域へ感謝の気持ちを込め今年も開催したという。

 当日は紅白餅が3千個用意され、同クラブのメンバーがやぐらの上からまくごとに大きな歓声があがった。片山会長は「地元の祭りと一緒に盛り上がった。好評なので今後も年に1、2回開催できたら」と話した。
地域住民と備蓄品を選ぶ児童

ゲームで住民と防災学ぶ 南区・中村小 地区センターが企画

 南区の中村地区センターで11月13日、中村小学校の4年生と地域住民がゲームなどを通して防災について学ぶ講座があった。

 児童に防災の知識や自助・共助の大切さを学んでもらおうと、地区センターが企画。中村地区の町内会などに呼びかけ、児童と地域住民合わせて約50人が参加した。

 最初に南区総務課の防災担当職員が災害時の被害想定や地域防災拠点の役割などを講義。その後に講義の内容を問うクイズを行った。続けてスマートフォンやラジオ、タオルなど、25個の選択肢の中から災害時に必要な備蓄品を9個選んでマス目に埋め、読み上げられたものをビンゴのように揃えるゲームを行った。最後は児童と住民がチームを組み、バケツに入ったボールを落とさずに運ぶリレーで順位を競った。

 講座後、女子児童は「防災について楽しく学ぶことができた」と話し、同校の教諭は「これを機に自助・共助について考えてもらえれば」と期待した。町内会役員の男性は「孫よりも小さい子どもと接して、元気をもらった」と喜んでいた。地区センターの担当者は「子どもたちが地域コミュニティーを育んでいく体験の場を今後も提供したい」と述べた。
最優秀賞を受賞した田村さん

防火ポスターで最優秀賞 別所小3年 田村舞桜さん

 南区の別所小学校3年生の田村舞桜さんが11月11日、南防火防災協会(島田秀世会長)の防火ポスターコンクールで「最優秀南防火防災協会会長賞」を受賞した。同コンクールには、88人が参加した。

 「みんなに伝えたい火災予防」をテーマとし、南区内の小学校3年生を対象に2025年度の全国統一防災標語「急ぐ日も 足止め火を止め 準備よし」を入れたポスターを募集していた。

 田村さんは、アイロンを描きそこに標語を入れることで、コンセントを抜き火災を防ぐことを表現した。

 表彰式は弘明寺商店街の観音橋で開催。同協会の島田会長らから田村さんに表彰状とポスターの絵が入った盾が贈呈された。田村さんは「最優秀賞がとれてうれしかった」と笑顔で話した。
花植えをする横濱中華學院の児童

花植えで愛着醸成 中華街の福建路で

 横浜中華街の福建路で11月10日、地元有志や横濱中華學院の4年生約50人が、歩道の植樹帯に花植えを行った。

 この活動は、近隣の地域団体や学校、企業など7団体で構成される「横浜中華街福建路ハマロード・サポーター」による「華花(はなはな)プロジェクト」の一環。年に2回行っており、今回で4回目となった。

 今回植えたのは、赤、黄、青、白の4色のパンジー計1100株と赤、黄、ピンク、橙のチューリップの球根計480球。同活動を通して参加児童に愛着が生まれ、日常的に清掃をしてくれる子どももいるという。同校の児童は、「花でいっぱいになったので、嬉しかった」と感想を話した。
会見で握手するAGCの吉羽執行役員(左)と山中市長

小学校の廃棄窓ガラスを水平リサイクル 横浜市とAGCが実証実験

 横浜市は大手ガラスメーカー「AGC」とともに、小学校の解体工事で廃棄される窓ガラスを新たな窓ガラス製品として再生する「水平リサイクル」の実証実験を12月から始める。市によると、公共建築物の窓ガラスの水平リサイクルは全国初の試みだという。

 実験は二俣川小学校=旭区=の旧校舎解体工事で行われ、12月から約7トンのガラスを搬出する。同社によると、これまで解体された建物の窓ガラスの多くは破砕され、埋め立て処分されていた。窓ガラスだけを回収することは、手間やコストの問題で難しかったという。

 実験では、現場でサッシからガラスを取り外して回収し、中間処理業者が細かく砕いて「カレット」と呼ばれる再生原料に加工。その後、鶴見区にあるAGCの開発・製造拠点で製品化される板ガラスの原料の一部として再利用する。

メーカー「CO2削減につながる」

 取り組みを発表した11月21日の市長会見に出席したAGCの吉羽重樹執行役員は「ガラスの水平リサイクルは、化石燃料の使用量を減らせるなど、CO2排出量の削減につながり、メーカーとして進める意義がある」と説明。山中竹春市長は「この取り組みをほかの学校や市営住宅に展開できるか検討したい」と述べた。
総決起大会での一幕

神奈川県民医療推進会議 診療報酬の大幅改定訴え 「国民皆保険は当たり前でない」

 「国民医療を守るための総決起集会in神奈川」が11月20日、神奈川県総合医療会館で開催された。県医師会や県病院協会など25の医療関係団体が参加し、医療・介護・保険と福祉行政の拡充強化を目指す神奈川県民医療推進会議(会長・鈴木紳一郎県医師会会長)が主催した。

 大会は、2年に1度の診療報酬の改定毎のタイミングで行われ、今年で11回目。診療報酬の大幅なプラス改定などを求める決議が採択された。

 急速な少子高齢化や人口減少、賃金向上、物価高騰が続くが、診療報酬は公定価格で、病院や診療所の赤字割合は増加。人材の流出も課題となっている。

 それらの状況に対し、同会議は2026年度診療報酬改定や予算編成での大幅なプラス改定、物価高に応じた期中改定、医療、介護、福祉に関わる人の就労継続のための恒常的な安定財源の確保を要請した。

 鈴木会長は「私たちは患者に寄り添っているが、これからは患者にも寄り添ってもらわなければ地域医療や介護を守ることはできない。国民皆保険制度は当たり前でないと県民に伝え、診療報酬の引き上げを理解してもらえるように努めていく」と話した。
表彰を受ける受賞者

納税普及の功績称える 横浜南税務署管内4区で表彰

 横浜南税務署管内で納税普及に尽力した個人・団体を表彰する「納税表彰式」が11月13日、横浜市金沢産業振興センター=金沢区=で開かれた。

 金沢、磯子、港南、南の4区から選出された対象者に、同署の大西浄子署長らから表彰状や感謝状が贈呈された。また、財務大臣表彰などの受賞者が紹介された。受賞者は以下の通り(敬称略)。

 ▽横浜南税務署長表彰 関係民間団体役員等=大貝まり、鈴木純子、高野一哉、西谷寛臣、野村一郎、野本幸延▽横浜南税務署長感謝状 関係民間団体役員等=児島徹、澤田信廣、瀧澤貴史、浜野靜子▽同税務広報関係=(株)シーサイド開発▽租税教育推進校等表彰制度 横浜南税務署長感謝状=杉田小学校▽神奈川県戸塚県税事務所長表彰 納税功労者=垣副多津夫、西谷寛臣、比留間育也▽南区長表彰=忠田伸一▽港南区長表彰=向留美子▽磯子区長表彰=浜田登志男▽金沢区長表彰=至田勝紀▽横浜南納税貯蓄組合連合会長感謝状=猪鼻久義、木村薫子、佐々木雅俊、鳥本勝壽、福本行雄▽横浜南青色申告会長感謝状=上野千惠子、加藤高二、蒲原美佐子、菊島弘明、矢崎人志▽横浜南法人会長感謝状=大藏慶彦、岡部郁子、栗田祥吾、黒田裕太郎、至田勝紀▽横浜南間税会長感謝状=稲垣浩介、成澤郁子、野村一郎▽財務大臣表彰=武田勝▽国税庁長官表彰=山岸幹夫▽東京国税局長表彰=江塚潔▽神奈川県知事表彰 納税功労者=佐藤眞里子▽横浜市納税奨励表彰市長表彰=佐藤理恵子
活躍が目立った横浜高校野球部(写真は夏の県大会優勝時)

市民が選ぶ「横浜10大ニュース」投票受付開始 横浜高校センバツV、公園全面禁煙化など

 横浜市は市内関係の出来事から市民に今年の大きなニュースを選んでもらう「2025年横浜10大ニュース」の投票受付を11月21日に始めた。

 「10大ニュース」は毎年行っており、出来事や市政ニュースの中から市民投票で決めるもの。

 今回は横浜高校が春のセンバツ高校野球で優勝したことや公園の全面禁煙化、現職が再選した市長選挙など、36のニュースから5項目以内を選ぶか、項目にないものを記入して投票する。

 投票できるのは市内在住者。市のサイトから12月12日(金)まで投票できるほか、区役所広報相談係、地区センター、図書館などで配布するチラシに付いている専用はがきでの投票も可能。

 投票者の中から抽選で670人にありあけの「横濱ハーバー」やセンターグリルのナポリタン無料券など、企業や施設が提供するプレゼントが当たる。問い合わせは市民局広聴相談課【電話】045・671・2335。
田中直樹さん

ココリコ田中さんらと海の生物多様性・暮らしを考える 横浜市が12月22日に講演会

 横浜市は、海の生物多様性と暮らしの関わりを考える講演会を12月22日(月)に開港記念会館=中区=で開催する。

 講演会のテーマは「海の生物多様性と私たちの暮らし〜エシカルな選択が未来を変える〜」で、「エシカル」とは、人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方のこと。

 講師に地球温暖化防止などの活動を行うWWFジャパンの滝本麻耶さんと海洋生物を愛するタレントの「ココリコ」の田中直樹さんを迎える。2人の話から暮らしの中で未来をより良くするためにできることを考える。

 午後2時から3時30分。定員350人。専用フォームから、12月12日(金)まで受け付ける。多数の場合は抽選。申し込みに関する問い合わせは受付事務局(エグザ株式会社)【電話】045・565・5078。
昨年の新嘗祭

11月22日、横浜市西区の浅間神社で新嘗祭

 浅間神社=横浜市西区浅間町1の19の10=で11月22日(土)午前11時から、新嘗祭が行われる。

 この新嘗祭は、同神社がコロナ禍で希薄化した地域のつながりを紡ごうと企画。今年で4回目を迎え、地域の恒例行事として定着している。

 保土ケ谷区を拠点に社会奉仕活動などに取り組む、横浜たちばなライオンズクラブが協賛し、地域の郵便局と共に「こども縁日」と銘打つ企画を取りまとめる。焼きそば、豚汁、綿菓子が各200円で提供されるほか、射的や輪投げ、ヨーヨー釣りなどを各100円でプレーできる。

 問い合わせは同神社【電話】045・311・2891へ。
レンガ調の落ち着いた空間と現代的でシックなデザインの店舗

MM線・日本大通駅 デイリーヤマザキが開店 出来立てのパンや弁当販売

 みなとみらい線日本大通り駅の構内に「デイリーヤマザキ 日本大通り駅店」が11月21日にオープンした。ベーカリーカフェとコンビニエンスストアが一体となった店舗は、山崎製パン(株)が展開するコンビニエンスストア事業のデイリーヤマザキとしては初めて(ザージーパイ)。

 パンやサンドイッチ、弁当、おにぎりは店内の厨房で作られ、出来立てで提供。焼き立てのエッグタルトや横浜中華街の名物・横濱炸鶏排(ザージーパイ)も販売する。

 「ビジネスマンの方の利用も多い。『タイパ』を大切にしている」と同社の中山雅英さんは話す。客を待たせないよう、セルフレジは3台、コーヒーマシンは4台と、通常の店舗よりも多く設置した。約50席のイートインスペースも併設。営業時間は年中無休で午前6時から午後11時まで。
Uー12で優勝したAins Baby

個性あふれるダンスを披露 吉野町ダンスカップで

 「吉野町ダンスカップ2025」が11月16日、横浜市吉野町市民プラザで開催された。2回目となる今年は、ショーケースに6組、コンテストに15組が参加。それぞれが個性あふれるダンスを披露した。

 コンテストは、ダンサーのKANOさんや桜世さんら5人が審査を担当した。U―12部門で優勝したAins Babyは、緑区中山にあるダンススタジオBEAT DRIVEに通う小4〜小6の4人組。「コンテストで優勝したのは2回目で嬉しい。もっとレベルアップで他の大会でも優勝したい」と話した。

 その他の優勝者は以下(敬称略)。▽ソロ部門=NAOMI▽U―15=CRAZY BULLDOG▽一般=宝田仁琥
さすまたで制圧する様子

横浜シティ・エア・ターミナル・戸部警察署 テロ対策訓練を実施

 横浜駅のバスターミナルの管理運営を行う横浜シティ・エア・ターミナル(株)と戸部警察署は11月19日、テロ対策訓練を行った。訓練には同社の職員約20人が参加した。

 訓練は、利用客を押しのけ列に割り込んだ不審者に職員が声をかけたところ、ナイフを持って暴れ出すという想定で行われた。駆け付けた署員とともに、さすまたを使って犯人を制圧した。

 また、不審者が持っていたペットボトルの中身が不審物かどうか、神奈川県警察のNBCテロ対応専門部隊が検知し、回収する訓練も行われた。

 参加した同社の山口心哉さんは「実際は不審者の抵抗もこの程度ではないと思う。ひるまないようにしたい」と話した。

 同署の橋本和則警視は「テロは起きないに越したことはないが、訓練の積み重ねで的確で迅速な対応ができると思う」と訓練の重要さを述べた。

医師に症状どう伝える? 横浜市が来年1月に実践講座

 横浜市は市民が医師に上手な聞き方や伝え方を考えてもらうためのイベント「もっと知りたい!医師への聞き方・伝え方」を来年1月12日(祝)に市役所1階で行う。

 市と医師の団体「やさしい医療のカタチ」の共催。市は10月、患者と医療者が対等に対話できる場を広めている同団体と連携協定を結び、市民が安心して受診できる環境作りを目指している。

 イベントは午前10時から午後4時まで、5つのセッションで構成される。国立精神・神経医療研究センター部長の松本俊彦さんが市販薬による若者の依存症問題を取り上げ、薬の過剰摂取への対応を解説。「やさしい医療のカタチ」の医師が医師への質問方法や症状の伝え方などの会話法を伝えるほか、子どもの救急医療や受診前に知っておくと得をする医療制度や知識も語られる。

 ほかに、医療マンガ『Dr.アシュラ』などで知られるマンガ家のこしのりょうさんによる「お絵描き教室」も開催される。

 参加無料。市電子申請サービスから各セッションごとの申し込みで、定員はそれぞれ先着200人。問い合わせは市医療局医療安全課【電話】045・671・3654。