中原区版【12月5日(金)号】
チラシを手に告知する主催者ら

新丸子おれんじカフェ 仲間と集い認知症語る場 居場所づくり目指し

 認知症の本人と家族らや、認知症に関心のある人たちがコーヒーを片手に語り合う「おれんじカフェ」が12月6日(土)に新丸子で初めて開催される。主催は若年認知症グループや中原区SDCのメンバーにより構成されるチームまるこの語り場。幅広い年代の人たちが、気軽に集える「居場所づくり」を目標に掲げる。

 全世代参加型おれんじカフェをうたう同イベント。家に引きこもりがちな認知症当事者らが外出するきっかけになり、参加者同士が心の内を思うままに話せる場を目指す。会話に参加しなくてもよく、本人が希望しない限り自己紹介の必要もないという。

 発起人の一人である中原区SDCの横井史恵さんは「丸子地区では初の試み。認知症を知ることから始め、これまで縁がなかった人にも第一歩となるような集まりにしたい」と思いを込める。カフェの奥にあるフリースペースを使うので、周囲を気にすることなく話ができる。当日はチームまるこの語り場のメンバーをはじめ、終活の専門家、行政関係者らも参加する予定だ。

「何でも好きに話して」

 若年認知症グループどんどんの副代表を務める木村仁さんは「丸子地区にも少人数世帯や孤立している人が多い。この会をきっかけに人とつながり、何でも話せる仲間をつくってもらえたらうれしい」と話す。木村さんも妻が54歳のときに認知症を発症した当事者。仕事や子育てに携わる現役世代など、65歳未満で発症する若年性認知症は全国に約3万7500人いるといわれている。本人はもちろん、家族の不安も大きく、介護期間が長いこともあって負担が重くなる。発症すると仕事を辞め、行き場所がなくなる人も多いという。木村さんは「家族だけで抱え込まないでほしい。この場が若者と年配者をつなげる接着剤の役割になれたら」と期待する。

 場所の提供者で終活アドバイザーの山本泰弘さんは、窓口となる運営面でも協力している。「カフェはいつも開いているので、集まりがない日でも遊びに来てもらいたい。情報の交換や発信の場としてぜひ利用を」と呼び掛ける。

 会場は、かわさき@相続・終活カフェ「しんまるコーヒー」(丸子通)。バリスタによる本格的なコーヒーを楽しみながら語り合える。定員15人ぐらい。1ドリンク制(400円から)。申し込み不要で、当日参加も歓迎だ。初回の12月6日の次は来年1月17日(土)に開催。今後は毎月第1土曜の午後2時から4時に実施する。問い合わせは運営事務局【電話】044・711・6551山本さん。
神奈川大学湘南ひらつかキャンパス跡地(上)と川崎のトレーニングセンター

川崎競馬組合 トレセン神大移転断念 「強い馬づくり困難」他の候補地検討

 川崎競馬場の小向きゅう舎と練習馬場(幸区/以下トレセン)の神奈川大学湘南ひらつかキャンパス(平塚市)跡地への移転について、優先交渉権を持つ神奈川県川崎競馬組合(川崎区)が断念したことが分かった。

 同組合は11月20日、書面を通じてコメント。断念の理由について【1】敷地面積が狭いこと【2】当初の想定に比べ、地区計画策定の遅れが確実になったことや、【3】さまざまな制約などで「強い馬づくり」の実現が困難であることなどを挙げた上で、「諸般の事情を総合的に勘案した上での経営判断」と説明する。ただ、「トレセン移転を断念したわけではない。今後も他の候補地の検討を深め、早期に移転できるよう全力で取り組んでいく」としている。

 10月29日、同組合の平田良徳管理者が落合克宏平塚市長を訪問し、「神奈川大学湘南ひらつかキャンパスへのトレーニングセンター移転を断念する」と伝えたという。これを受け市は、11月10日に申し入れ撤回の要望書を提出。これに対し同組合は、19日に「再考しかねる」と回答した。

平塚市「失礼な対応」

 落合市長は11月20日に開かれた定例記者会見で「誠に遺憾。神大跡地の利活用については、協議会を作ってまちづくりを進めてきた。いきなり『断念したい』というのは大変失礼な対応」と憤りを露わにした。

 同大も11月10日に白紙撤回の再考、移転実現に向けた協議の継続、基本協定の契約期間の延長を求める要望書を提出した。24日現在、同組合からの回答はないという。

 同大は「競馬組合からの撤退の申し入れは突然のことであり、大変困惑している。急に何が起こったのか理由が知りたい」と吐露する。

 小向にあるトレセンをめぐっては、施設の老朽化や、狭く過密な環境であること、また2019年の台風19号で甚大な被害を受けたことから、これまで県内外の複数の候補地への移転を検討してきた。

 24年5月に同大跡地の優先交渉権事業者に選ばれてからは、平塚市や地元住民とともに、移転実現に向けた協議を重ねてきた。

看護職で初めて川崎市社会功労賞を受賞した 高橋 恵さん 宮前区在住 65歳

その人らしくを支援

 ○…神奈川県看護賞や厚生労働大臣表彰を受賞するなど、45年にわたり看護職のけん引役として活躍してきた。聖マリアンナ医科大学を定年退職した今年、新たな栄誉として「川崎市社会功労賞」が加わった。「看護職として初めて選ばれ大変ありがたい。職場の理解と、市看護協会での活動を支えてくれた方のおかげ」と関係者への感謝の言葉を並べる。

 ○…菅生小、向丘中を経て、百合丘高に1期生として入学した。中学時代に市大会で優勝したソフトボールの感動が忘れられず、高校では部活の立ち上げに奮闘した。その後、「地元に貢献してほしい」という臨床検査技師の父の勧めで聖マリの看護専門学校へ。「この前も高校の同窓会に行ってきたばかり。ずっと菅生に住んでいるの」と地域愛があふれる。

 ○…「自分が目指した道だったので、実習は楽しくてしかたなかった」。未熟な看護学生を受け入れてくれた患者さんたちとの出会いが、看護の世界で生きる上での糧になった。実習を通じて「看護が苦痛を与えてはいけない」や「可能性を信じてケアする大切さ」など、多くのことを学んだ。入職後は「その人らしく生きられる支援」に取り組むなど、患者とその家族を含めたケアに力を注いできた。

 ○…2000年に市看護協会へ。「大学病院にいては知られない、さまざまな医療従事者との情報共有をする機会となった」。いつしか看護職における「社会人基礎力の育成」分野の第一人者として知られるように。現在も年に30回は全国各地で講演。「看護師一人ひとりがなりたい理想像に向かって自己実現してほしい」と指導にあたる。「その土地の名産品を食べるのが楽しみ。ついついお土産をたくさん買ってしまう」と笑った。
子どもたちの前で演奏する大谷さん

市民文化大使大谷康子さん 100人超を音色で魅了 小杉こ文でコンサート

 川崎市市民文化大使でバイオリニストの大谷康子さんを迎えたバイオリンコンサートが11月17日、小杉こども文化センターで行われ、100人超の親子や子どもたちがバイオリンの音色を楽しんだ。

 公益財団法人かわさき市民活動センターが運営する中原区内のこども文化センター8館合同企画として行われた同コンサート。今年で5年目。

 市内在住で、テレビ『題名のない音楽会』や、『おんがく交差点』にも出演するなど、世界的に活躍する大谷さんがメヌエット、G線上のアリアのほか、アニメ曲などを披露。乳幼児親子や小学生ら100人以上がバイオリンの音色に聞き入った。大谷さんは「クラシックは敷居が高いイメージがあると思うけど、子どもが音楽を好きになるきっかけになれば」と話した。
所信表明演説する福田市長

川崎市議会開会 福田市長が所信表明 子育て支援住宅実現に意欲

 川崎市議会の第4回定例会が11月26日に開会し、福田紀彦市長が4選目初となる所信表明演説に臨んだ。

 福田市長は少子高齢化・人口減少対策が最重要課題と展望。「未来の川崎市民にも選ばれる都市であり続ける」ための取り組みの推進を強調しし、防犯、子育て、交通、経済分野などで方針を示した。

 選挙で掲げた県内初の高等専門学校(高専)の設立について、「すでに多くの方々から期待の声をいただいている」とし、自ら先頭に立ち、企業や大学と連携しながら実現に向け動き出したいと述べた。意欲を見せる子育て支援住宅のモデル事業は、子育て世代の住宅対策として、空き家を始めとした中古住宅のリノベーションへの一部補助などを通じて展開する考えを示した。環境分野では2028年までに「市内由来の全てのプラスチック資源を市内でリサイクルできる『100%プラリサイクル都市』を実現する」と力を込めた。特別市制度の実現については日本全体が発展していくには「多極分散型の社会を作らなければならない」との認識を示し、制度実現に向けて議会と連携し、国、国会議員、経済界などの関係者へ強く働きかけ、市民の共感を広げていくとした。これらの取り組みを実施するにあたり、福田市長は「対話と現場主義を基本姿勢」で臨むとも述べた。

 この日は市政運営の指針となる市総合計画改定素案、市行財政改革第4期プログラム素案、今後の財政運営の基本的な考え方(改定素案)についても説明した。

 市議会は12月22日まで開催される。
参加を呼び掛ける宣伝チームの児童

平間小6年 「持続可能な町」へ魅力発信 平間公園でイベント

 「サステナブルな町 平間」をテーマにしたイベント「平間公園なかよしフェスティバル」が12月12日(金)、13日(土)の2日間、同公園で開催される。12日は午前10時から正午、13日は午前10時から午後3時。小雨決行。主催は同実行員会、平間小学校6年生が共催。

 昨年、多世代交流や公園活用などを目的に、川崎市が主催し、同小6年生とPTA、地域住民らで実行委員会を結成して、子どもたちが企画、運営などを担い、初めて同フェスティバルを開催した。第2回となる今年は、実行委員会と同小6年生の共催という形で開催することに。今年は同小6年生の総合の授業の学年目標が「サステナブルな町平間」を掲げていることから、「多くの人に平間の街を知ってもらい、来てもらえる街にしたい」という思いで、子どもたちが企画、運営、広報などを担い、開催に向けて準備を進めている。

 当日は、平間の街の魅力を紹介するために作成したガイドブックを配布。地元企業・団体とコラボしたボーリングやバスケットボールチャレンジのブースの出店、クリアファイルやキーホルダーのオリジナルグッズの販売などを予定している。そのほかにも、フォトスポットの紹介や脱出ゲームも計画。また実行委員会も飲食ブースやワークショップ、フリーマーケットなどを企画している。

 今回は、宣伝チームが学校のウェブサイトに特設ページを作成し、広報に注力。さらに事前に動画を撮影し、実行委員会の協力のもとSNSで発信していく。近隣の高齢者施設や保育園などを訪問し、来園の呼び掛けにも取り組んでいる。

 高橋美里実行委員長は「今年も平間小学校6年生のがんばりと地域の皆さんのご協力で、平フェスが開催できる。平間公園で楽しい時間を過ごしていただければ」と話す。同小の宣伝チームリーダーの能田郁也さんは「みんなが楽しんで、来年もまた来たいと期待してもらえるイベントにしたい。ぜひ遊びに来てほしい」と呼び掛ける。
神前で花を生ける徳安会長ら

市茶華道協会 活動成果を神前に奉告 50人出席 献茶・献華式

 川崎市茶華道協会(徳安興理事長)は11月24日、稲毛神社(川崎区)で献茶・献華式を執り行い、神前に1年の活動成果を奉告し、今後の発展と活躍を祈願した。

 今年創立100周年を迎えた同協会。全国都市緑化かわさきフェアへの参加のほか、先月には川崎市文化賞を受賞するなど、節目の年に華々しい活動を送ってきた。

 そうした1年の活動の奉告をするため開催した今回の献茶・献華式。同協会会員のほか、名誉会長の福田紀彦川崎市長の代理で加藤順一副市長、同協会名誉顧問の原典之川崎市議会議長ら来賓含めて50人超が出席した。

 茶などを出席者に振舞った後、会員らは同神社神主に続いて川崎市役所前まで行列を作って練り歩いた。神殿内で篠原宗洋氏による茶を、徳安会長、天野綾園氏による花を神殿にお供えし、出席者の代表がそれぞれ玉串を奉納した。

 徳安会長は「我々が受け継いできた華道・茶道をはじめとする日本の伝統文化芸術は、自然と人との調和、心の静けさ、他者への敬意を育むもの。今年100周年を迎え、文化賞をいただくことができ、来賓、会員の方々と祝うことができた。先人への感謝を捧げ、これからの世代へ引き継いでいきたい」と思いを語った。
市長(中央)に要望書を手渡す議員団

中原区市議団 32項目を市長に要望 次年度予算編成に向け

 中原区選出の川崎市議会議員団は11月26日、2026年度の市の予算編成に関する32項目の要望書を福田紀彦市長に手渡した。

 市議団各会派の代表として市長のもとを訪れたのは、末永直氏(自民)、高橋美里氏(みらい)、川島雅裕氏(公明)、市古次郎氏(共産)、重冨達也氏(川崎・維新)、三浦恵美氏(無所属)の6人。

 今回要望したのは、前年度からの継続となる32項目。その中でも、「令和元年東日本台風等を踏まえた区民の安全・安心の確保に向けた支援・対策の推進」では、今年9月に発生した集中豪雨による冠水、内水氾濫に備えた総合的防災対策などを要請した。

 そのほかにも「等々力緑地公園内施設の改善・整備及びスポーツ・文化を通じたまちづくりの推進」「子育て支援の充実」「住民組織・社会福祉活動の振興及び地域コミュニティの活性化」「安全・安心のまちづくりに向けた地域の防犯組織の支援と公共照明の整備推進」「大人の自転車マナー向上のための啓発」「区内幹線道路の整備推進」など、出席議員からの説明をもとに強く要望した。

 議員団代表の川島市議は「基本的に防災・減災対策、安全・安心対策が中心。中原区はまだ人口の増加が続いている中で、ハード、ソフト面の両方を合わせ対策をしていただきたいという項目が多数を占めている。来年度の当初予算作成にあたり、格段のご配慮を」と市長に要望した。福田市長は「防水・防災対策はよりきめ細やかにやっていかないといけない。等々力については住民の不安がないように説明責任を果たしていきたい。地域の方たちにも関わって、参加していただく。そういう姿勢で臨んでいきたい」と話した。
優勝した新城中央=中子連提供

中子連秋季野球大会 新城中央が優勝 準優勝は丸子通り一丁目

 中原区子ども会連合会(小笠原茂春会長)主催の秋季学童野球大会(新人戦)の決勝と表彰式が11月24日日、多摩川河川敷にあるグラウンドで行われた。

 中原区内23チームによる学童野球の新人戦として、5年生以下が参加して11月1日から開催された同大会。優勝した新城中央の活動方針は「野球や団体活動を通じ、礼儀正しく、明るい、心身の健全な部員の育成」。野球をするだけでなく、地域の祭事や清掃活動などにも積極的に参加し、様々な経験を通じて子どもたちの成長を促しているという。

 準優勝は丸子通り一丁目、3位は今井仲町、敢闘賞が木月住吉町。同会副会長で体育部長の沢谷博道さんは「大会が開催できるのは、運営に協力いただいている関係者らのおかげ」と感謝した。
太鼓をたたくメンバー=主催者提供

和太鼓祭音 30年の思い込め 高齢者らを公演に招待

 日本各地の伝統芸能を次世代に伝えるために、太鼓をたたき続ける和太鼓集団の祭音(上平間/山本忠利代表)が主催する30周年記念公演「祭りを生きる」が12月27日(土)・28日(日)にエポックなかはらホールで開催される。27日は午後5時30分から8時、28日が午前10時30分から午後1時。

 祭りの中で演奏され、踊る姿を舞台上で表現することを目指し、第一幕は東京都の木遣太鼓、神奈川県の世附の獅子舞など、第二幕は岩手県の中野七頭舞、青森県の荒馬踊りほかを披露する。構成・演出を担当する山本代表は「これが最後のつもりで思いを込めた。みこしや、ねぷたなども手づくりし、現地で祭りをつくり続ける人たちの生きざまを舞台で表現したい」と気合を入れる。

 市内在住の障がい者、75歳以上の高齢者、外国人市民200人を招待する。申し込みはフォームから。(問)【電話】044・533・7470

アンケート「おうちのおせち」 抽選で映画券進呈

 タウンニュース中原区版では現在、読者アンケートを実施中。内容は「おうちのおせち」。【1】住所【2】氏名【3】自宅のおせちに入れる料理(具材)【4】こだわりの逸品【5】出身地を明記の上、当編集室までご応募を。

 アンケート結果(名前の公表はなし)は、本紙元旦号で紹介予定。アンケートに協力いただいた方の中から、抽選で2組4人にイオンシネマの映画観賞券をプレゼント(当選は発送を持って)。

 応募は、〒211―0042中原区下新城3の14の7「タウンニュースおせち」係、または【メール】kawasaki@townnews.jp。締切は12月19日(金)必着。
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小林会長(左)と優勝した戸張さん

戸張さんにG(グリーン)ジャケット 中原工場協会ゴルフ大会

 川崎中原工場協会(小林政男会長)は11月18日、川崎国際生田緑地ゴルフ場(多摩区)で恒例のゴルフ大会を開催し、優勝した戸張裕康さん((株)トバリ)に記念のグリーンジャケットが贈られた。

 会員の健康増進と親睦を兼ねて年2回開かれている同大会。優勝者には、プロゴルフのマスターズに倣いグリーンジャケットを用意し、贈呈している。

 76回目となった今回、32人が参加。ホールを回りながら交流を深めた。優勝した戸張さんは「さまざまな経営者が集まる中、新会員も参加して楽しくできた。縦横の関係をつなげていければ」と話した。
謝辞を述べる冨田さん(左)

全町連 永年勤続会長を表彰 中原区からは19人

 川崎市全町内会連合会(持田和夫会長)が主催する「川崎市全町内会大会」が11月27日、川崎市総合自治会館(小杉町)で行われ、町会長・自治会長の永年勤続功労者ら79人が表彰された。

 10年以上にわたり町内会・自治会の会長を務めてきた功労を称え、市長表彰として福田紀彦市長から賞状が手渡された。また勤続5年以上の会長には、持田会長から感謝状が贈呈された。

 持田会長は「これまでの献身的な努力と顕著な功績に対し、心から敬意と感謝の意を表したい」と功労者をねぎらった。福田市長は「皆さまがいなければ毎日の市民生活は成り立たない。155万市民からの感謝の気持ちとして受け止めていただければ」と祝辞を述べた。

 受賞者を代表して謝辞を述べた冨田誠さん(高津区・坂戸日商自治会)は「今後も市民自治の推進と地域社会の振興、発展のため、より一層まい進していきたい」と抱負を語った。

 中原区内の受賞者は次の通り(敬称略)。

▽20年勤続/富岡昭三(今井西町町会)▽15年勤続/池田利一(上小田中新友会町内会)、田辺立身(井田共和会第三町会)▽10年勤続/田添博(小杉御殿町二丁目町内会)、松倉キミ子(今井上町町内会)、征矢俊男(市ノ坪自治会)、内藤松雄(下小田中二丁目町会)、松川正二郎(新丸子町内会)、大塚健治(上平間伊勢浦町会)▽退任役員/内田治彦(前会計監査)、尾木孫三郎(前常任理事)▽5年勤続/稲葉茂樹(今井南町自治会)、鈴木邦宏(市ノ坪上町会)、田口澄也(市ノ坪南町会)、鈴木幹雄(上小田中橋場町内会)、勝山景之(木月伊勢町町内会)、虎岩清(井田共和会第四町会)、田口ひろ子(上平間第一町内会)、高見敏夫(新丸子東町会)

中原区 身近な「みどり」を考える

 中原区主催の講座「なかはらはじめの一歩×みどりでつながるコミュニティ」が12月22日(月)に区役所で開催される。午後6時から8時。申し込みは12月15日(月)まで。

 1部は、みどりに関わるコミュニティづくりについての講演。2部は参加者同士で話し合う交流会を行う。参加費無料で定員30人(応募者多数の場合は抽選で、区内在住・在学・在勤者優先)。申し込みは区ウェブサイトにある専用フォームから。(問)区地域振興課【電話】044・744・3324

日本武道館皇居を散策 12月14日 歩こう会

 仲間と歩きながら健康増進と体力向上を目指す「中原歩こう会」が12月14日(日)に開催される。参加無料、申込み不要。

 当日は、後楽園駅が最寄りの礫川公園に午前8時集合。8時15分に出発し、休憩を挟みながら日本武道館、皇居まで約5Kmの道程を歩く。雨天時など中止の場合は当日午前7時に区HPで知らせる。(問)事務局(中原区地域振興課)【電話】044・744・3323

中原区SDC 今後の展望を明確化 12月17日 定例会

 地域主体のつながりをつくる中原区ソーシャルデザインセンター(SDC)の定例会「YORIAI」が12月17日(水)に、かわさき市民活動センター(新丸子東)で開催される。午後6時30分から8時。

 7年目を迎え、今後の展望を明確にするためのワークショップ「中原区SDCを言語化しよう!」を実施。ゲストには立ち上げから支援している、こすぎの大学ファウンダー・オカポン氏を招き、新旧のメンバーが未来の展望を話し合う。ワークショップでは、参加者それぞれの「こんな中原区SDCは嫌だ」「私はこれをやりたいんだ」などを深く掘り下げて考える。メンバーの一人は「中原区のまちづくりの『現在地』と『未来』が見える一夜になる。ぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。

 詳細は区ウェブサイト。問い合わせは企画課【電話】044・744・3149、【メール】65kikaku@city.kawasaki.jp。
修学旅行の参加者とファン・サポーター

GO!GO!!フロンターレ

陸前高田の市民を川崎に!

 川崎フロンターレは11月8・9日、岩手県陸前高田市の市民を招待し、ホームゲーム観戦や市内観光を通じて川崎の魅力を知ってもらう「かわさき修学旅行」を実施した。同クラブと陸前高田市の関係は東日本大震災後、フロンターレがオリジナル算数ドリルを寄付したことから始まった。2015年には友好協定「高田フロンターレスマイルシップ」を締結。修学旅行は今回で12回目。

 初日は東京駅からバスでU等々力に到着。サポーターの温かい出迎えを受けた後、ピッチ内での写真撮影や選手バスの入り待ちでハイタッチを行った。観戦したファジアーノ岡山戦(J1)では熱い声援を送り、ハーフタイムには参加者代表の子どもが約2万人の観客の前で挨拶をした。

 2日目は東急電鉄の協力のもと元住吉検車区を見学。普段は見られない電車の床下や運転席からの光景に、子どもたちは興味津々の様子だった。その後、麻生グラウンドで開催された「あさお青玄まつり」に参加。選手と記念撮影をするなど交流を深めた。

 クラブの担当者は「今後もお互いが励みになり、たくさんの笑顔があふれる活動を継続していきたい」と話している。

画像は川崎フロンターレ