さがみはら緑区版【12月11日(木)号】
衛生研が再整備される旧相模原総合高校跡地

市衛生研究所 相模原総合高跡地に移転 来年度、再整備計画策定へ

 再整備が検討されてきた市衛生研究所(中央区富士見)について、旧相模原総合高校(大島)の跡地に移転すると本村賢太郎市長が市議会の12月定例会議で明かした。引き続き課題などの整理に取り組み、来年度の基本計画策定を目指す。

建物が老朽化

 衛生研は食中毒、感染症、水質、食品検査など主に市民の健康や生活環境、食品の安全を守る業務を行う。1973年に竣工された旧相模原メディカルセンターの建物を現在も活用しており、建物の老朽化や狭あい化、機能不足が課題となっている。さらに、新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた改正地域保健法が2022年12月に成立。衛生研究所の機能強化と健康危機への計画的な取り組み推進が求められ、対応に迫られていた。

 市ではこれらを受けて24年4月に「再整備に向けた基本的な考え方」、25年7月に「再整備基本構想」を策定。検査ニーズの高度化や多様化、検査室の不足などの課題を整理し、安全で安心な市民生活を守る拠点として再整備を検討。旧相模原総合高校跡地、市体育館跡地、市役所本庁倉庫敷地の3つに候補地を絞り、整備可能な見込み時期、保健所との近接性、土地利用状況、土地面積などを比較し、単独整備を原則に候補地選びを進めていた。

最も早く計画策定が可能

 11月27日の市議会本会議で衛生研の再整備について質問を受けた本村市長は「3つの候補地について基本計画策定が可能な時期、土地の面積、保健所との距離などを比較検討した結果、十分な面積を確保できる上、最も早く基本計画を策定することが可能な旧相模原総合高校跡地を再整備用地として選定した」とし、続けて「将来的に高度化・多様化していくことが見込まれる検査ニーズに対応し、健康危機の発生時においても専門的な試験検査を持続的に実施できるよう、長期的な視点を持って必要な機能を検討していく」と言及した。

 再整備に向けた基本計画については来年度の策定を目指す。再整備基本構想では27年度から設計、工事が動き出し、33年3月までの完成を想定する。

 相模原総合高校は2023年に閉校。当時の城山高校と再編統合し現在は相模原城山高校としてスタートを切った。高校跡地については、グラウンド部分で(仮称)北部学校給食センターの整備が進んでおり、2026年9月に竣工予定となっている。
記念の盾を手に笑顔の山崎さん

商工会青年部全国大会主張発表会 山崎さんが優秀賞 藤野への思いを力説

 全国商工会青年部連合会主催による「第25回商工会青年部全国大会岩手大会」が11月26日、アピオ岩手産業文化センター(岩手県滝沢市)で行われ、主張発表大会に関東ブロック代表として出場した藤野商工会青年部の山崎勇貴さん(42)が優秀賞に選ばれた。同商工会で全国大会入賞は初。

 各地域の商工会青年部に所属する会員が日頃の活動や体験を通じて得た学びや地域振興への思いなどを発表する同大会。山崎さんは6月の県北ブロック予選、7月の県大会をトップの成績で通過、10月に栃木県で開かれた関東ブロック大会でも最優秀賞に選ばれ、全国大会へと駒を進めた。

 本大会には全国予選を通過した7人が集結。一人約10分、所属する青年部の応援動画が流れた後、ステージ上で思いを語る。山崎さんは「里に灯る、交わりのあかり」をテーマに登壇した。

藤野の課題

 山崎さんは相模湖の上流に位置する藤野でレンタルボート店とキャンプ場を営む日相園の3代目。かつてのにぎわいを取り戻そうと相模湖の水質改善に試行錯誤するなかで「山を整備しないと水が枯れ、川が死に、湖が淀む」という自然の摂理を知った。自ら山に入ると、人の入る隙間もないほど生い茂ったまま放置された竹林が眼前に広がり、愕然とした。「ここを変えなければならない」。ちょうどその頃、同部の50周年特別委員長を任された。

竹灯りイベント

 記念事業を決める話し合いの場で山崎さんは、山の現状を仲間たちに伝え、竹林整備と竹を活用したイベントの開催を提案。すると「それは藤野の課題、皆で取り組もう」と賛同を得た。放置竹林を整備し伐採した竹で竹灯りを制作。藤野駅周辺をライトアップした「FUJINO BAMBOOARIUM」は今年7月に実施され、大きな話題となった。準備には代々藤野に住む人、移住者、子どもから大人まで、多くの地域住民を巻き込み、「オール藤野」で挑んだ。

 山崎さんは本大会のトップバッターだったが、「ここまで来たからには楽しんでいこう。藤野の魅力を伝えられればそれでいい」と大会に臨んだ。大舞台でも臆することなく、終始落ち着いてイベント開催に至るまでの経過や藤野への思いを熱弁。「小さな波紋でも情熱を注げば、やがて地域全体を揺らす大きなうねりとなる。夢を語り、行動で示す、それが青年部の力」と説いた。

 結果発表の際、自らの名前が呼ばれると「え、まじか」と、驚いたと振り返り、「うれしかったし、ありがたかった」と笑顔を見せた。今後は「取り組みを継続し、藤野をさらに盛り上げていきたい」と力を込めた。

相模原に「交通少年団」を立ち上げようと昨年10月から活動している 棚橋 由衣さん 中央区在住 40歳

子どもに背中を見せる

 ○…子どもたちが交通ルールを身に付け、地域の安全のために活動する「交通少年団」を相模原にも作ろうと手探りで活動を始めた。県警、相模原警察署、自治会、行政といくつもの機関をたどることになるなど、一から団体を作る難しさに直面しているが決して歩みを止めない。「思いついたらとりあえずやる。できなさそうなら、じゃあどうするかを考える」

 ○…最初は「軽い気持ちだった」。6人いる子どもたちに学びや体験の場を与えたくても高額な習い事をさせることが難しく、幼少期に自身が交通少年団で活動していたことを思い出した。母の勧めで入団し、制服を着てパトカーでの巡回や学校前での啓発活動を行った。「誇らしかった。自分も大人たちと一緒にまちの役に立てているんだって」

 ○…行動力の原点は幼少期。母子家庭で育ち、あまり贅沢できなかったが、貯金をして海外旅行に行くことがあった。「世界を見る機会を母が与えてくれたことが私にとって大きい。いろいろな人と出会って話を聞く中で、よほど大それたことでなければ世の中できないことはないんだなって思った」と軽快に笑う。長女を出産した時には「子どもってなんでこんなに可愛いんだろう」と子どもへの強い興味を覚え、子育てや仕事をしながら保育士と幼稚園教諭の免許を取得した。

 ○…団員を集めて近いうちには交通少年団を発足しようと意気込む。現在はプレ団員の自身の子どもたちとともに地域の交通安全キャンペーンに参加したり、まつりにブースを出店したりしている。「私自身が諦めずにいろいろなことに挑戦する姿を見せ、子どもたちに地道に頑張ることの大切を伝えたい。私自身も子どもたちに恥じない人間になりたい」
韓国選手を相手に勝利した松本選手(前)と今井選手

ほねごり選手が躍動し勝利 バドミントン 座間で日韓競技大会

 第39回日韓バドミントン競技大会が12月2日、3日にスカイアリーナ座間(座間市)で開催された。

 同大会は男女共に各日ダブルス2戦、シングルス3選で競う国別対抗戦。相模原市からは社会人の女子バドミントンチーム「ほねごり相模原」の松本麻佑選手、今井優歩選手、加入が内定している青森山田高校3年の東谷悠妃選手がコンディション不良の選手に変わり出場した。

 初日は、松本選手と今井選手がペアを組みダブルスに出場。イ・イェナ/キム・ユジョンペアを相手に主導権を握るゲーム展開で21―11、21―10の2―0で勝利を収めた。試合後、松本選手は「相模原に来てから約1年。国際大会などをあまり見ていただく機会がない中で、今日は神奈川の人たちがたくさん見に来てくれて良い試合を届けることができたと思う」とコメント。今井選手は「私も相模原に来てからホームゲームのような試合は初だった。思っていたよりもお客さんが入ってくださってプレーを楽しめた。普段お世話になっている方々に試合を見せられて良かった」と話した。

 2日目には、東谷選手が登場し2―0で勝利。BIPROGYの高橋美優選手とペアを組んだ松本選手も2―0で再び勝利した。

 なお、大会は初日が男子3―2、女子3―2、2日目が男子4―1、女子3―2で日本が男女2日共に勝ち越した。
鳥居を塗り直す宮崎社長

キレイな状態で新年を 地元塗装会社 金刀比羅宮で無償塗り替え

 広田に本社を構える株式会社宮崎塗装(宮崎嘉人代表取締役)は12月上旬に地域活動の一環として龍籠山金刀比羅宮の鳥居などの塗装を行った。

 同社の宮崎社長は、地域で活動する小松はやし連の連長を務めており、毎年元日と春、秋に同宮で行われる例大祭でお囃子を披露している。その度に塗装の劣化が目に付くようになり総代に相談。自身が塗装業を営んでいることもあり、「地域の方にキレイな状態で訪れてほしい」と無償での塗装を申し出た。

 塗り替え作業は12月2日から行われ、同社の職人が入れ替わり仕上げていった。鳥居や納札所の屋根など、劣化が目立った箇所を中心に塗り直した。宮崎社長は「これから新年を迎えるタイミングでもあるので地元の人や訪れる人に良い場所だと思ってもらえるように塗装した。地元出身として作業に関われてとても光栄」と話した。

 同宮にお参りに来るのが日課という男性は「毎日ここに来ているけど汚かったからキレイになったのはすぐに分かった。全然違うね」と笑顔を見せていた。
元気にポニーに乗馬(上)、10月には体育館が「しまむら」に

やまゆり園 「地域交流の場に」 湖カフェとコラボ

 障害者支援施設・津久井やまゆり園が11月27日、認知症カフェ・湖カフェとコラボし「ポニー乗馬体験」を実施した。同園利用者のほか、千木良小の児童、津久井支援学校の生徒、近隣住民らも来場。年齢や障害の有無に関係なく、皆がポニーとのふれあいの時間を楽しんだ。

 この日訪れたのは相模原麻溝公園ふれあい広場のポニー4頭。乗馬やニンジンの餌やりを体験した利用者からは「かわいい」といった感想と共に笑顔が見られた。

 湖カフェの「誰もが参加できる」というコンセプトに共感し、今までにもボッチャ体験やバレエ体操、衣類販売などをコラボした同園。永井清光園長は「少しずつ地域のコミュニティの場になっているようで良かった。今後も地域と交流を深めていきたい」と語った。

童謡・唱歌を歌おう 12月20日 杜のホールはしもと

 心に響く童謡や唱歌を歌い継ぐイベント「みんなで歌おうイン相模原」が12月20日(土)、杜のホールはしもと(JR橋本駅北口)8階多目的室で開催される。午前9時45分開場、10時開始。主催は、童謡唱歌を歌う会レモン。

 指導は大沢洋子さん(玉川大学芸術学科ピアノ専攻卒)、伴奏は大貫眞里さん(武蔵野音楽大学ピアノ科卒)。会費は1千円(会場費/当日払い)。「必要な方はマスクをお持ちください」と話している。

 申込み・問い合わせは同会【携帯電話】090・9396・7295。
指導を受けながら竹を伐採する参加者(里地創生プロジェクト提供)

藤野で竹林整備体験 心理的変化をアプリで測定

 藤野地区の青田の竹林でこのほど、藪化した竹林の再生を目的としたイベント「かぐや姫ご飯体験+心の状態を測る実証実験」が開催された。

 これは竹林整備を通して「竹とともに生きる循環の知恵」を体験してもらおうと、藤野で河川や登山道の整備、放棄地再生などの活動に取り組む、里地創生プロジェクト(井上進吾リーダー)が企画。相模原市SDGs連携推進事業補助金を活用して、(株)Safamii(本社:横浜市/小平裕社長)のデータ収集アプリを使い「自然体験が心に与える変化」を可視化した実証実験も同時に実施。都市生活者が地域の自然に触れた際にどのような人理的変化が生まれるかを測定した。

 この日は東京都民ら約20人が参加。竹の役割や特徴について学んだ後、竹を間伐して竹林を整え、その竹を加工した器でご飯を炊き食した。コップや箸もそれぞれ手作り。使用後の竹は炭にした。参加者からは「美味しく楽しい竹林整備だった」「竹による循環型の環境づくりを知ることができた」などの感想が聞かれた。

 データ計測は竹の伐採や火おこし、実食など、6回のタイミングで実施。小平社長は「里山から癒しが連想されるが、今回の体験では単に癒しだけでなく、体験する内容によって達成感や幸福感も確認された。都市生活では得難い時間だったのでは」と推測する。井上リーダーは「体を使う内容が多かったので癒しより充実感につながった人が多かったのかもしれない。今後も定期的に、同様のイベントを開催していければ」と話した。
源泉100%の温泉

年末年始は特典満載 藤野やまなみ温泉

 年末年始はゆっくりと温泉に入って心身ともにリフレッシュ。相模原市立藤野やまなみ温泉(緑区牧野4225の1)では、年末から3つのイベントを企画。

 【1】12月22日(月)は体が芯から温まるゆず湯を実施。【2】12月25日(木)はクリスマス企画として、ポイント3個&子どもにプレゼント進呈。【3】1月2日(金)、3日(土)は子どもも大人もプチプレゼント進呈。そして新春ポイントが3個付く。

 同温泉は開放感満点の大浴場、里山の絶景を一望できる露天風呂、ドライサウナ・フィンランド式ロウリュサウナでリフレッシュできる。

 入館料は大人750円、小学生・障がい者380円。平日午後5時からは夜間割引で大人500円、小学生・障がい者280円。回数券も販売中。営業は午前10時〜午後9時(最終受付8時20分)。水曜休館。12月31日(水)・1月1日(木)は休館。(問)同温泉【電話】042・686・8073。
さがみん

入場無料 市民健康講座で「高血圧」を学ぶ 1月24日、ウェルネスさがみはらで

 相模原市は、生活習慣病の重症化予防を目的に、病気の正しい知識や治療および予防についての知識の普及啓発に力を入れた医療講演会として「市民健康講座」を2019年度より開催しており、26年1月24日(土)にウェルネスさがみはら(中央区富士見)で「高血圧はこうやって下げる!〜今、知っておきたい高血圧の話〜」を開催する。

生活習慣病の重症化予防が重要

 相模原市中央保健センターによると、相模原市は循環器疾患(脳血管疾患・心疾患)を原因とする標準化死亡比(年齢の影響を除いて比較した死亡率)が神奈川県より高い状況にある。腎不全等による新規透析導入患者数も、22年まで神奈川県と比べ多かったという。

 同センターの担当者は「こうした背景から継続的な生活習慣病重症化予防が重要と考え、年3回に分けて高血圧、糖尿病、腎臓病を各テーマにした講座を行っている」と話す。

血管年齢測定や減塩メニュー試食も

 今回の講座のテーマは「高血圧」。高血圧は動脈硬化を進行させ、狭心症、心筋梗塞、心不全などの心疾患や、脳梗塞、脳出血などの脳血管疾患の原因となる。

 講師に「内科クリニックこばやし」院長の小林 一雄氏を迎えるこの講座では、高血圧の病態や基礎知識、予防などに関する正しい情報を学び、より健康な未来を目指すことを目的としている。

 当日は参加者特典として血管年齢測定が実施されるほか、相模原市食生活改善推進団体わかな会の協力による減塩メニューの試食が用意されている。参加者にはお土産も提供される。

 午後2時30分から4時30分まで(受付は午後2時から)。定員80人(要申込・申し込み順)。申し込み受付期間は12月23日(火)から26年1月19日(月)まで。市コールセンター【電話】042-770-7777 (午前8時から午後9時まで/年中無休)または電子申請(下記にリンクあり)で受付。

 講座に関する問い合わせは中央保健センター【電話】042-769-8233。

バレエ衣装で体験 参加者募集 子ども向け企画

 神奈川県主催のバレエ衣装を着た子ども向けの体験イベントが1月24日(土)、31日(土)に相模湖交流センター(与瀬259の1)で開催される。

 バレエフェスティバルin相模湖の一環で行われる企画。24日は「バレエ衣装で変身!お姫さま&王子さまのおけいこ」。バレエの踊りを見て学び、実際に立ち居振る舞いや体を動かす。対象は3歳から中学生まで。バレエ経験は不問で、初心者でも参加できるプログラムを用意。

 31日は「バレエ衣装を着て写真撮影」。プロのカメラマンが友達や家族との思い出写真を撮影する。対象は3歳以上で、3歳から中学生を含んだ1組3人までのグループ。衣装を着ていない人の撮影も可能で、その場合は1組6人まで。

 どちらも参加無料。事前申し込み制。締め切りは12月17日(水)。定員を超えた場合は抽選。当選者には年内にメールで通知がある。申し込みは専用サイトから。問い合わせはアトリエヨシノ【電話】042・682・6055(平日午後1時30分〜4時30分)。
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大学生がサポートしながら楽しく取り組めるワークショップ

ソレイユさがみ 父子で古着をリメイク 参加者募集 12月20日に講座

 小学生とその父親を対象とした「縫わない!古着でリメイクワークショップ」が12月20日(土)、午前10時から正午まで相模原市立男女共同参画推進センター(ソレイユさがみ/橋本6の2の1シティ・プラザはしもと6階)で開催される。

 衣料品の廃棄問題に焦点を当てた同センター主催の講座で、講師は桜美林大学教育探究科学群の学生が務める。学生が大量廃棄の問題を探究する中で服の廃棄問題を多くの人に知ってもらいたいと企画。講座では、古着Tシャツをビーズなどで装飾し世界に一つだけのリメイクバッグを父子で制作。大学生に教えてもらいながら、楽しく服の廃棄について学べる。

 講師を務める学生は「工作や手作業、ものづくりが好きなお子さん、お父さんのご参加をお待ちしております」と呼び掛ける。

 参加無料。対象は小学生とその父親。定員は6組(先着順)。当日は古着Tシャツを持参して参加を。2歳から未就学児まで保育あり(要事前予約)。

 講座の申し込み、問い合わせは、ソレイユさがみ【電話】042・775・1775。
感謝状を手にする(右から)牛山さんと井崎さん、山口署長

「今後も意味ある活動を」 橋本地区母の会に感謝状

 相模原北警察署(山口富司署長)で12月4日、交通死亡事故抑止に貢献したとして、橋本地区交通安全母の会(牛山由美、井崎慎二共同代表)に対する感謝状の伝達式が行われた。

 交通安全キャンペーンの参加や自転車教室の開催、広報誌の発行などを通して交通安全の啓発活動を積極的に展開している同会。2024年1月13日から600日間、管内で交通死亡事故が無かったことを受けて、神奈川県警の交通部長から感謝状が贈られた。

 伝達式では山口署長から同会に感謝状が手渡された。井崎共同代表は「感謝状を受け取り、私たちも交通安全に貢献できているんだと実感した。今後も意味のある交通安全活動を展開していきたい」と話した。山口署長は「橋本地区の母の会は新しい視点で積極的かつ情熱的に、地域性を取り入れ活動してくれている。大変ありがたい」と感謝した。
2024年度のパネル展(市提供)

相模原市庁舎で拉致問題考えるパネル展 12月10日〜16日、アニメ上映も

 12月10日(水)から16日(火)までの「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に合わせ、相模原市では毎年様々な活動を展開している。「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」が2006年6月に施行され、国民の認識を深め、実態解明とその抑止を図ることが目的。

 啓発週間の12月10日から16日には市役所本館1階ロビーで「北朝鮮人権侵害問題啓発パネル展」が開催される。市の人権・男女共同参画課によると、このパネル展は少なくとも13年度から実施されており、「今年度は横田めぐみさん関係の写真を中心に展示枚数を増やす」予定だ。パネル展示に加え、拉致問題啓発アニメ『めぐみ』や啓発CMの放映も行われる。

ホームタウンチームとの啓発活動も

 12月26日(金)まで市役所本庁舎に横断幕を掲示するほか、12月8日(月)には相模原駅と相模大野駅の駅頭で人権啓発活動を市のホームタウンチームと連携して実施。駅頭でチラシを配布するほか、相模大野駅のパブリックインフォメーションでも啓発画像の配信を行う。問い合わせは同課【電話】042-769-8205。

県美化運動推進功労者 藤野婦人会が受賞

 2025年度の「神奈川県美化運動推進功労者表彰受賞者及び受賞団体」がこのほど決定し、11月21日に神奈川県庁本庁舎の大会議場で表彰式が行われた。相模原市内からは個人2人・2団体が選ばれた。

 緑区からは「藤野婦人会」が受賞。長年にわたり藤野駅周辺の清掃や植栽に取り組み、地域住民と連携して実施した花の手入れやごみ拾いなどの活動が評価された。

 市内受賞者は次の通り(敬称略)。

▽中山則子(中央区横山地区)▽保志門勉(南区相模台地区)▽藤野婦人会(藤野地区)▽弥栄自治会みどりの会(中央区中央地区)
告知チラシ

入場無料 「人権の集い さがみはら」で小島慶子氏が講演 1月10日、あじさい会館ホールで

 相模原人権啓発活動地域ネットワーク協議会(横浜地方法務局相模原支局、相模原人権擁護委員協議会、相模原市)は「SHINING SMILE人権の集い さがみはら」を2026年1月10日(土)、相模原市立あじさい会館ホール(中央区富士見)で開催する。人権尊重の重要性と必要性について市民の理解を深め、人権尊重意識の普及高揚を図るのが目的。

 2部構成で開催され、第1部では全国中学生人権作文コンテスト相模原地区優秀作品発表会が行われる。

 第2部はエッセイストでメディアパーソナリティの小島慶子氏による講演「違いを尊ぶって、どういうこと? 多様性は半径2メートルから」が行われる。小島氏はTBSのアナウンサーを経て独立し、執筆や講演活動を精力的に行っている。近年はオーストラリアでの教育移住を終え、再び日本に戻り活躍の場を広げている。当日は女性が圧倒的に少ないテレビ業界で働いていた経験や少数派のアジア系移民という立場で子育てをした経験から、日常のごく身近な「違い」を尊重することの大切さについて話す。

 入場無料。午後1時30分から3時50分まで(開場1時)。定員184人(申込順)。手話通訳、要約筆記も用意されている。

 申込みは相模原市コールセンター【電話】042-770-7777(午前8時〜午後9時/年中無休)に電話、または専用フォーム(下記にリンクあり)から。申込期間は12月5日(金)から26年1月5日(月)まで(定員になり次第終了)。詳しくは市人権・男女共同参画課【電話】042-769-8205。

インフルエンザ 相模原市の本村市長が動画で警戒呼び掛け 4週連続で「警報レベル」の報告数

 相模原市内でインフルエンザの報告数が「警報レベル」に達していることを受け、本村賢太郎市長が11月28日、市のホームページ(下記にリンクあり)で感染予防対策の徹底を呼び掛ける動画を公開した。

 市疾病対策課によると市長が動画で注意喚起を行うのは「コロナ禍を除き、ほとんどないレアケース。土日にメディカルセンターで受診する患者も増えており、危機感を持っている」という。

過去10年間の同時期で類を見ない急増

 相模原市衛生研究所の発表によると、11月17日〜23日(第47週)における市内のインフルエンザ報告数は、1定点医療機関あたり71.63人。「警報レベル」とされる30.00人を大幅に上回っており、過去10年間で同時期と比較して最も高い値となっている。

 12月4日に発表された直近の11月24日〜30日(第48週)では55.81人と減少したが、今季初めて警報レベルとなった11月3日〜9日(第45週)から4週連続の「警報レベル」となっている。年齢群別で見ると1歳〜14歳の報告が多く、全体の6割以上を占める。

 本村市長は「乳幼児や高齢者、基礎疾患のある方などは重症化するおそれがあるので、感染予防対策を徹底するとともに、感染が疑われる場合には、早めに医療機関を受診してほしい」と市民へメッセージを発信している 。

津久井警察署 「交番の日」に啓発活動 買い物客らに呼び掛け

 津久井警察署は『交番の日』の11月27日、ダイエー津久井店(中野)および周辺で啓発活動を行った=写真。

 「交番の日」とは、1871(明治4)年に県警組織の一つとして「らそつ課」が設置された際、職務規則の中に「交番」という用語が初めて使われたことが由来。例年、同署では交番の日に合わせてキャンペーンを実施している。この日は同署員のほか、警親会津久井支部や矢車草女性の会メンバーらも活動に参加。店頭に立ち、買い物客らに啓発物を配布しながら、詐欺や交通事故などの未然防止を呼び掛けた。

 同署の北見智之地域課長は「最近、特殊詐欺などの被害が増えている。交番は地域住民の生活安全の拠点。困った時はすぐに交番へ来てほしい」と話した。