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さがみはら緑区 文化

公開日:2025.12.11

藤野で竹林整備体験
心理的変化をアプリで測定

  • 指導を受けながら竹を伐採する参加者(里地創生プロジェクト提供)

 藤野地区の青田の竹林でこのほど、藪化した竹林の再生を目的としたイベント「かぐや姫ご飯体験+心の状態を測る実証実験」が開催された。

 これは竹林整備を通して「竹とともに生きる循環の知恵」を体験してもらおうと、藤野で河川や登山道の整備、放棄地再生などの活動に取り組む、里地創生プロジェクト(井上進吾リーダー)が企画。相模原市SDGs連携推進事業補助金を活用して、(株)Safamii(本社:横浜市/小平裕社長)のデータ収集アプリを使い「自然体験が心に与える変化」を可視化した実証実験も同時に実施。都市生活者が地域の自然に触れた際にどのような人理的変化が生まれるかを測定した。

 この日は東京都民ら約20人が参加。竹の役割や特徴について学んだ後、竹を間伐して竹林を整え、その竹を加工した器でご飯を炊き食した。コップや箸もそれぞれ手作り。使用後の竹は炭にした。参加者からは「美味しく楽しい竹林整備だった」「竹による循環型の環境づくりを知ることができた」などの感想が聞かれた。

 データ計測は竹の伐採や火おこし、実食など、6回のタイミングで実施。小平社長は「里山から癒しが連想されるが、今回の体験では単に癒しだけでなく、体験する内容によって達成感や幸福感も確認された。都市生活では得難い時間だったのでは」と推測する。井上リーダーは「体を使う内容が多かったので癒しより充実感につながった人が多かったのかもしれない。今後も定期的に、同様のイベントを開催していければ」と話した。

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