小田原・箱根・湯河原・真鶴版【11月16日(土)号】
イベントを企画した(左から)小林さん、高橋さん、亀井さん

「歌とダンスで笑顔に」 同窓会を機にフェスタ企画

 小田原高校卒業の同級生3人で結成した「おだわらミライプロジェクト」(高橋真理代表)が11月23日(土)、小田原市観光交流センターにぎわい広場で音楽やダンス、クラフト体験などを楽しむイベント「おだわらんらんフェスタ」を初開催する。

 きっかけは、5月に小田原高校53回生(2001年卒)で開催した同窓会。清水新田のバレエスクール「Ange ballet」の代表を務める高橋さんは、「今年で開設20年目を迎えたこともあり、生まれ育った地域のためにできることをしたい」と考えていた中で、旧友と再会。地域に根差した活動をしている同級生が多いこと知り、思いが明確になったという。

 そこでこども食堂「しゃれいど食堂」を運営する亀井栄さんとピラティスのインストラクター、小林裟佳さん(Studio B.n.P所属)の同級生2人に声をかけ、企画が動き出した。音楽プロデューサーでもある亀井さんは「自分のキャリアを生かして地域に貢献したいと感じていた」、小林さんは「健康の分野で地域のためにできることをしたいと思っていたので、コンセプトに共感した」と思いを語る。それぞれのスキルや人脈を生かし、20団体以上が参加する催しに広がった。

 当日は「歌って踊って遊ぼう」をテーマに吹奏楽の演奏やよさこい、フラダンス等が披露される。またアクセサリー作りやエクササイズ体験といったブース、キッチンカーの出店もある。高橋さんは「世代を超えて音楽やダンスで一体となり、いきいきと交流できる場所になれば。多くの方に楽しんでほしい」と話す。午前11時〜午後4時、小雨決行。最新情報はインスタグラム「おだわらミライプロジェクト」で確認を。

更地になった旧市民会館跡地(11月12日撮影)

旧市民会館跡地エリア 整備・活用の方針示す 小田原市 基本構想を発表

 解体工事が進み、現在更地となっている旧小田原市民会館跡地(市内本町)について、市はこのほど整備基本構想を発表した。市民や事業者との意見交換を踏まえ、構想には整備の事業手法や市民らがイベントなどで試験活用する計画などが盛り込まれている。

 旧市民会館は2021年7月に閉館。跡地は、西側にある本町臨時駐車場と南側に隣接する土地開発公社用地などと合わせたエリア整備の計画が進められている。

 市は23年3月に活用計画を発表。コンセプトを「まちのリビング」とし、同跡地に緑のある「くつろぎゾーン」を配し、本町臨時駐車場は食などを用いたサービスを提供する「ウェルカムゾーン」、他に駐車場を設ける方針を打ち出している。

 市は活用計画の発表以降、市民や事業者との議論を重ねてきた。基本構想には、エリア活用策や備えるべき機能に加え、事業整備や管理運営の在り方など、意見交換で集まったアイデアなども集約されている。

効果検証後 手法決定へ

 基本構想では、施設整備や管理運営については市が事業者に土地の貸付を行い、施設は公民で費用を負担して整備する方針。事業手法は市が設計や施工を行う指定管理者制度や、設計から管理運営を民間事業者やグループが一括で請け負うDBO方式などを検討するとした。

 また供用開始前に市民ニーズや導入する機能など整備の方向性を検討するために暫定的な利活用事業「オープントライアル」を行うとしている。

 今後、市では現在進められている解体撤去工事の進捗を見ながらオープントライアルの詳細を検討。試験活用による実際の効果や影響を検証し、事業スキームなどを構築していくとしている。

11月30日から開催されるODAWARAえっさホイおどり2024の実行委員長を務める 中津川 樹生(みきお)さん 松田町在住 28歳

秘めた情熱のよさこい人

 ○…童謡『おさるのかごや』や「小田原ちょうちん」といった小田原のエッセンスを盛り込んだよさこい「ODAWARAえっさホイおどり」の実行委員長に最年少で抜擢された。前委員長から予想外の任命に不安をにじませつつも、祭りを作ってきた先輩たちのサポートが背中を押している。「踊る人も見る人も楽しめるイベントにしたい。また来年、再来年とつなげていけたら」と責任感がうかがえた。

 ○…小田原市出身。小学3年で松田町に引越し、キッズダンスを習い始めた。その教室の講師が大井町のよさこいチームの代表だったこともあり、中学3年からチームに所属し、えっさホイにもその当時から参加している。活動を続けていくなかで次第に「自分で演舞を作りたい」と19歳の時、同世代のチームの仲間と「よさこい魂 和(あい)」を設立した。

 ○…さらなるスキルアップを目指し昨年の夏から2カ月間、よさこいの本場・高知のチームに参加。休日に月2回ほど足を運んでハードな練習を経験し、「本場の熱量や振り付けの奥深さに触れて学びが多かった」と意欲がさらに強まった。冷静で柔らかな語り口だが、「あの瞬間にスイッチが入るんです」。音楽が鳴ると一変し、踊りから情熱が溢れ出る。

 ○…祖母の介護を手伝えるようにと高校卒業後から、市内で介護事業を展開する会社で相談員として働く。高校時代の体育教師に誘われて10年ほど前から、町の陸上チームにも参加。秋から体作りを始め、朝、昼休み、夜と走るのが日課に。今年初めて、市町村対抗駅伝を走った。よさこい、陸上などストイックさが伝わるが「努力というより、食事やお風呂など生活の一部。時にはサボる日もあります」と照れ笑い。

地魚を使った寿司づくりに挑戦する参加者

あじ・地魚まつりに2万人 体験企画中心に魅力発信

 小田原漁港を会場に10月27日、「小田原あじ・地魚まつり」が行われ、約2万人(主催者発表)が来場した。

 この催しは地魚を中心に鮮魚や魚介類、水産加工品の魅力を伝え、水産業界を盛り上げる目的で行われた。10回目となった今回は「体験、体感」をテーマに、来場者が体験できる内容が充実。鮮魚店の店主らが直接魚のさばき方などを指導する「寿司・刺身づくり体験」やアジフライのマスコットづくり、魚の泳ぐ姿を間近で見られるレース「小田原おさかな競鱗」などがあり、子どもから大人までが魚の魅力を堪能していた。同まつり実行委員会は、「魚などを購入するだけでなく、今年は消費者がより体感できる新しいコンテンツを企画した。今後も楽しいまつりを作れるよう、生かしていきたい」と話している。

 またこの日、小田原市水産業プロモーション事業の一環で制作されたお魚ソング「オー!サカナ‼」のミュージックビデオが会場で初披露された。市水産海浜課のユーチューブチャンネル「おだわらおさかなチャンネル」で公開されている。

専門家から学ぶ「終活」 11月24日 無料講演会

 人生の最期を迎える準備について専門家から学ぶ「終活講演会 あなたが描くハッピーエンドの形」が11月24日(日)、小田原三の丸ホール・大ホールで開催される(小田原市主催)。

 参加無料、申込不要。来場者には市作成の「ライフデザインノート」を配布する。

 午後1時30分開会(0時30分開場)。第1部(1時35分〜)では「生前整理・成年後見制度について」をテーマに、司法書士・浅沼賢史さん(あさぬま事務所代表)が講演する。第2部(2時50分〜)は「医療で考える終活 どう生きて、どう終えるか」をテーマに医師・上嶋亮さん(かみじま内科クリニック院長)が、終末期における医療ケアの意思決定の準備などについて話す。

 閉会後、講師への個別質問を受け付ける(4時〜4時50分)。1人3分程度、先着順で締切。

 問い合わせは、市高齢介護課【電話】0465・33・1699。

案内チラシの写真

四季の移ろい写真展 11月17日から最乗寺

 あしがら写友会による写真展が11月17日(日)から24日(日)まで大雄山最乗寺の回廊で開かれる。午前9時半から3時半(初日は11時から)。

 大雄山の紅葉を写したものを中心に今回は10人から計24点が展示される。同会では「観光名所とともに、この地域の季節の移ろいを楽しんで」と話している。

小田原書道連盟 市民書展 市長賞などが決定 若年層の参加も増加

 小田原書道連盟(永井香峰会長)による「市民書展」が11月1日〜3日にかけて小田原三の丸ホールで開かれた。最終日に授賞式が開かれ、市長賞に野地翠鈴さん、市議会議長賞に磯尾素峰さん、市教育委員会賞に森山莉菜さん(旭丘高校3年)が選ばれた。

 同連盟は1948年に発足。現在、小田原市を中心に県西エリアの68人の書道家が所属している。高齢化が進み会員数が減少する中で、HPの新規開設や準会員の新設、地元高校に市民書展の参加を働きかけるなど積極的に活動を展開。今回の書展では、高校生から44人の応募があるなど、若年層の参加も増えている。

 永井会長は「今まで参加のなかった領域にも広げ、書道の魅力を伝えていきたい」と話した。

法話を行う武内住職

聖徳太子像が特別開帳  宝安寺でお施餓鬼法要

 小田原市浜町にある宝安寺(大水健晴住職)でこのほど、お施餓鬼法要が行われ、普段は非公開となっている聖徳太子像を特別開帳した。

 『新編相模国風土記稿』によると、聖徳太子像は1674年に長興山紹太寺(市内入生田)を開山した鉄牛和尚によって祀られた。今回は建立350年を記念し、特別開帳されたほか、長興山紹太寺の武内徳昭住職による特別法話が催され、関係者約50人が耳を傾けた。

 大水住職は「立派なお姿をこうして皆様にご覧いただけて、誠にありがたい」と話していた。

会場で遊ぶ子どもたち

市の実証実験 「みちくさ」を延長

 小田原市が弁財天通り沿いの史跡整備予定地(旧商工会議所横)で公共空間活用の実証実験として行っている「ステキなみちくさ」を、12月10日(火)まで延長することにした。

 この実験は市がまちづくりや地域活性化事業を行うコトラボ合同会社に委託し、2023年8月に開始した「エリアマネジメント組織等構築支援業務」の取り組みの一つ。市都市政策課によると10月1日から11月10日までの実施予定だったが、現場でのヒアリングで継続を求める声が多かったこと、気温が下がる時期の利用状況を把握するために延長を決めたという。

 午前10時から午後5時まで(荒天時や芝のメンテナンス日等は休止)。(問)同課【電話】0465・33・1758

ベルマーレFと商議所 養護施設に贈り物 交流通じて地域に元気を

 (株)湘南ベルマーレフットサルクラブと小田原箱根商工会議所が10月22日、市内酒匂の児童養護施設、社会福祉法人ゆりかご園にチームグッズと11月16日に開催された公式戦チケットを贈った。

 チームはこれまで同園を定期的に訪問し、ウェア提供などで交流。地域企業とも連携し、同園で体験企画などを開催しており、今回は商議所の協力を得て寄贈を行った。

 この日はベルマーレフットサルの佐藤伸也代表取締役社長と山崎歩夢、三浦慎太朗の2選手、商議所の鈴木悌介会頭がゆりかご園を訪問。菊池正敏園長に寄贈を行った=写真。

 下校してきた児童が両選手と気さくに交流している様子を見た菊池園長は「子どもたちがすっかりチームのファンになっているので、招待はとてもうれしい」と感謝していた。鈴木会頭も「会議所も地域を盛り上げることがしたいので、ぜひ楽しんでほしい」と話した。

イベントのチラシ

みかんをテーマに祭り 11月24日、国府津駅前で

 みかんをテーマにしたイベント「ヤッホーみかんまつり」が11月24日(日)、国府津駅前ストリートエリアとブレンドパーク(国府津2の6の17)で開催される。午前10時から午後4時。

 当日はブレンドパークで午前10時に開催式典を行い、10時15分からみかん色の服装や装飾を身に着けてまちを歩く仮装パレードが始まる。当日参加も可能、大賞に選ばれた人には豪華賞品が渡される。午後1時からは国府津駅前ストリートエリアの4店舗が教室になり、魚の捌き方や、パン作り、書道、手芸のワークショップを開く。みかんを使った弁当や菓子、グッズなどを販売するマルシェ、同祭りのキャラクター「みかんたろう」のイラストを探し出す企画なども実施される。

 問い合わせは古谷友子さん【電話】080・5013・5035。

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賞状を持つ長崎代表(左)と中川専務

「相州牛」が最優秀賞 関東肉牛枝肉共進会で

 関東5県で飼育された肉牛の品質を競う「第65回関東肉牛枝肉共進会」が10月23日まで、東京都中央卸売市場で開催され、南足柄市の長崎牧場(長崎光次代表)が出荷した「長崎1」が最優秀賞を受賞した。

 部門は第二部交雑種で、各県の予選を通過した14頭が審査された。最優秀賞に輝いたのは月齢27カ月の雌。肉の格付けは最高の「A―5」、霜降りの度合いを示すBMSは交雑種では高い「9」だった。

 同牧場では飼料に炊いた米や麦のほか、県内の酒蔵や醸造所の酒粕、ビール粕を配合し、かながわブランド「相州牛」として出荷している。

 長崎代表は、夏の暑さ対策の苦労を振り返りながらも「おいしい肉を皆さんに食べていただきたい」と受賞を喜んだ。

 小田原市の食肉卸・中川食肉は、同牧場と協力して「相州牛」ブランドの普及や品質向上に取り組んでおり、今回の受賞牛の枝肉(549kg)も競り落とした。中川大輔専務は「生産者の思いやコンセプトなど、牛肉にまつわる物語を知れば、いっそうおいしさを感じてもらえるのでは」と笑顔を見せた。

除草作業に励む会員ら

シルバー人材センター 除草作業で地域貢献

 公益社団法人小田原市シルバー人材センターの会員らが10月11日、社会福祉法人ゆりかご園(市内酒匂)で、毎年行っている除草や庭木の剪定ボランティア活動に励んだ。

 同センターでは市内在住の原則60歳以上の会員が特技などを生かし就労している。また地域貢献の一環として、ボランティアの活動も行っている。

 この日は約30人が参加。日差しが強く汗ばむ陽気の中、会員らは慣れた手つきで園庭の雑草取りや植木の剪定など、3時間ほどの作業に取り組み、参加した会員は「いい汗をかいた」と笑顔を見せた。

各国の衣装も華やかな入学式

希望抱き 語学習得を リバティ小田原で入学式

 小田原市本町を拠点に、外国人留学生の日本語教育を行っているリバティ小田原日本語学校(倉田雅史理事長、長峯信哉校長)で10月31日、「第15回入学式」が行われた。今回は1年半コースの入学者で、スリランカやネパール、バングラデシュなど6カ国から26人の学生を迎え入れた。

 この日は倉田理事長がビデオメッセージで「希望と夢を抱えて入学してくれたと思うので精一杯、語学と文化を学んでグローバルな人材になってほしい」とエールを送り、両親などへの感謝やルールを守った暮らしを送ること、しっかり学習することを新入生に呼び掛けた。

 長峯校長も「リバティを選んでくれてうれしい。日本語を学びステップアップすれば未来は広がることを忘れずに頑張ってほしい」と語った。

 また式典では入学宣誓も行われ、規律がしっかりしていることを理由に日本での語学学習を決めたというジョイスさん(23)は「夢だった国での暮らしと新しい言葉が学べることに感謝します。皆さん一緒に頑張りましょう」と同級生に日本語で話し掛けた。

企画のチラシ

小田原市 MFゴーストと再コラボ 来年1月末まで

 小田原の街並みや箱根の道路がリアルに描かれている自動車レースのテレビアニメ『MFゴースト 2nd season』が10月から放送を開始した。小田原市は昨年度に続きタイアップ企画を11月1日から来年1月31日(金)まで実施している。今年度は市内を回遊しながらスマートフォンやタブレットで作品の世界観を楽しめる企画を用意した。

 「デジタルスタンプラリー」では、市内各所に設置されている二次元コードを読み込み、主人公の愛車「86(トヨタ)」の主要パーツを集めた人に限定ノベルティーを配布する。

 また各エリアに設置された二次元コードを読み込むと、キャラクターとマシンが入ったオリジナルフォトフレームや、作品に登場するマシンが3Dで登場する企画も実施。開催に合わせオリジナルグッズやマンホールカードも用意している。

 二次元コードは小田原城をはじめ、作品に登場する飲食店や街かど博物館などに設置されており、企画を通して小田原の歴史や文化に触れることができる。

 市は現在、作品とのタイアップ企画を通して若年層の誘客を図ろうと、クラウドファンディング型のふるさと納税を実施し、作品の聖地化により地域経済の活性化を促したいとしている。

 詳細はコラボキャンペーンサイト(https://mfg-anime.com/odawara_collabo/)。

湯に浸かりボージョレ解禁を祝う参加者(写真は昨年)

ユネッサン ボージョレの湯で解禁祝う 11月21日〜24日、限定風呂

 ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日に合わせ、箱根小涌園ユネッサンが11月21日(木)から24日(日)まで「ボジョレー・ヌーヴォー風呂」を開催する。21日には特別試飲会も行われる。

 箱根外輪山を一望できる「超絶景展望露天風呂」に1日最大2回、ボージョレ・ヌーヴォーが注がれる毎年恒例の同イベント。今年は20回目の開催を記念して、日帰り温泉施設「元湯 森の湯」の浴槽にも同様に注がれる。また、サウナ「フィンランドバス」ではボージョレ・ヌーヴォーを加えたアロマ水でロウリュとアウフグースを行う。

 営業時間や入場料金、イベント詳細などの問い合わせは箱根小涌園ユネッサン【電話】0460・82・4126。

まちづくりに学生の発想を 第2回おだわらデジコン

 小田原市はこのほど、「第2回おだわらデジコン城下町」を開催した。これは市が全国の学生を対象に、デジタル技術を活用したまちづくりの事業プランを募集し、審査を実施するもの。

 今回は23件の応募の中から3件が選定され、公開プレゼンテーションが行われた。当日はプレゼンの様子をYouTubeで配信し、学生は10分で簡潔に事業プランを発表した=写真。閲覧者と審査員による投票の結果、外国人観光客と学生を対象にしたマッチングサービス事業の「外国人観光客×日本人学生〜三者三様でWIN‐WIN‐WIN〜」(堀田壮真さん、山下凌久さん、山本樹生さん)が最優秀賞に選ばれた。今後は事業化に向け協力企業を募るという。

鈴木会頭(左)から表彰状を受け取る受賞者

商工会議所が会員表彰 優良従業員ほか

 小田原箱根商工会議所(鈴木悌介会頭)は10月25日、湯本富士屋ホテルで2024年度の会員表彰式を開催した。

 表彰式は地域の商工業振興等に寄与した事業主・従業員の功績をたたえることが目的。今年度は優良従業員として54事業所の224人をはじめ優良産業人、優良小売店舗、会員増強功労者、功労役員・議員特別の表彰が行われた。

 鈴木会頭は「これまで大変なことがたくさんあったと思いますが、それを乗り越えてここにいらっしゃる。そのご努力に心から敬意を表しお祝い申し上げます」と受賞者をたたえた。

 第3回気候変動アワードの表彰式も行われ、従業員間で不用品を譲り合う「リユース企画」で大賞に選ばれた株式会社まるだい運輸倉庫(小田原市成田)ほかが表彰された。またリクルートワークス研究所の古屋星斗さんによる特別講演会も行われた。

久野住宅で「おすそわけ」 フードバンク連携で食品配布

 市営久野住宅(小田原市)で10月、食の支援活動が行われた=写真。

 この活動は、物価上昇の影響を受けやすい年金生活者らへの支援が目的。2022年から自治会や社会福祉協議会、地域包括支援センターなどと県西地域で活動するフードバンク「NPO法人報徳食品支援センター」が連携し、市営桑原住宅などで実施している。地域ぐるみでの見守り効果もあるという。

 久野住宅での食品配布は、8月に続き2回目の実施。久野地区社会福祉協議会と同地区民生委員児童委員協議会が共催で、事前に申し込んだ35世帯にパンや米などが手渡された。

 同センターは「地域のセーフティネットの一翼を担えれば。希望する自治会などは、まずご相談ください」と話している。(問)同センター【電話】070・1432・9559。

片浦地区の農園でハーバリウムを手に持つ櫻井さん(右)と槇さん

湯の花プリンス 廃棄柑橘を宿泊プランに はれやか農園とコラボ

 廃棄される果物を活用する取り組みとして、箱根湯の花プリンスホテルが小田原市で柑橘などを栽培するはれやか農園とコラボして、ハーバリウム作りの体験ができる宿泊プランの販売を始める。

 プランを作ったのは同ホテルで企画や広報を担当する櫻井幹大さん(27)と同農園の代表・槇紗加さん(25)の若手2人。SDGsの観点で新しい取り組みに挑戦している。

 ハーバリウムとは、乾燥させたフルーツや花をオイルに閉じ込めるインテリア雑貨。今回のプランでは、はれやか農園で規格外となったレモンやミカンなどのフルーツを使用する。櫻井さんは「廃棄物の活用には会社としても注目していた」と言い、箱根への玄関口である小田原との結びつきを意識して、小田原で伝統的に栽培されている柑橘をハーバリウムに活用するプランを企画した。箱根は地理的な条件から農地が少ない。観光農園を目指す槇さんは「ゆくゆくは農作業体験などができるプログラムもできれば」と展望を話した。

 同プランの販売期間は2024年12月1日(日)から25年1月31日(金)まで。料金など詳細は同ホテルのHPで確認を。

高橋伸昌会長(左)海岸清掃の様子

力合わせ海岸清掃 県法人会連合会

 一般社団法人神奈川県法人会連合会(高橋伸昌会長)は10月26日、地域社会貢献運動として、平塚市内の海岸で清掃活動を行った。

 当日は、神奈川県内の各法人会などから161人が参加。ペットボトルやたばこの吸い殻などのゴミ拾いに汗を流した。

 開会に先立ち、挨拶に立った高橋会長は「神奈川県法連の社会貢献活動は平成8年に全国法人会総連合が提唱したところからスタートしました。今回は7年ぶりの開催となります。昨年は台風の影響で勉強会のみの実施となりましたが、本日はほどよい涼しさの中、雨もなく海岸清掃日和となりました。楽しく色々な学びができると思います」と呼びかけた。

 今回の海岸清掃は、地元の平塚法人会協力のもと、場所の選定が行われた。清掃前には公益財団法人かながわ海岸美化財団の門脇努代表理事による事前説明を実施。海岸清掃にあたっての注意事項などが伝えられ、参加者は捨てて良いゴミとそうでない物など、正しく海岸清掃を行うための知見を深めた。

名門程ヶ谷CC 県民スペシャルデー 1・2月対象日が特別料金

 程ヶ谷カントリー倶楽部が1月、2月の平日対象日に割引料金でプレーできる、神奈川県民スペシャルデーを実施する。

 定員は各日10組。対象は、満25歳以上の県内在住・在勤者とその同伴者で、4人または3人で申し込む。料金はキャディ・昼食付で2万7千円(カート使用不可)。

 申し込みは11月29日(金)9時から受付。詳細は同倶楽部ホームページに記載。ホームぺージから申し込み用紙をダウンロードし、ファックスで申し込む(定員になり次第締め切り)。

クリニック併設 安心の住まい 16日・17日 試食付き見学会

 住宅型有料老人ホーム「ウィズリビングへいあんやはぎ」(小田原市矢作5の1)が11月16日(土)と17日(日)の2日間、試食付き見学会を開催する。事前予約制、各日午前10時〜午後3時。

 見学会では湘南ナンバーワンを獲得したシェフ監修の料理も試食可能。モデルルームを用意し、安心と安全に配慮した充実の設備やサービスを公開する。入居や介護の相談にも応じている。「ご来場の際は、マスク着用と手指の消毒にご協力を」と担当者。

 申し込み・詳細は【電話】0465・45・0382(担当/小林)

こどもタウンニュース 鳥居選手や「オー!サカナ‼」を取材 2024年秋冬号を発行

 県西2市8町の小学生に配布する「こどもタウンニュース県西版」の2024年秋冬号が完成し、11月14日に発行された。

 今回は、パリ2024パラリンピックのゴールボール金メダリスト・鳥居陽生選手へのインタビューをはじめ、地元のイベントや飲食店情報をSNSで発信する人気インスタグラム「オダワラの」の中の人による撮影のコツ、県西の魚を歌って踊って覚えられるお魚ソング「オー!サカナ‼」などを取材。小学生記者も取材同行し、紙面づくりに参加した。

 こどもタウンニュース県西版はWEBページでも公開している。最新号ほか、これまでに発行したバックナンバーも読める。問い合わせは、タウンニュース小田原支社【電話】0465・35・3980。

イベントのチラシ

地元食材のフードマルシェ 城址公園で11月16日、17日

 小田原城址公園二の丸広場で11月16日(土)と17日(日)に、地元食材の味覚が楽しめる「ローカルフードマルシェ」が開催される。午前10時から午後3時(荒天中止)。

 イベントは「市民の食生活の充実」「食によるまちの活性化」を目指す小田原市が、「愛すべきふるさと小田原」の食を楽しむことを目的に企画された。

 当日は新鮮な魚を使った料理や、有機農産物、採れたての野菜などを販売するほか、ミカンジュースや有機キウイフルーツの無料試食会も行われる。試食の引換券は9時45分から総合受付で配布している。問い合わせは市観光課【電話】0465・33・1521。

行政書士による相続と不動産の無料相談会

 11月17日(日)、行政書士の長尾影正さんが無料相談会を開催する。

 相続・不動産を専門としており、実績も豊富。将来の相続のことや財産管理、不動産、空き家のことまで様々な相談ができる。希望者は事前に予約を。お気軽に。

前回の様子

秋の「菜の花寄席」 11月23日 ムーンカフェで

 小田原地下街・ハルネ小田原にある「菜の花ムーンカフェ」で11月23日(土)、「第3回菜の花寄席」が開催される。

 毎回好評のこの企画。箱根町の湯本富士屋ホテルで総支配人を務めた喜楽家笑助さんと、新陽冷熱工業(株)(小田原市)代表取締役のえこ家でん助さんが登壇する。

 午後5時15分開場、5時30分開演。木戸銭1500円(コーヒーとおまんじゅう付)。チケットは、ハルネ小田原内の菜の花暮らしの道具店(【電話】0465・22・2923)で販売している。

チケットを読者3人に

 またチケットを読者3人にプレゼント。希望者は住所、氏名、年齢、【電話】、紙面の感想、「菜の花寄席」と記入し、メールかFAXで応募。11月18日(月)必着。応募多数の場合は抽選。当選者の発表は発送に代える。FAX0465・30・1290【メール】odawara@townnews.co.jp

市民の文化活動 発表の場 11月24日「いきいきフェスタ」

 小田原市内の公民館で活動している市民団体による成果発表の場となる「いきいきフェスタ」が11月24日(日)、市内荻窪の生涯学習センターけやきで開催される。主催は市教育委員会と市公民館連絡協議会。

 この日は午前10時から全館を使って歌や踊りの「舞台発表」(午後3時10分まで)、絵画や書道などの「展示発表」(3時まで)、健康体操や折紙などの「体験ブース」(3時まで)を実施。飲食の模擬店も出店予定。

 同フェスタに関する問い合わせは市生涯学習課【電話】0465・33・1721。