茅ヶ崎・寒川版【12月13日(金)号】
2024年の茅ケ崎警察署武道始式

茅ケ崎警察署 武道始式 見直しへ 本来業務に注力

 茅ケ崎警察署(奈良英俊署長)は、例年正月に開催される武道始式の開催方法を見直し、神事のみの開催とすることを決めた。本来の業務である交通事故防止や治安維持に充てるためで、関係者には11月に書面等で通達した。奈良署長は「賛否あると思うが、ご理解いただきたい」と話している。

 武道始式は毎年1月、日頃の訓練の成果を地域住民らに披露し警察官の士気を高めることを目的に、県下ほぼ全ての警察署で行われている。警察官友の会などの関係団体や首長など来賓を招き、柔剣道・逮捕術の団体戦や五人掛けのほか、特殊詐欺抑止を呼び掛ける劇などが披露されていた。

 しかし現在、全国的に特殊詐欺や強盗事件が発生するなか、神奈川県警も「今後も社会情勢及び治安情勢の変化に的確に対応し、人的リソースを有効に活用していく」とする方針を出している。

 こうした状況を受け茅ケ崎署では、武道始式の在り方について検討を重ねてきた。その結果、多くの警察官の力が当日だけでなく準備段階から注がれること、武道始式そのものが「見せる」要素が強く本来目的としている訓練に注力することが重要、などの意見が上がり「本来の警察活動や街頭活動に集中することこそが地域住民の求め」だとして、大幅に内容を縮小して開催することを決めた。

 今年は武道訓練の開始日である1月10日に寒川神社の神職を招き、署員のみで短時間の神事を行い、代わりに同日、第一カッターきいろ公園(中央公園)で「110番の日防犯キャンペーン」を開催するという。

 また、年末年始の寒川神社や箱根駅伝の警備に当たった署員が休暇を取得しやすくし、ワークライフバランスの充実を図る目的もある。

「伝統行事も進化を」

 例年招待していた各団体には、11月に書面で趣旨説明をし、会合に直接署長が出席して理解を呼び掛けるなどもした。「市民の安全を守ることに力を振替え、防犯対策に注力するのは時代にかなっている。考えに納得し、役員にも承知してもらっている」(警察官友の会・田中賢三会長)とする賛成意見が多かった。

 奈良署長は「社会情勢に合わせ伝統行事等も進化すべきと考えている。年末年始も地域の皆さまに安心感を持ってもらえるような仕事を全力ですることが使命。ご理解いただきたい」と話した。

全国高校生花いけバトル神奈川大会に出場する山浦大輝さん(左)と関根雅也さん。背後の花は2人が生けたもので、寒川高校玄関に飾られている

寒川高校華道部 花いけバトル全国目指す 今週末県予選に出場

 寒川高校華道部(丹羽夏枝顧問)の山浦大輝さん(3年)と関根雅也さん(2年)のペアが、12月15日(日)にクイーンズスクエア横浜で開催される「全国高校生花いけバトル神奈川大会2024〜青春輝け!GREEN×EXPO2027への扉〜(主催/神奈川県)」へ出場する。

 花いけバトルとは、同一の学校に通う生徒2人1組でチームを編成し、与えられた花材を観客の目の前で即興(制限時間5分)で生け、そのパフォーマンスと作品の優劣を競う大会。花を生けたいという思いを何よりも大切にし、瑞々しい感性と創造性を花で表現することができる場を、高校生とともに作り上げる舞台となっている。

 勝敗の判定は、審査員と観客全員により行われ、優勝チームは来年2月2日(日)に香川県で開催される全国大会出場への切符を手にする。

 神奈川大会には、同校華道部を含む16校27チームが出場。山浦さんと関根さんは、チーム「ハンサムボーイズ」として湘南地域から唯一の出場校として舞台に立つ。

目を引く作品を

 現在、男子3人で活動している寒川高校華道部。6月頃に同大会が開かれることが学校にアナウンスされ、顧問の丹羽教諭から生徒たちに声掛けをした。すると、関根さんが「高校生活で経験できることは限られている。やってみたい」と山浦さんを誘い、エントリーすることに。

 山浦さんは同部の部長を務めるほか、美術部部長、写真部、科学部にも所属し、興味ある分野を探求している。通学途中に拾った落ち葉で押し花を制作したり、自身が描いた絵と融合させたりしながら独自の世界観でアートを表現している。

 そんな山浦さんのことを関根さんは「花の見せ方がうまい。遠くから見ても迫力のある生けかたをする」と表現。「当日、一緒に生けられることが楽しみ」と話す。

 関根さんはもともとダンス部だったが、山浦さんに誘われ2年生から華道部に。「そこまで花に興味はなかった」と言うが、外部の講師からも基礎から花の見せ方等を学ぶことで、「奥が深くて楽しい」と活動を続けている。

 山浦さんは関根さんを、「勢いのある作品をつくる印象。枝の組み合わせなどもバランスが絶妙」と評価する。

 2人は「いかに観客の目を引く作品を作れるかがカギ。息をぴったり合わせ神奈川大会を突破し、全国を目指したい」と意気込んでいる。丹羽教諭は、「2人らしく楽しく生けてほしい。そうすれば結果がついてくる」とエールを送った。

 大会の様子は、YouTube(@hanaikebattle official)で後日配信される。

ピット内のツバメ=11月30日

おとなりタウン・平塚市 季節外れのツバメ営巣 命救われ「恩返し?」

 平塚市上吉沢のガソリンスタンド「キグナスセルフ上吉沢」の車両整備を行うピットの天井にこのほど季節外れのツバメが訪れ、巣作りを行っている。

 春の季語にもなっているツバメ。平塚市などで野鳥の調査を行う市民団体「こまたん」の岩佐昌夫代表によると、「通常は春に渡来し、秋に南方に戻っていく。近年では渡りをしない例も観察されているが、この時期は非常に珍しい」と話す。

 同スタンドでも毎年春になるとツバメが訪れ、1、2つほどの巣を作るという。今春も数羽のヒナが巣立ち来春の飛来を待っていたところ、10月に1羽のツバメが飛んできた。11月に入ってもう1羽増え、番(つがい)で巣作りをはじめた可能性がある。巣は高所にあるためヒナや卵は確認できていないが、同スタンドで約10年働く塩原世津子さんは「こんな時期にツバメが来たのは初めて。季節外れで驚いた」と話す。

 今年5月、ピット内で床に落ち、オイルまみれになったツバメのヒナを整備士の清野真さんが発見。スタッフの小林位光(たかみつ)さんと協力してタオルで拭き、トラックの荷台に立って巣へ戻した。「弱っていて巣立つのも一番遅かったが、なんとか回復して良かった」と清野さん。小林さんは「ツバメが巣を作るとその家は商売繁盛すると言われている。助けた恩を返しに来てくれたのかな」とほほ笑んだ。

取材に答える奈良署長

茅ケ崎警察署 安心・安全特別号 「高齢者」「自転車」が犯罪・事故減のカギ 茅ケ崎警察署・奈良署長インタビュー

 タウンニュース茅ヶ崎・寒川編集室では、茅ケ崎警察署(奈良英俊署長)の協力のもと、「安心・安全特別号」を企画した。本紙のインタビューに奈良署長は「『高齢者』と『自転車』に関係する事件・事故が多いのが管内の課題。何かと慌ただしい年末年始、自分が被害者や加害者にならないための備えを、もう一度考えてほしい」と呼びかける。

SNS型詐欺が増加中

 ――高齢者の特殊詐欺被害が後を絶ちません。管内の状況は。

 「元日から11月末時点(速報値)で約70件、約2億3千万円の被害が発生しています。件数は少なくなっていますが、1件1件の被害額は増えている印象です」

 ――最近の手口を教えてください。

 「子や孫をかたり『会社のお金が入ったかばんをなくしてしまった』『財布を落とした』などといって『お金が必要』と訴えるオレオレ詐欺は相変わらず多いです。また暴力団をかたり『お宅の娘が親分の車にぶつけた。修理代に100万円かかる』などと言って金を要求する、有名家電量販店の社員を名乗り『あなたのカードを使っている者がいる。後で警察から電話がある』と言った後、警察官だという人物から『キャッシュカードを回収する』と連絡がくる預貯金詐欺、『2時間で電話が止まる』『携帯電話の未納料金がある』『パソコンがウイルスに感染した』などと言う架空請求、市役所職員をかたり『医療費の還付があるので銀行口座を教えてほしい』という還付金詐欺など、手口はますます多様化しています」

 ――電話をかけてきた犯人が自宅を訪れるまでの時間が短くなっているとか。

 「犯人グループは電話をかける地域を決めており、受け子を待機させています。我々の経験から言うと、最短で15分ほどで自宅にやってきています。また直接顔を合わせないように『エアコンの室外機の下に現金を置いて』などと指示する場合もあります」

 ――SNS型詐欺も増えているそうですね。

 「『必ず利益が出る』と誘う投資詐欺、恋愛感情や親近感を抱かせて金銭を送付させるロマンス詐欺なども増えています。特殊詐欺が身内の愛情、優しさを利用する卑劣な犯罪だとすれば、SNS型詐欺は人の心理を利用した狡猾な犯罪だと言えると思います」

 ――改めて被害にあわないための注意点を教えてください。

 「犯人グループが被害者をだますための文言や手口は日々変化しています。そのなかで電話やSNSで『お金』『キャッシュカード』『還付金』などのキーワードが出てきたら詐欺の可能性が高いと考え、すぐに警察や家族に連絡、相談をしてほしいと思います」

自転車・高齢者事故が高い割合

 ――管内で発生した交通事故の状況について教えてください。

 「11月5日時点(速報値)で521件の人身交通事故が発生しています。発生件数、死者、負傷者数も昨年と比べて増加しています。特に平坦な土地で利用者が多いことから、自転車が関係する事故が多く、今年は10月末までに190件発生しています。自転車の運転に関しては、11月1日に道路交通法が改正され、スマートフォン、酒気帯び運転に対する罰則が強化されました。『自転車だから』という考えを改め、ながら運転、飲酒運転をしない、させないを徹底していただきたいと思います」

 ――高齢者が関係する交通事故についてはどうでしょうか。

 「今年2月に発生した死亡事故では、高齢男性が横断歩道のない道路を横断中にトラックにはねられました。改めてドライバー、歩行者、自転車利用者の皆さんが交通ルールを守るとともに、余裕を持った運転をお願いしたいと思います」

 ――全国的に高齢ドライバーの事故が伝えられています。

 「幸い管内で重大な事故はありません。ただ高齢になって運転される方には、体力や認知機能の衰えを十分に認識し、免許の返納を考えた際には『安全運転相談ダイヤル』(#8080)にご連絡いただきたいと思います」

自転車盗被害7割が無施錠

 ――自転車盗の被害も多いそうですね。

 「11月5日時点(速報値)で約500件発生しています。これは県内ワースト2位で、管内の刑法犯認知件数のうち約4割を占めています。さらに皆さんにお伝えしたいのは、その約7割が無施錠で被害にあっているということです。自転車のカギをかけるだけで地域の犯罪件数が減りますので、ぜひ徹底していただきたいです」

凶悪犯罪を防ぐ地域のつながり

 ――闇バイトが関係する強盗事件が社会に不安を与えています。

 「幸い管内で類似の強盗や未遂事件はありません、ただ、普段から強盗や空き巣に狙われにくい環境づくりは大切です。補助錠をプラスする、割れにくいガラスに変えるなどは有効です。映像が出るインターフォンや留守番機能付きの電話機を設置するだけで犯人の警戒度が高まり被害の防止につながります。また犯人の多くは下見をしていると言われます。普段から地域とのつながりを強くすることが、凶悪犯罪の防止につながることを改めて考えてほしいと思います」

茅ケ崎署で配布している「今すぐできる住まいの防犯対策」を手にする渡辺啓生活安全課長

強盗被害に遭わないために 傾向と対策を聞く

 首都圏などで多発している、住宅に押し入る強盗事件を不安に感じている人も多いだろう。幸いにも11月末時点で、茅ヶ崎市・寒川町内では同様の強盗事件は発生していない。しかし、同種犯罪の発生が懸念されており、強盗の傾向、被害に遭わないためにはどうすれば良いかを、茅ケ崎警察署生活安全課に聞いた。

 ニュース等でも報じられているように、最近では手口が巧妙かつ凶悪化した侵入犯罪が相次いで発生している。店舗だけではなく、一般住宅も被害に遭っており、金品だけでなく、ときには人命が奪われる事態にまで発展している。

 10月には横浜市青葉区で、金品が奪われ男性(75)が殺害される強盗事件があった。遺体の手足は粘着テープで縛られたうえに口元が塞がれ、広範囲の打撲痕と複数個所の骨折が確認された。

 このように、近年では荒々しい手口が目に付いている。周囲に気付かれないようにひっそりと行うものでなく、住人の在宅の有無にかかわらず複数人で窓などを破壊して住宅に押し入る、宅配業者や点検業者を装うなどの方法で住宅に押し入り現金や貴金属を奪い取る、など凶悪な手口が増えているという。

狙われやすい環境

 侵入犯は下見して住人の在宅時間の確認や、防犯カメラの有無、開けやすい錠か、防犯意識が低く入りやすそうな家かどうかを確認するという。また、侵入・逃走経路が確保されているかも確認。幹線道路から一本入った裏道などにある住宅は人目に付きにくく、犯行後にすぐに幹線道路へ出て逃げやすいといえる。さらに、近所付き合いが少ない新興住宅地や、共働き世帯が多い地域は人の目が届きにくく、ゴミ出しのルールが守られていない地域も監視性は低いという。

侵入時間5分超で約7割が諦め

 侵入犯を寄せ付けない効果的な防犯対策は、『確実に施錠』『窓ガラスの防犯性能を高めてガラスを破らせない』『音・光・目を武器にする』の3つが重要だという。短時間でも外出時は確実に施錠し、トイレや浴室、2階や3階の窓なども確実に施錠すること。5分以内に建物に侵入することができなければ約7割が侵入を諦めると言われていることから、窓ガラスに補助錠をプラスして侵入に時間をかけさせる、防犯性能の高い防犯フィルムを貼る等の対策をすること。ほかに、防犯砂利を敷き窓や玄関に防犯アラームを、玄関や勝手口に防犯ライトを設置することも対策となる。

地域力で防止を

 侵入犯は、近所付き合いが良く、連帯感のある住宅街を嫌うと言われており、人通りの少なさや、地域住民があいさつを交わしているかなどの「地域環境」も下見のチェック項目に含まれるという。「近所の人に声を掛けられた」「ジロジロ見られた」との理由で犯行をあきらめた例もあるといい、普段から声掛けの励行や近所づきあいを大事にし、地域全体で侵入者を見張ることが有用だ。

茅ヶ崎平和協会の牧師で、サンタ・プロジェクトの代表を務める 山田 恵子さん 茅ヶ崎市在住 71歳

聖書の言葉を伝えたい

 ○…茅ヶ崎平和教会の牧師で、12月18日まで行われているサンタ・プロジェクトの代表を務める。自宅でクリスマスを過ごせない子どもたちに匿名で本を贈ろうと2017年から始まったプロジェクト。前任者からの引き継ぎを受け「素晴らしい取り組みだと思った。子どもたちに夢を贈りたい」と継続しているという。

 ○…静岡県生まれ。両親は共にクリスチャンで幼少期から教会に通っていたが「当時は牧師さんの言っていることが全く理解できなかった」と振り返る。中・高の数学教諭を目指し、教員免許を取得するも就職先は見つからず、ようやく声がかかったのは小学校の音楽の教諭。指導方法など仕事に悩んだ時ふと頭に浮かんだのは「教会」だった。「あの時初めて聖書の言葉を自分ごととしてとらえることができた」。その後、「もっと聖書の言葉を世の中に伝えたい」と、28歳で再び大学に入学し、浜松で牧師になる夢を叶えた。

 ○…結婚を機に愛媛にある夫の出身教会で牧師となった。付属の幼稚園の園長を兼任し、幼い頃から好きだという絵本の普及に力を注いだ。専用の部屋を作り、聖書を絵本や紙芝居にして読んだり、クリスマスの時期には園に書店を招き、1万冊の本を並べたことも。「絵本に描かれているすてきな絵や新しい世界に触れてほしかった」

 ○…「65歳を過ぎたら小さな教会で牧師をしたい」と、家族で茅ヶ崎へ。当時はコロナ禍で活動を縮小していたが「礼拝はやめてはいけない」と思案し、娘と二人三脚でユーチューブ礼拝を開始。コロナ後も続いているという。「1人でも多くの人に教会を知ってもらいたい。子どもや若い世代にも興味をもってもらえたら」と牧師としての挑戦は続く。

「青山義雄とその時代」展 生誕130年 市美術館で

 茅ヶ崎市美術館(茅ヶ崎市東海岸北1の4の45)で12月14日(土)から展覧会『青山義雄とその時代』がスタートする。

 生誕130年を迎えた画家・青山義雄。1986年から東海岸のアトリエで晩年まで制作を続けた。「この男は色彩を持っている」と評された作品は、鮮やかな色彩で描かれているのが特徴。フランスの海岸や夕景、バラやユリなどの花々を題材にした作品は今も人々を魅了している。彼の生涯を作品で巡るとともに関わりのある画家の作品を紹介する。

 入館料一般400円(高校生以下無料)。同展は2025年2月24日まで。月曜・年末年始休館。(問)同館【電話】0467・88・1177

以前の新春凧揚げ大会の様子=提供

新春の空に凧をあげよう 親子対象にワークショップ

 「親子で楽しむ茅凧づくりワークショップ」が、茅ヶ崎公園体験学習センターうみかぜテラスで開催される。

 小学5年生から高校生を対象に、来年1月3日(金)にサザンビーチちがさき海水浴場で開催される「新春凧揚げ大会」で揚げる凧を作るもの。小学4年生以下でも保護者同伴で参加できる。

 日時は12月18日(水)午後5時30分から7時までと、22日(日)午前10時から11時30分までの2回で、会場は同施設の美術工作室。申し込みは不要なので直接会場へ。

 新春凧あげ大会は、NPO法人茅ヶ崎海岸づくり推進機構(金子和理事長)や地元のまちぢから協議会が2015年から実施しているもの。会場では手作り凧の配布や餅、甘酒の振る舞い、ステージイベントなども行われている。ワークショップは同機構や大会実行委員会が企画した。

 主催者は「年明けには自分たちの凧が青空を舞う感動が待っています。ぜひご参加ください」と呼びかけている。

木村町長(右)に目録を手渡す後藤代表

おたからや寒川駅前店 「未来を担う子どもたちへ」 寒川町に50万円を寄付

 寒川駅北口の買取専門店「おたからや寒川駅前店」の後藤準平代表がこのほど、「未来を担う子どもたちのために使用してほしい」と、寒川町に50万円を寄付した。12月5日には贈呈式が行われ、木村俊雄町長に目録を手渡した。

 後藤さんはこれまで寒川町立中学校3校にタープテント合計9基と、寒川駅北口ロータリーにベンチを寄贈してきた。目録を受け取った木村町長は、「今回で3回目のご寄付となり、心から感謝申し上げる。町の子どもたちのためにしっかり役立てていきたい」と謝辞を述べた。

 自身も子を持つ後藤さんは、「これからも子どもたちを応援していきたい。また、町内に店舗を構えている身。今後も町に貢献していきたい」と話した。

ハンカチを振って会場が一体に=提供写真

スティールパン演奏に熱狂 バンドが鶴嶺中を訪問

 スティールパンのオーケストラ「PAN NOTE MAGIC」によるコンサートが11月6日、茅ヶ崎市立鶴嶺中学校で開催された。

 茅ヶ崎市と(公財)茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団によるプロジェクト「文化芸術教育プログラム」の一環。

 この日は楽団のメンバーが同校1年生に、カリブ海の島国トリニダード・トバゴでスティールパンが生まれるまでの歴史について語った後に演奏を披露。Jポップやジブリなどおなじみの曲も多く、演奏に合わせてハンカチを振るなど、会場が一体となって盛り上がる場面もあった。

賑わう物販ブース=提供

世界の食や文化楽しむ 約6000人来場で盛況

 茅ヶ崎国際交流協会主催の「国際交流フェスティバル」が12月8日、茅ヶ崎市役所で初開催された。

 同協会が40周年を迎えたことを記念し、市民の国際理解の推進や文化的交流などを目的に企画された。

 当日は子どもから大人まで約6000人が来場。外国人も多く、多言語での交流も行われた。

 来場者は世界各国の本場の味を楽しめるキッチンカーや種類豊富な雑貨や工芸品の物販を思い思いに楽しんでいた。またスポーツや楽器、民族衣装の体験コーナーやステージ、外国民話の紙芝居などイベントコーナーも盛り上がりをみせた。

 同協会の会長で実行委員長を務めた佐藤真紀子さんは「会場がにぎわっている様子や来場者、出店者の楽しそうな表情がうれしかった。『来年も開催してほしい』との声を頂いたので、恒例イベントとして定着させていけたら」と話した。
茅ヶ崎市教育長賞を受賞した「白川郷雪景色」

茅ヶ崎市民ギャラリー 教育長賞受賞作など展示 今日から大島泰毅さん個展

 「第3回大島泰毅写生画展」が12月13日(金)から16日(月)まで、茅ヶ崎市民ギャラリー(茅ヶ崎市元町1の1、ネスパ茅ヶ崎4階)で開催される。期間中の展示時間は午前10時から午後5時(初日は午後1時から、最終日は午後4時まで)。

 大島泰毅さん(86)は茅ヶ崎市中海岸在住。「幼いころから絵を描くのが好きだった」というが、本格的に油絵を始めたのは大手メーカーを退職した60歳を過ぎてから。国内外にスケッチ旅行に出かけては、風景画や静物画を描いてきた。作品は自ら開設したホームページ「大島ギャラリー」(【URL】http://oshimagallery.web.fc2.com/)で発表し続けている。

 個展は2021年、23年に続いて3回目。今年3月、第41回茅ヶ崎美術家協会展に出品し、市教育長賞を受賞した「白川郷雪景色」(油彩80号)をはじめ、油絵とクレパス画約70点を展示する。

 「お世話になった市民ギャラリーが年内で閉館されると聞き、開催にこぎつけました。前回からこれまでに描き溜めた作品を多くの人に見てもらえたらうれしい」と大島さん。問い合わせは同ギャラリー【電話】0467・87・8384へ。

寄贈されたごみ袋を持つ佐藤市長(右)と清水代表理事

茅ヶ崎緑化事業協同組合 市にごみ袋1万枚寄贈 自治会・公園愛護会に配布

 茅ヶ崎市内の造園業社7社で構成されている「茅ヶ崎市緑化事業協同組合」が6日、市に公園・緑地清掃用のごみ袋1万枚を寄贈した。公園緑地等管理運営事業及び公園愛護会事業への支援で、自治会や公園愛護会に配布される。

 寄贈は今回で2回目。花の植え替えや公園の除草作業のボランティアを行う同組合は、市内の公園や緑地をいつでもきれいな状態に保つため、「市民と共に何かできることはないか」と、2022年にごみ袋を1万枚配布。約2年をかけて清掃に活用されてきたという。前回の好評を受け、再び寄贈を決めた。

 佐藤光市長は「まちの清掃や緑を守る活動に感謝。組合がさらに活動しやすくなるために自分たちも協力していきたい」と述べた。また同組合の清水賢一代表理事は「安心して散歩ができたり、子どもたちが遊びやすい環境を市民の方と共に作っていきたい。そのために今後も寄贈など協力できたら」と語った。

佐藤光市長から感謝状を受け取った森元敦士支社長(左)

明治安田生命 「教育・スポーツ振興に」 茅ヶ崎市に92万円を寄付

 明治安田生命保険相互会社大船支社は11月15日、「教育やスポーツ振興に役立ててほしい」として、茅ヶ崎市に92万100円を贈った。

 同社グループの全従業員による任意の寄付に同社の拠出分を上乗せし、出身地や居住地などゆかりの地域に寄付する「私の地元応援募金」として行われたもの。

 同社は2020年、健康づくりの増進に係る包括的連携に関する協定を茅ヶ崎市と結んでおり、同年から毎年寄付を続けている。

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ヨガのイメージ

薬膳ヨガで健康な身体へ 1月26日 参加者募集

 寒川町北部文化福祉会館で1月26日(日)、「薬膳ヨガ〜太るをテーマに〜」が開催される。午前10時から11時30分。参加無料。ヨガインストラクターの石見元美さんを講師に迎え、薬膳の知識を生かしながらストレッチと呼吸を行う。

 対象は寒川町在住または在勤の申し込み先着20人。希望者は12月14日(土)午前9時から、同館へ電話または直接申し込みを。(問)同館【電話】0467・74・1515

ミナミアメリカオットセイのアトム=提供

「えのすい」のミナミアメリカオットセイ おとなりタウン・藤沢市 愛称「アトム」に決定

 新江ノ島水族館(藤沢市)で6月に誕生したミナミアメリカオットセイ(オス)の愛称が「アトム」に決まった。1日に命名式が行われた。

 愛称は10月に募集。応募総数3614件の中で「アトム」は5番目に多い49件の応募があり、覚えやすく親しみやすいことなどを理由に選定された。同じ愛称が複数あったため抽選によって川崎市在住の金本和久さん(7)が命名者に選ばれた。母アポロと父ムサシから1字ずつとって名付けたという金本さん。「強い男の子として元気に育ってほしい」と願いを込めた。

 アトムは同館では初めて誕生したミナミアメリカオットセイ。誕生時4・48キロだった体重は、15・4キロ(1日時点)と母乳のみで3倍以上に増え、すくすく成長している。現在はバックヤードで生活しているため、館内にトリーターのコメントと動画で成長の様子を掲示しているという。

 同館担当者は「これからもアトムの成長をあたたかく見守って」と呼び掛けている。

タウンニュース茅ヶ崎・寒川編集室×茅ケ崎警察署 安心・安全特別号発行しました

 タウンニュース茅ヶ崎・寒川編集室では茅ケ崎警察署と連携して、特別増刊「安心・安全特別号」を12月10日に発行しました。

 昨今急増している強盗事件や、一向になくならない特殊詐欺、交通事故など―。事件や事故に遭わないために、茅ケ崎警察署に傾向や対策を聞きました。

 ウェブ上ではデジタルブックを左記二次元コードから見ることができます。ぜひ目を通していただき、地域の防犯に役立てていただければ幸いです。

(上)園児たちが装飾した玄関前のアーチ(下)園児たちの手掛けたユニークな作品

園児の創造力に感嘆 湘南幼児学園で作品展

 湘南幼児学園とKram─Skolan保育園の園児による作品展が11月23日に開催された。

 この日のために日々準備を重ねてきた園児たち。作品展ではクラスごとに個性あふれる作品が多数並び、詰め掛けた保護者や卒園生からは感嘆の声が聞かれた。とりわけ、年長クラスの園児たち一人一人がページを担当して作り上げた絵本は好評を博したという。

 正面玄関の前には園児たちが思い思いに装飾を施したアーチが設置され、来場者の目を楽しませていた。

 田中重徳理事長は「子どもたちの力と、創造力は本当に素晴らしく、飽きさせない作品ばかりだった。たくさんの人に足を運んでいただき、大変盛り上がった。楽しんでもらえたのでは」と話した。

利用者をサポートする松浪中2年生の生徒たち=11月14日、まつなみクラブ

まつなみクラブ 松浪中生が職業体験 利用者と積極的に交流

 NPO法人・介護の会まつなみが運営する松浪の地域密着型通所介護事業所「まつなみクラブ」で11月14日、松浪中学校の2年生2人が職業体験を行った。

 生徒たちはコミュニケーションを中心とした体験に臨み、脳トレーニングで一緒に考えたり、折り紙制作の補助を行った。「お手伝いできることはありますか」と積極的に話しかける姿に利用者からは笑顔が見られ、体験終了後には手を振って生徒たちを見送っていたという。

 管理者の遠座麻衣子さんは「利用者の皆さんも孫の世代の子たちと触れ合えてうれしかったと思う」と謝意を示した。

(上)七福神を巡る参加者、(左)缶バッチのデザイン(右)ラリーに参加できる二次元コード

歩いて開運七福神巡り 22日から小出地区で

 「相州小出七福神巡り」が12月22日(日)から来年1月31日(金)まで、茅ヶ崎市の小出地区一帯で開催される。

 小出地区まちぢから協議会による七福神イベントとして2019年から実施。来迎寺の「恵比寿神」、宝蔵寺の「大黒天」、妙伝寺の「毘沙門天」、善谷寺の「福禄寿」、蓮妙寺の「弁財天」、正覚院の「布袋尊」、白峰寺の「寿老人」を巡ることで地域に関心を持ってもらい、まちの盛り上げを図る狙い。

 期間中はルート上に約100本の「のぼり旗」が立てられるほか、スタンプが押印できるパンフレットが各寺院や市内主要施設に設置される。

 また、来年1月7日(火)から31日までスタンプラリーを開催する。7つのスタンプを集めると、妙伝寺(1月7日のみ)または小出地区コミュニティセンターの窓口で先着200人にオリジナル缶バッチがプレゼントされる。引換期間は1月7日から12日(日)まで。今回はスマートフォンからも参加できるので希望者は上記二次元コードへ。

 7日はスペシャルデーとして、道案内のスタッフが各所に立つほか、妙伝寺にキッチンカー4台が登場し、地場野菜の販売も行われる。「全行程約10Km約3時間のコースなのでぜひ参加を」とスタッフ。

 詳細は小出コミセン【電話】0467・54・6525へ。

募集します イトーヨーカドー茅ヶ崎店の思い出 エピソードや写真

 JR茅ケ崎駅北口そばのイトーヨーカドー茅ヶ崎店が、来年1月5日で閉店します。

 タウンニュース茅ヶ崎・寒川編集室では、同店のエピソードや写真を募集します。「家族で食事に行った」「働いていた」「以前は〇階に〇〇があった」など、ぜひお寄せください。

 いただいたエピソードや写真は紙面のほかウェブサイト、また当編集室と茅ヶ崎市広報シティプロモーション課で共同運営するウェブマガジン「#ちがすき」で使用させていただく予定です。■応募先:タウンニュース茅ヶ崎・寒川編集室「イトーヨーカドーの思い出」係〒254─0032平塚市八千代町1の23Y123ビル3階、【メール】chigasaki@townnews.co.jp、【FAX】0463・25・0777 2025年1月10日(金)応募締切

(1列目左から)6年生の熊田吏玖さん(松林小)、新井湊介さん(鶴嶺小)、田島はなこさん(小和田小)、平田心菜さん(室田小)、小田愛佳さん(室田小)

室田ジュニア6年生 川上杯Vで有終の美 「メンバー皆で戦えた」

 「第34回川上杯争奪戦」が1日、茅ヶ崎市立鶴嶺小学校で行われ、同市の室田小主体のジュニアバレーボールチーム・室田ジュニアが優勝した。

 今大会は7チームによるトーナメント方式で争われた。決勝に駒を進めた室田はアーミーズ・ジュニアと対戦。第1セットを21対13、第2セットを21対4のセットカウント2対0で勝利した。6年生にとっては最後となった大会を有終の美で飾った。

 キャプテンの田島はなこさんは「小学生最後の試合にメンバーが欠けることなく出場することができたこと、そして優勝できたことがとてもうれしかったです。バレーが大好きです」と喜びを爆発させた。

鳥井戸御霊神社 境内彩るイルミネーション

 色とりどりに光り輝く鳥居や参道―。鳥井戸御霊神社(茅ヶ崎市南湖2の9の10)では今年もイルミネーションが夜の境内を彩っている=写真。

 始まりは2018年。同神社付近は住宅街で「夜になると道が暗い」という近隣住民の声があったことから、氏子である高橋十大さんが設置を発案した。LEDを使って神社のシンボルマークである「ササリンドウ」のイルミネーションを飾ったところ好評を博した。その後はバレンタインを連想させるハートや「LOⅤE」の文字が輝くフォトスポットや、50〜60本ほどのLEDを使い滝のように流れるナイアガラなど、徐々にバージョンアップしていった。

 また今年は隣接する西運寺から「ぜひ一緒にやりたい」と申し出があり、同寺にも設置するなど規模を拡大した。高橋さんは「来年はさらにパワーアップしたものを制作する予定。多くの人が笑顔になってくれたら」と意気込んでいる。

 近隣に住む女性は「5時になると家のベランダから点灯する瞬間を見るのが楽しみ」と話し、同神社の総代を務める加藤秀美さんは「これを機に神社を知ってもらえるとうれしい」と話した。

 イルミネーションの点灯は午後5時から午前0時まで。26日で終了。一部は3月下旬までを予定している。

功労賞・特別功労賞の受賞者や関係者

寒川町スポーツ協会 創立50周年の節目祝う ソフト山田選手ら記念講演

 寒川町スポーツ協会(浅野俊二会長)は12月7日、寒川町民センターで創立50周年記念式典を開催した。

 同協会は1974年に寒川町体育協会として発足。2022年に現在の名称へと変更したほか、ロゴマーク等もリニューアルした。

 この日は木村俊雄町長をはじめとする来賓や関係者が出席。浅野会長は「スポーツを『する・みる・支える』という価値を町民の皆さんと共有するとともに、加盟団体の支援、部活動の地域移行などに貢献していきたい」とあいさつした。

 また同協会事業の観桜駅伝に20年以上協力している寒川神社宮司の利根康教さんら7人に特別功労賞が、同協会副会長を14年務める青田正順さんら10人に功労賞が贈られ、表彰式が行われた。

 ソフトボール日本代表として五輪で金メダル2つ、銅メダル1つを獲得した山田恵里さんと、22年に皇后杯第55回全日本女子弓道選手権大会で優勝した三澤京子さんによる記念講演会も開催。

 「夢を諦めなければ必ず叶う」と題して講演した山田さんは、強いプレッシャーにさらされた時は「自分がコントロールできることだけに目を向け、集中することが大切」とした。ソフトボールが北京以降の2大会で競技から外れモチベーションを失いかけた際には「多くの人に支えられていることに気づき、そうした人々やソフトボールそのものに恩返ししたいという気持ちになり、もう一度がんばれた」と話した。

 また三澤さんは「はじめの一歩は興味から」として、子育てが一段落した44歳で広報紙で見つけた弓道教室に通い始め、日本一になるまでの経緯や、実際に弓道大会がどのように実施されるかなどをユーモアたっぷりに話した。そして「弓道は何歳からでも始められ、自分のペースで続けることができる。ぜひチャレンジしてほしい」と呼びかけた。

青い球体点灯に歓声 ブランチ茅ヶ崎で自閉症アート

 ブランチ茅ヶ崎3まちスポ茅ヶ崎前で12月7日、自閉症アートのイベントが開催された。

 自閉症クリエイターとともに、地域の2歳からの子どもたちや、翔の会スタッフら約50人が一緒になって、2メートルの球体に青い絵の具でペイントした=写真。

 主催した、世界中でアートを通じた支援活動を行い、毎月自閉症アーティストを支援するワークショップを開催している(一社)AOAartの藤島大千代表理事は「手を目一杯大きく動かして描く自閉症クリエイターに感化されて、子どもたちも大きくエネルギッシュに描いていた」と笑顔を見せた。球体には「青い惑星の上で共に生きる世界をみんなでつくっていこう」という思いが込められている。

 日が暮れた頃には点灯式が行われた。遠隔操作で球体が点灯する仕組みを設計した、2024ミス日本「海の日」の有馬佳奈さんのアナウンスで球体が光ると、歓声とともに拍手が起こり、参加者は思いおもいに球体にふれ写真を撮るなど、楽しんでいた。有馬さんは「当初は緊張していた子も、最後はとびきりの笑顔を見せてくれてうれしかった」と話した。

湘南寒川リトルシニア 南関東1年生大会で初優勝

 茅ヶ崎や寒川などを活動拠点とした中学硬式野球チーム湘南寒川リトルシニア(酒井明広監督)の1年生チーム(大坪篤史キャプテン)が、10月から11月にかけて開催された「2024南関東支部1年生大会」で初優勝した=写真。

 今大会には、神奈川全域と静岡の南部地域から54チームが出場。初戦シードを獲得していた湘南寒川は、2回戦から登場。横浜都筑や横浜都筑桜、静岡蒲原、三島といったいずれも強豪チームを撃破し、決勝へと駒を進めた。

 決勝は静岡裾野BCと対戦。湘南寒川は岩渕健志選手のタイムリーなどもあり4回までに4得点。投げでは先発の上村将樹選手ら投手陣が相手の反撃を3回の1点におさえ、4対1で優勝を決めた。

 湘南寒川は設立2年目から同大会に出場しており、今回が5度目。初優勝し、選手たちは喜びを爆発させるとともに、更なる技術向上を目指し日々練習に励んでいる。

子どもからシニアまでのんびり過ごせる

文化会館にアートな居場所 次回は12月24日

 茅ヶ崎市民文化会館では毎月2回、「のんびり アートのひろば」が開催されている。

 「アートな居場所づくり」を目的に昨年11月から始まったもの。会場となる同館4階の大会議室にはペンやクレヨン、紙が用意されており、イラストを描いたり、工作することが可能。用意された画集などを眺めながら過ごすこともできる。

 同館スタッフは「予約不要で入退室も自由です。お子さんや育児中の方からシニア世代の方まで、1人で来ても誰かと一緒でも大丈夫。アートや子育ての話をしたり、何もしないのも大歓迎です」と呼びかける。

 今後の開催は12月24日(火)午後2時から4時30分(サンタ折り紙のプレゼントあり・数量限定)、1月16日(木)午前10時から正午、1月24日(金)午後2時から4時30分など。

 詳細は同館【電話】0467・85・1123へ。

趣味や生きがい 本で残す タウンニュースの自費出版

 「旅行記をまとめたい」「人生を一冊にしてみたい」―。タウンニュース社営業推進部では、自費出版に挑戦したい人の相談を随時受付。地域密着の対応と出版の経験がない人にも分かりやすいアドバイスで、打ち合わせから完成まで二人三脚で進行。要望に沿った明瞭な価格で、費用の目安もしっかりと立てられる。

 自費出版には特別な経歴もジャンルの制約も一切不要。だれでも気軽に趣味や生きがいを本として残すことができる。まずは気軽に問合せを。

■タウンニュース社【電話】045・913・4141

今年のメインビジュアル「城熱の日。」

プレゼント 横浜で「城」の祭典 12月21日・22日開催

 「城」をテーマにした日本最大級のイベント「お城EXPO2024」が、12月21日(土)と22日(日)、パシフィコ横浜ノース他で開催される。

 今年も国宝五城(姫路城・松本城・彦根城・犬山城・松江城)をはじめ、日本全国の城が集結。城めぐりに役立つ観光情報ゾーンや城グッズの販売など、過去最大の114団体が出展。そのほか城にまつわる模型や展示、ご当地キャラクターや武将隊のステージ、忍者体験など「お城ファン」必見の内容だ。

 入城料は高校生以上2200円、小中学生1千円。前売有。厳選プログラムは1講演につき別途1300円。イベント詳細はHPで確認を。

 招待券を5組10人に。件名に「入城券希望」、本文に〒住所、氏名、年齢、電話番号、好きな城と理由を記入の上【メール】yok

o-d@townnews.co.jpへ。12月15日必着。

江の島で「湘南の宝石」 光の祭典今年も

 江の島島内と片瀬海岸周辺で23日から、イルミネーションイベント「湘南の宝石」が始まった。島内のサムエル・コッキング苑とシーキャンドルでは、きらびやかな光の世界を演出。湘南の自然、夜景、光の融合による美観が楽しめる。期間は来年2月28日(金)まで。同苑入場料やシーキャンドル昇塔料などは有料。詳しくは公式ホームページまたは江ノ島電鉄(株)【電話】0466-25-3525・市観光センター【電話】0466-22-4141。

ペンギンの秘密基地が出現

モノづくり楽しむ3日間 20日から茅ヶ崎市美術館

 茅ヶ崎市文化芸術教育プログラムの一環として、茅ヶ崎市美術館で12月20日(金)から22日(日)まで「冬の3DAYSプログラム」が開催される。

 美術館に「ペンギンの秘密基地」が出現。ペンギンが住んでいるような空間で絵や工作を楽しむワークショップや絵本の読み聞かせの時間も。「モノづくりがめいっぱい楽しめる3日間。紙で作ったペンギンを連れて帰ることもできます」と同館スタッフ。

 時間は対象年齢ごとに異なり【1】未就学児とその保護者が午前10時30分から11時30分まで【2】小学生・中学生が午後2時から4時30分まで(小学3年生以下は保護者同伴)となっている。

 会場は同館2階アトリエ。参加無料で申し込みも不要(時間内随時受付。定員は特にないが、材料がなくなり次第終了(混雑状況に応じて整理券を配布)。汚れてもいい服装で参加を。

 詳細は同館【電話】0467・88・1177へ。

店頭で提示されている年齢や性別が書かれたクリスマスカード

サンタになりませんか?  子どもに「本」プレゼント

 サンタ・プロジェクトちがさきは18日(水)まで、子どもたちに本を贈る「サンタクロース」を募集している。茅ヶ崎市の長谷川書店ネスパ茅ヶ崎店(元町1の1)・南口駅前店(幸町2の10の106)、川上書店ラスカ茅ヶ崎店(元町1の1ラスカ5F)が協力。

 参加方法は、期間中に3書店の店頭に提示してある性別や年齢が書かれたカードをもとに、その子に贈りたい絵本や児童書など(800〜1500円程度が目安)を選んでレジまで持参する。子どもに向けたメッセージを添えられる。これらの本は包装され、クリスマスの日に同市の児童養護施設「白十字会林間学校」と障害児放課後等デイサービス「遊びリパークリノア」の子どもたちに届けられる。

 問い合わせは同プロジェクト代表山田恵子さん【電話】0467・85・2815まで。

 

#ホワイト案件 #高額 #即日即金 茅ケ崎警察署 安心・安全特別号 闇バイトに注意 脅迫され犯罪に加担

 「高額報酬」「即日即金」「渡すだけ」など、SNSなどのネット上の求人募集や、免許証を持った自撮り写真の送付、知らないアプリでのやりとりを促されたら要注意。自身や家族の人生を台無しにする、アルバイトではなく犯罪『闇バイト』の可能性が高い。一見おいしいうたい文句は嘘で、本当は犯罪実行役で都合の良い捨て駒として使われる。

 応募の際に免許証などの個人情報の送信を求められ、居住地を把握されてしまう。特殊詐欺の「かけ子」や「受け子」「出し子」、強盗実行犯などの加担を指示され、従わなければ自身や家族に危害を加えると脅されることもあり、恐怖心から拒否できずに犯行に及ぶケースが多いという。ほかに、中身は告げられず違法薬物や詐欺で騙し取った現金を運ぶ「運び屋」、犯罪に使われる銀行口座や携帯電話契約に使われる「名義貸し」など。中身や何に使われるか知らなくても、犯罪となる。

 茅ケ崎警察署では、「あなたが捕まり、人生が台無しになります。絶対に手を出さないでください」と呼び掛けている。

「加担しているかも」と思ったら相談を

 神奈川県警では、「脅迫されていても犯罪となる。闇バイトに加担しているかもと気づいたらすぐに警察に相談をしてほしい」と呼び掛けている。危険な状況では、県警が本人や家族の安全対策を講じる。

 少しでも不安に感じたら、警察相談窓口「♯9110」へ電話を。

茅ケ崎署で配布している「今すぐできる住まいの防犯対策」を手にする渡辺啓生活安全課長

茅ケ崎警察署 安心・安全特別号 強盗被害に遭わないために 傾向と対策を聞く

 首都圏などで多発している、住宅に押し入る強盗事件を不安に感じている人も多いだろう。幸いにも11月末時点で、茅ヶ崎市・寒川町内では同様の強盗事件は発生していない。しかし、同種犯罪の発生が懸念されており、強盗の傾向、被害に遭わないためにはどうすれば良いかを、茅ケ崎警察署生活安全課に聞いた。

 ニュース等でも報じられているように、最近では手口が巧妙かつ凶悪化した侵入犯罪が相次いで発生している。店舗だけではなく、一般住宅も被害に遭っており、金品だけでなく、ときには人命が奪われる事態にまで発展している。

 10月には横浜市青葉区で、金品が奪われ男性(75)が殺害される強盗事件があった。遺体の手足は粘着テープで縛られたうえに口元が塞がれ、広範囲の打撲痕と複数個所の骨折が確認された。

 このように、近年では荒々しい手口が目に付いている。周囲に気付かれないようにひっそりと行うものでなく、住人の在宅の有無にかかわらず複数人で窓などを破壊して住宅に押し入る、宅配業者や点検業者を装うなどの方法で住宅に押し入り現金や貴金属を奪い取る、など凶悪な手口が増えているという。

狙われやすい環境

 侵入犯は下見して住人の在宅時間の確認や、防犯カメラの有無、開けやすい錠か、防犯意識が低く入りやすそうな家かどうかを確認するという。また、侵入・逃走経路が確保されているかも確認。幹線道路から一本入った裏道などにある住宅は人目に付きにくく、犯行後にすぐに幹線道路へ出て逃げやすいといえる。さらに、近所付き合いが少ない新興住宅地や、共働き世帯が多い地域は人の目が届きにくく、ゴミ出しのルールが守られていない地域も監視性は低いという。

侵入時間5分超で約7割が諦め

 侵入犯を寄せ付けない効果的な防犯対策は、『確実に施錠』『窓ガラスの防犯性能を高めてガラスを破らせない』『音・光・目を武器にする』の3つが重要だという。短時間でも外出時は確実に施錠し、トイレや浴室、2階や3階の窓なども確実に施錠すること。5分以内に建物に侵入することができなければ約7割が侵入を諦めると言われていることから、窓ガラスに補助錠をプラスして侵入に時間をかけさせる、防犯性能の高い防犯フィルムを貼る等の対策をすること。ほかに、防犯砂利を敷き窓や玄関に防犯アラームを、玄関や勝手口に防犯ライトを設置することも対策となる。

地域力で防止を

 侵入犯は、近所付き合いが良く、連帯感のある住宅街を嫌うと言われており、人通りの少なさや、地域住民があいさつを交わしているかなどの「地域環境」も下見のチェック項目に含まれるという。「近所の人に声を掛けられた」「ジロジロ見られた」との理由で犯行をあきらめた例もあるといい、普段から声掛けの励行や近所づきあいを大事にし、地域全体で侵入者を見張ることが有用だ。

茅ケ崎警察署 安心・安全特別号 特殊詐欺騙されないために 茅ケ崎警察署 生活安全課長に聞く

 茅ケ崎警察署管内での、今年に入っての発生件数は、11月末時点で約70件、被害総額は約2億3千万円となっている。そこで、同署生活安全課の渡辺啓課長(=生安課長)に、管内の詐欺の傾向や身を守る方法を聞いた。

 近年では、インターネット上の交流サイトで知り合った相手を言葉巧みに騙し、恋人や結婚相手になったようにふるまい、恋心を利用して金銭の送金をさせる『ロマンス詐欺』や、「必ず儲かります」など投資や副業を進めて金を騙し取るSNS型投資詐欺などが多くなっている。

 一方管内では、かばんや財布の紛失、彼女を妊娠させたなどと語る『息子がたり』や、会社の車で暴力団の車にぶつけてしまったと語る『暴力団がたり』などのオレオレ詐欺が多い傾向にあるという。

用意周到な犯行

 「電話でお金やキャッシュカード、還付金などのキーワードが出たら要注意。まずは家族や警察に相談してほしい」と生安課長。詐欺グループが騙す手口や文言は日々変化している。

 最近の傾向では、騙しの電話から犯人が自宅等を訪問するまでの時間が短くなっているという。詐欺グループは、あらかじめ架電する地区を決めて受け子を待機させているほか、犯人と被害者が顔を合わせないよう、エアコンの室外機の下など指定の場所に現金を封筒に入れて置いておくように指示する手口もある。

 また、官公庁や有名企業、弁護士などを名乗り不安・心配にさせ、考える時間を与えずに焦らせ、急がせるケースが多い。中には電話口で一旦女性に代わり安心させることもあるそう。

地域一丸で詐欺撲滅へ

 茅ケ崎署では7月に、金融機関の職員などに詐欺の手口や阻止のポイントなどを周知しアドバイザーとして指定する「CASTプロジェクト」を発足。管内50件の各金融機関に声掛け訓練や管内コンビニに声掛けの徹底を呼び掛けチェックシートを配布した。役所や神奈中バスの協力でサイネージでの啓発、薬剤師会による「お薬手帳」での啓発、茅ケ崎高校美術部は詐欺防止に関するポスターを制作した。家電量販店と合同で迷惑電話防止機器付き電話購入を呼び掛けるキャンペーンも実施するなど、地域一丸となって詐欺撲滅に向けて奮闘している。

一番の抑止力は『地域の目』

 地域で孤立している人は、情報が入ってこないため被害に遭いやすい傾向があるという。「入ってきた情報を自分だけに留めることなく、近所や地域で孤立している人にも話題を提供し、情報共有をしてほしい」と呼び掛ける。また、「似合わないスーツを着ている」「人の家をジロジロと観察している」など不審な人を見たら通報を。地域の目が一番の抑止力だ。

特殊詐欺騙されないために 茅ケ崎警察署 生活安全課長に聞く

 茅ケ崎警察署管内での、今年に入っての発生件数は、11月末時点で約70件、被害総額は約2億3千万円となっている。そこで、同署生活安全課の渡辺啓課長(=生安課長)に、管内の詐欺の傾向や身を守る方法を聞いた。

 近年では、インターネット上の交流サイトで知り合った相手を言葉巧みに騙し、恋人や結婚相手になったようにふるまい、恋心を利用して金銭の送金をさせる『ロマンス詐欺』や、「必ず儲かります」など投資や副業を進めて金を騙し取るSNS型投資詐欺などが多くなっている。

 一方管内では、かばんや財布の紛失、彼女を妊娠させたなどと語る『息子がたり』や、会社の車で暴力団の車にぶつけてしまったと語る『暴力団がたり』などのオレオレ詐欺が多い傾向にあるという。

用意周到な犯行

 「電話でお金やキャッシュカード、還付金などのキーワードが出たら要注意。まずは家族や警察に相談してほしい」と生安課長。詐欺グループが騙す手口や文言は日々変化している。

 最近の傾向では、騙しの電話から犯人が自宅等を訪問するまでの時間が短くなっているという。詐欺グループは、あらかじめ架電する地区を決めて受け子を待機させているほか、犯人と被害者が顔を合わせないよう、エアコンの室外機の下など指定の場所に現金を封筒に入れて置いておくように指示する手口もある。

 また、官公庁や有名企業、弁護士などを名乗り不安・心配にさせ、考える時間を与えずに焦らせ、急がせるケースが多い。中には電話口で一旦女性に代わり安心させることもあるそう。

地域一丸で詐欺撲滅へ

 茅ケ崎署では7月に、金融機関の職員などに詐欺の手口や阻止のポイントなどを周知しアドバイザーとして指定する「CASTプロジェクト」を発足。管内50件の各金融機関に声掛け訓練や管内コンビニに声掛けの徹底を呼び掛けチェックシートを配布した。役所や神奈中バスの協力でサイネージでの啓発、薬剤師会による「お薬手帳」での啓発、茅ケ崎高校美術部は詐欺防止に関するポスターを制作した。家電量販店と合同で迷惑電話防止機器付き電話購入を呼び掛けるキャンペーンも実施するなど、地域一丸となって詐欺撲滅に向けて奮闘している。

一番の抑止力は『地域の目』

 地域で孤立している人は、情報が入ってこないため被害に遭いやすい傾向があるという。「入ってきた情報を自分だけに留めることなく、近所や地域で孤立している人にも話題を提供し、情報共有をしてほしい」と呼び掛ける。また、「似合わないスーツを着ている」「人の家をジロジロと観察している」など不審な人を見たら通報を。地域の目が一番の抑止力だ。

#ホワイト案件 #高額 #即日即金 闇バイトに注意 脅迫され犯罪に加担

 「高額報酬」「即日即金」「渡すだけ」など、SNSなどのネット上の求人募集や、免許証を持った自撮り写真の送付、知らないアプリでのやりとりを促されたら要注意。自身や家族の人生を台無しにする、アルバイトではなく犯罪『闇バイト』の可能性が高い。一見おいしいうたい文句は嘘で、本当は犯罪実行役で都合の良い捨て駒として使われる。

 応募の際に免許証などの個人情報の送信を求められ、居住地を把握されてしまう。特殊詐欺の「かけ子」や「受け子」「出し子」、強盗実行犯などの加担を指示され、従わなければ自身や家族に危害を加えると脅されることもあり、恐怖心から拒否できずに犯行に及ぶケースが多いという。ほかに、中身は告げられず違法薬物や詐欺で騙し取った現金を運ぶ「運び屋」、犯罪に使われる銀行口座や携帯電話契約に使われる「名義貸し」など。中身や何に使われるか知らなくても、犯罪となる。

 茅ケ崎警察署では、「あなたが捕まり、人生が台無しになります。絶対に手を出さないでください」と呼び掛けている。

「加担しているかも」と思ったら相談を

 神奈川県警では、「脅迫されていても犯罪となる。闇バイトに加担しているかもと気づいたらすぐに警察に相談をしてほしい」と呼び掛けている。危険な状況では、県警が本人や家族の安全対策を講じる。

 少しでも不安に感じたら、警察相談窓口「♯9110」へ電話を。

「笑いで認知症予防」を実証 21日にシンポ 参加募集

 お笑いと健康づくりと題したシンポジウムが12月21日(土)、茅ヶ崎公園体験学習センターうみかぜテラス(茅ヶ崎市中海岸3の3の9)で開催される。時間は午後1時開会〜3時45分。国立長寿医療研究センター、立命館大学、湘南幼児学園の共催で、吉本興業が協力。現在、参加者を募集している。

 立命館大学と国立長寿医療研究センターは、「お笑い」の力に着目し2023年に吉本興業の協力を得て「笑うこと」が高齢者や介護者の心身の健康や生活の質の向上につながるかについて検証を開始。24年からは茅ヶ崎市でも同様の介入研究を進めている。

 シンポジウムでは、こうした「お笑いのちから」をテーマに河野太郎衆院議員、佐藤光茅ヶ崎市長、同センター・もの忘れセンター長の武田章敬氏をパネラーに迎えパネルディスカッションを行うほか、介入研究のこれまでの効果を説明。また、お笑いによる認知症予防プログラムの一環として吉本芸人の木下弱さんが簡単なレクリエーションを実施する。閉会後には景品がプレゼントされる。

 共催する湘南幼児学園の田中重徳理事長は「お笑いと健康の効果を紹介し、物忘れが気になる、子どもの認知能力を高めたいという声にこたえたプログラムも用意しています。ご家族で参加してほしい」と呼び掛ける。

 参加無料。希望者は上記二次元コードから申し込みを。詳細は同センター内もの忘れセンター認知症ケア研究室【電話】0562・46・2311。会場には駐車場がないため、近隣駐車場または公共交通機関の利用を。

 

 

地元作家の作品ずらり 「まちスポ小箱市」ブランチ茅ヶ崎2 で12月14日

 まちスポ小箱ショップ出店者を中心としたマルシェ企画「第2回まちスポ小箱市」が12月14日(土)、ブランチ茅ヶ崎2(茅ヶ崎市浜見平3の1)2階サンノイチで開催される。午前10時30分から午後4時まで。

 同イベントでは、16店舗が出店予定。アクセサリーや雑貨などの手作り小物が店頭に並ぶ。

 

 同小箱ショップは、認定NPO法人まちづくりスポット茅ヶ崎が運営。地域で活動する作家と市民のコミュニケーションの場として、個人や団体が制作した作品を展示販売している。

 問い合わせはまちスポ【電話】0467・89・2501へ。

展示中のマガモの剥製(オス)

学芸員のイチ推し! -連載 Vol.26-オスは光沢のある特徴的な冬の姿「マガモ」

 博物館の南側を流れる駒寄川では、一年中様々な野鳥が見られ、冬にしか観察できない野鳥もいます。今回は水面を泳ぐ姿がとても可愛らしいカモの仲間であるマガモを紹介します。

 マガモは茅ヶ崎では冬鳥として小出川や千ノ川などの水辺で見られる鳥です。繁殖期になると、オスは頭が光沢のある緑色になり、白い首輪の様な模様が現れます。また尾にはカールした黒色の羽があり、博物館の剥製を見るとその様子がよくわかります。メスは全体が茶褐色なので、オスとメスの区別が簡単です。主に植物の葉や実を食べる雑食性で、川で観察していると時折逆立ちして水中の水草を食べている姿が見られることもあります。ちなみにマガモを家禽として、羽毛をとることやペットとして飼うなどのために改良したものがアヒルです。

 博物館でマガモの剥製をじっくりと見学したあとは、天気の良い日には駒寄川を散策して冬鳥を探してみてはいかがでしょうか。

■博物館は展示替え等のため12月23日(月)以降は休館となります。年明けの開館は1月5日(日)で、基本展示の5つの新しいテーマを見ることができます。