港北区版【1月30日(木)号】
合同演奏会の様子

太尾小マーチング 言語超え音楽で交流 2回目の「日台交流」実施へ

 太尾小学校(館雅之校長)で1月22日、今回で2回目となる日台交流として、太尾小マーチングバンドと台北市立石牌小学校弦楽団との合同演奏会を開催した。地域住民や保護者などを招き、同校体育館で実施された。

 昨年初めて開催された台湾五常小学校との合同演奏会。交流後、台北市内の小学校の中で話題となり、石牌小学校が合同演奏会に立候補。今回の交流に至った。

 合同演奏前には、同校校庭で両校児童のお披露目会があり、太尾小マーチングバンド部長の桶川桃那さん(小6)は曲目を英語で紹介。挨拶の後、昨年12月の全国大会で披露した映画「メリーポピンズ」の楽曲を披露し、石牌小の児童から拍手が送られた。

音楽でつながる

 合同演奏会で披露したのは、昨年演奏して好評だったアニメ「名探偵コナン」の楽曲と、石牌小から提案があった「ドラえもん」の楽曲の計2曲。本番が始まる約30分前に初めて両校での音合わせをし、「なかなか無い機会。お互いの音を聴きあおう」と指揮者が指示を出す場面も。合同演奏後は、石牌小弦楽団が映画「千と千尋の神隠し」のテーマやクラシック曲など5曲を披露、その後両校から記念品の贈呈・記念撮影が行われ、交流会は幕を閉じた。

 石牌小弦楽団副コンサートマスターの江彥霆さん(小5)は「このような機会はなかなか無いので嬉しい」と話し、太尾小マーチングバンド部長の桶川さん、副部長大和田悠莉さん・大井田麻羽さん(小6)は「弦楽器と合わせることがなかったので、とても良い経験になった」「音楽で世界とつながれてうれしい」と合同演奏を振り返った。

2014年10月、台風による大雨で栄区の一部が浸水(市提供)

横浜市 下水道浸水対策を強化 高リスク地区で施設整備

 横浜市が下水道による浸水対策の目標などを定めた「(仮称)横浜市下水道浸水対策プラン」の素案を昨年12月に発表した。素案では気候変動による大雨に備え、排水路や下水道施設の整備を強化する方針やリスクが高いと判断した地区から整備を行い、約20年かけて完了させることなどが示された。市は素案への意見を2月14日まで募っている。

 浸水には大雨で河川があふれる「外水氾濫」と降った雨が河川などに排水できずに起こる「内水氾濫」がある。下水道は雨水(内水)を排除する役割があり、市は河川などに放流する雨水管やポンプ場の整備を行う。

 今回のプランは、下水道の浸水対策の目標や進め方などを定めたもの。市はこれまでも、過去に浸水が発生した地区を優先して施設整備を進めており、2025年度末までに発生地区の約9割で整備が終わる見込み。

 09年〜23年の15年間、市内で最も浸水が多かったのは14年の約240棟。そのほかの年は数棟から100棟以内で推移し、20、22、23年は1棟も被害がなかった。

雨量基準引き上げ

 しかし、13〜22年に市内で1時間あたり50mm超の雨が降った回数は平均で年328回で、1976〜85年の約1・5倍に増加。今後、気候変動によって増加が予測される。国は21年に雨量増を踏まえた整備水準の引き上げを実施。従来より1割増の雨量に対応するよう自治体に求めている。

 この状況を受け、素案では浸水対策の考え方として、下水道から水をあふれさせない「防災」の観点と水があふれても床上浸水させない、浸水しても安全に避難できる環境を整える「減災」の目標を掲げている。

 さらに、市内を6千以上の地区に分け、浸水のシミュレーションを行い、人口や鉄道駅などの状況を考慮してリスクを算出。高リスク地区を含む流域を受け持つ16幹線・252地区の施設を約20年かけて整備する方針を示した。市下水道河川局によると、水が集まりやすい窪地は浸水リスクが高いという。

 市は素案への意見を募っており、プランを3月に公表する見込みだ。

園長を務めるトモキッズナーサリー綱島園で、子ども食堂を開催している 藤原 友子さん 鶴見区在住 45歳

「天職」を拡大していく

 ○…昨年11月に初めて開催した子ども食堂。子どもたちの喜ぶ顔、立ち寄ってくれた卒園生たちの姿、手伝いを買って出てくれたボランティアの人たち。「心温まるシーンがたくさんあり、胸が熱くなった」と振り返る。自身が会員となる港北ロータリークラブで、身近な支援の一環として訴え、協力を得られたのが始まり。「今は核家族の時代。複数の大人と関わることも少ない。異年齢、異業種が関われる場所として、これからも開催していきたい」と目を輝かす。

 ○…川崎市生まれ。自治会長だった祖父や、その自治会の青年団長やPTA会長を務めていた父の背中を見て育った。「地域活動やボランティアが当たり前」。いつか自分も人のためになることを―。そんな気持ちが備わるのも必然だった。

 ○…20歳で結婚、長男を出産。その後長女、次男を生み24歳で3児の母に。育児ノイローゼにもなり、夫との離婚も経験(後に復縁)。生きることが辛いと思ったことも何度も。そんな時に「マザーテレサ」の映画に出合う。「強い女性――」。社会に意見し、弱者に手を差し伸べる姿に感銘を受け、文献も読み漁った。「私はマザーテレサになる」。生きる希望を見つけ、専業主婦から一念発起。アルバイトをしながら、外資系のISO構築会社に勤め、ノウハウを吸収し、独立起業。苦戦もしてきたが、保育園事業の道が開けた。

 ○…「天職ね、と周りの人から言われるの」。現在、保育園3園と放課後等デイサービスを運営し、4月からは塾も始める。他に人材派遣やコンサル業、バス会社など縁をつなぎ、事業を拡大。女性雇用にも力を入れる。「必要な家庭に必要な保育を。あと2園は作りたいし、他にも…」。夢は広がるばかり。

第一部で講師を務めるソフトバンク株式会社の池田昌人氏

かながわSDGsパートナーミーティング 2月6日にパシフィコ横浜で開催

 神奈川県主催による「かながわSDGsパートナーミーティング」が2月6日(木)、パシフィコ横浜で開催される「テクニカルショウヨコハマ2025」内の催しの一部として行われる。時間は午前10時15分〜午後4時20分。

 当日は三部構成で、第一部(午前10時15分〜11時55分)は、ソフトバンク株式会社CSR本部長/ESG推進室長の池田昌人氏と株式会社トビムシによる「SDGsセミナー」、第二部(午後0時10分〜午後1時15分)はSDGsの取組についての表彰式「みんなのSDGs表彰」や受賞企業による取組発表などが行われる。

 休憩を挟んだ第三部(午後2時〜午後4時20分)は、企業同士のマッチングの機会となる少人数の「意見交換会」を予定している。

 参加申込は不要。参加希望者はかながわSDGsパートナーミーティングの会場となるパシフィコ横浜展示ホール内セミナー会場にて受付(参加希望者は名刺2枚必要)を。

 問い合わせは、神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室SDGs推進グループ【電話】045・285・0909へ。

推薦者とSOWのメンバー

SOW 親子の居場所つくり4年 県の「草の根賞」受賞

 第18回かながわ子ども・子育て支援大賞の受賞者がこのほど発表され、学校に行きづらい子とその親のための居場所SOW(小嶋恵美子代表)が草の根賞を受賞した。1月20日に開催された表彰式では賞状が贈られた。

 「かながわ子ども・子育て支援大賞」は、事業者、子ども・子育て支援機関等民間による自主的な活動の活性化と、県民全体に取組みの機運醸成を図るもの。同団体は、活動場所の一つであるCOCOしのはらの運営メンバーからの推薦を受け応募した。46件から、大賞・奨励賞・草の根賞・特別賞が選定された。

「支え合う運営」が評価

 SOWは、港北区と神奈川区で、学校に行きづらい子どもとその親のための居場所を運営する団体。「生きるための種をまく時間になってほしい」という思いを込めて、当事者とその親同士が支え合いながら活動する場を運営していること、地域と連携した体験事業を積極的に行っていることが評価された。

 同団体は、学校に行きづらさを感じている子どもを育てる保護者により2021年に立ち上がり、COCOしのはらで活動が始まった。現在の運営メンバーは5人。毎週火曜日と第2金曜日に「親子の居場所」を開き、8〜12人の子どもが遊びに来る。

 第1日曜日には、「保護者の集い」が実施され、親同士が気持ちを共有する場となっている。不定期で「地域の居場所」も開催。地域の人と協力し、ヤギの触れあいや農業体験などを行う。

「ふらっと立ち寄って」

 小嶋代表は、「子どもの成長が近くで見られて励みになる」と微笑む一方、「居場所の存在を知らない、また、知っていても来られる人は一握り」と課題を口にする。「まずは知ってもらい、地域との関わりが増え、ふらっと見に来てもらえれば。地域とつながることで世の中の温かさに触れ、『挑戦してみようかな』と思えるようになるのでは」と話した。

小机駅北口地区(出典:国土地理院 空中写真)

小机駅北口 駅前活性化へ向け始動 業務代行予定者を募集

 (仮称)小机駅北口地区土地区画整理事業の業務代行予定者の募集が1月20日に開始された。運営は、小机駅北口地区土地区画整理準備組合。

 近年、農地の宅地化が進んでいる同地区では、土地利用の混在化が生じており、このまま何も手を打たないと更に虫食い的に宅地化が進行し、農地の荒廃や景観・治安が悪化してしまうことが懸念されているという。

 このような課題を解決し、持続可能な魅力あるまちづくりを推進するため、2022年7月に有志の地権者らが「小机駅北口地区まちづくり検討会」を組織。横浜市とともに、まちづくりコンセプト案や事業手法等の検討を行ってきた。

 検討会では、地区全体を市街化区域に編入し、土地区画整理事業により駅前にふさわしい魅力あるまちづくりを促進することを地権者に提案、同意を得て昨年4月に「区画整理準備組合」を立ち上げた。同事業により、地域の特性を生かしながら、商業・業務機能等を融合させた魅力ある街の形成を目指していく。

 施行予定地は、港北区小机町内の面積約18・6haの土地で、地権者は2025年1月現在で116人。今回の募集は準備組合が企業誘致や土地区画整理事業を早期実現するため、豊富な経験とノウハウを有する民間事業者(デベロッパー・ゼネコン)を業務代行予定者として選定するもの。選定された業務代行予定者は、準備組合との協定に基づき、事務局運営や土地利用計画の調整、関係機関との協議などを行う。公募の締め切りは2月10日(月)。その後、書類審査やプレゼン等を経て、4月下旬に事業者を決定する予定。

 「日産スタジアムや小机城跡が最寄りにあるポテンシャルの高い地区。駅前の活性化を通じ、地域全体の魅力向上が期待される」と担当者。

 問い合わせは同組合事務局((株)サポート)【電話】03・5817・8671、またはHP(「小机駅北口地区土地整理準備組合」で検索)の問合せフォームから。

順番で餅をつくメンバーら

新横浜 餅つきで顔見知り増え 近隣3町内会・自治会

 新横浜町内会・新横浜自治会・アデニウム新横浜自治会は1月25日、恒例となっている3団体共催の企画「新横浜餅つき大会」をJR新横浜駅前で開催した。

 災害発生時炊き出し訓練の実施が主な目的で、昨年に続き、警察・消防・ボーイスカウトなどの各団体も参加した。会員同士の楽しみやコミュニケーション促進を兼ね、ポスター掲示や回覧板等で各団体の会員には周知が行われ、つきたての餅と豚汁の無料配布も行われた。

 午前11時の配布開始前から家族連れなどによる長蛇の列ができ、用意された600食の餅と豚汁は短時間でなくなった。

 新横浜町内会マンション部部長の井手口敬輔さんは「参加者がちゃんと引換券をもってきて、行事として定着してきたと感じる」と話し、同会会長の金子清隆さんは「いざ、という時に備えて顔見知りを増やす意味でも重要な行事。餅のつき手に若者が大勢参加してくれているのが嬉しい」と喜んでいた。

肌の水分量を計測する児童ら

正しい洗顔、保湿で笑顔 児童ら肌の知識学ぶ

 綱島東小学校放課後キッズクラブで1月22日、小学生がスキンケアを通して肌の知識等を学ぶ講座が開かれた。

 これは、同クラブなど全国の子育て支援施設を運営する(株)明日葉が(株)ファンケルと連携して実施したSDGs活動の一環によるもの。担当者によると、スキンケアは成長期の敏感な肌を持つ子どもたちにとって大切なもの。ニキビ等の予防や、それによる自己肯定感の向上なども見込まれるという。当日は、同クラブに通う3から5年生の児童13人が参加した。

 (株)ファンケル総合研究所の山田優里菜さんが講師となり、肌の仕組みや役割、子どもの皮膚の特徴などについてをスライドの図やクイズを取り入れながらレクチャー。児童らは、実際に洗顔や保湿を行い、正しいスキンケアの方法を学んだ。洗顔料を使用した児童からは「なめらかになった」「スベスベしている」などの声が上がった。その後、オールインワン化粧品を使って保湿。計測器を使い、肌の潤い(水分量)をチェックすると、それぞれスキンケア前より倍近くの数値が出た。参加した児童のひとりは、「今まで気にしてこなかったが、これから毎日つけたいと思うほど、すごかった」と感想を述べていた。

山本さん(左)と中村さん/植替え前のはまみらい

はまみらい植替え計画 篠原小学校 有識者が協力

 篠原小学校5年2組の児童らが、現在校舎前に植えている「はまみらい(バラ)」の植替えを計画している。市のシンボル花を、児童らがより見えやすく、また風通しや日当たりの良い場所で育てることが目的で、1月22日には、よこはま緑の推進団体港北区連絡会会長の中村文太郎さんと、毎年港北オープンガーデンで庭を開放して自宅のバラを披露している山本一彦さんを招待し、植替え時の注意点や、バラの世話に関するアドバイスを受けた。

 児童らからは「花をたくさん咲かすには」「持続させるにはどうすればよいのか」などの質問があがり、二人は「土を乾かさないようにすること」「花の香りに誘われてたくさん虫が寄ってくるので、しっかり観察して害虫を捕まえること」などと丁寧に答えていた。

 中村さんは「小さなころから花に興味を持ってくれるのは嬉しい。はまみらいは年4回咲く花。熱心に育てたらそれに応えてくれる。愛情を注いでほしい」と伝えた。はまみらいの植替えは2月前半に実施する予定。

子ども食堂 キャラおにぎりに笑顔 親子連れ等約80人が参加

 トモキッズナーサリー綱島園(藤原友子園長=人物風土記で紹介)で1月26日、2回目となるトモキッズ子ども食堂が開催された。地域の子どもたちや親子連れ約80人が訪れ、おにぎり弁当などを味わった=上写真。

 子どもたちが誰でも気兼ねなく来られる場所を提供することを目的に、昨年11月にスタート。前回同様、横浜港北ロータリークラブが協力した。

 当日の食事は、チラシを見た在園時のリクエストで、アンパンマンの形をしたおにぎりが入った弁当。参加者からは「かわいい」「とてもおいしい」と喜ぶ声が聞かれた。「これだけ多くの人たちに来ていただけて本当に嬉しい。これからも取組みを広く知らせていきたい」と藤原園長。

春を感じて里山めぐり 3月1日、ガイドツアー

 市内では少なくなった里山を巡り、春の訪れを感じる――。港北ボランティアガイドの会は3月1日(土)、ガイドツアー「春をさがして里山散歩」を実施する。現在、その参加者を募集している。後援は港北区役所。

 集合は午前9時30分、JR小机駅改札口。受け付けは集合の10分前から。コースは、雲松院、砂田川、菅田神明社、菅田みどりの丘公園、鴨居原市民の森、鴨居杉山神社などを巡り、鴨居駅までの約7・4Km。途中、坂道や階段があり健脚向き。

 参加費は500円(保険料・資料代等)。飲み物や帽子、雨具等を持参する。小雨決行。各種警報発令時などは中止の場合あり。中止の場合は前日の午後8時ころ、「港北ボランティアガイドの会」のホームページ「https://kouhokuvg.yokohama/」に掲載される。

 募集は50人で、応募者多数の場合は抽選となる。応募方法は、港北ボランティアガイドの会ホームページの応募フォーム(上の二次元コードから)、または、往復はがきで▼「里山散歩」▼〒住所▼氏名(ふりがな)▼年齢▼電話番号▼複数人の応募の場合は全員の氏名・年齢▼返信用に住所・氏名――を記入し申し込む。往復はがきの宛先は、〒222―0032港北区大豆戸町26の1港北区区民活動支援センターへ。2月13日(木)必着。
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こどもオープンステージの様子

かなで大倉山 舞台に立つ喜びを こどもオープンステージ

 音楽イベント・レンタルスペースを運営するかなで大倉山で1月25日、「こどもオープンステージ」が開催された。

 子どもたちが日頃の練習成果を披露する機会を増やし、表現する楽しさや舞台に立つ喜びを感じて欲しいと主宰の吉原裕子さんが2018年から始めたイベント。2カ月毎のペースで開催されており、音楽教室や学校などの垣根を越えて、18歳まで誰でも参加することができる。

 今回は5歳から13歳までの9組10人=左下写真=が参加。出演順は当日くじ引きで決め、ヴァイオリンやホルン、ピアノの弾き語りなど多岐にわたる音楽ステージとなった。初参加の大前趣莉さん(5歳)はピアノの弾き語りを披露し「緊張したけどたのしかった」と微笑む。ホルン演奏をした成田伊織さん(中1)は「普段1人で舞台に立って吹くことがあまりないので、また参加したい」と話した。主宰の吉原さんは「今後も変わらず定期開催するので、誰でも気兼ねなく参加してほしい」とした。
加工機の作業を体験する参加者=(昨年・区政推進課提供)

オープンファクトリー 区内15社で作業体験 2月7日まで参加者募集

 港北区では現在、3月8日(土)に開催される「第13回港北オープンファクトリー」への参加者を募集している。

 オープンファクトリーとは、工場見学や体験を通じて、ものづくりの面白さやつくり手の思いを知るイベント。港北区では、「モノづくり体験で『港北の明日』にワクワクを!」を共通目的に、市内唯一の地域一体型オープンファクトリーとして、行政と企業が連携しながら開催している。参加企業にとっては、地域住民をはじめとした参加者と交流が深まり、地域貢献にもつながるメリットがある。

 見学先企業は過去最多だった前回(第12回)と同じ15社。前回は1200人以上の申し込みがあり、大盛り上がりだったという。

 見学先企業・企画名は次の通り。

 ▼(株)オースズ「『部品加工』から『組立ロボット』まで一気見!」▼(株)キョーワハーツ「日本が誇る『プレス技術』を体験しよう!」▼(有)鈴木機械彫刻所「来て見て触って彫刻機」▼(株)第一鉸製作所「金属を自分の力で曲げることが出来ます」▼(株)田島精研「工場を見学して『ピコピコスター』を完成させよう!」▼(株)宮川製作所「通信の最新技術と開発現場を見学する」▼石山ネジ(株)「ネジってどうやってできるの??」▼(株)バネックス「材料から製品になるまでの一貫生産工程の見学」▼(株)シルファー「『換気口でひらける未来がある。』空気の流れを楽しく体験!」▼(株)東京ダイス「ミクロの世界の精密加工と研磨加工!」▼東洋測器(株)「『ロードセル』って何!?」▼日本軸受加工(株)「みんなの身近にあるベアリングとは?」▼(株)ヒートエナジーテック「熱を感じる!実験で学ぶ熱の世界」▼横浜高周波工業(株)「高周波焼入れ!火色を見極める職人技!」▼(株)テクトレージ「オリジナルアクリルスタンドを作ろう」――。

 企画詳細や開催時間、所在地、推奨年代等は港北区ホームページから確認できる。下の二次元コードからも閲覧可能。

 参加できるのは小学生以上で申し込みは港北オープンファクトリーウェブサイトから。応募多数時は抽選となる。申し込みは2月7日(金)まで。問い合わせは、港北オープンファクトリー運営事務局((株)旭広告社内)【電話】080・3513・5280へ。(月)〜(金)午前9時〜午後5時。

参加無料 知っておきたい、令和の相続 2月20日、新横浜でセミナー

 近年大きな変革があった相続税・贈与税制-。相続税に特化したランドマーク税理士法人では、その内容と令和7年の税制改正についての特別セミナーを、2月20日(木)に開催。午後2時から3時まで。セミナーテーマは『令和7年度税制改正と不動産の相続問題』。

 「相続税についての理解を深め、早めの対策を進めていきましょう」と講師の清田幸佑さん。終了後、希望者には個別相談も(要予約)。

 参加無料。会場は同社新横浜セミナールーム(新横浜駅1分)。申込・問合せは【電話】03・6269・9996まで。

港北警察署 武道始め、大迫力の演武

 港北警察署で1月21日、武道始式が行われた。新春の恒例行事に、同署武道場には多くの関係者や来賓が集まり、署員の日頃の訓練で培った技に見入った。来賓の中には現在大河ドラマに出演中で港北区出身の俳優、飯島直子さんの姿も見られた。

 演武は、柔道と剣道各4組による対抗戦、高段者指導形式の柔道・剣道5人掛け、逮捕術模範試合が行われた。大道塾による空道の演武も披露され、迫力満点の戦いに会場は釘付けになり、頻繁に「おお〜」と感嘆の声が上がっていた。

 同署によると昨年、区内の刑法犯や特殊詐欺の発生件数は減少したものの、特殊詐欺の被害総額が約2千万円増、SNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数は36件で被害額は約4億5百万円と1件あたりの被害額の大きさが伺える結果となった。

 笠佳孝港北警察署長は「区民が安心して暮らせる港北区を実現するため、武道・逮捕術を通して更に向上を続けていきたい」と話した。

港北警察署管内 万引き6件、脱衣所ねらい・自転車盗3件など発生、3件の不審者情報も 2025年1月13日〜1月19日の犯罪発生件数

 港北警察署は1月20日、同署管内における2025年1月13日から1月19日までの犯罪発生件数を発表した。

 それによると、万引き6件のほか、脱衣所ねらい3件、自転車盗3件等が発生した。3件の不審者情報も寄せられた。

 万引きは、綱島東や大豆戸町、日吉本町等で発生した。店舗に陳列していた雑貨や衣類、DVDが窃取された。

 脱衣所ねらいは、日吉で発生した。施設更衣室内のロッカーに無施錠で財布を置いていたところ、現金が盗まれた。

 不審者情報は、箕輪町(1月13日)、新横浜(1月14日)、新羽町(1月16日)から寄せられた。箕輪町では、女性が友人と帰宅途中、下半身を露出した男を目撃した。新横浜では、女性が帰宅途中、知らない男から声をかけられた。新羽町では、登校中の女子生徒が、下半身を露出した男を目撃した。

 なお、同署では、悪質な訪問業者や闇バイトの勧誘、詐欺の電話等に注意するよう、継続して呼びかけている。

 

 

 

 

参院選 立民 現職2人擁立へ 牧山氏と水野氏

 今夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)に立憲民主党がともに現職の牧山弘惠氏(60)と水野素子氏(54)の2人を擁立することを決めた。

 牧山氏は米国での弁護士活動などを経て、2007年の参院選に民主党から出馬して初当選。13年、19年と連続当選している。1月28日に県庁で会見を開き、「物価高への対策として、食料品の消費税ゼロを訴えていく」と語った。

 水野氏は宇宙開発事業団(現JAXA)に28年間勤務した後、22年の参院選で欠員議席分の5位で当選。28日に牧山氏と別に行った会見で、「日米地位協定の改正を進めることや先端技術による産業が元気な日本を作っていきたい」と述べた。

 2人が出馬することに牧山氏は「自分の政策を思い切りアピールする」、水野氏は「議員歴が短い自分がいかに頑張れるか」と語った。

青野さんの作品「花」(パステル・F8号)

祖父と孫の作品展示 感謝込め2月3日から

 ギャラリーかれん(大倉山)で2月3日(月)から7日(金)、「あおのたいらパステル画個展with his family」が開催される。展示作品は青野平さんのパステル画や、孫の鈴木凱士(かいと)さんのペン画など約20点。凱士さんの妹で美大生の麗加(りか)さんのイラストも数点展示される。

 主催者の鈴木由紀子さんは青野さんの娘で凱士さん・麗加さんの母。凱士さんがギャラリーかれんが所在するアートかれんで働いており、昨春、家族での展覧会を企画した。肺の持病があった青野さんは楽しみにしている様子だったというが、状況が急変。息苦しくなり昨年11月、88歳で帰らぬ人に。同展示は、青野さんと関わった人への感謝が込められている。

 午前10時から午後5時(初日は午後1時から、最終日は午後4時まで)。(問)【メール】kaitosuzuking@gmail.com

横浜デジタルアーツ 大日本プロレスとタッグ 認知拡大へグッズ意匠

 学校法人岩崎学園横浜デジタルアーツ専門学校(新横浜)の学生と大日本プロレス((有)四ッ葉工芸/登坂栄児代表取締役社長)がタッグを組み、1月17日に保土ケ谷公会堂で開催された試合「2025KANAGAWA START:DASH!!」で学生デザインのグッズが販売された。

 専門学生と大日本プロレスによる「大日本プロレスデザインプロジェクト」は、大日本プロレスの課題である認知拡大と若年層ファンの獲得が目的。同団体のレフェリーとして活躍する中谷諒平さんが同校の卒業生だったこともあり昨年5月から始動した。グッズのデザインを担当したのは同校でデザインやイラストを学んでいる学生7人。プロジェクトのリーダーを務めた大木瀬奈さんと副リーダーの君島碧菜さんによると、7人は「プロレスを知らない」状態から試合会場に足を運び、プロレスの魅力やファン属性などを調査したという。

 その後、青木優也選手のアクリルキーホルダー、ドリップコーヒーパッケージ(登坂社長、星野勘九郎選手、野村卓矢選手をデザイン)、公式ガイドブック、ステッカーの4種類のグッズをデザインした。

 大木さんと君島さんは「デスマッチを動画で見て怖いイメージがあったけど、実際に試合を観てみたらエンターテイナーとして観客目線の試合をしていて面白いと思った」と話した。

 また、登坂社長は「デザインは気に入っている。若い人のチャレンジは応援したい」と述べ、今後も中之上靖文選手の新たなコスチュームデザインを同校の学生から募集するなど連携を継続していく考えだ。

横浜市内 2024年の火災件数は23年より減少も死者は増加 24人、過去10年で最多タイ

 横浜市消防局は1月17日、2024(令和6)年の「火災・救急概況(速報)」を発表した。火災件数は23年より減少したものの、死者は10人増の24人だった。全火災の出火原因は「たばこ」に代わり「放火」が最多となった。救急出動件数、搬送人員ともに3年連続で過去最多を記録した。

出火原因は放火が最多

 発表によると、市内で24年に発生した火災は678件で、23年と比べて55件減少した。

 出火原因で最も多かったのは「放火(疑い含む)」で115件。23年は1番目だった「たばこ」は23年比15件減の110件で2番目となった。3番目は84件の「こんろ」だった。

 住宅火災(290件)の出火原因は例年と同様、「こんろ」が最多で23年比7件増の65件。次いで「たばこ」が38件、「電気機器」が32件だった。

 テレビや掃除機などの電気機器、テーブルタップなどの配線器具を発火源とする「電気火災」は全火災のうち198件で、全体の29・2%。中でもリチウムイオン蓄電池に起因した火災は40件で、消防局の担当者は「近年増加傾向にある」と話す。モバイルバッテリーやスマートフォンなどに使われていることが多いリチウムイオン蓄電池は、強い衝撃に弱いため、「高いところから落下させた場合は、使用を控えてほしい」という。特に膨れていたり、充電中に異常な高温になった場合には、「速やかに使用を中止してほしい」と呼びかける。

火災による死者の8割が高齢者

 火災による死者(放火自殺を除く)は24人で、過去10年間で2016年と並んで過去最多。全員が「住宅火災」で死亡し、そのうち19人(79・2%)が65歳以上の高齢者だった。

 火災による負傷者は108人(23年比9人減)で、そのうち45人(41・7%)が65歳以上の高齢者。23年の32・5%よりも高齢者の割合が増えている。

 火災件数は減ったが、死者数が増えている要因について、同局の担当者は高齢化があると分析。「高齢者は煙の臭いに気付きづらい人が多い。また、足腰が弱っていて逃げるのに時間がかかる人もいる」と話し、今後も高齢化が進むため、火災による死者、負傷者で高齢者の割合が高い傾向は続くとみている。

日頃から整理整頓を

 同局の担当者は出火原因1番目の「放火」に対しての備えとして、「自宅の屋外に余計なものを置かないこと」を挙げる。ごみ袋や使わないものなどを屋外に放置していると、放火犯に目を付けられやすくなるという。

 また、火災が発生した場合、速やかに避難するためには「自宅内も整理整頓してほしい」と同担当者。安全な避難ルートを確保できるだけでなく、リチウムイオン蓄電池が発火しても、周囲に燃え移るものがなかったため、被害が拡大せずに済んだケースもあったという。「日頃からの整理整頓が大事」と呼びかけている。

■過去10年間の救急出場件数・搬送人員の推移

横浜市内で2024年 救急出場、搬送人員ともに3年連続で最多更新 消防局「火災・救急概況」発表

 横浜市消防局は1月17日、2024(令和6)年の「火災・救急概況(速報)」を発表した。救急出場件数は25万6481件で23年を1845件上回り、過去最多を記録。2分3秒に1回救急車が出場し、市民15人に1人が救急車を利用したことになる。

 搬送人員は23年を2501人上回る20万7472人で過去最多。救急出動件数、搬送人員ともに3年連続で過去最多を記録した。

救急出場、1日あたり701件

 1カ月当たりの平均救急出場件数は2万1373件で、23年から153件増えた。月別では7月が最も多く、23年を288件上回る2万5442件。次いで12月が2万4857件、1月が2万3192件だった。消防局の担当者によると、熱中症や感染症の流行時期に救急要請が多くなったという。

年代別では高齢者だけ増加

 年代別に搬送人員を見ると、新生児・乳幼児から65歳未満までは減少している一方、65歳以上の高齢者は23年から6212人増えて12万1349人だった。

 事故種別別の出場件数は、「急病」が最多で18万580件で前年から1302件減少。次いで転倒・転落、やけど、熱中症などの「一般負傷」が4万6939件で前年から2163件増えた。

 搬送人員で高齢者だけが増えていること、一般負傷が増えていることについて担当者は、どちらも「高齢化社会の影響」と分析。高齢者は転倒しやすかったり、体温や室温の変化に気付きにくい人が多いため、「今後も社会の高齢化が進み、同様の傾向が続くと見込まれる」と話す。

迷ったら「救急受診ガイド」か「♯7119」

 出場件数が増加すると、現場から遠い救急車が出場することが増え、一分一秒を争う現場への到着が遅れる恐れがある。救急車を必要な人が必要な時に安心して利用できるよう、消防局は適時・適切な利用を呼びかけている。

 同局はパソコンやスマートフォンから緊急性や受診の必要性を確認できる「横浜市救急受診ガイド」(「横浜市救急受診ガイド」で検索)の利用を推奨。当てはまる症状などを選択してクリックしていくと、すぐに救急車を呼ぶべきか、何かを受診すればいいかなどの結果が表示される。

 電話で「♯7119」にかけると、かながわ救急相談センターにつながり、「救急受診できる病院・診療所」、「今すぐに受診すべきか救急車を呼ぶべきか」をオペレーターと直接、相談できる。

 市は「あんしん救急―知って予防!救急車―」というキャッチフレーズで、救急資源の有効利用の啓発を行っており、日頃の備えや困った時の相談先などまとめた同名のリーフレットを消防署や区役所などで配布している。

繭玉でひな人形づくり 2月22日 港北公会堂で

 港北公会堂の和室で2月22日(土)、「繭玉でうさぎのお雛様をつくろう」と銘打ったイベントが開催される。主催は、横浜市港北公会堂。

 繭玉を使ってうさぎのひな人形を作る企画。好きな動物にアレンジすることもでき、親子でも楽しめる。

 午後1時から2時まで。誰でも参加可能。参加費は750円(1作品)で、当日受付で支払いを。定員は先着10人。

 申し込みは2月16日(日)午前10時から、電話(【電話】045・540・2400)、または来館で。

喜びを爆発させる横浜の部員(上)と野原監督を中心に集まる横浜清陵の部員

高校野球 センバツに市内2校 6年ぶりの横浜、初の清陵

 3月18日から甲子園球場で行われる「第97回選抜高校野球大会」の出場32校が1月24日に発表され、一般選考で横浜高校=金沢区=、「21世紀枠」で県立横浜清陵高校=南区=がそれぞれ選ばれた。戦後の選抜大会に横浜市内から2校が選ばれたのは、2019年に横浜と桐蔭学園=青葉区=が出場して以来、6年ぶり7回目。

優勝候補の名門

 横浜の選抜出場は6年ぶり17回目。昨年は夏の県大会で準優勝の後、秋に関東大会を制し、11月の明治神宮野球大会で27年ぶりの優勝を果たした。今大会では優勝候補に挙げられる。

 阿部葉太主将は「『頑張ってね』と声をかけてくれる地域の方たちのためにも、自分たちが甲子園の舞台で精一杯戦い抜いている姿を見せたい」と話し、06年以来、4度目の選抜制覇を目指す。

21世紀枠 県勢初

 横浜清陵は春夏通して初の甲子園出場。県内の県立校が選抜大会に出場するのは1954年の湘南以来、71年ぶり。

 21世紀枠は、困難な練習環境を克服しているなどの学校を選出するもの。県内校が21世紀枠で出場するのは初めて。

 野原慎太郎監督は「喜びより使命感を強く感じる」と話し、「今日も甲子園に向けた大事な一日」と監督から言葉をもらった選手は、いつも通りの練習に励んだ。

申し込みはこちら

スポーツで地域に活気を 元バドミントン日本代表が講演

 港北公会堂(港北区大豆戸町26の1)で2月15日(土)、スポーツシンポジウムが開催される。主催は、港北区スポーツ協会、港北区スポーツ推進委員連絡協議会。

 同シンポジウムは区民とスポーツについて考え、スポーツを通じて地域を活気づける「きっかけづくりの場」として行われる。

 3部制で、1部は令和6年度スポーツ表彰式が開かれる。2部は、元バドミントン日本代表の木津広美さんによる「ジュニア選手との関わり方」と題した講演。3部は、港北高校ダンス部のパフォーマンス。

 午後1時から4時。先着400人で全席自由。申し込みは二次元コードから(ホームページ内の「申込みについて」を要確認)。申込期間は2月7日(金)まで。

 催しの内容に関する問い合わせは、同協会【電話】045・533・0865((火)(木)午前10時から午後3時)、申し込みに関することは港北区地域振興課内【電話】045・540・2238へ。

会見で発言する山中竹春市長

中居さん女性トラブル フジテレビと連携協定結ぶ横浜市の山中市長「状況を注視したい」 消防局がドラマ撮影に協力

 タレントの中居正広さんの女性トラブルにフジテレビ社員が関与していた疑いが報じられた件に関連し、フジテレビと連携協定を結んでいる横浜市の山中竹春市長は1月22日の定例会見で「今後の状況を注視していきたい」と述べた。

 市とフジテレビは2024年11月に連携協定を締結。協定に基づき、市消防局が撮影に協力している消防司令センターを舞台にしたドラマ「119エマージェンシーコール」が1月13日から放送されている。

 会見の中で山中市長はフジテレビへの対応について聞かれ、「市として特段のアクションを起こしたことはない。今後、状況を注視していきたい」と述べた。さらに、「(ドラマが)市消防局の業務の理解につながるものとして、SNSなどの発信を続けてきた。しかし、それがあまり許容されない状況になるのなら、対応を考えたい」と語った。