多摩版【5月15日(木)号】
店を切り盛りしてきた永井さん夫妻と娘の渡辺亜紀恵さん(右)

諏訪名店街 「青木屋」54年の歴史に幕 設備老朽化などにより

 多摩ニュータウンの第一次入居地区である諏訪・永山地区。諏訪団地側にある商店街「諏訪名店街」で長く営業を続けてきた和菓子店「青木屋多摩ニュータウン諏訪店」が設備老朽化などにより、5月末をもって閉店する。54年近く続いた名店が無くなることに、近隣住民からは感謝する声や悲しむ声が聞かれた。

 東京都西南部の多摩丘陵に位置する多摩ニュータウンは1971年に諏訪・永山地区で入居がスタートし、同エリアは始まりの地とされている。その際、入居住宅とともに作られたのが商店街で諏訪地区には「諏訪名店街」が設けられ、同店が誕生した。

 諏訪団地に両親と共に移り住んだ「青木屋多摩ニュータウン諏訪店」/有限会社青木屋代表取締役の永井照章さん(76)は、両親が開いていた和菓子店を手伝うようになった。当初は「新宿中村屋」の屋号で営業し買い物客でにぎわっていたという。その後に、永井さんが府中市に本店がある「青木屋」で修業を重ね、同店の商品を扱う店として生まれ変わった。

親子3人で経営

 現在は永井さんと昌子さん(76)夫妻、娘の渡辺亜紀恵さん(49)の3人で店を経営している。

 しかし、店内設備の老朽化や従業員の高齢化などを理由に54年の歴史に幕を閉じることを決めた。永井さんは「冷蔵庫、冷凍庫機能のある設備が壊れそうで、昨年には店を閉めようと思っていたが、まだ使えたので今年も続けてきました。だけど突然壊れても困るし店を閉じることにしました」と語る。

 近隣住民の高齢化などもあり、設備投資しても利益を出せそうもないというのも理由の一つだという。

常連客に感謝

 永井さんは「50年以上も経営しているので、お客様は昔から付き合いのある人ばかり。よく利用してもらいとても感謝してます。閉店を聞いて来店する方もいて懐かしがってくれています」と話す。

 結婚を機に約半世紀、店の経営に携わってきた昌子さんは「当時は陸の孤島と言われていたように買い物するにはここ(名店街)しかなかった。肉、魚、八百屋などが揃っていて、買い物する人が多かった。家族のほかにスタッフを雇うほどでしたからね」と振り返る。

 同店は映画の舞台として何度か使われたこともあり、以前住んでいた人が上映後に、「映画を見ました」と言って来る客もおり、懐かしがって来店する人もいたという。

 和菓子店の常連客は、永井夫妻より年上の人が多く、80代、90代の住民が増えている。娘の渡辺さんは「病院とかに出かける人の中継点のような場所にあり、店頭の椅子に座って休んでいく方もいます。頼ってきてくれるところが店のいいところだった。そういう場所が無くなると聞いて残念がっている方が多いですね」と話していた。

地域から感謝の声

 同店を利用していた地域住民からは「亡くなった母は和菓子が大好きで、なかなか売っていない練り切りを頼んで作っていただいた時の、母の感動した姿が忘れられない。沢山の人を笑顔にしてくれました」「何十年かぶりに立ち寄っても、女将さんがまったく変わらない姿に驚きました。多摩ニュータウン当初から、ずっと地域を守ってくださり、ありがとうございました」「子どもの頃、青木屋さんで買ってもらうお菓子やお団子は、別格のおやつでした」など感謝の声が聞かれた。

 同店では、諏訪名店街で5月24日(土)に開かれる「すわ新緑まつり2025」を皮切りに、閉店感謝セールを行う予定だという。

多摩市 宿泊施設の誘致強化へ 相次ぐ閉館受け

 多摩市はこのほど、市内にあるビジネスや観光などを目的としたホテルの減少を受け、市内宿泊施設の誘致強化策を打ち出した。条例を改正し、客室数などに応じて事業者に支払う最大1億5千万円の奨励金交付期間の10年間への延長や、常用雇用者数の下限引き下げなどを行う。

 市内にはサンリオピューロランドやパルテノン多摩などの観光施設や本社機能を有する企業があるなか、ビジネスや観光、ファミリー向けの一般的な宿泊施設は鶴牧にあるLINK FOREST(リンクフォレスト)の一つしかない。京王プラザホテル多摩は2023年に、スマイルホテル東京多摩永山が翌年に閉館したため、市には市民や市内企業、団体などから宿泊施設設置の要望が強くあったという。

 市は、まちの活性化、成長企業への支援、生活利便性の向上などを目的に企業誘致活動を推進する多摩市企業立地促進条例を設けていた。

 原則、市内に事業所を開設する事業者などや特例として本社機能、宿泊施設、省エネルギー性能優良施設を新たに開設する企業という指定があり、常用雇用者数は20人という要件があった。また、奨励金額は上限1億円から1・5億円(固定資産税と都市計画税の8割から10割)で、最大5年間の交付期間だった。

人手不足に対応

 今回の条例改正により、宿泊施設の特例として優遇措置を追加。客室数や平均客室面積に応じて奨励金1・5億円の交付を最大10年に延長した。多くの自治体が5年の交付に対して、10年間の延長は都内では初めてだという。

 また、昨今の人手不足を鑑み、常用雇用者数は現行の20人から最小5人まで引き下げた。この優遇措置について市は「ホテル事業者のみだけではなく、建設会社にも呼びかけている。市民からの要望が強く、早く宿泊施設ができてほしい」と話していた。市ではこれまで、同条例により9社の企業誘致を行ってきた。これにより、市税収入の確保や雇用者数の増加に貢献しているという。

多摩消防署の第31代消防署長に就任した 甫出(ほで) 憲治さん 多摩市在住 53歳

署員一丸で地域の安全守る

 ○...就任早々、関係機関へのあいさつまわりや市内の行事に出席するなど多忙な日々を過ごす。春のイベントでは多摩消防少年団のメンバーとパレードを行った。「一生懸命やっていて頼もしいと思いました」と微笑む。署員には公務員としてルールや根拠を明確にして、責任を持って仕事をしようと呼びかけた。「仕事が都民や仲間のためになっているか。署員と一緒になって取り組んでいく」と意気込む。

 ○...前職はテニスコーチ。「消防職員だった大学時代の友人に『消防に向いているよ』と言われて受けたら採用されてね。友人には感謝しています」。本庁では企画政策部や人事部などに携わり、池袋にある防災館の館長を務めたこともある。2011年には東日本大震災を受けて発足した震災対策課の立ち上げに携わった。

 ○...野球やサッカーに打ち込むスポーツ少年だった。高校や大学ではテニスに没頭した。小学4年から中学3年までは父親の仕事の関係でイタリアに住んでいたことも。「イタリア語はもう忘れてしまったけどね。サッカーが盛んで教室に通っていました」と振り返る。今は多摩市内を散歩やジョギングをして過ごす。「働くまちを知るために自分の足で動くことで勉強になるからね」 

 ○...高齢化による救急需要の増加が課題。また、気候変動による猛暑や災害の激甚化、感染症、首都直下型地震への備えなど消防・救急の役割は増している。「救急利用の適正化を呼びかけるとともに、救急隊員の体調管理も私の役目」ときっぱり。過去の災害などを知り尽くしている地元消防団や支援団体との連携を図っていく。「署員が全力で活動できるようにマネジメントしながら、一丸となって市民の安全を守りたい」

町田市在住 小坂さん チア最高峰の舞台に挑む NBA目指し、今夏渡米

 町田市在住の小坂美遥さん(26)がアメリカ・プロバスケットボールリーグNBAに所属するチームの専属ダンサーを目指し、渡米の準備を進めている。チアリーダーとして活躍しながら、力を発揮する機会をコロナ禍により失った大学時代。卒業から4年が経過した今夏、悔しさをばねにダンサーとして最高峰の舞台に挑む。

 NBAチームの専属ダンサーはハーフタイムなどにパフォーマンスを披露し会場を盛り上げる役割を担い、チアリーダーにとって最高峰の舞台の1つとされる。小坂さんは6歳からチアダンスを始め、小中学校時代は町田市内のクラブチームで活動。進学した高校・大学では強豪チームに所属し、それぞれで中心メンバーとして存在感あるパフォーマンスを披露。日本一を経験するなど、活躍してきた。

 大学時代はチームをまとめる主将も務めた小坂さんは「これまでダンス一筋できた。仲間と目標に向かってがんばっていくところに惹かれている。パフォーマンスを通じ、みんなを喜ばせたいと思う」と笑顔をみせる。

昨年、決意

 NBAの舞台を目指すことを決意したのはダンサーとして活動し、子どもたちへの指導にあたっていた昨年。コロナの感染拡大によって最終学年時にパフォーマンスを披露する場を失われてしまい、失意のまま卒業して3年が経過していた時だった。次の目標が定まらないなか、大学同期がNBAダンサーとなり、夢の舞台で活躍していることを聞いたことがきっかけになった。

 「元々興味をもっていたNBAの舞台。同期から刺激を受けた。大学を卒業し、何かに打ち込めるものがあることの大切さを実感する毎日を過ごしてきたが、また挑戦したいと思った。自信はあります」と小坂さんは力を込める。そして現在は今夏に行われる各チームのオーディションに関する情報を集めながら、レッスンを重ねる毎日を送っているという。

恩返しも

 小坂さんは「今夏渡米し、各チームのオーディションに参加していく。合格すれば、10月の開幕に向けて他のメンバーと共に練習を積んでいくことになると思う」と意気込む一方で、「ダンスを通じて両親に恩返ししたいとも思っている。がんばりたい」

多摩センターに土俵を設置(上)、笑顔の参加者と多摩JCメンバーら=多摩JC提供

わんぱく相撲で熱戦 18年ぶりに開催

 ガーデンシティ多摩センターこどもまつり2025(同実行委員会主催)が5月3日から5日まで、多摩センターエリアで行われた。

 初日の3日には、多摩青年会議所(多摩JC/寺澤真也理事長)による「わんぱく相撲 多摩どまんなか場所」が多摩センターのパルテノン大通り十字路で開催された。

多摩JC名物

 多摩JCの「わんぱく相撲」は第23代理事長の小山稔さんらメンバーが1996年に復活させてから、10年近く続いていた多摩JCの名物行事だったが、しばらく開催が途切れており今回18年ぶりの復活となった。

 当日は「第12回わんぱく男子相撲多摩場所」と初めて女子が公式に参加する「第1回わんぱく相撲女子多摩場所」が開かれた。小学1年から6年までの男女が学年別に熱戦を繰り広げた。参加者がいなかった学年もあったが、それぞれの学年で優勝した児童などに表彰状が贈られた。

都大会でも活躍を

 多摩JCわんぱく相撲担当理事の大島淳さんは「当日は暑い中でも子どもたちは一生懸命で、笑顔も見られて良かった。都大会でも頑張って全国大会まで進んでもらいたい」と話していた。

 男女4・5・6年生の優勝者には、6月21日(土)に調布市総合体育館で開催される「わんぱく相撲東京都大会」への出場資格が与えられることになっている。都大会において代表に選出されると8月10日(日)に行われる全国大会に出場することができる。

オンラインで学習支援 NPO法人ボーダーフリー

 多摩市内を中心に低額の学習支援活動を行っているNPO法人ボーダーフリー(二宮龍斗共同代表)が今年度から、低額の「オンライン家庭教師STRADA」をスタートさせた。

 二宮さんらは現役の大学生が子どもたちの学習を支援するサークル「ボーダーフリー」を立ち上げ、2022年に「放課後学習支援」を開講した。「低所得世帯だから塾に通えない」「授業についていけない」など学習に悩む子どもたちを支援しようと出張など様々な形で勉強を教えている。

生徒に寄り添う

 そして、今回始まったのがオンライン家庭教師。「勉強が苦手な生徒でも自ら学ぶ楽しさを見出せる」ことをコンセプトとした個別指導塾だ。特に「勉強嫌いの生徒に寄り添い、学習習慣をゼロから構築する」という独自のアプローチを強みとしている。NPO法人ならではの低価格で指導が受けられる。

 小学生、中学生、高校生、不登校・通信制サポートの4つのコースがある。詳細はHP(https://strada-kobetsu.com/)から。

新キャプテンの磯選手

アローレレディース 女子サッカー 礒選手がキャプテンに 「多摩地域から女性の輝く姿を」

 女子サッカーチーム「NISHI SATOアローレレディース」がこの春新体制になり、昨年8月に加入した磯真央選手(MF)が新キャプテンに就任した。

 同チームは、「多摩地域から女性の輝く姿を発信する」を合言葉に昨年創部したチーム。東京都3部リーグからスタートし、創部1年で都2部リーグへの昇格が決定するなど躍進を続けている。八王子市にある文化杉並学園八王子グラウンドなどが練習会場だ。

 磯選手はキャプテンとして、「今年はまず都2部で優勝し1部に昇格することを目標に、ただ勝つだけでなく内容にこだわって、チーム一丸となって戦っていきたい」とコメントを寄せた。

 初代主将の鳥海由佳選手は、韓国WKリーグ所属の仁川現代製鉄レッドエンジェルズに移籍することが決定。「決断をするのは決して簡単ではなかったが、上へのステップアップを前向きに応援してくれたチームにはとても感謝している」とチームやファンに謝意を表明した。

 同チームを運営するNPO法人はちきたSC(八王子市)の紙本諭代表は「アジアのトップクラブへの異例の移籍を果たし、異国の地で挑戦する鳥海選手を心から応援したい」と激励した。

 都2部リーグの初戦は未定だが、同チームによると今秋の開催が濃厚だという。

諏訪の子どもマルシェ

永山・諏訪で春まつり 両名店会が同時開催

 永山団地名店会主催の「さつきまつり」と多摩諏訪名店会主催の「すわ新緑まつり」が5月24日(土)、それぞれの商店街で同日開催される。

 さつきまつり(10時〜15時)では、フリーマーケットやステージショー、ライブなどが行われる。また、日本女子大学・街歩き探索ゲーム「たまげっさー」、ミニSL乗車(1回100円)、コルク人形制作、久留米工業大学「インテリジェント・モビリティがやってくる!」などを行う。

 例年7月に行っていた「サマーセール」が暑さのため5月開催となった、すわ新緑まつり(11時〜16時40分)では、福島応援販売会、屋台・飲食の販売や子どもマルシェ、ミニ縁日などが行われる。

 また、メインステージには、多摩太鼓愛好会、Luce(LUXダンス)、風とキャラバン(尺八&ギター)、STUDIO NOTE(タップダンス)などのアーティストが出演する。雨天の場合、翌日に延期。

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式典では50年の歩みを振り返った(上)、にぎわうモンキーブリッジ=多摩第3団提供

ボーイスカウト多摩第3団 発団50周年を祝う パルテノン多摩で式典

 多摩市を拠点に活動するボーイスカウト東京連盟多摩第3団は5月3日、発団50周年を記念する式典をパルテノン多摩小ホールで行った。

 多摩センター駅周辺の施設や公園などで活動する多摩第3団は1975年10月19日に発団。現在は小学1年から26歳までの約50人が加盟し、年代別に5つの隊に分かれ活動している。

 記念式典には現役のメンバーや保護者などの関係者のほか、阿部裕行市長やOBなど約110人が出席した。多摩第3団の長谷川洋団委員長は「これからも『備えよ常に』を胸に、子どもたちと共に歩み、地域に根ざした活動を続けて参りたいと思います」とあいさつした。また、阿部市長は「これから先も、多摩ニュータウンにお住まいになっているみなさんの良きリーダーとして、様々な課題を乗り越える力と勇気、未来への希望を持って前に進んでいただきたい」などと話していた。

 その後は、子どもたちが主役となり、多摩第3団の歩みを振り返る資料映像の紹介やオリジナルソングの披露、ゲームなどを行い、会場を盛り上げた。団委員の湯浅幹子さんは「ローバー隊のスカウトたちが式の準備や進行を行い、後輩スカウトを優しくリードして盛り上げてくれたことを大変うれしく、誇りに感じています。彼らの姿に憧れて後輩スカウトが後に続いていくことが、多摩第3団の未来を作っていく式典になったのでは」と振り返った。

こどもまつりに参加

 多摩第3団は式典のあった3日から5日まで多摩センターや多摩中央公園で行われた「ガーデンシティ多摩センターこどもまつり2025」にも参加した。

 リニューアルオープンした多摩中央公園では6年ぶりにモンキーブリッジを設置し、来場者を楽しませた。

 また、子どもたちが作ったオリジナルの募金箱を持って募金活動を行うなど、こどもまつりを盛り上げた。

 阿部市長は「リニューアルした多摩中央公園のこどもまつりのにぎわいに多摩第3団のモンキーブリッジが花を添えてくれた」と賛辞を送った。

指揮/野平一郎

読者20組40人を招待 神奈川フィル  生誕150年ラヴェル作品と現代音楽を堪能 5月24日(土) 神奈川県立音楽堂

 神奈川フィルハーモニー管弦楽団は「音楽堂シリーズ Classic Modern」を開催する。5月24日(土)、神奈川県立音楽堂(JR・市営地下鉄桜木町駅徒歩10分)で午後3時開演。

 今回は、作曲家・ピアニスト・指揮者・教育者と今も多彩な活躍を続ける野平一郎(東京音大学長)を指揮者に迎える。

生誕150年のラヴェル「クープランの墓」、日本初演となる野平自身の作品「廃墟の風景」、ヤン・マレシュ「ジグザグ・エチュード」等古典と現代音楽の対比や、指揮者・ゲスト演奏者の独創的な演奏が楽しめる。S席4500円、A席3500円※65歳以上各席種10%引。チケット申込みは神奈川フィル・チケットサービス【電話】045・226・5107。

読者20組40人を招待

 この公演に読者20組40人を招待。希望者は、QRの申込みフォームから申込みを。5月16日(金)必着。当選はメールにて。

永山で上映会「花束」 5月30日、ベルブホール

 エグゼクティブプロデューサー岩井俊二、音楽SUGIZO、監督サヘル・ローズの組み合わせで製作された映画「花束」上映会が5月30日(金)、永山公民館ベルブホールで開催される。午後6時30分から(10分前開場)。参加費は1000円。主催はハーモニークラブ。

 様々な感情や思いを抱きながら児童養護施設で育った8人の若者たち。傷つきながらも笑顔を絶やさない彼らが抱える孤独。一人ひとりが記憶を紡ぎ、心のかけらを彼ら自身が全身全霊で表現するドキュメンタリーでもフィクションでもない実験映画「花束」。

サヘル・ローズさん講演

 監督のサヘル・ローズさんは「今、施設にいる子どもたち、家族がいてもいなくても苦しんでいる全ての大人へ、彼らの表現『花束』を受け取っていただけたら幸いです」とつづっている。

 上映会終了後にはサヘル・ローズさんの講演会(午後7時30分)も行われる。定員は120人。問合せは子どもの居場所リバティ【電話】042・400・0855(平日9時〜13時)。参加希望者はは申込みフォームから。

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講演会 口の健康について考える 6月8日、関戸公民館

 「2025 お口の健幸講座」が6月8日(日)、関戸公民館ヴィータホールで開催される。多摩市と多摩歯科医会の共催。

 第1部の講演会(午後2時から)は明海大学歯学部長の坂英樹さんが講師を務め「身元確認につながる歯の役割」と題した講演を行う。第2部は坂さんや阿部裕行市長らが参加するシンポジウム(3時20分から)が開かれる。入場は無料。定員は申込み先着150人。

 ホール近くには口の健康について歯科医師、歯科衛生士が相談に応じる歯科相談ブースが設けられる。また、株式会社ロッテによるガムを用いた咀嚼能力のチェックが同時開催される。申込みは下記応募フォームから。問合せは多摩市立健康センター【電話】042・376・9149。