藤沢版【5月16日(金)号】
江の島にいる鳥のはく製の前に立つ田中さん

日大生物資源科学部 骨博、登録博物館に 県内大学では初

 日本大学生物資源科学部(亀井野1866)内にある「骨の博物館」が先ごろ、県教育委員会から「登録博物館」に指定された。県内の大学博物館では初、市内では昨年9月の新江ノ島水族館に続き、2件目の登録となった。

 登録博物館は、歴史や芸術、民俗、産業、自然科学などに関するさまざまな資料を収集、保管、展示することにより、利用者の教養向上や調査研究などに資するために必要な要件を備えた施設。

 「骨の多様性と進化」をテーマとした同館では、キリンやトラといった哺乳類から魚やカエル、昆虫の骨格標本、はく製など約400点が展示されている。

 同館の前身となる施設は旧博物館法に基づき、1990年に「博物館相当施設」として指定。2022年に博物館法が改正され、それまで登録の主だった地方公共団体や財団法人、宗教法人のほか、学校法人やNPO法人も登録可能となった。

 そこで同館は県教委に申請を行い、登録に至った。県の担当者は「審査基準に基づき、職員の体制や営業日、一般市民に向けた学習機会の提供などを見て登録した」という。同館学芸員の田中雅宏さんは「やってきたことを評価してもらえた」と喜びを露わにする。

卒業生の協力で収集

 1階は陸・空・海に分け、動物たちの骨格標本やはく製を展示。2階は家畜と伴侶動物、3階は昆虫のほか、稲の標本などもある。

 展示されている標本の多くは、全国の動物園や水族館で獣医師として活躍する同学部の卒業生が、園で亡くなった動物の遺体を大学に寄贈することで作られたもの。新江ノ島水族館の人気者だった「みなぞう」(ミナミゾウアザラシ)の骨格標本と頭部のはく製もある。

 田中さんは「地域の人に向けたイベントや、どのような展示をしているか、データベースの作製にも力を入れたい」と今後の抱負を語った。

砂浜に放置されたごみ=かながわ海岸美化財団提供

市内海岸 GW後にごみ散乱 清掃団体ら「マナー守って」

 最大11連休となった今年のゴールデンウィーク。藤沢市内では例年のごとく、江の島周辺で多くの観光客でごった返した。海岸でバーベキューをする人もいたが、ごみを持ち帰らずに放置されるケースも相次いだ。県や市、相模湾沿岸13市町の海岸清掃を行うかながわ海岸美化財団などはマナーの順守を呼びかけている。

 「ゴールデンウィークのバーベキューごみの後始末に追われています」

 連休明けの7日、同財団の関係者がSNSに投稿した。余った食材や容器、アルコール類の空き缶に加え、炭や金網、コンロなどが袋いっぱいに入ったごみがトラックに山積みになっていた。

 市は海水浴場開設期間中に海水浴エリア内でのバーベキューを禁止するが、それ以外は規制がない。同財団の職員によると、年間で回収する海岸ごみは約2千トン。特にゴールデンウィークは一気に増え、中には砂浜にごみを埋めて隠すなど悪質なケースも後を絶たないという。

 ただ一方で、藤沢ではごみを拾うボランティアが増えたことにも触れ、「横須賀や小田原と比べると、ごみの状態は落ち着いている方。ありがたい」とも付け加えた。

 個人が不法投棄をした場合、5年以下の懲役もしくは1千万円以下の罰金、またはその両方の刑に処すると規定されている。「これから暖かくなり、バーベキューをする人も多いと思うけれど、ごみは持ち帰り、きれいな海岸を守ってほしい」と強く訴えている。

8市連携でごみ削減へ

 海洋プラスチックごみ削減のため啓発活動を進めるのは、藤沢を含む8市連携市長会議(横浜・川崎・横須賀・鎌倉・逗子・大和・町田)。5月30日の「ごみゼロの日」に合わせ、藤沢市では25日(日)午前9時から1時間ほど、市内5つの海岸で清掃活動が行われる。

先月25日付で神奈川県司法書士会湘南支部の新支部長に就任した 池田 将史さん 辻堂東海岸在住 49歳

問題解決、最初の窓口に

 ○…身近な法律の専門家として不動産登記や相続・遺言など多様な法律トラブルに対応する司法書士。藤沢、茅ヶ崎、寒川の2市1町の115人が加盟する湘南支部のかじ取り役に就任した。支部では無料相談会や、各団体の要請に応じたセミナーを開催しているほか、会員向けの研修会や懇親会も企画。「風通しが良い、執務しやすい環境を整えたい」と抱負を語る。

 ○…大学時代、「手に職をつけて自分で働き方をデザインしたい」との思いから就職活動はせず、何か資格を身に着けようと決めた。法学部での学びを生かせる司法書士を目指して卒業後も試験勉強に励み、合格。都内の事務所での勤務を経て、現在では生まれ育った藤沢の地で司法書士法人シーガル法務事務所の代表を務めている。シーガルはカモメという意味で、事務所のトレードマークにもなっている。「海のイメージに合っていると思って」と飾らない笑顔を見せる。

 ○…独立してからは、地元の知人に「人脈は大事だよ」と背中を押され青年会議所に所属。地域貢献活動に従事した。40歳で”卒業”してからもロータリークラブで地域に関わり続ける。支部の役員会、ロータリー、事務所での執務と忙しい毎日の中で、息抜きとして楽しんでいるのは2年前から始めたツーリング。これまで伊豆や房総、北九州などを訪れた。「景色を眺めながら自然の中でゆっくりと時間を過ごすと、いい気分転換になる」

 ○…司法書士として働く中で「悩みを抱えていても、専門家への相談は敷居が高いと思う人も多い」と感じてきた。「問題解決の最初の窓口として気軽に頼ってもらえたら」。他の士業と連携し、相談しやすい雰囲気づくりを心掛けていく。

中学生のおもてなしを受ける参加者

聴覚障害者と地域で交流 藤沢東RCが企画

 藤沢東ロータリークラブ(石川麻央会長)が主催する聴覚障害者と交流するイベントが先月27日、藤嶺学園藤沢中学校で開催された。聴覚障害者や地域住民、同校の生徒などおよそ80人が参加した。

 当日はデフリンピック自転車女子マウンテンバイク代表選手の早瀬久美さんの講演やデフスポーツ・手話の体験が行われたほか、同校茶道部が参加者を「おもてなし」。茶道の作法などを手話通訳や書で説明しながら茶をふるまった。

 茶道を体験した県聴覚障害者連盟の河原雅浩理事長は「とても落ち着いた雰囲気で、生徒たちの作法も素晴らしかった。また手話通訳があったおかげで作法の詳細もわかり、お茶もおいしく感じられた」と述べた。

 石川会長は「デフリンピックも控える今、地域一緒になって手話が言語であることなど聴覚障害の理解を深めるきっかけになってくれれば」と話した。

12人が立候補を表明 今夏参院選 本紙調べ

 任期満了(7月28日)に伴う夏の参議院選挙で、神奈川県選挙区(改選定数4)には本紙の調べでこれまでに現職3人、新人9人の12人が立候補の意向を示している。(5月9日起稿)

 自民党は2019年の前回改選時にトップ当選した島村大氏が23年に死去したことを受け、公募を実施。元神奈川県局長の脇雅昭氏(43)を選んだ。「県で働く中で国だからできることがあると感じた。行政のデジタル化を進めたい」と話す。

 立憲民主党の牧山弘惠氏(60)は07年に初当選し、4期目を目指す。「物価高から生活を守るための具体的な提案を行う。食料品に掛かる消費税をゼロに引き下げ、暫定税率の早期廃止でガソリン価格を25円引き下げる」と述べる。

 22年の合併選挙で欠員枠の5位で初当選し、任期が約3年だった立憲民主党の水野素子氏(55)は「物価高対策はもちろん、大学までの所得制限のない授業料無償化の推進など、未来を担う人材の育成や産業発展にも力を注ぎたい」と語る。

 13年に初当選し、現在、党女性局長を務め、3期目を目指す公明党の佐々木さやか氏(44)は「物価高克服のための減税や給付、中小企業支援などで給料アップ、全世代を守る社会保障の充実を求めていく」とコメントする。

 日本維新の会からは参議院議員秘書の千葉修平氏(52)が挑む。1999年から八王子市議を1期務め、03年から松沢成文氏の秘書を務める。「首相公選制の実現や飲食店の禁煙化などの受動喫煙対策を訴えていきたい」としている。

 共産党は党県委員会副委員長の浅賀由香氏(45)を擁立する。参院選に過去3回挑戦しており、「賃金の引き上げによる8時間働けば普通に暮らせる社会の実現や、大学をはじめとする高等教育の学費無償化を進めていきたい」と語る。

 国民民主党は元農林水産省官僚の籠島彰宏氏(36)を立てる。13年に農水省に入省し、20年から23年に経済協力開発機構へ出向していた。「日本を守るため、給料が上がる経済が必要。手取りを増やし、再び日本を強くしたい」と語る。

 れいわ新選組は元外務官僚の三好諒氏(39)を擁立する。21年に外務省を退職後、山本太郎参議院議員の秘書を務め、24年の衆院選では神奈川2区から立候補していた。「消費税廃止や社会保険料の減免などを訴えたい」と話す。

 社民党は元相模原市議の金子豊貴男氏(75)を立てる。1991年から2023年まで市議を8期務め、基地問題などに取り組んできた。「今の日本は平和を維持できるか、戦争国家に進むかの岐路に立たされている」と訴える。

 参政党は警備会社顧問の初鹿野裕樹氏(47)を立てる。警視庁に約23年間勤務し、24年衆院選で神奈川11区から出馬していた。「消費税や社会保険料を下げ、可処分所得を増やしたい。また、警察官など公安職の待遇改善を求めたい」という。

 日本改革党からはダンスインストラクターの畠山貴弘氏(45)が出馬意向。23年の南足柄市議選に立候補していた。「国民生活が苦しい中、消費税は5%にし、最終的には廃止。ガソリン暫定税率と再エネ賦課金の即刻廃止」と訴える。

 このほか1人が立候補の意向を示している。

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トロフィーを抱える(写真左から)海の女王に選ばれた吉田さん、杉本さん、海の王子の鈴木さん

海の女王&王子決定 市内在住の大学生3人

 (公社)藤沢市観光協会が主催する「2025湘南江の島海の女王&海の王子コンテスト」が11日に開かれ、いずれも藤沢市内在住の杉本理胡さん(19歳・大学2年)、吉田渚央さん(18歳・大学1年)、鈴木陽斗さん(19歳・大学2年)が選ばれた。

 市観光協会によると、今年は24人(女王13人・王子11人)の応募があり、女王2人、王子1人を選出した。3人は7月1日(火)に片瀬海岸西浜で開催される「海開き」でお披露目され、その後1年間、藤沢市の観光事業などに参加し、広くまちの魅力をPRしていく。

未来を創るAIと法律 25日 善行雑学大学

 善行雑学大学の第312回目の講座が25日(日)、善行市民センター(善行公民館)3階多目的ホールで開かれる。

 テーマは「未来を創る人工知能と法」。東京科学大学特任教授、名古屋大学客員教授の鈴木健二氏が講師を務め、画像生成や自然な対話が可能な生成AIを解説する。具体的な事例を交えながら生成AIが社会に与える影響を整理。個人情報の漏洩やサイバー攻撃、著作権侵害といった問題について取り上げ、AI技術を社会で適切に活用するために必要な法的な枠組みなどを説明する。

 午後2時(受付開始1時30分)から4時。定員100人。参加費500円(会員無料)。希望者は同大HP内専用フォーム、またはメール(kataoka9@gmail.com)から申し込む。問い合わせは片岡さん【携帯電話】090・7251・3232。

魅力あるまちづくりのヒント 5月22日、商工会館でセミナー

 地域の未来を一緒に考えよう―。藤沢商工会議所街づくり活性化委員会(相澤光春委員長)では5月22日(木)、藤沢商工会館で未来デザインまちづくりセミナーを開催する。午後4時から5時30分=写真。市民招待枠30人。参加費は無料。

 当日は沖縄の瀬長島ウミカジテラスや函館のシエスタハコダテなど国内外のまちづくりや地場文化の発信拠点づくりなど30年間で500カ所を手掛けている話題の国分裕正氏が登壇する。

 藤沢市の魅力あるまちづくりに向けて活動している同委員会。相澤委員長は「国分さんから様々なヒントが得られる貴重な機会。ぜひ市民のみなさんと一緒に聞いて今後の藤沢市の活性化につなげていきたい」とした。

 申込制。希望者は藤沢商工会議所(【電話】0466・27・8888)に電話を。

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海さくら主催イベント ごみ拾いで「パーフェクト」 ケイン・コスギさんら登場

 NPO法人海さくらと大正製薬(株)による「ファイトイッパーツ!ごみ拾い」が10日、片瀬東浜海岸で開催された。俳優のケイン・コスギさんや元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さん、コツメカワウソの妖精キャラクター「ちぃたん☆」が参加した。

 両者は2018年から海の環境を守る活動を共同で行ってきた。今年は「ファイ(5)ト(10)」の語呂合わせで5月10日に開催された。

 合言葉は「パーフェクト・ボディー」 「パーフェクト・ビーチ」 「パーフェクト・ブルー」――。始めにケインさんが美しい発音で読み上げた後、223人の参加者が50分間ごみを拾った。

 ごみは、可燃11袋、不燃0・5袋、缶1袋、瓶0・2袋、ペットボトル1袋(いずれも30L換算)が集まった。

 鎌倉から5歳の子どもと一緒に参加した女性は「参加するたびごみはあるので、こういった活動が必要。また、ケインさんたちに会えて子どもも喜んでいた。次は友達も誘って参加したい」と話した。

 海さくらの古澤純一郎理事長は、「夏が始まる前に海をきれいにしたい。砂浜でのごみ拾いを通じて、海にあるごみが街から流れてきたものであることを知ってほしい」と述べた。

湘南辻堂商店会 辻堂駅前で18日、音楽祭

 湘南辻堂商店会が主催する「第11回湘南辻堂音楽祭」が5月18日(日)に開催される。場所は辻堂駅西口で、午前10時から午後4時。雨天中止。

 「音楽で町と人をつなぐ」をテーマに、湘南を拠点に活動する地元ミュージシャンによるストリートライブが行われるイベント。同商店会や協力店舗による飲食ブース、ワークショップも楽しめる。

 「自転車でお越しいただく場合は近隣の駐輪場をご使用ください」と同商店会。

 問い合わせはフラワーショップわうち【電話】0466・36・1002。

鵠沼海岸サーフビレッジ前 ビーチテニス大会開催 きょうから3日間 観戦無料

 鵠沼海岸のサーフビレッジ前の砂浜で、きょう16日(金)から18日(日)に、ビーチテニスの国際・国内大会「ITF KUGENUMA OPEN BT10・BT50」が開催される。

 大会は各日午前9時25分から。1日目はBT10(無賞金)の男女ダブルス、2日目と3日目はBT50男女ダブルス(賞金あり)、3日目はJBX15b(国内大会)のミックスダブルスとU14の戦いが繰り広げられる。

 当日は観戦無料。直接会場へ。問い合わせはメール(yosuke.nakagawa@ifbtkanagawa.com)。

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藤沢各地で凧揚がる 5月の風物詩

 5月上旬、藤沢の抜けるような青空に、2地区から凧が揚がった。境川沿いを拠点とする「立石凧保存会 風神会」(神崎憲一会長)と、市北部打戻の「南風會」(金子一男代表)だ。

 3日から5日にかけてに揚げられた風神会の凧は、12畳(19・44平方メートル)のものを含め3種類。12月に丹沢山地で採れた竹を乾かし、薄く削り角を残さず取って組み立てる。夏には「風」「神」「蓮」の模様を施し、毎年約15カ月をかけて作成する。

 古くから境川下流沿いで行われていた凧揚げ。約50年前から地域の恒例行事として、5月には青空の下で宴会と凧揚げを行う。今では立石だけでなく市内から参加者が集い、今年も多くの人が凧を見守った。「揚がったときは歓声があがった。毎年のことだが達成感がある」と同会のメンバーは話す。

 4日には、南風會の作成した「御」「所」「見」の凧が打戻の空を泳いだ。御所見地区内で採れた竹を地元の建設会社の倉庫で組み立てる。

 今年は竹をなるべく細く割くなど軽量化のために工夫を重ね、倉庫に搬入できる3間(高さ5・45m)の大きさに初挑戦した。当日は3時間にわたり空中に留まり、初の試みは大成功。同会は「来年はさらに大きな凧を空に揚げたい」と意気込んだ。

チラシを手に、皆でポーズをそろえる参加者と横浜国立大学の関係者

村岡歩いて健康に 参加者求む「てくてくてっく」

 健歩・まちあるきワークショップ「てくてくてっく」が、村岡東の湘南アイパークとその周辺で行われる。横浜国立大学の主催で、歩きながら健康や暮らしやすいまちについて考える企画。昨年度初開催され、市民らから人気を博した。

 今年度の第1回は「運動として歩く点検ガイダンス会」と題し、6月7日(土)に実施。時間は午後1時〜3時30分。レクチャーとウォーキング。その後は6月28日(土)、9月20日(土)、12月6日(土)、来年2月21日(土)に行われる。興味のある回に参加する「発見隊」コースは定員8人で、村岡地区在住者が対象。全5回参加する「点検隊」コースは定員12人で、30分程度の歩行ができる村岡地区に住む40〜50代が対象となる。いずれも参加無料。

 参加希望者は【1】申込形式(発見隊/点検隊)【2】氏名【3】年代【4】電話番号【5】居住地を明記の上、メール(machigoto-kagaku@ynu.ac.jp)、または専用のフォームから申し込む。応募多数の場合は主催者側が選考。5月23日(金)締め切り。

大舞台に向け練習を重ねる三木さん(右)と下田さん

湘南台小・三木さん 鵠沼小・下田さん 卓球で県入賞、全国へ 「さらなる高み目指す」 岸田クラブ所属の2人

 湘南台小学校6年の三木梢愛さんと鵠沼小学校4年の下田旺典さんが5月3日、全日本卓球選手権大会県予選で入賞し、今夏行われる全国への切符を手にした。湘南台にある岸田クラブ(三木朋子代表)に所属する2人。市外からも多くの小中学生が通う同クラブからは、他にも7人が出場する。

 県予選で女子ホープス(小学校5・6年)の部、2位の結果を収めた三木さん。決勝で戦ったのは、幼い頃からのライバルだった。「負けてしまったのが心残り。自分の技術が相手より劣っていたと思う」と悔しさをにじませる。今回で4度目となる全国への出場。ライバルから刺激を受け「1日ずつ大切にして、練習で足りない部分を埋めていきたい」と語り、全国ではより高い順位を狙う。

 下田さんは男子カブ(3・4年)の部で2位となった。大きな大会での入賞は今回が初めてだという。「バックドライブが決まり、結果につながった。入賞できてうれしい」と笑顔を見せる。大舞台を前に、「フォアハンドとバックドライブを安定させて、勝利に近づきたい」と話し、ベスト8入りを目指す。

 2人が出場する「全農杯 2025年全日本卓球選手権大会」は7月25日(金)から2日間、兵庫県で開催される。

 また、三木さんは今年の冬に上海で開催が予定されている「東アジアホープス卓球大会」にも日本代表として出場が決まっており、今後の活躍が期待される。

ゴルフ部員や家族らが見守る中、真剣な表情でパッティングする子ども

狙い定めてショット ゴルフの基礎、子どもら学ぶ

 ゴルフの初心者向けスポーツ「スナッグゴルフ」の体験教室が6日、秋葉台文化体育館で開かれ、多くの親子連れが競技の魅力に触れた。(公財)藤沢市みらい創造財団が主催する「みらい子どもフェスタ」の一環。

 この日は、茅ヶ崎市在住の祖父江歩選手ら県内ゆかりの女子プロゴルファーが地域のスポーツ文化発展を目指して結成したプロジェクト「MASTGOLF」のメンバーと、湘南工科大付属高校ゴルフ部員が講師を務めた。子どもたちは専用のクラブを手に、テニスボールのような柔らかいボールを的にくっつけるなどゲーム要素を取り入れた競技を通して、ゴルフの基礎を学んだ。横浜市から訪れた小学2年の男子児童は「ゴルフは初めてだったけれど、10点当たった」といい、笑顔を見せた。

 また、参加者は岩手県大船渡市で起きた山林火災のチャリティーとして大きなフラッグに応援メッセージを書き、それが現地に送られた。

元気に泣いて

 白旗神社(鈴木大次宮司)で11日、「一心泣き相撲 藤沢場所」が開かれ、小さな化粧まわしを締めた2歳半までの赤ちゃん162人が参加した。

 泣き相撲は、赤ちゃんの健康と成長を祈願する日本の伝統行事。同社では2011年に初開催され、今年で14回目を数える。周辺大学の相撲部員に抱えられて土俵入りした赤ちゃんは、般若の面を付けながら脅かす行司と目が合うと、「ギャー」と元気の良い泣き声を境内に響かせた=写真。

試合終了後、ふじキュン♡(中央)らと記念撮影する上福選手(右)=株式会社CyberFight提供

上福ゆき選手 「子どものために役立てて」 地元凱旋で市に寄付

 湘南台出身の女子プロレスラー、上福ゆきさん(東京女子プロレス)の凱旋イベントが11日、湘南台文化センターで開催された。

 この日は、上福さんと上原わかな選手がタッグを組み、藤沢市公式マスコットキャラクター「ふじキュン♡」を伴い、伊藤麻希選手、凍雅選手と対戦。ふじキュン♡が伊藤選手に攻撃されそうになると、上福選手が両手を広げて守り、ふじキュン♡の頭部にある江の島シーキャンドルで伊藤選手を突き刺した。その後も上福選手は、173cmの高身長と長い脚を生かしたキックで観客を沸かせ、勝利で飾った。また一斗缶を持ったアジャコング選手も登場。「反則だ」という相手の桐生真弥選手に対し、「これは体の一部だよ」といい、会場の笑いを誘った。

 マイクを握った上福さんは「地元凱旋は4年連続。ここは私の支えであり、アイデンティティでもある」とし、売り上げの一部を市の教育応援基金に寄付。来場した鈴木恒夫市長と岩本将宏教育長に目録を手渡した。

バスケ3×3テラモで観戦 地元チームも出場

 バスケットボールイベント「湘南HOOP FES.2025」が18日(日)、テラスモール湘南(辻堂神台)1階のゲートスクエア・そらかぜステージで開かれる。午前10時から午後5時。

 3×3バスケットボール国内リーグ「3×3 3XS」の公式戦が行われる。午前は地元チーム「TEAM Q4湘南」を含む12チームによる予選、午後の準決勝、決勝で優勝チームが決まる。

 また、プロバスケットボールB3リーグ「湘南ユナイテッドBC」に所属する佐々木拓哉選手と石井智大選手を講師に迎え、小学生を対象とした「バスケットボールクリニック」や、成功回数に応じて景品がもらえる「シューティングチャレンジ」なども同時開催。

 詳しくは特設ホームページ(https://hoopfes2025.shonanbasketball.club/)へ。

広島・長崎平和学習 市が参加者募集中 応募6月9日(月)まで

 藤沢市は今年度の「平和学習広島・長崎派遣プログラム」参加者を募集している。対象は市内在住・在勤・在学の小学5年生から23歳程度で、広島(8月5日(火)から7日(木))は18人、長崎(8月7日(木)から10日(日))は24人が参加できる。

 広島派遣プログラムでは、被爆者による体験講話や、地元大学の平和活動サークルの案内によるフィールドワークに参加できる。長崎派遣プログラムでは、被爆した学校の見学などのフィールドワークや、長崎市主催の「青少年ピースフォーラム」に参加し被曝体験講話を聴く。また、両プログラムともに平和式典に参列する。

 報告会は8月31日(日)に藤沢市民センター(Fプレイス)で開催されるほか、11月18日(火)から24日(月)に市役所1階で報告展を開催する。

 応募は市ホームページから電子申請、または応募用紙に必要事項を記入し、市人権男女共同平和国際課宛てに郵送する。6月9日(月)必着。

 派遣前には参加者・保護者説明会が7月20日(日)、事前学習会が7月20日(日)と27日(日)に開催される。

 (問)同課【電話】0466・50・3501

「燦々寄席」が開催 17日 社会人落語家集う

 第二回目となる「藤沢宿燦々寄席」が5月17日(土)、三富士町内会館2階ホール(藤沢966)で開催される。午後1時から開場。終演予定4時半。

 毎年9月に開催される「藤沢宿・全日本素人落語フェスティバル」の実行委員会が主催。全国から社会人落語家が出演し、話芸を披露する。 

 入場無料。事前予約不要で先着40人が入場可。問い合わせは今野さん【携帯電話】090・9308・5754。

アマ吹奏楽定期演奏会  高校生以下は無料

 アマチュア吹奏楽団の湘南交響吹奏楽団グランドシップ(宮澤信也団長)が18日(日)に藤沢市民会館大ホール(鵠沼東8の1)で第18回定期演奏会を開催する。開場は午後1時15分、2時開演(終演予定は4時)。入場料は一般500円。

 また地域貢献の一環で、藤沢の未来を担う子どもたちに吹奏楽の魅力を届け育成の一助となることを願い、小学生・中学生・高校生は入場無料としている。

 今回は、湘南高校出身で日本ウインドアンサンブル《桃太郎バンド》主席ティンパニ奏者の岡田直樹さんを招いての演奏となる。演奏楽曲は、交響詩「ローマの祭り」O・レスピーギ/佐藤正人編、「マリンバと吹奏楽のためのコンチェルティーノ」A・リード、「ハンティンドン・セレブレーション」P・スパークほか。

 吹奏楽を通した音楽の追求、いきがい、地域の文化芸術活動への貢献を目的とし活動している同楽団。今年で創立20周年を迎え、現在は10代〜70代の総勢60名以上の団員が所属している。毎年5月の定期演奏会、8月の吹奏楽コンクール県大会、11月の冬の音楽会を中心に演奏を行い、吹奏楽コンクールではこれまで県大会で金賞を3度獲得する実績を残す。

 

 

  

 

地域食材の魅力を堪能 18日 藤沢駅北口に集結

 地域食材が味わえる「うみべのFARMERS MARKET」が、サンパレット広場とサンパール広場(藤沢駅北口)で18日(日)午前10時〜午後4時(フードトラックは午後7時まで)に開催される。

 「おいしい!から始まるサスティナブルな食のかたち」をテーマに地域の一次産業を応援する同イベント。旬野菜の直売、フードトラックでとれたて野菜を調理しその場で楽しめるほか、数量限定で農家とのコラボメニューも用意される。

 雨天時は会場の変更や中止の場合あり。最新情報は同イベント各種SNSで確認できる。

体動かし健康目指す  31日 スポーツパーク開催

 「FUJISAWA SPORTS PARK」がサンパール広場(藤沢駅北口)で31日(土)に開催される。午前10時から午後4時。参加無料。

 「藤沢市スポーツ都市宣言」の理念に基づき行われる同イベント。今年度第1弾のテーマは「健康寿命日本一」で、スポーツなどの体験プログラムを通し自身の身体と向き合う機会となっている。雨天時は北口地下広場で縮小開催。

 また「全かなスリッパ卓球選手権大会 湘南地域大会」も同時開催。当日先着順でエントリーとなり、優勝者は秋開催の決勝大会へ進出できる。

 詳細はイベントSNSへ。(問)ふじさわスポーツパーク実行委員会【電話】0466・23・1680。  

 

 

湘南台でわくわく 18日 駅地下で催し

 「湘南台ワクワク広場」が18日(日)に湘南台アートスクエア(地下鉄「湘南台駅」改札前)で開催される。午前10時から午後4時まで。

 子どもから大人まで楽しめる様々な催しが行われている同イベント。今回で10回目の開催となる。

 名物の「大きならくがき」コーナーには、『包丁人味平』などで知られる漫画家のビッグ錠さんが登場する。また、商店街から料理店の出店も多数。そのほかフリーマーケットや、音楽演奏、ダンス、わたがしの出店もある。

 問い合わせは、同実行委員会【携帯電話】090・1500・0064。