神奈川区版【5月22日(木)号】
初回はカレーライスなどが提供された

ふれあいっこ三ツ沢 「地域食堂」で再出発 みんなで作る居場所に

 地域団体「ふれあいっこ三ツ沢」が2017年から三ツ沢東町で活動してきた子ども食堂。5月から「地域食堂」として装い新たに三ツ沢上町で再出発した。子どもたちだけでなく、一人暮らしの高齢者や若者など、幅広い世代が集う「地域の居場所」を目指す。

 これまでの子ども食堂は月に一度、三ツ沢東町自治会館で行われていたが、運営の中心を担ってきたボランティアが高齢化。80代のメンバーもいた中で、立ち仕事や長時間の拘束が負担となり、継続が困難な状況となっていた。

 そこで今回、同団体が開いているプログラミング教室のスタッフや町会役員、大学生や高校生ボランティアなどが新たに加わり、これまでの経験と想いを引き継ぐ形での再出発となった。東町時代のメンバーも、可能な範囲で手伝いに訪れるなど、地域内の交流は継続している。

 横浜中央卸売市場に納品する農家から野菜の提供を受けるほか、地域の企業や団体からも寄付や支援を受ける。

多世代を対象に

 「地域食堂」への名称変更には、これまでの活動で得た気づきが反映されている。ふれあいっこ三ツ沢の小川真奈美代表によると、子ども食堂として運営していた8年間の中で、食事に来られない人たちへの個別支援も行ってきた。その中で最も支援要望が多かったのが、一人暮らしの独身男性だったという。「子どもだけでなく、だれでも来られる居場所にしたい」との思いから、対象を広げた。

 三ツ沢上町町内会館で当面は毎月第2水曜日の午後5時から開催し、約40食を提供する予定だ。幼児〜中学生は100円で、高校生以上は300円。「ふれあいっこ三ツ沢」ホームページからの事前申込制。

参加型目指す

 新しい地域食堂では、「みんなで作る居場所」をコンセプトに、参加者自身が運営に関わる「参加型」を目指す。子どもたちが受付を手伝ったり、参加者が食事の準備や後片付けを分担したりと、共に食堂を創り上げていく仕組みを取り入れる。

 「支援する側・される側という関係ではなく、誰もが役割を持ち、互いに支え合えるような、新しい化学反応が生まれる場になれば」と小川代表は期待を込める。

横浜市 町内会補助金 引き上げ 1世帯200円増、活動後押し

 横浜市は今年度から自治会町内会の活動に対する「地域活動推進費補助金」の上限をこれまでの加入1世帯当たり700円から900円に引き上げた。2006年に助成金制度が導入されてから初の引き上げで、物価高や活動のデジタル化が背景にある。市は引き上げにより、担い手不足やコロナ禍で停滞した町内会活動の後押しにつなげたい意向だ。

 補助金制度は、1962年に始まった「地域振興協力費」が起源。2006年に町内会が行う防災・防犯活動やまつりなどの公益的な活動に対する「地域活動推進費補助金」と町内会所有の防犯灯の維持・管理のための補助金に分離された。

 同補助金の上限は制度開始以降、1世帯当たり700円で据え置かれていた。市市民局によると、23年度は約2600団体から申請があり、約8億3千万円が交付された。今年度、初めて上限が引き上げられ、900円となった。同局は「物価の推移などを考慮して200円増とした」と理由を説明する。

加入率低下続く

 同局によると、24年4月時点で市内には約2800の自治会町内会がある。市内約180万世帯のうち、3分の2にあたる120万世帯が加入。加入率は14年に比べて約10ポイント低下しており、減少傾向に歯止めがかからない状況だ。

 町内会活動は防災・防犯から子育て支援、高齢者の見守りなど、住民ニーズの多様化に伴い、扱う範囲が広がっている。活動の担い手の高齢化が進んでいることに加え、コロナ禍で活動停止を余儀なくされたこともあり、組織自体が弱体化している側面もある。

 神奈川区連合町内会自治会連絡協議会の岐部文明会長は「高齢化で加入世帯が減る中、上限引き上げは助かる」と語る。

 同局は「事務作業などの町内会運営をデジタル化するなどの方法もあり、補助金を有効に活用してほしい」と話す。同補助金は6月末までに申請する仕組み。市は今年度から、これとは別に防犯活動に関する補助金を新設したり、上限を引き上げたりしており、多方面から町内会を支える。

5月31日から6月2日まで行われる第44回横浜開港祭の協議会実行委員長を務める 永井 嵩久さん 神奈川区在住 36歳

世界が広がる開港祭に

 ○…毎年約75万人が来場し、今年で44回目を迎える市民祭。「多くの方が築き上げてきた歴史を誇りと責任をもって継承していく」と顔を引き締める。掲げたサブテーマは「〜OPEN×HEART OPEN×WORLD〜」。多様な文化に触れたり、新たな体験を通して心を開き、自分の世界を広げてほしいという思いを込めた。「来場される皆様、特に子どもたちにとっての人生の転換点になれば幸いです」

 ○…「閉じた世界にいた」自分を変えたのは大学時代。メディアサークルやベンチャー企業でのアルバイト、学生団体での活動を通し、他大学の学生や様々な業種の社会人と出会った。多様な価値観を知り、「何に対しても抵抗がなくなった」という。卒業後は何らかの形に残る仕事で地元に貢献したいと横浜銀行に就職した。その後、そこで出会った妻の父が経営するセメント・生コンクリート商社という新たな世界への挑戦を決めた。

 ○…4歳の息子との公園巡りが息抜き。「横浜市内には無料とは思えない充実した公園がたくさん。子どもと楽しめる公園ベスト5が作れるくらい行っています」とにっこり。今は家族と神奈川区に住むが、幼少期から社会人3年目まで過ごした綱島への愛は強い。地元を離れた同級生も多いが、今でも年に2回は会って綱島の街巡りを楽しむという。

 ○…人生を50m走に例える。「目の前のことに全力で取り組むと、その経験や出会いからおのずと次の50mが見えてくる。その道を全力で駆け抜けての繰り返し」と話す。横浜開港祭の主催者団体の一員である横浜青年会議所に所属して6年目。「この経験や人とのつながりを40歳の卒業後にどのように生かしていくか、今から楽しみです」と先を見据える。

参加者にアドバイスを送る金井支配人(右端)

フレイル予防担い手研修 メガロス職員が講師に

 神奈川区内で健康維持・介護予防のために活動している人などを対象にした「担い手向けちょい足し研修」の初回が5月16日にフィットネスクラブのメガロス神奈川=入江=で開かれた。

 同店のスタッフらが講師となり、3回に分けて行われるもの。地域で担い手として活動する人など16人が申し込んだ。

 この日は同店の金井靖幸支配人が講師となり、フレイル予防に必要な運動・口腔・社会参加・栄養の4つの柱の紹介や、運動プログラム「ハマトレ」などを実践。「担い手」の目線として、「カウントをしっかり声に出しながら」など参加者に伝えるポイントをアドバイスした。

 区内で「歌うチャーミング体操」の講座を主宰している山崎修一さんは「普段使わない筋肉を動かす大切さなどを学べました」と感想を話した。

 横浜市とメガロスの運営会社は昨年協定を締結し、子ども・子育て世代への運動機会の創出や、高齢者への健康づくり、介護予防・フレイル予防の普及啓発などを実施している。

園の説明を聞く保護者ら

11園が一堂に 神奈川区幼稚園フェア

 公益社団法人横浜市幼稚園協会神奈川支部は5月17日、「神奈川区幼稚園フェア」を神奈川公会堂で開催した。

 毎年10月中旬に各園の願書配布が始まることから、その前に時間的余裕を持ちながら幼稚園選びをしてほしいとの思いで実施しているもの。当日は、区内幼稚園協会加盟園の幼稚園・認定こども園の11園が参加した。保護者らは園長や職員の説明に真剣な表情で聞き入っていた。また、臨床心理士による育児の悩み相談も行われた。

 銀嶺幼稚園園長で同支部の永井洋一支部長は、「預かりの場としてだけでなく、我が子の成長の場として幼稚園を選んでもらえたら」と話した。

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羽沢の家でバザー しゅーくるーむが開催

 菅田町で親と子の広場を主催する「つどいの広場 しゅーくるーむ」によるバザー「しゅーくるーむマーケット」が5月29日(木)に開催される。

 会場は、特別養護老人ホーム羽沢の家二番館=羽沢町1667の1。午前10時から正午まで。雨天中止の際はしゅーくるーむのインスタグラムアカウント等で告知予定。

 会場では使わなくなったおもちゃ、子ども服や絵本などのリサイクルマーケットのほか、ハンドメイドアクセサリーや野菜、パン、はちみつなどが販売される。「お子さんと一緒にお散歩気分で楽しんでもらえると思います」と担当者。詳細はしゅーくるーむ【携帯電話】070・5549・2034

26人が参加した

横浜市×資生堂 化粧で生き生き元気に 美容教室を開催

 スキンケアやメイクで健康寿命の延伸を目指す「いきいき美容教室」が5月15日、六角橋地域ケアプラザで行われた。資生堂ジャパン(株)=東京都=の社員が講師を務め、26人が参加した。

 同社は、化粧で心身機能や生活の質の維持・向上を目指す「化粧療法」を開発し、全国で教室を開催している。教室では、身だしなみや化粧には、健康寿命を延ばす「運動」「食事」「交流」の3つの要素があると説明。参加者は身体をほぐし循環を高めるストレッチや唾液腺を刺激するスキンケアを行った。その後、腕の筋肉を使いながらメイクアップを実践し、参加者同士で口紅の色を選び合うなど交流も深まっていた。

 化粧を終えて華やかになった参加者からは「このまま帰るのはもったいない。どこかお茶でもして帰ろうかしら」といった声も上がった。

市と連携し各所で

 教室の開催は横浜市と同社が今年3月に締結した介護予防に関する協定によるもの。

 教室は区役所や地域ケアプラザなどで行われ、年間計60回ほどの開催を予定する。

横浜出身の落語家2人が出演する

関内ホール 寄席に5組10人招待 6月2日必着で応募

 横浜出身の二つ目による落語会シリーズ「関内寄席 ここらの4人〜真打への道〜二人会」が6月11日(水)、関内ホール・小ホール(JR関内駅北口6分)で行われる。

 今回は「全国若手落語家選手権」で大賞に輝いた三遊亭ごはんつぶさん=緑区出身=と、春風亭昇羊さん=旭区出身=の2人が出演する。

 午後6時開場、6時45分開演。入場料は全席指定で前売り2000円、当日2500円(未就学児入場不可)。購入・問合せは、同ホールチケットカウンター【電話】045・662・8411へ。

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 この寄席に5組10人を招待。希望者は、はがきに〒住所、氏名、年齢、感想を明記し、〒231―0033横浜市中区長者町2の5の14タウンニュース社「関内寄席係」に郵送を。6月2日(月)必着。

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神大吹奏楽部 恒例サマーコンサート 6月6日、みなとみらい

 神奈川大学吹奏楽部は6月6日(金)、横浜みなとみらいホール・大ホールで「2025サマーコンサート」を開催する。

 全日本吹奏楽コンクール大学の部で30回以上の金賞を受賞しているほか、神奈川区民まつりや5月のザよこはまパレードにも出演している同部。コンサートは毎年この時期に実施している。

 当日は、『サモン・ザ・ヒーロー』(J.ウィリアムズ)、『パリのアメリカ人』(G.ガーシュウィン)、『トラベラー』(D.マスランカ)、『全日本吹奏楽コンクール”新旧”課題曲』、『Mont Fuji富士山〜北斎の版画に触発されて〜』(真島俊夫)を演奏予定だ(曲目は変更の場合あり)。

 開演は午後6時30分(5時45分開場)。チケットは全席指定。SS席(2500円)、S席(2000円)、A席(1500円)、B席(1000円)。チケット購入専用サイトのteketで販売中。問い合わせは、同部【電話】050・7109・0570。

作品を紹介する奥津さん

「橋と船をめぐる旅へ」 柳原良平氏の特集展示

 画家・柳原良平氏の没後10年を記念した特集展示「橋と船の博覧会」が、横浜みなと博物館内にある柳原良平アートミュージアム=西区みなとみらい=で開催されている。8月に予定される企画展に先駆け、実施された特集だ。

 今回は、橋と船をセットに描いており、横浜港にかかる横浜べイブリッジや鶴見つばさ橋をはじめ、瀬戸内海にかかる明石海峡大橋、瀬戸内海の島々をつなぐしまなみ海道の橋を題材にした国内の作品から、サンフランシスコのゴールデン・ゲートブリッジや上海郊外の周荘の風景などを描いた海外の作品まで計23点が展示されている。

 同館の学芸員・奥津憲聖さんは「橋と船をめぐる旅に出かけているような気持ちで鑑賞いただけたら」と呼びかける。

 会期は11月16日(日)まで。入館料一般500円、65歳以上400円。午前10時から午後5時(最終入館4時30分)。月曜は休館(祝日の場合は翌日休館)。問い合わせは同館【電話】045・221・0280。

賞状を手にする小川会長(中央)

2年無火災で表彰 三枚地区連合自治会

 2年間の連続無火災を達成したとして、三枚地区連合自治会(小川裕司会長)が区長表彰を受けた。

 横浜市では世帯数ごとに連続無火災の表彰基準を設定。継続期間に応じて、市民防災の日推進委員長(区長)、消防局長、市長表彰を授与している。同連合会は今年3月24日をもって2年間連続の無火災記録を達成。5月16日に神奈川区役所で行われた区連会の定例会の冒頭で表彰式が行われた。

 鈴木茂久区長から感謝状を受け取った小川会長は「消防団や年末のパトロールなど、見えないところでの皆さんの努力あっての達成。引き続き安心安全で住みよい街を目指したい」と話した。

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トロフィーを掲げて優勝を喜ぶ選手たち

横浜EX B3完全優勝で昇格 横浜移転4年目、悲願達成

 プロバスケットボールB3の横浜エクセレンス(EX)が、5月9日から11日に行われたプレーオフ準決勝で岩手ビッグブルズに逆転勝利し、ホームである横浜武道館でB2リーグへの昇格の切符をつかんだ。また、16日・17日に行われた決勝戦にも勝利し、「B3リーグ完全優勝」の快挙を成し遂げた。

劇的勝利で昇格決める

 レギュラーシーズン上位8クラブのトーナメント戦(3戦2勝方式)で行われたプレーオフ。先に2勝した方が昇格となる準決勝で、対するは昨年B2から降格し、復帰を狙う岩手。第1戦を岩手が、第2戦を横浜EXが勝利し、最終第3戦が運命の試合となった。

 会場は「レッツゴーエクセレンス」「ヨコハマ」の大合唱が続く中、点差がほとんどつかないまま、最終クォーターへ。一進一退の攻防戦が続き、2点ビハインドのラストオフェンス。残り0・1秒でトレイ・ボイドIII選手が放った起死回生の3ポイントシュートが決まり逆転に成功。77対76と劇的な勝利で、B2リーグ昇格の切符をつかんだ。

決勝戦でも勝利し優勝

 また、16日・17日にはプレーオフ決勝戦が行われ、アースフレンズ東京Zに2勝し、優勝を決めた。これにより、同クラブはレギュラーシーズンを首位で終え、プレーオフでも優勝するという「B3リーグ完全優勝」の快挙を成し遂げた。

 横浜EXは、2021年に横浜移転後4年目。B3優勝は、前身・東京エクセレンス時代の2018─19シーズンに所属して以来2度目、横浜移転後では初。また、B2昇格も移転後初となる。

 決勝戦を最前列で応援していたブースターは「横浜EXを応援して3年。(優勝は)やっとという思い」と喜んだ。河合竜児ヘッドコーチは最後のあいさつで「来季はB2。ブースターや選手と共にチームを成長させていけたら」と話した。

同館の鈴木さんと旗などの展示コーナー

はまぎん こども宇宙科学館 宇宙を旅した旗 展示 横浜出身・古川さんと飛行

 磯子区洋光台の「はまぎん こども宇宙科学館」はこのほど、横浜市出身の宇宙飛行士・古川聡さんから市に返還された宇宙飛行記念品の展示を始めた。記念品は古川さんが2023年から24年にかけて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した際に持参した旗で、旗が宇宙を飛行した証明書などと一緒に同館5階で展示。貴重な資料を間近で見ることができる。

 横浜市出身の古川さんは2011年に約5カ月半、23年8月から24年3月までの約6カ月半にわたりISSに滞在。展示が始まった旗は、23〜24年のISS長期滞在ミッションに参加する際に市が古川さんへ提供した。旗は市を代表する風景としてみなとみらい21地区の風景がプリントされたもので、199日間にわたって古川さんとともに宇宙を飛行。今年1月に同館で開かれた「宇宙飛行記念品返還式」で市に返還され、市の施設を代表して同館での展示が決まった。

展示場所は5階

 展示場所は5階宇宙船長室の一角で、NASA(アメリカ航空宇宙局)発行で古川さんの署名が付いた旗の「宇宙飛行証明書」と、ISS滞在中にクルーとともに撮影した写真や古川さんの署名が入った記念パネルも並ぶ。他にも同館が所蔵する宇宙飛行士関連の品として、これまで展示していなかった山崎直子さんの写真や、野口聡一さんが宇宙に持参した「宇宙ドングリ」なども一堂に展示。宇宙飛行士に関する品を集めたコーナーが完成し、期限は設けず当面展示を行うという。

 同館事業課ディレクターの鈴木啓子さんは「横浜市出身の方が、記念品と一緒に誇りを持って宇宙を旅したことを知ってほしい。今後、横浜から新たな宇宙飛行士が誕生してくれたらうれしい」と話す。開館時間は午前9時30分から午後5時(入館は4時まで)。休館日は第1・第3火曜日。

イベントを知らせるチラシ

未就学児の歯科健診 29日、区役所でイベント

 歯と口の健康週間に合わせた未就学児向けの企画「歯っぴーキッズイベント」が5月29日(木)午後1時から4時まで、神奈川区役所別館2階で行われる。神奈川区歯科医師会と区福祉保健センターの共催。

フッ素塗布体験

 イベントでは、区歯科医師会の歯科医師による歯科健診、フッ素塗布体験、歯並び相談がある。フッ素塗布の効果を高めるため、事前に歯磨きを済ませておくことが推奨されている。アンケートの回答で、口腔ケアグッズがプレゼントされる。

 対象は区内在住の1歳6カ月以上の未就学児で参加無料。午後1時から3時30分まで、30分ごとに全6枠が設けられ、25人ずつ、合計150人に対応する。参加には予約が必要で、市電子申請システムで受付中。定員になり次第締め切り。

 持参品は口を拭くタオルやハンカチ、歯ブラシ。同日には保護者を対象とした「おとなの健康チェック」も併せて実施される。問い合わせは区福祉保健課健康づくり係【電話】045・411・7138。

「ハマフェスY166」の記者発表会に登壇したゲスト出演者ら(4月17日、都内会場)

5月24・25日はハマフェス 多彩なイベントを開催

 横浜の魅力を地域とともに伝える祭典「ハマフェスY166」が5月24日(土)と25日(日)、山下公園をメイン会場に、馬車道や関内、山下公園通り、横浜中華街、元町・山手、象の鼻パークなどで開かれる。

 5月10日から「レトロウォークスタンプラリー」が実施中のほか、今年は大学生が企画したコンテンツや、横浜バニラ(株)CEOの高橋優斗さんが次世代ブランドディレクターに就任するなど新たな取り組みも。

 各エリアでエンタメ・グルメ・スポーツなどのテーマに沿った多彩な企画が用意され、ハズレなしの「巨大ハマガチャ」も登場予定。音楽やダンス、スケートボードマスターチャンピオンシップのほか、横浜出身のクリスタル・ケイさん、クレイジーケンバンドの特別ライブも行われる。

開港を祝う花火=提供

初夏を彩る開港祭 5月31日から3日間開催

 毎年恒例の「第44回横浜開港祭」が5月31日(土)から6月2日(月)までの3日間、臨港パークやみなとみらい21地区、新港地区、その他周辺で開催される。主催は(一社)横浜青年会議所などからなる横浜開港祭協議会。

 ステージイベントや一般公募で集まった横浜市民による合唱、花火など、70を超えるコンテンツで開港を盛大に祝う。

 今年の注目は、各国のブースが並び、世界の魅力に触れることができるワールドストリートやさまざまな仕事に挑戦できる職業体験エリア。最大30mの高さの水と音楽、光が調和する噴水ショーも開催される。

 同祭実行委員長の永井嵩久さん=人物風土記で紹介=は「安心・安全を最優先に、皆様に最高のお祭りをお届けします。ぜひ会場で、みなとまち横浜の開港をお祝いしましょう」と呼び掛ける。

 各コンテンツの詳細は同祭のホームページで随時公開される。

25日に講演する日本被団協の和田征子さん=実行委提供

被団協和田さんら講演 県民センターで戦争展

 横浜大空襲の記憶を伝える「2025平和のための戦争展inよこはま」の特別企画として、講演と朗読劇などが5月25日(日)と31日(土)に横浜駅西口近くのかながわ県民センター(神奈川区鶴屋町2の24の2)2階ホールで開催される。時間は両日とも午後1時30分(1時開場)〜午後4時。資料代は800円(高校生以下は無料)。

 同展実行委員長でノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の事務局次長を務める和田征子さんの講演(25日)や、慶大名誉教授で世界平和アピール七人委員会委員の小沼通二さんの講演、日吉台中学校演劇部による朗読劇「マブニのアンマー・沖縄の母〜沖縄を再び戦場にしない〜」(31日)などが行われる。

 また5月30日(金)から6月1日(日)まで、横浜大空襲や占領下の横浜などを題材にした約500点の展示が同センター1階展示場で開催される。午前10時から午後7時(最終日は6時)。入場無料。

30回目の開催

 主催する実行委員会は、戦後50年を迎えた翌年の1996年から戦争展を開催。終戦の年の5月29日に米軍のB29爆撃機が投下した焼夷弾が横浜市街を焼き、8千人以上ともいわれる死者を出した横浜大空襲の歴史を振り返り、戦争の悲惨さや平和について考える行事を企画し、今年30回目を迎えた。実行委員会では「戦争のない核も基地もない、命が大切にされる世界をどのように築いていけるか、若い人たちとともに考え平和な未来のために役割が果たせる戦争展にしたい」としている。

 戦争展に関する問合せは同展実行委員会事務局の吉沢さん【携帯電話】090・8726・5227へ。

程ヶ谷CC 神奈川県民ゴルフデー 7・8月対象日が特別料金

 全国屈指の名門、程ヶ谷カントリー倶楽部が7月、8月の平日対象日に割引料金でプレーできる、神奈川県民ゴルフデーを実施する。

 定員は各日10組。対象は、満25歳以上の県内在住・在勤者とその同伴者で、4人または3人で申し込む。料金はキャディ・昼食付で2万7千円(カート予約不可)。

 申し込みは5月23日(金)9時から受付。同倶楽部ホームページから申し込み用紙をダウンロードし、ファックスで申し込む(定員になり次第締め切り)。※熱中症対策あり。詳細はホームぺージにて確認を。

「脱炭素取組宣言」のロゴマーク

中小の脱炭素化 伴走支援 市、専門家の指導など

 横浜市と公益財団法人横浜企業経営支援財団(IDEC横浜)は5月8日、中小企業の脱炭素化を促進するための2つの支援策を発表した。

 一つ目の「伴走支援」では、昨年6月に創設した「脱炭素取組宣言」制度に参加した事業者を対象に、温室効果ガス排出量の見える化と削減計画策定を支援する。年間80社の枠を設け、専門家が1事業者あたり原則3回の訪問指導を行う。

 二つ目の「訪問支援」では、宣言を行っていない事業者を対象に、脱炭素取組宣言制度の紹介や、排出量を可視化するセルフ診断方法のアドバイスを実施する。1社につき1回の訪問で年間400社の枠を設ける。

 両支援とも2026年3月まで無料提供される。申し込みはIDEC横浜のサイト(https://datsutanso.idec.or.jp)から行う。

「取組宣言」は5千社超

 市は市内企業の99・6%を占める中小企業の取り組みが脱炭素社会実現に不可欠とし、「脱炭素取組宣言」制度を創設。すでに5千以上の事業者が参加している。

 今後も「知る」「測る」「減らす」の3ステップで中小企業の脱炭素経営を促進し、横浜市内全体の脱炭素社会実現に向けた取り組みを加速させる方針だ。

 問い合わせや脱炭素に関する相談はIDEC横浜【電話】045・225・3717。

昨年の展示販売会

横浜市が女性起業家販売展示会の出展者募集 9月開催、百貨店出店のチャンスも

 横浜市は9月4日(木)に市役所で行う百貨店や商業施設のバイヤーらが来場する展示販売会「横浜女性起業家コレクション2025」の出展者を6月12日(木)まで募集している。

 展示販売会は女性起業家の販路拡大支援を目的に開催。展示会を通じてマッチングが成立すれば、10月以降に百貨店や大型商業施設で開催予定の「輝く女性起業家プロモーションウィークス」に参加できる。

 出展対象者は、現在横浜を拠点に事業運営をしている、または予定している女性起業家で、販売実績と商品などのサイトを持っていることが条件。募集は約50事業者程度。サイトを通して申し込む。

 市経済局によると、昨年は114事業者から応募があり、審査の上、50事業者が販売会に参加。その後、マッチングが成立した42事業者が百貨店などに出店した。

 問い合わせは輝く女性起業家プロモーション事業事務局【電話】045・307・4847(平日午前9時〜午後5時)。

昨年度の企業マッチング会の様子(横浜市提供)

女性向け、Webマーケティング・サイト制作の就職支援プログラム 横浜市が7月から、オンライン中心

 横浜市はデジタル分野で働きたい女性向けの就職支援プログラムを7月に開始する。

 女性の就業や所得向上を目的とし、「Webマーケティングキャリアスクール」として行う。昨年度までのSEOやWeb広告について学ぶ「Webマーケティングコース」に加え、今年度は、インターネットの仕組みなど、Webサイトを作るための基本的な知識を学ぶ「Webサイト制作入門コース」を新設した。

 両コースとも、参加者は7月から11月までオンライン授業などを受ける。12月以降は企業とのマッチングがあり、市側が就職までをサポートする。

 希望者は6月15日(日)までに申し込む。参加無料、定員はマーケティングコースが50人、サイト制作コースが20人。書類とオンライン面接で選考の上、受講者が決まる。両コースともZoomとオフラインの説明会が行われる。説明会に参加しなくてもプログラムへの申し込みは可能。

 市は昨年度も同様のスクールを開き、45人の受講者のうち、3月末までに36人が就職などの進路決定につながったという。市男女共同参画推進課は「デジタル分野が未経験の人でも、スキル取得から就業までを伴走型で支援します」と呼びかける。

 詳細は専用サイト(https://work-school.city.yokohama.lg.jp/)で。

プレゼントされる限定ステッカーのイメージ

「パウ・パトロール」のステッカープレゼント 5月24日から、横浜市内162店舗で

 横浜市は人気アニメ「パウ・パトロール」のキャラクターが描かれたオリジナルステッカーを5月24日(土)から6月2日(月)まで、市内162店舗で配布する。

 期間中、MARK IS みなとみらいや横浜中華街などの各エリアにある対象店舗で、指定商品を購入したり、サービスを利用すると、横浜限定デザインのステッカーがもらえる。エリアごとに異なるデザインで全8種類が用意され、「チェイス」や「マーシャル」など、パウ・パトロールのキャラクターが描かれている。

 同期間中はオリジナルフォトスポットも8カ所に設置される。MARK IS みなとみらいや横浜赤レンガ倉庫、横浜人形の家などで、パウ・パトロールのキャラクターと記念撮影が楽しめる。各場所のフォトスポットデザインは異なる。

 ほかにも、5月25日(日)の「ハマフェスY166」や31日(土)の「横浜開港祭」でパウ・パトロールのステージショーが開催される予定。

認定企業が対外的に使用できるロゴマーク

横浜市「よこはまグッドバランス企業」募集開始へ 働きやすい職場づくり推進

 横浜市は働きやすい職場づくりを推進する市内企業を「よこはまグッドバランス企業」として認定し、今年度の募集を5月26日(月)に始める。

 認定は女性の活躍やワークライフバランスの推進を目的にしており、今年4月時点で284社が認定を受けている。

 認定企業はロゴマークを対外的に使用できるほか、市から女性活躍やワークライフバランスに関するセミナー開催などの情報提供、中小企業融資制度「SDGsよこはま資金」で金利優遇などの支援が受けられる。

 応募資格は市内に本店か本社を置く企業。募集期間は7月25日(金)まで。経営者の理念表明と推進体制、長時間労働の是正と休暇取得などが審査項目。認定期間は2026年4月から4年間。

 応募は市のサイトから応募申請書をダウンロードし、電子申請で提出する。問い合わせは市男女共同参画推進課【電話】045・671・2017。

取材に応じる小泉氏

日産の県内工場閉鎖報道に小泉進次郎氏「労働者全力で守ること必要」

 経営再建を進める日産自動車=西区=が追浜工場=横須賀市=と子会社「日産車体」の湘南工場=平塚市=の閉鎖を検討していると5月17日に報じられたことを受け、同日、自民党神奈川県連会長で横須賀市を含む衆院11区選出の小泉進次郎元環境相が「働いている人を全力で守ることが必要」との認識を示した。

 小泉氏は中区で行われた参院選立候補予定者の事務所開きに参加し、あいさつの中で報道に触れ「決まっているものは何もないということを聞いている」と前置きし、必要なこととして「働いている方を全力で守ること」を挙げた。さらに、「下請けを含め、サプライチェーン(商品が生産から消費者に届くまでの流れ)に大きな影響が出る問題であり、県内自治体にも影響が及ぶ」と述べた。

 その後、小泉氏は記者団の取材に応じ、「しっかり状況を見て、先手先手で対応していく」と話し、党と政府が一体となって取り組むべきとの考えを示した。

横浜市会 所属委員会決まる

 横浜市会の今年度の常任・特別・市会運営委員会等の所属議員が5月15日に決定した。神奈川区選出の6人の所属は以下の通り(敬称略、カッコ内は会派名)。

 ▽藤代哲夫(自民)…市民・にぎわいスポーツ文化・消防委員会、次世代活躍推進特別委員会、市会運営委員会(委員長)▽中山大輔(立憲)…市民・にぎわいスポーツ文化・消防委員会、減災対策特別委員会(副委員長)▽田中紳一(維新)…市民・にぎわいスポーツ文化・消防委員会、未来のまちづくり推進特別委員会▽小松範昭(自民)…国際・経済・港湾委員会(副委員長)、特別市・大都市行財政制度特別委員会▽宇佐美清香(共産)…脱炭素・GREEN×EXPO推進・みどり環境・資源循環委員会、市民活躍・地域コミュニティ活性化特別委員会、市会運営委員会▽竹内康洋(公明)…市民・にぎわいスポーツ文化・消防委員会(委員長)、市民活躍・地域コミュニティ活性化特別委員会

 同日の本会議で新しい議長に渋谷健氏(自民、南区)、副議長に尾崎太氏(公明、鶴見区)がそれぞれ選ばれた。

コーヒーを飲みながら語り合う参加者

認知症の悩み、カフェで語り合う 新子安地域ケアプラザが新企画

 新子安地域ケアプラザで5月15日、認知症当事者や家族らがコーヒーを飲みながら、日常会話を楽しんだり、日ごろの悩みを語り合う「ちぇりーカフェ」が開かれた。

 カフエは、当事者や家族の支援、地域活動の担い手育成を目的に同ケアプラザが初めて企画。家族が認知症の人や地域の民生委員、ケアプラザのデイサービス利用者らが集まり、ボランティアが入れたコーヒーを飲みながら、日々の生活や趣味などの会話を楽しんだ。

苦労を分かち合う

 浦島丘から参加した男性(82)は、5年前に認知症の症状が現れた妻(80)と2人で暮らしているという。「こういう場で介護をしている人の体験を聞けるのは良い。苦労を分かち合えることができれば」と話した。

 参加者をもてなしたボランティアは、ケアプラザが行ったコーヒーの入れ方講座の受講者。この日が初の実践の場となり、コーヒーを丁寧にカップへ注いでいた。

 同ケアプラザは「認知症の人が増える中、関係する情報をどう発信していくかが課題」と話し、今後も支援者を増やす取り組みを進めるという。さらに、ボランティアが地域活動の担い手となるような後押しも行う。

 カフェは奇数月の第3木曜日午前10時から正午まで開く。次回は7月17日の予定。偶数月の第3木曜日は、さまざまな介護をしている人が集まる「介護者のつどい」を行っている。問い合わせは同ケアプラザ【電話】045・423・1701。

 

 

 

会見で抱負を述べる渋谷議長(右)と尾崎副議長

横浜市会 新議長に自民・渋谷健氏、副議長に公明・尾崎太氏

 横浜市会は5月15日に本会議を開き、新たな市会議長に渋谷健氏(66)=自民党、5期・南区=、副議長に尾崎太氏(59)=公明党、4期・鶴見区=を選出した。同日、昨年5月から議長を務めていた鈴木太郎氏(58)=自民党、6期・戸塚区=、2023年6月から副議長を務めていた福島直子氏(68)=公明党、6期・中区=がそれぞれ辞職し、その後の選挙で渋谷氏が第55代議長、尾崎氏が第62代副議長に選ばれた。

 渋谷氏は菅義偉元首相の秘書を務めた後、07年の市議選で初当選。23年から今年4月まで自民党市議団の団長を務めた。尾崎氏は建設会社勤務などを経て11年の市議選で初当選。

 同日午後の就任会見で渋谷氏は「批判を恐れず勇気を持ってチャレンジし、しっかりとした経済基盤を築いて市民の暮らしの安心、安全を守り抜きたい」、尾崎氏は「さまざまな立場の方々が活躍できるよう、多様な視点を持って市民の皆さまの信頼や期待に応えたい」とそれぞれ述べた。

本会議場の傍聴席カメラ設置は「安心のため」

 会見では、市会本会議場の傍聴席に防犯カメラを設置する計画が進んでいることについても質問が及び、渋谷氏は「セキュリティ対策として市庁舎内に設置されている防犯カメラと同等のものだと考えている。傍聴人や来庁者が安心して傍聴できる環境を整えていくために設置するもの」と説明した。