逗子・葉山版【7月25日(金)号】

ALS患者支援団体 「ゆめばす」希望乗せ始動 「楽しみは生きる力」

 ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者を支援する「一般財団法人すこやかさゆたかさの未来研究所」による、患者の外出機会創出のために改装救急車を無償で貸し出す「ゆめばす」プロジェクトが7月19日に始動し、同日市内で記念セレモニーが行われた。

 同プロジェクトは昨年5月、同財団代表理事の畠中一郎さんのもとに、知人の山口修さんから「救急車はいらないか」という申し出があったことから始まった。救急車は山口さんの母親が2011年に三浦市に寄付、その後19年から横須賀市の衣笠病院で使用され、昨年その役目を終えたばかりだった。

 改装費用捻出のため昨年10月から11月にかけクラウドファンディングを行い、目標450万円に対し約550万円を調達。赤色灯を外したり、電動車いすを持ち上げるリフトを設置するなどし、6月に完成した。

式典でそれぞれの想い

 式典で畠中さんは「この日を迎えて感無量。患者さん、ご家族が生きていくことの楽しみのためにフルに稼働することを期待する」と思いのたけを語った。

 寄贈者の山口さんは「たくさんの方がゆめばすで多くの出会いと感動と輝きときらめきを味わってもらいたい」と期待を寄せた。

 予約第一号者の松山博さん(78/平塚市)は声が出せないため、娘の三竹真実さんが「車椅子だからといって外出の楽しみを諦めない社会の実現に向け尽力されてきた畠中さんらに感謝。療養生活に楽しみが叶えられることは生きる力になる。妻と初めてデートした箱根に行ってみたい」とメッセージを代読した。

 詳細や利用申し込みは同財団ウェブサイトで。

賞状を手に笑顔の西久保さん

パラサーフィン西久保さん 全日本選手権で初V 「障害ある人に勇気を」

 障害のある人のサーフィン大会「第3回NSA全日本パラサーフィン選手権」が6月28日、三重県志摩市で開催され、逗子市久木在住の西久保涼子さん(53)が視覚障害クラス(VI―2Mix)で初優勝を果たした。

 西久保さんは約10年前に網膜色素変性症という視野がだんだん狭くなる病気を発症。現在はトイレットペーパーの芯から正面を覗いている程度の視野しかない。

 趣味だったサーフィンも視野が狭くなるにつれて、他のサーファーの邪魔になることが増え、いつしか海に入らなくなっていた。そうした中で昨年、あるボランティアの活動でパラサーフィンの大会の手伝いをした際に、身体障害だけではなく、視覚障害のクラスもあることを知り、挑戦しようと決意。夫の協力も得て練習を再開し、今年5月に静岡県牧之原市で行われた「第4回静波パラサーフィンJAPAN OPEN」に出場し優勝。続いて全日本選手権でも勝利を収めた。

 7月22日には桐ケ谷覚逗子市長に優勝報告を行った。西久保さんは「市長にお会いすることで、逗子で同じ視覚障害のある人に勇気をもってもらったり、声を上げやすくしたりしたかった」と話す。逗子市内は現在、障害者の外出支援を行うガイドヘルパーの数が足りず、結果として視覚障害者は外に出られない生活を強いられる。「行政として人材の育成に取り組んでほしい。今回の事がきっかけになれば」と期待を寄せる。

 「成績がどうこうでなく、活躍することでメディアなどに出て、いろいろな人の目に触れる機会が増えて、障害のことを理解してくれたり、手を差し伸べてくれたりする人が増えてくれたらうれしい」と語った。

神奈川県行政書士会鎌倉支部の支部長に就任した 西脇 裕子(ひろこ)さん 葉山町一色在住 61歳

興味持ったら邁進

 ○…3代続けての女性支部長は県行政書士会の中でも異色。他支部の会員にはよく「鎌倉は元気だね」と言われる。「より支部を活性化させる」ために研修会では若い人にも参加してもらえるよう、勉強だけでなく、懇親会にも力を入れ、コントを織り交ぜるなどの趣向を凝らしていく。「時間をかけても結果を出したい」と意気込む。

 ○…再婚を機に2011年に逗子に転居。そのタイミングで宅地建物取引士の資格を取得し、その後、夫の勧めもあり行政書士にも挑戦。2度目の受験で合格し、18年に開業した。高校卒業後、一般企業の総務、百貨店での販売接客、生命保険の営業、ライブハウス店長、宅建取得後は不動産会社といろいろな仕事に従事してきた。さまざまな引き出しを必要とする行政書士にとって「どの経験も財産」だ。

 ○…東京の下町生まれ。引っ込み思案の性格が、「小学校中学年くらいに何かが弾けて、教壇でピンク・レディーを踊る活発な子」に変身した。中学2年の時に一度、勉強につまずくが友人に触発され、1日10時間の猛勉強。「先生からやりすぎだと心配された」ほど。その甲斐あって第一志望の高校に入るも「勉強に飽きてしまい、化学で赤点取るような成績だった」と苦笑い。当時、進学しなかったが、探究心から現在、慶応大学通信教育課程に在籍。「かつて赤点だった化学の単位取得が自慢」と笑顔を見せる。

 ○…町の法律家といわれる行政書士は「困っている人の役に立て、感謝までされるやりがいのある」仕事。相談を受ける対象も広く、期待に応えられるよう、勉強の日々だ。忙しい中での気分転換は趣味の「さをり織り」。飽きずに何時間でも集中できる。自分を取り戻す大切な時間だ。

鈴木さん(右)と友人たち=提供

ヒトデ食堂 高校生が店切り盛り 8月7日限定で

 第一運動公園(逗子市池子)内の体験学習施設スマイル併設の「カフェちょこっと」で営業する「ヒトデ食堂」(浅尾大輔店主)は8月7日(木)、隣接する「池子ほっとスペース」が行う縁日に合わせ、小さな子ども向けメニューを提供する。

 当日、店を切り盛りするのは同店アルバイトの鈴木愛結(めい)さんを含む逗子葉山高校3年生の4人。浅尾さんが「高校生活最後の夏の思い出作りに」と鈴木さんに提案し、取り組むことになった。

 メニューは100円から300円くらいに価格を抑え、小さな子どもが食べる上で危なくないようになど、浅尾さんが高校生にアドバイスをしながら決めたという。

 鈴木さんは「高校生活最後の夏を4人で楽しみながら、子どもたちに喜んでもらえたら」と意気込みを見せた。

 浅尾さんは「失敗もしながら多くのことを学んでもらえたらと思う」と温かい目で見守る。

 同縁日は10年前から行われており、毎年150人近い親子連れが訪れるという。

森戸大明神の御朱印

森戸大明神 下半期の平穏願い夏詣 8月31日までキャンペーン

 1年の折り返しとなる7月1日から、これまでの半年間の感謝と、残り半年の平穏を願い、神社や寺に参拝する夏詣。2014年に浅草神社が提唱し、全国に広がりをみせる新しい風習で、現在600以上の社寺が参画しており、逗葉地区では森戸大明神(葉山町堀内)のみ取り組んでいる。

 京浜急行と同神社をはじめとする沿線の20社は8月31日(日)までキャンペーンを実施中。決められた地域の御朱印を受け、駅スタンプ(1駅)を獲得すると「エリア達成賞」としてポリエステルトートバッグなど、20社全ての御朱印と駅スタンプ2カ所で「関東達成賞」としてオリジナル扇子が先着で進呈される。

 森戸大明神の御朱印は、富士山と花火をメインに、名島の鳥居や裕次郎灯台をあしらった色鮮やかな「切り絵」(初穂料1200円)をはじめ3種類。

 同社祢宜の守屋隆広さんは「この機会に御朱印集めだけでなく、神社付近を散策して地域巡りも楽しんでください」と参加を呼び掛ける。

首相メッセージを朗読する鈴木会長

社会を明るくする運動 地域力で犯罪・非行防止を 小学生が作文披露

 犯罪や非行を防止し、地域で更生を支えようと法務省がすすめる「第75回社会を明るくする運動」の逗葉地区の集いが7月18日、逗子文化プラザさざなみホール(逗子市逗子)で行われた。

 鈴木知一逗葉地区保護司会会長による首相メッセージの代読、浅尾慶一郎環境大臣ら来賓の挨拶につづき、小学生による作文コンテストの入賞作品の朗読が行われた。池子小5年の谷崎慶乃さんは第73回で神奈川県保護司会連合会長賞を受賞した「こうせいほごについて感じた事」の中で、更生保護の仕組みについて「地域の住民と触れ合える場所」を作ることで、犯罪を未然に防ぐことにつながるかもしれないと訴えた。

 プログラムの第2部ではアンガーマネジメントファシリテーターの資格を持つ田中貴惠さんによる「アンガーマネジメント〜怒りと上手に付き合う心理トレーニング〜」をテーマにしたワークショップが行われた。

涼しげなウォーターパーク=幼稚園提供

聖和学院幼稚園 夕涼みと水遊び 地域の子どもに園開放

 聖和学院幼稚園(逗子市久木/武藤薫子園長)は地域の未就園児を対象に暑い夏を少しでも涼しく過ごしてもらおうと、夕涼み会とウォーターパークを開催する。

 夕涼み会は7月27日(日)午後5時30分から7時まで。同園グラウンドで。みこしや盆踊り、わなげ・ヨーヨー釣り・マスコットすくいなどの各種ゲーム、わたがしやポップコーンなどが楽しめる。要予約。

 ウォーターパークは8月21日(木)と22日(金)に開催。時間は午前10時から11時30分。

 ビニール製のウォータースライダーなどで水遊びができる。水着か水に濡れても大丈夫な服装で。タオルや日除けの帽子、水筒なども忘れなく。予約は不要。

 武藤園長は「一緒に楽しい夏の思い出を作りませんか」と参加を呼び掛ける。

 問い合わせは同幼稚園【電話】046・871・2670。

子どもに啓発物を渡す山梨崇仁葉山町長(手前)

密漁の意識啓発 葉山で海岸パトロール

 磯で捕ったサザエ、アワビなどの水産物を持ち帰ったり、バーベキューをして食べたりする悪質な密漁が後を絶たない。中には密漁になるとは知らずに、磯遊びをして捕まえた魚を持ち帰ろうとするケースもある。

 こうした行為が犯罪であることを認識してもらおうと7月12日、葉山町、湘南漁業協同組合葉山支所、横須賀海上保安部、葉山警察署、県横須賀三浦地域県政総合センター、県水産技術センターの関係者らは合同で密漁パトロールを行った。

 当日は芝崎ナチュラルリザーブと森戸大明神裏海岸の2手に分かれ巡回。町職員が「サザエやアワビ、ワカメ、ヒジキ等、少量でも持ち帰ることは犯罪です。生物観察が終わったら、元居た場所に戻してください」とメガホンでアナウンスをしながら見回り、日本語・英語・中国語で「採捕禁止 密漁は犯罪です!」と書かれたウェットティッシュを磯遊びをしている親子連れなどに手渡して意識啓発を行った。海上保安部職員によれば1人、密漁をしているような怪しげな動きをしている男がいたという。

 葉山町・逗子市・横須賀市・三浦市エリアの密漁検挙人数は2024年/61人、23年/66人、22年/49人。葉山町のみでは24年/10人、23年/6人、22年/6人となっている。パトロール開始前年の21年の葉山は30人だったことから、効果はあるとみられる。

 横浜から家族4人で来ていた男子児童は「密漁はだめだと知っている。捕まえたカニ、エビ、ウニは逃がしてきた」と笑顔で話した。

未来担う子どものために 大神、5年連続逗子に寄付

 総合建設会社の大神(横須賀市/岩崎次郎社長)は7月14日、企業版ふるさと納税を利用して逗子市に50万円寄付した=写真。同社の寄付は5年連続、総額250万円となった。

 同社の要望で、小中学校の給食事業、小学校の市民交流センター温水プールでの水泳学習、保育士の人材確保のための補助、民有地の防災工事補助に充てられる。

 岩崎社長は「寄付は長年お世話になっている逗子市への恩返し。これからの逗子の発展を担う子どもたちのために活用してほしい」と語った。

 桐ケ谷覚逗子市長は「子育て、まちづくりのために使わせていただく。継続した寄付は事業の発展無くしてできないこと。敬意を表します」と感謝を述べた。

演奏に聞き入る参加者

子育て広場「ハグもぐ」 1周年コンサートで笑顔 延べ利用者1800人超

 葉山町長柄の葉山にここに保育園(松尾真弓園長)が運営する子育て広場「ハグもぐ」は7月19日、開設1周年を記念したコンサートを同園で開催した。

 同園スタッフでプロのアルパ演奏者・小野華那子さんを中心に、ギターを保護者の石原弘章さん(42)、その息子の銀之助さん(9)がカホン、ウクレレとピアノを同園の職員が担当し、『HAPPY BIRTHDAY』や、子どもも一緒に歌える『幸せなら手をたたこう』、アルパのソロで『牛乳列車』など7曲を披露。

 定員の関係で1部と2部に分かれ、合計で約90人が参加した。

 子どもたちはそれぞれ手にタンバリン、鈴、カスタネットなどを持ち、思い思いにリズムをとりながら、知っている曲では笑顔で大きな声で歌い楽しんだ。

 週に2回のぺースで同施設を利用していたという荻野円(まどか)さん(34)は「葉山には子どもを連れていける場所が少なかったので、子どもを見てもらいながら自分もゆっくりできる場所は貴重で、助かった」と語った。

 コンサートの後は手作りのキーマカレー、フルーツポンチ、お汁粉がふるまわれた。

 松尾園長によれば1年間の利用者は延べ人数で1846人にのぼったという。

屋外市営プール開場中 8月31日まで

 暑い日が続き涼が求められる中、逗子市内の2つの屋外プールが8月31日(日)まで開場している。

第一運動公園

 逗子市池子の第一運動公園のプールは25mプール(水深120cm・8レーン)、流水プール(同80cm)、幼児プール(同30cm)。

小坪飯島公園プール

 小坪5丁目の小坪飯島公園プールの施設は25mプール(5レーン)と幼児プール(同30cm)。

 料金はいずれも、市内在住・在勤・在学の大人200円/回。市外の場合500円/回。市内在住小・中学生は学校などで配布された無料利用カードで無料。市外100円/回。未就学児は無料。

 次の日程は利用ができなくなるので注意。第一運動公園は8月3日(日)に25mプールが終日。幼児用、流れるプールは利用可。小坪飯島公園は7月31日(木)・8月1日(金)・4日(月)〜8日(金)の午前8時30分〜正午。

 (問)逗子市スポーツ協会【電話】046・870・1296

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4選を果たした牧山氏(20日、横浜市中区)

参院選 立民・牧山氏トップで4選 国民・籠島氏、自民・脇氏、参政・初鹿野氏が初議席

 第27回参議院選挙は7月20日に投開票が行われた。改選議席4に対して16人が立候補した神奈川県選挙区では、立憲民主党の現職・牧山弘惠氏(60)が73万1605票を獲得し、4選を果たした。国民民主党新人・籠島彰宏氏(36)、自民党新人・脇雅昭氏(43)、参政党新人・初鹿野裕樹氏(48)が初当選を決めた。3選を目指した公明党現職・佐々木さやか氏(44)は議席を失った。

立民・牧山氏 食料品消費税0%を

 トップ当選した牧山氏は「多くの方が物価高に苦しんでいることをまちを歩いて実感した。食料品の消費税を0%へ引き下げ、ガソリンコストの25円値下げを実現したい。生活に寄り添える政治を全うしたい」とあいさつ。選挙戦を通じ、排外主義的な主張が大きくなってきたことに対しては憂慮を示し、「世界情勢を鑑みると自由を重んじるあらゆる国と手を携えなければならないこの時期に間違ったメッセージを与えてしまってはいないか危機を感じている」と語った。

国民・籠島氏 手取り増への期待感じる

 籠島氏は元農水官僚。選挙戦では玉木雄一郎代表が何度も応援に入っていた。国民民主党は参院神奈川では初の当選。籠島氏は「『手取りを増やす』と訴え、多くの有権者からの期待を感じた。若い世代や年配者からの政治を変えてもらいたいとの思いが票になったのだと思う」と述べ、「海外にいた経験から日本と海外の賃金格差を感じる。これを埋めていくための持続的な賃上げを実行していかなければならない。農水省出身の経験を生かし、コメ政策の改革にも取り組みたい」と意欲を示した。

自民・脇氏 党への信頼取り戻す

 脇氏は神奈川県の元局長。選挙戦では小泉進次郎農水相や菅義偉元首相らが精力的に応援。18日には石破茂首相が横浜市緑区へ応援に駆け付けた。脇氏は「県庁を辞めてからの11カ月間、多くの人と話をして、この国を動かしているのは、それぞれの方の力と思いなのだと実感した」と感想を語り、「私に信頼を託していただいた県民に感謝したい。政治への信頼、自民党への信頼を取り戻せるよう、私にできることは成果で、結果で返す。それしかない」と決意を述べた。

参政・初鹿野氏 薄かった反応、次第に大きく

 初鹿野氏は元警察官。参政党への注目が集まる中、最終日の19日は、公示日に続いて神谷宗幣代表が2度目の応援に入り、横浜市港北区での応援演説に多くの支援者らが集まった。大接戦となった4議席目の当確が報じられたのは午前4時ごろ。関係者と抱き合って喜んだ初鹿野氏は「最初は街頭で話していても反応は薄かったが、次第に数十人、数百人と集まるようになった。(有権者は)減税などの経済政策や外国人政策に共感したのでは」と述べ、「愚直にやるべきことを一生懸命やっていきたい」と抱負を語った。

公明・佐々木氏 逆風で接戦に敗れる

 佐々木氏は初鹿野氏との接戦に敗れて議席を失った。落選の報を受け、「大変厳しい、逆風の中の戦いだった。私の力不足でこの接戦を制することができなかったことを心からお詫び申し上げたい」と支援者に陳謝。「国内外の課題、主に物価高を中心とした多くの国民が感じている不安を公明党はしっかりと受け止めて、もう一度原点に立ち返って、寄り添っていく必要がある」と前を向いた。

共産・浅賀氏 4度目挑戦も届かず

 共産党新人の浅賀由香氏(45)は4度目の参院選挑戦となったが、今回も及ばなかった。浅賀氏は選挙戦を振り返り、「消費税減税の財源を明確に示したり、外国籍の人のせいで生活が苦しくなっているわけではないことを、根拠を示しながら戦うことができた唯一の候補者だったと思う」とし、「自民党の裏金問題への反省のなさや物価高対策の遅れを指摘し、自公が議席を減らすことに貢献できた」と述べた。

 神奈川県選挙管理委員会によると、選挙区の投票率は60・30%で前回の2022年を5・79ポイント上回った。

星座にまつわるエトセトラ 「『星の文人・野尻抱影の宇宙』展」

 横浜の港の見える丘公園内にある「大佛次郎記念館」で開催されている「星の文人 野尻抱影の宇宙」展に行ってきました。野尻抱影は、『鞍馬天狗』の作者・大佛次郎の兄で、英文学者で随筆家。星の文人と呼ばれる由縁は、中学生の頃から宇宙に興味を持ち、日本でラジオ放送が始まった頃に天文の番組を人気番組にして、更に星の和名収集のために全国の人に語りかけ、それを本にまとめたり、難しい天文の本しか無かった時代に、一般の人にもわかりやすい解説書を数多く書かれたりしたからです。また、「冥王星」の名付け親は野尻抱影です。肉眼で見上げる星も月も楽しいよと、多くの子どもや一般の方達に説き、教えてくれ、自宅の庭では、近所の人達と天体望遠鏡で星を見上げたりしていました。愛用の屈折望遠鏡「ロング・トム」も展示されています。期間は8月31日までです。