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逗子・葉山 社会

公開日:2025.07.25

密漁の意識啓発
葉山で海岸パトロール

  • 子どもに啓発物を渡す山梨崇仁葉山町長(手前)

 磯で捕ったサザエ、アワビなどの水産物を持ち帰ったり、バーベキューをして食べたりする悪質な密漁が後を絶たない。中には密漁になるとは知らずに、磯遊びをして捕まえた魚を持ち帰ろうとするケースもある。

 こうした行為が犯罪であることを認識してもらおうと7月12日、葉山町、湘南漁業協同組合葉山支所、横須賀海上保安部、葉山警察署、県横須賀三浦地域県政総合センター、県水産技術センターの関係者らは合同で密漁パトロールを行った。

 当日は芝崎ナチュラルリザーブと森戸大明神裏海岸の2手に分かれ巡回。町職員が「サザエやアワビ、ワカメ、ヒジキ等、少量でも持ち帰ることは犯罪です。生物観察が終わったら、元居た場所に戻してください」とメガホンでアナウンスをしながら見回り、日本語・英語・中国語で「採捕禁止 密漁は犯罪です!」と書かれたウェットティッシュを磯遊びをしている親子連れなどに手渡して意識啓発を行った。海上保安部職員によれば1人、密漁をしているような怪しげな動きをしている男がいたという。

 葉山町・逗子市・横須賀市・三浦市エリアの密漁検挙人数は2024年/61人、23年/66人、22年/49人。葉山町のみでは24年/10人、23年/6人、22年/6人となっている。パトロール開始前年の21年の葉山は30人だったことから、効果はあるとみられる。

 横浜から家族4人で来ていた男子児童は「密漁はだめだと知っている。捕まえたカニ、エビ、ウニは逃がしてきた」と笑顔で話した。

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