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逗子・葉山 コラム

公開日:2025.07.25

星座にまつわるエトセトラ
「『星の文人・野尻抱影の宇宙』展」

 横浜の港の見える丘公園内にある「大佛次郎記念館」で開催されている「星の文人 野尻抱影の宇宙」展に行ってきました。野尻抱影は、『鞍馬天狗』の作者・大佛次郎の兄で、英文学者で随筆家。星の文人と呼ばれる由縁は、中学生の頃から宇宙に興味を持ち、日本でラジオ放送が始まった頃に天文の番組を人気番組にして、更に星の和名収集のために全国の人に語りかけ、それを本にまとめたり、難しい天文の本しか無かった時代に、一般の人にもわかりやすい解説書を数多く書かれたりしたからです。また、「冥王星」の名付け親は野尻抱影です。肉眼で見上げる星も月も楽しいよと、多くの子どもや一般の方達に説き、教えてくれ、自宅の庭では、近所の人達と天体望遠鏡で星を見上げたりしていました。愛用の屈折望遠鏡「ロング・トム」も展示されています。期間は8月31日までです。

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