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逗子・葉山 人物風土記

公開日:2025.07.25

神奈川県行政書士会鎌倉支部の支部長に就任した
西脇 裕子(ひろこ)さん
葉山町一色在住 61歳

興味持ったら邁進

 ○…3代続けての女性支部長は県行政書士会の中でも異色。他支部の会員にはよく「鎌倉は元気だね」と言われる。「より支部を活性化させる」ために研修会では若い人にも参加してもらえるよう、勉強だけでなく、懇親会にも力を入れ、コントを織り交ぜるなどの趣向を凝らしていく。「時間をかけても結果を出したい」と意気込む。

 ○…再婚を機に2011年に逗子に転居。そのタイミングで宅地建物取引士の資格を取得し、その後、夫の勧めもあり行政書士にも挑戦。2度目の受験で合格し、18年に開業した。高校卒業後、一般企業の総務、百貨店での販売接客、生命保険の営業、ライブハウス店長、宅建取得後は不動産会社といろいろな仕事に従事してきた。さまざまな引き出しを必要とする行政書士にとって「どの経験も財産」だ。

 ○…東京の下町生まれ。引っ込み思案の性格が、「小学校中学年くらいに何かが弾けて、教壇でピンク・レディーを踊る活発な子」に変身した。中学2年の時に一度、勉強につまずくが友人に触発され、1日10時間の猛勉強。「先生からやりすぎだと心配された」ほど。その甲斐あって第一志望の高校に入るも「勉強に飽きてしまい、化学で赤点取るような成績だった」と苦笑い。当時、進学しなかったが、探究心から現在、慶応大学通信教育課程に在籍。「かつて赤点だった化学の単位取得が自慢」と笑顔を見せる。

 ○…町の法律家といわれる行政書士は「困っている人の役に立て、感謝までされるやりがいのある」仕事。相談を受ける対象も広く、期待に応えられるよう、勉強の日々だ。忙しい中での気分転換は趣味の「さをり織り」。飽きずに何時間でも集中できる。自分を取り戻す大切な時間だ。

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