平塚・大磯・二宮・中井版【8月1日(金)号】
町内を走るにのバス=提供写真

二宮町 小中学生コミュバス無料 夏休みの利便性向上に

 二宮町(村田邦子町長)を走るコミュニティバス「にの♥バス」が8月29日(金)まで、小中学生の運賃無料化を実施している。

 同バスは、町内の交通空白地域や不便地域の解消、移動手段の確保を目的として運行されており、二宮駅北口やラディアン、山西プールなど32のバス停を巡回する。

 通常100円かかる小中学生の乗車料金無料化は、夏休み期間の利便性向上を狙い、昨年初めて導入。これにより、利用児童・生徒数は前年より約2200人増加し、2730人に上ったため、今年も無料化された。

 利用方法は乗車時に整理券を取り、降車時に運転士に小中学生であることを伝え、整理券を運賃箱に入れてから下車。(土)(日)(祝)は運休。未就学児も無料。町民でなくても利用できる。ルートや時刻表など詳細は町HPで確認を。

 町企画政策課担当者は「小中学生のみなさんに山西プール、ラディアンなどの夏休みのおでかけの手段として利用してほしい」と話した。

2階のRihoさんの作品

平塚市山本眼科医院 絵画リースで福祉支援 近隣施設の作品展示

 平塚市立野町にある山本眼科医院(山本篤志院長)に7月から、障害福祉サービス事業所・スタジオクーカ(平塚/関根祥平施設長)で、絵画創作活動を行う3人の作品が飾られている。

* * * * *

 この取り組みは、クーカの絵を同院がリースすることで、院内も明るくなり、作家の支援にもつながるというもの。4年ほど前、同院の山本佑子さんが市役所で行われていたクーカの展示即売会に偶然足を運び、「作品と出合い衝撃を受けた」ことがきっかけだ。

 その後、同院内の白い壁にクーカの絵を飾りたい、とアプローチ。クーカではこれまで絵の販売は行ってきたものの、リースをしたことはなかった。関根施設長は電話を受け「市内の方からこのようなお声がけをいただいてうれしかった。地域に根差すことをテーマに活動を行っているので、アートを通じてお互いを知るきっかけになれば」と快諾した。

 作品は3階の待合室に2カ所、2階のオペ室横に1カ所飾られており、年に4回、3カ月ごとに変えられるという。7月から飾られている絵画は、クーカで創作活動を行うKazukiさん、Kanoさん、Rihoさんの作品。3人とも「夏」をテーマに描き上げた自信作だ。

 山本院長は「絵画のおかげで院内が明るくなった。季節ごとに作品が変わるのも楽しみ。これを機会に、福祉の輪がもっと広がってほしい」と話した。

エネルギー放つアートの力

山本眼科にクーカの絵

 山本眼科医院の3階待合室に飾られるKazukiさんの作品は、『海の水族館』と自身で表現するように、多くの海の生き物が描かれている。「自分の作品が飾られて、率直にうれしい気持ちでいっぱい」と話す。視覚障害があるため、指で絵具を広げて模様を描くKanoさんは、友人に色味のアドバイスをもらい、コバルトブルーを基調とした絵に仕上げた。「たくさんの人が自分の絵を見て『かっこいい』と思ってくれたら」と感想を話した。

 2階のオペ室横に飾られるRihoさんの作品は、「花」が題材。絵を始めてまだ2年というが、キャンバスを埋め尽くす花は、見るものを明るい気持ちにする作品。

 山本院長は「絵画を院内に飾ることで、患者さんだけでなく、スタッフの癒しにもなっている。3人の作品は素晴らしくものすごいエネルギーを感じる」と話した。

社会人サッカーチーム「パジャッソ」の代表を務める 常盤 祐介さん 平塚市明石町在住 36歳

サッカーで広がる人脈

 ○…平塚市社会人リーグ1部、神奈川県社会人リーグ2部に所属するサッカーチーム「パジャッソ」の代表を務める。「チームや協賛してくれているスポンサーを知ってもらえる機会にもなるので」と、毎月地域イベントのボランティアにも力を入れる。8月9日は、平塚市や茅ヶ崎市、寒川町にあるクラブチーム10チームを集め、2回目となる少年サッカー大会を開催する。「最近は大会が少なくなった。子どもたちに試合できる場を提供していきたい」と明るく語る。

 ○…実家は平塚市明石町にある「ときわ旅館」。兄の影響で3歳の時に始めたサッカーで、高校と大学に推薦入学。J3からオファーがあったが「アルバイトをしなければいけなかった」ことを理由にプロを諦め、現在も勤務する茅ヶ崎市の「東邦チタニウム(株)」の社会人チームなどに所属した。

 ○…15年前に設立されたパジャッソの代表に就任したのは3年前。「プロの選手になれなくても、サッカーは人生のプラスになる。人脈が広がって仕事にもつながる」と力を込める。現在同チームは県社会人リーグ1部を目指しており、日曜日は練習試合や公式戦が必ずある。土曜日は家族の時間と決め、この夏は、妻と小学生の子ども2人とプールや旅行を楽しむなど、家族サービスも大切にする。

 ○…小学4年生が対象となる同大会では、熱中症対策にも気を配る。テントを16張り用意するほか、消防士も2人参加。また子どものモチベーションを上げるため、「喜んでもらえる賞品を用意したい」と意気込む。「思いに賛同して、協賛してくれる地元企業が多い。色んな人に支えられている」と周囲に感謝をしながら、大会の準備を進める。

55周年事業を企画 平塚北RC 山田裕会長

 今年55周年を迎えた同クラブ。来年5月には目玉事業として、チャリティコンサートを企画するなど、大切な事業が控える節目の年に会長に就任した。

 入会から7年、「参加・継続・発展」をテーマに掲げる。クラブの活性化を図るため、「若い世代にも奉仕事業に興味を持って参画してほしい。クラブ全体で活動を行っていきたい」と力を込める。

 特に子ども自立生活支援センター「きらり」への支援に注力したいといい、10月のきらり祭では、オープニングセレモニーで七夕太鼓の披露を予定しているという。「子どもたちのために一緒に活動しましょう」と、若い世代への参加を呼び掛けた。

例会の出席率引き上げを 平塚なでしこLC 池谷正人会長

 17人のメンバーが所属する同クラブ。今年度のテーマを「みんな笑顔で地域貢献 We Serve!」とした。「地域貢献アクティビティを実行する中で、メンバー相互のコミュニケーションを図り、クラブの活性化につなげたい」との思いが込められている。

 1カ月に2度実施している例会では、現状50%程度の出席率を70〜80%まで引き上げるため、飲食を兼ねる「移動例会」も取り入れる予定という。「今年度は、例会に参加して良かったと思ってもらえるような内容にしていきたい。誰もが参加しやすく、メンバーに会うために足が向くクラブの雰囲気づくりができれば」と、3年ぶり4回目の会長職に腕が鳴る。

節目により良い奉仕を 平塚西RC 寺島理恵会長

 入会から約6年、クラブ初の女性会長として50周年を迎えたクラブのかじ取りを任された。「22人の会員が団結してさらに親睦を深め、より良い奉仕活動や会員増強につなげたい」と意気込む。

 クラブの今年度のテーマは、国際ロータリーの会長メッセージに合わせて「よいことのために楽しく手を取り合おう」と掲げた。少年野球、少年サッカー、子ども食堂の支援を継続する。会員同士は、夜間例会やクリスマス会、5年以内の会員がロータリーの伝統を学ぶ「若葉会」の活動で親睦を深める。「背伸びせず、無理のない範囲でやっていきたい」とほほ笑む。来年6月には、50周年事業と記念式典を予定。「何としても成功させたい」と語った。

朝食プレートを持つ西野さん

大磯町 朝食から資源循環知って 飲食店が食料残さ活用

 大磯町のSALO食堂(大磯1665の2)と町内の養鶏場「PARKLIFE PRODUCTIONS」が連携し、野菜の切れ端などを鶏の餌等に活用中。資源循環の取り組みをより広めるため同養鶏場の卵を使った朝食の提供を7月から始めた。

 SALO食堂の西野聡さん(37)は、料理長として大手温泉旅館に勤務していた際に、日々廃棄となる大量の食料を目の当たりにし、心を痛めた経験がある。「見た目が綺麗な料理を作ろうとすると、どうしてもロスが増える。家庭とは比べ物にならないくらいの量で、飲食業を辞めようと思ったことさえある」と話す。

 SALO食堂ではこれまでも、ジャガイモの皮を揚げてポテトサラダの食感に変化をつけたり、野菜の切れ端をドレッシングにしたり、ピューレに使ったりと工夫を続けてきたが「返って手間がかかることも多く、限界があった」と西野さん。

 卵の仕入れ先でもあり、すでに農家やそば店から規格外品や出汁がらなどの食品製造副産物を仕入れて飼料に活用していた同養鶏場の理念に共感したことから、今年4月から野菜や魚などの廃棄食材の提供を始めた。魚のアラや内臓は鶏にとって貴重な動物性タンパク質にもなるという。

 7月5日からは、資源循環の取り組みをより広めるため、週末限定で「朝食プレート」を提供。同養鶏場の取り組みや卵のおいしさを伝えるため、前職の旅館で培った技術を生かした口溶けの良いオムレツがメインだ。大磯産の野菜を中心にした構成で、オムレツのトマトソースにはさまざまな野菜の切れ端が溶け込み、味に深みを出しているほか、ポテトサラダのジャガイモは皮付きのまま素揚げしたものを使い、廃棄を出さないなど工夫は継続中。

 西野さんは「大磯町内の資源循環を実践しながら、美味しい食材を使った料理を提供していきたい」と話していた。

全てに感謝の35周年に 平塚湘南LC 曾根田恭寛会長

 1990年に発足し、今年で35周年を迎える同クラブ。曾根田恭寛会長は「長年クラブを支えてきてくれたメンバー、地域に感謝の意を込めた年にしたい」と話す。会長2年目として、20人の会員らと地域への奉仕にまい進する。

 これまで乳幼児救急救命講習会や桜枝の剪定などのほか、高校生への薬物乱用防止教室など多世代に向けた奉仕を続けてきた。この1年間は柔道や野球の大会を主催するなど、スポーツを通した市民の健康や交流にも力を入れる。

 「調和と心地良さの追求」を今年のスローガンに掲げ、「地域住民もクラブ会員もみんなが居心地の良い環境づくりをしていきたい」と話した。

表敬訪問した同チーム部員ら

湘南エース 全国出場、市長に報告 「県代表としてまず1勝」

 スポーツ少年団軟式野球の「湘南エース」(曽根田忍代表)が7月23日、平塚市役所を訪れ、落合克宏市長に全国大会出場を報告。同チームの部員15人のほか、指導者、保護者、吉野雅裕教育長らが出席した。

 同チームは6月に「ミズノドリームカップジュニアトーナメント」の神奈川県予選Aブロックで優勝し、全国への切符をつかんだ。全国大会は、8月8日(金)〜11日(月)に淡路佐野運動公園(兵庫県)で開催され、準決勝からは舞台を甲子園球場に移して行われる。

 落合市長から自分たちのチームのPRを求められると、副主将の馬場南明さん(富士見小6年)は、足を生かしたプレーと守備力を挙げた。落合市長は「平塚の小学生の活躍はうれしい。練習で鍛えているとは思うけど、熱中症に気を付けて、甲子園を目指して頑張って」と激励した。

 馬場副主将は全国へ向け、「神奈川の代表としてまずは1勝。勝利を積み重ねて優勝したい」と意気込んでいた。

監督(上段右)と選手ら

花水ベースボールクラブ 創立30年で初の全国へ チームワークで県優勝

 平塚市浜岳中学区を拠点とする中学生軟式野球チーム「花水ベースボールクラブ」(中山正彦代表、大羽祥規監督)が、8月2日〜5日に行われる「第8回全国中学生野球大会in岩手」へ出場する。

 同クラブは、5月に平塚市で開催された県予選で優勝を果たし、創立初となる全国への切符をつかんだ。

 初めて同大会に参加した昨年は、予選敗退。今年は8チームがグループリーグとトーナメントを戦い、敗者復活で決勝トーナメントに進出した。決勝の相手は、予選で負けた「横浜K―CLUB」。瀬谷区を拠点にするチームで、過去の練習試合で1勝していたため、その時点で1勝1敗の相手。大羽監督は「本当は2位まで全国に行けるけれど、選手たちには伝えず奮起させた」と冗談交じりに振り返る。

 試合では、地道に得点を積み重ねつつ守備を固め、2対0で勝利した。市川雄翔キャプテン(15)は「バントなど小技でちゃんと点がとれた」と喜びをかみしめた。

クラブ誕生秘話

 現在、16人が所属する同チーム。浜岳中の野球部に所属している選手もいるため、月2回、日曜日に練習に励む。

 創立したのは約30年前。浜岳中学校に野球部の指導者が不在だったため、保護者や地域住民からの要望で同クラブが立ち上がった。監督には、小学生が所属する「花水少年野球部」のコーチだった元プロ野球選手が就任した。

 立ち上げ当初から携わる中山代表は、「今は部活とクラブの両立に工夫が必要だが、子どもたちに野球をする場を提供していきたい」と話す。

 48チームが出場する全国大会は岩手県で8月2日から開催される。市川キャプテンは、「仲が良いのがチームの魅力。初めての全国なのでレベルが分からないけれど、自分たちができるプレーをやりきりたい」と意気込み、大羽監督は、「とにかく楽しく、神奈川の代表として暴れよう」と選手たちを鼓舞した。

関係者による協定締結式

平塚市 屋上を津波避難ビルに ビバホーム、ヤマダと協定

 平塚市は7月11日、「スーパービバホーム湘南平塚店」と「Tecc LIFE SELECT湘南平塚店」(平塚市黒部丘)が入る建物の屋上駐車場を津波避難ビルとして指定した。大津波警報発令時に使用し、地域住民約1万人が避難できる。指定は77カ所目。

 同日、市、店舗を運営するアークランズ(株)(新潟県三条市)、(株)ヤマダデンキ(群馬県高崎市)、地元の黒部丘東部自治会の4者が出席し、締結式を実施した。落合克宏市長は「津波避難場所は『遠く』よりも『高く』が重要。協定締結は地域住民にとって心強い」と話した。

 同日、市とアークランズ(株)は「応急物資及び生活必需物資の調達に関する協定」も締結した。

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取材を受ける秋山さん

陸軍兵30人が本堂に 二宮町川匂在住 秋山さん

 二宮町川匂の西光寺の住職・秋山光洋さん(92)は、旧制中学1年の時に終戦を迎えた。戦時中、本堂には陸軍の兵隊30人ほどが駐屯。早くに父を病気で亡くし、当時住職だった義理の父も海軍の衛生兵として徴兵され、男手は秋山さん一人。「でも、にぎやかだったのは鮮明に覚えている」と話す。

 寺に滞在していたのは対戦車砲隊。沖縄の次に米軍が上陸してくるのは相模湾だという噂があり、それに真っ先に抗戦するための部隊だったという。「うちの大砲はタイヤがついていると、兵隊さんがよく自慢していた。キャタピラがついた箱みたいなもので、米軍機のレーダーに見つからないよう、裏山の竹藪に隠していた」。兵隊は終戦までの2年程滞在していたといい、「若い人はいなくて、おじさんばかりだった」と話す。

 小田原にある旧制中学には二宮駅から電車通学した。終戦の年、小田原駅のホームで空襲警報が鳴り、戦闘機が間近に迫ったため、咄嗟に地下道に逃げ込んだことがある。攻撃が静まりホームに出ると電車が被害にあっており、操縦士が亡くなっていた。「座席は血がべったり。乗客のものだと思う。掃除する人もいないから」。電車は動かず、その日は市内の親戚の家に身を寄せた。

 兵隊にチョコレートが配給された時、秋山さん家族にも分けてくれたことがあった。棒状のもので、1人1本、喜んで食べると、3歳の弟は泣き始め、兵隊も眠れずに大混乱。「包みをよく見ると、飛行中に3分の1食べろと。飛行兵が睡魔に襲われないようにするものだった。でも味は美味しいチョコで、忘れられない」と笑う。

 玉音放送は隣の家で、正装をした兵隊たちと一緒に聞いた。鉄砲などに刻まれた「菊の御紋」をやすりで削る作業は、秋山さんも手伝ったという。1カ月ほどを費やし、兵隊は引き上げていった。

 秋山さんは、小学3年生の時の担任教諭で、特攻隊として命を落とした志澤保吉さんの供養を続けている。「5年生の時に先生がひょっこり訪ねて来て、『飛行兵になったから、空から皆を守る。お父さん、お母さんを大切にしろよ』と。子どもながらに、天皇陛下のために体を鍛えて頑張れと言われなかったことに驚いた」。志澤さんの足が速かったこと、兄のようにやさしかったことなどを思い出しながら、「戦争になると、普通の人がみんな命を落としていく。そうならないように、生きていかないといけない」と話していた。
東日本大会出場を決めたメンバーら

少年野球 東日本大会 目指すは1勝 二宮大磯・逗子リトル

 JA共済杯2025全国選抜リトルリーグ野球神奈川連盟大会兼東日本リトルリーグ野球選手権神奈川連盟大会が6月29日から7月13日まで県内各地で開催され、合同チームの湘南リーグ二宮大磯・逗子チームが3位入賞した。同チームは8月1日から行われる東日本大会に9年ぶりに出場する。

 県内の7チームが出場した同大会で同チームは初戦で藤沢と対戦。1回に先制点を奪われるも、3回に小林龍駕主将(中学1年)の同点タイムリーヒットを皮切りに、4、5回に追加点を重ねて9対4で勝利した。

 準決勝で敗戦となったが、3位が確定し大会規定により出場を決めた。小林主将は「うまく芯に当てることができた」と殊勲打を振り返った。

 投手を中心とした守りと盗塁など足を使った攻撃が特徴の同チーム。練習では捕球からの送球を意識して足を動かしながら投げるキャッチボールなど、実践を意識する。同チームを指揮する山口彰監督は「この1カ月で打撃も良くなった」と要因を振り返る。

 東日本大会に向けて小林主将は「優勝を目指したい」と力強く話した。山口監督は「初出場の前回は初戦で負けてしまったのでまず1勝を目指したい」と意気込んだ。

学ぼう点訳受講者募集

 点字を覚え点訳の基礎を学ぶ「点訳基礎講習会」が9月9日(火)から10月14日(火)の毎週火曜日(9月23日は休み)の全5回で開かれる。午前10時から正午。平塚点訳赤十字奉仕団が主催。

 会場は平塚市福祉会館ほか。平塚市内在住・在勤・在学の15人(先着順)。受講料600円。

 8月4日(月)午前8時30分から受付開始。申し込み・問い合わせは平塚市社会福祉協議会【電話】0463・33・0007。

丸山さん(左)と石渡さん

陸上で全国・関東へ 平塚の石渡さん、丸山さん

 平塚市内中学校の陸上部に所属する石渡彩絢(さあや)さん(土沢中学3年)、丸山杏さん(太洋中学3年)が8月の全国大会と関東大会に出場する。

 石渡さんは、8月17日から沖縄県で開催される全国大会に100mハードルで出場する。7月に行われた県大会で、大会標準記録を0・01秒上回る14秒59を記録し、全国大会進出を決めた。タイムが全国や関東出場の選考対象になる3つの県大会のうち、「1つは天候が味方してくれず悔しかったが、最後に結果を出せて良かった」と振り返り、「全国大会までに14秒2を出せるように練習する」と力を込めた。

 丸山さんは、8月7日から栃木県で開催される関東大会に出場する。7月に行われた県大会で、共通4種競技(100mハードル、走高跳、砲丸投、200m)で2416点を記録。出場権を得られる3位となり、関東大会進出を決めた。丸山さんは「砲丸投の記録が伸びたことと、200mで自己ベストが出たのが要因」と分析。「神奈川の代表として2500点台を目指したい」と意気込んだ。

錠剤に見立てたチョコレートを慎重に調剤する参加児童ら

薬剤師体験に66人 1市2町の小学生参加

 (公社)平塚中郡薬剤師会(齋藤昌久会長)主催のキッズ薬剤師体験会が7月19日から4回行われ、平塚・大磯・二宮の小学生合わせて66人が参加した。

 同体験会は、小学生に薬剤師の仕事や薬の正しい使い方に興味をもってもらい、調剤や服薬指導の体験を通じて、薬剤師の魅力を知ってもらうことを目的に開催した。

 薬剤師の仕事について説明した後、錠剤に見立てたチョコレートやジュースを使ったシロップなどを計り、調剤を行った。参加した児童は「すごく責任のある仕事だと思った。将来に役立てられるように頑張りたい」と感想を話した。

緊急避難口の看板と、津波来襲の危険を知らせるため赤と白の「津波フラッグ」

大磯でも津波避難指示 猛暑重なり「熱中症も心配」 ロシア・カムチャツカ地震 太平洋沿岸にも影響

 ロシア・カムチャツカ半島の沖合で7月30日に起きた巨大地震の影響で、太平洋沿岸の広い地域に津波警報が発令された。平塚市、大磯町でも沿岸部を中心に避難指示が発令され、小中学校や公共施設に避難所が開設された。また、二宮町でも避難所の開設は行われた。(7月30日起稿)

 防災無線が鳴り響く中、大磯海岸の緊急避難口には、津波到来を伝える赤と白の「津波フラッグ」が掲げられた。

 東海道線が運転見合わせとなったことから、JR大磯駅前には足止めされた約100人の地元住民や観光客らが滞留。猛暑日だったことも影響し、駅前の店舗の日陰に人々が座り込む様子も見られたほか、コンビニエンスストアのレジに長い列を作った。

 町営駅前自転車駐車場付近の高台には、国道1号より海側に暮らす地域住民が、避難する様子も見られた。避難していた高齢女性は、「家が海に近いので帰れない。熱中症なども心配」と不安をにじませた。

 

 

レモネードを販売する様子

レモネードでがん支援

 平塚ライオンズクラブ(久保田聡会長)が湘南ひらつか七夕まつり期間中、販売したレモネードの利益を小児がん支援に寄付する事業を行った。

 3日間の販売利益全額と募金を合わせて、76180円が小児がん支援に役立てられる。久保田会長は「小児がんの子どもの明るい未来につなげたい」と話した。

社殿前で行われた行燈ライトアップ

川勾神社で縁日 650人が楽しむ

 二宮町商工会女性部(今井惠子部長)が「川勾神社ご縁日」を7月21日に初開催し、約650人が縁日を楽しんだ。

 「昔のように、子どもや地域住民が普段から気軽に神社に来られるようになってほしい」との思いから始まった同企画。同神社の境内で自然栽培の野菜やパンの販売、子どもたちが店主に扮する「子ども縁日」などが行われた。

 夜に社殿前で行われた行燈ライトアップでは、一斉に明かりがつくと「きれい」「すごい」などと歓声が上がった。

 主催した同部担当者は「この機会に、神社って良いところだなと思ってもらえればうれしい」と話し、同神社の二見直樹宮司は「今後もいろいろな形で神社の価値を伝えていきたい」と話した。

町民に幸福度調査 中井町がアンケート

 中井町は、中学生以上の町内在住・在勤者を対象に「なかいの幸福度」に関するアンケート調査を8月1日(金)から8月22日(金)まで実施する。

 調査は、町民が幸福を実感できる中井町を目指すまちづくりを推進するため、町民にとっての幸せや町への想いを問うもの。得られた回答は、第7次中井町総合計画等の策定に向けた基礎情報として活用する。

 回答は、【URL】https://forms.office.com/r/zJ1ddCQ5Peにアクセスして行う。 

 問い合わせは中井町役場企画課【電話】0465・81・1112【メール】 kikaku@town.nakai.kanagawa.jp。

創業塾の様子=提供写真

二宮町商工会が創業塾 全4回 9月6日から

 二宮町商工会が9月から「創業塾」を全4回開催する。中小企業診断士から、経営や人材育成、創業時に必要な税務手続きを学べる。受講した人には同町より特定創業支援事業の認定証明書が交付される。

 二宮町商工会館(二宮1156の4)で9月6日(土)、20日(土)、27日(土)、10月11日(土)の全4回。午前9時〜正午(20日のみ11時)。

 創業希望者や創業後5年未満の人などが対象で先着15人。受講料は全4回で1100円(税込)。希望者は二宮町商工会に電話またはメールする。(問)同会【電話】0463・71・1082【メール】ninomiya-t.s.c.i@mj.scn-net.ne.jp

元湘南ベルマーレの石原広教選手にも「元気がない、パッションを出せよと思いました」と、古巣に愛のある激を飛ばされた。彼だから言える言葉は重く、肝に銘じたい

ベルマガ通信 止まらない失点、背水の陣 J1第21節vs 浦和レッズ 湘南 1-4 浦和

 前節の今季初の3得点、それまで負けや引き分けでは、暗く声の小さい山口智監督が少し力強さを感じたように思えた会見。現実的に今季も残留争いに突入した湘南ベルマーレですが、明るい兆しが見えたものだと思っていました。

 しかし、未消化だったアウェイ浦和レッズ戦は、それをぶち壊すかのような結果。1回はVARで取り消されるも実質3連続でコーナーキックから失点。後半もスローインからの失点とカウンターの1対1を決められ、4失点。唯一の明るい話題は、アルビレックス新潟から新加入の太田修介選手が2戦目で湘南での初得点。チームは、この3試合で11失点という深刻な状態です。同じく新加入のゴールキーパー、ポープ・ウィリアム選手は試合後に茫然自失ながら押し出すように言葉を絞り出していました。

 例年も勝てない時期はありましたが、調べてみました。2022年は3月頭から4月半ばで2分5敗。2023年は4月頭から7月半ばまで、6月頭の天皇杯勝利を除くと6分11敗。2024年は3月頭から5月頭まで4分6敗。

 今季は6月半ばから現在までの2分4敗と勝てない時期は短く見えます。しかし、直近の勝利は天皇杯やルヴァンカップで、J1リーグは5月半ばから3カ月近く勝てていません。何より例年より消化試合数が早く、残り14試合です。幸い、まだギリギリ残留圏内の17位ですが、降格圏との勝ち点差は3、得失点は最下位新潟と同じマイナス17。

 これまではお尻に火がつきそうになったら何とかなっていましたが、いよいよ火が付いてしまったのかもしれません。7月末にして背水の陣となっています。(ベルマガ編集長 有坂玲)