特殊詐欺被害 件数急増、用心を 逗子署、防犯落語で啓発
神奈川県内で特殊詐欺被害が急増している。逗子市、葉山町も同様で、6月末時点の認知状況(暫定値)は逗子市が23件(前年比プラス17件)、被害額約5300万円(同プラス約4160万円)。葉山町は5件(同プラス5件)、被害額約2000万円(同プラス約2000万円)となっている。こうした中、逗子警察署は地域の防犯対策講話で署員が防犯落語を行い、注意を呼び掛けた。
今年1月1日から6月30日までに神奈川県内の特殊詐欺認知状況は1134件(前年比プラス303件)、被害額約52億5400万円(同プラス約29億7300万円)。主な手口はオレオレ詐欺、預貯金詐欺、還付金詐欺、架空料金請求詐欺の順に多い。金額だけで見ると2023年1年間の約46億900万円を既に超えている。
葉山警察署の本多俊雄生活安全課長は「金融機関やコンビニエンスストアで未然に阻止した例や、被害に合っても通報しない人もいるとみられ、実際の件数はさらに多いだろう」と話す。傾向としては自動音声でプッシュホンを押すように促す手口が増えているという。同署はこうした前兆電話の通報があれば、そのエリアで重点的に広報したり、金融機関などに全件通報を依頼したりするなど、未然防止の策をとる。
生安課長が熱演
逗子警察署の甲斐義博生活安全課長は7月24日、ずし3丁目防災の会からの防犯対策講話の依頼を受け、落語で特殊詐欺への注意を呼び掛けた。会場には子ども連れの家族から年配者まで約20人が集まった。
甲斐課長はまず、クヒオ大佐というアメリカ軍パイロットを装った日本人の結婚詐欺師の実話をまくらに、「恋人はサギ師」という落語を披露。
インターネットを通じて有名人の名前につられ投資詐欺で100万円をだまし取られた妻に対し、パートで働いて100万円を稼げという夫。一方、夫は日本人と結婚をしたいというアメリカ人女性の口車に乗ってロマンス詐欺に引っ掛かり、へそくりの100万円を失うが、その詐欺師が実は妻だったというオチ。話の中で投資詐欺やロマンス詐欺の巧妙な手口を分かりやすく伝えていた。
落語の後、市内の特殊詐欺の被害状況のほか、自転車の盗難が増えていること、甲斐さんが実際にあった強盗未遂事件の話などを行った。最後に「今日聞いたことはここだけにとどめないで、家族や知り合いなどに話を広めていってほしい」と参加者に呼び掛けた。
今年1月1日から6月30日までに神奈川県内の特殊詐欺認知状況は1134件(前年比プラス303件)、被害額約52億5400万円(同プラス約29億7300万円)。主な手口はオレオレ詐欺、預貯金詐欺、還付金詐欺、架空料金請求詐欺の順に多い。金額だけで見ると2023年1年間の約46億900万円を既に超えている。
葉山警察署の本多俊雄生活安全課長は「金融機関やコンビニエンスストアで未然に阻止した例や、被害に合っても通報しない人もいるとみられ、実際の件数はさらに多いだろう」と話す。傾向としては自動音声でプッシュホンを押すように促す手口が増えているという。同署はこうした前兆電話の通報があれば、そのエリアで重点的に広報したり、金融機関などに全件通報を依頼したりするなど、未然防止の策をとる。
生安課長が熱演
逗子警察署の甲斐義博生活安全課長は7月24日、ずし3丁目防災の会からの防犯対策講話の依頼を受け、落語で特殊詐欺への注意を呼び掛けた。会場には子ども連れの家族から年配者まで約20人が集まった。
甲斐課長はまず、クヒオ大佐というアメリカ軍パイロットを装った日本人の結婚詐欺師の実話をまくらに、「恋人はサギ師」という落語を披露。
インターネットを通じて有名人の名前につられ投資詐欺で100万円をだまし取られた妻に対し、パートで働いて100万円を稼げという夫。一方、夫は日本人と結婚をしたいというアメリカ人女性の口車に乗ってロマンス詐欺に引っ掛かり、へそくりの100万円を失うが、その詐欺師が実は妻だったというオチ。話の中で投資詐欺やロマンス詐欺の巧妙な手口を分かりやすく伝えていた。
落語の後、市内の特殊詐欺の被害状況のほか、自転車の盗難が増えていること、甲斐さんが実際にあった強盗未遂事件の話などを行った。最後に「今日聞いたことはここだけにとどめないで、家族や知り合いなどに話を広めていってほしい」と参加者に呼び掛けた。